< 杉村ぐうたら日記(2000年3月21日〜31日)

▲2000年3月21日:火曜日:大リーグボール1号!
▲2000年3月22日:水曜日:べとべと…
▲2000年3月23日:木曜日:金儲けが下手な私
▲2000年3月24日:金曜日:バラの辞書
▲2000年3月25日:土曜日:タイミング悪し
▲2000年3月26日:日曜日:赤・青・黄
▲2000年3月27日:月曜日:非常に疲れている
▲2000年3月28日:火曜日:有珠山噴火…
▲2000年3月29日:水曜日:オーバーワーク
▲2000年3月30日:木曜日:決断するしかないのか
▲2000年3月31日:金曜日:SPEED解散ですか
2000年3月21日(火曜日)大リーグボール1号!
 なんだかよく判らないけれど、アメリカ大リーグの今シーズンのオープン戦は日本で、と言うことになっている。
 なんで?と言うのがまず頭に浮かんだんだけど、最近は大リーグでも日本選手が活躍しているんで、日本でも大リーグファンが増えてきたんで集客力は充分あるんで、そーゆー事になったのかなぁとか思ったりもした。
 でも、来日したついでに日本選手と試合をしたりしたのをみて、もしかして最近の傾向で「日本人選手でも充分モノになる」と考えた大リーグが次期スカウトの下見に来たのか?と言う感じもした。

 でも「本当にそれでいいのか?」と思っちゃうのが、いくら日本ででもファンが出来たと言え、やっぱし熱狂的に応援しているのは本国アメリカのファンだろと言うことだった。
 もしこれを逆に考えてみると判るんだけど、日本の野球チームがオープン戦を台湾とか韓国でやったら、日本のファンはどう思う? きっと多くの人が「一生懸命応援しているワシらを無視すんのか!」と暴動になったり、その球団のファンを辞めてしまうんじゃないか?

 そんなこんなで、大リーグのオープン戦を日本でやるってことの意味が判らないっす。

▼楽団:ルーマニア・モンテビデオ
2000年3月22日(水曜日)べとべと…
 会社帰りに自販機で飲料を購入した。
 普段はウーロン茶とかの甘味の無いものだったりするんだけど、今日はなんか仕事でどっと疲れていて、なんか炭酸系のものを飲みたいなと「ジンジャーエール」のボタンを押した。
「グワッシャコン」
と音がして取り出し口にジンジャーエールが出てきた。

で、何気なくその取り出し口に手を突っ込んで缶を握った… とその瞬間なんか変な感触が手に伝わってきたのだ。
 べとべと
 そうです、何故かその缶がべとべとと手にくっついてくるんです。
 なんじゃこりゃ?と思ったワケですが、そのベタベタは缶の持つところだけではなく、飲み口までそーなっているのだ。こりゃ口を付ける勇気は出ない。
 もし何かの毒だった場合は冗談じゃ済ませられない事になるワケで、ここ数年の自販機の中に不審な缶が入れてあって、それを飲んだ人が… と言うのと同じ様な感じなのだ。
 結局、その缶をどうすることも出来ず、飲まない状態で持ち帰ることにした。

 しかしいったいこのべとべとの正体は何なのだ?と言うことなのですが、流石にその成分を分析することなんて出来ないんだけど、可能性を考えてみた。

●缶の中身が漏れている。
●一緒に自販機の中に入っていた別の缶が漏れている。
●もともと、そう言う缶。
●缶の表面がひょんな事から自然発酵した。
●誰からコイン投入口からスライムを流し込んだ。
●自販機を設置している店の親父の汗。
●自販機を設置している店の親父の得体の知れない分泌物。
●自販機の中を何か得体の知れないべとべとした物が動き回った。
●夜な夜な自販機の中をなめずりと言う妖怪が舐め廻っている。

なんか恐ろしい話になってしまった。
2000年3月23日(木曜日)金儲けが下手な私
 いわゆる人に言わせるとインターネットは金を生む宝箱なんだそうだ。
 うーむ、と思いつつすでにインターネットでHPを公開してから2年以上が経過している私は色々思い返してみる。
 基本的にHPには、バナー広告を入れていない。いわゆるクリック1回いくらというヤツなんだけど、あれはHPを意味無く重くするだけだったりするので、ちょっと勘弁状態だったりする。
 その上、デザイン的に不細工になる(といいつつ、私のHPはデザインなんてほとんどされていないけれど)

