< 杉村ぐうたら日記(2000年4月11日〜20日)

▲2000年4月11日:火曜日:現代用語〜 の過去
▲2000年4月12日:水曜日:現代用語〜 の盗作
▲2000年4月13日:木曜日:現代用語〜 の盗作2
▲2000年4月14日:金曜日:作る事に意義があるのだ!
▲2000年4月15日:土曜日:土曜日8時と言ったら
▲2000年4月16日:日曜日:眠い
▲2000年4月17日:月曜日:まちがえました、ソーリー
▲2000年4月18日:火曜日:感謝の気持ち
▲2000年4月19日:水曜日:ありがとうございます
▲2000年4月20日:木曜日:芸能人に例えると…
2000年4月11日(火曜日) 現代用語〜 を読み返す
「現代用語の基礎的ではない知識」と言う辞書を書き始めてから、気が付いたらすでに6年が経過していた。
 最初は軽い気持ちで初めて、実際の処、今でも軽い気持ちで書いているので、いつ辞めてもいいや、てなスタンスで書いていたりするんだけど、多くの人から「ライフワークですね」とか「無理をしないでずっと続けて下さい」とか激励の言葉を貰ったりする。
 だらだらと書き続けて、ネタの総数は3000ぐらい行ったのか?
 とりあえず、現在HPで公開している物以外にもかなりインターネット版としては未発表な作品もあったりするのだ。

 しかし、先日の某掲示板での勝手に盗作公開事件は色々考えてしまったけれど、思い起こして見ればこれを最初に発表したパソコン通信版の時も同じ様な事件があった。(実は自分では確認していないけれど)

 パソコン通信ってのをご存じでない人の為に説明しますが、現在インターネットってのは世界規模のケーブルのつながりで、本来は北海道にあるサイトにも瞬時に接続して、そこに書かれている物を読んだりできたりする。その時に自分が電話を掛けている先は市内局番にあるプロバイダだったりするワケです。
それがパソコン通信の場合、基本的に電話線経由でデータを自宅のコンピュータで読むと言うスタイルは同じなのですが(絵はないけど)、その世界規模のケーブルも存在しないワケで、もし北海道にある「○○ネット」で面白そうな話題があるという噂を聞いた場合、その北海道まで長距離電話をしてピーガーとそこのデータを読むということだったりします。その為に、一ヶ月の通信料金が10万円を越えたなんて話はザラに聞いたわけです。

2000年4月12日(水曜日) 現代用語〜 の盗作
で、その当時自分が常連だったのは静岡県裾野市にあった文章系ネットと、神奈川県大船にあった某音楽系ネットだったワケです。
まず、裾野市のネットで「現代用語の基礎的ではない知識」を日々1つづつ発表し、それを20個30個とまとまった段階で大船のネットにアップしていたのです。

そしてある日、知人からもらったメールには「○○○ネットって処で、現代用語〜を完璧にパクって、それに新規の投稿なんかを加えて辞書を作っている」などと言う情報が書いてったのです。
うぬぬぬ・・・と思ったが、パソ通はインターネットのようにリンク先にポンという状態でなく、わざわざそこにアクセスをして・・・と言う面倒臭い作業が必要だったり、さらに問題なのはパソ通を立ち上げているシステムに統一が無かったので、コマンドが全然判らないって場合もあったり、ゲストで入っても全部読めず、会員になったりしなければいけなかったために「ま、いっか」で終わらせてしまった。
たしかに「現代用語〜」の各項目は、日々頭をひねって考え出したものだったりするので愛着があるわけで、それの著作権を侵害されているわけだから怒らなくてはいけないと言うのは解っている。
きっと某知人なら「裁判だ!」と言い出しているに違いないのだが・・・・

俺ってヤツは、本当に面倒臭がりだなぁ
2000年4月13日(木曜日) 現代用語〜 の盗作2
で、それ以外の場所で「これってもしかしたら盗作されているのでは?」という物もあった。
これも自分がチェックしたワケではないのだが、メールで貰ったもので
「先日、深夜ラジオを聞いていたら、そこで読まれたハガキに書かれていたネタがどう考えても現代用語に書かれていたものって感じでした。それも1つだけでなく、2つ書いてあったネタとも」
だそうで、うーむ、そうかそうか、深夜ラジオって懐かしいっす。
そう言えば「現代用語〜」のベーシックにあるのは「ビアス・悪魔の辞典」ではないか?と指摘があったりするが、私はあれは好きではなかったりする。
実はそれのパロディとして、自切俳人という人(本当は北山修という詩人&精神学医師)がやっていたオールナイトニッポンのコーナー『天使の辞典』がベーシックになっているかもしれない。
 と言いつつ、これって単行本になっているハズだが1度も見たこと無い。
 すでに20年ほど前の話っす。

