< 杉村ぐうたら日記(2000年1月21日〜31日)

▲2000年1月21日:金曜日:読書の愉しみ
▲2000年1月22日:土曜日:CM効果
▲2000年1月23日:日曜日:9回目の年女
▲2000年1月24日:月曜日:丸暗記大作戦
▲2000年1月25日:火曜日:3万突破
▲2000年1月26日:水曜日:汚れちまった悲しみに
▲2000年1月27日:木曜日:思いこんでアイラブユー
▲2000年1月28日:金曜日:犬型ロボット廉価版
▲2000年1月29日:土曜日:ダーク大集合!
▲2000年1月30日:日曜日:買い物ブギ
▲2000年1月31日:月曜日:無かった事にしよう
2000年1月21日(金曜日)読書の愉しみ
 とりあえずこの20年近く「年間読書数100冊運動」を実施している。
 別に量を読めばいいって物じゃないけど、とにかく量を読まないと本当に良い物には巡り会えないって事なのだ。
 っつーか、本当は読み過ぎると読書人としての感性がスレてしまって「あぁこれね、これってクーンツのイミテーションって感じだよね」なんて、解ったような風なことを言ってしまいそうなので、イカンと思う部分もあったりするのだ。
 常にリニューアルな気持ちで、読んでいかないといけないと思う。

 でも、世の中で「読書」というのは一般的に思われつつ一般的な趣味ではないので、共感を呼ぶということは少ないのだが、その反面良いこともあったりする。
 例えば映画なんかの場合、ヒット作の話題はとにかく連日テレビで放映される。あるいは話題作の場合、制作発表から撮影中から完成試写会から延々とテレビが話題にする。
 その結果、その映画の見所とか、核になる部分を本編を見る前に知ってしまうと言う事になるのだ。
 それって悲劇だよね。 
確かに、面白い作品かどうかってのを知らずに見に行くのは怖いんでしょうがないんだけど・・・・・

 以前も、「ターミネーター2」が公開された時にそれを感じた。
 あの映画は1作目で、無敵の倒しても倒して追ってくる恐怖のターミネーターをシュワちゃんが演じていたんだけど、第2作では打って変わって主人公たちを助ける正義のターミネーターとして登場してくる。
 だけど、ストーリー的には主人公は最初そのことを知らず、ふたたびあの恐怖のターミネーターが自分を捜していると警戒して逃げ回るというのが前半の見所になっている。
 が、映画を見ている人たちはすでに最初から「今度のシュワちゃんは味方」と言うのを知っているわけで、そうなると前半の不気味に追いつめてくる様に見えるターミネーターと言う演出は無駄になってしまうのだ。
 なんか、それって映画のおもしろさを半減させちゃうような気がする。

 その点、ヒット作ベストセラーならいざ知らず、多くの本がまったく未知の作品としてやってくる事になったりするので、どう転ぶのか解らない楽しみがあったりする。
 で、読んだ後、どーしても話をしたくなるんだよねぇ、でもそーすると、その話を聞かされた人は楽しみが半減させられちゃうワケで・・・・

 以前、「犯人が探偵で被害者で」と言う内容の推理小説があって、その意外な着目点に嬉しくなっちゃって友人に話した処「そんなにその作品絶賛しているけどさ、俺もう読む必要と言うか、読んでも最初から答えしっているワケだから、読めなくなっちゃったてワケだよね」と言われてしまったのだ。