 自分のHP以外にもうひとつ「杉山バラ園エルローザ」なんて企業のHPを作っているので「そっちで儲けているんじゃないの?」などと思われがちだが、これは高校時代からの友人の仕事関連HPだったりするので、あくまでも無料奉仕で、このHPに遊びに来た人が「ひねもす本舗」に流れてきてくれればいいや状態。

 で、メールマガジンですがこれも去年の6月から始めているのですが・・・・
 「ひねもす本舗」に関しては絶対広告を入れない!と言うポリシーのもと制作していたりする。
 もう一つのメルマガ「知泉」のほうは去年末、数回広告を入れたりした。
 が、そのメルマガを見て「なんか自分らしくないよな」と、デザイン的な理由で思ってしまったのだ。なんせ、メルマガの出だしの処で悪趣味なデザインの広告が掲載されているってのは・・・・。
 それいらい広告はいっさい辞めた。

 つまり、約2年間インターネットでわっせわっせと作業をし続けて得た収入は約5000円にも満たない。月収平均にしたら¥210と言うところなのだ。
 それでも私は日々こうやって作業を続けている。

2000年3月24日(金曜日)バラの辞書
 春のバラシーズンを直前にして「バラ園」HPの中にある『バラ園の苗辞典』をリニューアル作成している。
 とりあえずバラ園のHPを作り始めてから過去2回の春にバシバシ撮影したデジタル写真データがあったりするので、それを基本にして品種ごとに検索できるようなページを作っている。
 が、これがとんでもない重労働なのだ。
 なんせ、バラの品種ってのが膨大なもので、バラ園にあるだけで200種以上、本当に種類を集めようとしたら10000種類は簡単に集まってしまう。
 中には名前が違うが、どうみても同じてな品種もあったりするのだが、その品種数はとんでもないことになっている。
 さらに現時点でも毎年何10種類と増えている。

 そんなバラを辞書化するってのは、もうとんでもない暴挙なのだ。

 実際に、他にもバラ販売をしているHPなんかはあったりするんだけど、ほとんどが販売目的で、そっち方面の作業がなかったりするので、かなり商売ッ気抜きって感じのHPなのだ。
 と言うのも、HP制作会社にありがちな「このHP経由で商品が売れた場合は10%マージンを頂きます」とかってのがまったく無かったりするので、その辺はよーく解らない。私の好きなようにやらせてもらうぜ!状態で突っ走っているわけです。

 しかし、まだ10%ぐらいしか完成していない。
 でも完成したとしても、今年咲いたバラの写真を撮影したらそれを差し替えて・・・と言う作業が待っている。
2000年3月25日(土曜日)タイミング悪し
私はタイミング悪いことにかけてはチャンピオン級だったりする。
そりゃもう、笑ってしまうほどタイミングが悪い。
去年なんて、某雑誌にHPが紹介されて、しかもその本の中で「今月のいちおし」とか書かれて「やったぁ!これでアクセス倍増だ」と思った瞬間、HPのあるサーバーがダウン・・・その結果、HPが完全消滅・・・・。しかも、それと同時に別の雑誌にもHPの紹介が掲載されていたらしい・・・・
最大限にタイミング悪いよなぁ

そんなこんなが現実にもある。現実にもありすぎるのだが、ここに書けない悲しいバッドタイミングもある。あぁぁぁぁ。

2000年3月26日(日曜日)赤・青・黄
 つんくプロデュースのグループメンバーなどをシャッフルして新たに3つのユニットを作って、それぞれがシングルを出した。
 グループ名も思いっきりいい加減に付けたと言う感じなのだが、その楽曲が… 今日始めてまとめて聞いたが「良い」「悪い」以前に、「曲になっていない」と言う印象を受けてしまった。
 つんくと言う人物は色々な評があると思うが、商売人と言う印象が最近は強くなってしまった。

 多分、売れちゃうんだろうなぁという感じで、さらに商売上手なのは圧倒的に売れている「モーニング娘。」に、そこそこ売れているグループ、まったく売れていないグループ、世間では忘れられたグループなんかをまぜこぜにして売り出すと言うスタイル。一種の抱き合わせ商法なのだ。
 さすが大阪商人てな感じ。

 良くも悪くもつんくの特徴だと言えばそれまでなのだが、この辺りは過去の「おニャン子クラブ」や「小室ファミリー」などなどの「何が受けたのか?」「何故受けなくなっていったのか?」などと言うサンプルを研究した結果と言う感じもする。
 (小室ファミリーはまだ存在しているけど、以前みたいな感じではない)

