杉村ぐうたら日記(1997年12月21日〜31日)

▲1997年12月21日:日曜日:哀悼・伊丹十三
▲1997年12月22日:月曜日:は〜ぁい!みんな終わってるかーい?
▲1997年12月23日:火曜日:とりあえず現状批判をする人『山城』
▲1997年12月24日:水曜日:クリスマス事情1997年編
▲1997年12月25日:木曜日:うーむ、聖なる夜に孤独はイヤか?
▲1997年12月26日:金曜日:今世紀も残りわずか・・・・
▲1997年12月27日:土曜日:警視庁潜入24時間!
▲1997年12月28日:日曜日:体脂肪はいくつだ?!
▲1997年12月29日:月曜日:そんなのイヤすぎ
▲1997年12月30日:火曜日:『電車でGo!』
▲1997年12月31日:火曜日:大晦日に水浸し?
1997年12月21日(日曜日) 哀悼・伊丹十三
 日曜日の朝、一発目のニュース「映画監督の伊丹十三がビルから飛び降り自殺で死去」と言うのを聴いて眠気が一気に吹っ飛んでしまった。
 結局、自殺の原因は他人から見たら凄く下らない事だったかもしれない。本当に、その程度の事で日本映画界にとって大事な宝物を無くすなんて・・・・。そんな感想を持ってしまった。
 そこには元々クリエイティブで神経質な伊丹十三なりの個人的苦悩があって、その結論に至ってしまったのだろうけど、凄く残念だとしか言えない。

 伊丹十三を意識したのは、高校の頃に日本映画の歴史が書かれている本を読んで、そこに伝説になった天才映画監督:伊丹万作(父親)の事が書かれていた時からだった。
 伊丹万作の映画というのは戦時中に戦気を無くさせると言う理由で全て廃棄処分にされ、現在は1本も残っていないらしい。
 戦後は体調を崩してそのまま映画監督を引退していた。
 そんな伊丹万作を父に持つ伊丹十三に興味を持ち、高校時代から20歳ぐらいにかけて彼の書いたエッセイを何冊か読んだ。
 その感想は視点が細かく、あるいは客観的で、実に観察力と描写力に優れた人だと言う印象だったのだ。



 それから数年後、伊丹十三は突然自主制作的に『お葬式』と言う映画を監督した。
 その作品の映画評などはいくつかの雑誌で見ることがあったのだが、なんせ基本的に自主制作もどきの映画の為、沼津などでは上映されなかったのだ。
 あぁぁ見に行きたい、神奈川でも東京でも、と思っていたが色々忙しくてそのままになってしまった。
 そして暫くしてビデオが発売された。
 その当時はビデオレンタル店も出来はじめの頃であまり本数を仕入れている店も多くなかった。かといって「すみや」で売っているビデオは1万5千円てな感じで、うーむと思ってしまったのだ。
 そんで、三島・沼津じゅうのレンタルビデオ店を廻って『お葬式』のビデオを探しだし、その為だけに会員になってかなり高いレンタル料を払って借りてきた。
 そんな過去がある。

 日本の映画(外国もそうだけど)って基本的に「原作が流行ったから映画にする」と言うパターンが凄く多い。
 それって言うのも結局、映画資金を出す会社が「ワケの判らない脚本で利益が出るのか?」とオリジナル脚本に難色を示してしまうからなのだ。だから勢い、原作付きになってしまう。
 そんな日本映画界に風穴を開けるかの様に伊丹十三は自作オリジナルの脚本を書いて、それを自己資金で映画化して映画会社に配給して貰うと言う手法を取った。



 これが売れず、受けなければ、本当にそこいらで作られている学生の自己満足自主制作映画と同じになってしまうが、伊丹十三はちゃんと客を意識しつつ、エンターティメントを意識しつつ、問題提議をすると言うスタンスの映画を取り続けて来た。
 言いたい事もしっかり言うが、ちゃんと娯楽作品として観客を動員できる作品を作り続けてきた。
 例えば、北野たけし作品の様に玄人筋には受けて芸術的な賞などを受けるが、観客動員はサッパリという作品ではない。(たけし作品はそれなりのカラーがあるが、結局あれはヌーベルバーグのサムペキンパー監督あたりの焼き直しって気がしてしまう。その辺が評論家に受ける要因だと思うけど)

