ひねもす雑記
2002年06月21日〜31日


▲2002年06月21日:金:楽しい
▲2002年06月22日:土:打ち切りと髪切りと修理と本箱
▲2002年06月23日:日:暴動と美人アナと電子投票
▲2002年06月24日:月:寂しき食生活
▲2002年06月25日:火:月とスッピン
▲2002年06月26日:水:泣けます
▲2002年06月27日:木:ノド痛い
▲2002年06月28日:金:超男《宇宙》無罪?
▲2002年06月29日:土:勘違いされている
▲2002年06月30日:日:W杯終了

雑記&似顔絵掲示板



  2002年06月21日(金)楽しい
    こうやって雑記を復活して、さらにパワーアップさせようとイラストも描き始めた。
    以前はネット環境を考えて「なるべく軽いページ」を心掛けていたんだけど、この数年でネット状況も激しく変化してブロードバンド化が進んでいる。
    自分の環境も去年の今頃、そうなったワケなんですが、そうなると絵や写真は当たり前、すでに流れとしてはムービーへ移行しているようなのだ。
    てなワケで、基本的には「軽いページ」ってのを頭に入れつつ、画像を増やすことにした。
    もしかしたら、環境によっては重く感じる方もいるかも知れませんが、そちらには御免なさいと謝っておきます。

    しかし、絵を描き始めると、それがもー楽しくて楽しくて、際限ないほど描いてしまう。時間さえ許せば雑記をすべて漫画で表現したい程なのだ。
    なんせ自分の場合、小学校の時、将来の夢ってのが「漫画家」だった。

    と言いつつ、小学校の頃は落書き程度でストーリー漫画なんて書いてなかったし、それ以上に漫画ってのは小学館の学習雑誌程度しか読んでなかった。
    実は、実際にちゃんと漫画を読み始めたのは高校生になってからと言う、激しく遅咲きだったのだ。
    小学・中学を通しては思いっきりな文学少年だったし(さらに中学になってからギター少年になってしまった)、TVアニメってのも実はあんまり見ていなかったので、今思うと何を指して「漫画家になりたい」と言っていたのか全然解らない。
    絵を描くのは純粋に好きだったけど。
    真剣に漫画を書き始めたのは高校1年の夏休みに手塚治虫の「火の鳥」(特に鳳凰編)を読んでしまったからで、そこからガシガシの漫画生活に入って、結果として3年後、美術学校に進むことになってしまった。

    ここ数年はずっと、落書き程度の絵は描いていたり、年賀状などの絵は描いていたが、今こうやって絵を描いていると「そこそこ描けるじゃん」とか自画自賛で思って、楽しくてしょうがない。
    なんだか、いきなり興味の方向性がそっちへシフトしてしまった感もあるのだ。


    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:正直に生きる


  2002年06月22日(土)打ち切りと髪切りと修理と本箱
    先日終わった「タイムショック21」の平均視聴率は9.0%だったらしい。
    8時台の番組で9%ってのは「もう少し頑張りましょう」と言うレベルだと思うが、及第点かも知れない。
    しかし、今年になって視聴率はぐっと下がって8.2%になった。
    そこで「もっと盛り上げよう」と考えたのか、5月にテコ入れとして個人戦(5週勝ち抜きで1000万円)となったのだが、そのシリーズが始まった翌週から、さらに視聴率は下がり、過去最悪の5.4%まで落ち込んだそうです。
    つまり、やはり最後のテコ入れ(個人戦)でのクイズ強豪頂上対決が結果として普通の人々に受け入れられずにダメになったと言う結論みたいです。
    見ていて「おいおい、そんな問題も答えられないのかよぉ。この程度なら俺が出てもチャンピオンだぞ」と思えるレベルが一番良いと思うのですが、それが読めなかったらしい。
    しかし、中山秀征と新山千春は必要なかった気がする。

    髪の毛を切った。
    この時期の湿気のせいで、とにかく髪型が決まらずに毎朝「ウガーッ!」と叫びながらセットをしていた。
    昔は単純なストレートだったのだが、数年前から何故かウェーブが出てきて、最近はかなり面倒くさい髪の毛になっている。
    自分の祖母がかなりキツイ天然パーマだったと言う事もあり、隔世遺伝がいきなり出てきたのかもしれない。
    で、まだそんなに髪の毛が伸びているワケでもないが、短い方がセットしやすいって事で。

