< 杉村ぐうたら日記(1998年3月11日〜20日)

▲1998年3月11日:水曜日:エイプリルフールMAN… って
▲1998年3月12日:木曜日:羽田くんってファンキー
▲1998年3月13日:金曜日:HAPPY BIRTHDAY TO ME
▲1998年3月14日:土曜日:一日遅れの誕生日
▲1998年3月15日:日曜日:8 day's week
▲1998年3月16日:月曜日:そんな季節だったか・・・・浦島太郎
▲1998年3月17日:火曜日:自由に生きている
▲1998年3月18日:水曜日:カーマは気まぐれ
▲1998年3月19日:木曜日:バーチャルな私のキャラクター
▲1998年3月20日:金曜日:日記は読む物なのだ
1998年3月11日(水曜日)エイプリルフールMAN… って
 週刊TVガイドを見ていたら、今度の4月1日に放送されるスペシャル番組ドラマの事が書かれていた。
 タイトルは「エイプリルフールMAN」と言って、明石家さんま主演で4月1日にちなみ『嘘』をテーマにしたドラマだと言うのだ。
 ふ〜ん、なるほどねぇ。
 最近、またさんまもコメディドラマを造り始めたんで、頑張って欲しいなぁと思いながらその番組紹介記事を読んでいた。
 主人公の名前は栗本龍太郎。大手ゼネコンに勤務していて談合担当の男となっている、ほほう、とりあえず政治的財界的なくすぐりも含んだドラマなのだな。
 主人公は3年前に妻と死別し、小さな息子と二人暮らしをしている。で、この男がひょんなキッカケから、嘘をつくことの出来ない体質になってしまい、そこから喜劇が始まる。

 ・・・・・おい、それって・・・・まるっきりジムキャリー映画のパクリやないの。
1998年3月12日(木曜日)羽田くんってファンキー
 今から数年前の今頃、仕事がムチャクチャ忙しくて毎日夜中の2時ぐらいまで会社で仕事をし、約30分かけて車を飛ばし家に帰り、翌朝も通勤の為に朝6時30分には起きて、(朝はラッシュで道が混むので)1時間かけて通勤していた。
 当然の事ながら、その当時私には私生活の時間というものが皆無と言う状態だった。
 なんせ家に居る時間イコール寝ている時間+風呂って感じだったのだ。
 大昔ピンクレディーが睡眠時間3時間ぐらいなんですよ。とか言っていたが、それでも移動時間というのは寝れたハズなのだ。
 そんな時間当然私にはなく、純粋に家に居る4時間が睡眠時間で、それ以外の時間は仕事のみ!昼休みなんて当然無くて、パンをかじりつつ仕事をしている様な状況だった。
 当然、本来は休みの土曜日日曜日なんかも仕事をしていた。

 そんな時期に日本の総理大臣が替わったのだ。
 仕事が忙しくなる前はバカ殿と言われた細川氏が総理大臣だったのだが、仕事が一段落してTVニュースを見たら眉毛が異常に長い村山氏になっていた。
 ありゃりゃ、私が忙しい間に世の中変わっているのね。と驚いたのもつかの間、実は細川→村山の間に、もう一人総理大臣が存在していたらしいのだ。
 それが羽田氏。

