ひねもす雑記
2001年4月21日〜30日


▲2001年4月21日:土曜日:読み捨て漫画
▲2001年4月22日:日曜日:それもアリなのか?
▲2001年4月23日:月曜日:新総裁は小泉純一郎(たぶん)
▲2001年4月24日:火曜日:その無用な存在っぷり
▲2001年4月25日:水曜日:超ハンサム侍様・結婚
▲2001年4月26日:木曜日:かわいい?
▲2001年4月27日:金曜日:小泉純一郎似
▲2001年4月28日:土曜日:ダメなオトナ大集合
▲2001年4月29日:日曜日:雨に濡れた古本屋街
▲2001年4月30日:月曜日:壊れ続ける
2001年4月21日(土曜日)読み捨て漫画
最近「イヤだなぁ」と思っているものに、安い紙でカバーも無い「超廉価版コミックス」があったりする。
最初、小学館あたりが出して、それに続くように大量に出てきているのだが、なんか本当に「読み捨て」と言う感覚がしちゃうんですが、どーゆーもんなんでしょうか?
基本的には懐かしい系の漫画が中心で、それを安い値段で読めると言うメリットがあるのかもしれないけれど、なんだか安っぽすぎて・・・・。
そんでもって、最近はコンビニなんかの漫画コーナーにこの手のコミックスが溢れていて、他の新刊コミックが並ぶスペースが少なくなっていたりする。(普通の本屋にいくから別に問題はないんだけれど)

で、あんなに大量に出版されているからには売れて居るんだろうなぁと思う反面、こりゃ大変だよなぁと思ってしまう事がある。
それは出版する側の事情なんだけれど、結局あの手の安い本を発行する時も、高級なハードカバーの本を発行するときも、あれの写植なんかをチェックしてスキャナに取り込んで、汚れなんかをチェックして、フィルムに起こして・・・と言う作業は同じだったりする。
で、違ってくることは「単価が安いので仕事の値段が安くなる」と言うことなのだ。
例えば1冊1500円のハードカバーだったとしても、1冊300円の廉価版コミックスだったとしても、作業はほとんど同じで、作業工賃は半分以下と言うことになってしまったりする。
いわゆるデノミのしわ寄せはこんな所に来てしまうのだ。
それでなくても、最近は編集単価が下がってきているし、以前ならオールカラーで250ページぐらいの本なら1500円から2000円ぐらいしたのが、今では1000円前後だったりする。
どうにかして欲しいっすね。


▼2001.4.21:増殖する知泉
2001年4月22日(日曜日) それもアリなのか?
とりあえず今の音楽界はベスト盤を出せばそこそこ売れるらしい。
そう言う意味では、毎週のように新曲をリリースしているモーニング娘。系の曲は、年に何枚ベスト盤と言うか、シングルコレクションを出せるのだ?と言う感じだっったりする。(しかし文中の不用意な場所に「。」が出てくるのでうっとおしいぞ、娘。)
最近も、タンポポ・プッチモニ・ミニモニと、ついでのように中澤裕子の曲を集めた物がリリースされたりして、ま、売れているらしい。
結局、なんだかんだ言いながらも、10数年前のおニャン子クラブの時と同じ状態なワケっすね。
あの時も、メンバーがそれぞれソロシングルを出していたので、年に何枚もアルバムと称したシングル寄せ集めコレクション物を出して、それなりに売れていた。

しかしなぁ、その手の曲を好んで買うって段階で「あんまし音楽に深い物を追求していない層」と言う感じがしちゃうのだが、そーゆー人に限ってカーステレオでボォンガボォンガと重低音大出力でこれ見よがしに聴いていたりする。
で、何気なく町を歩いていると、赤信号で止まったいかにも暴走族崩れの偏差値の低そうな車から重低音で「♪みィんなで牛〜乳〜飲むのだピョ〜〜〜〜ンッ」などと聞こえてきたりする。
なんだか頭が痛くなって来てしまうのだ。それも彼ら的にはアリなのか?

と言っても、その手の曲の恥ずかしさを判っていない人には何を話しても無駄なんだけど、今とりあえず流行っているからOKなのかなぁ。
(流行っているからOKということは、当然半年後には今更聴くのには恥ずかしくなっちゃう曲なワケでしょ?と言うことは根本的な部分で恥ずかしい曲と言うことなのではないか?)

