杉村ぐうたら日記(2000年10月21日〜31日)

▲2000年10月21日:土曜日:ぐうたらな日々
▲2000年10月22日:日曜日:喰う
▲2000年10月23日:月曜日:古事記
▲2000年10月24日:火曜日:知泉
▲2000年10月25日:水曜日:寒い
▲2000年10月26日:木曜日:放言
▲2000年10月27日:金曜日:森喜朗 失言録
▲2000年10月28日:土曜日:toto
▲2000年10月29日:日曜日:告白
▲2000年10月30日:月曜日:ハロウィン
▲2000年10月31日:火曜日:カッペッ
2000年10月21日(土曜日) ぐうたらな日々
と言うわけで、こうやって日々下らない雑感を書き連ねているのでありますが、どこが日記なのだ?と言う感じもあったりします。
が、「今日どこどこへ行った」とかばかりが日記ではなく、ひぐらし硯に向かいて心に流るる感情を記するのもこれまた日記なり。なのだ。
基本的に私は平凡なサラリーマンで、そんなに身辺に大事件が起こるわけでもなく、それどころか「もしかしたらこれってデジャビュー?」と思ってしまうぐらいに毎日同じ事を繰り返している。
テレビや雑誌や新聞が存在しなかったら、本当に今日が何日で何曜日なのか全然判らないっす。
だから正直に日記を書いていたら「今日、朝起きて会社に行って仕事をして帰ってきました。夜○○○というドラマを見ました、おやすみなさい」が1年の間に250回ぐらい続いているような気もする。
いやはやだから、これまで実生活の中で何度も日記を書こうと決意して、結局数日で終わっていたのだ。いわゆる三日坊主と言う状態。
しかし、こうやって人目にさらされると言う前提で文章を書き始めると『ネタ』として日記を書き始め、実生活の中で『ネタ』を探したり考えたりするようになってきた。
でもって気が付いてみれば、パソコン通信時代から数えて5年も日記を書いていたりする。自分でも振り返ってみてビックリしちゃったっす。

いやはや。

そんなワケな「ぐうたら日記」なのでありますが、このタイトルと言うのは書き始めた時に何も考えずに「きっと1週間に1回書けばいいほうじゃないか?」と考えそんなタイトルにしたわけであります。
で、ちょっと思い立ってインターネット全文検索をした処、実に同名の『ぐうたら日記』と言う物が多いことが判明した。
ま、あまりにもあまりなタイトルだってのは自分でも思っていますが。
そんなわけで、11月に入ると実はインターネット版「ぐうたら日記」が1000日目を迎えたりするので(途中書いていない日もあるけど)、それをキッカケにタイトルを替えようかと考えていたりする。ホームページの方もリニューアルしたことだし。

しかし、まだ新しいタイトルは考えていない。
2000年10月22日(日曜日) 喰う
親戚の法事に行って来た。
と言っても、実は私の祖父の従兄弟の子供と言う続柄の人の三回忌だというわけで、ほとんど知らない人と言うことになってしまうのだ。
つまり、例の白川教授と高橋尚子選手の関係ぐらいの濃密さだったりする。
そして法事が終わった後で、会食となるワケなのだが、普通そこでは親戚同士の「そー言えば昔は」と言う昔話に花が咲くと言うことになるのがパターンだったりする。
が、残念ながら私には共通のネタもなく、ぼけーっとするしかないののだ。
それ以前に、私は基本的に酒が飲めない体質で、さらに煙草なども吸わないのでとにかく間が持たない。結局、延々と喰うことに専念するしかなかったりする。
そんなワケで、現在消化不良で激しく気持ちが悪いので日記はこのぐらいで
2000年10月23日(月曜日) 古事記
『HAPPY BIRTHDAY'S CLUB』の為に、日々コツコツと色々な本から誕生日データをチェックして入力している。
現時点で2万5千人ほど収録されていたりするので、本を読んで「この人って入力していないかも」と思っても、すでに記録されている場合も少なくない。
逆に、収録されていて当然と言う感じの有名人の場合、雑誌などに誕生日データが書かれてあっても「もう書いてあるだろうなぁ」と判断してチェックしない事も多い。
そのために、当然の人が抜け落ちている事も時々ある。
だから、その為に約5000人の芸能人の名前が記録されているTVガイド別冊『TVスター名鑑2000』なんてのを、頭から全部チェックしながら抜けている人名を入力していたりするのだ。
実に地味で地味で地味な作業だったりする。
まだ、入力の為に膨大な資料が(『日本歴史人物事典』『古今東西落語家辞典』『日本映画人名事典:4巻』等々)残っているのだ。たぶん、それぞれの本に書かれている誕生日を全部掲載した場合、4万人ぐらいの誕生日データが完成すると思うのだ。
と言っても、日々新たな芸能人が生まれ、毎年春になれば新しいスポーツ人が誕生し、完結する事が無く延々とデータを増やしていくしかないのだ。