 見た目は完璧にバカボンパパなのだ。
 で、最初にこの人をファンキーだと思ったのが、その総理になって、総理を辞めた年の夏だと思う。
 ニュースステーションかなんかの映像で、どっかを視察に訪れた姿が映し出されていた。それを見て私はショックを受けたのだ。
 なんと羽田氏は『省エネスーツ』を着ていたのだ。
 確か1980年頃に考案された夏用の半袖スーツで、これがどーみても格好悪いデザインの中途半端なサファリジャケットてな感じの物だった。
 それを当時総理大臣だったアーウー大平総理大臣がニコニコして着ているのを「だっせ〜ぇ」と私は思っていた。
 「しょせん政治家のファッションセンスなんてそんな物なんだよなぁ」とか、「あのなぁ夏で暑かったらスーツを脱いでワイシャツになりゃいいんだよ」とか思っていた。
 省エネは結構な事だが、省エネの為に省エネ商品わざわざ買うのって、省エネじゃないんじゃないか? 多分世間一般の人も同じ考えだったらしく、この省エネスーツは流行らなかった。少なくとも私はこのスーツを着て歩いている人を一度も見たことが無かった。
 そんな悪評しか残らなかった省エネスーツを羽田氏はさも「当たり前」と言う顔をして着ていたのだ。
 もしかしたら、この省エネスーツは大平総理大臣時代に買った物で、それを今でもちゃんと愛用していたのか?それだとしたら確かに省エネを実践している事になるのだ。
 が、本気でこの省エネスーツを気に入っていて、この夏のおニューの省エネスーツだったとしたら?などと考えてしまった。

 ま、そんな羽田氏なのだが、最近は政治の世界は新党旗揚げだとか、くっついたり離れたりが忙しくてよー判らない位置にいたりする。
 でもって今回、自民党に対向すべく連合政党を作る!と言う事になってニュースでインタビューに答えていたのだ。

 「やはり小さな政党が大勢いても今一つパンチが効いていないので」

 ・・・・・パンチが効いている言葉だ。
 この時代に何の躊躇もなく「パンチが効いている」と言う言葉を出せるってのは、ファンキーとかクールとしか言いようがない。

 この羽田氏のギャグと本気の紙一重の処をちょっと向こうに行ったあたりのセンスってのは凄いっす。
 政治的な動きではなく、羽田氏のその存在は目が離せないのであります。

1998年3月13日(金曜日)HAPPY BIRTHDAY TO ME
 ま、どんな人間にも誕生日ってヤツがあるワケで、そんなこんなで私は今日、誕生日を迎えてしまったワケだったりしますです。
 ま、年令は秘密ですけどね。
 そんなこんななのだが、この3月13日って言う、3月の真ん中あたりの誕生日っては実に不幸なんじゃないか?とか思ってしまうのだ。
 学生時代は、学年が変わるとか卒業入学のゴタゴタの時期と重なって、もーすっかり忘れられた存在だったりするのだ。
 そのワリに翌日のホワイトデーなんかを期待されちゃったりするんだけどね。まったくもー。

 でもって、社会人になった今はどーかというと、これが出版関係に勤めていたりすると、この3月なんてのは地獄の季節で、4月までに単行本を作るのだ!教材用のテキスト本を作るのだ!来年度の学校案内を作るのだ!と言う状態で、毎日毎日ヘビーな仕事に追われる事になる。
 昼だってパンをかじりながら仕事したりするんだもんな。
 そんな中で誕生日だからって気は抜けませんぜ、本当に。
 会社には「メモリアル休暇」なんつって、自分の誕生日には休めるみたいな項目があるらしいが、本当に休んでもいいのか?と言う状態で、仕事に追われてしまうのだ。
 なんつったって、去年と一昨年の自分の誕生日なんて、その日の内に帰れなかったもんなぁ。
 わっせわっせ仕事をして、気が付いたら翌日の14日の1時とかで・・・・あぁホワイトデーだ。なんて感じだったのだ。

 ま、今年はたまたま、この週末で1つの仕事がカタ付いたって感じで、少しの残業をして帰れる事になったのだ。
 が、帰れるって分かったのが直前なので、この日の夜の予定などまったくないのだ。
 だから、おとなしく家に帰って・・・まだ不備の多いHPを直して・・・伝言板を取り付けて・・・・、結局、14日になってしまったのだ。