 あぁぁぁぁぁぁ。
2000年1月22日(土曜日)CM効果
 年明け早々から頻繁にTVで流れているCMにANAの『ハンバーガー計画』と言うヤツがある。
 あの西武ライオンズ松坂大輔のCM出演第1弾としても話題になっているヤツ。
 確かに最初に見たときは、ドラマにありがちな「お客様の中にお医者様はいらっしゃいますか?」と言うパターンのパロディで、面白いとは思った。
 が、そのインパクトも1・2回程度で、その後頻繁に流れるたびに「またかよ」程度の物になってしまった。
 と言うのも、最初の部分が緊迫感を出すためにテンションのそこそこ高い物になっている為に、繰り返し見せられるとキツイと言うのが原因だと思う。
 単純に自分的には「ま、松坂のCMデビュー作としてはこんなもんでしょ」程度に思っていたのだが、実はもっと深い部分があって、それによってこのCMは成功作品だと言うことになってしまったのだ。
 このCMのキャッチコピーは『ハンバーガー計画』と言うヤツなのだが、全然そのCMの中で解説がないのだ。
 とりあえずANA(全日本空輸)のCMだと言うことが解るけれど、あとは松坂の曖昧な演技力だけで、肝心の何をCMしたいか?と言う事が全然見えない。
 確かにANAの名前が出てくるので「松坂の出ているANA」と言うイメージは出来たが、今更ANAが世間様に名前を認知して貰うためにCMを打つという段階じゃなかったりする。
 で、このCMを見た人が当然『ハンバーガー計画』の意味を知りたがると言う事になって、それが最終的にテレビのバラエティ番組なんかで「で『ハンバーガー計画』っていったいどーゆー意味なのさ」と、その内容・実態に迫るコーナーを創ったりする。
 現に私はその説明をしている番組を3回みました。
 これって、思いっきり大成功しているよなぁ。

2000年1月23日(日曜日)9回目の年女
 そんなに遠くない未来に訪れると思われていた日が突然やってきました。
 ニュース速報で突然「双子の長寿でおなじみのきんさんぎんさんのお姉さん成田きんさんが本日午前11時、自宅で死去しました。享年107歳」と言う物が流れた。
 ここまで生き続けて来たって事はもう、死去でさえ「おめでとう」とか「ご苦労様」って感じなのだと思う。
 なんせ、自分が生まれた時点ですでにおばあさんだった人が、いまだにおばあさんをやり続けているって事自体凄い事なのだ。

 人生を30数年やっていると、否応なしに人間の「老い」と言う物を見ることになる。
 自分の親の場合は、日々見ているので極端な感慨は無いのだが、子供の頃の記憶しか残っていないような、久々に合う知人の親を見て「うわ、老けたなぁ」などと思ったりする。
 あるいは、普段は車で会社に出かけていたりする為に、近所の人々と接する事がほとんどないのだが、近所の葬式なんかで出かけたりして久々に合う近所の人なんかも「え・・・・あの人って○○○のおばさん?」とか驚いてしまうほど、おばさんではなくおばあさんになっていたりする姿を見てショックを受けたりする。
 なんせ、小学校の頃のイメージしか残っていない人は当然、30年近くの時の流れを経ているワケで、その当時40歳ぐらいだった人が70歳になっていたりするのだから、当然なのだが・・・。

 人間は生まれた瞬間から「老い」と言う物に確実に向かって進んでいる。
 自分だってそれは例外ではない。確実にジジイになりつつあって「睡眠不足が応えるようになった」とか「疲れがすぐ抜けない」とか「瞬発力が無くなった」とか、果てしなくカッチョ悪いけれどジジイ化しつつある。
 何というか、日本は特にって感じだが、どうも人間として一番輝いているのが20代前半で、それ以降はだんだんと生活に追われたり、希望を失ったり、ただグチを言うだけになったり、自分の狭い経験の価値判断ですべてを理解したつもりになったり、輝きを失っていく人が多いような気がする。
 それはしょうが無い事なのかもしれないけれど、なんか流されているなぁと感じてしまうのだ。

 僕は、20代前半から「若いだけを自慢にしている様なヤツは嫌いだ」と思っていた。
 と同時に「くだらない大人も大嫌いだ」と思っていた。
 だから、カッチョいい大人になるのだ!と、思い続けて来たって部分がある。
 今の自分がカッコいいとは思わないけれど、かなり世間一般からズレつつ自分なりの大人の姿を模索していたりする。自分の理想の30代ってヤツを探し続けて、その内になる自分の理想の40代、あるいは50代ってヤツになりたいって思い続けていたりする。
 なんか、どんなジジイになるかは判らないけれど、このまま突き進んでいきたいと思っていたりするのだ。