で、今日そんなことで『TVスター名鑑2000』を見ていて「むむむっ」と思ってしまった項目がある。
安藤裕子と言う、女優(77年生まれだから23歳)のプロフィールなのだが、そこの趣味の欄に『古事記による古代人思想の探究』などと書いてあるのだ。
最初はなにかの間違いで関係ない文章が紛れ込んでしまったのではないか?とも考えたのだが、古事記… 古代人思想… ってなんだか凄いことになっている。しかも『探究』だし。
なんだかこの女優に興味が湧いてしまった。
しかし、そんなワケの判らないことを書いて人々の興味を呼ぼうと言う作戦だとしたら、見事にハマってしまったと言うことになるのだ。が、そんな細かい作戦をわざわざするか?と言うと、そんな事はあり得ないと思う。
と言うことは、本気で『古事記による古代人思想の探究』が趣味なのか?
2000年10月24日(火曜日) 知泉
知泉と書いて「ちせん」と読む。
実に判るようで判らない名称である。
このタイトルを考案したのは、いまから2年半前のインターネットデビュー時で、とりあえず色々な雑学をまとめたページを作りたいなと思い立ってひねり出した名前だったりする。
単純に「知識の泉」ってことを意味しているんだけど、最初は「おいおい知識の泉って、そんな大それたタイトルつけちゃっていいのか?」「そもそも、いったい何のページなのか初めて訪れた人には判らないじゃないか」と自分でも思った。
が、今考えてみると明確に「語源の館」とか「歴史始めて物語」とか「人物不思議発見」とかテーマが明確なタイトルを付けなくて良かったと思っていたりする。
なんせ、現在の知泉は「いったいどうしたいのだ?何が目的なの?どうせあたしの体が目的なんでしょ?」と言う感じだったりする。
つまり、どう転んでも使えるタイトルでよかったなぁと言うことなのだ。
そのパターンは、お笑い番組などにも多用されていて「ウリナリ」「みなさまのおかげでした」など、番組開始当初とまったく違う方向に進んでいても使用できているタイトルだったりする。

しかし、最初は自分でも何か居心地の悪さを感じるタイトルだったのだが、さらに知人から「知泉ってタイトル、なんかださくない?」などと言われたこともある。
こっちとしては少し自信がもてなかったタイトルなので、そんなことを直接言われた日には「変えようかな」などと考えたりもしちゃったのだ。

が、現在こうやって2年半も続けていると、言葉は一人歩きをして「知泉」は「知泉」でいいのだ!と言う感じになっていたりする。


PS:ちょっと違う

今日のチョコエッグ:ゼニガタアザラシ
2000年10月25日(水曜日) 寒い
なんかここ数日、非常に寒い。
完璧に冬到来っつー感じなのだ。
しかし、近所の自販機のコーヒーはいつまで経っても「冷た〜〜〜〜〜い」と言う標示だったりする。
しかし、実際の事を言うとこの店のオヤジは電気代節約のためなのか、出てくるコーヒーは「ぬる〜〜〜〜い」だったりする。
でもって「あたたか〜〜〜い」が販売された時も結局、出てくるコーヒーは「ぬる〜〜〜〜い」だったりするのだ。
これでいいのか?

