ひねもす雑記
2002年06月11日〜20日


▲2002年06月11日:火:リハビリ期間中
▲2002年06月12日:水:登録商標は有名になると無効?
▲2002年06月13日:木:見下されています。
▲2002年06月14日:金:細々ネタ
▲2002年06月15日:土:正義の味方の報酬・1
▲2002年06月16日:日:正義の味方の報酬・2
▲2002年06月17日:月:間違ってはいない
▲2002年06月18日:火:タイムショック21終了
▲2002年06月19日:水:記憶力悪し
▲2002年06月20日:木:超男《宇宙》その後

雑記&似顔絵掲示板

  2002年06月11日(火)リハビリ期間中
    と言うわけで、5月1日からとりあえず「ひねもす雑記」をリスタートさせたワケですが、基本コンセプトとしては「誰にも知られずにひとりで何やらブツブツ言っているコーナー」と言うことです。
    が、やはり知られてしまいましたか。

    5月1日の日記にも書いたんですが、去年の7月にストップしてしまったのは、例の問題が発生したのがキッカケでした。
    で、それから約半年、盗作を客観的に判断できるような資料作成&裁判などになった時のために判例などの勉強、そして誕生日データを密度の濃い物にパワーアップと言う仕事に付きっきりになってしまいました。
    別に100%それの為に時間を使っていたワケじゃないんですが、頭の回路がそっち方面へシフトしてしまったみたいで、創造力ってのを要する作業に手を付けられなくなってしまいました。

    昔から色々な事に手を出していたんですが、本来そんなに器用なタチではないらしく、まったく違うAの事とBの事を同時進行でやる事は苦手みたいです。
    あくまでも作業は集中力が必要なので、絵を必死に描いている時は文章を書くのにパワーを使えず、音楽を必死にやっている時は絵を描くのにパワーが使えず、という風で、自分の中でも「この時期は音楽どっぷりだった」と振り返ってみると、感じるわけです。
    だから「誕生日データに関する編集」と言う、どちらかというと創造ではなく編集作業が中心だった去年からの半年は、物を考えて創り上げると言う作業に集中できなくなっていたのです。

    こうやって文章を書いていても、以前のようなノリを自分の中で作り出すのに苦労していたりします(読む分には関係ないかも知れないけれど、以前より文章を考えるのに時間を要している)。
    切り替えなければいかんのだ。
    とりあえず、突発的な問題が起こらない限り(例の事件がいつ復活するとも限らないので)今年は物を作る方向へ走ろうと思っていたりします。


    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:新しい事してみる
    ◆今日の出来事:季節的にも入梅だが、北海道を除いた地域で一気に梅雨入り。と言うか、随分前から梅雨入りしていたような気もする。近所の畑ではすでに田植えは終了している。


  2002年06月12日(水)登録商標は有名になると無効?
    オーストラリアでとんでもない裁判結果が出た。
    オーストラリアのとある機械メーカーがヘッドフォンステレオに「ウォークマン」と言う名称を付けて販売していた。
    もちろん「ウォークマン」ってのはソニーが発売しているヘッドフォンステレオの商品名だし、もちろん登録商標されているので、ソニー側はこの企業に対して異議申し立てをして裁判へと話は進んだ。

    その後の細かい経緯は解らないのだけど、オーストラリアの裁判所が出した最終的な結論は
    「ウォークマンと言う言葉はソニーの登録商標であるが、すでに一般名詞化しており、その独占的な登録商標としての使用は不当なものである。したがって他社が商品にウォークマンと付ける事はなんら問題はない」

    おいおい・・・・一般名詞化しちゃっているから登録商標は意味がないだって?
    登録商標って物を根本的な部分から否定しちゃった結論だなぁ。もしどこの会社でも使って良いとなった場合、ソニーの商品名はどうしたらいいのだ?
    たぶん、ソニー側はさらに裁判を続けるしか選択権は無い話になると思うが、大変なのだ。もしかして、日本バッシングの1つ?。

    確かに過去には一般名詞化した為に会社が商標放棄した物もある。
    たとえば「ビデオテープ」なんてのも実はアメリカ・アンベック社が開発し販売していた物だけど、その名称が商品そのものズバリを表した物だった事もあり、権利を放棄した。