 ふと、107歳の大往生のニュースを聞いて、この先、どうやって生きていこうかと考えてしまったのだ。

▼ニュース:2000/01/23

▼ニュース:2000/01/23
2000年1月24日(月曜日)丸暗記大作戦
 学校の試験なんて物は果てしなく過去の話になってしまったのだが、仕事の関係で学校の教科書・参考書などを編集したりする事もあって、ときどきそーゆー本を見たりする。
 すっかり♪学校出てから15年、いまじゃしがないサラリーマン♪と、クレイジーキャッツの曲を歌ってしまいそうな私は、そこに書いてある内容は「大昔に見たことがあるかも知れない」程度の記憶にしか残っていなかったりする。
 数学の問題だとか、英文法だとか、はっきり言って卒業後はぜんぜんお目に掛からない物が多かったりする。

 で、英語の丸暗記をするいわゆる「語呂合わせ記憶法」の本なんてのもやったりするのだが、そこにある内容がなかなかカッコいいのだ。

 『適応させる』を英語で言うと「adapt」だったりするのだが、それを覚えるために「あ、であー!プッと適応させる受け身」などと言う語呂合わせ記憶法が書かれていたりするのだが・・・・・果たしてこんなので記憶出来るのか?
 単純に「適応させる=adapt」とやった方がしっかり記憶できる様な気がするのだが・・・・と言うか、その程度の単純な単語だったらなんとなく解るだろって感じ。
 もんだいはこの暗記法ではスペルを覚えられないって事だな。

 『communicate』混む湯に毛糸が浮いていると「伝える」
 『select』競れ!苦闘の後に「選ぶ」
 『trust』虎スッと「信頼する」人に身を寄せる
 『lend』連ドラのビデオ「貸す」
 『weigh』ウェ〜ッ!100キロ「体重がある」
 『altogether』オール棘だー!「まったく」バラは
 『domestic』どう?目ステッキな「国内の」ギャル
 『active』悪、恥部が「活動的な」
 『intelligent』インテリじゃん、と「利口な」人に言う
 『average』阿倍理事は「平均の」背たけ
 『revolution』冷房隆昌、空調「革命」
 『forgive』ほう、ギブスになっても「許す」とは

 なかなか、覚えやすい・・・ですか?
 この本って中学生あたりをターゲットにしているのかも知れないけれど「冷房隆昌」って、まず「隆昌」って日本語を覚えてしまったっす。この本のコンセプトとして、全部の単語にすべて記憶するための語呂合わせを書かなくてはいけない!って事なんだとおもうけど・・・「革命」って言ったら普通「レボリューション」って解るよね。
 でもって、語呂合わせと言いながら、全然ゴロを合わせずそのまんまの物もあったりする。

 『attack』アタックで「攻撃する」
 『claim』クレームつけて交換を「要求する」

 そのまんまやね。
 さらに凄い物では暗記も駄洒落も放棄してしまったような物もあったりする。  『Status』ステイタスシンボルは「地位」を示す

 これが「暗記術」として多くの駄洒落の中にポツンとあったりする。
 それでもいいの?
 でもやっぱしスペルは覚えられないっす。


▼記憶:ダメ人間

▼ニュース:2000/01/24
2000年1月25日(火曜日)3万突破
 夜、メルマガを発行しようとインターネットにアクセスしたら『ひねもす本舗』のカウンターが「30000」を超えていた。
 おぉ凄いっす。

 この『ひねもす本舗』を公開したのが1998年3月1日だったりしたワケで、今日で696日目という事になる。ちょっとイヤらしいが、計算すると1日平均43人が訪れてくれたという事になったりするワケで、なんかひたすら感謝しなくちゃいけないなぁ、と謙虚にこの事実を受け止めたりしています。