10年ほど前、その手の暴走族系の車がやはり重低音で岡村孝子の曲を掛けていた時も「アリなのか?」と思ったけれど。
「♪あ〜なたぁの夢を〜諦め〜なぁいでぇぇぇ」


▼2001.4.22:寝る前に磨くか、寝ながら磨くか
2001年4月23日(月曜日) 新総裁は小泉純一郎(たぶん)
新総裁は小泉純一郎かぁ・・・・と、別に感慨も憤怒も無かったりしますがとりあえず新総理はそう言うことらしいです。
で、別に雑学でもなんでもないんですが、小泉純一郎とまったく誕生日(S17/1/8)が同じ人物にはこんな人がいたりします。

 ▽角川春樹(元角川書店社長)東京都
 ▽落合信彦(作家)東京都
 ▽スティーブン・ホーキング(理論物理学者・宇宙論者)イギリス
 ▽デビッド・ボウイ(歌手・俳優)ロンドン

結構、意表をつかれたなぁと言う感じの濃いメンツかもしれません。
ついでに「だから何?」と言うデータですが、同じ年に生まれた人々。

1月 嵐山光三郎(作家)モハメッド・アリ(ボクシング)福留功男(アナウンサー)浅川マキ(歌手)東野英心(俳優)

2月 テリー・ジョーンズ(映画監督)キャロル・キング(歌手)林与一(俳優)近藤正臣(俳優)金正日(北朝鮮総書記)ドリー・ファンクJr(プロレス)加納典明(写真家)山下洋輔(ジャズピアノ)

3月 スキャットマン・ジョン(歌手)上岡龍太郎(タレント)アレサ・フランクリン(歌手)北の富士・九重親方(相撲)

4月 坂井宏行(料理人)前田五郎(コメディNo.1)篠原勝之・クマさん(ゲージツ家)大泉逸郎(歌手)

5月 チャフラフスカ(体操選手)佐々木功(歌手)山東昭子(女優・政治家)小沢一郎(政治家)北野大(工学博士・たけしの兄)

6月 ポール・マッカートニー(歌手・B)

7月 クニ河内(作曲家)三枝成彰(作曲家)ハリソン・フォード(俳優)ミル・マスカラス(プロレス)安西水丸(イラストレーター)松方弘樹(俳優)石立鉄男(俳優)

8月 マサ斉藤(プロレス)中尾彬(俳優)松本幸四郎(歌舞伎)谷岡ヤスジ(漫画家)青木功(ゴルフ)

9月 中山仁(俳優)若山弦蔵(俳優)

10月 中山律子(ボウリング)江波杏子(女優)マイケル・クライトン(作家)日野輝正(トランペット)

11月 アート・ガーファンクル(歌手)チャーリー浜(コメディアン)マーティン・スコセッシ(映画監督)十朱幸代(女優)堺すすむ(コメディアン)カルーセル麻紀(タレント)ジミ・ヘンドリックス(G)

12月 出門英(ヒデとロザンナ)

だから・・・・別にどうって事ないんですが、そう考えると結構若いのかなぁと思ったり、へぇこの人59歳になるんだぁと思ったり。

2001年4月24日(火曜日) その無用な存在っぷり
ぼけ〜っと、テレビ東京の『開運なんでも鑑定団』を見ていた。
古美術とか絵画は基本的に嫌いではないので、そこに出ている物の真贋などはオモシロイし、今回のように無いと思われていた岡本太郎の写実的スケッチ(父親、岡本一平(漫画家)のデスマスクをスケッチした物が、生涯唯一の写実的な物とされていた)が出てきたり、いわゆる美術史的にもかなり超ビックリ発見があったりする番組と言うことで、結構見ている。
が、その表面上で「お宝」と言う言葉に魅せられた魑魅魍魎が百鬼夜行、跳梁跋扈している様は「見苦しい」の一言だったりするんだけど。

しかし、この番組も6年ぐらい経つと思うが、その間ずーーーと「凄いなぁ」と思い続けている事がある。それは何かと言うと、アシスタントなのか司会なのかかなり曖昧なのだが、レギュラー出演し続けている「吉田真由子」の存在意義だったりする。
とりあえず「次のお宝は◎◎県からお越しの◎◎◎さんです」と言う紹介をするのだが、その声も張りがなく、BGMにかき消され気味だったりする。それ以外の時はフニャフニャとそこに存在し、露骨に「興味ないもん」的な表情で傍観者として見ていたりする。
その「存在意義の無しさ加減」は番組開始当時は話題になったり、島田紳介につっこまれたりしていたが、現在はもう誰も彼女の存在意義に関してふれない。
当たり前のように、所在なさげに存在意義の無しっぷりに拍車を掛けてフニャフニャと立っている。

