< 杉村ぐうたら日記(2000年2月11日〜20日)

▲2000年2月11日:金曜日:ベスト&ワースト
▲2000年2月12日:土曜日:シュルツ氏死去
▲2000年2月13日:日曜日:ヤマンバのメイク考察
▲2000年2月14日:月曜日:いま売れてます
▲2000年2月15日:火曜日:HPなんか淘汰されちまえ
▲2000年2月16日:水曜日:息を止めろ!
▲2000年2月17日:木曜日:ぱくぱくしてる?
▲2000年2月18日:金曜日:久々の読書感想文
▲2000年2月19日:土曜日:脱ぐ人
▲2000年2月20日:日曜日:日本万歳・日本漫才
2000年2月11日(金曜日)ベスト&ワースト
 今日は建国記念日という事で、朝ほけ〜っとTVを見ていた。
 会社にいかなくて良いと言うだけで、ここまで朝の寝覚めが悪くなると言うのは基本的に体が疲れているのだなぁ
 ドラマにありがちな、さわやかな朝、窓の外では小鳥のさえずり、カーテンの隙間から差し込む朝の光がすこしづつ部屋を柔らかくしていく。
 ゆっくりと目覚めた僕は少し濃いめのコーヒーを入れて、今日一日何をして過ごそうかと考えた。
 などと優雅な状態には起きることが出来ないのだ。
 ドロのように眠りこけた僕は寝付かれたのと、まだ全然抜けない体の疲労感を引きずったまま、夕べ付けっぱなしにしてしまったテレビの画面を見た。もう体調は最低なのだ、今日一日こうやって眠りこけていたいのだが、色々細かい仕事を抱えているのでいつまでもこうしているワケにもいかない。
 枕元にあった夕べの飲みかけコーヒーをムリヤリ胃に流し込んだ。うぇ気持ち悪りぃ。
 と 言う感じが現実だったりする。

 そのままテレビを見ていると、朝の番組の定番『今日の運勢!』と言うのをやっていた。それによると、自分の属している魚座は「今日は何をやっても最高!積極的に責めるべし!」などと言っているのだ。
 おぉ何をやってもっすか…
 と言う所で体をベッドから起こし、テレビのリモコンで別のチャンネルに替えた。 その替えたチャンネルでもジャストタイミングで同じように『今日の星占い』みたいな物をやっていたのだ。
 ふふ〜んとそれを見ていると、こんどはまったく正反対で『今日、最低の運勢は魚座のあなた、何をやっても上手くいきません。今日はおとなしく外へ出ず部屋の模様替えをしましょう。』などと言うのだ。
 うわぁちょっぴりだけ気分の良い朝が台無し。
 くそ〜、この占いを見る順序が逆だったら救いもあったのだろうが…

 結局、今日はおとなしく家でぼけーっとしていましたとさ。
2000年2月12日(土曜日)シュルツ氏死去
 スヌーピーの作者シュルツ氏が亡くなったと言うニュースが流れた。

 確かに自分の中では「あぁついに」と言う感じがあったので、悲しいと思う部分はすぐに納得できた。
 過去に「ジョンレノンの死」と言うヤツに遭遇していたりするので、それ以上のショックはこの世に存在しないかもしれない。
 あと手塚治虫氏の死去のニュースも。

 しかし、これまでこの『ぐうたら日記』では何度かスヌーピーに関した文章を書いてきた。
 とりあえず「ありがとうございました」としか、今は言えなかったりする。

 その人生がどーだこーだと言って偉人伝的にしてしまうのは、作品で勝負してきたシュルツ氏にとっては見当違いの話になってしまうので、あえてしません。
 とにかく、その作品を読んでご冥福をお祈りします。

2000年2月13日(日曜日)ヤマンバのメイク考察
 静岡は実に平和な所で日々まったりと時が過ぎている。
 街を歩いていても、そこそこガングロお姉ちゃんがピンク系のダッフルを着て厚底をはいて歩いていたりするが、それ以上の物はない。
 なんでも風の噂に聴くところによると、渋谷などでは日中から毎日「泣く子はおらねかぁ〜」とバッサバッサの髪の毛を振り乱したヤマンバが暴れ回っていると言うではないですか。
 あぁ、あな恐ろしや。
 どっとはらい。