 ま、個人のHPでもアクセス数「10万突破」なんてのがあったりするんで、ランキング的には大した事ないんですが、ちょっと自慢しちゃいたいなって感じもある。
 なんせ、普通個人HPでアクセスが多い処ってのを考えると、基本的にそのHPで扱っている事自体が人気のある物、ネットワーカーにとって興味を引かれる物という感じだったりするワケっす。
 てっとり早くアクセスを稼ぐんだったら「エロ系」とか「アイドル系」とか、はたまた技術系だったり、出会い系だったりそんなテーマを掲げて、検索エンジンでも引っかかりやすいように項目を絞り込んで登録して・・・・って感じ。
 それにくらべて『ひねもす本舗』ってヤツは、エロもないし、アイドルもないし、技術もないし、出会いもないと言う無い無いづくしのイケてないHPだったりするのだ。しかも見栄えの問題でさえ、地味路線まっしぐらって感じだったりする。
 ただひたすら文章あるのみ!あるのみ!あるのみ!あるのみ!という、活字中毒者クンバカ無間地獄シャクティパット状態なのだ、最低ですか?「最低で〜す」
 はっきりいって現代社会においてビジュアルを無視した活字オンリーな世界はとにかく敬遠されるというのがオチなのだ。
 そりゃ、お笑い系のHPだからオチは必要なのだが、どーも違うって感じもする。

 しかも文章が多すぎて、どっから手をつけていいのか解らない。とりあえず、入場者に優しいサイトを目指しているハズなのだが、自分でも手をつけられないくらいに文章が多くて、気を抜くとどんどん文章を書いているから、ワシってヤツは。
 まったくもって、こまったもんだぜ。と言いつつ、このペースを崩さずワシワシと突き進んでいきますぜ。
 はっきり言って、単行本にまとめたら何冊分になる量か解らないっすけど、これからも皆様ご支援よろしくお願い致しますです。

2000年1月26日(水曜日)汚れちまった悲しみに
 って別にタイトルには深い意味はないんですが、中原中也の書いたこの詩を思い出すのは、いつもきまって雪が降り始めた時だったりする。
 などと言っても、静岡の伊豆に降る雪はドラマチックにしんしんと降り積もり一面を銀世界に塗り替えるなんて事はめったにない。
 結局、地面についた瞬間に溶けてしまう様な物が主流だったりする。
 ニュースなんかを見る限りでは、ここより九州なんかの方が頻繁に雪が降っていると言う感じだったりするのだ。かといって、暖かい冬というワケでもないまったくもって中途半端な寒さの地域だったりする。

 今日は、夜の9時頃、ちょっと外に出ると小雨がなにやらふわふわと舞い散るような雪に変わっていた。
 うーむ、と思いつつ夜空を見上げると真っ暗な闇の中から白い物体がゆらりと揺れながら落ちてくるのだ、なんか冬だねぇ。
 あぁ、心が寒いぜ・・・・・・。

 と言いつつ、すぐに雨になってしまったんだけど、もうちょっと山寄りの場所では結構雪が降ったと言う話で、翌朝、通勤中に屋根に大量の雪を積んだ車が走っていた。
 あぁ冬だなぁ。
2000年1月27日(木曜日)思いこんでアイラブユー
 家に帰ったら母親が「嗚呼バラ色の珍生」を見ていた。
 画面ではさえない中年男性が公園に立っていて、女性アナウンサーが緊迫したナレーションを読んでいた。
 なんじゃこりゃ、と見ていると、なんでもこの男性はバツいちで、親しくしている女性に結婚してくれと言うプロポーズをたった今からテレビでして、もしそれに答えてくれるのならここにある携帯電話に連絡してくれ!と言う物だった。
 なんつーか、なんで個人にとっての重大決意をこうやってイベントにしてしまうかな?って気がしちゃうのだ、いつもこの手の物を見ていて思うんだけど。
 たぶん、一番キッカケになったのは「天才たけしの元気が出るテレビ」の『はじめての告白』辺りだと思うのだが、これって今まで踏ん切れなかった自分の背中を押すってだけだったらいいんだけど、告白する相手に必要以上の精神的プレッシャーを与える行為って気がする。
 なんか、一種の脅迫だよね。