ま、古舘伊知朗が司会をする「幸せ家族計画」で意味無く立って番組を観覧しているだけだった和田アキ子よりは「見た目の華やかさ」と言う意味では、可なのかも知れない。

かつて、吉田真由子はお姉さんの吉田真希子と一緒にJリーグ関連の番組をやっていたけれど(たしかJリーグが始まった頃だと思う)、お姉さんの方は最近は見かけないっす。

1974/01/10 吉田真由子(女優・タレント)東京都[O]吉田真由子
        T158.B80.W54.H80(1993)
1969/11/02 吉田真希子(タレント)東京都[O]吉田真希子/日大文理学科
        T161.B80.W58.H84(1993)


▼2001.4.24:アクセス記録
2001年4月25日(水曜日) 超ハンサム侍様・結婚
朝「めざめしTV」を出かける準備中にチラと見たら小室哲哉が結婚するんだか、したんだかと言うヤツをやっていた。
相手はかつてdosにいて、最近は「キスディストネイション」とか言うグループでボーカルをしている麻美と言う女性。
で、チラと見た所では結婚した理由が「彼女のおかげで魚も食べる事が出来るようになったんですよ」らしい。
うーむ、と思ってしまうが確か今年の最初の方で「笑っていいとも」だかに出た時に、確かそんな事を言っていた。「最近は食べるって事にも興味が出てきたんですよ」などと言っていた。
そうか・・・しみじみと「人間に近づいたんだね」と思ってしまうのだ。
しかし、かつて華原朋美と公私混同ラブラブ状態だったことがあったが、何故あの時、小室は結婚にまで至らなかったのか?(かつて2回も結婚をしている彼が)と考えたところで、この「好き嫌いが少なくなった」と言うことが関係しているような気がする。
つまり「好き嫌いが少なくなった」と言うのは、きっと今度の嫁さんが食事の時にあまりに偏食をしている小室に対して色々な注意をしたのではないか?と推測されるのだ。
結局、小室の結婚相手としては何も出来ないけれど「かわいいかわいい」の華原朋美よりも、母親みたいに注意したり叱ってくれたりする女性の方がベターだったのだろうなぁ。

先日も「笑う犬の冒険」に《超ハンサム侍様》として出演して初コントをやっていたが(この春、所属事務所が吉本興業になったのが関係しているのか?)、そのときに「なんか太った?」と言う印象を受けたんだが、そんな裏があったのか。
しかし、元dosの麻美と言うのはちょっと盲点だった(ファンには有名な話かも知れないが)。なんせ、dosを作った時はちょうど華原朋美にも飽き始めた頃で、二流アイドル出身のボーカル西野妙子が次の恋人候補か?などと言われていたり、実はglobeのKEIKOでは?などともウワサされていたのだが。


▼2001.4.25:追記
2001年4月26日(木曜日) かわいい?
とりあえず未だにキティちゃんブームは続いているんでしょうか?
先日、部屋の掃除をした時に4年ぐらい前の雑誌があって、そこではいい年をしたお姉さん達が「だってキティちゃん可愛いんだも〜ん」とコメントをしていた。
元々、ナオミキャンベル辺りがコレクションしているとか、マライヤキャリーが日本に来たときに買いあさっただとか、華原朋美が身につけているだとか、と言う部分のギャル系が飛びつきそうな部分から発したブームだったような気がする。
なんせ、そのブームの最初の頃は「華原朋美ってバカじゃないの、いい年してキティちゃんだとさ」的な事を男性雑誌(女性誌にも多くあったらしい)なんかには多く書かれていて、どちらかと言うとあの手のキャラクターを好んで収集したりするのは、恥ずかしいことだったような気がした。
それがいつの間にか市民権みたいなモノを得てしまって誰はばかることなく「キティちゃんだ〜い好き!」と多くの女性が言うようになってしまった。
けっこう年輩の女優なんかも最近は「キティちゃんを集めています」などと公言している。
昔はその手のファンシーモノを大人になっても好む女性ってのは、ちょっと難ありの人かヤンキーと相場は決まっていたのだが・・・。

