ひねもす雑記
2002年08月01日〜10日


▲2002年08月01日:木:暑中お見舞い申し上げます
▲2002年08月02日:金:本末転倒
▲2002年08月03日:土:日記
▲2002年08月04日:日:お札の肖像画
▲2002年08月05日:月:BIG
▲2002年08月06日:火:思考停止
▲2002年08月07日:水:美人は難しい
▲2002年08月08日:木:三遊亭とん楽さんいらっしゃいませ
▲2002年08月09日:金:セコムしてますか?
▲2002年08月10日:土:ピカソ・ピカソ・五劫の擦り切り…



  2002年08月01日(木)暑中お見舞い申し上げます
    キャンディーズ マジっすか?もう8月っすか?
    なんか暑いと思っていたら、もう8月っすか?ビックラゲーションっす。ビックリくりくり、くりッくり〜〜〜(BY.松本明子)っす。
    もう慌てちゃうっすよ、ホントもう大変なんスから。
    と言うぐらいに暑い・・・・・まったくもって暑い
    って、誰もが暑いのを理解している最中に「暑い暑い」を連発すんじゃねえ。
    と言いつつ無意識の中で「あぢぃぃぃぃ」と言っている私がいる。

    こう暑いと「暑中見舞い」なんつー物を出してみたいと思ったりするワケですが、果たして実際に暑中見舞いなんてものは世間的には流通しているんでしょうか?
    ということで、『暑中お見舞い申し上げます』と発言する時に、私の頭の中にはキャンディーズが歌っていたメロディが流れてしまうのであります。
    今回、似顔絵を描くために大昔のシングル盤を引っ張り出して来たのですが、やはり時代でありまして、3人とも黒髪だったりします。若干光が当たると茶色っぽく見える脱色をしている程度かもしれませんが、時代ですなぁ。

    今、20歳前後の人々を見ると、濃い薄いの差はありますがほとんどが茶髪だったりします。男女ともに。
    昔は個性と言う意味で、ファッションと言う意味で、ある種の意志を持って髪の毛を染めたり脱色していたんですが、ここまで多数派になった現在それは「無意識化の個性の埋没」って事なんじゃないかなぁ。
    本人は全然考えていないと思うけれど。 逆に服装などを見て「センスあるよな」と思える人に限って、黒髪だったりする。
    つまり今は、髪の毛の色をそのままにする方が意識したオシャレなのかも知れない。
    と言いつつ、20歳前後で黒髪のママでいるジャンルに、オシャレと180度背を向けている「オタク」と言う人も多くいたりするので、要注意なんですが。

    てなことで、暑中お見舞い申し上げます。無理をせず、ダラダラと夏を乗り切ろう!


  2002年08月02日(金)本末転倒
    宮崎駿(トトロ) こうやって日々、雑記をガシガシ描いている。
    途中に中断もあったりしますが、それなりに長く続いているので、「凄いじゃん、俺」と思ったりもする。
    で、今年の6月に半年ぶりの復帰をした時にパワーアップ大作戦としてイラストも一緒に描くことにした。
    元々自分は「何か創作したい」と言うのが基本にあって、イラストなんかも勉強した事がある。

    が、整理整頓データ収集マニアと言う側面もあるので、基本的に創作物ではない誕生日データとか雑学なんてのもサイトに多量に載っけて発表したりしている。
    その為に、多くの人がこのサイトの事を「データベースサイト」だと思っているのではないか?。
    しかし個人的な意識としては「雑記」や「現代用語の基礎的ではない知識」の方を中心部にしたいと考えている。

    で、イラストなんですが、こうやって最近書き始めてから、面白くて楽しくて… となっています。 まさにマイブーム。
    しかし最近困った事があって、本来メインだった雑記の文章を書くのが面倒くさくなってしまい、イラストだけで終わりたいと思ったりもする。
    イラスト中心になりつつあるので、本分に関係ないイラストも描いてしまう。今回の宮崎駿なんかも本分とは一切関係ありません。
    ◆購入本:中島らも「らも咄」角川文庫
    ◆購入本:永倉万治「荒木のおばさん」講談社文庫
    ◆購入本:永倉万治「恋はあせらず」新潮文庫
    ◆購入本:乃南アサ「トゥインクル_ボーイ」新潮文庫
    ◆購入本:山田詠美「放課後の音符(キイノート)」新潮文庫
    ◆購入本:井沢元彦「逆説の日本史3」小学館文庫
    ◆購入本:「知ってて知らない日本史謎解き読本」青春文庫
    ◆購入本:いしかわじゅん「漫画の時間」晶文社