    鎮痛剤の「アスピリン」ってのも元はドイツのバイエル社の製品名だったんだけど、第二次世界大戦で敗戦した後、アメリカが「すでにこの成分の薬は世界中で作られているので商標としては無効だ」とドサクサに紛れて、登録商標を剥奪した物もあります。

    意外な物では「万年筆」「シャープペン」「福神漬け」「プラモデル」「ホチキス」「キャタピラー」「サインペン」「ジェットスキー」「猫いらず」「ポリバケツ」なんてのも登録商標(すでに放棄した物もある)だったりします。
    と言ってもこの商標を登録するのは卑怯な部分もあって、一般的にみんながすでに使っている言葉でもまだ登録されていない物なら勝手に登録する事が出来たりします。

    たとえば「パンティーストッキング」てのは某社の登録商標なのですが、一般的には略称の「パンスト」ってのがみんなが使っていたのですが、いつの間にか「パンスト」は別の某社が登録商標していたりしました。

    あるいは「百万ドルの夜景」なんて言葉は最初神戸の市長が言いだした言葉でしたが、いつの間にかこれを登録しちゃった人がいて「この言葉をパンフレットなどに使うのなら、使用料を払ってください」などと言うことになった。これは裁判で無効と言う結論になったけど。

    ごく最近の例では、2ちゃんねるで自然派生的に誕生した記号だけで描かれているネコの絵、通称「ギコ猫」を、なんと玩具メーカーのバンダイが登録商標の申請をしている事が判明したってのもありました。
    つまり、このキャラクターを2ちゃんねるを初めとしてネット上や色々な所で使用しているのに対しバンダイが「勝手に使ってんじゃねえよ、使用料払えよ!」とイチャモンをつける事が可能になってしまうのです。
    もちろん、このギコ猫をキャラクターに使った商品の発売も可能。

    しかし登録される前にそれが2ちゃんねるに知られて、バンダイへ大量の抗議メールが届けられ、登録取りやめになったらしいです。
    登録商標ってのはある意味ザル法かも知れません。
    例えば「知泉」なんてものがどこかで登録商標されたら、現状では私の負けなのかも知れないっす。

    登録商標についての詳しい知泉]

    登録物ではプロレスラーの大仁田厚は話題になった「有刺鉄線リング」を1995年に実用新案登録とした。(試合をしたのは1994年)
    とりあえず他の格闘技なんかでも勝手に使用されないように「プロレス用リング」ではなく「格闘技用リング」と言う名目で登録した。
    この実用新案登録の期限が5年なのか2000年の9月29日で期限が切れたので、みなさんどうぞご自由に有刺鉄線で闘ってください。
    [なんか今回の雑記は知泉的な内容だな]


    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:はい仲直り

    ◆購入本:赤瀬川原平「悩ましき買物」知恵の森文庫571
    ◆購入本:清水ちなみ「史上最低元カレコンテスト」幻冬舎文庫571

    ◆おくやみ:ナンシー関(消しゴム版画家&エッセイスト)享年39


  2002年06月13日(木)見下されています。
    調べ物をして全文検索なんかを掛けると、最近はかなりの確率で2ちゃんねるの倉庫に行き当たる。
    確かに自分が検索している単語がそんなに学術的なことでないってのも一因なんですが、2ちゃんねるってのに書き込まれている文章ってのは半端な量ではないワケで、それらが全文検索に引っかかるようになったら当然こうなってしまうのだ。
    果たして、あそこの書き込みは1日でどのぐらい増加していって、現時点でどのくらいの量が保存されているのだ?
    と考え込むと怖ろしくなってしまう。

    ま、その保存されている文章がかなりの%が罵倒だったり、貶(けな)し合いだったり、根も葉もないデマだったりするので、検索で出かけても「はぁぁぁ」と肩を落としてしまう事も多い。
    なんつーか、2ちゃんねるはある意味有意義だと思うけど、精神的に偏った方向に向かってしまう良識クラッシャー的な場所だと思う。

    何とはなしにネット歴なんてものが10年ほどになってしまった私ですが、パソコン通信時代からあの手の場所は存在していて、負の情熱がぐつぐつ煮詰まって濃縮されていました。
    だから2ちゃんねるみたいな場が登場してくるのも予想は出来たんですが(それ以前は「あめぞう」ですか)、ここまで大きくなるとは…。
    基本的に自分はこうやって、自分の考えを発表する場があるので、ワザワザ匿名希望でグダグダ言うのも面倒臭いって事であります。
    しかし、あそこで「逝ってよし!」とか他人を蹴落とすような文章を書いている人の私生活を見てみたいよ。昔のパソコン通信時代しか知らないけれど、ネットで乱暴な口を書き散らす人がオフ会では静かだったりする。っつーか、終わった後「来てたっけ?」みたいなやたらと影の薄い人だった事が多々あった。