しかし、缶コーヒーを飲んでいて思うのはブラックコーヒーなんてのには「カロリーゼロ」てな事が大々的に書いてあったりするのだ。
そりゃ、ブラックなら当然じゃん!と思うのだが、それ以外のミルク&砂糖がたっぷり入ったコーヒー飲料に関してカロリー標示があるものはほとんど無かったりする。
本当の事を言えば、ブラックのカロリーなんかより甘いコーヒーのカロリーが知りたいのだ。
たぶん、ビックリしてしまうほどカロリーがあると思うのだ。
2000年10月26日(木曜日) 放言
いやぁ森首相ってファンキーだね。
ついでに相棒の中川くんもファンキーだよね。
結局、どんな失言や疑惑で騒ぎになっても「ンなもの騒いでんじゃねぇよ」と言う態度を続けているってのは凄いよね。
なんせ、今、自分たちが首相や大臣をやっている地位だけを守るだけで、次の選挙の事、次代の政治家の事は何も考えていないって感じ。
結局、すっかり爺さん揃いの上層部の政治家は、60歳を超えていて、長生きしてもせいぜい20年って所だから、結局未来の日本がどーなっても、世界がどーなっても興味ないんだろうなぁ

しかし、北朝鮮にさらわれたとされる行方不明の人が「パリや北京などの第三国で発見されたって事にしちゃえばいい」って考え方が凄いんだけど、それをイギリスのブレア首相に言ってしまうってのはカッコよすぎ。
でもって、それが問題になったらさらに「でもさ、あの意見はボクちゃんが言ったんじゃないも〜ん」と他人になすり付けてしまうのもカッコよすぎ。
国会で詰問されたら「だってサ〜、あれって誰でも知っている話じゃん、今更言ったからって何が問題なの?」って言うのもカッコよすぎ。
でもって、巷ので森内閣支持率が「17.9%」だって・・・凄い、あの状態でまだ17.9%が支持しているってのは凄い。

