杉村ぐうたら日記(1997年1月11日〜20日)

▲1997年1月11日:土曜日:年末年始の音楽番組
▲1997年1月12日:日曜日:前衛と言う名前の足踏み
▲1997年1月13日:月曜日:言い張ればそれがシングル
▲1997年1月14日:火曜日:  
▲1997年1月15日:水曜日:オリジナルはどれだ?!
▲1997年1月16日:木曜日:  
▲1997年1月17日:金曜日:  
▲1997年1月18日:土曜日:男同士って・・・・・
▲1997年1月19日:日曜日:  
▲1997年1月20日:月曜日:  
1997年1月11日(土曜日)年末年始の音楽番組
 などと思うのは、数年前が異常すぎたダケなのかも知れないけど。
 かの中味のスカスカだったバンドブーム期は、大晦日なんていったら凄い事で。
 NHK衛星なんかじゃ「ROCK’N ROLL BAND STAND」なんつーイベントで、日本各地(たぶん6箇所)で大々的なカウントダウンロックコンサートを開催して、それを生中継で10時ぐらいから、朝6時頃まで放送していたし(本家NHKの紅白歌合戦の視聴率が下がった理由の1つがこれだった(笑))
 テレビ東京なんかも、今年の総決算という形でその年に行われたライブのVTRをガンガン流していた。
 TVK(テレビ神奈川)なんかもクラブチッタ川崎から生中継で年越しライブを放映していたし。
 TBSは今もやっているけど、サザンオールスターズの年越しライブを中継していたし。
 ついでにNHKでは紅白歌合戦だし、数台あるビデオデッキフル稼働だったっす。

 それに比べてこの年末は「レコード大賞」と「紅白歌合戦」と「昭和のナツメロ演歌大全集」ぐらいだったもんなぁ

 ま、正常な生活に戻ればレギュラーの音楽番組が多いから、よしとするか・・・。

   音楽番組ウォッチャー
1997年1月12日(日曜日) 前衛と言う名前の足踏み
 某所でいわゆる現代音楽的なアプローチをした音楽を聴いた。
 ノイズをサンプリングしたり、トンカチで金属を叩いたり、色々な物を引っかいたり、それに被せる読経の様なボーカル。
 これって、もう20年以上前からあるような『前衛芸術ごっこ』の模倣だったりする。その当時はサンプリングマシンなんて基本的になかったりするんで、全部手で演奏していたけれど、手法としては凄く古い。
 前衛芸術の中ではオーソドックスなスタンダードな手法なのだな。

 で、それを演奏していた前衛きどりっ子な人は、もう数年前からまったく変わらないスタンスで、まったく変わらない演奏を続けているらしいのだ。

 ここでふと考えてしまうのが『前衛芸術』と言う物の有りようだったりする。
 いわゆる「既成概念」を分解したあとで再構築すると言うのが前衛の定義だったりすると思う。が、その辺の前衛ぶった活動をしている人って「前衛芸術とはこうあるべきだ」と言う凝り固まった『概念』の模倣でしかなかったりする。

 進化する音楽という意味でつけられた「プログレ」と言うジャンルが、誕生から20年以上を経て再演される際に(再結成とかで)「あの時代に使っていたビンテージシンセで・・・」等という部分が話題になったりする。全然プログレッシブではなく、その時代で進化を止めてしまっている。

 なんか「前衛」と言う物は、模倣の模倣を繰り返されて気分だけの物に成り下がっていたりする。
1997年1月13日(月曜日) 言い張ればそれがシングル
「FISH-MANS」と言うグループの新しいシングルは1曲のみで、本当のシングルだった。
が、その1曲が30分以上ある (笑)とりあえず、8センチCDには収録できないので、16センチCDでリリースしたが、あくまでもシングルだそうで。

たしか「X-JAPAN」もそんなのあった様な気がする「ART OF NOISE」だっけ?あれはアルバム扱いか。
1997年1月14日(火曜日) 
1997年1月15日(水曜日) オリジナルはどれだ?!
よく「自分たちで曲を作って演奏して歌って・・はビートルズから一般的になった」みたいな事を言ったりする人がいたりするけれど、ビートルズにだってカバー曲というのは意外な程多い。 デビュー当時はライブなんかではオリジナル曲より、カバー曲の方が多かったし、アルバムの中にだって多くのカバー曲が収録されている。 中学の頃、すぐ横で友人二人が音楽の話をしていたので、ぼーっと聞 いていた。 A「カーペンターズの「プリーズミスターポストマン」って良い曲だよな」 B「あれってカーペンターズのオリジナル曲じゃないんだぜ」 A「へぇじゃ、誰かのカバー曲なの?」 B「そうそう、ビートルズの曲なんだぜ」 A「やっぱしビートルズって凄ぇな」 と自慢げに知識を披露しているBがそこにいた為に「ビートルズのも カバー曲なんだよん」とは言えなくなってしまった。あの二人は今で も、ビートルズのオリジナル曲だと思って生活をしているのだろうか? ちなみにオリジナルは「マーベレッツ」と言う女性コーラスグループ
でも世間一般でカバー曲と言われている状態でも、そのカバーで始めてその曲に触れた人っていうのは、その人にとってその曲がオリジナルになってしまうワケっす。 最近の場合では「王様」を聞いて初めて「ツェッペリン」「パープル」を聞いた世代みたいな物っすね。 私の場合、70年代中期にアイドル人気のあったベイシティローラーズ を脱退したイアンミッチェルという人が結成した「ロゼッタストー ン」と言うグループが歌っていた「Sun Shine of LOVE」を聞いて、 それがクリームというバンドの曲だって事で、そっちを遡って聞いた と言うパターンがあります。 だから、ヘナチョコなアレンジだけど「ロゼッタストーン」のバー ジョンも好きです (笑)
1997年1月16日(木曜日) 
1997年1月17日(金曜日) 
1997年1月18日(土曜日) 男同士って・・・・・
しかし現時点で『男同士』って言ったら、例の二人組の事だと思うけ ど、これが10数年前だったら、杉田二郎って言うごっついオッチャン が唄っていた曲のタイトルだったのだな。
たぶん、江頭の在籍している『男同士』ってこの曲からグループ名を 取ったんじゃないかな?
その曲がヒットした以降、いわゆるオカマバーではこの『男同士』っ て曲が盛んに唄われていたって話だから。

本来は友情っていいよなぁと言う歌だったのだが (笑)
1997年1月19日(日曜日) 
1997年1月20日(月曜日)