    しかし、こうやって文章だけでコミニュケーションを取るってのも凄く難しい事で、何かを批判的に書く場合、自分の中でセーブ機能を働かせないとただの悪口にしかならなかったりする。
    そして、意味無く見下したような発言になっちゃうと言うのも考え物。
    いわゆる中学男と昔から呼ばれるような、極一部の事柄しか見ていないのに、「俺はすべて理解してんだぜ」と批評家になってしまう人も多いような気がする(自戒の念を込めて)。

    実は先日、またしてもまたしても自分関係の単語を全文検索して訪れた某サイトの掲示板での書き込み。
    どうやら、某バンドのファンサイトらしいのだが、そこの掲示板で知泉のデータが話題になっていた。
    ここ数年にデビューしたバンドの多くが、別ページでメンバーが解るようになっているんですが、そこに書き込まれてあったバンド名が間違っていたんです。
    英語表記は正しかったんですが、カタカナで書いたほうがちと。
    で、その掲示板では「ここのサイトに○○さんの誕生日が書いてあったんですが、衝撃的な事にバンド名が○○○○!」「おいおいマジっすか?○○○○はないだろ〜〜」「駄目すぎ」「使えねぇなぁそのサイト」などなど・・・散々な事が書かれていて、作者としては激しくトホホ状態。

    確かに間違った私が悪うございました。なのだが、そんだけ間違っているって事を話題にしておきながら、それを訂正しようと言う意見は出ず「駄目な管理人の笑えるサイト」「ここって笑える〜ッ!」で話は終了していた。
    うむむ。
    とりあえず修正しておきました。


    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:休養も大事


  2002年06月14日(金)細々ネタ
    この季節は昔やった交通事故のムチウチが出て日々ヘビーだったりする。
    今朝も起きた時「あぁ…ダルい、調子最悪だ… とりあえず仕事は一段落付いているので休みたいなぁ」と思ったが、今日休んだりすると「3時からのW杯対チュニジア戦見るために休んだ」なんて思われたりしそうで心外なので、無理矢理起きあがって会社へ出かけた。

    現在、仕事で民謡などの伝承歌をまとめた本を編集している。
    その中で「仕事歌」と入力したハズが「死後淘汰」になっている箇所を発見。あぁビックリした。

    本屋でとなりに立っていた高校生ぐらいの男二人の会話
    「俺どっちかってぉとジケイ好きなんだよ」「へぇそうだっけ?」「結構ジケイの本読むぜ」
    ジケイ?慈恵医科大学?自警?なにそれ?と思っていたのだが、どうやら「漫画とかじゃなく文字だけの本」を『字系』と言っているらしい。
    しかし、その後も続いている話を聞いていると「マジ?それってオタクじゃん」「そうかなぁ」「マズイっしょ、それ見事にオタクだよ」と言うことになっていた。
    つまり彼らの中では字ばかりの本(って言うか、それが普通の本だと思うんだけど)を読む人間はオタクでやばいらしい。
    俺、マジやべぇ・・・・

    そういえば、今週メルマガ知泉を発行していない事に気づいた。
    日記を初めとして、サイトの方に気持が集中しているので、すっかり忘れていた。やっぱしノルマ的に○曜日と○曜日絶対発行!としなくちゃ、私のように怠惰が服を着て歩いているような人間は駄目かもしれない。
    しかし前回の知泉は「エロネタ特集」って事で、ちと女性読者が引いてしまうかも・・・と思ったんですが、これと言った抗議メールもなく今に至っています。
    というか、逆に、いままで読者増加スピードが1週間で3・4人って感じだったのが、エロ知泉を発行した後、1日で15人も増えた。
    そう言うことだったのか、増加させる為の秘訣は。