 なんか、いつも作品で満足させてくれた伊丹十三本人のラストがこれって言うのは、なんか納得できない。
1997年12月22日(月曜日) は〜ぁい!みんな終わってるかーい?
 この年の瀬、色々な事情があってクリスマス商戦でごった返すオモチャ屋に行って来たりした。
 もー見渡す限りガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキ・・・・あぁぁぁぁぁうざってぇぇぇぇぇぇぇぇ!と叫びたくなりそうな状況だった。
 ま、今年のクリスマスは『ポケモン』ゲットだぜぇぇ!と言うのがメインになっているのだな。うんうん。レジ周辺にもピカチューが何種類も置かれている。

 私も、目的の品を手にレジのお子様に混じって並んでいたりするワケなのだが、ふと脇を見ると・・・・

 ワゴンの中に『元祖たまごっち』『たまごっちのてんしっち』が山積み。
 そしてそれに混ざって見たことのない『たまごっち・メスっち』『たまごっち・オスっち』と言う物が・・・うむむ、とりあえずバンダイマークが入っているって事は「ギャオッチ」や「らくらくダイノくん」では無いって事なのだな。
 と、その物体を手に取ってみると「オスっち」「メスっち」それぞれのタマゴッチをオトナっちになるまで育てた後、機械を合体させると・・・・子供が産まれる、と書いてある。
 うーむ、教育的なのかそうじゃ無いのか判らないが、そーゆー物が出ているのか。いったいいつの間に?
 「海で発見」「森で発見」はどーなったのだ? などと、誰も言わなくなったこの御時世、いつの間にやらこんな物が出ていたとは。



 が、そのワゴンの脇に立って山積みになっている「たまごっち」を手にしているのが、その時点で私1人だと言うのにビックシした。
 店の中は人で溢れかえっているというのに、このワゴンの周辺だけバリアでも張ってあるかのように誰も近寄らない・・・・完璧に終わっている・・・・・。

 確か「たまごっち」が慢性的な品薄状態で、暴力団が資金源にする為に脅し取ったとか、運転中に世話をして事故ったとか、白たまごっちが10万円近い値段で取引されたたとか・・・・たしか、まだ今年の話題だったよね・・・・・。

 私は、心の中に北風が吹き込む音を聞いた・・・・ぴゅー


 しかし、「たまごっち」関連も、ゲームボーイ→スーファミ→64まで、任天堂べったりだったのが、ついにプレイステーションでも、そのキャラクターを使ったゲームが発売されることになった。
 やっぱし合併→解消をしたセガの「サターン」では出ないんだろうなぁ

 ポケモン関係も、ゲームボーイじゃないメディアで出そうなんだが、まだ出ていないのかな? 私は、ポケモンじゃなくって、ポケモンの作者「田尻智」がファミコンで出した『クィンティ』と言うゲームをプレイステーションで出して欲しいと思ってしまうのだ
(↑ややマニアなお願い)
1997年12月23日(火曜日) とりあえず現状批判をする人『山城』
 なんか世の中には多くのアマチュア評論家ってのが存在していて、とりあえず難癖つけて批判的な事を書けばいいと思っている人もいたりする。
 ま、確かに批判的な目で見たくなるような音楽・本・映画・ゲーム・その他諸々はあるけれど、なんつーか(自分も含めて)その批判している姿が偉そ〜って感じになっている場合が多い。
 まるで「私は世の中の全て森羅万象の事を知り尽くして物事の善し悪しを裁量する事が出来ンだぜぇ」とでも言いたいかの様な書きぶりの人もいたりする(←自己反省)
 その手のやけに理屈っぽいだけで内容の無い一方的な決めつけ批判をするのは男が多いが、その芽はだいたい中学時代に現れてくる。
 世間一般で困った存在として定義づけられる『中学男』と言うジャンルなのだ。

 いわゆる中途半端に自我が目覚めて世の中の事が見えてきた瞬間に、自分の目が届く範囲が世界の全てのような気がしてしまい、それを基準に世の中を測ってしまう状態なのだ。
 たとえば、好きなアーティストの発言や行動、あるいは自分の兄貴なんかの発言や行動、あるいはたまたま読んだ本に書いてあった事。その情報やスタイルを基準にしてしまい、それ以外の事を批判的な言葉で片づけてしまう場合があったりする。


