杉村ぐうたら日記(1997年9月11日〜20日)

▲1997年9月11日:木曜日:謎のサインか?『00』の秘密!
▲1997年9月12日:金曜日:旧中山道と眠る
▲1997年9月13日:土曜日:秋の馬鹿騒ぎ番組はじまる
▲1997年9月14日:日曜日:炎のチャンレンジャー関連ゲーム
▲1997年9月15日:月曜日:ぱぱぱぱぱぱぱ・パパラッチ〜ぃ
▲1997年9月16日:火曜日:バックトゥザフューチャー
▲1997年9月17日:水曜日:  
▲1997年9月18日:木曜日:  
▲1997年9月19日:金曜日:  
▲1997年9月20日:土曜日:  
1997年9月11日(木曜日) 謎のサインか?『00』の秘密!
 最近、缶詰を作っているメーカーに問い合わせの電話がかけられてくるそうなのだ。

 「あのー、こないだオタクの缶詰を買ったんですけどぉ、裏に書いてある賞味期限の処・・・・製造工程のミスなのか数字が記入されていなくて「00」になってんですけどぉ」
 と言う内容の電話がかかってくるそうなのだ。

 懸命な方はもうお判りでしょうが、缶詰の基本的な賞味期限は3年。てことで、今年生産された缶詰の賞味期限は「2000年」なワケっす。
 でもって、賞味期限の表記はこれまで「19」を省略した形で、1997年なら「97」となっていたんですよ。コンピュータ業界も同じっすけど。

 でもって、2000になったからって。これまで賞味期限を打ち込んでいた機械を新たに4桁の物にするワケにもいかない。って事で「00」で行くことに決定しちゃったワケっす。

 しかし「00」だけで、わざわざ電話してくる暇な人が複数いるってのが、なんか平和な世界だなぁ。

 まさか、1900年が賞味期限のビンテージ100年物の缶詰を食べて
 「おぅおぅおぅ!00って書いてあるから安心だと思ったのに腹壊しちまったじゃねぇか!」
 なんてイチャモン付けてくる人もいないだろうからなぁ。


 関係ないけど、こないだ買ったポテチの賞味期限が「1998.1.1」
 うーむ、大晦日から正月にかけて、我が家に人が集まった時に食べようかしらん、などと考えたが、その場の空腹に負けて喰ってしまった (笑)

1997年9月12日(金曜日) 旧中山道と眠る
 TVのアナウンサーがとある墓地に行って、現代の墓不足のレポートをしていた。
 マンションなんかと違って、永久的な目的の為に土地を購入して・・・って考えると、この先、どんどん家庭が分裂して、それぞれの家庭が墓を持つって事になると、世の中、墓だらけになってしまうよなぁ。
 まさか、寺が倒産して、墓の土地が売りに出されたり、借金を抱えた家が墓の土地を売りに出すって事もないだろうから(あったとしても中古の墓を誰が買う?)この先、墓は増える一方なのだろうなぁ
 などと思って見ていた。

 で、アナウンサーが一言
 「多くの方が寝る、ここ××霊園では」
 などと言ったのだ。
 うむ?「寝る(ねる)?」たぶんレポートの為の原稿には「眠る(ねむる)」と書かれて居たんだろうなぁ。

 そー言えば、かつてフジTVのアナウンサーだった有賀さつきが、上岡龍太郎の番組で「旧中山道/きゅうなかせんどう」を「1日中山道/いちにちじゅうやまみち」と読み間違えた。
 その時、もちろん上岡龍太郎なんかに馬鹿にされていたが、その後、その話題がTVガイド雑誌に載ったり、その番組に出演していたタレント(田中義剛とか山田雅人あたりだと思った)なんかが、別の番組なんかでエピソードとして喋っていた。

 その読み間違えから2年ぐらい経った最近では、とある高名で高齢な作家なんかのエッセイの中でも「最近の若い世代は漢字を知らなすぎる。聴くところによるとアナウンサーでさえ「旧中山道」を「1日中山道」などと平気で読んだりする」などと、駄目な若者の代表的エピソードとして書かれていたりした。
  うーむ、元々の番組を、リアルタイムで偶然見ていたのだが・・・・。

