杉村ぐうたら日記(2000年6月1日〜10日)

▲2000年6月1日:木曜日:流行りの服
▲2000年6月2日:金曜日:もうひとりの杉村
▲2000年6月3日:土曜日:匿名希望
▲2000年6月4日:日曜日:情報操作
▲2000年6月5日:月曜日:25時間
▲2000年6月6日:火曜日:父の意思
▲2000年6月7日:水曜日:メモ
▲2000年6月8日:木曜日:  
▲2000年6月9日:金曜日:  
▲2000年6月10日:土曜日:  
2000年6月1日(木曜日) 流行りの服
夏服の季節がやってきました。 衣替えです。
といいつつ、徐々に暖かくなって5月末にはほとんど夏みたいな気温の日があったりして「いよいよ夏服」と思って衣替えをした途端に、梅雨シーズン突入で寒くなったりするんだよなぁ
と言うことで、服装を考える季節だったりしますが、雑誌なんかを読むと「今年の夏のアイテム!」などとガシガシ書かれていたりする。
そうやって、当たり前のように「今年はこれ!」と頭に刷り込まれて流行に流されていくのだ。

などと書くけれど、実はこのその当時に流行っている服に左右されるってのは、ある意味しょうが無かったりする。
「まったくすぐ流行に左右されやがって、軽薄なヤツラめ!」などと、その時代の流行を単純に非難ばかりしている人と言うのは、結局もともとファッションには興味ない人なのではないか?と思ってしまうことがある。
つまり、流行に左右されないんじゃなくて、元々ファッションに興味が無くて、季節が変わったからと言って服なんか買わない人なのではないか?と思うのだ。

その時代のファッションに左右されようと思わなくても、服を買いにいくと店頭に並んでいる服の大部分が「その時代」だったりする。
そして基本的に大量入荷されて安い服と言うのも、微妙にその時代のファッションを表現しちゃっているのだ。
10年程前、いわゆるバブル期にはとにかく肩パットが入った服が多く出回っていてTシャツにまで入っているものだってあった。だからこの時代、なにげに店に入ってジャケットを買うと当たり前のように肩パットが入っていた。だから、無意識に「今日はこのTシャツにジャケットを合わせて」などと選ぶと肩パットが2重になっていたり、3重になっていて、思いっきり肩の高いシルエットが出来たりしていた。

バブルがはじけかかった頃には、とにかくフードの付いている服が流行った時期もあった。この当時はなにげに服を買うとフードが付いていた。Tシャツにさえ付いていた。だから、無意識に「今日はこのTシャツにジャケットを合わせて」などと選ぶとフードが2重になっていたり、3重になっていたり・・・

だから、年がら年中同じ服の人だとか、とりあえず服を買うとしても「いつもと同じ」と言う人は別として、普通に生活していて服なんかをなにげに買う人の場合「流行に乗った」と言う状態になったりしちゃうのだ。