    6月12日に辛辣コラムニストで消しゴム版画家のナンシー関さんが死去した。
    ま、以前からその容姿を知っていたので「あれじゃ体に色々負担掛かるよなぁ」と思っていましたが、死因はやはり心不全でした。
    しかしナンシー関さんのコラムの凄い所は、ただの毒舌を超えた部分の毒舌だった様な気がします。いわゆる他のコラムニストの場合、マスコミに擦り寄っている部分や、自分が好きな方面のタレントに関して筆が鈍る事があるんだけど、ナンシー関さんの場合「何も守るべき物のない強み」的な辛辣さだった。
    そして中途半端ではなく知識も山盛りだったし、視点のズラし方も凄く巧みだったし、多くの毒舌家が上から見下したような視線なのに対し、ナンシー関は全然別の場所から見ていた感じが凄かった。
    そんなワケで、ご冥福をお祈りいたします。合掌。
    しかし自分のサイトで、生前書いたラストの一言が「さて次は誰が亡くなりますか」だったのは、できすぎたラストの様な気もする。
    自分も迂闊な事を書いて「この人は死期を予見していたのでは?」などと思われないようにしなくては。

    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:準備が大事
     また新たなヒトコト、83種目
     もしかして次々と新作が作られているのか?

    ◆購入本:田宮俊作「田宮模型の仕事」文春文庫524(古本250)
    ◆購入本:山藤章二「笑いの構造」講談社文庫440(古本200)
    ◆購入本:山藤章二「忘月忘日-PART 3-」文春社文庫500(古本250)
    ◆購入本:山藤章二「忘月忘日-PART 4-」文春社文庫500(古本250)
    ◆購入本:姫野カオルコ「ひと呼んでミツコ」講談社文庫543(古本250)
    ◆購入本:麻野雄嵩「鴉-KARASU-」幻冬舎文庫762(古本400)
    ◆購入本:干刈あがた「十一歳の自転車」集英社文庫420(古本200)
    ◆購入本:後藤寿一「徳川慶喜と幕末99の謎」PHP文庫514(古本250)

    ◆購入CD:矢野顕子『ホームミュージック』(中古550)
    ◆購入CD:Love Tambourines『Alive』(中古550)
    ◆購入CD:槇原敬之『Listen To The Music』(中古300)
    ◆購入CD:奥居香『Renaissance』(中古300)
    ◆購入CD:奥居香『Shaut』(中古300)

    メモ:ブックオフでは量を買ってしまっていかん。
    ちなみにブックオフは本を入荷した時期で値札の色が決まっている。
    01〜03月 ……… 黒   07〜09月 ……… 青
    04〜06月 ……… 緑   10〜12月 ……… 赤
    これを目安に棚に並んでから半年〜1年経過しても売れない物は、100円コーナーに移動すると言うことになるらしい。
    つまり、現在なら、青値札あたりの本などは我慢していれば100円になる可能性あり。

    なんか、雑記なのか知泉なのか解らなくなってきた。


  2002年06月15日(土)正義の味方の報酬・1
    現在放映していたウルトラマンシリーズは初代から数えて28代目だそうで。
    と言っても、実は自分の場合小学校低学年の時に「初代ウルトラマン」「ウルトラセブン」の2作品ぐらいを見ていたのしか記憶に無い。
    小学校何年生の時だったか、しばらく休止していたシリーズが「帰ってきたウルトラマン」として復活したんだけど、その1回目放送を見て、小学生ながら「子供だましじゃん」と思って見なくなってしまった。

    今思うと凄ェ嫌なガキだったのかもしれないけど、なんかセブンの時のような画像的な哲学を感じ取れなかった(子供だったのでそこまで分析できたわけではないけど、なーんかただの怪獣プロレスだなと思った&当時流行っていたスポ根もの)。もともと格闘技とかの闘いに於ける「勝った」「負けた」にはあんまし興味が無かったので、激しく興味を失って見なくなってしまった。
    しかし、「見てない」と言うとガキの間では仲間はずれにされそうなムードがあったので、学習雑誌なんかに書かれている情報だけを当てにして、何となく見ているようなポーズをとっていた。

    そんなこんなで現在放映されていたシリーズで28代目となっていた。と過去形にしなくちゃいけないのは、そのウルトラマンに変身する主演役者が、それ以前に恐喝事件を起こしていた事が発覚して、まだ時効ではなかったのか逮捕されたらしく、いきなり打ち切り決定だそうです。
    大昔には、特撮ドラマに出演していた子供が現場から爆発用の火薬をコッソリ持ち帰って事件を起こしてしまい、役者交代と言う事があったが、今回は見事に主役だからいきなり差し替えるワケにも行かない。
    約1年半と言う長いシリーズで今年秋ぐらいに終わる予定だったらしく、撮影は殆ど終了して、現在編集中だったが、それらもすべて放送中止となってしまった。
    映画も2作目の製作が終わり、7月の夏休みに公開するって事で前売り券なんかも発売していたと言うが、現在はそのまま上映するかどうか検討中だということらしい。
    (↓翌日の雑記へ続く)

    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:夢を思い出す
     また新たなヒトコト、84種目。マジに全部で何種類あるのだ?