ふと思うんだけど、昔、いわゆる「オタク」ってのはほとんどの女性に嫌悪される存在だったハズなんだけど、そのキティちゃんにはまっている女性を見ていると「結局、オタクの根は誰にもあるものなのか?」などと感じる。
ついでに、携帯電話のメールにハマって、1日何十通も送ると言うのを聞いて、インターネット以前のパソコン通信時代にオタク系の人々がそこでのチャットにハマっていた状況を思い出してしまった。

しかし、真性オタクがアニメキャラの可愛い女の子グッズを収集するのと、女性がキティちゃんグッズを収集するのには根本的に違うのだろうなという部分がある。
オタクの場合は、本気でそのアニメキャラなどを「可愛いっす」と(ヘタすると恋愛対象として)のめり込んだりするのだが、女性の場合は「キティちゃんを可愛いと言っている自分って可愛い」と言う演出上に成り立っているような気がするのだ。(可愛いと本当に思っている部分もあるんだろうけど)
あくまでも他者の視線を意識して行動するのが女性なのかも知れない。
同じようにブランド商品の構図も結局それで、本当に自分がいいと思っているワケではなく、希少価値のあるレア物だからと言う部分で飛びつくのは「誰も持っていない物を持っている特別な私」と言う演出上の姿があるんだと思う。
(確かに一流の物は本当に良い物なんだろうけど、そんな事より持っている私が重要なんだと思う)

とりあえず、自分が女性を見るときの第一ポイントは「その手の演出」をしているかどうか?と言う部分だったりする。
車なんか見るとウンザリするような趣味の人は多い。(逆に自分はまったく車の中には物をおいていないんだけど)


▼2001.4.26:演歌はある意味凄い
2001年4月27日(金曜日) 小泉純一郎似
ふと風呂上がりに髪の毛を乾かすついでに、ぼけーっと鏡を見ていた。
以前はストレートの髪の毛だったのが、いつの間にかクセが出るようになって、ちゃんと風呂上がりにもブラッシングなどをしないと、大爆発ヘアになってしまい、ある意味ワイルドな俺様と言う感じになってしまうのだ。
外に出かける予定のない日などは、ヘアバンドなどをして過ごしていたりするのだが、このクセっ毛と言うのも遺伝だったりするのでしょうがなく、かなり面倒くさい。(短くすれば済む話と言う感じなのだが)
で、髪の毛をいじりながら鏡に向かって顔を作ったりしていると「なんか、目を細めて、口元を下にのばすと・・・小泉純一郎になんとなく似ているかも知れない」と言うことに気がついた。
うむむ、と思いさらに髪型を「小泉純一郎ヘア」にして顔を作ってみる・・・すると、あの人の上に立ちながらも、実は他人なんて全然信用していない表情の似非小泉純一郎ができあがってしまったのだ。
おぉ、またひとつ瞬間芸(とりあえず旬のネタだし)が出来たなどと私は思ってしまう、連休直前の夜であった。


▼2001.4.27:明日がない


▼2001.5.21:追記

▼2001.4.27:メルマガ《ひねもす本舗60》より
2001年4月28日(土曜日) ダメなオトナ大集合
ゴールデンウィークと言うことで、美術学校時代の友人達と横浜〜東京で大集結した。
あの時代から随分経ってしまい、みんなそれぞれ仕事を抱え、みんなそれぞれの生活をしているのだが、こうやって会った瞬間にその時間的距離なんてのは一瞬で縮まってしまう。
やっぱし学生時代にはちゃんと友達を作っておくべきなのだ。
で、久々に会ってそれぞれの話を聞くと(さらに他の人々の消息を聞いて)、どうもそれぞれが「まっとうな大人」では無いのではないか?と言う感じで、見事にダメな大人になっている様な気がする。
ま、ダメはダメなりに一生懸命生きているんですが。