    自動車を点検した。
    実は先日から何故かハンドルがガタガタ揺れるような感じだったために、見て貰った。
    もしタイヤのシャフトなどがズレていたりしたら大事だようなぁと考えていたのだが、結果として「タイヤがすり減っているのが原因」でした。
    実は自分もハンドルのガタ付きに関しては「タイヤが古くなったのでは?」と思っていたけれどチェックしきれなかったのだが、タイヤの内側がかなりすり減って、中のワイヤーが露出していた。
    結局、4本を交換した。思わぬ散財・・・でもシャフトがズレたりしていたら、あるいは走行中にタイヤがバーストしていたら、そんな金額ではすまなかったと思うので、安くて助かったと言うべきか。

    近所にあるヤオハンが「店じまい処分セール」をやっていた。
    バブル期は香港やハワイにまで支店を増やし、数年目に大規模な負債によって倒産したヤオハンです。
    とりあえず熱海発祥の店なので静岡ではまだ数店営業を続けているんですが、その内の1店舗が閉店となるらしい。
    雑貨や洋品などのヤオハンなんですが、それらを全部処分して、ヤオハンの元になった生鮮食品関係だけに立ち戻り、再起をかけるみたいです。
    偶然にそのセール中、友人と立ち寄ったのだが、そこで通常1万なにがしの文庫本用本箱が2500円で売られていたので、即購入してしまった。一緒に居た友人が本箱を積むことが出来るワゴンに乗っていたので早速運搬。
    基本的に全長は胸ぐらいの高さまであり、それが2段の棚で分けられている。そこに好みのサイズで横板を渡して使用するスタイルなのだが、文庫本を収め始めて解ったのが「この本箱は文庫本の事を何も考えていない」と言うことだった。
    最初、店で見たときは、棚の板で4段に区切る事が出来るので「おぉそんなに収納できるのか」と計算をしていたのだが、文庫本のサイズで棚を入れていくと3段までしか棚を入れることが出来ない。 4段全部入れると、CDさえ収納できない。
    さらに、本箱の奥行きが文庫本用にしては深く、かといって二列に収納するには浅いと言う「どこが文庫本専用本箱なのだ?」状態。
    うーむと思いつつも本を詰める。
    とりあえず2500円だから文句言うなって感じか。(元値の1万円以上ってのも怪しいんですが)


    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:新聞を読んでみる


  2002年06月23日(日)暴動と美人アナと電子投票
    W杯では昨日、韓国がまたしても勝って、ついにベスト4入り。
    しかし、会場は見事なほど真っ赤で日本の熱狂なんて比べようもないほどの盛り上がり方。
    昔から韓国の同胞意識の凄さは理解していたが、ここまで「吾が祖国」を愛しているってのは恐ろしくなってしまう。
    でもある意味「勝ってくれて良かった」と言う状況。
    なんせあの韓国での盛り上がりを見ていると、あそこで負けてしまったら暴動でも起こるんじゃないかって感じなのだ。勝利したチームの選手とががボコボコにされたり、昔あったのでは選手が射殺されたり…。
    だから、もし韓国が負けるにしても決勝戦で日本に来たときに負けてくれないと、相手チームが国外に脱出出来なくなってしまうんじゃないかと思ってしまう。
    それにしても日本がトルコに負けた時はずいぶんあっさりとした幕切れだったような気もする。暴動が起こるワケじゃないし、って私は暴動を期待しているのか?

    おしゃれ関係は『日本テレビ美人アナウンサー大会』だそうです。そこに出ているのが美人かどうかは、個人的な趣味というのが反映されてしまうので、どうかと思います。
    が、もっとどうかと思ってしまうのは「日本テレビが自社に所属しているアナウンサーを美人と言うのはいかがな物でしょうか?」
    普通、社会人になった時、社外に対しては上司も敬語ではなく対応しろと教えられると思うのですが、自らの局の番組で自らの局に所属しているアナウンサーを美人と紹介して、さらにそう紹介されたアナウンサーがさも当然のように出演し、司会者もタレント並みにチヤホヤするのって、いかがな物でしょうか。
    でも「美人局アナ」だったらちょっと恐い。(美人局=つつもたせ)
    昔、夜明けに見た局に届けられたクレームを紹介する番組では「美人アナウンサーが露天風呂を紹介と言う番組を見たんですが、タイトルにウソがありました。出演しているアナウンサーの中に美人はいなかった」と言う、イチャモンとしか思えないクレームを真面目に読んでいたのには笑いました。