 あぁこれじゃ結局同じじゃねぇか・・・しかも、この13日は「13日の金曜日、しかも仏滅」と言うスペシャルデーだったのだ。
 人生は楽ではないのだ。

1998年3月14日(土曜日)一日遅れの誕生日
 そんなワケで、孤独な誕生日を過ごしてしまった私なのだが、翌日も孤独にHPをわっせわっせと直したり文章を書いたりしていた。
 で、昼頃にもうひとつ製作しているHPがあるバラ園に出かけたのだ。
 その途中で、バレンタインデーのお返しってヤツを購入してなんて作業があるから、私の誕生日の翌日はなかなかにめんどうくさいのだ。
 が、これが誕生日とホワイトデーが重なっちゃった人なんかは「なんで俺、誕生日だってのにプレゼントしなきゃならんのだ?」などと思ってしまうのだろうな。
 うむうむ、人生はかくも難しいものなのだ。

 そんな訳でバラ園に到着したところ、バラ園の社長が「おう、昨日誕生日だったろ、なんかすき焼きでもやれ」などと言って金をよこしたのだ。
 この「誕生日」で「すき焼き」しかも金渡しておまえが準備しろって感じが、社長らしいのだな。
 そんなこんなで、結局、夕方になって私を含めて3人が買い物にでかけてきたのだ。
 で、私はこの誕生日の主賓って事もあってどっしりと構えてればいいのか?というと、そうも行かない。
 なんつったって、ふと気がつくと回りの人々はそれぞれに自分の事をやっていたりするのだ。
 でもって、会場となるバラ園のホールのテーブルの上には、どっさりと買い出しをしてきた物体がそのまま置いてあるという状況になっていた。
 うーむうーむ、とうなりながら私は結局、自分でネギを刻んだり、色々な準備をしながらみんなが集まるまで作業をする事になったのだ。
 で、作業をほぼ終了し、材料を熱し始め、いい匂いが漂い始めたところでみんなが「待ってました」とばかりに到着したりするのだ。
 結局、総勢13人の誕生会になったのだが、なにか釈然としない物を感じながらその夜は過ぎていったのだ。

 お、なんか初めてちゃんと日記らしい事を書いていたりする。

1998年3月15日(日曜日)8 day's week
 そんなワケで今週は8日もあったりします。
 って世間一般がそーなっていると言うワケではなく、この「ぐうたら日記」の中だけの出来事だったりするワケなんですが。
 この日記をずーーーーっと付けてきて、何度か思ってしまった事なのだが「基本的に一般社会生活を送っているサラリーマンとしては、土曜日日曜日の話題は連続する事が多い」と言う事なのだ。
 しかし、この「ぐうたら日記」の形態は、いわゆるカレンダー通りに日曜日から始まって土曜日に終わる、と言うのを1週間の単位としている。
 つまり、土曜日でそのページは切れて、日曜日は新たな気持ちでスタートすると言うパターンになっていたりするワケっす。
 そうかそうか、と納得してみても、土日連続の話はしずらくなってしまうのだ。
 そんなワケで、一般公開したついでに、ここらでそのカレンダー通りって言うのを改めて「月曜始まり、日曜終わり」と言う形態にしようと考えた訳っす。
 でも、そーなるとどこをどーして調節するのだ?という事で、結局この週が8日になってしまったと言う事だったりします。
 
 この「日曜始まり・土曜終わり」って言うのは色々な処に存在していて、なかなか不便だったりする事がある。
 いわゆるダイアリー形式のメモ帳なども完璧にこのパターンがあったりする。これだと、私みたいに平日は真面目なサラリーマンで土曜日曜は・・・って人の場合、その週の予定が2頁にまたがってしまったりするのだ。
 ま、中には月曜始まりってのもあるけど、その場合は日曜日のスペースが他の日に比べてどどーんと少ないってパターンになってしまったりするのだ。
 うぬぬ、日本の正しいサラリーマンはそんなに休日する事がないのか?などと考えてみるが、うーむパチンコ屋なんかが大繁盛しているのを見ると、そうなのかも知れないなどと思ったりするのだ。