  2002年06月16日(日)正義の味方の報酬・2
    しかも皮肉な事に今回のウルトラマンコスモスは「優しさ・愛」がキーワードで、無闇に怪獣を殺して「めでたしめでたし」ではなく、怪獣を保護区に収容したり殺さないですむような解決策をとっていたと言う。
    いわゆる環境保護や動物愛護の観点から作られたシリーズだったらしいのだが、なんと主役が暴行した上に恐喝で45万だかを銀行口座に振り込ませていた(2年ぐらい前なのでウルトラマンをやる以前)と言う。ものすごいどんでん返しのオチ。

    困っちゃうなぁと思うのは、当然主人公に想い入れて見ていた純真な子供達にこの件を、それぞれの家庭でどのように説明するのか?って事だと思う。
    戦って殺すと言う方向ではない平和的な解決方法を模索する、ある種、情操教育的な観点もあったシリーズの結末がこれってのは…。

    もちろん、ウルトラマンと言う30年以上にも渡る人気シリーズなので「放送中止」と言う部分だけの損失ではすまない。
    バンダイを中心とした玩具のシリーズだって大量に発売されている、ソフビを初めとしてキャラクターの描かれた色々な物がいきなり「販売見合わせ」として店頭から消えるらしい。
    これだけでも何億と言う損失だと思う。

    それだけでなく、出版関連も幼年雑誌や学習雑誌などから関連書籍なども一斉に撤退。
    食玩と言われるウルトラマンをキャラクターにした子供向けお菓子やパンや、プラモデルなんかが入った物も全部販売中止。
    現在映画だって公開をどうしようか検討中なんだけど、これだって制作費は億単位で、それによって発生するハズだった収益だってそれに相当するハズだったし、もし中止となったらそれを差し替える急遽の映画も必要になったり、色々な調節が必要になる。
    テレビ放映だってスポンサーに対してどれだけ損害賠償を支払えばいいのか…

    もしかしたら今回の件で何○億円の金が動くのかもしれない。


    ◆購入本:P・ラヴゼイ「服用量に注意のこと」早川文庫800(古本50)
    ◆購入本:M・レズニック「第二の接触」早川文庫640(古本50)
    ◆購入本:O・S・カード「地球の記憶」早川文庫700(古本50)
    ◆購入本:藤原新也「新版・東京漂流」新潮文庫640(古本50)
    ◆購入本:群ようこ「挑む女」文春文庫478(古本50)
    ◆購入本:宮本輝「青が散る」文春文庫540(古本50)
    ◆購入本:宮本輝「彗星物語」文春文庫514(古本50)
    ◆購入本:藤原伊織「テロリストのパラソル」講談社文庫619(古本50)
    ◆購入本:上前淳一郎「読むクスリ28」文春文庫448(古本50)
    ◆購入本:上前淳一郎「読むクスリ29」文春文庫448(古本50)
    ◆購入本:鴻上尚史「鴻上夕日堂の逆上」440文庫440(古本50)
    ◆購入本:樋口清之「逆日本史・昭和→明治」祥伝社文庫600(古本50)
    ◆購入本:「MONEY無用の雑学知識」ワニ文庫460(古本50)
    ◆購入本:「エチケットのなぜ?教えます」ワニ文庫440(古本50)
    ◆購入本:「言葉の違いがわかる事典」ワニ文庫490(古本50)

    ブックオフが文庫本半額セール、しかも全部100コーナーからなので、すべて半額で50。
    しかし買いすぎ。


  2002年06月17日(月)間違ってはいない
    なんだか知らないが今、ガレッジセールがブームらしい。
    みんなガレッジセールのゴリの髪型を真似している。
    エンジョイプレイ!