 特に今回のを見ていると、その話の全容を知っているワケではないけど、その男性がいわゆる「思いこみの激しいタイプ」って感じで、以前はつき合っていたのかも知れないが(と男性が勝手に思いこんでいると思える部分もあり)去年のクリスマス後の12月26日に逢って欲しいと連絡をした処「予定があるから」と断られたらしいんすよ。
 実はそのときにプロポーズしようと指輪も買っていたらしいんだが。
 で、その予定していて「行けない」と言われた日に、その男がどうしたかって言うと、待ち合わせに予定していた場所で6時間も来るはずがない相手を待っていたと言うのだ。
 なんか、それを聞いただけで私は気持ちが引いてしまいました。
 だって「行けない」と断られたんだから、当然そこには行かないワケでしょ。それをどういう根拠があるのか「来るかも知れない」と思いこんで6時間も待ち尽くしたってのは・・・・・、かなり怖いタイプの思いこみ君ですな。
 もしかしたら来ると言うドラマチックを頭の中で思い描きながら、でもけなげに待つ自分さえも、ある種の「悲劇のヒロイン」的な部分に酔いしれていると言う感じがしちゃって・・・・。(男だけど)
 その相手の女性だって「行けないから断った」と言う前提があるワケで「でも断って悪かったかな」と少し引け目を感じていたかも知れないけれど、突然テレビで全国放送で「実はあの日、君が来るんじゃないかと思って6時間待っていたんだ」などと言うことを言われても困ってしまうしか無いと思うのだ。
 それ以前に、そのクリスマスシーズンに逢えずにそれから1ヶ月、その間、1度も逢っていないって・・・・二人の関係がどの位の深さか解るような気がしちゃうっす。もしクリスマスに本当に用事があって行けなかった場合は、何かフォローの連絡でもあると思うんだけど。正月だってあったんだし。
 それさえ無いって事は、関係が思いっきり薄いか、あえて避けているかのどっちかって気がするんだけど・・・・・

 あんのじょう、携帯電話はウンともスンとも言わず、ぼけーっと夜の公園に立ちつくす男が残されて・・・・・・

2000年1月28日(金曜日)犬型ロボット廉価版
 かのソニー産のロボット犬『AIBO』は未だに人気が高く、インターネットでも「AIBO・20万で売りま〜す」などと書いて詐欺をはたらくケースがあったりする。
 現時点で「AIBO」は初期バージョン(銀)と二期バージョン(メタ黒)があって、噂では受注生産が始まると言うことなのだ。
 で、そこに当て込むようにセガがなんと約3000円で犬型ロボットを発売するらしい。
 ま、オモチャ的な物で、色々憶えるってのは去年のファービーで実証済みという状態なので、それの応用だと思うが、欲しいと思う人は多いんだろうなぁ
 3000円なので、大量に買っても「AIBO」に比べたら可愛いものだ。
 なんせ「よしっ101匹ワンちゃん大行進をやるのだ!」と決意したとしても、約30万でその手に負えないぐらいのロボット犬ハーレムが完成するという事になるのだ。
 うーむ・・・・・。

 しかし、このロボット犬が発売されるって事で、いくつかのニュース番組とか情報番組なんかで紹介していたりする。
 自分もいくつかの番組で偶然それを紹介しているシーンに遭遇したのだが・・。
 なんというか、デザイン的に洗練されていないというか、ワザとダサくしたのか判らないけれど、何故「AIBO」という先駆があるのに、あそこまでダサくしたのか(もしかしたら、どうしても洗練された形にしようとすると「AIBO」に似てしまうので、デザインの盗作って事で問題になるのを恐れているのかもしれない)。
 で、その番組で「と言うわけで、こうやると色々な反応をしてくれて、次第に芸を覚えるんで・・・・」「あれ?動きませんね」と、ロボット犬が何の反応もしなかったりする場面を見た。
 1つの番組だけでなく、私の見た番組すべてで動かなかったんで、これって宣伝になっていないよなぁ。