2000年10月27日(金曜日) 森喜朗 失言録
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   森喜朗 失言録
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1月(幹事長時代)「私が農村地に選挙で行きますと、農作業をしている人々
      が全員家の中にひっこんでしまいまして、まるでエイズが来たか
      のような嫌われ方で」と、エイズ患者に対して配慮のない発言。
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4月 5日:就任会見で「支那事変」発言。
4月11日:極秘だったハズの総選挙の日程をインタビューで漏らす。
4月13日:記者団に向かって「ウソを言ってもいいんだろ」と発言。
4月27日:「侵略戦争」発言。
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5月 1日:ヨーロッパ歴訪中、晩餐会で中田英寿に向かって「日本と言うの
      は日韓の試合で一遍も勝った事がないんですよ」と、トンチンカ
      ンな豆知識を披露して「え?有りますよ」と冷たくあしらわれる。
5月 8日:「教育勅語」発言。
5月14日:まだ存命中の引退した元議員を故人扱いにした発言。
5月15日:「日本の国は、まさに天皇中心にしている神の国である」と発言
      そのお陰で、その直後に海外に出かけた天皇に対して非難するデ
      モも出る始末。
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6月 3日:「国体」発言
6月 6日:「パソコンが出来ない人間は日陰者」発言。自分も出来ないクセ
      に・・・。数日後インタビューで「いやぁ今日はちょっと指が痛
      いよ、昨日メールを打ったりしたもんでさ」などと発言。私は仕
      事を含めてかなりの入力をしているが、指が痛いと言う経験は無
      かったりする・・・
6月10日:「銃後の守り」発言。
6月15日:演説の場で韓国と北朝鮮の事を「2つの民族に分かれて」とトン
      チンカンな発言。同じ民族だから問題が深いんだってのを理解し
      ていないらしい。
6月20日:選挙戦に関して「関心が無いと言って(有権者は)寝てしまって
      いてくれれば、それでいいんですけれど」と、選挙投票率が少な
      い方がいいと発言。
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7月 7日:沖縄の米兵暴行事件に関して「政府がどうこう言うことではない」
      と発言。
7月12日:沖縄サミットの事を何度も「沖縄万博」と発言。
      沖縄サミットに関して「沖縄の子供は君が代を歌わないからダメ
      なんだ」と言う発言をしていた事がクローズアップ。
      沖縄サミットでテーマ曲を歌わされた安室奈美恵が始終ムッとし
      てた表情をしていたのはこのせいだと思われる。
      ついでに「沖縄のマスコミには共産党が入っているからダメ」発
      言もあり。
7月   :取材をまったく受けなくなる。
7月28日:失言が多くなったので、渡された原稿を読むだけになった。
      が、その所信表明演説原稿の「静脈型産業」を「せいみゃく型産
      業」と読み漢字に弱いことを知らしめ、「IT」を「あいてー」
      と読み英語に弱いことを知らしめ、ミレニアムを「ミレアニム」
      と読んだり、多くのギャグを披露する。
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9月27日:日韓首脳会談の席でリップサービスで「オリンピックの野球で日
      本チームが韓国チームに負けてくれて良かった」発言。
      ついでに、会談をした場所は森首相の親族の経営する旅館。
9月28日:国会の審議で「密室談合で誕生した新たな総理」と言う発言に対
      して「まるで密室で私生児のように生まれたと仰いますが、その
      ような発言は不愉快です」と、私生児蔑視発言。
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10月20日:「北朝鮮に拉致された人はパリや北京などの第三国で発見され
      た事にすればいい」とイギリスのブレア首相に言う。
10月26日:早稲田ラグビー部OBを強調している森首相だが、ワラビーズ
      歓迎レセプションで海外から来たチームにおべっかで「日本のチ
      ームはあなた方がいる限り、未来永劫カップを永遠に抱くことは
      出来ないでしょう」などと、日本チームをバカにする発言を・・
10月28日:ワラビーズを観戦に言ったが日本の応援団から帰れコールの罵
      声を浴びる。
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まだ伝説は続くのか?
2000年10月28日(土曜日) toto
「トト」と言うとかの「♪ロザ〜ナ」歌っていたグループか、涙涙のイタリア映画『ニューシネマパラダイス』の少年なのだ。
が、今日、静岡限定って事でサッカーくじの「toto」が始まった。
なんでも、6試合の結果を予想してそれが的中すれば!と言うもので、近所ではCDショップ「すみや」のカウンターにそんなコーナーがあって、その脇にあるテーブルで数人の若人がワッセワッセと記入をしていた。
うーむ、ついに始まりましたか。
ま、この手のくじ好きにはたまらないだろうし、宝くじなどのような感に頼る物ではないって事で、熱中する人はハマるんだろうなぁ。
ワシは、くじにもサッカーにも興味ないので、「すみやのカウンターが狭くなってしまった」ぐらいにしか思わなかったりするのだが。