 その「批判する自分」という存在は、批判されている物・人より世の中判っていんだぜ、と言う勘違いの優越感に満たされているのかも知れない。
 安易に同調するより、批判めいた事を言った方がカッコいいと思ってしまうのだ。
 ま、中学男時代にそんな感情を持ったとしても、だんだん視野が広がって「色々な考えがある」と言う事に気付くのだ。そして、客観性も身につけていく。

 その中で、いつまで経ってもそんな「中学男」気分を引きずって、批判をしたり、自分の考えが一番正しいと思い込んだまま大人になってしまう人もいたりするから始末に負えないのだ。
 その手の大人は2種類。
 1つは屈折に屈折を重ねて、とにかく世間を斜めに批判的に「ケッ!ブームだか知らないが大勢でツルみやがって」とアウトローを決め込んでしまうタイプ。
 そしてもう一つは、まったく逆に屈折も逆境も敗北もあまり感じずに大人になってしまった人。当然「俺の考え方は間違っていない」と思い込んだまま大きくなってしまった人。
 アウトローは無視してりゃいいが、問題は後者の屈折していない人なのだ。

 そんな人は当然の事ながらリーダー格、あるいは社長なんかになっている。そうなると当然、自分の生きてきた道が黄金の道で、何一つ間違っていない!これを信じて真似していればバッチリだ!と、みんなに考えを強制してしまうのだ。
 あぁ疲れる。



 そんなワケで、私はその手の人が思いっきり嫌いなのだが(←アウトロータイプ(笑))一番イライラするのが『山城新吾』と言う、役者だかタレントだか判らないオヤジ。
 この人は、TVで常に他人をバカにした様な、見下した様な発言をする。それが真理で、それが毒舌・辛口だと思い込んでいる。
 その発想は至って簡単で「世間の若いヤツ」「そこいらのつまらないサラリーマン」あたりを「くだらねぇヤツ」「バカみたいなヤツ」「世間一般の常識の無いヤツ」として、すべてひっくるめてバカにしていたりするのだ。
 尊敬しているのは、役者の先輩や仲間(自分と同等のキャリアの人まで)だけで、それ以外の事は関心がない。

 ンなこと言われても、山城新吾なんて役者は20年前、斜陽産業だった「映画界」であぶれて、仕事を選ぶ余裕もなく低俗番組No.1の「噂のチャンネル」でコメディアンとしてやっと名前が売れた男ぐらいにしか私は認識していないっす。
 若い頃の唯一の主演作品『白馬童子』を笑いのネタにしてずーーーっと引っ張っていた男と言う認識っす。その頃の唯一のギャグ「昔は正義の味方、今では性戯の味方!」うーむ。
 それがいつの間にか偉い人(←自称)になっていた。うーむ。

 しかし、ワケ判らなくても「若いヤツ」あるいは「若いヤツラが好きな物」をけなしていれば自分のアイディンティティがある!と言うスタイルを取っていた為に墓穴を掘った事もある。
 先日クイズ「赤っ恥・青っ恥」と言う番組での事。

 その番組はクイズが出題され、その問題を街行く数人の人が答えられるか?と言う形で、掛けていくと言う物で、あいかわらず山城は「こんなガキが知っているハズない」とか「事務系のサラリーマンなんて下らない仕事やっているヤツに判りっこない」と、一方的なキメ付けを炸裂させていた。


 で問題は『今話題のハイブリットカーとはどういう車か?』と言う出題だった。
 そこで山城は一瞬にして考えた「今話題」→「流行」→「若いヤツラが飛び付いている」、あるいは「車」→「ちゃらちゃらした若いヤツラ」そんな単純な理論構造が出来上がったのだと思う。
 「ハイブリットだかなんだか知らないけど、そんな下らない物に飛び付くのは・・」とか発言し始めたのだ。
 実際ハイブリットカーってのは、最近話題になっていてニュースでも取り上げられていたけど・・・・。ガソリンと電気を使い分ける事が出来る、省エネと省排ガスを考慮したエコロジーカーで、こないだ京都で行われた地球温暖化防止会議でも取り上げられていた車なんすけど・・・・くだらないっすか?
 もーとりあえず流行の物や若者が好きな物はバカにしておけば良いって言う山城理論の失敗。

 ま、次の問題は『目から鼻にぬける』とは、どういう意味か?と言う問題だったが、これが出題された瞬間に山城は「俺も昔はよく言われたもんだよ」などと言い出したのだ。
 ・・・・・たぶん間違って覚えている・・・そんな風に感じてしまったのだ。司会の古館もそのあたりに気付いてか苦笑いをしていた。

 これの答えは「機転が利く」「物事をよく理解している」と言う意味なのだが、よく間違えて使われている場合は「目から鼻にぬける様な美男子」みたいな言い方だったりする。つまり「目が覚めるような美男子」と言いたいんだろうけど・・・
 山城・・・昔は「目から鼻にぬける」だったって事は、今は機転が利かないのか?

