杉村ぐうたら日記(2000年9月11日〜20日)

▲2000年9月11日:月曜日:夏祭り(1)
▲2000年9月12日:火曜日:夏祭り(2)
▲2000年9月13日:水曜日:  
▲2000年9月14日:木曜日:うるさいっす
▲2000年9月15日:金曜日:オリンピック開幕
▲2000年9月16日:土曜日:燃える街
▲2000年9月17日:日曜日:サッカーのサポーター
▲2000年9月18日:月曜日:名前
▲2000年9月19日:火曜日:  
▲2000年9月20日:水曜日:つまらない大人から一言
2000年9月11日(月曜日) 夏祭り(1)
ホワイトベリーと言うグループが出した曲「夏祭り」と言うのがそこそこヒットしていて、ラジオで何度も聴く。
が、この曲はかのイカ天バンドのジッタリンジンがオリジナルで「そうかそうか、ついにイカ天の曲も懐メロ的な状況になって、来たのかぁなどと思ってしまうのだ。
しかし、前にも書いたけれど、70年代の終わりから80年代にかけて、GS(グループサウンド)の人々が再び集結してイベントをやっていたのを「ケッじじいどもが過去の栄光にしがみつきやがって」と思っていた私がいたのだが、よく考えるとそのGSのブームからほぼ10年後の話だったわけなのだ。
てことを考えると、今、そのイカ天なんかのバンドがどーのこーのとか言っているのやらと状況は同じだったりするのだ。
もしかしたら、今の時代にあの時代の杉村と同じ様な感情を持った人間が「ケッじじいどもが過去の栄光にしがみつきやがって」とか思っているのかも知れないなぁ 確かに、18歳頃の10年前って果てしないぐらいに大昔の話だったりするし、1年前の話でさえ「あったあった、懐かしいねぇしみじみ」と言う対象になってしまうのだ。
それに比べて、年齢を重ねたじじいは5年前も10年前も「ついこないだ」で片づけてしまうぐらいに、その内容がスカスカだったりするのだ。
ま、学生じゃなくなった瞬間にその日々密度は希薄になってしまうのはしょうがない事なんだけどね。
2000年9月12日(火曜日) 夏祭り(2)
しかし、この「夏祭り」がラジオでかかり始めた頃の番組で、曲をかけ終わった後「この曲って何かのカバーですよね?今、曲がかかっている間ディレクターなんかと話をしていたんですが、結局だれも判らなくて」などと言っていた。
ま、そんなモンだジッタリンジンの扱いは。
でも、このホワイトベリーの曲がヒットし始めた瞬間、中古本&CDの「ブックオフ」に大量に安値でおいてあったジッタリンジンのCDが姿を消した。
うーむ・・・・・。
ホワイトベリーは前の曲は初めて聞いたとき「ジュディ&マリーのお子様版」としか思わなかったが、こんな形でヒットするとはなぁ(前の曲はジュディマリの恩田氏が曲を書いてプロデュースしていたからしょうがないかもしれないけど)
2000年9月13日(水曜日) 
2000年9月14日(木曜日) うるさいっす
シドニーオリンピックの前日を盛り上げるように、サッカーの予選が行われて、南アフリカに勝利をして幸先のよいスタートを切った。
と言うニュースがあったのだが、基本的にあんましサッカーは興味がないので「ほうかほうか、勝ったと言うワケなのだな」と思いつつ、そのニュースなんかで会場であるいは街頭テレビ(と言うのか?)で大騒ぎをしているサポーター達もご苦労さんなのだ、と言う感じで見ていた。
が、前からサッカーに対してイヤだなぁと思っていた物が、以前に見た物よりさらにイヤ度アップしていて、うんざりしてしまった。
それは、実況中継をするアナウンサーの異常なはしゃぎっぷりだったりするのだ。
以前のJリーグが始まった当時のサッカー中継などでははゴールが決まった時にはもー肺活量の限界に挑戦するかのように「ごぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぉぉぉぉるぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぅぅぅっっっっっ!!!!!!!」と叫びまくるというのが、激しくイヤだった。 人によっては「でもそれってサッカーの伝統的なものでしょ?」などと思ったりする人もいるかもしれないが、少なくともJリーグ以前の職業サッカー時代にはそんな実況馬鹿騒ぎはなかったぞ。
ま、大昔のオリンピック水泳の「前畑前畑前畑がんばれ!がんばれ前畑前畑!」と言うものあったので、熱狂してしまった時はしょうがないのだと言われればそうかも知れないが、どーにもこーにもサッカーの馬鹿熱狂実況ははしゃぎすぎ、叫びすぎと言う感じ。
でもって今回のサッカーでのアナウンスもゴールした時に「ご〜ぉる!ご〜ぉる!ご〜ぉる!ご〜ぉる!ご〜ぉる!ご〜ぉる!ご〜ぉる!ご〜ぉる!ご〜ぉる!ご〜ぉる!ご〜ぉる!ご〜ぉる!ご〜ぉる!ごるごるごるご〜ぉる!!!!!!!」と一回のシュートで何点ゴールしたのだ?と言う状態の連呼だった。
凄くうるさい。
基本的に自分でも思うんだけど、全然ラテンの血の流れていない私には、うるさいとしか感じないのだ。何故サッカーが嫌いなの?と言われた場合、その理由はこれだったりする。

