< 杉村ぐうたら日記(1999年8月11日〜20日)

▲1999年8月11日:水曜日:友達100人出来るかな
▲1999年8月12日:木曜日:今世紀最後の!
▲1999年8月13日:金曜日:メールマガジン講読者倍増計画
▲1999年8月14日:土曜日:真夏の夜の出来事
▲1999年8月15日:日曜日:聴いててはいけない
▲1999年8月16日:月曜日:雨が空から降れば
▲1999年8月17日:火曜日:100%真実の告発!私の作品が盗用されている!!
▲1999年8月18日:水曜日:『H2』あだち充(1〜31巻)
▲1999年8月19日:木曜日:元気だった?
▲1999年8月20日:金曜日:沖縄アクターズスクール
1999年8月11日(水曜日)友達100人出来るかな
 まったくもー世の中にはメル友だとかメルモちゃんだとかメルティキッスは冬期限定だとかメルボルンでオリンピックがあったのはいつの話だっけ?だとか、大変ですが、みなさんお元気ですか?
 私はすっかり元気です。夏だと言うのに思いっきり風邪をひいたりする余裕があります。しかもピーピーです、ピーピーピーろくなもんじゃねぇ状態です。

 相変わらずCGIと格闘して「もしかしてオレって馬鹿?」と激しく自問自答していた、夕べの夜中の1時。
 あぁオレはこれでも真面目なサラリーマンなんだよぉ、こんな事ばっかりに人生を燃焼しているワケにはいかないのだ、明日も(もう今日だけど)仕事なのだ!
 と寝ようと思っていた時だった、机の傍らに置いてあった携帯電話がピピピッと着信音を真夜中の部屋に響きわたらせた。
 「おっ!何事だ!!こんな平日の夜中に!!!」と思って携帯電話をみると「スカイウォーカー着信」などと表示されているのだ。
 うぬ?実は携帯電話を購入してから1カ月以上経過するが、実は未だに「電話が来るのってウザイ」と言う理由から、そんな多くの人に番号を教えていなかったりするのだ。(何ンの為に買ったんだ?)そんでもって、スカイウォーカーなんつー物でメールを寄こすヤツって誰だ?と思いつつ、そのメールを見た。
 と言うか、あまりに興味が無く無頓着だった為にメールの読み方さえあんまし知らなかったりする。で一生懸命なんとかしながらそのメールを表示させたのだ。
 とりあえず電話を掛けないながらも友人知人の電話番号はインプットしてあるので、そこの中から掛かってきた場合ならば『○×□△』などと登録人名が表示されるハズなのだが、それも表示されていない。
 で、メールのメッセージは
 『21歳男っす。もしよかったら返事ください。』
 よかねーよ。
 しかも真夜中に。
 よく聞く話でこんな風に、ランダムにメールを乱れ撃ちしてメル友を求める人がいたりするっていうが、そうかそうかそこまで友達が欲しいか。と思ってしまう。
 何というか、直接あって意気投合した友達ならいいけど、まったく素性の判らないヤツと表面的にメールだけの友達になってどーするって気もするのだが。

 なんつーか、e-mailで会話をしてそれで恋愛してって言う話をいくつも聞いたりするけれど、それもなんか自分的には面倒くさいって気がしてしまう私は、自分で出会いのチャンスをせばめているってのは重々承知なのだ。
 でも世の中の多くの紳士の皆さんは元気みたいっすね。
 e-mailであろうと、メル友であろうと、はたまたテレクラであろうと、チャンスは逃さない!合うことが出来る女性とは何が何でも合うのだ、さらにチャンスがあればいただきますごちそうさまをしたい、人数こそが男の自慢なのだ!と頑張ったりする人がいる。偉いっす。
 先日、テレビを見ていたら森口博子がその手の出会い系掲示板に書き込んでデートまで持ち込むと言う企画をやっていたが、やっぱし世の男性はその手の「待ってまーす」と言う女性の書き込みに群がるんですなぁ。
 で、その中から真面目そうな二人を選びメールの交換を何度か続けて・・・・と言うヤツだった。
 そして何度目かのメールで片方の男性に「あたしちょっと露出狂の気があるんですよ」と書いたら、それっきりその男性からのメールが来なくなった。
 それに対して森口博子は「そんなに過激な事を書いたワケじゃないのになぁ」とコメントをしていたが、やっぱメールであんまし親しいワケじゃない女性から突然エロ系のネタを振られた場合は「こいつ男だな」って思っちゃうでしょ。それが日常会話的に言うようなエロネタだったとしても。