 ま、ただたんに私が山城新吾と言う男が何故嫌いなのか?と言う説明の文章でした。
1997年12月24日(水曜日) クリスマス事情1997年編
クリスマス事情:自動車状況編

 いつもなら1時間もあれば家に帰れる道なのに、事故や工事もないのに「2時間」掛かった。  特に沼津の町中の渋滞はムチャクチャだったっす。
 会社の人に寄ると、沼津インター付近も大渋滞だったそうでして。
 あくまでも東名が混んでいたワケではなく、インター付近(あるいは、それより上の部分)のホテル街に行く道が大渋滞だったらしい。
 うーむ、クリスマスだからって何故しなくちゃいけないんだ?



クリスマス事情:食編

 それと、ケンタッキーフライドチキンに群がる人々にヒトコト言いたい。
 クリスマスに食べるのはニワトリじゃねーぞ。
 以前、1号線にあった(今はファミレス)ケンタッキーにはクリスマスイブの夕方、店の周りをぐるりと一周以上人が取り囲んでいたぞ。たしかバブル期だったが、なんつーか勘違いしてねぇか?



クリスマス事情:無知編

去年、会社の女の子が12月25日に話をしていた。
「ねぇ今日が本当のクリスマスなの?」
「え・・・?じゃ昨日はクリスマスじゃないの?」
「イブ・・・・ってどういう意味なんだろ?」
「イブって・・・女の子の名前だよね」
「うん」
「女の子の為のクリスマスって事だよね」

うーむ、頭がかゆい。
 きっと彼女たちの頭の中ではそーゆー結論が完成されて、それが動かし様の無い正解として記憶されるんだろうな。
 そんでもって別の処でその知識を披露してしまう。
 が、それを聞かされた人も本当の事を知らないために、それが正しい答えだとして語りがれて行くのだろうか・・・。

   ほとんどロカビリーをやっている「マジック」ってバンドがロカビリーの説明をするときに『ロカってのはロックの意味で・・・ビリーって言うのは・・・・いかにも不良少年の名前っぽいでしょ』みたいなワケ判らない説明を勝手に作り上げていた状態に近いな。



クリスマス事情:MERRY & HAPPY編

 そーゆーワケで上手くやっている人にも、しくじっている人にも、教えている人にも、教えられている人にも、寄り添っている人にも、ひとりぽっちの人にも、メリークリスマス!
 そして誕生日の人にもメリークリスマス&ハッピーバースディ
(↑甥っ子(2.9歳)はケーキが出てくるとハッピーバースディだと思っていて、ハッピーバースディを一生懸命歌っていたっす)

 しかし、よく誕生日がクリスマスに近いとか、正月と重なっている人は子供の頃、誕生日と一緒くたにされて、損をしていると言う話をよく聞くが、12月23日が誕生日の天皇さんもそうだったのかな?



クリスマス事情:定番駄洒落編

えーサンタクロースが散々苦労する もー大変なんスから
                 BY.林家
1997年12月25日(木曜日) うーむ、聖なる夜に孤独はイヤか?
 ラジオを会社の行き帰りに聞いている。
 基本的に音楽だけでもいいのだが、それ以外のニュースやら世間の話題にもついて行きたいのだ。

 で、12月25日以降のラジオには「クリスマスをどう過ごしたか」と言うネタが多くなっていた。その中でむむむむと思ってしまった話。

 その女の子はクリスマス直前の12月の頭に、彼氏とケンカ別れをしてしまってクリスマスを一緒に過ごす相手がいなかった。
 あまりに淋しいので、分かれた元彼に電話をしてこの日だけ、復活をした。と言う話。
 その女の子以外にも、やはり元彼とデートをした、と言う子や、元彼に電話をしたが携帯が留守電になっていた。と言う話がいくつかあった。