追記
どうやら今年の女性ファッションは「チアリーダー」がキーワードらしい。いわゆるロゴ入りのTシャツとミニスカートの組み合わせが一番今らしいのだ。
これって、思いっきり70年代っすね。どうもここ10年間は70年代のアイテムを行ったり来たりしているみたいっす。
で、原宿などのギャル系の店ではすでに商品の60〜70%がチアリーダーらしいのだ。(と言うのもマスコミの情報操作かも知れないけれど)
2000年6月2日(金曜日) もうひとりの杉村
色々面倒くさい話が多いっす。
しかし、掲示板閉鎖のお知らせと事件の簡単な説明を木曜日に発行した「知泉」に掲載した処、本当に多数の頑張って下さいのメールを頂きました。たぶん、誹謗中傷している方より多いのでは無いかと言う感じで、感謝しています。
その中で「某○○○の掲示板で、その件で書き込まれ杉村さんの事を色々中傷するような事が書かれていましたが…」と言う物があったんですが、実はそこでそんな事が書かれている事はその時点まで知らなかったっす。
その掲示板って、例の3月に犯人不明のネタをコピー&ペーストして発表したと言う事件のあったあそこっすよね…。最近は、ネオ麦茶でニュースにも乗った…。
で、そこを覗いてみたんだけど、そこには、まったく記憶にない自分の行動が色々書かれていて、かなりヘビーを通り越して「凄いなこりゃ」状態。
で、おとといの夜、荒らしていた人に送ったハズのメールまでそこで公開されていた。ありゃりゃ。
なんかよく判らないけれど、杉村って人が某所のHPを荒らしたらしい。で、色々ここで書き込んでいるのも杉村らしい…って、そこにいる杉村(じゃないかと言われている人物)ってのは平日の昼真っからアクセスしているんだけど、こっちの杉村は少なくとも夜8時(だいたいが9時以降)から夜中の1時くらいまでしかネットアクセスしていないっすよ。で、朝は7時前に家を出ちゃうから…(出かける準備もあるので6時半までぐらいか)、そして会社からは繋ぐことは出来ない。
なんだか、憤慨とかを通り越して馬鹿らしいっす。
もしもう一人杉村がいるんだとしたら、編集でも手伝って欲しいのだ。
とにかく匿名で何を言っても信憑性なし、その手の人々はパソコン通信時代から山と見てきたっす。
あんまし自分の趣味ではないなぁ、そう言う場所は。

とりあえず、前日の夜「金曜日発行分・知泉」を送信して、土曜日曜の知泉はなかったりするので、後はひさびさにコンピュータの電源を入れない日々に突入した。
なんか家にいる時間、いじっていなくても電源入れているような状態になってて、凄く不健康になっていると自分でも思っていたので、こんなキッカケで「触らない日」を実行するのだ。
あぁ健全生活を歩むのであった。
2000年6月3日(土曜日) 匿名希望
いわゆる掲示板と言うのは便利な反面『匿名』と言う状況で、必要以上の悪意をまき散らすことが出来ると言う、悪い面も持っている。
それは、もう遙か昔になってしまったパソコン通信時代から見てきた物で、ゲストでも書き込む事が出来るパソ通のBBSは、結果として悪意に満ちあふれた筑紫哲也氏の言うところの「便所の落書き」になってしまったりする事が多かった。
パソ通の多くがいわゆるID制を取っていて、まずゲストで入って必要事項を記入して会員になってから本格的にBBSへ書き込みをすると言う形式になっていた。
といいつつ、その必要事項にウソを書いてもホスト側も商売でやっている場合でない時は調べようがなく、その結果、悪意を持ってデタラメを書き散らす人が会員になってしまう場合もあった。
なんつーか、基本的に自分はネットとの関わりのほとんどが「作品を発表する」と言う事に使って来たので、匿名で何かを言うと言う事に関してあんまし興味がなかったりする。
と言うか、折角発言しているのに自分ではないキャラになってどーすんの?って感じがしちゃったりするのだ。
きっと実生活では発言権無いんだろうなぁとか思ってしまうんすけど。

とりあえず、自分はここで自分の名前を使って、自分の意見を言うことが出来たりするので、わざわざ匿名になって発言する事はしないっす。

そんでもって、本当に誰かに何か意見をしたいと思ったら、ちゃんと名前を出して書きまっせ。
実生活でも意見がある時は直接ガンッ!と言ってしまって問題になってしまったりするほど、単純明快な人だったりするワケっす。
と、ここで書いても某掲示板の人々は信じないだろうから面倒臭いんだけどね(ってそれ以前にここを読まないか)
2000年6月4日(日曜日) 情報操作
そんなこんなで金曜の夜、TVを付けたら「火星探査によって…」などと、宇宙物とおぼしき番組をやっていたので、ついつい見てしまった。
が、後でこの番組がかの『奇跡体験アンビリーバボー』だったと知った。だったら、見るんじゃなかったのに… 。