 そんなワケでむやみやたらと無差別メールは辞めるように、21歳男。

 凄く人間関係が希薄なのに誰かと常にべったりしていなくちゃいられないのって、どうですか?
 私は少なくても程良い距離感と、濃密な信頼関係を保てる友人がいるだけでいいと思うっす。


▼製作:リンク 貞子は生きていた

▼恐怖:喪中につき
1999年8月12日(木曜日) 今世紀最後の!
 今世紀最後の皆既日食がヨーロッパで観測できるって事で、数週間前からヨーロッパでは大騒ぎになっていたみたいっす。
 なんせフランス政府は「直接太陽を観察すると目に悪いのでそれ用のサングラスを無料配布」だとかって、いったいこの皆既日食の為にいくら予算を使っているのだ?と言う感じだったりする。
 ついでに、この手の騒ぎがあると必ず出てくるのがエコノミックアニマル「ディスカバーどこでも」の日本人
 で、やっぱし「今世紀最後の皆既日食を見るツアー」みたいのも企画されちゃったりする。
 しかし今世紀最後って大騒ぎするけどさ、きっとあと1年半後には21世紀になって、その途端に「今世紀初の!」って言葉があちらこちらで乱舞するのは目に見えている。
 確かにねぇ今世紀最後には違いないんだけど、皆既日食なんて1年か2年に一度ぐらいの割合で地球上のどこかで見られたりする自然現象なんだから、そこまで大騒ぎするこたぁ無いと思ったりする。
 確か2年程前の4月頃に「今世紀最後最大の天体ショー・ヘールボップ彗星」がやってきて大騒ぎになって、天体望遠鏡が売れに売れて、予約待ちでお手元に届くのはヘールボップ彗星の通り過ぎた後になります。なんて状態だった。
 でもヘールボップ彗星が通り過ぎた瞬間にみんなはそんな事があったのかも忘れてしまったりするのだ。でもって、それから1年経って11月に「今世紀最後最大の天体ショー・しし座流星群」が地球に大接近するのだ。
 しかしたった1年半の間に「今世紀最後最大の天体ショー」が2度も開催された事なんて誰も覚えちゃいない。
 でもってやっぱり「天台望遠鏡がお手元に届くのはしし座流星群が通り過ぎた後です」と言う現象が再び起こってしまうのだな。
 いや、人間って忘れる動物なんですね。
 まったくもって、その時にニュースで「天体観測ファン」などと云う言葉が用意されちゃったりするのだ。なんだよ天体観測ファンって。
 なにか彗星がやってくるって噂を聞いて慌てて天体望遠鏡を注文しちゃうような人々の事を言うのか?

 しかし、今回の皆既日食ではロシアのミールから撮影した「地球にかかる月の影」ってのを見ることが出来て、なんか感動的に嬉しかった。
 これは単純に文明のおかげだと思うのだ。ハラショー!


▼読書:山田風太郎・忍法八犬伝

▼紅白:年末話

▼哲学:好き嫌い
1999年8月13日(金曜日)メールマガジン講読者倍増計画
 今はもうすでに9月、雑誌の世界では。(倒置法)
 雑誌界では通常1ヵ月先の日付で雑誌が発売されたりする。
 これは以前に沖縄とか北海道とか離島とかに雑誌を輸送するのが大変だった時代、雑誌が行き渡るのが1ヶ月近くかかってしまう場合を考慮して、そうなったと云われている。
 そのおかげで8月になった今、すでに雑誌は9月号だったりする。でもって最近のTV番組の7時54分始まりみたいに少しフライングして月末28日あたりに発売される物は、すでに2ヶ月先の日付だったりする。(8月28日発売は10月号)
 でもって「日経ネットナビ」なんですが、先日編集の方からメールが来まして、9月29日発売の『日経ネットナビ・11月号』で「メールマガジン大全(仮称)」と言う特集を組むことになって、それで『ひねもす本舗』を掲載したいので、発行形態やPR文を書いて下さい。そしてCD-ROMにサンプルを掲載したいのでお願いしますと言う内容の物が届いた。
 おぉ!