▼PS:うるさい!
2000年9月15日(金曜日) オリンピック開幕
今日、シドニーオリンピックが始まった。で、その開会式を見て思ったこと。

・客席で間抜けな顔をして旗を振っていたビル・ゲイツが映っていた。

・オーストラリアで開催すると言うことで
 「先住民族アボリジニに対して侵略をおこなった過去がある」
 と言うことを前面に出した演出にちょっと感動した

・入場行進が続いている最中、日本選手の中に携帯電話を取り出して
 なにやら操作をしていたヤツがいる(名前は知らない男性選手)
 たぶんメールを入力していた。

・聖火点火の演出はかなりよく出来たSFと言う感じでカッチョいいと思った。
 ついでに点火された台が上に上がらなかったのには、ちとハラハラした。

・11万人が収容できるスタジアムを作ったと言うのは凄いと思う
 が、大会終了後「いったい何に使うんだ、そんなでかい所」と思った。

・オリビア・ニュートンジョンを15年ぶりぐらいに見たが、
 全然老けていなくてビビッた。1948年生まれの52歳

2000年9月16日(土曜日) 燃える街
1ヶ月もしない8月の21日にも書いた話で、すぐ家の前で火事があったというネタなんすけど、再び書かなくてはいけない状況になった。
と言ってもその時の不審火の犯人が捕まったとかではない。
なんと、私の住んでいるごく近い地域で夕べ(日付は今日だけど)3回も不審火が連続しておこったのだ。
まず夜中の2時近くに、近所の民家の駐車場に置いてあったバイクが燃えて、そこから少し行った所の民家前に置いてあった発泡スチロールが燃えていたと言うのだ。
それをみんなで大騒ぎで消し止めて「なんとか大事にならなくてよかったよかった」と落ち着いてみんな家に帰った頃、明け方近くの5時半にこんどはそこから少し行った所にあるビニールハウスの中にあった物が燃えていたと言うのだ。
うーーーーむ、8月の火事は「何かの不審火」的に片づけることも出来たかもしれないが、今回の火事はどー考えても「放火」としか考えられないのだ。
と言うか、なんか前回の火事が派手だったわりに周囲で「放火だ放火だ大変だ」的な大騒ぎがなかったために、それを誇示するように連続して…と感じてしまうのだ。