    岡山県で日本初の電子投票が開催された。
    最初に電子投票と聞いた時は、自宅にいながらにしてネット投票できるようになったのか?と思ったのですが、どうやら投票所に銀行のキャッシュディスペンサーみたいな機械が設置されてて、タッチパネルで投票するってパターンだったわけね。
    これで書き間違いによる無効票が無くなると言うことらしいが、自分のように時々「該当者無し」なんて書きたいと思った人はどうすりゃいいんでしょ?選挙権を放棄するわけでなく、わざわざ選挙に行っての積極的な放棄はダメって事ですか。
    で、最大のメリットは選挙開票が思いっきり早くなって、開票からわずか1時間で発表らしい。
    でもやはりデジタルの恐い点もあって「本当にその数だけ投票されたのか、どこにも証拠がない」と言うことじゃないかな?
    機械的に内部操作することも十分可能だと思ってしまう。


    ◆購入本:アーシュラ・ル・グィン「言の葉の樹」ハヤカワSF文庫\700
    ◆購入本:「この日なんの日科学366日事典」講談社BLUE BACKS\1200
    ◆購入本:「昭和平成家庭史年表」河出書房新社\4900


  2002年06月24日(月)寂しき食生活
    過去の文人が書き残した随筆(いわゆるエッセイです)を読んでいると、そこには食に対する深く含蓄に溢れる追求する姿勢が見て取れる。
    池波章太郎などはその作品の中にも江戸情緒溢れる食べ物の話題がたくさん出てくる為に、その食に関した部分だけを抜き出した本や、死後にファンが編集した池波章太郎作品に出てくる食べ物に関しての考察本・料理研究本などもあるぐらいなのだ。

    たしかに小説家などは、ひぐらし硯に向かってかなり地味な作業を、しかも基本的には孤独な作業を続けている人種なので、そりゃ楽しみと言ったら食ぐらいになっちゃうんじゃないか?とも思ったりする。
    なかには小説家と言っても、椎名誠のように一箇所にとどまらず、極北でトナカイに乗っていたかと思うと、南洋でマンタを追いかけたり、はたまたモンゴルで馬に乗っていたりと、いったいいつ小説を書くのだ?と言う状態でありつつ(その為に一時期「椎名誠の小説はゴーストライターが書いている」と言うウワサが出た)そこに出てくる食事は、ムチャクチャ美味しそうだったりする。

    と言うことで、普通のサラリーマンであります私ですが、実に食に関しては無頓着だったりします。
    一時期、会社の食堂を使っていた時など、並ぶのが面倒臭いのでいつもすいていた出来上がっておいてある「コロッケ定食」を受け取って食べていた。意識していなかったのだが2か月近く毎日コロッケ定食で済ませていた様な気もする。
    とにかく同じ食事が延々と出てきても、気にならなかったりする。
    休日も、ぼけーっと家にいると食事もとらずに本を読んでいたりするし、なんか腹減ったなぁと思って冷蔵庫を覗いて何もないと「しょうがないや」とお茶漬けですまし、その夜もお茶漬けで終わらせたりする事もある。

    あるいは「何かこれと言って食べたい物ないしなぁ」と言う時は、御飯に醤油を垂らしただけの食事、あるいはソースをかけただけの食事で終わらせてしまう事もある。
    いたって食には興味がないと言う、世間一般から見たらつまらない人間なのだ。
    時々、異常に食べたくなる物があったりするけど。
    その上、酒も飲まない(と言うか飲めない体質なんですが)ので、そっち方面に凝ったり、蘊蓄を傾ける術も知らない。
    たぶん、普通の人における楽しみの半分近くを放棄しているようなヤツなのだ。