 その後、別の処から貰ったメールでは「雑誌○○○の読者投稿コーナーで現代用語で発表されたネタを投稿しているヤツがいる。そいつは別の週にも同じようにパクったネタを投稿して採用されていた」というものも貰った。
 うーむ、そうかそうか、それで雑誌特製のテレカでも貰ったか・・・羨ましい。

 著作権は放棄しないけれど、一度発表してしまったネタはあくまでもの読者の手に委ねられて、その読者が日常でネタとして使用することもあるだろうし、それがさらに進化を遂げることもあるだろうし、もうしょうがないっす。

 自分だって、どこかで聞いたネタを自分のネタと思いこんでしゃべって、書いたりする場合もあると思うのだ。
2000年4月14日(金曜日) 作る事に意義があるのだ!
休日なにげにフラフラと街に出かける。
で、結局フラフラと呼び寄せられて入ってしまうのは「本屋」「文具屋」「CDショップ」そして「玩具屋」
で、そのオモチャ屋に寄ってウロウロしていると結局プラモデルなんて物を購入してしまったりするのだが・・・・。
これを選んでいる時は結構「うむむ、この造形が素晴らしい、よっしゃよっしゃ頑張るからね」とか「なーんかイマイチだな、こことここにパテを埋め込んで完璧オリジナル版にしちゃるからな」などと、夢と理想は果てしなく膨らんでいったりするのだ。
結局、1回店に寄ると3箱ぐらいのプラモデルを買ってしまったりする。
基本的に自分はアニメの人じゃないんだけど、最近のロボット物の造形は素晴らしいと思っちゃうので、よく解らない最近のロボットアニメのプラモデルと、自動車関係のプラモデルと・・・最近はミリタリー物はあんまり出ていないので買わないけれど、そんな状態なのだ。

しかし、そんな興奮状態も家にたどり着く頃にはすっかり落ち着いてしまい、机の上に投げ置き、しばらく後には部屋の隅に重ね置かれ、さらにしばらく後には本箱の上に山積みとなってしまうのだ・・・・。
そんな状態をずっと続けている私の部屋には、もしかしたらマニアが見たらよだれジュルジュルのプラモもあるかもしれないのだ。
2000年4月15日(土曜日)土曜日8時と言ったら
なんか、土曜日の八時と言うある意味、お笑い好きの人にとっては特別な時間帯に「ガキバラ2000」と言うジャニーズジュニアを中心にした番組が始まった。
その特別な時間帯って事を新番組が始まる前の番宣でも何度も言っていたが、当然、その番組を待望としている世代の人々にとっては何の意味もない事だったりする。 この時間帯が成功なのか失敗なのか判らない。
高校生ぐらいになって「やっぱ土曜の夜はオールでクラブっしょ」などと言っている人とジュニアのファン層ってのがどのくらいカブっているのか?と言うのがあったりするが、熱狂的なコアファンの中学生女子にとっては見やすい時間帯かも知れない。
しかし、第1回放送をちらと見たが「やはり…」と言う形の「ジュニアが何かをやっている」と言う形式の番組で、それは別曜日にあった「8時だJ!」「やったるJ!」と同系列という感じでしかなかったりする。
そんなに深くバラエティを見ている人もいないし、コアなファンに取ってはジュニアが出ていればそれでOKなのかも知れない。
つまりある程度のことをやっていれば、ある程度の視聴率を稼げると言う最初から約束された番組だったりする。

この手のジャニーズ啓蒙番組は、そりゃ古くは70年代初期のフォーりーブスの時代からあった。
と言っても自分はちとリアルタイムで見た記憶がないのだが、テレビ東京が「東京12チャンネル」だった時代の『ヤンヤン歌うスタジオ』と言うヤツは一番最初はフォーリーブスがメインの番組で、それからしばらくして郷ひろみ中心の番組になって、80年代に入ってたのきんトリオが中心の番組になった。
中古レコード店でフォーリーブスが歌う「ヤンヤン体操」と言う、かなりしょっぱいレコードを購入したことがあるんですが、いやはや… きっと「これって面白〜い」と喜んでいるのはフォーリーブスファンの婦女子だけではないか?と言う感じの代物なのだ。