 その時「旧中山道」と言う文字は、番組内クイズで回答者の誰かがボードに手書きで書いたものだったのだ。しかもその「旧」と言う文字の「|」と「日」は普通より離れていたのだよ。
 それをたまたま読み間違えたってダケで、それが読み間違えの代表的なエピソードにされちゃかまわねーな。

1997年9月13日(土曜日) 秋の馬鹿騒ぎ番組はじまる
 気が付くと、もう9月も半ばを過ぎていた。
 TVの中ではすでに秋の番組改変時期の大騒ぎが始まっていたのだ。
 いつの間に、春と秋はこんな風に大騒ぎをする様になってしまったのかなぁ?なんて思ったりしちゃうのだ。
 特に学生の頃と違って社会人になると、日々が過ぎるのは早い。あっと言う間に季節の1つや2つは通り過ぎていく。
 だから、ついこないだ春の馬鹿騒ぎをしていたと思ったのだが、すでに・・・と言う感じなのだ。

 基本的には、この秋から始まる新番組の紹介を兼ねての馬鹿騒ぎなのだろうが、はっきし言って、春の馬鹿騒ぎで紹介されていた番組をほとんど見ていない。
 基本的にあんましTVを見ないと言うのがあるのだが、本当にこの半年はTVを見ていない。
 なんせ、春先にTVが壊れて画面が黄色くなったりする様になったのを未だに直していなかったりするのだ。しかし、あんまし見ていないので支障を来してはいなかったりする。
 うむうむ、てな感じなのだ。

 なんせ、友人松岡氏からもう一つの部屋用にTVを貰ったのが5月頃だと思うが、その貰った時のまんま箱から出していなかったりするのだ。うーむ (笑)

 今日、放送していた特番はテレビ朝日のヤツで、ベースに「ウッチャンナンチャン炎のチャレンジャー」があるって感じで、芸能人が楽しくお遊びをしていた。
 その中ですごーく気になってしまうのが、ビートたけしなのだ。
 先日ベネチア映画祭で金賞を獲得したりして脂がのっているのだろうが、ギャグに関してはなんか空回りしている様な、状況を外している様な気がしてしまう。
 とにかく、ボケ倒して進行を中断させてばかりいて「もういい加減にやめなさい」てなビートきよし並のツッコミを入れたくなってしまうのだ。

 だから、別撮りのウッチャンナンチャンのコーナーや、中継のコーナーはテンポがいい。
 なんか、たけしがはしゃぐとゴチャゴチャしてしまうような気がするのだ。

1997年9月14日(日曜日) 炎のチャンレンジャー関連ゲーム
 前述の「炎のチャレンジャー」に関するオモチャが出ている。
 例の「イライラ棒」ってヤツは、本物以上にやりにくそうな小型の物が発売されている。さらにポケットサイズなんて小さいヤツまであったりする。

 この手のお遊びゲーム番組は「マジカル頭脳パワー」も同様にその番組を模したゲームが発売されるのが常なのだ。
 ま、逆に「うさちゃん列車」などのTVゲームを大型にした物もあったりするけれど。
 その中で「こんなの売れるの?」と言う物が発売された。

 「ひらひらペーパー」と言うヤツなのだ。

 これはスタジオの高い処に吹き出し口があって、そこから1枚の紙がひらひらと舞い落ちてくる。
 それを手ではなく、箸を使って見事3枚連続キャッチしたら100万円!と言う、いたって単純な内容のゲームなのだ。
 それの機械が発売された。
 機械から紙が上空めがけて噴射され・・・それを箸でキャッチする言うものなのだが・・・・
 それだけ・・・・ただ紙を噴射するだけ・・・・

 誰が買うんだ?わざわざそんな機械を買って、延々と遊べるか?かなり疑問が残るゲーム機なのだ。

1997年9月15日(月曜日) ぱぱぱぱぱぱぱ・パパラッチ〜ぃ
 朝、車を運転しながらラジオを聴いていた。
 さすがにいつまで経っても上達しない、さらにセンスの良い音楽をかける気配のないVOICE CUEではなく、K-MIXを聴いていた。

