ひねもす雑記
2001年2月21日〜28日


▲2001年2月21日:水曜日:バッシングの無いカップル
▲2001年2月22日:木曜日:総理大臣[末期状態]
▲2001年2月23日:金曜日:総理大臣[総理擁護派]
▲2001年2月24日:土曜日:総理大臣[大統領的選挙は?]
▲2001年2月25日:日曜日:総理大臣[田中真紀子じゃダメでしょ]
▲2001年2月26日:月曜日:総理大臣[もっと若さを!]
▲2001年2月27日:火曜日:総理大臣[若さの比較]
▲2001年2月28日:水曜日:ロケットボーイ・低空飛行?
2001年2月21日(水曜日) バッシングの無いカップル
かの田村亮子・ヤワラちゃんとオリックスの谷佳知(ともひろ)選手の話題っすけど…
個人的に言えば「うげ」としか思わないんですが、何故世間はあのカップルを容認できるんでしょうか?
といっても、ヤワラちゃんの見た目が○○○○○○○で○○○○だからダメとか言うのではなく、谷選手がそこそこの選手だが一般的には全然目立たないのに、イチローの去ったオリックスを埋めるための客寄せパンダだからってことでもない。
ま、その客寄せパンダ状態がみていて寒いものがあるんだけど。

私は「うげ」と思ってしまうのは、谷選手の職場でもある練習場にノコノコ出かけて応援するだけでもなく、そのグラウンドにまで踏み込み、二人でキャッチボールをしたり、バッティングをしたりしてイチャイチャしている状態のことなのだ。
なんつーか、確かに特別扱いをされているってこともあるんだが、あそこへ出かけてしまう(頼まれて仕事だとしても)その神経が嫌いなのだ。
ヤワラちゃんに限ったことでなく、よくありがちなタイプに恋人の職場に出かけてへらへらべたべたしちゃう女ってのがいるわけで(男もいるだろうけど)、その手の女ってのは基本的に嫌いだったりする。
おまえ仕事っちゅーもんを嘗めんのか?てな感じなのだ。
ヤワラちゃんだって、あれだけ柔道を極めた人間だから判ると思うんだが、柔道の練習場に女を連れ込んで見学させたりイチャイチャしているヤツがいたらむかっ腹たつと思うのだが。
しかし…

さらに気持ち悪いのが、新聞やテレビなどがすべてそのヤワラちゃんの宮古島のキャンプ訪問を好意的に「ほのぼのキャンプデート」などと報道していることだったりする。しかも計算したようにバレンタインデーの2月14日だったりするってあたりのあざとさもイヤだねぇ。
翌日は休日だったんだろうけど、それをマスコミにさらして…
いわゆるオリックスもそれが宣伝になると思っているってのが…

報道している人の中には同じことを感じている人も多いと思うが、表面的にはいっさいバッシングが出ないってことがなんか不気味っす。

2001.2.21 俳優・反町隆史と女優・松嶋菜々子が入籍
2001年2月22日(木曜日) 総理大臣[末期状態]
この数年のファッションや言動の流行や事件などの流れをみていると「日本って最悪に馬鹿な国」という印象しか持たないんですが、その馬鹿な国の頂点に立つ馬鹿な男・森喜朗はすごいね、どうにもこうにも。
総理大臣に就任した最初から問題発言連発で、自粛したかなと思ってもちょっと気を抜くと問題発言を連発。
あっちに行っては問題発言、こっちに来ては問題発言。
超短命内閣と言われつつも、去年の4月頃から続いているので、奇跡的に延命し続けているということになる。なんせ、就任して20日頃にすでに「辞任までカウントダウンが始まった」とか言われていたからねぇ。

で、その辞任しろ!という意見に関して森喜朗あたりは「マスコミが勝手に騒いで、悪いイメージを広げている」だとか、自民党内で事件が起こると「ワシには関係ない話だ、あんな事件を起こすから私の支持率が下がるのだ」などと発言する始末。
国会で鋭く質問をされれば、いきなり逆切れ状態になってしまう。
・自分は悪くない
・悪いのは全部周りのヤツラのせい
・最後は逆切れ
って、思いっきりニュースに出てくる典型的な「馬鹿な若い連中」と同じっす。