それは郷ひろみ時代も、たのきん時代も変わらずって状態だったわけで…

もっとも、90年代初期、いわゆるアイドル冬の時代と言われた頃にジャニーズも見事に煽りを受けて地味な活動をしていました。
で、その冬のど真ん中にデビューしたSMAP辺りは「カッコつけているダケの時代じゃない、とにかく笑いを取ってまで目立たなくては」と言うことで、テレビ東京の「IラブSMAP」なんかでも一生懸命コントをやっていた(まだ甘かったけど)。
それが「夢がMORIMORI」での捨て身の『音レンジャー』を経由して、現在の「スマスマ」へ継承されていたりするワケっす。

その後にデビューしてきたジュニアは、昔と比べたら笑いに深く突っ込んでいるのかも知れないが、以前と同じ「何をしても受ける」と言う前提があって番組を作っているような気がしちゃうのだ。
とりあえず、会場なんかの客がいっせいに「いぇ〜い」などと気が抜けたような声で言うのだけは勘弁してくれってかんじ。
いわゆるお笑いに取って「何でも笑ってくれるファン」と言うのが実はもっとも受け入れてはいけない客なのだ。
2000年4月16日(日曜日)眠い
春眠暁を覚えずともうしまして、春はとにかく眠い。
と言うわけではなく、私の場合は何か日々の疲れがガンガンと蓄積されてどーしょーもない状態になっているって感じなのだ。
なんせ自宅に帰ってからもする事が多すぎる。
いかんいかんいかん!と言いつつ、結局自分の部屋に入って部屋の電灯をつけた次にすることは、当然のようにコンピュータの電源を入れるという作業だったりするのだ。
TVも鳴っていない静かな部屋に響く「う゛ぉ〜ん」の起動音。

そしてワシワシとキーボードを打っている最中は頭がシャキッとしているのだが、ふと休憩… とコーヒーを飲みながらテレビなどを見ようとしてクッションにもたれた瞬間、どつぼの激眠の中に落ちこんでしまうのだ。
ふっと気が付くと夜中の2時。
あぁ、あれをやっていないのだ、今晩中にやらなくては… と寝起きでぼ〜っとしている頭で寝る前にやっていた仕事の続きを始めると言う状態だったりする。

ぜってぇ体によくないのは判っている。
なんとかしなくちゃと思いつつ、また日々は過ぎていく。
2000年4月17日(月曜日) まちがえました、ソーリー
自動車を運転中に携帯電話が鳴った。
♪ぴょろろろ〜りろ〜ん。♭
で、私は交通法規をまじめに守って路肩に車を止めた。ふと見ると「駐停車禁止」の場所だったが前後左右に車がないので「まいいか」的な気持ちで、その電話に出た。

と、その電話の向こうはガヤガヤしてやたらとやかましい。
そして、ヤケに陽気な男の声が聞こえてきたのだが何を言っているのか聞き取れない。な・・・なんだ?
と言うことで「もしもし?もしもしっ?」と数度言ったのだが、電話の向こう側のざわざわは静かにならない。で、その男が何を言っているのかが聞き取れないのだ。喋っている声はしっかり聞こえるのだが、そこで交わされている言葉が聞き取れない。
第一、この声に聞き覚えがないので完璧に間違い電話らしい。
「もしもし!聞き取りにくいんですが!」

と言うところで突然、解る言葉が耳に飛び込んできた。
「アノ〜、ぽるとがるゴ、ワカリマスか〜ァ?」
は・・・・?と思ったのだが、どうやらこの電話の向こうの人物はポルトガル語を母国語としている外国人で、間違って電話をしているらしいのだ。
「解りませんが・・・」
「お〜〜〜〜まちがえました、ソーリー」ブツッ・・・ツーーーーー。
うぬぬ、日本も国際化されたものだ。