くじ豆知泉
2000年10月29日(日曜日) 告白
まさかあんな事になるとは自分でも思っていなかった。
そして自分があんな卑劣な人間だったとは、そんな場面に直面するまで判らなかった。
実にこうやって文字を入力するのも気が進まないのだが、やはりちゃんと告白をしておかなければいけないと考えて、こうやって決意したのです。
この文章はいつもの軽薄な日記とは違って、かなり真面目に重大な告白ですので、少し沈んだ文章になっているかもしれませんが、ご了承して下さいませ。
実は、私は交通事故を起こしてしまったのです。と言ってもけが人が出る程では無かったと思うのですが・・・・。実は、思うのですがと言うのは、相手の車にぶつけてしまった瞬間、色々な恐怖心などが脳裏をよぎり、結局その場から逃走してしまったのです。
相手の車に後ろからぶつけてしまったのですが、しばらしてから相手の車が路肩に止まったのを確認した所で、私は「降りて謝り、相手がケガをしていないか確認しなくてはいけない」と考えているのと裏腹に、思いっきりアクセルを踏みしめてその場から逃走してしまったのです。
しかも、逃走している時もまっすぐ自宅の方へ走ったのでは、すぐに見つけられてしまうと頭を働かせ、逆方向に走り去り、ぐるりと遠回りをして自宅に帰ったのです。
駐車場で自分の車を見ると、思った以上にバンパー周辺がへこんでいました。修理をどうしようかと考えつつ、そのぶつかった部分が外から見えないように駐車し直し、家に入ったのです。
その事故から一晩たっても単純な事故だった為に当然ニュースなどでは報道されていなかったのですが、なんだか段々と自分がとんでもない事をしてしまったのではと、恐怖心が胸の底から湧いて来たのです。
しかし、やはり逃げても結局は捕まってしまうのではないか?と考え、警察に出頭することを決意したのです。
しかし、たぶん逮捕されてしまうと、しばらくは戻って来れないかと考え、出頭する前にこうやって日記に全ての事を告白してしまおうと考えたのです。

と言う所で目が覚めた。
「交通事故」と言うテーマでかなりリアルな夢を見てしまったワケで、その夢の中の事故では自分が運転する車が、前方で停車した白い乗用車に衝突しまい、動転したままその場を立ち去り、しばらく家でじっとしていたのですが、精神的に追いつめられてしまい、最終的に日記で告白をしてから警察に出頭しようという筋書きだった。
久々にハッキリした夢だったために、なんか体中が疲れ切ったような状態で、起きた瞬間にもう一度寝てしまおうかと思ってしまう程だったのだ。

しかし、こんな夢を見た原因はハッキリ分かっている。
実は昨日、知人宅からの帰り道にあと少しで交通事故になってしまうと言う状況に遭遇したためだと思うのだ。
夕方ぐらいから、傘をさそうかどうしようか迷ってしまう程度の細かい雨が降り続いていて、少し持病のむち打ちが疼くような天気だった。
いつもの様にほけーっと車を運転していた時、いつものようにちょっと複雑な交差点に差し掛かった。
と言ってもボクの車は単純にそこを直進して通り過ぎるだけなので、何も問題はないのだ。
その交差点に差し掛かる直前、視界には交差点の向こう側に右折しようと止まっている車が確認出来ていた。
で、その交差点に突入して、右折しようとしている車の脇を抜けて・・・と思った瞬間、何故なのか判らないのだが突然、今まで右折のウィンカーを出して止まっていた車が急発進したのだ。(ここの交差点は時差式右折などはない)
つまり、自分が進もうとした所を突然塞ぐような形でその右折車が目の間にハンドルを切って来たということになる。
「うわぁぁぁ!」と驚きながらも、右足はブレーキを最大限に踏みしめる。
キィィィッッ!!!!!タイヤが小雨のアスファルトの上を激しくきしむ音がして、次の瞬間自分の車の後輪が右側に向かって横滑りをするGを感じる。
慣性の法則に従って、車は激しいブレーキ音を叫びながら、前方で突然右折しようとした車に向かって突っ込んでいく。
「こなくそ!」と、さらに激しくブレーキを踏みしめる。
目の前の右折車は、前方の道を完全に塞ぐような形で何故かストップしているのだ。

かなりきわどい状態で自分の車が交差点のど真ん中でややナナメになった状態で止まっていた。
たぶん、自分と平行して別の車でも走っていたら完璧に巻き込んでいたような状態だったのだ。
ここまでの時間はたぶん1秒ぐらいだと思うのだが、自分の中では1分以上にも相当する密度の時間だった。
ふと、目の前にストップしている右折車を見ると、その車には若い男が3人ほど乗ってこっちを見ている。
「おいおい、危ねぇじゃねぇか!どこに目ぇつけてやがんでェい!」とでも怒鳴り散らそうと思ったのだが、その次の瞬間、その右折車は何も合図もせずブルルンと車を発進させて、そのまま右折方向に走り去っていってしまったのだ。
おいおいおいおい・・・・
と思ったのだが、目の前の信号が黄色から赤に変わろうとしていたので、しかたがなく自分も交差点から走り去るしかなかったのだ。