しかし、今回のハワイ沖で水産高校の実習船がアメリカ海軍の潜水艦に沈没された事件の対応の悪さがキッカケとなって「辞任はしょうがないよな」と、自民党内部でも言われ始めている。
2001年2月23日(金曜日) 総理大臣[総理擁護派]
事故が起こったことに関しても総理大臣に罪はない、その報告を受けた時にゴルフをしていたってのにも罪はない(と言いつつ、数日後に予算委員会が始まるような時期に遊びにいくべきではないのかもしれないが)、とにかく問題は、その報告を受けたあともゴルフのコースを回り、首相官邸に戻ったのは数時間後だったということなのだ。
そのことに関して国会で詰問されても「それじゃ私がゴルフ場にいたってことが悪いんですか?」と、とんちんかんなことを発言し逆切れする始末。
おいおい、日本語さえまともに理解できない人物が総理大臣をしているのか?この国は。てな感じなのだ。
さらにそこから「そのゴルフ場の会員権は知人よりただで10年ほど延々と借りていたものだった」ということが判明し、さらに「そのゴルフは賭ゴルフだった」と言うことまで判明したのだ。
「あれは借りていた物なのだが、誤解を招いてしまったらしいので、早速返すことにした」 って… 普通許される話じゃないだろ、ゴルフの会員権はバブル時代に買われた物なので何千万円というものだったんだから、それを10年にわたってタダで貸してくれるって…。
さらに賭ゴルフに関して、最初の会見では「そんな賭などしていない」と断言したのだが、次の会見では「チョコレート程度のものを賭けた」ということになった。
それに関して久米宏はニュースステーションで「私はゴルフで賭けをしていない人ってみたことないですけれどね」と発言し、さらに「もっともチョコレートなんかを賭けている人の方がみたこと無いですけれどね」などと皮肉を言ったりしていた。

久米宏は実は森総理大臣容認派で「もっとがんばって欲しい」と何度も発言している。と言っても、森総理大臣がもっと頑張って延命を続ければ続けるほど、次回の夏の参議院選挙で自民党が大敗するってことが見えているので、そんなことを言っていたりするんだけどね。
2001年2月24日(土曜日) 総理大臣[大統領的選挙は?]
しかし何故、森という20世紀と21世紀の二世紀を代表するような馬鹿政治家が延々と周囲の反対意見を無視して総理大臣を続けていられるのか?というと、その裏には「時期総理大臣になるべき人がいない」という苦しい台所事情があったりするのが見え見えなのだ。
確かに「誰が総理大臣になっても森喜朗より悪いってことは無い」という意見は当然なのだが、この最悪な状況を覆すようなことのできる政治家は自民党の中にも外にも存在していないのかも知れない。

前回の総理大臣決定はいわゆる「密室の中」で決まったと言われていて、自民党の内部でさえ決定直前になるまでそんな事になっているとは思っていなかったのだ。そんな中であの馬鹿な人に決定してしまったのだ。
そのために、この先、総理大臣を決定するのはアメリカみたいに国民投票制でオープンにしたほうがいいのではないか?などと言う意見が出てきていたりする。
が、それも危ないよなぁと思ってしまう。
だって、政治家もダメなら日本人って国民全体が「日本」という国の政治体制を全然考えていないでしょ。とりあえず「景気がよくなってくれる政策を考えてくれればいい」みたいな事は思ったとしても。
2001年2月25日(日曜日) 総理大臣[田中真紀子じゃダメでしょ]
で、よくテレビ局なんかが独自に街角アンケートや電話アンケートで「時期総理大臣には誰がいいですか?」などとやるが、それで最近はかならずトップの方にくるのが『田中真紀子』だったりする。
それを見る限りでは、大統領選挙みたいにしたらダメだなぁと痛感しちゃうのだ。
たしかに田中真紀子と言う人は父親・田中角栄と同じように言いたいことを言って、敵だろうと味方だろうとバッサバッサと批判したりして、庶民感情的には痛快な人だったりする。
しかし政治家としてみた場合「で、この人が政治的な前向きなビジョンを提示したことあったっけ?」ということにぶつかってしまうのだ。
なんか、日曜日の朝の報道番組に出たり、月末の金曜日に徹夜で不毛な議論をしている「政治評論家」という意味不明の職種の人と同じなのだ。
つまり、批判意見なら誰だっていえるということ。
田中真紀子の場合、父親の背中を見て育ったわけだし、現時点の政治家の偉い人の多くが田中角栄に多大なる影響を受け、多大なる恩恵を授かった人々だったりするので、言いたい放題もできたりするのだと思うのだ。普通のぺーぺーの政治家の場合、色々なしがらみで言いたいこともいえなくなってしまうだろうし。
もっとも、最近では田中角栄の威光も薄れてきたような気もするので、私見的には「政治に文句があってガナっているおばさん」ぐらいにしか見えなくなりつつある。

かの青島幸男氏も単独の政治家としてはハンストまで行った行動派でビジョンを持った人だったのだが、いざ東京都知事になってみると言いたくても言えない難しい事項が増えてしまって結局最後は「何もしない」ように見えてしまう政治家になってしまった。(石原慎太郎は逆にやりすぎだけど)
2001年2月26日(月曜日) 総理大臣[もっと若さを!]
以前よく「政治家になって欲しい人」というものでビートたけしの名前がよく出ていたけれど、実際たけしも政治的な批評・批判的な意見はいえるがビジョンが無い人という気がして「おいおい本当にたけしが政治家になればいいと思っているの?」という感じがしちゃっていたのだ。

そんなこんなで考えていくと、総理大臣になるべき人なんていないってのが答えなのかなぁ。
とりあえず誰がなってもいいけれど、世代交代をするべきだと言うことは、かなり感じる。未来の少ない老人が未来の日本のことを考えられる訳なんてないのだ。ヤツらは現在の自分の地位と利権しか考えないのでは無いか?
なんせアメリカ大統領なんかの場合、前大統領ビル・クリントンの場合、就任した1993年、なんと47歳だったりする。
今回のブッシュjr大統領はクリントンと同い年で、それでも今年55歳。
(史上もっとも高齢だった大統領はレーガンの69歳)