 ハッキリ云って我が『ひねもす本舗』は先日の号でやっと10号を数えたワケでありまして、それなりにメールなどを貰ったりして好評だとは思うのです。
 が、講読人数(これをどうこう云うのはちょっと品が無いかなと云う気もするけど)がいまいち少ないのかなぁなどと感じたりしているワケですよ。
 と言うのも、現在講読者が430人って処で、私としては毎週自分の書いた文章が確実に400人以上の方の目に留まると言うダケでムチャ嬉しかったり感謝していたりするのですよ。
 実際、「現代用語の基礎的ではない知識」を一番最初に書き始めたのが、静岡の片隅にあった友人が運営している草の根パソコン通信で、そこの会員人数は常連として来てくれる方が約20名ほどで、その会員の人が楽しんでくれればいいなと言う感じで書き始めたワケです。
 そんでもって、その内にもっと多くの人に読んで貰いたいと野望を抱き、神奈川にある大規模な草の根パソ通にテキストをまとめた物をアップしたのです。で、それのダウンロードが100人とか云って「うひー嬉しいぃぃぃ!」とか思っていたのです。
 で、月日は流れてインターネットでHPを制作し公表するに至ったのです。

 だから、毎週400人以上に読んでもらえているって事実だけでも、凄く読者の方々に感謝しているワケで、それが励みにもなったりするワケで「あぁ430人かぁ凄いなぁ」と単純に思ったりするワケです。
 最初の号が300人ちょいで、10号・2ヶ月半で100人も増えて「おぉ真面目にやっていると読んでくれる人も増えるのだなぁ」と感激していたワケっす。

 しかし、あんましそれまで気にしていなかった講読人数(購読と書いているメールマガジン多いっすけど、無料ですから講読)が、「ひねもす本舗」と同時期に創刊した某雑学系メールマガジンの発行部数を見てビックリしちまったのです「4350」とか・・・・・えっ?1桁違うっす・・・・。
 で、慌ててそのメールマガジンのバックナンバーを見ると1号ごとに100人200人単位で読者が増えていたりする。うむむむむむと唸ってしまいましたね。
 別に内容批判するワケじゃないっすけど、その雑学系メールマガジンに書いてあることは、その手の雑学本からの抜粋で「たぶんこの本とこの本を参考にしている」ってのが判るほど、これといった手を加えていない文章だったりするワケっす。
 うーむ、しかしやっぱ最近の傾向として「雑学」と言うのは無条件に読まれる物なのか?と感じてしまったりするワケだったりします(現に自分も講読契約したのはその理由だったりします)
 うーむうーむ、確かに読まれる人数が多いからって偉いってワケじゃないっすけど、やっぱり書くからには多くの人に読んでほしいと純粋に思ってしまうっす。確かに熱狂的に指示してくれる少人数の方もありがたいのですが。
 そんなワケで、今回の「日経ネットナビ」への掲載にはかなり期待をしてしまったりするのであります。

 あと宣伝も足りないのかなぁ・・・・


▼困難:CGIへの道

▼墓参:それは天誅ですか?
1999年8月14日(土曜日)真夏の夜の出来事
 がきんぐわぁざごっ!と異様な衝撃を受けた。
 真夜中の出来事であった。
 薄暗い明かりの中で私は身動きが出来ず、いったい自分はどの様な状況に置かれているのだ?と考えたが、1秒前まで深く眠りに入っていた私のダメ脳はいつになくダメっぷりを発揮していた。
 そのままの体制で約20秒ぐらい経っただろうか、そこ辺りでやっと「あぁベッドと壁の間に落ちたのだ」と気が付いた。
 ベッドが寄せてある壁側にはクローゼットがある為に、隙間が30センチほど開いていたりするのだ。
 私は寝苦しかったのか、寝返りをうって次の瞬間そこへはまりこんだと云うワケなのだ。
 たまらないなぁ・・・・と意味不明の感想を持ちつつ、そのままぼけっとしていた。激しく寝起きが悪いのだ。
 しばらくそのままの体制でいたと思うのだが、30センチの隙間にブランケットと共に挟まれている為に、徐々に「暑い」と言う事実が判明してきたのだ。
 あぁ・・・・暑い。
 と思いつつ、しばらくぼぅっとしていた。
 が、本当に暑くなってきた為に意を決して「出なくちゃ」などと思い始めたのだ。時計を見ていなかったが、たぶん落ちてから30分後ぐらい経ってからの決断だった。
 私の決断力とはそんな物なのだ。
 うんしょ・・・・・
 もぞもぞと体を起こしてなんとかベッドにはい上がった。あぁなんか足が痛いけど、どっか打ったのかなぁなどと思いつつベッドの上にはい上がった途端にまた私は深い眠りの中に入っていった。

 実はそのベッドと壁の隙間には絵を飾る額が置いてあって、しかもそれが金属製の物だったのだ。
 そして、それによって流血の惨事になっているのを知るのは翌朝の事であった。
 パパ、やっぱり僕が何かをしたのですか?