 もともと、つんくのシャ乱Q自体が「あざとい」部分をウリにしてきたバンドなので、路線は最初からストライクゾーンと言う感じ。
2000年3月27日(月曜日)似ている有名人
もしあなたは「芸能人の○○○に似ているね」と言われたらどうしますか?
自分の場合、ギャグとして使うかも知れないけれど、普段はなるべく似ないように髪型を変えちゃったりすると思うのだ。
って、それも逆に意識しすぎなのかもしれないけれど、どうも「似ている」ということで気を良くして、一生懸命髪型まで変えてしまう人が大勢居たりすると言うのが事実なのだ。

ここ数年では、ちょっと知っている人が中田に似ているというので、徐々に中田に変身したのを目撃している。
髪型とか、普段のメガネとか、ファッションとか・・・・。
しかし、中田って冷静に見たらサッカーをやって成功していなかったら、実に地味な顔で地味な人って気もする。(横山やすしに似ていると言う特徴があるけど)

で、何も才能が無い中田に変身しても、なんか寂しいって気がするのだが・・・。
2000年3月28日(火曜日)有珠山噴火…
北海道有珠山が噴火した。
地震列島・火山列島の日本としては極端に珍しいという話ではないのだが、その現地の人にとっては想像もできないぐらいにヘビーな話だと思う。
しかし、今回の噴火に関してはかなり大きな結果がある。
「噴火前に避難勧告が出て、全員避難していた」と言うこと。

実はこれは世界初の出来事らしい。やっと地震研究がちょっとだけ実を結んだと言う感じなのだ。
もっとも、いくら研究を続けようとも、それを阻止する事は出来ないってのが人間の限界って感じなのだけど。

自分の地震多発地域と言われる静岡東部伊豆(正確に言うと私の住んでいる場所は伊豆に含まれないらしい)に住んでいるので、地震とは子供の頃から向かいあって暮らしてきた。
地元には沢山の「○○断層」みたいな、地震によって起こった地盤沈下や地盤のズレを記録したモニュメントがあって、小学校の郷土研究なんて課題ではかならずそのネタが出てきていた。

だから、地震の原因などの究明も大切だが、もっとも大事なことは避難住民の精神的な救済、経済的な救済などなどの、災害が起こった場合に一番緒を引く問題なのではないかなと思ったりする。
ある種、他人事じゃない話だったりするので。
2000年3月29日(水曜日)オーバーワーク
なんか、ダルい。
日々、メルマガ制作に追われているような感じになってしまった。
読者の方から、あるいはバラ園の常務などの知人たちからも「毎号量が多すぎて読み切れない」と言われているようなメルマガを制作しているの自体が間違いなのかも知れない。
普通あの量のメルマガは週1回発行っすよ。客観的に見たら。

でも、読者からの激励の声も多く「そうかそうか、頑張らねばいかんなぁ」などと、根本的にお調子者の自分はそれに後押しされるような形で日々ワシワシ作業している。
とりあえず「知泉」を発行している目的は「多くの人と雑学を共有したい」と言うものがあった。その為に最初の予定になかった『疑問を考える』なんてコーナーも登場して、あの量になってしまったのだ。
で、実際の事を言うとこのオーバーワーク気味(すでに限界を超えているかも)な現状を作っているのが、その『疑問を考える』だったりする。

毎晩だいたい夜10時〜12時に新しいのを発行するんだけど、発行後、翌日分をチェックする(基本的な部分はそれ以前にまとめて編集している)、今回はどの疑問を取り上げるか、どの投稿を取り上げるか、と言う部分。
それに関して自分なりの意見を書いたり、自分的に疑問の箇所があれば手持ちの本を調べ(なんか、ちょっとした図書館になりつつある)、さらにインターネット検索で調べ、それをまとめて、読者投稿をマガジンの行数に編集して、コメントを書いて…、だいたい寝るのが2時ぐらいになってしまうことが多い。
で、朝は6時頃に起きて、とりあえず明け方までに届いたメールをチェックして、それらをMOにコピーして、その後むりやりシャワーを浴びて7時に家を出る。
会社で仕事をわっせわっせとやり、昼休みにMOにコピーしてきたメールなどを読み、メルマガの方に反映する物をチェックしたりする。
会社から帰宅するのが、早い時で8時頃、遅い時で最近は10時頃(以前は徹夜も多かった)。
それから、まずメールチェックをして、その日に発送するメルマガの最終チェックなどなど…
で、発送後は再び前日と同じように編集、調べ物などが始まる。