 以前、月曜日が国民の祝日だった時の話。
 私が勤めている会社は基本的に土日休みだったりするのだ。そして、その週末は仕事がキッチリ終わって「あぁぁ3連休だぁぁぁ」などと思っていた。
 ところが上司がやってきて「杉村くんは明日はどうするんだ?」などと言い出すのだ。
 え?明日っすか・・・明日はいろいろと細かい予定があるけど・・・・などと考えていた時だった、さらに上司は「3日も休みがあったってする事ないよなぁ、俺なんか土曜日曜の休みでさえ持て余しているのに」などと言い出すのだ。
 うむむ、日本の正しいサラリーマン諸子はそーゆー事になっているのか?だから「やることないからパチンコなのだ」と言う結論に達するのか?
 私はやりたいことが山ほどあって、有給休暇を使ってしまいたいとか思ってしまう様な道楽者なのだが。

 そんなこんなで、確かに周りを見渡すと、30代以上の人の多くがこれになっているのかも知れない。
 ある上司なんて、休日、家にいてもしょうがないから、と土曜だろうと日曜だろうと会社に来て机に向かっていたりする。
 私が以前、ムチャ忙しくて金曜〜土曜〜日曜と2日連続徹夜で強行突破の仕事をしていた時。
 土曜日はそこそこの人数が休日出身という形で出勤していたりするのだ。その多くが「金曜日に頑張ればちゃんと終われるんじゃねぇの?」てな状態だったりするけど。
 で、日曜日の朝、完璧にフラフラ状態&ナチュラルハイ状態で「もうすぐ終わりだ」と仕事をしていた時。ふと気が付くと、遠方のその上司の席に・・・・座っている。
 どうやら机に向かって新聞を読んでいるみたいなのだ。
 うーむ、仕事はないみたいなのだが、とりあえず会社の制服を着て出勤している。
 凄いっす。

 また、別の上司はとある日有給休暇を使ってゴルフに出かけた。
 なんでも近所の商店街の人に誘われて、という状態らしいのだ。
 ま、おかげで職場のオヤジ含有率が下がって、少しは清々しく仕事が出来るナァなどと思っていた。が、昼を過ぎて3時近くになったので、ちょっとコーヒーでも飲もうかなと立ち上がった時、異様な物を見てしまったのだ。
 有給休暇を取ってゴルフをしているハズの上司が、席に座って仕事をしていた。
 しかも制服ではなく、ゴルフウェアのままで。
 流れてきた話によると「朝早くからのゴルフだったので、昼過ぎに終わってしまった。で、する事無いので会社に来て仕事を始めた」と言う状況らしいのだ。
 うむむむ、そーゆーものなのか?

 そんなワケで次週からは月曜日始まり、日曜終わりになるのであった。
1998年3月16日(月曜日)そんな季節だったか・・・・浦島太郎
 なんか、この2ヶ月近く、色々な事情があって黙々と黙々な事をしていた。
 それはHP製作ってヤツなんだけど、それを初心者のクセに2個(正式には3個みたいな物)同時進行で行って作っていた。
 それの大詰めをこの2ヶ月迎えてしまったのだ。
 ま、去年の夏頃からダラダラと作りつつあったんだけど、なーんか実感の無いまま、ダラダラと作っていた。
 それが自分のHD内では正常に作動してても、HPとしてプロバイダーのHDに登録した時では、上手く作動しなくなってしまう項目があるとか、色々な人生の難しい場面に直面してしまったのだ。
 その上、HPを製作していると途中から「あれもしたい、これもしたい」などと欲を出してしまったりする。
 さらにその上、自分のではないHPの依頼主から「あれもこれも」などと言われ、1つの事が片づいていないのに、次に着手しなくてはならなくなってしまったりしていた。
 あぁぁぁぁ、時間が足りない。

