杉村ぐうたら日記(1997年2月1日〜10日)

▲1997年2月1日:土曜日:誰でも出版
▲1997年2月2日:日曜日:ビーイング
▲1997年2月3日:月曜日:ビーイング2
▲1997年2月4日:火曜日:佐野元春の壊れ方はかっこいい
▲1997年2月5日:水曜日:アーティストの過去の活動
▲1997年2月6日:木曜日:  
▲1997年2月7日:金曜日:  
▲1997年2月8日:土曜日:  
▲1997年2月9日:日曜日:現代においてオリジナリティってヤツ
▲1997年2月10日:月曜日:浜田省吾とガーン!!!!
1997年2月1日(土曜日) 誰でも出版
 最近はコンピュータの普及に伴って、誰にでも簡単に編集できるDTPソフトと言うのも巷には出回ってきている。この『誰にでも』というのがかなりクセ者で、確かに誰にでもページレイアウト的な事は出来たりする。いわゆる、本当の出版・編集などの知識を持っていないような人にでもだ。

 そんな感じで、それまで本格的に自社編集をしたことのない会社なんかが、本を作るって事でDTPソフトを駆使して文字打ちからレイアウト決め、写真の取り込み、イラストまでを自社で完成させて「じゃ、これを出力して印刷にしてちょ」と持ってきたりするケースもあったりする。
 とりあえず事前にその社のプリンターで1度は出力をしたりするので「バッチシじゃん」と言う気分はあるのだろうが・・・・  コンピューターによってインストールされている書体と言うモノが違ったりする場合もあって、そっちの会社のプリンターで出せても、こっちでは出力できない書体なんかもあったりする。その辺に関しては、こっちはプロって事もあるんで、できるだけ書体はストックしてあって、かなりの種類に対応できる様になっている。
 が、困るのが普通にプリンターで出力する程度の「低解像度書体」と言うのに関しては、印画紙やフィルムに出力する状態の「高解像度書体」が対応していないケースが多いのだ。それとか、あまりにも一般的ではない(フリーウェア系とか)書体に関してもアウト。
 書体以外では、写真データやイラストが出力できる形態で取り込んでないとか、レイアウトしたデータのみで、張り込み元のデータがない等。