    が、化学調味料とかに弱く、中華料理などを食べた時、食後舌に変な感じが残り気分が悪くなるときもある。
    あるいは吉野家に行って牛丼を食べたあとで気分が悪くなったりする。
    基本的に吉野家の味は嫌いではなかったが、以前から時々食後に「なんか気分が…」と感じる事があった。
    これは体調が良くないときに激しくそうなっていたが、最近その理由が判明した。
    実は吉野家で使用される肉は基本的に安い肉を徹底的に煮込んで柔らかくしているのだが、その煮込むときにどうやら大量のワインが使用されているらしい。
    とある医学的な本を読んでいた処「アルコールに敏感な人や子供の中にはあの手の牛丼を食べた後に酔っぱらって気分が悪くなることがある」と書かれてあった。
    うーむ、なんつーか不便な体だなぁ


    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:ゆっくり眠る

    ◆購入本:東野圭吾「探偵ガリレオ」文春文庫\476
    ◆購入本:長田暁二「歌謡曲おもしろこぼれ話」現代教養文庫\840


  2002年06月25日(火)月とスッピン
    米倉涼子が化粧品のCMだかに、ほぼすっぴんの顔で出ると言うことをTVで話題にしていたのだが、そのナレーション
    「すっぴんといっても流石、米倉さん。一般人とは『月とスッピン』ですね」
    あの・・・月とスッポンと言うことわざ、月は空の上で輝いているのに、同じような丸い形をしているスッポンは泥の中にいると言う意味なんですが。

    つまりこのナレーションでは「一般人=月=空の上」「米倉涼子=すっぴん=スッポン=泥の中」と言うことになってしまう様な気がする。
    何というか、以前選挙運動で「皆様のご支援を承りたく、ワラにもすがる気持で演説をしております」と拡声器でわめいていた政治家がいた。
    これなんかも「ワラ=掴んでも沈んでしまうような意味もない物=有権者」と言う意味になってしまうんですが、いいんですか?


    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:公園へ行こう


  2002年06月26日(水)泣けます
    最近本の広告で「イヤだなと思う物がある」
    角川関連の雑誌に載っている「盲導犬がどーしたこーした」的な本の広告なのだが、その本自体には別に問題はないと思う。作者の問題ではないのだ。

    その広告のコピーがまず『いま いちばん 泣ける!』って段階で自分は「ゲッ」と思ってしまうのだ。
    本を読む前から「泣けます、この本はまず泣けます、とにかく泣けます」と言うオチを提示されるってのはどういう物でしょうか?さらに細かい話ですが、そのコピーの「いま」と「いちばん」ってのがひらがなで書かれていたり、最後に「!」が付けてあるってのもな〜〜んかイヤ。

    ま、なんつーか今時代はとにかく「感動」を求めているってのはよく解る。 オリンピックとかその手の報道でも「選手の実績とか結果」より前に、選手を支える周囲の人の感動話、親兄弟の苦難、本人の苦難、それを乗り越えて現在の彼があるのです。ありがとう。感動をどうもありがとう。私たちはあなたの事を一生忘れない。とか盛り上がるのは、どうかと思ったりする。
    感動するっての心の汗だそうで、悪いこっちゃ無いけれど「ここ感動のポイント」とばかりに押しつけられるのは…。

    林家三平(こぶ平パパ)の往年のギャグ「え〜〜おでこの、ここに手を持っていった時笑う場所ですんで、え〜〜もう大変なんスから」じゃないだろ。

    で、その広告はその分かりやすいコピーの下には
    ぼくは普段本を読まないんですけど、この本は一気に読んで、気が付いた時は大泣きしていました。何度読んでも泣けます。/小学生(9歳)
    みたいな文章がずらずらっと羅列してあんの。そりゃ、ワケの解らないペンダントの広告並に。
    数年前から目立つ、映画の試写会を終わって出てきた人々がインタビューに答えて「もう涙でぐしょぐしょです」みたいのを口々に言うやつの雑誌版。