 そんなワケで、たぶん最初の頃は突拍子も無い事を考えた雑誌なんかが、ここまでやったら凄いよな、とやった物を本気にした現実認知度の低い、考えようによっては素直で従順な人々が本当に普段の生活の中でメイクしてしまったのだと思うのだ。
 数年前の頭にでっかい造花を飾るってのがそうだったから。(あの当時、あれを馬鹿だねと思っていたが、今にしてみればかわいいもんだ)
 きっと最初に考えてネタにした雑誌なんかの人でさえ、ぶっ飛んでしまったと思う。
 まさか本気にするヤツがいるとは思わなかった…と。

 しかし、あれをやっている人々はあれを「最高」と思っているワケなんだよね? でもって、それをOKとしてつき合っている彼氏なんかもいるワケだから世界は広い。
 と言うか、心の広い人もいるもんだ。
 でも、一般的な感想としては「ギャグ」としか思えなかったりする。何度テレビで見ても慣れないっす。
 真っ黒にする、でもってアイシャドウとかをべっとりと白く(銀?)に塗りたくると言うあの化粧は、なんか発想の転換って気もする。
 なんせ、オリジナルの顔が想像できない所まで行っているワケで、元の顔の不細工なのを隠すことができたりするのではないか?

 で、ガングロ系の化粧ってのがとにかく目の周囲を白くして口紅を白くして、と言う状態なのだが、これってある意味、日本人ならではの悲しさがあるような気もする。
 あのガングロの最初の頃は「やっぱブラザー最高っしょ。私も黒人みたくなりたい」と言うのが原点だったような気がする。ナオミ・キャンベルなんかもいたので「黒人みたくかっこよくなりたい」と言うのもあったんだと思う。
 しかし、哀しい事に日本人の多くが、思いっきり顔を黒くしてしまうと、その彫りの浅さから今まで以上に思いっきり「ノペッ」とした顔になってしまうのだ。特に本気で真っ黒にしている人なんかはそのままだと「ぼたもち」みたいな顔になっていると思う。
 だからこそ、ガシガシと今度は白い色で塗りたくらなくてはいけない事になるのだ。
 なんか黒人になりたいのに根本的な部分でなれないってのが哀しいねぇ。

 真っ黒に日焼けするのもいいけどさ、肌は想像以上に痛んでいるハズ。
 実は80年代初期にもサーファーブームがあって、あの時代女の人も日焼けするのが流行った(その当時に日焼けサロンが出てきた)
 で、その当時ガンガンに日焼けをしていたお姉ちゃん達も今は30代後半だったりするんだけど、多くの人が思いっきり肌がボロボロでソバカスと言うかシミだらけになっていたりする。
 若い内の暴走は、あとになってツケとしてやってくるよん。あと20年後の彼女らはどうなっているんでしょうかね?

▼ニュース:2000/02/13
2000年2月14日(月曜日)いま売れてます
 最近コンビニに行くと弁当などの棚の所に目立つような『いま売れてます』などと言うポップが付けられていたりする。
 う〜む、売れているのか… で、どうしたいのだ?キミは。
 と思ってしまうのだが、きっと世間的には売れている商品、あるいは今一押しの商品にこのポップを付ける事で売り上げ急増と言うのが見込めるのかも知れない。
 このポップは1年以上前から見かけるようになってきたので、きっと効果があるに違いない。
 なんせセブンイレブンなんて所はリサーチの上に成り立っているような商売だから、効果の出ない物なんてさっさと辞めてしまうに違いないのだ。
 しかし、改めて思うのだがこんな子供だましにコロッといってしまうってのはどーなんだろ。
 ま、たかがコンビニの弁当に人生を重ねて「付和雷同はいけません。己の信じ吟味した弁当を買うべきです。」などと声高々に言うつもりはない。というか、何様だオレ、って感じなんですが…。
 ま、コンビニの弁当程度なら良いのだが、CDショップなんかに行っても突然コーナーの一部に『店員○○のおすすめ!』などという状態で一緒前にレビューなんか書いてあって「今改めてマンチェスター系の曲を聴き直してみると、トーレヨハンソンの目指していた世界観がハッキリと見えてくる」などと、おまえは渋谷陽一かぁぁぁぁ!と言う状態の事が書いてあったりする。
 う〜む、と思うのだが、この『店員○○のおすすめ!』を見て「そうかそうか、おすすめか」と購入する人がどれくらいいるのだろうか?
 まさか店員も「これを聴いていれば間違いなし!」とか「これからはこれでしょ、これ知らないなんて、終わってるよ、カナリマズイでしょ」などと本気で思っているって事はないよね。
 まったくもって、おまえはカリスマ店員かぁぁぁぁぁ!と言う状態なのだ。 カリスマ店員ってのもギャグでしか無いと思うけど、あれって結局、店を訪れる人は自分で選択するってのを放棄しちゃった状態なワケでしょ。
 カリスマさんに選んで貰えば間違いないって… みごとに「ファッションの楽しみ」を根本から放棄しちゃっているっす。
 だからあの手のファッション雑誌より半歩遅れたような物か、あえて先を急ごうとして「先進的」を「奇抜」と取り違えたようなファッションになってしまうのだな。
 自分のことぐらい自分で決めなさいってば。