 この朝のラジオ(7:00〜8:00頃)の1コーナーで曜日毎に色々な「野球」だとか「サッカー」だとかの分野の解説者なんかが出てきて意見や情報を言うのがあるのだが、どーも苦手なのがある。
 1つは占星術師の人、この人、異常にテンションが高くて、聴いていて朝から思いっきり疲れてしまう。その上、自分の占いに絶対の自信を持っているのか、相手に選択の余地を与えない占いをしたりするのだ。

 たとえば
    『会社の同僚にずっと片想いをしているんです。とりあえず飲み会なんかに誘えば来てくれるし、私の事を嫌ってはいないと思うし、彼にも付き合っている人はいないんです。告白した方がいいのでしょうか?』
 なんて質問に、「この恋はお互いの相性が最悪ですね、付き合っても良い結論はでません、それよりあなたには5年後最高に相性のいい相手が出現します」なんて感じに言い切ってしまうのだ。
 相談相手に四の五の言わせない。 (笑)
     『実はもう3年も付き合っている彼氏がいるんですが、お互いちゃんと付き合っていてそれ以外に不満もないんですけど、なんとなく結婚という話も出ないまま今に至っています。
    だから、私から結婚の話を切り出して見ようかと思っていますが、どうしたらいいのでしょうか?』
 などという、お互い幸せな、上手くいってるじゃんてなカップルの「けっ勝手にイチャイチャしてやがれ」みたいな内容の質問にさえ、スパッと「この恋はお互いの相性が最悪ですね、付き合っても良い結論はでません、それよりあなたには5年後最高に相性のいい相手が出現します」みたいに、言いきってしまうのだ。
 結婚のきっかけを聞きに行って、お互いのことをまったく知らない第三者から「別れろ」って・・・
 おいおい・・・勝手に分かれさせるなよぉ。
 仕事の相談にも「今の仕事は合っていませんね、すぐ辞めた方が懸命でしょう」みたいな事を言いきってしまうのだ。
 おいおい、そんな辞めろって言われても、その後の希望の仕事に簡単に就けなかったらどーすんだ?みたいな感じなのだ
 この人の言い切りと、ハイなテンションが苦手なのだ。

 で、もう一人苦手なキャラクターがいる。それがナシモトなのだ。
 この人に関して言えば、芸能レポーターと言う他人のケツの穴を覗き見るような職業が誰よりも偉いと思いこんでいる節があって、うんざりしてしまうのだ。
 芸能レポーター全般に言える事なんだけど、芸能人がちょっとでも道に外れるような事をした途端に、偉そうに説教をたれたりしちゃうって処が本当にいやなのだ。
 自分の仕事に自信を持つってのは悪い事じゃ無いと思うけど・・・・
 私は生理的にナシモト(だけじゃないけど)と言う人物を受け付けないので、木曜日の朝、ラジオにナシモトが出てくるとCDに切り換えたりしちゃうのだ。

 で、今日ナシモトが出てきたときぼーっとしていたので、そのまま聞き始めてしまったのが、そこでナシモトは衝撃的な一言を言ったのだ。
「ダイアナ・ウォッチャー」
 自分のことを称してそう言ったのだ。

・・・・パパラッチとドー違う?


1997年9月16日(火曜日) しがみつく・・・・
 ロッキード事件で有罪判決を受けた事のある議員「佐藤孝行」と言うオッサンが、第2次橋本龍太郎内閣の閣僚に任命された事で大騒ぎになっている。

 なんつーか、普通の感覚で言ったら「議員と言う地位を利用して私欲に走った犯罪者」だろ?たとえそれが20数年前の事件だったとしても、前科者でしょ?
 20年経てば、みそぎは済んだとか橋龍のオッサンが言ったりしているが、ハッキシ言って一般人が同じ様な犯罪を犯したら、同じ職場に復帰して、さらに20年後に役職に就くなんて事はありえない。
 もっとも、充分に定年退職の年齢に達しているから、普通の場合、仕事しているなんて事もありえないんだけどさ。