    個人的には「あぁ泣けてしまう本なんだ、そうかそうか、じゃもう結論でちゃったから読む必要ないや」と思ってしまうのです。


    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:空を見てみる


  2002年06月27日(木)ノド痛い
    なんだか知らないがノドが痛い。
    なんだかずっとイガラっぽくて、風邪をひいたときと同じような症状になっている。確かにこの数日いきなり寒くなったり、変な気候が続いているので風邪をひくというのもあり得ない話ではない。
    しかし非常にノドが痛いのとは体調は関係なく、いつも通りなのだ。熱っぽいワケでもないし、腹を下しているワケでもない。
    ノドだけ痛いからと言って、別にカラオケで何時間も熱唱したワケでもない。
    うむむ… と考えてみると、ノドが痛いと言う理由に思い当たるような事は1つある。

    実は2日ぐらい前に「痩せる為には体の新陳代謝効率を上げる事が重要です」みたいな記事を読んでそうかそうかと思ったのであります。
    その中に、マラソン時の吐いて吐いて吸って吸っての呼吸を歩くときにも行うと良いてな事が書いてあったので、ちょっと実践していた。と言っても、常ではなく時々。
    呼吸を意識して考えてみると、どうも自分は普段口では呼吸をしていないらしい。座っている時はもちろん、歩いているときも口は閉じていて、鼻で呼吸をしている。
    だから意識しないと、吐いて吐いて吸って吸っての呼吸を口では出来ないのだ。
    ハッ ハッ スッ スッ …

    どうも考えてみても、ノドに何か痛くなるような刺激を与えたのはコレくらいなのだ。
    もしかしたら、何かの菌がノドから入った可能性もある。
    うーーーむと思いながらのど飴を舐めすぎて、気分が悪くなっている私がここにいる。


    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:さて、次のこと

    ◆購入本:鳥飼玖美子「歴史をかえた誤訳」新潮oh!文庫\581


  2002年06月28日(金)超男《宇宙》無罪?
    物語は急変直下
    例のウルトラマンコスモス主役が未成年時に行った恐喝事件が、実は被害者とされる人物の狂言であったと告白した…とか、しないとか。

    ことの発端は、数年前、被害者(Aとする)が主役青年(当時は当然主役でも無かったが、とりあえずムサシ隊員とする)の弟と知り合いで、自宅に遊びに何度か行っていたが、その時数度に渡り現金を盗んでいたと言う事が発覚した。
    そこでムサシ隊員がAを呼び出し殴る蹴るの暴行を働き、その盗んだ金を取り戻した。
    が、それから2年ほど経った2000年10月17日にムサシ隊員はAの地元大阪で「あの件の落とし前は金が戻っただけじゃすまない」と再度殴る蹴るの暴行を働き、ムサシ隊員側の銀行口座に示談金として45万円を振り込まされた。
    と言う話がいきなり、事件から1年半以上経った2002年6月に浮上してきて、ムサシ隊員が逮捕と言うことになってしまった。
    と言うのが今までの事件のあらまし。

    で、今回一部報道された物によると。
    2000年10月にムサシ側の銀行口座に45万円を振り込んだのは事実、そしてAが2000年10月17日に暴行を受けて警察に事情聴取されていたのは事実。
    しかし、Aが今回告白したことによると銀行に振り込んだ45万円は「最初にAが盗んだ金額で、それをバイトなどをして貯まったので入金した」と言う事らしく「暴行はまったく関係ない不良グループ10人ぐらいに殴られた物」らしい。
    暴行で警察に保護されたAが「誰にやられた?」と聞かれた時に不良に仕返しされるのが恐くて、とっさにムサシ隊員の名前を出してしまったということなのだが、こんな話が何故1年半以上経って出てきたのかが不思議。

    実はムサシ隊員は映画『ウォーターボーイズ』に出演していて、その暴行事件が起こったとされる2000年10月17日は東京で撮影をしていたので完璧なアリバイが成立していると言うのだ。
    しかし、06月14日に一度も任意の事情聴取もされないままいきなり逮捕されてしまったと言う事らしい。

    その逮捕に驚いたのはAで、当時自分の付いた嘘が大事にならずにホッとしていたのに、1年半以上経っていきなりそんな事になって慌てて、警察に本当の事情を話に出かけたと言う。
    しかし、逮捕してしまった警察は「こうやって逮捕してしまった以上メンツがあるので」と一切取り合ってくれなかったらしい。
    逮捕した守口署の署長の話では「そのような陳述書が提出されたと言う話は聞いたが、身柄を確保してしまった以上、こちらでは立件する方向で現在も捜査を進めている」との事。

    なんか、この話を聞いているとワンクッション不可解な部分が存在しているように感じるんですが。
    なぜ今頃ってのが引っかかる。
    しかし免罪事件だったとすると、日本の事件史上もっとも被害金額の大きな免罪事件になるんじゃないかな?