▼ニュース:2000/01/23
2000年2月15日(火曜日)HPなんか淘汰されちまえ
 私はこーしてHPなんて物を作って、日々文章を書き散らしております。本当に言葉通りに書き散らしていたりするワケです。
 まったくもって、自分がもしこんなページに迷い込んだら「ざけんなぁ!どこまで行っても字ばっかりじゃねぇか!早くお姉ちゃんのエロエロ写真を出せ!」とか思ってしまうに違いありません。
 時々「ついに『現代用語』から『日記』まで、掲載されている文章を全部読破しました!」などと言うメールが届けられたりしますが、はっきりいって凄いです。つわもの(漢字表記をすると兵あるいは強者)もさ(猛者)と言う感じです。私は金を積まれてもいやだったりしますが。
 ま、とりあえず個人でやっているHPの中では圧倒的に文章が多い部類に入ると思いますが、その質を問われた場合「うぬぬ」と思ってしまったりするのであります。
 で、今日、週刊プレイボーイに連載されている爆笑問題の『世紀末ジグソーパズル』と言うヤツを見ていたら、HPと言うネタで書いたあったわけです。
 でもって、そこに書かれている事は… グサグサ来てしまいました。
 そこで爆笑問題・太田氏は
 「なんだかどうでもいい感じのHPを見ていると、腹立って『もちっと淘汰されちゃってもいいんじゃねえの』ってオレは思う。」
 「トイレの落書きと変わんないHPとか見ていると『あ〜あ』って溜め息出ちゃう時あるもんな。」
 「夜中に書いたラブレターを朝見たら恥ずかしい内容で出せなかったってことあるだろ、それと同じことがHPにも言える。その『朝もう一度見る』って作業が抜けているような気がするんだよね」
 「〈なにも考えずに書いちゃいました。だって僕の自由だから〉〈私のHPですから〉〈いやなら見なけりゃいいじゃないですか〉っていうのは、いいわけのような気がするんだよ。」
 などと「あぁぁぁぁ痛すぎる」と言うグサグサな言葉を投げつけてくるワケっすよ。
 もともと爆笑問題は毒舌と言うか、思いっきり皮肉を込めた芸風なんだけど、今回のネタはきついっすねぇ。「真夜中のラブレター」ってのも「トイレの落書き」ってのも、否定できないなぁ。

 ま、このさき何十年もトイレの落書きを続けている事が出来れば、それはそれで一種のアート的な表現として認められるかも知れない。
 評価はあと10年後だ!
2000年2月16日(水曜日)息を止めろ!
 以前から思っていた事のひとつに「最近、口をぼけーっと開けている人が多くなった」と言うものがある。
 人に言わせりゃ、普通気を抜いている時は口を開けているものじゃないか? と言うのだが、そうなのか? といつも思ったりする。
 で、今日読んだ本でそれに関する事が書いてある物があった。

 それによると現代人には鼻で呼吸が出来ない人が増えていると言うのだ。
 動物ってヤツは基本的に鼻で呼吸をして、口では呼吸が出来ないようになっているのだが、人間は言葉を自由に発する為に口で呼吸が出来るようになったと言われている。
 生物学者の中にはこの口で呼吸をすると言う行為が、生物学的にはきわめて不自然な行為で「人体の構造的欠陥」と言う人までいる。
 この口で呼吸すると言うことにより、いままで鼻の中にあった鼻毛などで外部の細菌などをガードしていたことが出来なくなり、簡単に病気になってしまったりするようになったと言われている。

 うーむ、と思ってしまったのだが、小さい頃から鼻で呼吸をすると言うことをしていないために「口を閉じろ!」と言うのは、そのまま「息をするな!」と同意語になってしまうと言う事なのだ。
 なんてこった。

▼告発:私が告発のきっかけになった!