  2002年08月03日(土)日記
    田中真紀子 8月某日(土曜日)
    午前中・今週は平日は忙しくて何も出来なかった為に貯まってしまったメールの返事などの片づけをする。
    バラ園に出かけ、会食その後雑談。
    夜、友人M氏がやってきて、しばし雑談に花を咲かせる。

    などと言う実にまったりとした、ただの日記を書いて完了とさせる事が出来たら凄く楽だなぁと思ったりする。
    実は、プロの作家なんかが時々、その手の日記というか、メモ書きを羅列したものを発表する事がある。
    それが、たとえば死後に見つかったメモ帳から起こされたもので、作家の日々を読み解く為の資料的な物だったりする場合もあるが、それは良しとする。
    しかし、中にはそう言う日記だけで連載を持っている作家もいるのだ。一人だけでなく複数人。
    それらを読むとまさに上記の日常の羅列だけで終わっている。

    ○月○日
    9時頃起床。本日は○○社の〆切で昼3時頃に担当S氏が来るので、それまでに最後の5枚を仕上げ渡す。その後、渋谷に出て○○氏と会う。○○氏行きつけの居酒屋○○にて旬の刺身を肴に酒を飲む。その後、某所で開催されていた○○氏の出版記念パーティに顔を出し、10年ぶりに○○氏に会う。

    等という「で何?」と言う物が羅列されている日記が連載され、単行本化されているのだ。
    確かに、読んでると出てくるのはそこそこ有名人が多く、「へぇこの人とも交友があるんだ」などと思ったりもするが…
    と言うことで、今回も本文とは関係なく田中真紀子のイラストを描いてしまった。

    ベースは往年のヒット漫画「まいっちんぐマチコ先生」です。
    この漫画は80年代初期にヒットしたんですが、90年代に入ってからダチョウ倶楽部がネタとして「まいっちんぐ!」と使って、プチブームになったこともある。
    しかしギャグネタと言うことでは、ダチョウ倶楽部以前にデビュー当時のウッチャンナンチャンがネタの一つとして「いや〜〜ん、まいっちんぐ!」と使っていた。
    ちなみに「まいっちんぐマチコ先生」の作者・えびはら武司先生は現在も忙しく仕事をなされているようで、自ら運営しているサイトもあります。
    えびはら先生のサイト

    ◆購入本:連城三紀彦「蛍草」文春文庫
    ◆購入本:ディーンrクーンツ「コールドファイア(上)」文春文庫
    ◆購入本:ディーンrクーンツ「コールドファイア(下)」文春文庫
    ◆購入本:山田太一「路上のボールペン」新潮文庫
    ◆購入本:都築道夫「キリンスレイの生活と推理」角川文庫
    ◆購入本:橋本治「桃尻娘」講談社文庫
    ◆購入本:中野翠「偽天国」文春文庫
    ◆購入本:原田宗典「あはははは」幻冬舎文庫
    ◆購入本:群ようこ&もたいまさこ「活!」角川文庫
    ◆購入本:「人物日本史・江戸」新潮文庫
    ◆購入本:「おいしい食べ物知識事典」三笠文庫
    ◆購入本:「不思議おもしろ日本史」三笠文庫


  2002年08月04日(日)お札の肖像画
    20数年ぶりにお札のデザインが変更されるらしい。と言っても再来年の2004年から。
    1000円札:夏目漱石→野口英世/5000円札:新渡戸稲造→樋口一葉、で10000円札:福沢諭吉はそのまま若干のデザイン変更で引き継がれるとの事。