    P.S.
    ウルトラマンコスモスを伏せ字で表示するときに4文字目の「ラ」と8文字目の「ス」に○をするのは禁止。

    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:ケンカしない


  2002年06月29日(土)勘違いされている
    今年の4月頃に、「個人が制作発表しているサイトの文章や画像を無断で複製し、著作権表示を消して自分のサイトで発表していた男が、著作権侵害として逮捕される」と言う判例があった。
    自分の場合も、同様の問題で去年7月から今年の3月まで延々と悩んでいた為に「そうか、そう言うことになったか」と感慨深い物があったワケですが、なんか一部で勘違いされている事が発覚。

    何ヶ所かのサイトで、ネットがらみの事件ってことで、この事件が取り上げられていたんですが、なんとそこで「パクって逮捕されたヤツのサイト」として例の誕生日パクリサイトのアドレスが(と言っても先方サイトはすでに削除されている)、そして「パクラれ元サイト」として、エルローザブックスのアドレスが書かれていたりする。
    違うっす。事件的な物と解決したタイミングがバッチリ同じ時期だけど。
    確かに何度も「裁判がどーのこーの」と言う事を書いていますが、実際に裁判を起こすとなったら、激しく自分を消耗するのは解っているので、それ以前に解決するって事を考えていました。
    最終的には先方ホストの独自の判断で削除となったワケですが。
    で、色々調べた結果判明したその事件で、なぜ私のサイトが事件の被害者だと誤解されたかってのは2ちゃんねるの『このスレッド』の書き込みによるみたいです。5月19日までの書き込みを読むと勘違いした状態になってしまいます。
    が、翌日本当のコンテンツを盗用されたサイト『真夜中の国語事典』のアドレスが出てきます。
    きっと私のサイトが・・・と書いた人は、慌て者さんらしいです。
    しかし「真夜中の国語事典」ってまだありましたか・・・・、実は2年か3年ほど前に読者の方から「現代用語のパクリかも知れないサイトが・・」とメールを貰った事もあったサイトで、その頃一度覗いた事あるんですが、似たような文章が出てしまうのはこの手の用語辞書サイトの宿命だと思って、何もアクションは起こさなかった。
    しかし、それをメインで続けていくとここまで大きくなるって事なのね。私はフラフラしてますからなぁ。
    で、そのサイトには事件の詳細もあります。

    この4月からネット関係では色々な法的な規約が誕生しまして、問題を起こしたのは別の人物だったとしても、それをサーバー管理をしている側が放置していた時、そっちが訴えられるケースもあるようになった。
    そんなタイミングで、例の2ちゃんねるも裁判に掛けられた。
    ↑上記の勘違い文章を最初に載っけたのも2ちゃんねるなんだけど、ある意味無責任な書き込みがそのほとんどを締めていて、実際に有益な情報を探し出すのは困難を極めるのだ。
    で、前から「いつかは・・・」と思っていた「名誉毀損」と言う判例で裁判の結末が出た。
    昔もなんかの企業とかが「削除してください」と申し出た事に対し「その記載されている内容の真偽が問えない状況での削除は出来ない」と言うことで揉めたと言う話は何度か聞いていた。
    で、今回の物は某病院が掲示板に書かれた事実無根の中傷によって著しく信用を損ねてしまった。さらに掲示板の管理者は削除要請にも答えず、その書き込みがされた部分をそのまま放置し、さらに多くの人に読まれる結果となってしまったのだ。
    で、裁判所が出した結論は「400万円の罰金・その件が書き込まれている掲示板の削除」と言う物だった。
    確か、2ちゃんねるの各掲示板に取り付けられている企業バナーは1か月30万円だったハズ、つまり1日掲載で1万円。
    果たしてそれだけの広告効果があるのかは、解らないけれど、2ちゃんねるには現在ジャンル分けされた掲示板が(ちゃんと数えたワケではないが)200種類ぐらいあるのでは?(少なく見積もっても100以上はあるハズ)
    つまり200の掲示板だとすると、1か月6000万円の収入と言うことになる。1年で7億2000万円。 掲示板数が100個だとしても1年で3億6000万円。
    おいおい・・・・。
    裁判に負けても痛くも痒くもないのか?