で、その火星の謎と言うことを話している時に有名な例の人間の顔に見える火星表面の巨大な絵を写しだし「これはどう見ても人工的に作った物としか思えない」などと解説をして、さらに火星にはこの様なピラミッドとしか思えないような三角形の物体も多く、こちらには細かく区画されたような地形もある。これはこの火星に知的生命体が居たという証拠ではないのか!
と同時に大げさなBGMがどっど〜ん!となる。
うひょー、未だにこんな事言っているの?ワザとでしょ?ギャグなんでしょ?と思ったがそうでは無く、真面目にやっているらしい。
あの有名な人間の顔に見える地形っすけど、実はあの出っぱりを撮影した写真は他にも何枚も(別角度から)あったりするんだけど、その他の写真を見る限りは全然人間の顔には見えない。さらに、顔に見える写真で出っ張っていると思われた部分が実は出っ張っていなかったり、かなり偶然の重なった陰の出来方によって顔に見えていたりする。
ってのはもう常識なんだけど…、その手の宇宙物が好きな人にとっては。
いわゆるUFO的な物が好きな人はその写真を見て「NASAはこの件に関して隠している事実があるのだ!」などと言っているが、実はその手の人々が他の人の顔に見えない写真の存在を隠していたりする。
で、ピラミッドに見えるのは、写真が思いっきり陰がコントラストとして出ている為に、単純な円錐形の出っぱりにくっきりと三角形の陰が出来ているに過ぎなかったりする、ってのはその辺のが好きな人にとっては常識なんだけど…。
で、区分けされた地形って… だとすると、砂丘なんかに存在する風紋は人工的な物なのか?と言うことになってしまうのだが…。

2000年6月5日(月曜日) 25時間
前日の日記の続き
いやはや、相変わらずだなぁやっていることは20年前と全然変わっていないよなぁという状態。

で、実は火星人が滅びるときに地球に… と言う、いまどき三流SFでも書かないことを言い出して、その証拠に「実は人類の体にある体内時計は25時間なのです」と前置きをしておいて「何故1日24時間の地球に生まれた人類が…」と言い出したところで「うひゃ〜その話題に結論を持っていくのかぁ、凄いっす、小学校の頃に読んだ図書館の古くさい科学読本に書いてあったような事だ…
で、大仰なBGMがぎぉわ〜んっ!と響いて「実は火星の1日が25時間なのだ!この奇妙な一致によりそれは否定できなくなった!」などと言いだし、番組が終わった。
凄いオチだ…その後のフォローもないって事は、あれが本当のオチだったんだろうな…。

いやはや、今の研究の結果、地球に人類(ホモサピエンス)が誕生した頃、実は地球の1日は25時間ぐらいあったのだろうと言う科学的な証拠はたくさん出てきている。その後、月などの引力の関係から徐々に回転に変化が起こり1日24時間になったのだと言う。
うーむ、きっとこの番組を見た多くの純真な子供達はそれを信じちゃったんだろうなぁ。
(と言いつつ、地球25時間説も100%正しいと判ったわけではないらしい)
2000年6月6日(火曜日) 父の意思
衆議院選挙にむけて政治が動き出した。
ま、色々軍国主義調の発言をあっちこちでして反発を食らっているどっかの首相はどーでもいい。
しかし「政治のクリーン化を」とか「政治の世界にさわやかな風を」みたいな謳い文句で、かの小渕恵三前首相の次女が選挙戦に出馬すると言う話らしい。
どっかの男性向け雑誌にもは「あの小渕氏にこんな美人の娘がいるとは思わなかった。この雑誌はじじいだらけの政界にこんな美人が増えることを願って大プッシュする」みたいなことを書いてあったが…
確かに、いわゆる普通っぽい感じのおねえちゃんという感じで、身近にいたら恋愛対象になるかもね?という感じだったりして、およそ「政治家」と言う肩書きが似合いそうにないタイプなのだ。
でもって、雑誌でも書かれていたようにじじいだらけの魑魅魍魎跋扈する政界のさわやかな風になるかもしれないが… 結局、親の政治的地盤を受け継いだと言う、旧態依然とした土着型政治の典型で出馬するワケでしょ。
しかも、確か小渕氏の出身地の群馬から出馬するんだけど、この娘の生活基盤は基本的に東京で(父親は群馬出身だけど、生活は東京なので娘は東京生まれ、東京育ち)地元民の中には「娘、ほとんど見たことなかったね」「あの人、東京の人でしょ」などと言っている人もいる。
しかも政治的なキャリアは1年ちょっと小渕氏の秘書を務めたと言うだけ。
でも、へたすりゃトップ当選だよなぁ
なんせ、遊説先では基本的に「父がお世話になりました」と言う挨拶から入って、父の思いで、父の考え、父の偉大さを延々としゃべり「そんな父の意思を引き継ぐと言うことで…」で締める。
会場に来ていたじじばばは「わたしゃ泣いちゃったよ」などと言っている。
うーむ、日本的浪花節だなぁ