 基本的には真面目なサラリーマンってヤツを生業にしているので、HP製作は会社が終了してからと言う事になる。
 で、仕事帰りに某所に寄ってそこでワッセワッセと入力したり手直ししたり、そいでもってその後、自宅に帰って自宅じゃないと出来ない作業をワッセワッセとやって・・・結局、毎晩1時2時ぐらいになってしまうのだ。
 そんな生活を2月の頭ぐらいから続けていたのだ。
 疲れた・・・・やっぱ学生時代とは体力が全然違うっす。
 あの頃は当たり前の様に3時ぐらいまで起きて、3時間睡眠で学校に出かけ、居眠りもせず授業中はワッセワッセと漫画を書いていた。
 ワシも若かったのう・・・などと、目を細めて遠くを見つめたりする3月半ばだったりするのだ。

 で、昨日なんか、とりあえず一息つかなきゃいかんなぁと帰りに本屋へ寄った。
 もー体が疲れて、横になったら1秒後には爆眠しちゃう状況なんだから、本なんか買わずに家へ帰って素早く寝ればいいのに・・・と思いつつも、体は本屋を目指していた。
 で、文庫本を5冊、雑誌を4冊、漫画本を4冊と言う状況でうしうしとレジに向かっていたりするのだ。
 そこで驚いてしまったのが、気が付いたら毎月買っていたハズの雑誌を2ヶ月分買っていなかった事に気が付いたのだ。ありゃりゃ・・・って事は、こうして本屋で雑誌を物色するのも2ヶ月ぶり?
 うーむ、途中、少し本屋に寄ったことがあった気もするが、その時は資料として必要な本を買うために寄ったので、他の本はあまり見なかったのだ。
 うーむうーむ、1週間に7回は本屋に寄らないと気が済まない男だったハズなのに・・・

 で、家に帰ってコンピュータは長時間かけてプリントアウトするモードにして(エプソンカラリオ750を買ったのだ)本を読み始めたのだ。
 そしてBGM的にTVも付けた。
 そして驚いてしまったのだ。
 TVの中では春の番組改編時のお祭り番組をやっていた。
 ついでにCMでは恒例の「警視庁潜入24時間!」なんてのを数日後に放送するとか言っているのだ。
 ・・・・もうそんな時期だったのか・・・・・・。
 そういえば、ここ1ヶ月あまり、朝出かける間際のニュース以外、ほとんどTVを見ていなかったのに気が付いた。
 私はすっかり浦島太郎の様な状態になっているのにショックを受け、呆然とするのであった。

 そんなワケでもうひとつ私が作っているHP『
杉山バラ園』もよろしくね。
 バラの花束&アレンジメント&苗木の通信販売もあったりします。
 ついでにHP上には『約2万人の有名人・誕生日データ&花占い』なんている、ムチャ凄いデータもあったりしますです。

1998年3月17日(火曜日)自由に生きている
 今日は会社の創立記念日とかってヤツで休みだったりする。
 なんてことを書くと、この文章を書いているヤツはあの会社に勤めているのだな、などと解る人には解ってしまうが、別にいいのだ。
 しかし、よりによって忙しい3月のど真ん中に創立記念日があって、形式上は「特別休暇日」となっていても、ほとんどのパターンとして出勤となってしまう。
 ま、休日出勤だからいつも通りに出勤して、少し給料が高いって事を考えれば少しは恩恵があるのかも知れないのだ。
 現に、私はこの数年、この創立記念日に休んだことはなかった。
 当然のように出勤して、当然のように残業をしていた。とにかく3月は忙しいのだ。