    今凄く嫌なCMがある。
    正しくはCMではないのかも知れないけれど、いわゆる公共公報機構だかの「ポイ捨て」がどーのこーのと言うヤツ(東京ローカルかも知れませんが)
    一人の男が公園のブランコに座り、煙草を吸い終わってからぶつぶつ
    「ポイ捨ては行けませんよ〜〜だなんて言って、俺っていい子ちゃん?いい子ちゃんですね〜だなんて言われた事あったっけ?いや無いですよね。でもさ、なんでポイ捨てしないのかって?偽善者?いやそうじゃ…」

    みたいな事を、かなりマイクに口を近づけた状態でボソボソしゃべっているヤツ。
    確かに煙草のポイ捨ては良くないよってのは当たり前のこと(その前に自分は煙草吸わないけれど)で、それをブツブツ言うこのCMがどれだけ効果あるのか事だ。
    それ以前に、激しく鬱陶しい。特に今みたいな梅雨時に見るべきものじゃない。ブツブツ言ってないで、とっとと灰皿へ捨てやがれ!と思ってしまうのだ。

    しかし、この手の政府公報やら環境団体やらが作ったCMってのは規制出来ないものか?
    最近は見かけなくなったが「チョボラ」ってヤツもウザかった。
    自分のじゃない倒れている自転車を立ててやると、いきなり脇から女がぬいぐるみを手に持って出てきて「チョボラ!」
    落ちているゴミをくずかごに入れると、脇から女が「チョボラ!」
    車椅子の人がいて、横断信号ボタンを押してやると、脇から女が「チョボラ!」
    「ちょっとしたボランティアをチョボラと言います」
    みたいなCM。

    別にボランティアでもなくて、普通の事じゃん、わざわざCM作るなよ。そんでもってそれが素晴らしい事です!みたいなノリで「あたしったら高尚な事している」てな感じになっちゃうのって、な〜んか嫌。
    いわゆる環境団体やボランティア団体ってのが推進している事は悪いこっちゃないんだけど、そこに居る人々のな〜んか「私は素晴らしい」的なスタンスを感じて、嫌〜な気分になっちゃう。
    チョボラなんて、言われると逆に普段やっている事ですら、やりにくくなってしまうような気がする。
    そもそも「ボランティア」って言葉が間違っているような気もする。


    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:さて、次のこと


  2002年06月18日(火)タイムショック21終了
    「タイムショック21」いきなり終了〜ッ!
    5〜6週前から「5週勝ち抜けで1000万円のチャンス」とか言っていたのだが、当然5週勝ち抜ける事が出来る人も出ないで終わった。
    この6月中旬にいきなり番組が終了するってのは、よっぽど視聴率悪かったんだろうなぁ。

    そして結果として前から危惧していた「俺様はクイズの天才だぜ」と自負するクイズマニア達がワサワサと群がってガツガツと問題を解きグフグフと勝ち進む、部外者から見ていると「人生偏っているなぁ」と感じちゃうような変な人々が群がる番組になって終わった。
    クイズが好きで好きでたまらないと言う人には「絶対挑戦してみせるぜ」的な目標になるのだろうが、普通に生活している「クイズ?あぁ出されれば答えるよ」的な人にとっては、あの目を血走らせながらクイズに立ち向かって「クイズとは人生の崇高なる目標です」などと言う状況は「なんじゃそりゃ?」的な感じなのだ。

    当然出される問題もどんどんレベルアップして「難問クイズを解く勉強をした人じゃないと、質問の意味さえ理解できない問題」へと移行しつつあったんで、視聴率が悪くなるのも解らないでもない。
    最初の頃の「出張タイムショック」とか言う、田舎の学校とかに行って村おこしの為にとかやっている頃の方が面白かったのにね。
    一般とマニアの溝を作ってしまうのは考え物。

    たとえばTVゲームなんかも、熱狂的にやっている人々が一般的なゲームを「あんな簡単に攻略できるのクソゲーだよ」と言い放ってしまう為に、いつしか設定が面倒くさいゲームが増え、ラストまで行くのにとてつもないテクが必要になるゲームが増えた時期があった。
    ※ちなみに「クソゲー」と言う言葉の発案者は、みうらじゅん氏。
    自分はほとんどゲームなんかしないんだけど、たまたま手にとったゲームが小難しくて、1・2度やっただけで放棄した物もいくつかある。
    一般の人は、暇な時間にちょちょいと出来て、そこそこクリア出来る程度のゲームを望んでいると思うんだけど。