 この「クリスマスだからって、その日だけ復活して」ってのや「クリスマスにひとりぼっちは淋しいから」って・・・・なーんか、異常に世間の流れや情報に惑わされていない?
 なんか、その程度で「1日だけの復活」って・・・、恋愛自体も凄ぇライトなイベントだし・・・、なんかそーゆー物に踊らされている様な気がするなぁ。

 その上「クリスマス直前はナンパの成功率が一番高い!」とかって言う声を真に受けて実行するヤツも多いんだろうな・・・とか思うが、実際に寂しくってナンパに乗ってしまう女の子も多そうな気がしてしまうのだ
 みんなマスコミに流され過ぎている・・・クリスマスは家族で過ごす日ではないのか?
1997年12月26日(金曜日) 今世紀も残りわずか・・・・
 ふと思いついて電卓をはじいてみた。
 今日が12月26日、27.28.29.30.31 と、あと5日しかない。

で、1998年(365)+1999年(365)+2000年(366)=21世紀まであと1101日なのだ。うーむ、 あっと言う間に来てしまいそうな気がする。

 でもって1000日を切るのが、4月5日なのだ。

 ま、それだけの話ですけど
1997年12月27日(土曜日) 警視庁潜入24時間!
 もー毎日毎日、どこかのチャンネルがこれをやっている。
 師走の忘年会帰りのメートルおやじ(←死語)やら、隠し撮り痴漢の手口(あるいはスリ)やら、そんなのばっかり。たぶん各TV局が同じ日にバッティングしない様に打ち合わせをして放映日なんかを決め ているんだと思うけど、それのトップバッターとも言えるNTVなんていきなり4時間半の特番だもんなぁ。

 なーんか「凶悪な犯罪が多発する現代に・・」とか言っている裏で「事件がいっぱい起きたらネタが出来るっす」とニコニコしているTVマンがいそうで、うーむって感じ。

 オープニングのキメゼリフは『犯罪都市東京』かな?
1997年12月28日(日曜日) 体脂肪はいくつだ?!
 最近、乗るだけで体脂肪が何%あるのか?を計測できるヘルスメーターがあったりする。あれって言うのは基本的に裸足で乗らなくていけないんだけど、足を乗せる部分から微量な電気が流れて電気の流れる率で体脂肪の量を測定するのだ。

 昔ならば、身長170・体重65と言う場合、単純に計算式で「太ってる」「痩せている」と言うのに判別させられていたが、結局そんな事を言ったら筋肉質な人は当然、重いワケで単純に「太っている」と判断されてしまうのだ。
 で、最近の体脂肪測定器の登場となった。

 ヘルスメーター型以外では、オムロンから出ている「まず身長・体重・性別・年齢」をインプットしてからグリップを両手で10秒ほど握ると、年に応じた体脂肪率から「太い」「細い」を提示してくれる物もある。
 これも同じように微弱電流を流して測定するパターンなのだ。

 その手の微弱電流を流すと言う行為を利用して作られたオモチャに「手乗りピカチュー」と言う物がある。ピカチューの裏側に二つのポイントがあり、そこを手のひらに押し当てると「ピカチュー」と鳴くと言うたわいもない物なのだ。
 これがさらに微弱電流らしく、手のひら等の水分が多そうな箇所では「ピカチュー」と鳴いてくれるが、それ以外の腕などでは鳴かない、足でも鳴かない・・・・ハズなのだ。
 友人代表「マル選手」の場合は手以外の部分では鳴かない。しかし、私の場合まれにだが腕でも、ほっぺたでも鳴いたりする事があるのだ。

 もしかして、デブ検知器? うーむ、静電気って事は無いよね・・・。
1997年12月29日(月曜日) そんなのイヤすぎ
 K-MIX(静岡の民放FM局)を聞いていた。
 で、CMになって凄く不愉快な、なーんか軽薄で人を小馬鹿にした様なCMを聞いた。

 浜松に最近出来たビリヤード場のCMだったのだが
「集まれ!ヤングボーイ!ヤングガール!今ビリヤードはファッションです!」
 と言う、思いっきり古い・・・しかも、親父が無理して若ぶって考えたカビの生えたコピーなのだ。これはギャグじゃないよね? 今時「ヤングボーイ!ヤングガール!」ってのは・・・・