で、政治家として一番大事な政策と言うもののビジョンを1つも語らないと言う、かなり特殊な政治家宣言なのだ。
きっとこんな人でも当選しちゃうと思うが、当選しちゃったら、それこそ日本の政治はダメだなって事の証明っすね。
PS
東京のタレント議員・森田健作が指名代表のリストに入らなかったと言うことで「これはイジメですよ」などと抗議していた。
うーむ、そうかとりあえずまだ政治家をやっていたか…。
でも森田健作って、政治家なんかになるずっとずっと昔「今の若者はたるんでるよ、こうなったら強制的に自衛隊なりにいれて1年2年徹底的に訓練するのも必要じゃないか?」的な、判りやすい言葉で言うと『徴兵制度』に賛成していたような人だからなぁ、もしかしたらもっと発言権を持ったら平気で「神の国」「三国人」「国体」など言い出しそうな人だからなぁ…。
2000年6月7日(水曜日) メモ
私はとにかくメモ魔らしい。常備2冊のメモ帳がカバンの中に入っていて、ふと気が付いた事や思い付いたことをメモする。
片方のメモは個人的な日記っぽいメモ帖で、もう一冊は豆知泉なんかのネタになりそうな事のメモ帖だったりするのだが、とにかくギッシリとメモしてあったりする。
たとえば車を運転中、ラジオでネタに成りそうな事を言っていると忘れないように頭にたたき込んで、赤信号で停まっている最中にあわててメモしたりする。お陰で信号が青に変わっているに気が付かずクラクションを鳴らされた事も数知れず…。
しかし、時々創作ネタなどで「これをひねっていけばネタになるぞ」と言うことで、タイトルなどを箇条書きにしたメモもあったりするのだが、それを数日後見るとまったく何を言いたいのか判らない物もあったりして、困ってしまうのだ。
その日、メモ帳の真ん中に殴り書き状態の文字で「土用の猿」と書いてあった。
多分「土用のウナギ」に引っかけたネタだと思うのだが、そのネタのテーマが全然判らないので、どう展開させればいいのか判らないのだ。
メモ帳の中にはそんな意味不明の言葉も山のように書いてある。中には自分が寝ている間に、降霊自動筆記でもしてしまったかのように、文字自体が解読不明な物さえある。うーむ。
メモ魔と言っても、以前は変なメモを多く取っていて、いつか役に立つかもしれないからと言う理由で、購入したお菓子の成分表とか製造番号とかワケの判らない物をメモしていた「お前はノイローゼか?」と言うような時期もあった。
案の定、現在に至るまでそんなメモは役に立っていないワケなのだ。
2000年6月8日(木曜日) 
2000年6月9日(金曜日) 
2000年6月10日(土曜日)