 それとか、文字に関してチェックしたと言っても、そこは素人。誤字脱字のオンパレード。うーむ状態。一番困るのが「右ページ」「左ページ」を勘違いしている。とか「同じページが重複してある」等など。
 最悪のケースでは、100ページ以上に渡るレイアウトの本だった為に、レイアウトの1〜50までと51〜100までが別々のファイルで作られていたが・・・・用紙のサイズが違うとか・・・・・
 誰でも出来るって事は、凄く恐ろしい事なのだ。何故、ストレートに出力できないか?を説明するのが、また一苦労なのだ。
1997年2月2日(日曜日) ビーイング
【ビーイングの啓蒙番組】 ビーイングが作る番組は完璧に「ビーイング啓蒙番組」だから、好きな人には堪らんのだろうなぁ(笑) テレビ朝日系列が完璧にビーイングに取り込まれているもんで(最近は呪縛から解き放たれたかな?)どの番組を見ても、あの手の音楽が・・・・男性ボーカルは演歌ロックな歌い方でディストーションバリバリのギター、女性ボーカルは例のZARDとか宇徳敬子とかの系統。 「10」とか言う3分もない番組は今カラオケで流行っているベスト10!とか言って、全部ビーイングだったり (笑)凄いっす。どこで調べたんだよぉ、もしかしてビーイングの社内でのアンケートなんじゃねぇのか?って感じ。 その「10」って番組では時々ビーイング所属のアーティストが選んだ「自分に影響を与えてきたアーティストベスト10」みたいのもあったりするんだけど、以前「ブリティッシュマニアを自負するLEVのボーカル出口さんの選んだブリティッシュロック・ベスト10」と言うのがあった(元グラスバレーっすね) そのブリティッシュと言うのが「ビートルズ」「ジョンレノン」「ローリングストーンズ」「デビッドボウイ」などと、誰でも知っている大物イギリスアーティストの羅列で、 う〜む、マニアなチャートじゃねぇよなぁ などと思っていたら、第7位ぐらいで知っているイギリスアーティストのネタが切れてしまったのか、そこからは「ジミヘンドリックス」などの、そりゃアメリカだろ?と言うアーティストが並んで終わった。 うーむ
1997年2月3日(月曜日) ビーイング2
【ビーイングの女性ってやっぱり社長の長戸大幸の趣味なの?】 女性アーティストの場合、本当に写真に写っているあのモデル顔したねえちゃんが歌っているのか?という疑問があります。 一部では「実は大黒摩季という人物は存在しない」という噂が流れているみたいです。 歌う大黒摩季・写真などに映る大黒摩季・他のアーティストにまで詩を提供する大黒摩季などなど、プロジェクトネームなのでは?と言う疑惑があるみたいです。 以前、1度ライブをしようとしたが結局、リハーサル不足で中止になったらしいが、その「リハーサル不足」ってなんだろ?大黒摩季って基本的にボーカリストだよね?楽器を演奏するとかってのは無いと思うんで、バックのメンバーのリハーサル不足? 勘ぐってしまうと、大黒摩季役の人が上手に口パクできなかったから、などと言う噂もあったりする。
ライブのリハーサルって言うと、ZARDのイメージビデオってなんか、やたらとライブのリハーサルしているとかって設定のが多いっす。 そのイメージビデオだと、坂井泉水が客席にある卓の所で音をチェックしたり、スタッフに向かって照明を指示していたり・・・・、ライブの経験がまったくないクセにステージのディレクターまでするんかい(笑) で、イメージビデオの中でも歌っているシーンはあるけれど、ワザと音楽とリンクさせたシーンが(口元とか)全然無いってのも、凄いっす。
(後記:1997.7) 大黒摩季に関して、なんとライブ活動をすることが決定している(1997/8)
しかし、3年ぐらい前のオリコン年間チャートの上位20曲の中にビーイングの曲が14曲だか入っていた頃から、日本のチャート音楽ってのは修復できないぐらいに壊れてしまったのかなぁ? あの当時、上位に入っていた曲のほとんどをタイトル見ただけでは思い出せないっす (笑)
1997年2月4日(火曜日) 佐野元春の壊れ方はかっこいい
佐野元春って壊れていてカッコいいっす。 絶対に普通の社会生活出来ないよなぁ (笑) 以前、やっていたFM-NHK「サウンドストリート」なんかでも、意味不 明の会話がときどきあったし (笑)   『僕は、よくインタビューで「どんな時に詩が浮かびますか?」って聞かれるんだ。う〜ん、そんな時は街に出てノイズに耳を傾けたり、ざわめきを肌で感じとったり・・・って、う〜ん、どんな時に詩を書くのか・・・・自分でも良く解っていません。』 自分で話し始めた話題なのに「解らない」で結論づけてしまう (笑) ある時は、番組が始まって第一声目が   『今日はみんなに最高にごきげんなプレゼントがあるんだ。・・・僕の新曲が出来ました。』 最高だぜ、MOTO!! (笑) ロックンロールに譜面は要らない 
1997年2月5日(水曜日) アーティストの過去の活動
なんつーか、ZARDの坂井泉水に関しては、歌手デビュー以前は日清のレースクィーンをしていただとか、セミヌード写真集を出していただとかってのが有名ですが、実際の坂井泉水がマスコミにまったく出てこないので、神秘のベールの中っす。 なんせ坂井泉水と言う人物が実在しているのかどうかさえあやしいぐらいに、マスコミに出てこない。(1度、デビュー当時ミュージックステーションに出演しているが) なんか、ファンが撮影した生写真みたいのも全然出てこない、いわゆるフォーカスなんかの芸能雑誌にも出てこない。 なんかリアリティがないんだよね、坂井泉水って。 だからファンはいいのかも知れない。 アーティストの過去って言うと、「華原朋美」が「遠峯ありさ」と言う名前でタレント活動をしていたのが有名ですが、私は「遠峯ありさ」と言う名前でタレント活動をするのより前に「三浦綾香」と言う名前でモデル活動をしていた頃の写真が載っている「HOT DOG PRESS」を持っていたりします (笑) あの頃は「1974年生まれ」で、遠峯時代は「1978年生まれ」、で現在は正しく「1974年生まれ」になっていたりするっす。でも、出身地は「千葉県」から「東京都」に引っ越ししたままです。 人生と事務所の思惑はいろいろだ。
1997年2月6日(木曜日) 
1997年2月7日(金曜日) 
1997年2月8日(土曜日) 
1997年2月9日(日曜日) 現代においてオリジナリティってヤツ
 なんと言いましょうか、オリジナリティなんて物、これだけ音楽が溢れてしまった時代には皆無なのかもしれません。
 すでに20年前に同じ様な事は言われていたし。
 そうなると「好き勝手に好きな音楽やっちゃるぜ!」てな思い切りのいい部分を持っている方がカッコイイかもしれない。
 下手にデビュー時に「ビジュアル系」だとかなんだとか、ジャンルで括りやすい事を言ってしまうよりも「好きな音楽」を勢いでやっている方が、いいっす。

 本当になんで音楽やってんのか?って考えていくと、まず最初に「自分が音楽好きだから」ってのがあったと思う。
 テーマとかそーゆーのを考えすぎちゃうと本来あった音楽を好きだって気持ちから別の次元にいっちゃうからねぇ。

 だから、誰に似ていようが構わないじゃん!で行って欲しいと思う。

 本来プロって事で行くとそれではマズイのかも知れないが、それでも純粋に「音楽の楽しさ」を伝えられる事ができるってのは、ある種の才能だし、それが色々な意味を含めてのオリジナルなんだと思う。

1997年2月10日(月曜日) 浜田省吾とガーン!!!!
 浜田省吾の新作アルバムを買った。
 昔の曲のリアレンジ作品集だという話しなのだが、どれも新作に聴こえるし、古い曲にも聴こえる。
 浜省の曲は時代に関係なく浜省であり続けているのだ。逆に言うと、ワンパターンなんだけどさ(笑)
 でもって、このCDは例の「CDエクストラ」ってヤツでコンピュータにかけると色々な映像やら資料的なデータが表示されて、1粒で2度美味しいってヤツなのだが、何故かここまで私が購入するCDにはCDエクストラ仕様の物がなかった。
 うむうむ、初体験の時はちょっと緊張しちゃうなぁ。などと期待に胸を膨らませて・・・・・あれ?あ・・・・・れ?
 作動しないのだ、それどころかマックに入っているCDプレイヤーでCDを再生する事さえ出来ないのだ。
 ありゃりゃりゃりゃ
 で、CDに同梱されていたCDエクストラに関する注意書きを読むと「パワーマックでだって?」うがーっっっっっ!
 やっぱり早急にマックのパワーアップ大作戦を練らないとキツイ物があるかもしれない。

追記:1998.3.11
結局、それから3ヶ月してパワーマックな人になってしまいました。