▼言語:食べられる・喋られる・ミニストップ
1999年8月15日(日曜日)聴いててはいけない
 いやぁみんなカラオケやってるかーい!いぇ〜い!!
 僕はもう1年以上やっていないぜぃ!いぇ〜い!!
 と言うワケで、もしかしたら思い出そうと思えば、生まれてこのかた何度カラオケにいった事があるのか数えることが出来そうな私だったりします。
 いわゆる歌が下手なのか?とか、人と接する事が出来ないのか?とか、はたまた音楽が嫌いなのか?などと思わない様に。とりあえずその辺は全部クリアしています。
 実はカラオケの正しい遊び方が出来ない人だったりします。

 どうやらカラオケボックスの図式として、一生懸命歌う人、とりあえず手拍子をする人々、曲のキメの部分ではかけ声が入る、しかし歌っている以外の人の視線は自分が次に歌う曲目探しに必死になっている。あるいは隣の席のお姉ちゃんを必死に口説いている。
 と言うのが、どうやら正しいカラオケルールらしいのだ。
 そうかそうか、と自分なりに理解してカラオケに望んだりする。
 とりあえず隣の席にきれいなお姉ちゃんが座ったとしよう。
 で隣のお姉ちゃんなんかと、適当な話などをしつつカラオケ本で自分が歌えそうな曲を探す。
 このカラオケで歌える歌と言うもの難しく、自分はたぶんかなりの音楽を聴きまくっていると思う。少なくとも周囲にいる同世代の中では一番聴いていると自負している。CDの馬鹿買いもしている。が、だ。いざ歌ってみようとすると「歌うために」聴いていなかったので、上手く歌えなかったりするのだ。だからカラオケは難しいのだ。
 などと思いつつ、隣のお姉ちゃんと「へぇ事務系の仕事なんだ」などと云っていたりする。
 で、音楽が流れ始める。
 すると僕は隣のお姉ちゃんとの話を一端終わりにして、その歌っているのを聴いたり手拍子したりするのだ。かなり熱心に。
 これがそもそも間違いだと云うのだ。
 知人のカラオケマスターから云われた事は「他人のカラオケなんて真剣に聴く物じゃない。それが落としたい女の子が歌っている場合は別だけど、普通はてきとうに聴いているフリをして隣のお姉ちゃんと話をするんだってば。とくに歌が流れている最中は耳に近づいてしゃべらなければいけないから、急接近の最大のチャンスなんだぞ」
 私の場合は、その最大のチャンスを無視してカラオケを聴いてしまったりするので、全然ダメ人間なのだ。
 まったくもって、純粋にリスニング人間だったりする。
 喫茶店なんかで話をしている最中でも、BGMが変わった瞬間にそっちに意識が云ってしまったりする様な人間なのだ。
 だから、カラオケって云うと、普通のコンサートを聴きにいったぐらいに真剣に音楽に耳を傾けてしまって、激しく疲れてしまったりするので、なーんか面倒くさくなってしまうのだ。
 って人のカラオケなんか聴かなきゃいいのか・・・・・


▼甥子:上下関係を教えてやろうか

▼甥子:上下関係逆転
1999年8月16日(月曜日)雨が空から降れば
 たしか今年の梅雨は「カラ梅雨」なんて事を言っていた様な気がするけど、8月になった途端に毎日の様に雨が降っている。
 しかも、どしゃっとまとめて降るのではなく、しとしと→晴れ→しとしと→晴れと言う連続で、なんだかワケの判らない状態が続いている。
 で、ときどき異常に激しい雨が降ったかと思うと、一瞬後には雨があがって真夏の厳しい日差しがギラリッって感じになったりする。
 でもって、その激しすぎて車のワイパーを最大にしないと前方が見えない様な雨の時でも、同時に激しい夏の日差しが指しているなんて、ワケの判らない状況になっていたりする。
 いわゆる天気雨なのだが、それにしてはちと異常だぞ。
 そんな天気が2週間以上続いている。