 これが、犬型でなくって猫型だったら動かなくても「ま、猫って事で、本物の猫もご主人様の言うことを聞かずに勝手に行動しますからしょうがないですよね」とまとめる事もできたんだと思うが・・・・・。

▼猫型:ついにドラエもんの祖先誕生
2000年1月29日(土曜日)ダーク大集合!
 ぼけーっと、近所のCDショップに行った。
 でもって「なんか面白いDVDが出てないかな?」と、CDショップの片隅にあるDVDコーナーに歩いていった。
 なんと言いましょうか、まだDVDってのはそーんなに一般的ではないってのもあるのか、ここのコーナーはそんなに人であふれていると言うことはなく、いたとしても2人ぐらいがぼけーっと見ている程度だったりする。
 でもって「最新」のメディアなのだが、店の片隅の一番奥の処に設置されていると言う感じなのだ。

 と、いつものように気を抜いてほけほけと歩いていくと・・・・なんと、そこが入り込むスペースもない様な感じで人で溢れているのだ。
 ま、入り込むスペースも無いといっても、人が溢れていると言っても元々そんなに広い場所でもないので、6人ほど人が入り込むと狭いと言う感じになってうのだ。
 で、その時、そこには制限人数オーバーと言った感じで8人の男がごちゃっと溜まっていた。
 溜まっていたと言うか、澱んでいたと言うか・・・・なんと申しましょうか、かなりその一角が非常にくすんだ色合いで近寄りがたい状態になっていた。
 そこのDVDコーナーは入り口から向かって左側には映画DVDがずらっと並び、右側にはアニメDVDが並び、その奥の方には音楽関係DVDなどが並んでいるという配置になっていたりする。
 でもって、そこに澱んでいた8人の男は全員右側を向いて立っていたのだ。
 映画や音楽DVDの方ではなく、いわゆるアニメDVDの処で全員がそこにまとまって澱んでいた。
 どうやら、ここにいる8人の男はみんな仲間らしく、そこにあるDVDを手に手に持ちなにやら話をしている。
 うーむ、うーむ、と思ってしまったのだが、別にアニメが好きだって言うのは悪い事じゃない。私は高校の頃からほとんどアニメを見ないのでその辺の好みってのはよく判らないのだが、日本文化でちゃんと世界に認められているアニメってヤツは凄い物だってのは認識している。
 だからそれにどどーんとのめり込んでしまう人々をどーのこーの言うつもりは毛頭ない。
 だが、「げげげ」と思ってしまうのが、そーゆー人ってのは何故みんな同じ様なトーンなのだ?
 なんか同じ様な色合いの服装で、ほとんど髪型なんかは無造作で(あるいは後で束ねている)、なんか背中を丸めて姿勢が悪く、異様に眼鏡含有率が高かったりする。
 で、今まで通信歴が長かったりするのでパソコン通信時代から「オフ会」と称されるものに何度か参加していたので、そこで気が付いたのは「オタクと呼ばれる人は表情が乏しい」と言う事だったのだ。
 そこにいた人もなーんか(偏見40%含む)表情に覇気がないと言うか・・・
 でもって特徴的なのは、口元は笑っていても、その手の人ってのは目つきに力無いと言うか、目が座っているというか・・・怖いんですわ。

 その得体の知れないダークさに押されてしまい、私はそのコーナーに入る事が出来ずに、本のコーナーに移動するのであった。
 で、その連中がゾロゾロとDVDコーナーから出てきて・・・・私のいる本のコーナーに入ってきて、今度は全員コンピュータ関係書籍のコーナーに揃って・・・。