とりあえず今回の自分はなんか肩の荷が下りたような感じもあったりする。
と言うのも、実際の事を言えばこれまで美術学校時代の友人の事はスキだったが、その一方で、どうしても同じアート系の嗜好をもった「ライバル」的に思っていた部分もあった。
自分があまりにも井の中のカワズ状態で高校を卒業して、東京に出ていって、その絵のテクや、絵の知識や、人間的なキャラクターにショックを受けた人々だったりするので、当時言葉にはしなかったが「負けるもんか!」的な気持ちがあった。
それはずっと続いていた。
結局、自分がこれといったアート作品を産み出していない瞬間も気持ちだけはずっと「自分はアートな人間だ」と言う変なプライドだけが存在していて、負けるもんかと言う意識が続いていたのかも知れない。
結局、最近自分で「やっぱり何か作品を産み出さなくてはいけない」と思っている。
こんな気持ちになれたのは、去年からのゴチャゴチャした色々な事があって、自分を見つめる作業をし続け、かなり精神的にヘビーな所にいった時に、美術学校時代の知り合いがちゃんと活動をして(しかも名前の出る仕事)いると言う事を知った時に、心の中で「ちきしょー!」と思っている自分の存在に気がついた事から始まっている。
つまり嫉妬している自分の気持ちに気づき「俺は逃げているくせに、頑張っている他人に対して嫉妬している」と言う部分で、負けてはいけないなどと思い始めるようになったのだ。
これまで何度か、音楽や文章なんかで評価を得た時に、一生懸命足を引っ張ろうとしている人間に遭遇した。
その時に「評価されたのは偶然じゃなくて努力の結果なんだ、それなのに努力しないで他人を蹴落とそうとするなんて・・・」と思ったことがある。
まさしく自分の嫉妬心と言うのはそれと同質の物なのだ。
そんな事に気づいて「まだ全然努力をしていないクセに」と自分を奮い立たせて「俺はやっちゃるぜ」と思うに至ったのだ。
ま、奮い立つのに時間掛かりすぎだって話もあるが、そんなダメ人間はダメ人間なりに先に進もうと考えているのだ。

だからこれまで友人と会うときも帰り道は、その友人達が頑張っているのを見て「あぁ何とかしなくちゃ」などと思ったりしたのだが、今回は「今に見ておれ!」的に、暑苦しいファイトを燃やしていたりするのだ。
ついでに、これまで言わなかった「俺ってみんなに対してコンプレックス持っていたんだもんね」とか「ライバルだと思っていた」などと言うこともカミングアウトしたので、思いっきり気が楽。
もー思った事、言っちゃうもんね。

2001年4月29日(日曜日) 雨に濡れた古本屋街
昨晩は友人宅に泊まり、その後は別の友人宅などにもおじゃまし、午後になって解散となった。
で、東京でうろつくと言ったら私の場合はすぐに「神田古本屋街」と言う名前が出てきてしまうのだ。これは生まれついての本好きだったりするので、どーしょーもない話だったりする。
と言うことで神田に向かった。基本的に古本と言っても自分の場合は「希少本」とか「初版本」などの《お宝》として燦然と輝くような物にはまったく興味が無く、とにかく種類がある事と安いって事がウハウハな気持ちを燃え立たせるのだ。
だからワゴンセールの「どれも50円」なんて文庫本なんてヤツなんかは漁りの対象になる。

と言いつつ今回はもう一つ目的があって、新潮社の発行している『月刊○○○○シリーズ』と言う写真集を探していたりする。
このシリーズは写真的に見るとカメラマンの古くさいアイディアとカメラテクと被写体の「あたしってイケてる」と言う勘違いによって成り立っているようなシリーズで、実際に評価すると「ファン以外はそーんなに買わないだろ」と言う物だと思っている。
しかし何故か毎回買っている。(創刊号から)
で、その中で去年の夏頃に出た『月刊小川範子』と言うヤツだけは買い逃していたりする。去年の夏と言うと、ちょうどインターネット上で色んな事があったりして、パワーが極限まで落ち込んでいた時期で、本屋にいった時も注意力散漫になっていて買い逃したんだと思う。
実際の事を言えば、それまでの被写体の中で小川範子はとりあえず一番好きな女優だったりするので、買い逃したと言うことに気がついた時の精神的打撃は多かった。
「あぁ俺と言うヤツは、こうやって一番大切な物をいつも手に入れる事が出来ないのだ、あぁぁぁ」と頭を抱えて、涙に濡れて、3日間食事もノドを通らず、1週間ほど会社を休み・・・・というのはウソだけど「あぁ俺って」などとちょっぴり落ち込んでしまったのだ。
で、ほとんど揃っていると言う状況で抜けていると言うことで、必要以上に「欲しい」と言う気持ちが大きくなってしまい、去年の秋頃から地元の古本屋をこまめにチェックする日々が始まったのだ。古本と言うのは常に流動的なので、日々こまめに顔を出さないといけないという鉄則がある。
そんなワケで、今回は激しく目的意識を持って神田に向かったのだ。
しかし、その向かう電車の中でポツリポツリと雨が降り始め、水道橋に降りた時は小雨状態になっていた。(JRの場合、神田駅より水道橋で降りて歩いていった方が良いと私は思っている)
そこで370円の透明ビニール傘を購入して歩いていったのだが・・・なんと、雨のせいなのか、日曜日だからなのか、連休だからなのか、かなり多くの古本屋が閉まったままになっているのだ。
確かに、古本屋のいくつかは店を開いて安売りワゴンを外に出さないと店の中に入ることができないような所が多い。だから雨が降ったらどーしょーもないってかんじはあるのだが。