 だけど、季節は行楽のシーズンなのだ!海へ!山へ!レッツゴーなのだ!と、みんな休日貧乏というか、もったいないお化けがでるぞとか、与えられた休暇はしっかり使わないともったいないとか、そんな感じで予定通りに無理してでも出かけたりする。
 私の住んでいるのが伊豆だったりするので、この休暇にみんなワッセワッセと繰り出してくるのを、しょっちゅう見ている。
 ハッキリ言って、伊豆で日常的な生活している私なんかにとっては、そこいらにいつも通りに買い物に出かけようと考えても、大渋滞に巻き込まれ、普段なら10分で行ける所でさえ、30分も40分もかかる場合がある。
 ま、地元の人間だから細い逃げ道知ってンだもんね、と細い道に入ると、ワケの判らない細い道にはまりこんだ観光客の車が逆走していたり、地元の暗黙の了解で車1台分しか通れない道なので交互通行をする、って所に無理矢理突っ込んできて、にっちもさっちもいかなくなってしまっていたり、そりゃもう大騒ぎさ。

 そんな中、どりゃ降りの河原でキャンプをして流されて行方不明者多数と言うニュースが報道されていたりする。
 うーむ、なんで「予定立てちゃったんだから雨が降ろうと何ンだろうと、予定を消化するんだもんね」って考えになっちゃうのかねぇ。
 日本人は『八甲田山』の死の行進が教訓になっていないのか?

▼決算:今世紀の10大ニュース
1999年8月17日(火曜日)100%真実の告発!私の作品が盗用されている!!
 私が作っているページに「HAPPY BIRTHDAY'S CLUB」と言う、ちょっととんでもない状態になっている誕生日データベースがあったりします。
 もー自分でも把握出来ないようになっていたりしますが、それでも日々まだ成長を続けていたりします。
 ま、その中のデータってのは、今を去ること20年近く前から、あんまし深い事を考えずに「有名人の誕生日」ってヤツをメモしていたのが、こんな形になっていたりします。
 で、インターネットで公開したワケですが、インターネットと言うのは物事を調べるためにも使えたりするワケで、ここでも多くの有名人、あるいはプレ有名人、あるいはオールド有名人の誕生日などデータを調べる事が出来、それを追加していたりします。
 つまり、そう言う意味では、それが書いてあったページの情報を盗用していると言う事にもなったりしています。
 そんな感じで、僕の作っているページのデータが逆に盗用されるってのも、しょうがない事だとは思っていました。

 ある日、暇つぶし的に全文検索エンジンで「HAPPY BIRTHDAY'S CLUB」と言う単語で検索を掛けて、どっかがリンクを貼っていたりするかも知れないなどと思った所、色々検索に引っかかったのです。
 検索エンジンによっては「HAPPY」と「BIRTHDAY'S」と「CLUB」の3分割されて、それぞれの単語を調べてしまうので、とんでもない状態になってしまう物もありますが、とりあえずいくつかが検索されたりする。
 もちろん、その殆どが実際の「HAPPY BIRTHDAY'S CLUB」のページだったりする。(でも、366日分全部が検索にひっかかるワケではなく検索されないページもあるのはどういう理由なんだろ?)
 でも、中にはリンクを貼ってくれていたりするページだったりして、そーゆー人に感謝感謝だったりするのです。とりあえず、現在「ひねもす本舗」もリンク集を作っている最中だったりするので、その手の所は相互リンクせにゃあかんよなぁなどと考えたりする。
 で、とあるページも「HAPPY BIRTHDAY'S CLUB」で検索に引っかかったので飛んでみた。
 が、そこはリンク集ではなかった。
 なんか人名辞典みたいなページで、その人物がこれまでリリースした曲なんかが羅列してあって、最後の方に「○○○○と同じ誕生日の人一覧:HAPPY BIRTHDAY'S CLUB」などと書いてあって、それをクリックすると 私の作った「HAPPY BIRTHDAY'S CLUB」の任意の日付に飛ぶと言う仕組みになっていた。
 おいおい、リンクの基本はトップページだろぉ
 これじゃ、このデータを作ったのがそのサイトの運営者みたいな感じになっているだろぉなどと思ったのだ。
 その人物辞典系のサイトは他にも何人かのアーティストが紹介されていて、それぞれに同様のリンクが貼ってあった。
 が、そんなリンクの貼り方なんてムチャ可愛いって思ってしまうページを、その後発見してしまったのだ。