 なんで、オタク系と言うとそろいも揃って「アニメ好き」「コンピュータ好き」と言うことになってしまうのだろうか・・・あと「ゲーム」もありか。
*実は私はコンピュータ歴がすでに10年を超えているが、コンピュータって好きじゃなかったりする・・・・・。

 うーむ、と思いつつ私はDVDコーナーに移動するのであった。
 
2000年1月30日(日曜日)買い物ブギ
 近所に「卸売り団地」と呼ばれる処がある。いわゆる、色々な商品をはじめ色々な卸売り商があつまっている場所で、卸売りと言いながら一般のお客さんも買うことが出来る場所だったりする。
 我が家なんかでも、年末なんかの大量買い込み大作戦なんかの際にもそこに出かけてワッサワッサと購入し、車に積み込んで帰ってきたりしていた。
 それ以前は、狭い処に長屋状態で卸売りの店がだーっといくつも並んでいて、客もゴチャゴチャとぶつかりながら買い物をしていた。
 そこが去年の11月に大きなショッピングモールみたいな状態のショッピングセンターを作り、そこでそれぞれの卸売り店が入りそれまで以上に大規模な形で展開する事になった。
 で、我が家でもそこに行って買い物をしたのだが、基本的に卸売り状態で仕入れている商品なので、ムチャクチャ安い(量も多かったりするけど)ので「えっ?こんなに買ってこんな値段?」と言う状態だった。
 こりゃ凄いっす、と言う感じだった。

 で、先日、年末以来ひさびさに(1月中は風邪で動けなかったんでしょうがないっす)買い物に出かけた。
 去年、2回ほど行ったときにはかなり広い駐車場が一杯で延々と開くのを待たなければいけなかったので、今日も「駐車場開いてるかな・・・・」などといいながら出かけた。
 そこそこ車が多かったのだが、探したら開いているスペースがあった。 ま、オープンした頃や、年末とは違ってそんなに混んではいないよなぁと思いつつ車を停めた。
 しかし、とんでもない事になっていたのだ。
 いつものように、その建物に入ろうとしたときに、その入り口にポスターがベタベタ貼ってあったのは目に入っていたが、その内容を読まずに自動ドアを開けて中に入ろうとした・・・と、その時、その入り口の処にいた二人のおばちゃんに声を掛けられたのだ。
 「すいませんカードを持っていますか?」
 「は?」
 「すいませんけど、事情がありまして中で買い物を出来るのは小売業者だけと言う事になってしまいまして、しばらくの間は一般のお客様は中で買い物が出来ないと言う事になったんです」
 などと説明をされたのだ。
 いわゆるここは「卸売り専門店」として申請をされていた為に、小売業の資格を持っている人に売ることが出来るのだが、一般の人には売ることが出来ないと言う事になってしまったらしい。

 後で判明した事なのだが(と言っても正式な話ではなく噂話の範疇の判明です)、去年の暮れにオープンしてとんでもないぐらいに大繁盛したこのショッピングセンターだったのだが、売れている場所があるって事はその反動で売れなくなる処が出来てしまうってのは当然の事だったりする。
 どうやら、周囲の店が結構影響を受けたらしいのだ、最終的に少し離れた場所にある某大型チェーンストアのイ○ー○ー○堂が「大型店舗法」だか「小売業なんとか法」だかで問題にして、こういう事になってしまったらしいのだ。
 うーむ、商売としては脅威だとは思うのだが・・・・