    しかし6月中旬にいきなりってのは…。


    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:理屈ばかりだね
            あぁそうですとも。

    ◆購入本:皆川亮二「ARMS-22(最終巻)」サンデーコミックス486

    ◆タイムショック21の司会者、中山秀征に関してのちょっといい話。
    彼が司会をする「うちくる?」に榎本加奈子が出た時に、中山が何気なく「まぁ俺ぐらいのレベルの芸能人になるとサ」といつもながらの根拠の無い自慢に話を展開させた瞬間。
    榎本加奈子が「それってB級って事?」と一言。
    心温まるお話でございました。



  2002年06月19日(水)記憶力悪し
    自分でも痛感するのだが、自分は役立たずの人間なのだ。
    役立たず・使えない・煮ても焼いても食えないなどと言う形容詞が付けられてもさほど違和感のない人間だったりする。
    と言うのも記憶力に関して異常なほど、一般的仕様になっていないと言うことなのだ。
    基本的にそんなに記憶力が悪いと言うワケではなく、逆に変に細かい部分まで細かいまま覚えていたり、いつのまにか頭の中でデータが蓄積されて整理されている事もある。

    昔、約3年ほどつき合った女の子がいたのだが、とある3年目の朝「今日着ている服、新品だと思う?」と聞いてきた。ほぼ毎日のように顔を合わせていたので、彼女がかなり洋服を沢山持っていると言うことは解っていた。
    「えっと・・・つき合いだした最初の年の春に1度だけ着た事あるでしょ?」
    見事正解らしく彼女は激しく不服そうな顔をした。
    別にチェック魔で「その服はいつ買ったのだ?どこで買ったのだ?誰と買ったのだ?」などと詮索する事もないのだが、なんだか覚えている。

    ヘタすると10年前にした会話の極細かい部分を覚えていて、10年ぶりに逢ったときに「そう言えばあの時○○って言っていた事、実際は○○○だったよ」などと言い出してしまう。
    5年ぐらいして突然「あ、そうかアイツがあの時言っていたのはこういう事だったのか」などといきなり判明したりする事もある。

    そんな自分の記憶力が使えないっぷりを発揮するのは、人の名前記憶と、電話番号記憶なのだ。
    何故なのか解らないけれど、昔から人名を覚えるのが激しく苦手で、高校の時などは3年間同じ教室にいたハズの数名の名前が卒業の段階でも解らなかった。
    別につきあいが無くても、普通名前ぐらい覚えているだろ?と思うのだが。

    道ばたで声を掛けられても、相手の事を思い出せない事も激しく多い。
    最近、マジにぼけが進んでいる様な気がして「何とかしなくちゃなぁ」と焦っていたりする。

    サッカーの話
    昨日の対トルコ戦は負けたってのはすでに知っていたんだけど、帰宅するなり「もしかして試合に負けたって事で馬鹿なサポーターが大騒ぎとかしなかった?」と母親に聞いたのだが
    「負けたのが決まった瞬間、もうガッカリきちゃったもんで、TV切って、それ以降は全然TVも見てないので知らない」との事。
    そこまでのめり込んでいたか。


    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:後輩にチャンスを
    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:新聞を読んでみる
     今日2缶飲んだが共に新たなるヒトコト。
     なんだか、ここに来て新作が追加されたか?

    ◆メルマガ知泉:No.385発行


  2002年06月20日(木)超男《宇宙》その後
    14日の雑記で「エロ知泉を発行したら、いきなり読者が15人増加」と書いたが、その後、通常号を発行したら、いきなり読者が13人減少!
    おまえら・・・・

    例のウルトラマンコスモスの件。
    やはり、いきなり終了!では毎週見ていた子供が納得しなかったらしい。
    と言いつつ、積極的に激しく抗議したのは大きなお兄さんたちだったんじゃないかな?