 が、今年はぽっかりと仕事が空いて休みの日になってしまった。 
 それだけ世間が不景気だって事なのかもしれないが、とにかく休日になってしまったのだ。

 とは言う物の、私にはHP製作という課題がどどーーーんと残されている。
 まだ「あれとこれをなんとかしなくてはいかんのだ」と考えている。
 そんなワケで、第2の作業場の杉山バラ園へ出かけたりするのであった。で、バラ園の従業員の何人かが「あれ?今日、会社は?」などと聞いてきたりするのだ。
 そんな中、あまり話をした事のない女性従業員は「え?会社って勤めているの?」などと言い出した。
 「そりゃ当然だろ」という話をしたら、しょっちゅうバラ園に来てフラフラしているから、てっきりフリーターの人かと思っていた。みたいな事を言い出すのだ。
 うーむ、そんな風に軽く見られていたのか?
 年齢的な物を考えれば、十分にしっかりとしたサラリーマンの年齢だぞ。
 この年でフリーターってのは、かなりキツイものがあるんじゃないのか?

 やっぱり「年相応」ってのは重要課題かも知れないのであった。

1998年3月18日(水曜日)カーマは気まぐれ
 昨日、カルーセル真紀が乗った車が赤信号だかで停車している処を後ろから追突されたらしい。
 でもって、一斉に今朝の新聞の見出しは

『カルーセル真紀、オカマを掘られる』

・・・・頭が痛いっす。とほほほ。

 この手のスポーツ新聞的駄洒落見出しってのは、何故か最近一般の新聞にまで浸透しつつある。
 まったくもって、人間っていうのは、ちょっとの隙間でさえ笑おうとしているのか?
 うーむ、オカマを掘られるって・・・ひっねらんかっい!

 ま、カールセル真紀の交通事故も、玉突きじゃなくってよかったね。

 などと、さらに駄洒落で締めてみる。

1998年3月19日(木曜日)バーチャルな私のキャラクター
 よく、パソコン上で最初にお互いを知って、それから直接逢ったりすると(いわゆるオフ会とかでね)「意外だ」と言われる。
 それと逆に「思った通りだ」とも言われる。
 うむむむ、いったいどっちの認識で私はこの文章などを読まれているのだろうか。

 よくパソコン上で過激な文章を書き散らす人ほど、実際に逢ってみると大人しくて無口だったりする。などと言ったりする。
 そんな事を踏まえて、私の人物像を組み立ててみると「無口」と言う事になってしまうではないか。
 うーむ、確かにこんな場所で毎日毎日、ドバドバと文章を書き散らして、さらに色々なHPを覗いては「うひゃー初めましてぇぇぇぇ」などと書き散らしている私は、社交性が全然無い孤独な無口な人と言うことになってしまうのだな。
 友達が全然いないから、もーパソコンに向かうしか無いのだ。そしてモニターに映し出されるバーチャルな友人と和気あいあい・・・・ってイメージっすか?
 うむむ、そうだったのか。

 確かに、パソ通のオフ会ってのに出ると最初から最後までずっっっっっっと喋らず、隅っこの方で人々の会話に耳を傾けていたりする人がいる(しかも表情があまり変わらないので回りから見ると怒っている様にも見えてしまう)
 そしてオフ会が終わった後で、報告として文章を書こうとする時になって「えっと、全部で10人だったから、アイツと、アイツと・・・あれ?1人足りない・・・」とか思ってしまうワケっす。
 さてはて、報告文を書かなくてはいけないのに、参加者約1人名称未設定のままではサスガに不味いだろーと躊躇しちゃったりするのだ。
 なんてことを考えていると、オフ会のボードなんかに『昨日はどーも楽しかったでぇぇぇす』とか言う、明るい書き込みをその参加者約1人名称未設定さんが書き込んでくれたりするワケっすよ。
 そのおかげで、報告文を書くことが出来たりする。
 でも・・・・本当に楽しかったの?