うーむ、と思ったがこれはしょうがない事なので、とりあえず開いている本屋の中で写真集や雑誌などを扱っている所をチェックすることにした。
しかし、今まで古本屋街は何度も足を運んでいたりするのだが、写真集系統にはさほど興味が無かったのでその手の店には踏み込んだことがなかった。なんつーか、写真集と言うことでいわゆるアイドルオタクの巣窟的な感じがしちゃっていたからなのだ。(雑記や文章にアイドル系の名前が出たり、誕生日データにB級C級アイドルまで掲載されているので、私もアイドルマニーだと思われがちだが、ほとんど興味ないっす。知っているだけで)
で、その手の店へ・・・・・むわ〜〜〜〜ぁん、別ににおいがするワケではないがその狭い店内にいる数名の男達は一様に同じオーラを発しながら、じっとりと存在していた。なんかビデオショップのAVコーナーに於けるじっとり具合と同質の物なのだ。
その「探し出す」「掘り出す」と言う暗い情熱はAVコーナー以上の物だと思うが。
そして、『お』の項目や、雑誌の項目を探したのだが、『月刊シリーズ』はまだほとんど出ておらず出ていても目当ての物はなかった。
次の店も、その次の店も。
結局、その毒気にやられつつ、数点の文庫本を購入しただけで神田駅に向かった。
ついでに、神田駅の近くにある『淡平』と言うセンベイ屋さん(実験的なセンベイが多くて、結構好きだったりする)でお土産を購入しようと考えたのだが・・・・「日曜・祝日は休業」
なんだか、お目当ての物を全然手に入れる事が出来ず「あぁ俺は本当に欲しい物はいつも手に入れることが出来ないダメ人間なのだぁぁぁ」と、雨に濡れてぐしゃぐしゃになった髪の毛のまま、電車に乗り込むのであった。


▼2001.5.01:その後の暗い情熱

▼2001.4.29:ネットオークション
2001年4月30日(月曜日) 壊れ続ける
2月のマック完全クラッシュ→何故か車もダメ→ついでにテレビもダメ→スキャナーがダメと、壊れる事が続いていますが、現在何故かキーボードがおかしい。
先日、入力中に突然「押したキーと違うキーが反応している」と言うワケの解らない状態になってしまったのです。
で、リスタートを掛けてチェックするとちゃんと動作している・・・・と思っていたら、コマンドキーが機能していない。
いわゆるショートカットキーで、それを押しながら「S」を押せばセーブ、「A」を押せば全部選択、「V」を押せばペースト、と言うキーが利かなくなってる。
とりあえず、普通の作業の場合マウスでセレクトすればセーブも選択も出来るので問題は無いが、激しく作業スピードは落ちている。
ハード的な故障なのか、ソフト的な故障なのか不明なのだが、なんか冗談抜きにお祓いでもしてもらったほうがいいのかな?あまりにも連続して壊れすぎる。

OSをインストールしなおしたり、色々な初期設定をチェックしたりしたのだが、どうやってもコマンドキーが反応していない。
で、最初はソフト的なことかな?と思っていたのだが、このコマンドキーは左と右にあって、普段は使用していない右側のコマンドキーは生きていたりするので、やはり左側のキーが何らかのきっかけで壊れてしまったということなのかも知れない。
とりあえず、思いっきり使いにくいのだが、現在は右側のコマンドキーを使用していたりするのだ。
トホホ・・・・・


▼2001.4.30:アクセス記録