 このオッサン、ロッキード事件で有罪が確定した後に出版した本で「そんな罪などとは計りようが無いほど大きな仕事をする私を失う事は、政治的な損失だ」みたいな事を書いていたりするのだ。
 うひー、私ゃ今回の事件以外であんたの名前を聞いたことないぞ (笑)

 その上、有罪判決を受けた後で再び政治家に返り咲いた事に関して「有権者の支持があったからこそ、ふたたび当選したわけで、充分に有権者には許されている」みたいな事を言ったらしい。
 が、このオッサン、本来の地元有権者による「小選挙区制」の投票では落選してんだよね。
 それ以外の「比例代表者制」の方で当選してんの。結局、世間一般(しかも地元)からは個人的に政治家として認められてないんじゃん。

 自分の犯した過去の罪に対して、罪の意識を持っていないっていう態度が最悪って感じ。

 「私に辞任しろと言うのは、死ねと言っているのと同じ事だ」などと、昨日発言したらしいが、何をそこまで閣僚の席にしがみついて周りに迷惑振りまいてんだか・・・・。

 もっとも、このオッサンを任命した理由には橋龍が中曽根に頭が上がらないって言う、政治的上下関係が働いていたりするせいなんだけど。
 おかげで、裏側の汚い部分が分かり易く表示されちゃったワケっすね。

 この際、思い切ってウミは全部捨てた方がいいんじゃないの?

     このオッサンの態度はどーも「みんなやっている事で、たまたま私の分が発覚してしまっただけで」と言う感じが見えかくれしてるような気がする。
     それを感じた時に、関係ないが、いぜん長渕剛が覚醒剤所持で逮捕された後の復帰後1発目のライブでの最初の一言を思い出してしまった。
     『俺はみなさんの支援の為にこうして復活する事ができました。あと少しで犯罪者に仕立て上げられる処でした。』
     ・・・じゅうぶん犯罪者なんじゃないの?


1997年9月17日(水曜日) バックトゥザフューチャー
 洋画劇場で「バックトゥザフューチャー」の1作目を放映していた。
 なんつーか懐かしいねぇとか、そー言えばこの映画をはじめて見た頃は・・・とか、色々思い出してしまった。
 もう10年以上前の話なんだよなぁ、なんせ現代が「1985年」だもんな。て事は日本での公開は1986年あたりかな?

 ギャグとして出てくる「ロナルドレーガンが大統領だってぇ?」と言うのも、だんだん意味不明になってしまうのかもしないなぁ。なんせ、レーガンは2代前の大統領っすからねぇ。
 ダウンベストを指して「湾岸警備隊か?」と言うのも時代っす。

 ハッキシ言って、私はこの1作のみで続編を作らなければ、大傑作だと思ったりします。
 たしかに2作・3作目も面白い。SF娯楽大作としては最上級の作品だと思う。
 あるいは、1〜3作の連続性も、続編映画としては突出している程よく出来ていると思う。
 だけど、やっぱしこの映画は「なんとなく知っている過去へのノスタルジー」を含めた甘いラブロマンス映画だと思っている私は、なーんか2作目に出てくる空想の未来、あるいはパラレルワールドの中の現代や、3作目に出てくる完璧に歴史上の過去、なんかには深く思い入れが出来なかったりする。

 アメリカングラフィティ的な世界にSFを持ち込んだと言う点が、この1作目の最大の売りの様な気がしてしまうっす。

 ところで1作目の最初の方で、ギターの審査員をしているのは主題歌を歌っているヒューイルイスっすよね?
 3作目には祭りのシーンにZZトップのオッサン達が出演しているって事は、2作目にも誰かアーティストが出ているとかって無いんでしょうか?

 しかし今回のTV放映を見てて、一番気になったのは声優。
 マーティ(マイケルJフォックス)=織田裕二
 ドク(クリストファーロイド)=三宅祐司
 がやっていたんだけど、確か以前は違う声優がやっていた様な気がする・・・・・。

 なんか違和感があった(特にドクの声が)

1997年9月18日(木曜日) 
1997年9月19日(金曜日) 
1997年9月20日(土曜日)