そんな、あとちょっとで交通事故、しかもこっちは全然悪くないのにたぶん事故になったら加害者になってしまったんだろうな、と言う状況があったのだ。
そんな、結構ドキドキな状況だった為に、その夜、交通事故の夢を見てしまったのだと思う。

しかし、交通事故ってのは誰でも被害者にも加害者にもなる可能性を秘めているので、気を付けなくてはいけないのだ。
2000年10月30日(月曜日) ハロウィン
夜のテレビの情報系番組で若い女性タレントが二人で
「ねえねえ、明日ハロウィンなんだって」
「え?そうなの?」
「うん、数年前は一生懸命イベントして盛り上げようとしたけれど、なんだか結局盛り上がっていないよねぇ」「どうしてなんだろ?」
「バレンタインデーとかクリスマスなんかは外国から入ってきてしっかり定着したのにね」
「そうだ!ハロウインは恋人のイベントじゃないから盛り上がらないんだよ」
「そっか!じゃハロウインも恋人たちのイベントにしちゃえばいいんだ」
などとバカ爆発の会話をしていた(と言いつつ、この台本を書いた放送作家がいるんだろうけど)
しかし・・・・クリスマスも別に恋人たちのイベントじゃないぞ。
どっちかと言うと、家族で行うイベントで結構厳粛なもののハズなのだ。
それ以前にハロウインだって別に収穫も何もしていないヤツには関係ないのだ。
別のニュースでは「デパートでハローウィーンの催し物が」と何度も「ハローウィーン」と伸ばして発音していて、気持ち悪かった。
日本には定着しねえなぁ。

2000年10月31日(火曜日) カッペッ
子供の頃から嫌だと思っていたことの一つに、普通に歩いていて突然「ペッ」とつばやたんを吐き出す親父が、激しく嫌いだった。
なんつーか、汚れた物の象徴的にお前が吐き出したもの以上に、お前の存在が汚いんじゃい!的な憤りを、小学生の頃から感じていた。
なんつーか、子供の頃からその辺の些細な社会倫理的な物に関して、うるさい子供だったのだ。そしてそれが現在に至るまで、その「ペッ」は許し難い行為として頭の中にインプットされている。
ぺっだけでなく、公共の場を汚したりする事も好きではない。

で、子供の頃、そーゆー事をするのは無神経な親父だけだと思っていたのだが、気が付くと中学生ぐらいで同級生などでもしているヤツがいる事に気が付いてしまったのだ。
それはたぶん、そいつには「公共の場所を汚す」と言うことに関して全然後ろめたいと言う部分が存在しないからだろうし、薄汚れた親父の事を薄汚れているとは思っていないからなんだろうと、無理矢理自分に言い聞かせた。
でも、平気で歩いていて「ペッ」と出来るヤツは友達に成りたくないと思っていた。
それが、20歳を過ぎてタバコなどを吸う人間が周囲に出てくると、吸い殻を平気で道ばたに捨てるヤツが多い事にもショックを受けた。
なんつーか、お前らそれでも平気なのか?と思ったりしたのだ。
さらに、タバコを捨てて靴でグジグジともみ消すのでもなく、火がついたままポイッと投げ捨てるヤツもけっこうの数いる事が判ってカルチャーショックどころではなくなった。
うーむと思ってしまうのだ。

で、最近さらにビックリしてしまった事には、コギャルなどと呼ばれて野生化の著しい女子高生が歩きながら突然、ペッとやるシーンを目撃してしまったのだ。
数人で歩いていて、一人が突然・・・・しかも、それに対して一緒に歩いていた連中が何も反応しなかったと言うことは、これも当たり前の行為になっているのか?
で、そんな道ばたにも平気で座り込めるって・・・・