 ま、問題は私のキャラクターって事になるのだが「思った通り」と言われる場合がある。
 それは・・・・そうなんだろうな。
 文章と同じ状態だったりする。
 うん、喋るっす。場が静かになると、とりあえず白い空気を作っちゃいかん!と、喋るっす。
 そこそこ盛り上がって居るときは、合いの手を打つ程度の喋りしかしないが、とりあえず喋るためのネタは山ほどある。

 文章をワシワシ書く人は、自分が直接言えない事を代弁させるって意味で、ワシワシ書くと言われる。 うーむ、そうかも知れない。
 が、私の場合、とにかく喋る、がそれだけでは飽きたらないので文章に書くというヤツなのかも知れない。

 ま、そんなヤツなのだ。

 で、世間一般の読み手の皆さんは私がどんな外見をしているキャラクターだと思っているのだろうか?

1998年3月20日(金曜日)日記は読む物なのだ
 『日記』と言う項目で検索できるHPはやたらと多かったりする。
 もちろん、このHPもそんな項目で検索できたりすると思うのだが、私はこの日記に「日記」と付けるのを躊躇ったりしてしまったのだ。
 なんせ、HP上で読む日記は面白くない。
 そー断言していた。確かに、まったく見ず知らずの相手の日常をだらだら書きつづってある物を読んで面白いか?と言うと「面白くない」と言う答えが返ってくるのだ。
 ま、こんな事を書くと「じゃお前のHP日記は面白いとでも言うのか?」等という声が帰ってくるだろう。うむむ、と唸って私は2・3歩あとずさってしまうかも知れない。
 とりあえず「客」を想定して書いている。と言う状態なのだが、書いている最中は凄く内証的な状態でずんずん自分の奥深い部分を掘り下げていって、翌朝見ると「きゃ恥ずかしい」と言う事もないワケではない。
もちろん、その恥ずかしさは個人的な物で、客観的な他人が見たら別にどって事ないんじゃないの?と言う物なのかも知れない。
 そんな思いを抱えつつ、文系のHPをいくつか渡り歩いて文章を拾い読みしていた。
 が、いるところにはいる物で思いっきり読みふけってしまうものもある。勿論その絶対数は少ないのかも知れないが、そこらのプロと称して雑誌なんかに日々の暮らしの中で見つけた事例を書いているエッセイストとか言う人なんかより面白い人がいたりする。
 やっぱし、そう言うHPはアクセス数がそれなりに多くて、伝言板なども活発に書き込まれていたりする。おぉそうかそうか、やっぱし活発なHPってのはそれなりに理由があるよなぁなどと思ったりするのであった。

 で、面白い人と面白くない人の差って事は、やっぱり「客・読者」を想定して書いているかいないか、と言う事になるのだと思う。
 読まれる事を想定して書くのって、日記じゃないような気もするが、偉い作家が死んだ後に発表される生前書き残していた日記なども、充分に読まれる事を意識して書いている様な物が少なくない。
 さらに「読まれる」って事、あるいは「日記を書く」って事を意識すると、日常の生活の中でのネタ探しが始まるのだ。
 実際に生活していて、普通にサラリーマンなんかやっている人は日記を書くような事ってそうある物ではない。
 少なくとも私の生活の中でのニュース的な事件はほとんどない。
 日記ではなく、月記と言って「今月はこんな事があった」などと言うぐらいなら書けそうな気もするが、それが毎日と言うとキツイ物がある。
 で、日常の中で何か無いか?と常にアンテナを張り巡らす事になってしまうのだ。

 例えば、とある処に「ダイアナキョンキョン専用駐車場」と言うワケの分からない看板があった。
 ふと見渡して見ても、その近くには「ダイアナキョンキョン」と言う店などは存在しないのだ。
 うむむ。
 と考えるところから全てがはじまる。
 普通だったら「何だこりゃ」ぐらいで話は終わってしまうのだが、ここからどうやってネタを広げていけばいいのか?などと考えるのだ。
 そんな毎日が「面白い日記」を作り出すのかも知れない。

 これが、巡り巡って、日記を書くと言う行為ではなく、生活を面白くすると言う行為に擦り変わっていくのだ。