で、この日記の過去を探っていくと判るけれど、去年の12月20日頃の日記に、すぐ近所で起こった火事の話が書いてある。それにはその12月の1ヶ月前にも同様の火事があったと言うことが書いてある。
つまり、去年の11月から現在に至るまでごくごく狭い地域の中で6回も放火と思われる不審火が連続して起こっているのだ。
なんか、どーすりゃいいのさ状態なのだ。
[続く]・・・かもしれない。
2000年9月17日(日曜日) サッカーのサポーター
ついに念願の田村亮子の金メダル!続いて男子柔道で野村の2大会連続金!
って、かなりオリンピックが初日から盛り上がっていたりします。
いやぁ凄い凄い、って思いつつ昨日の柔道を見ていた。
まあ確かにここまで盛り上がらなくてもいいじゃないか?って感じで、はては「田村亮子に国民栄誉賞!」なんて話題まで飛び出していたりするけれど、それって思いっきり漫画のほうの『YAWARA!』のパロディになっていたりするぞ。
でもって、試合が終わってしばらくしてから表彰式になったりするのだが、ちょっと時間的にもたついていた感じもあったのだが「おぉこれが噂のノンビリズム・オーストラリア時間なのだな」などと思うことにした。
と言いつつ、のんびりしすぎて開会式なんて、選手入場が始まった時間がすでに40分遅れで、向こうの時間で8時半頃に聖火の点火だったのが結局向こう時間で10時になってしまったのだ。(しかし、これだけ遅れたためなのか、終了はあっさりしていて「はいおしまい、あとは勝手に帰って」と言う感じで、選手退場なんてのはざわざわだらだらとやっていた)
で、その間を持たせるためにテレビ局はお客さんを撮影していた。
と言う処でカメラマンが異様な格好をした日本人らしくグループを見つけてしまい、そこへズームしていったのだ。
そこには派手なウエアを着て、派手なメガネをかけて、中には髪型をモヒカンにした人までいたのだ。で、アナウンサーが「いやぁずいぶん派手な人たちも居ます、たぶん今日はサッカーの試合がないのでサッカーのサポーターの方々もこの世紀の大勝負を見に来たのでしょう」などと解説を入れていたのだ。
しかし、実際のことを言うとその派手な一行は「電撃ネットワーク」だったりする。
オーストラリアでは毎回満員のツアーを組むほどの人気者だったりするのだ。
(しかもリーダーの南部氏は次回のスターウォーズにも出演するらしいし)
2000年9月18日(月曜日) 名前
いやぁいいね、田中雅美。
と独り言を言ったりするが、男子の方のイアン・ソープはカッコいいや。そりゃヒーローにもなるわけだ。
しかし、確実に優勝と言われていたソープを上回ったのがオランダの「ヴァン・ホーデンベルグバンド」だっけ? なんか違うような気もするけれど、とにかくワケの判らない名前の選手。ムチャクチャ早いっす。
かのココアで有名なバンホーテンなんてのもあっち方面だと思ったので、いわゆるそっちではありがちな名前かも知れないが、ちょっと耳慣れない名前なのだ。
もっと耳慣れない名前では、アフリカ系とか、イスラム系の名前も時々数度聞き直してしまうような物があったりするのだ。

もっとも日本人の名前なんかも西洋の人にとってはわけの分からない物で、漢字で書いてあるって事で中華系民族とゴッチャになっているに違いないのだ。
2000年9月19日(火曜日) 
2000年9月20日(水曜日) つまらない大人から一言
いわゆる10代の頃に「つまらない大人にはなりたくない!」と言う合い言葉があったりする。
実はそれはどの年齢も言ってきた言葉で、今の10代が嫌っている、大人の世代も同じように10代だった頃にまったく同じ様な口調で同じ様な事を言っていたりするのだ。
でもってさらに、その連中が嫌っていた世代も10代の頃には同じ様な事を言っていたりする。
それとまったく逆に「最近の若い奴らは」と言う嘆きに関しても、それを言っている世代はかつて言われていた世代だったりするのだ。
たしか大仏の修復だかで、その内部に入った時にそこに今から1000年以上前の落書きで「最近の若い連中は」と書かれていたとか、さらに1000年も2000年も昔のエジプトのピラミッドにも「最近の若い連中は」などと書かれていたりするのだ。
で、最近ふと思ってしまったのが「何故、若い連中はやみくもに大人を嫌うのか?」と言う命題について、なんとなくこういう理由なのだなぁと感じてしまったのだ。 と言うのも、確かに声高々には叫んではいなかったが心の中で自分も「大人って」と思っていたクチだったわけですが、それが気が付いた時にはそれを言われるような年齢に突入し始めていたワケっすよ。
で判ったのが「嫌う理由」は結局の所、その大人に自分の未来を見てしまうからなのではないかなぁと言うことだったりする。
実際の所、知人でも10代の頃にはやたらとトンがっていて、手の付けられない様なヤツがいたりしたが、そんなヤツもいつしか丸くなって(それでもキレやすいけれど)、一般的に見たら「つまらない大人」と命名されてしまうような分類になってしまった人間が居たりする。
結局の所「大きなこと」も出来ずに「あたりまえ」に年を重ねて行くというのが、大部分の人間の未来なのだ。その中で当たり前に「恋愛」やら「結婚」やら「子供」やらが出来て、ささやかな幸せってヤツに身を流していくのだ。
それが10代の頃は許せなかったんだろうなぁと思ったりするのだ。