    樋口一葉 しかし夏目漱石と樋口一葉は同じ時期の肖像画にはならなかったわけですが、実はこの二人あと少しで姉弟の関係になるハズだったそうです。
    夏目漱石の父親ってのは昔、警視庁に勤めていたのですが、その時に部下にいたのが樋口一葉の父親。 ついでに夏目漱石の兄貴・夏目大一も警視庁に勤務していました。
    樋口家ってのは貧乏な家で(事業に失敗したらしい)、金持ちだった夏目家に多額の借金をしていたと言うつきあいがあったわけです。で、樋口一葉の祖父が色々な思惑があったのだと思いますが、孫娘を夏目家の嫁にしたいと画策をしていたのです。
    いわゆる家族揃って玉の輿狙いだったわけですが、夏目家では「そんな縁が出来て仕舞ったら今以上に金を貸さなければならない」と突っぱねていたわけで、最終的には樋口家の祖父が亡くなって話は立ち消えになったそうです。(父親が18歳の時に亡くなっているので、祖父ではなく父親かも知れません)
    金に困った家の娘がお札の肖像画になりますか(ついでに樋口一葉は極度な頭痛持ちとして井上ひさしの戯曲『頭痛 肩こり 樋口一葉』でお馴染み)

    で、ついでに1000円札のほうの野口英世ってのも、金遣いが荒いというか、計画的に金を使うことが全然出来ない人で、渡航するために手元にあった大金を「送別会だ!」と言って使い果たしてしまうような人だったりします。
    果たしてこんな二人が新しい肖像画でいいのでしょうか?
    野口英世のほうは「大いに使って、景気をよくしよう」という考え方も出来ますけど。

    ちなみに福沢諭吉と言うと「人の上に人を作らず」と言う、平等思想の持ち主だと思われていますが、娘が「この人と結婚したい」と連れてきた相手が平民だったために「身分が全然違うんじゃいワレーッ!」と言って追い払い、その話を破談させた事もあります。

    加藤芳郎 しかし、樋口一葉の肖像写真ってのは知っている限りでは2・3種類しか無いんで、あの写真が使われる事になったのも致し方無いんですが、野口英世の写真は… もしかしたら、あれは漫画家の加藤芳郎の写真と間違えているのでは?と言う感じなのだ。
    加藤芳郎も凄い業績を残している人だったりするんですが。

    毎日新聞・夕刊に昭和29年1月5日から去年体調を崩して終了するまで47年間ずっと連載を続け「13615回」と言う連載記録をうち立てた。
    海外にはチャールズ・シュルツ氏が死ぬ直前まで書いていた「ピーナッツ(スヌーピー)」があったりするので世界1ではないですが、たぶんベスト5ぐらいには入っていると思う(海外の新聞漫画は複数の作者が引き継いで書いていたりするのでよく判らない)
    現時点で日本の新聞連載漫画の掲載記録1位は加藤芳郎氏「まっぴら君」なのだ。

    1位:加藤芳郎   「まっぴら君」
         毎日新聞・夕刊(連載終了) 13615回
    2位:佃 公彦   「ほのぼの君」
         東京新聞・朝刊(連載中) 約11445回
    3位:鈴木義司   「サンワリ君」
         読売新聞・夕刊(連載中) 約10650回
    4位:東海林さだお 「アサッテ君」
         毎日新聞・朝刊(連載中)  約9536回
    5位:サトウサンペイ「フジ三太郎」
         朝日新聞・朝刊(連載終了)  8168回
    6位:植田まさし  「コボちゃん」
         読売新聞・朝刊(連載中)  約7150回
    7位:長谷川町子  「サザエさん」
         朝日新聞・朝刊(連載終了)  6477回
    8位:秋好馨    「轟先生」  
         読売新聞・朝刊(連載終了)  6152回
    9位:横山隆一   「フクちゃん」
         毎日新聞・朝刊(連載終了)  5534回
    10位:根本進    「クリちゃん」
         朝日新聞・夕刊(連載終了)  4760回
    次点:馬場のぼる  「バクさん」 
         日経新聞・夕刊(連載終了)  4000回

      とりあえず現時点で2位の「ほのぼの君」3位の「サンワリ君」は連載続行中ですが、1位になるためにはまだ10年ほど連載を続けなければいけない計算になる。
    って、何の話をしていたんだっけ?