 そのページに飛ぶと、そこはそのサイトのトップページだった。
 でもって、色々コンテンツに飛ぶリンクボタンがあって、その中に「今日は何の日?:HAPPY BIRTHDAY'S CLUB」と言うボタンがあった。
 な〜んだ、ただ単純に同じ名前を付けたページがあるだけなんだと思いつつ「ここのデータはどのくらい充実しているかな?」などとボタンをクリックした。
 と、アドレスから見るとCGIが立ち上がって・・・・・・次の瞬間、新たなブラウザページが開き、そこに見慣れたページが表示されたのだ。
 『8月17日:今日誕生日のお友達』
 ・・・・おいおい、こりゃ・・・・・
 そのサイトではCGIを使用してボタンをクリックしたリアルタイムの日付のページが開くようになっていたのだ。私が作った「HAPPY BIRTHDAY'S CLUB」の中のページが。
 これって、知らない人が見たらどーみても、このサイトの一部って感じ。
 しかも、随分前からこんな事をやっていたらしく、その表示されているページには『ここのデータは移動しましたので、トップページから入り直して下さい。杉山バラ園エルローザ』などと書かれていたりする。
 それは、こないだ消滅したページよりさらに以前、今年の1月頃に書いた文章だったりするので、少なくとも去年の暮れ以前からこのサイトでは「HAPPY BIRTHDAY'S CLUB」のデータを流用していたらしい。
 で、この半年更新もチェックもしなかったので、「HAPPY BIRTHDAY'S CLUB」が移転している事にも気づかなかったのかも知れない。
 これって凄いよなぁ、自分は更新も何もしないのに、勝手にそこのデータは充実していくんだから。

 うーむ、凄い盗用野郎もいたもんだ!と、怒るより、呆れてしまったのだ。

1999年8月18日(水曜日)『H2』あだち充(1〜31巻)
 2週間ほど前の日記で吉田秋生の「夜叉」を6巻まで毎回新刊で出るたびに購入していたけれど読まないままになっていた。と言う事を書いた。
 そんな風に、本屋に行って「あれもこれも」と大量に本を買ってしまう私は、とりあえず購入してきた本を本棚の空いているスペースに、あるいは本棚の横の積み上げスペースに本を収納しておくのだ。で、完璧に忘れてしまう物がある。で、すっかり忘れた頃に本屋で新刊として次の巻が平積みされていたりするので、躊躇無く購入して来る。
 でもって部屋に戻り「あ、この本の前の巻ってまだ読んでいないや」と言う理由で、読むのを後回しにしてスペース収納と言う事になったりする。
 ま、小説本の場合、いわゆるファンタジー系のだらだらシリーズで続く物や、グインサーガや、ペリーローダンは読んでいないので、「前の巻を読んでないから」と言う理由はあんまし無いのだが、漫画の場合はそれが多い。その結果、先日の「夜叉」6巻一気読みとかになってしまうのだ。