森喜朗は現在63歳で、極端に高齢では無いが…
2001年2月27日(火曜日) 総理大臣[若さの比較]
以下に日本の総理大臣の就任時の年齢と、アメリカ大統領の就任時の年齢を書き出した。
とりあえず、第二次世界大戦後だけに絞ったが、その56年の間に日本は26人、アメリカは11人(ルーズベルトは戦中に病死なので本当は含まれない)が変わっている。
そこから考えても日本の政治の安定性のなさは、トホホと言いたくなってしまうものがあるのだ。

[日本国総理大臣の初就任時の年齢]
森 喜朗   :62歳   竹下 登   :63歳   岸 信介   :60歳
小渕恵三   :61歳   中曽根康弘  :64歳   石橋湛山   :72歳
橋本龍太郎  :58歳   鈴木善幸   :69歳   鳩山一郎   :71歳
村山富市   :70歳   大平正芳   :68歳   吉田 茂   :67歳
羽田 孜   :58歳   福田赳夫   :71歳   芦田 均   :60歳
細川護煕   :55歳   三木武夫   :67歳   片山 哲   :59歳
宮澤喜一   :72歳   田中角榮   :54歳   幣原喜重郎  :73歳
海部俊樹   :58歳   佐藤榮作   :63歳   東久邇宮稔彦王:57歳
宇野宗佑   :66歳   池田勇人   :60歳   

[アメリカ大統領の初就任時の年齢]
Wブッシュ  :55歳   カーター   :53歳   ケネディ   :43歳
クリントン  :47歳   フォード   :61歳   アイゼンハワー:63歳
Gブッシュ  :65歳   ニクソン   :56歳   トルーマン  :61歳
レーガン   :69歳   ジョンソン  :55歳   ルーズベルト :51歳

日本の総理大臣の初就任時の平均年齢は「63.76歳」、アメリカ大統領の初就任時の平均年齢は「56.58歳」で、7歳以上日本の方が上と言うことになり、そのアメリカ平均を下回ったの日本の総理大臣は、田中角榮と細川護煕だけだったりする。
結局、じじいの政治家に日本を任せてしまうと未来のビジョンが無くなってしまうということなのだ。
2001年2月28日(水曜日) ロケットボーイ・低空飛行?
ここ数年、テレビシリーズ「踊る大走査線」それをうけて制作された映画「ザ・ムービー」と映画「ホワイトアウト」で、ヒット作連発の織田裕二の新作ドラマ『ロケットボーイ』が織田裕二の腰痛悪化で4週間休みになるという異例な事態になった。
で、その4週間は場つなぎとして、過去の「踊る大走査線」の中で評判の高かった作品の再放送ということになってしまった。ロケットボーイに出演しているユースケサンタマリア(踊る大走査線にも出演していた)と松本幸四郎が毎回番組の最初に出てきて「織田さん大丈夫かなぁ」「早く復帰してよぉ」などと寸劇を混ぜながら…

このゴールデンタイムに再放送という暴挙と思われた放送だったのだが、なんと視聴率は今期放送中のドラマの中でもキムタク主演の「HERO」についでの高視聴率をマークするというとんでもないことになってしまったのだ。

そんな状況を経て、先週からやっとロケットボーイが再開したのだが、全12話の4話分を縮めなくてはいけない状態なので、物語もかなり変更されたらしい。
で、復帰2回目の今回の放送だが、復帰1回目放送分は入院前に少し撮影した物があったらしく画面上では元気に動き回っていたが、今晩放送された第2回目は意表をつく展開になった。
番組冒頭で織田裕二が扮する主人公がひょんな事故で怪我をして入院してしまうのだ。
で、物語の中で動き回るのはユースケサンタマリアや松本幸四郎やその他の人々だったりする。
つまり主人公はベッドの上で何かを発言したりするばっかりで動き回らないのだ。これはある意味斬新なドラマということになったかも知れない。現状で[織田裕二は腰痛でしかたがなくこう言う展開になっている]というのを知りつつみている視聴者は問題ないのだが、これを例えば10年後なんかにその背景を知らない状態で再放送ドラマとしてみた時、1話〜3話まで普通のドラマだったのに、4話から突然主人公がベッドの上で語るだけの物語になるって… かなり展開的に無理があるような気がする。

といいつつ、あと4回か5回で終わるこのドラマがどのような展開をするのかは判りませんが。
PS
そういえば、ロケットボーイの第1話に、織田裕二と京野ことみ(共に役名を知らないっす)が見合いをする予定だったホテルですが、中断中に放映された「踊る!大捜査線」で犯人を追いかけて走り回るホテルと同じ場所だった。
結構、撮影可能な場所ってはの少ないらしく、そーんなに多くのドラマを見ているワケではないが「ここって・・・」という場所が時々あったりする。
同じ、織田裕二が出演した「お金がない」の近代的な会社って「ショムニ」の会社と同じ場所だと思うし・・・。
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