▼ニュース:2000/02/16
2000年2月17日(木曜日)ぱくぱくしてる?
 なんといいましょうか服部克久と小林亜☆の盗作裁判。
 とりあえず「盗作とは呼べない」で今回は決着付いたが、亜☆はまだまだ裁判をするなどと言い続けている。
 うーむ、そんな事やっているパワーを別に向けた方が健康的で有意義だと思うが、もう振り上げた拳はおろせない状態なんだろうなぁ。

 盗作と言うと、某メルマガやHPで「私の作った曲を井上陽水を初めとして、谷村新司・中島みゆき・阿久悠などなどが自分の名前で発表して私の存在を黙殺しようとしている。などと言い続けている人がいたりする。
 その話を読んでいると、すぐに矛盾点を発見できたり、簡単に嘘だと言うことが分かったりする。ま、読み物として見たら笑えるのかも知れない。
 よく歴史小説なんかでも、実は史実は違っていた。と言うパターンの物があったりするので、それもアリかな?と思うんだけど、本人は一生懸命なんだよねぇ。
 たぶん嘘はついていないと思う。でも真実ではないと言う一見矛盾した状態なんだけどね。
 つまり本人の頭の中では「真実」なのだ。いわゆる精神分析上で言う処の「メモリーメーカー」と言うヤツで、自分が「こうだ!」と思いこんだ事に関してどんどん自分の本当の過去を塗り替えて、塗り替えたことによってさらにどんどん過去の記憶の差し替えをしてしまうと言う症状。つまり嘘発見器などに掛けても本人がそれを事実だと思いこんでいるから、難しい事になったりするのだ。
 ま、盗作かどうかは・・・ねぇって感じなんだけど。

 盗作と言うことでは、何かで読んだ事があるのだが「HPの上にあるリンクと言う物もある意味盗作とは呼べないか?」と言う物があった。
 つまり、A氏のHPを読んでいてそこで出てきた特殊な単語があったとする。でもってそこには[この単語の詳しい解説はここへ]などと言って、B氏が作っているHPの用語解説をしているページなどへリンクが貼られていた場合、そこを読んでいる人はその用語解説をA氏のHPだと思いこんでしまう可能性だってあるのだ。
 そこで「それって盗作に準ずる行為なのではないか?」と言う事になってしまうのだ。これは実に難しい問題があるんだけど、やっぱしリンクを途中のページにやってしまうのは問題があるかもしれない。その別のB氏のHPのトップページにだったら解るんだけど。
 以前、書いた事があるんだけどある日全文検索をして「自分と同じように誕生日のHPやってる処ないかな?」と探した時に自分の処ではない『HAPPY BIRTHDAY'S CLUB』と言う物を見つけた。
 おぉまるっきり同じ名前。と思って飛んでみると確かにそのHPのトップ部分に「任意の日付入力してクリックすると、その日の出来事や誕生日を迎える有名人の一覧が出ます:HAPPY BIRTHDAY'S CLUB」などと書いてあった。
 おぉ基本コンセプトもまるっきり同じ!しかもこっちはCGIを使って任意の日付を見ることが出来るのか!と言うことでさっそく日付をいれてクリック!
 そして表示された物を見てビックリしてしまいましたね。なんと、CGIを介して表示されたページは私の作っている『HAPPY BIRTHDAY'S CLUB』だったのだ。
 つまりCGIで私のページに書かれている内容をそのまま表示させる様にされていたのだ。うひゃー。

 さらに別の処でも、そこは芸能人のプロフィールなどをいくつも表示してあるHPだったんだけど、そこにもページ毎に『○○○さんと同じ誕生日の有名人』などとリンクがあり、押すと『HAPPY BIRTHDAY'S CLUB』のそのページが表示されるという物があった。
 なかなかインターネットと言うのは暗黒世界なのだ。

 で、最近見た物では雑学系のHPなんだけど、そこに書かれていネタが確かに見たこともない物もいくつかあったりするが、メールマガジン「知泉」で紹介したネタが大量に掲載されている。しかも発表された順番にならんでいたりする。
 うーむ、雑学なんかは基本的には引用の世界なんだけど…
2000年2月18日(金曜日)久々の読書感想文
皆川亮二『ARMS:11巻』小学館コミックス
 崩壊と解体と構築と進化をくり返す微細生物兵器ナノマシンARMSを巡る物語。
 気が付くともう11巻にもなっていたりする。個人的には、最近のどんどん長編になっていく漫画状況と言うのは好きではなかったりするので、本当なら10巻以内で完結して欲しい(実際の事を言えば1巻で完結して満足できる作品がベスト)と思ったりするのだが、まだまだこの話はどこまでも発展していきそうな感じがする。
 物語的には今回の巻では、新たな敵の出現や、探し求めていたカツミの今が判明したり、チームの分裂と色々な展開があったが、全体の流れとして見るとやや中だるみの感もある。
 と言う事は、この先もっと盛り上がると言う意味だと思うのだが。
 しかし前作「スプリガン」と比べてどんどん絵の緊迫感が増している様な気がする。雑誌を読んでいない私なのでウムムと思うが、このテンションで週刊誌連載ってのはハードだよなぁ。(大友克洋の影響は凄くあるけど)