 先日、姉貴とその子供が私の本棚を引っかき回し(漫画棚のみ)帰って行ったので、ひさびさに本棚の整理をしようかと考えた。と、そこで目にしてしまったのが、あだち充の現在サンデーで連載している最中の「H2」だったりする。確かもう2年ぐらい前にアニメにもなったんだよなぁと思いつつ・・・・あ、これも前々読んでいないや。
 しかもこの単行本の6巻だけ新刊が出たときに買わなかったので、それ以降を読んでなかった。で、現在最新刊が31巻。つまり延々と7巻が出た1994年4月から5年以上、読まないのに毎回律儀に購入していたのだ。
 雑誌も読まないので、ストーリーは全然判っていないが31巻まで買っていた。
 なんなんだろうね、この人ぁって感じで、やっと重い腰を上げて本屋に出かけ抜けていた6巻を購入し、読み始めた。
 私の漫画を読むペースは遅い。周囲の人と比べたら確実に遅い。だから、6巻から、と言うか5年前に読んでいたストーリーを忘れていたので1巻から読み直しになってしまい、31巻は2晩かかっても終わらなかった。
(ベッドの上で計5時間ぐらいか・・・)
 しかし、このあだち充って人、完全にワザとワンパターンを貫き通している処が凄い。
 でもって話のテンポ、間ってヤツがこの人独特だったりする。
 さらに、連載時にカラーだったんだろうなぁというページは話の展開にまったく関係なく90%の確率で、水着の絵、パンチラの絵、ブルマの絵、更衣室の絵、と言うポリシーも凄い。ここまで「お約束」の羅列は他の漫画家は怖くて出来ないと思うのだ。
 でもって意外な事にかなり本格的な熱血甲子園漫画になっていたりする。かの「疲れるから」で逃げてしまう事はしなかったりする。うーむ、と云いつつ水島新司みたいな暑苦しさの無いってのが、旨いっす。
 きっと、この手の漫画と言うのは一生懸命熱く漫画を評論したり、セミプロ意識で漫画を見ている人にはまったく評価されない物かもしれないと思うが、その「何もない」部分で物語を引っ張っていく手腕に本当のプロ作家のワザを見せられた様な気がするのだ。
 ついでに、途中で「前の巻で県大会って云っていた気がするけど、ここは東京です」とか「以前誕生日について別の日を書いてあった気がするけれど、こっちが正解です」などと、かなり泥縄式にディテールを作っている処も、好感が持てますな。
1999年8月19日(木曜日)元気?
 今、一生懸命「現代用語の基礎的ではない知識」のHP版を再編集している。
 といいつつ、こんなに大量に書いたのだなぁと驚きながら、すっかり自分で書いたって事を忘れてしまっていたネタを、一読者として読んでいたりする。
 でもって、つい先日まで何気なく多くの読者の目に触れていたのだが「絶対にこのネタって古くなって意味不明になっているよなぁ」と言う物も少なくない事に気が付いた。
 あるいは「書いてある事柄が今はもうまったく違う方向に行ってしまったぞ」などと言うネタも多くある。
 とりあえず、古いネタも今は始末に負えない程度の恥ずかしい腐り方をしているのだが、あと10年も経てば十分に歴史書としての価値が出て来るんじゃないかな、などと思ったりもする。
 そこで、編集と同時に、それらの時間が経過した為に意味不明になりつつあるネタに、補足をしたりする作業もやっていたりする。
 さらについでに、今回「現代用語の基礎的ではない知識」とそれ以外の「HAPPY BIRTHDAY'S CLUB」や「雑学大作戦:知泉」なんかが同じ場所にあったりするので、それぞれが複雑に絡み合ったリンクで繋がっている状態になっていたりする。
 1つの項目から別の項目へ関連項目をどんどん繋げて行けるようになっていたりする。
 なかなかチェックは大変なのだが、1読者として見たら、色々楽しめるんじゃないかな?などと思っていたりする。

 でもって、昔の項目を読んでいるとすっかり自分でも忘れてしまった様な事が書いてあったりする。
 そーかそーか、そういえば長渕剛と石野真子って結婚していた事もあったんだよなぁなどと、今更思い出してみた処で意味の無い事まで思い出す。
 で、それの関連で「そー言えば、石野真子が離婚後にNTVの『紅白歌のトップテン』の司会をしていた時に、長渕剛がランクインして出演した事あったよなぁ」などと言う事まで思い出した。
 あの当時、長渕剛は気の良いフォーク兄ちゃんから徐々に、過激にハードな事言う怒れる兄ちゃんにイメージを変えつつある頃で、その手のTV番組なんかにホイホイ出演なんてしなかった頃なのだ。
 それなのに、ベストテンには出演せず、もっとミーハー色の濃いトップテンを選び、しかも元妻の司会をしている時に出演をするってのは・・・・・・
 で、番組に登場した長渕剛に対して司会の石野真子は、思いっきりプライベートに「お久しぶりです」などと他人行儀に聞き(他人なんだけどさ)長渕剛は「元気だった?」などと聞き返したりする、かなり異様なムードが流れた事を覚えている。
 いったい何を思って、あの番組に出演する事をOKしたのだろうか?