    とりあえず、これまでのストーリー的な部分に結末を付けなくてはいけないということで、すでに撮り終わっている映像の中から主人公の出ているシーンをカットして、物語をなんとなく解るような形で再編集して、2週に渡って完結編を放映するらしい。
    なんか凄い作業になりそう。
    総ての映像をチェックして、それであり合わせの材料でつじつまのあう物語展開を脚本家が作り出し、それを切って貼ってと細かい作業をして…
    てぇ事は、ウルトラマンは登場するけれど、主人公は登場しない、当然変身シーンもないのか。ある意味、セブン以来の斬新なウルトラマンかも知れない。

    しかしTBSは、5月に人気番組だった「筋肉番付」を撮影中の事故によってうち切らざるを得なくなったばかりだってのに。
    さらに10年先まで計算して石坂浩二を水戸黄門に立てたってのに、たった2年で降板になっちゃうし。
    ついでにアメリカから鳴り物入りで購入した番組「サバイバー」が7時台で1.8%と言う驚異的な数字を叩き出しているし。
    この「サバイバー」はいわゆる企画買いで、アメリカで放映されている同趣向の番組のコンセプトを買い取って、まったく同じ内容の番組を日本人で造るってパターン。
    最近のヒットでは「クイズ・ミリオネア」なんかは元々オランダの番組だったのが世界中で売れて放映されている。
    逆に「未来日記」なんかは世界中に販売された。
    昔は「100人に聞きました」とか勝手に外国の番組のパクりを、当然のようにやっていたんだけどね。
    で、その「サバイバー」なんですが、どうやら元々アメリカのTV局が電波少年の「15少女漂流記」を見て、2チームの勝ち抜きサバイバルと言うコンセプトを考えたらしい。つまり元は日本の番組のパクり。そんなモノ買うなよTBS。
    なんかオウム事件以降、TBSは問題を多く抱え続けているような気がするなぁ。

    話は戻りますが、例のウルトラマン役者が2年前に起こした事件が今頃出てくると言うのは、なんか「裏」があるみたいなウワサが流れている。
    確かに事件は起こしたけれど、今有名になったその役者にやっかむ人物がリークした。
    とか
    事件はもっと小さなモノだったけど、巧妙に大きな話になっていった。
    とか
    実際はそんな事件は無かったのに、見事にハメられた。
    などなど、どうなっちゃうんでしょうかね?

    でも、2年前の恐喝事件ってのは事実らしいので、どうしようも無いとは思うけれど、冷静に考えてみた所、自分がそんな事件を起こした(警察沙汰にはなっていない状態だけど犯罪を起こした)状態で、何事も無かったかのように顔を出して名前を出してメジャーな仕事が出来るかなぁ
    ってのが冷静な気持ち。
    以前あったのでは、某大学に通う女性がAVデビューして、週刊プレイボーイなんかのグラビアにも出ていたんだけど(週刊プレイボーイってのは一般男性誌なんで、これに出るって事は堂々と仕事をしているって事だと思っていたんだけど)、ひょんな事から通っていた大学のパンフレットに彼女の映った学内スナップ写真が使用された事で話題になった事があった。
    で、結果として親や周囲の人にAV出演がバレてしまったと悲観して自殺未遂、当然AVは引退したんだけど、普通に考えて名前は違っていても、それだけメディアに顔をバンバン出して「バレない」と思っていたんでしょうか?
    しかもAVには10本以上出ていたらしい。
    なんか理解出来ないっす。
    このウルトラマン主役も、過去にやった恐喝事件は「若かりし日々のちょっぴりヤンチャな想い出」ぐらいにしか考えていなかったのかなぁ?

    しかし、この役者を支援するファンのサイトってのがあるんですが、ちょっと覗いた所「彼はそんな事する人じゃありません」とかのメッセージがこれでもか!と言うぐらい大量に書き込まれていて、こういうファンに支え得られているのねぇと、胸が熱くなってしまった。
    純粋な想いをぶつける、真っ直ぐなファンってのは凄いなぁ。ある意味、新興宗教。
    でもそこのメッセージを読むと「彼とは幼稚園時代からの知り合いで」「中学の時に一緒に部活を」「5年前に弟さんの紹介で」「いつも挨拶をしてくれる爽やかな青年で」と言う、ファンの声ではなく、みんな直接の知り合いによる書き込み。
    ただのテレビを見て好きになったとか言う人がまったく居ない。そんなファンサイト今まで見たこと無いので、なんか不気味。


    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:叫ぶ?
          またしても新たなヒトコト。なんか続々と増えている。

    ◆購入本:井上雄彦「バガボンド14巻」モーニングKC524
    ◆購入本:「気になる疑問に科学で答える本」KAWADE夢文庫476

    ◆メルマガ知泉:No.386発行


     


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