ほとんど1日がメルマガ編集で終わってしまうようになってしまった。完璧に自分の時間が無い。
これって、ただ毎日すり減っているダケということになっている、こりゃ絶対よくないよなぁ。確かに読者からのメールで新しい情報などが入ってくると嬉しかったりするんですが…。
2000年3月30日(木曜日)決断するしかないのか
しかし、最近「知泉」は間違った情報を掲載する頻度が高くなってしまった。
そんな指摘が多くなって来たようで、毎号「間違いの訂正」みたいな事を書いているような気がする。
これは雑学メルマガとしては、激しくいけない事だと思う。

自分なりに頑張っているつもりだったが、たぶん客観的に見たら「やっつけ仕事」になってしまっているのかもしれない。
確かに、ネタを書いてそれを熟成させている期間が全然なかったりすると言うのは、間違いに繋がってしまうのかも知れない。
あるいは、1つの項目に対して語源などが複数ある場合も、それに気づかずに1つの説が正解!と言う感じで書いてしまうことにもなってしまう。

なんか「毎日発行」と言うのは、個人運営のメルマガとしては無理がありすぎるのかも知れない。
特に読者投稿も多いので、それを整理している余裕もないし、読者からのメールで個人的なファンレター的な物に対して、お礼のメールを書く余裕もなかったりするのもいけない事だと思う、
もう少しだけでも余裕を持って編集しなきゃいかんよなぁ。あまりに余裕が無いために、この日記の更新も1か月以上貯めて当たり前になっているし。

たとえば週に6回発行を4回とかに切り替えた方がいいのかも知れない。最初、5月からの予定だったのを切りのいい4月からにするべきか・・・・
2000年3月31日(金曜日)SPEED解散ですか
なんか、この3月末の音楽番組・音楽雑誌はどれも「SPEED解散」と言うテーマで大騒ぎしていた。
ま、確かに10代前半でデビューし、とりあえず出す曲すべてをチャートに送り込んだ彼女たちが、まだ10代中盤で解散と言うのは事件だと思う。以前の歌謡界ならありえない話だって気がする。伝説になっている「キャンディーズ」なんかも、実は「なんか落ち目になりつつあるかな、曲がチャート上位に来なくなったなぁ」と言う時期の解散表明だった。(確かに人気はあったし、解散を表明してから発表した曲が初のオリコン1位を獲得したりしていたけど)

SPEEDもオリコン的に見たら、デビュー年よりは落ち込んで、去年辺りはソロ活動が多くなってきていたので、ある種「やっぱりね」と言う感じだったのだけど。

しかし特にこの1週間の音楽番組はどれもこれも「これが最後のSPEED」と言うのをトップに持ってきて特集を組んでいた。
なんか、凄いっす。
で、3月いっぱいと言うことで3月最終日が金曜日だったので「MUSIC STATION」の生出演が最後になった。
ここで、うーむ、と思ってしまったのが、これまでビッググループが解散して「これが最後」と言うのは武道館とかのライブってのが定番だった様な気がするが、それをTVで…ってのは。
確かにTVによって育ってきたグループだし、それを支持してくれている小学生・中学生なんかからしたら、高いお金がかかるライブ、遠くまでいかないと見れないライブ、なんかよりTVでやってくれた方が「私たちのグループ」と言う印象なのかもしれない。さらに、より多くの人にアピールできるってメリットもある。

という処で「そう言えばチェッカーズもX-JAPANも最後はコンサートではなく、紅白歌合戦だったよな」と言う事を思い出した。
なんか、それが花道なのだろうか…そう言えば、かの都はるみも最初の引退が紅白だった。


▼追記
SPEED解散の3日後に行われた「HEY HEY HEY」のスペシャル公開ライブで、SPEEDのメンバー3人がそれぞれソロ歌手として並んで出演していた。
なんか、変だぞ?
と思っていたら、何かのインターネットサービスで「SPEEDのメンバーのキャラクター」を使った公式物が出ていたし、SPEEDと言うグループはまだビジネス的には解散していない。
さらに、6月か7月の沖縄サミットでは再結成するという噂も流れている。
これって事務所はまだ手放したくないって事っすよね。本人と事務所の考え方の相違が思いっきり見えちゃっていますが…。