 などと思ったりする夏の日であった。

1999年8月20日(金曜日)沖縄アクターズスクール
うぃきゃんどぅ〜〜〜〜ぅぅ燃え上がるアッついたいよぉぉぉ!と言う訳で皆さんはダパンプで歌い踊っていますか?
元々、このプロデュースをしているM.C.A.T(本名:富樫明生)は嫌いで無かったので、ダパンプも嫌いじゃないっす、ってCDを買うほどでは無いんですが。
で、メインボーカルをやっているのが「ISSA・イッサ」っつーんですが、これの姉貴ってのも以前、今から10年ほど前になるけれど歌手デビューしていたりします。
まだ、メジャーではなかった時代の沖縄アクターズスクール出身の『里中茶美』って歌手なんですが、確か深夜に放送していた「東京イエローページ」っていう、竹中直人が出ていたお笑いバラエティ番組の歌のコーナーに出ていた様な気がする。で、全国主要都市キャンペーンに、デビューしたての後輩「早坂好恵」が前座で付いていった。と言う記事を、先日掃除中に見つけた古い雑誌に書いてあった。
しかし姉が「茶美・ちゃみ」で弟が「イッサ」って事は漢字で書いたらやっぱし「一茶」なのか? (後日、それで正解だと言うのが判明)
うーむ、と思いつつ、ある意味で偉いなぁと思うのが売れなかった歌手を簡単に契約切れと切り捨てないで、この里中茶美さんは現在、沖縄アクターズスクールの事務員をしているらしい。
あと、沖縄アクターズスクールを有名にしたと言うと安室奈美恵っすけど、彼女は以前「スーパーモンキーズ」と言うグループのボーカルだったと言うのは衆知の事実っす。
しかし、最初から安室奈美恵がスーパーモンキーズのメインボーカルみたいな説明をされていたりしますが、実際の処を云えばバックダンサーでした。
最初は牧野アンナと言う人がボーカルで、その後ろで踊っているだけの存在でした。
なんか、苦節ン年と言う感じなんだなぁ

でもって、この牧野アンナと言う人なんですが、沖縄アクターズスクールの社長が「牧野」っつーぐらいで、社長令嬢だったワケっす。
初期の活動は「元気が出るTV」で沖縄の空手少女などと云う紹介をされたり、「加トちゃんケンちゃんごきげんTV」の中でスーパードッチボールなんてのをしていたのぐらいしか印象に残っていない。
で、その後牧野アンナはこの3流グループに見切りを付けて「ドラクエ3」のイメージソング「ラブソングを探して」でソロデビュー・・・・が、そのまま消滅。
逆に残されたメンバーだけが、頑張って今に至っているんだけど、あの当時、パソコン通信なんかでは「スーパーモンキーズ?なんかぶっさいな薄汚れたグループだよね」「あのアムロとかってのコ汚い顔してる」などとかなり評価が低かったっす。

でもって牧野アンナっすけど、今は沖縄アクターズスクールでばりばりに指導者として、後輩の育成に頑張っているらしい。でもって、この沖縄アクターズスクールが90年代中期の芸能界でどどーんと重要な位置を占めたけれど、実はそれ以前から芸能界で重要な位置を占めていたのだ。牧野一族は。
歴史をずっと明治期まで遡って、日本の芸能史が「映画」と云う文化を得て花咲きはじめた頃、牧野アンナの曾祖父「牧野省三」は日本映画初期に映画会社を作ったり、そのプロダクションシステムを作り上げたりしている。
さらにその息子(牧野アンナの祖父)は映画監督として戦前戦後を通して傑作を作り上げ、世界的にも評価されているマキノ雅広。
さらに牧野アンナの叔父さんには俳優の津川雅彦・長門裕之がいたりするのだ。なかなか名門芸能一家だったりする。
 牧野省三            加藤伝九郎
(映画製作)           (狂言作者)
  ┃                ┃
  ┗━━┳━━┛          ┗━━┳━━┛
   ┏━┻━━━━━━━┓      ┏━┻━━━┳━━━┓
   ┃         ┃      ┃     ┃   ┃
 マキノ雅広     マキノ智子  沢村貞子  沢村国太郎 加東大介  伊東深水
 (映画監督)    (女優)   (女優)  (俳優)  (俳優) (日本画家)
   ┃         ┃            ┃          ┃
   ┗━━┳━━┛   ┗━━━━━━━━━━━┳┛          ┃
   ┏━━┻━━┓             ┏━┻━━━━┓      ┃
   ┃     ┃             ┃      ┃      ┃
 牧野社長 マキノ佐代子   南田洋子━━長門裕之    津川雅彦━━朝丘雪路
   ┃   (女優)    (女優)  (俳優)    (俳優)  (女優)
   ┃
  牧野アンナ
って、今日の話にはオチは無いっす。
▼アイスの食べ過ぎは人間を怠惰な方向へ貶めてしまうのであった▼