しかし、ちゃんと間違えたと誤りの言葉をいれるあたり礼儀正しいな、日本人で日本語がしゃべれるのに間違えたと解った瞬間なにも言わずに切るヤツが多いってのに。
2000年4月18日(火曜日) 感謝の気持ち
私はスーツを買うのはだいたい近所の「洋服の青山」だったりする。
普段着のへろへろなTシャツとかは別の処に行ったりするが、なぜかスーツと言うと「洋服の青山」だったりする。ただ近いってのがあるんだけど、以前、オウム真理教事件の当時、その広報活動の中心にいた「青山弁護士」が、会社を経営している一家の関係者だと言う噂が流れたので、あわてて「洋服の青山はオウム真理教とは無関係です」などと言う広告を出したことのあるオチャメな会社なのだ。
で、その当時TVCMで「洋服の青山はオーストラリアに直営の牧場を持って、そこで飼育した羊を…」などと言う物を流していたのだが、釈明広告を出した直後、『オウム真理教の海外にあるオーストラリア支部で…』などと言うニュースが流れていたりして、さらにオチャメだった。

最近のTVCMでは三浦友和と中村珠緒が夫婦と言う意表をついた設定だったりする。

でもって「洋服の青山」ですが、ここでスーツを買うがTシャツなんかは買わない。それには1つ理由がある。
ここの社員教育として「お買いあげ頂きましたお客様を送り出すときは自動ドアの処までエスコートする、その際、商品を持つ」と言うのがあると思うのだ(本当は知らないけど)。
スーツを買って支払いを済ませて、さて帰ろうと思った瞬間、店員が素早く「お持ちします」と商品を取り上げ、外に向かう自動ドアまで歩き始めるのだ。
でもって、ドアの処でやっと商品を渡してくれて「ありがとうございました。これからもよろしくおねがいします」などと深々とお辞儀をしたりする。
ハッキリ言ってこれが嫌だったりするのだ。面倒臭いっす。
で、スーツぐらいなら良いのだが、Tシャツ3枚、靴下セット3足なんてものを買った時も同様の事をしようとする。
うーむ、コンビニやファーストフードに慣れてしまったせいなのか、この手のサービスがうざったく感じてしまうのだが…。
2000年4月19日(水曜日) ありがとうございます
2000年4月20日(木曜日) 芸能人に例えると…
たとえば、今ここに写真も何もない状態の人物を的確に第三者に伝えようと考える。
その時、思わず口をついて出てきてしまうのが「芸能人に例えると」と言う悪魔のささやきににも似た言葉なのだ。
あぁ芸能人に例えると… それは時として大いなる伝言ゲームの勘違いを生み出す。
美の基準というのは各人が微妙なバランスで持っているわけで、鼻の形がちょっと特殊なだけで、思いっきり美人になったり、吉本興業へ行け!と子供の頃から言われるような顔になってしまったりする。

「えっとね、松嶋菜々子をちょっと地味にした感じ」と女の子を説明された場合、いかがな物でしょうか。個人的に言うと松嶋菜々子って基本的に地味な顔だよなぁ、鼻の下がなんか変だよなぁと思っているので、それをさらに地味にされた日にゃどーしましょか・・・てな感じだけど、言った本人は最大級の誉め言葉で言っているかも知れない。

この手の物はスポーツ新聞なんかの風俗欄で頻繁に見かけると言う(あんまし読んだことないのでよく知らないけど)。
「森高千里似の美人が」「本上まなみ似の清楚な美人が」「藤原紀香似のナイスバディが」と、まぁ勝手に言ってくれと言う状態だったりするかも知れない。
とりあえず藤原紀香似のナイスバディ」と言うのは、たぶん「ガタイが良い」と言う意味だけだと思うのだが。

そこにはさすがに「山田花子似の」とか「久本雅美似の」「柴田理恵似の」と言う言葉は出てこない(マニアな場合はありかも知れないけど)、それは基本的にニーズがないからなのだ。

そこでちょっとマニアな感じで「森口博子をちょっと崩した感じ」とか「島崎和歌子をおとなしくした感じ」とか「磯野貴理子を明るくした感じ」などと言われた日には、思いっきり絶妙な感じの冒険野郎と言う感じになってしまうのだ。
果たして、そう言う紹介をしている人はその対象になっている相手をかわいいと思っているのか?と言う処が…

などと心配しなくてもいいのは、女の子が別の女の子を紹介する場合、基本的に自分よりかわいい子は紹介しない、と言う前提があるから、その辺を肝に銘じて置けば後でガッカリする事もないのだ。