 しかも「ビリヤードはファッションだ!」って、イヤすぎる。
 このコピーを考えた人は「ビリヤードはオシャレだ」と言う意味で考えたのかも知れない(それだってイヤだけど)でも私には
「ビリヤードは流行に流される人が飛び付く軽薄な遊びだ」と説明している様に聞こえてしまったのだ。うむむ。

1997年12月30日(火曜日) 『電車でGo!』
 なんつーか、最初ゲーセンに電車の車掌さんのシュミレーション物が出たって話を聞いたときに「面白いのかよぉ」とか思っていたが、周囲の人の話では「ハマる」との事だった。
 それが早くもプレイステーションで出たのだが、未だに私は懐疑的に「面白いのかよぉ」と思っていたが、会社の人が二人それを買って連日その話題で「昨日はどこどこまで行けた」とか話をして盛り上がっている。

 うーむ、と私は腕組みをするのだ。

 別にゲームシステムに「うーむ」と言ったわけではない。どうやらこの『電車でGo!』ってタイトルが曲名から来ている事を誰も知らないらしいのだ。うむむむむむむ・・・・・。
 確かに、すでに15年ぐらい前の曲名だ。実は、戸川純(←もう「知らない」と言う人も多いかもしれないが)がボーカルをやっていた「ゲルニカ」と言うバンドの曲名なのだ。
 たぶんこのソフトを開発した人は、40〜30歳って所で「電車のゲームだったら、このタイトルだろぉ」と言う事で決定したのだと思う。

 そんなワケでそんなワケなのだ。

1997年12月31日(水曜日) 大晦日に水浸し?
 大晦日のTVと言ったら普通「レコード大賞」と「紅白歌合戦」あるいは「ドラエもんスペシャル」が定番だと思う。
 ま、その辺りを放映していれば「あぁ今年もいよいよあと●●時間かぁ」なんて気分になって、フライングしつつお節料理を食べたりするのだ。それでいいのだ。

 そんな大晦日の朝、何故か朝の4時台に目が覚めてしまった。で、大晦日のこの時間帯だと何をやってんのかな?ぐらいの軽〜い気持ちでTVのスイッチを入れた。
 すると画面には水着姿のお姉ちゃん達が大量に・・・そして「爆笑問題」「ネプチューン」あたりが司会進行をしつつ色々なゲームをして商品をゲット(笑)したりしているのだ。
 「うぬ?女だらけの水泳大会の再放送をこんな大晦日のこんな時間に????」と首を傾げたのだが、徐々にその恐ろしい事実に気がついてしまったのだ。
 なんとこの「女だらけの水泳大会」は『生放送』だったのだ。

 手元にあった週刊TVガイドを見てみると、なんと朝3時45分から「年忘れビーチパーティ」と言う名前で8時まで4時間15分の生放送なのだ。場所は室内プールのワイルドブルーヨコハマっす。

 とりあえず、そこそこ名が知れているような、バラエティ番組で見たことのあるような女性タレントから、素人なのか解らない女性タレント、たぶんAV関係の人まで出演している。
 この深夜と言うか、超早朝から明け方に向けてみんな元気だなぁと思う。
 なんつーか、フジTVだなぁって感じがしてしまうのだ。

 関係ないけれど、色々な噂では80年代によく放送されていた大磯ロングビーチなんかから放送されていた芸能界水泳大会の女子更衣室に隠しカメラがしかけられていて・・・と、そのビデオが裏で流通していると言う・・・ホンマかいな?
 とか思っていたが、こないだ「笑っていいとも」に出演した岡本夏生が某イベントで出かけた先の楽屋に隠しカメラがあったと言う話をしていたので、あながち無いとは100%断言できないのだ。
 我が家に何故か郵送されてくる大阪の裏ビデオ業者のカタログによると「水着販売店の試着コーナー」に取り付けられた隠しカメラの映像とか、「ミスコンの楽屋」なんかの隠しカメラ映像とか、「海の家の更衣室」の隠しカメラ映像とか、色々出回っているんで・・・・それが有名芸能人のだったら高く売れるだろうなと考えてしまう関係者がいてもおかしくないよなぁ

 うーむ。

 しかし、1997年の最期の日記がこれってのも問題ありだな。
 1998年はさわやか杉ちゃんを目指すのだ。