▼ニュース:2000/01/30
2000年1月31日(月曜日)無かった事にしよう
 気が付いたら今日は1月の最後の日だった。
 なんか20世紀最後の年がすでに12分の1終わってしまったと言う事になる。てな事を書いているけれど、なんか世間的には去年の今頃の方が「1000年代最後の日まであと○○日!」なんて言って盛り上がっていたような気もするが、さすがに2年連続じゃ疲れちゃうか。
 と言うか、去年から今年にかけて騒ぐって事自体がほとんど意味無かったんだけどねぇ、新世紀でもないし、新ミレニアムでもないし、結局1000年代の終わりと言うめでたいんだか何だか解らないイベントが多かったから。
 本来、キリスト教の普及していないと言うか、生活に密着していない日本ではキリスト教的思想のミレニアムってのは、急場しのぎのイベントって感じ。それだったら仏教の入滅する年って方が解りやすい様な気もするし、天皇が日本国の象徴になってからの皇紀の方がイベントとしては盛り上がるかも知れない・・・ちょっと線香臭いかも知れないけれど。
 皇紀は確か昭和16年(1941年)が皇紀2600年祭だったから今年で、皇紀2659年。来年が皇紀2660年と言うことになる。
 ま、皇紀と言っても実際の事を言えば、最初の頃の天皇は伝説の人物で実在したのか、あるいは複数の人が同じ名前を継いでいたのか解らない状態らしいので、初代天皇の神武天皇が在位してからと言うもの、どこから出た話なのか・・・と言う感じだったりする。なんせ、最初の頃の天皇は100年以上当たり前のように在位していたりするから。現在の天皇(今上:平成)で第125代だったりするから平均在位21年だったりするんですが、中には1年2年と言う人がたくさんいますから。
 記録に残されている最初の頃の天皇の生存期間の一覧を創ってみました。
 やはり最初の頃は、思いっきりな年齢まで生きていたりします。

初代:神武天皇:生没:−711年〜−585年(享年126歳)
2代:綏靖天皇:生没:−632年〜−549年(享年83歳)
3代:安寧天皇:生没:−567年〜−511年(享年56歳)
4代:懿徳天皇:生没:−553年〜−477年(享年76歳)
5代:孝昭天皇:生没:−506年〜−393年(享年113歳)
6代:孝安天皇:生没:−427年〜−291年(享年136歳)
7代:孝霊天皇:生没:−342年〜−215年(享年127歳)
8代:孝元天皇:生没:−273年〜−158年(享年115歳)
9代:開化天皇:生没:−208年〜−098年(享年110歳)
10代:崇神天皇:生没:−148年〜−030年(享年118歳)
11代:垂仁天皇:生没:−069年〜 070年(享年139歳)
12代:景行天皇:生没:−013年〜 130年(享年143歳)
13代:成務天皇:生没: 084年〜 190年(享年106歳)
14代:仲哀天皇:生没: 149年〜 200年(享年51歳)
15代:応仁天皇:生没: 200年〜 310年(享年110歳)
16代:仁徳天皇:生没: 290年〜 399年(享年109歳)
17代:履中天皇:生没: 339年〜 405年(享年66歳)
18代:反正天皇:生没: 352年〜 410年(享年58歳)
19代:允恭天皇:生没: 374年〜 453年(享年79歳)
20代:安康天皇:生没: 401年〜 456年(享年55歳)
21代:雄略天皇:生没: 418年〜 479年(享年61歳)
22代:清寧天皇:生没: 444年〜 484年(享年40歳)
23代:顕宗天皇:生没: 450年〜 487年(享年37歳)
24代:仁賢天皇:生没: 449年〜 498年(享年49歳)
25代:武烈天皇:生没: 489年〜 506年(享年17歳)
26代:継体天皇:生没: 450年〜 531年(享年81歳)
27代:安閑天皇:生没: 466年〜 535年(享年69歳)
28代:宣化天皇:生没: 467年〜 539年(享年72歳)
29代:欽明天皇:生没: 509年〜 571年(享年62歳)
30代:敏達天皇:生没: 538年〜 585年(享年47歳)

 うーむ、などと思ってしまうのだが、今、激しく日記の趣旨から内容がはずれている事にも気が付いてしまった。
 なんだかんだで2000年最初の1ヶ月が過ぎたワケだが、この1ヶ月は私にとって「風邪ひいて寝ていた」と言う思い出しか無かったりするので、まったくもーって感じだったりするのだ。
 とりあえず1月は無かった事にして、今年の全11ヶ月を突っ走るのだ!

 そんなワケで、明日が2000年の正月だ! レッツ、カウントダウン2000年!