佐高信『タレント文化人100人斬り』現代教養文庫
 いわゆる雑誌「噂の真相」に連載されたらしい色々な人の批判本と言う事になる。
 何というか、バッサバッサとありとあらゆる文化人などを斬りまくって、人に言わせりゃ「小気味よい」のかも知れないが・・・・・ただ単にアリとあらゆる人に対してコンニャロ光線を根拠もなくぶつけているだけの「何様?」状態の人。
 その斬り方がシャープで的を得ているのなら納得も出来るんだけど、なんか「とにかく斬らなくちゃいけないから無理して悪いところを探していちゃもんを付けている」程度の文章。
 これって、なんか中学生男にありがちな体質って感じ。文章はまとまっているけれど、そお論旨がまとまっていない。
 なんか、最初の数人分を読んだだけでドット疲れてしまって、あとはパラパラめくっただけ・・・・
2000年2月19日(土曜日)脱ぐ人
 なんだかよく解らないのだが、某大阪の球団の監督の奥さんが脱ぐ脱がないと言う写真集は話題になったが、それ以降はサッパリらしい。
 ま、怖い物みたさと言っても、それにわざわざお金を出す(しかも結構値段高いはず)ってのはちょっと無かったと言うワケであります。

 それよりさらに、なんだかよく解らないのだが、脱ぐ脱がないと言うことで大騒ぎになっているのが某東京の球団の監督本人。
 と言っても衝撃のヌードとか、熟年水着写真とかではない。
 例の長嶋茂雄監督が今期から背番号を栄光の巨人軍・永久欠番の3を付けると言うことで大騒ぎになっている。
 宮崎のキャンプでその上着を脱いで、下に着ているユニフォームの「3」の文字を見たい!と言うなんだか解らない大騒ぎになっている。

 基本的に野球に関して全然興味のない人間から言わせると「何も言うことがない」と言うことが言えるのだ。
 その背番号が見えたからって何がどーなると言うワケではないと思うのだが、とりあえず実際の試合もないし、ドラフトルーキーも去年の松坂みたいに大物はいないし、フリーエージェント宣言をした選手の就職先はすでに決まっているし… と言う中で、なぜか毎日引っ張るための話題は「長嶋監督はいつ上着を脱いで背番号3を見せてくれるのか?Xデーはいつだ?」と言うことらしい。

 うーむ。
 ほとんどギャグとしか思えないし、ニュースをみる限りでは完璧に世間は(マスコミ)長嶋茂雄と言う還暦を超えたおっさんに振り回されている状態。
 平和すぎるなぁ 2000年。あるいは世紀末2000年。

2000年2月20日(日曜日)日本万歳・日本漫才
 そー言えば、こないだの建国記念日に思い出したけど、あの建国記念日ってのは大昔のさらに大昔、今から2660年前の2月11日に初代天皇の神武天皇が即位あそばされちゃった日と言うことが起源になっている。
 つまり、皇紀2660年。
 ま、基本的にその辺の話は神話的な部分が多くってどこまでが本当でどこまでが嘘なのか解りませんが、1月31日の日記にも書いたけど歴史書なんかを読むと神武天皇は126歳まで生きちゃっているから、こりゃ凄い、さすが天皇だぜ。って感じ。

 皇紀2660年っつー事なので、一部の人の中には「西暦の2000年がナンボのもんじゃい」と言う人もいたりする。
 そんな事を言い始めたらいつまでたってもエジプトには頭が上がらないんですけどね。

 しかし、この皇紀と言うものを誇りに思っている人もいたりする。
 去年の暮れに開催された『第50回紅白歌合戦:1999→2000』と言う記念的な回ではラストのラスト(日付は2000年になっていた)に、久々に登場した国民的歌手・三波春夫センセが突然「2000年と言いますが、日本は皇紀2660年であります。西洋の国と比べて歴史の深いこの国を国民総出で盛り上げていこうではありませんか」的な、思いっきりウヨッキーな発言をして日本中を新年早々凍り付かせたと言う事件もありました。

 そんなワケで皇紀2660年万歳。