  2002年06月30日(日)W杯終了
    1か月以上に渡って、大騒ぎになった日韓共催ワールドカップが終了しました。
    最終試合には日本は当然、韓国も準決勝で敗れ参加できず、結局伝統の強豪チーム、ブラジル対ドイツの戦いとなった。と言っても、この何度も優勝を経験しているハズの両国は、奇跡的な偶然によってこれまで1度も対戦した事が無く、ワールドカップにおける記念的な試合となるらしい。
    と言っても、過去のワールドカップも殆ど知らない私には全然関係ないことであります。
    とりあえず、ドイツのキーパー、オリバー・カーンの顔は恐いぞと言うことだけが印象に残った。
    なんせキャッチコピーが「霊長類最強の男」だそうで、さらに本国ドイツではテーマ曲まで出来ていて、さらにそのCDには日本語バージョンも収められていると言うことが、何度もテレビで紹介されていた。
    日本でもこのCD発売されるそうだが、発売は7月の中旬・・・・・って忘れっぽい日本人がワールドカップが終わって数週間後に発売されるカーンのテーマ曲にどれぐらい興味を示すかが疑問。
    とりあえず間抜けな曲マニアとしては押さえておかないとダメっすか?

    恐いって事で印象に残ったのならば、カーンの「野生的怖さ」をさらに上回る「地球外生物的怖さ」を振りまいていたイタリア出身の審判コリーナのインパクトは凄かった。
    スキンヘッドは多少存在しているが、眉毛も何もないあの顔は・・・・。
    あの顔で「イエローカーッド!」と言われた日にゃ反論できないっすよ。別に無表情ってワケじゃなく、かなり表情豊かで笑ったりもするんだけれど、そのが余計に恐い。

    テレビ局はW杯の視聴率が軒並み凄くて、日本が闘わない試合でさえかなりの数字を取れたとホクホクしている。みたいな事を騒いで、その視聴率ランキングなんてのを発表していたりするけれど、視聴率が良いって事は、当然裏は悪いワケで・・・・。
    この時期サッカー中継の裏になって視聴率が落ち込んだ番組のトップはテレビ東京の「ハマラジャ」の1.2%。
    元「ASAYAN」の時間枠で春から始まった番組で、常に一桁だったらしいけど、ここまで酷い数字は始めてだったらしい。

    1位:1.2%・テレ東「ハマラジャ」
    2位:1.8%・TBS「サバイバー」
    3位:3.3%・テレ朝「大改造!!劇的ビフォーアフター」
    4位:3.6%・フジ「アングリーセブン!」
    5位:3.9%・テレ朝「旅の香り時の遊び」
    6位:4.1%・テレ東「ポケモンアンコール」
    7位:4.2%・TBS「ヨイショの男」
    8位:4.4%・テレ東「遊戯王デュエルモンスターズ」
    9位:6.6%・NTV「伊東家の食卓」
    10位:8.1%・TBS「どうぶつ奇想天外」

    とある雑誌では「視聴率が取れるW杯に浮かれてばかりも居られないTV局、この恐怖はまた4年後訪れる。」などと書いていた。
    でも、視聴率が良かったのは、当然日本&韓国で行われていたってのがもっとも大きな理由だと思うけれど、次いでの大きな理由は「ゴールデンタイムに放送された」って事でしょ。
    4年後のドイツ大会も話題にはなると思うけれど、そうなると当然時間帯だってドイツで昼3時からの試合は日本では朝8時から、夕方6時の試合は日本では昼前11時から、夜8時からの試合は昼1時からって事になって、今回のようにスポンサー金額が大きいゴールデンタイムの被害はないし、一般的な社会人は仕事をしている時間帯なので、そーんなに視聴率が高いとは思えないんですが。

    問題なのは、現時点ではウワサでしかない8年後の「2010年・中国大会」なのだ。(2008年には中国北京でオリンピック開催されるしね)



     


ひねもす雑記