    今回の連載漫画の記録に関して掲示板の方で「K.Nさん」から2位の佃公彦「ほのぼの君」の情報を頂きました。有り難う御座います。



  2002年08月05日(月)BIG
    本屋の漫画コーナーに『取締役・島耕作』と言う単行本があった。
    たしか最初は「課長・島耕作」だったのだが、そのあと「部長・島耕作」と言うシリーズがあって、その時にすでに「やりすぎだよ、そこまで行ったらギャグだよなぁ」と思っていたら。なんと現在は「取締役」にまで上り詰めていましたか。
    もちろん、こうなったら、社長・会長になるまで続けるつもりだと思いますが、まず最初の課長シリーズから読んだことないので、どうでもいいんですけどね。

    となると、以前書いた「ドカベン・プロ野球編」の続編として「ドカベン・解説者編」が書かれる。言うのも信憑性が出てくるわけですね。
    各局のメイン解説者の座を争って熾烈な戦いが繰り広げられる熱血物語と言うわけです。
    しかし主役の山田太郎ドカベンは無口で…

    田原俊彦 島耕作ですが、確かそのブーム期に田原俊彦主演で映画化されたような気もしますが、あの時点で「何故、田原みたいに貫禄も無く、知的でもないヤツが…」と言われていました。
    その田原は、島耕作みたいに芸能界の階段を着実に上り詰める事も出来ず、「俺ってBIGだから」の一言で一気に階段落ちをしちゃったワケです。
    そのBIG発言をしたのは確か結婚して子供が産まれた時のインタビューだったと思うけど、当時、田原は「俺は凄いぜ」と思っていたらしく、ジャニーズ事務所から独立した直後だった。
    実際の事を言えば、田原の人気ってのも、ジャニーズ事務所がお膳立てしてくれた物だったのに、そのお膳立てから自ら降りた田原は…
    それまで何が起ころうと事務所が尻拭いをしていたって事に気づかない「実ってしまったのに頭(こうべ)を垂れない」状態での失速だったワケです。
    あんまり田原俊彦に興味がない側からしてみても「ここまで一気に人気ってものは落下するのか?」と言う状態で、芸能界の恐ろしさをまざまざと見せつけられたのです。

    で、最近チラチラと田原俊彦をTVで見かける。
    とりあえず1年ぶりの新曲が出るとか出たとかって事らしいが、未だに「俺はBIG」ぶりが抜けきれず、田原俊彦と言う芸能人の現在立っている位置と、本人が思いこんでいる立ち位置がとてつもなく離れている為に、なんだか笑えずに痛々しい。

    松田聖子(初期) しかも、かつての確かにBIGだった頃の田原俊彦にあった芸能人としての華が全然見て取れないのだ。
    かなり後退しつつある髪の毛と、なんか貧相で不健康そうなやけに白い肌、目つきは光が無いのになんかギラギラした感じ… もう過去の人なんだなぁと感じてしまった。
    その会話は、田原が自覚しているのか、していないのか、すべて昔話で「ジャニーズ合宿所に居た頃、マッチがさぁ」とか「ヒガシがさぁ」とか語るたびに、気分は「ばいばい哀愁でっ!」と言う状態なのだ。
    ○出演した深夜番組「ろみひー」のサイト『田原俊彦編

    かつてウワサのあった松田聖子の徹底した計算づくし展開と比べると、この人は何も考えていないんだなぁと思ってしまう。


  2002年08月06日(火)思考停止
    RIP SLYME 体温調節機能が全然作動出来ない状態でぼーっとしています。
    とりあえず日中は空調の利いた仕事場で作業をしているんですが、それを終わって外に出てくると「むわ〜〜ぁん」とした空気に包まれて、思考能力が激しく落ち込んでしまうのであります。
    どうもそれは毎年の事で、過去の日記を見ていると夏の時期に書いた文章は何も考えていないようなパターンになっている。
    とりあえず、イラストは思考能力とは関係なく、思いつくまま、本能の赴くままに書いていたりするので、今年の夏はイラストでお楽しみくださいませ。と言う感じなのだ。
    で、深い意味もなく最近出てきた『RIP SLYME』の絵を描いたりする。
    と言うのも、今月に入ってから、キャンディーズやら樋口一葉やら加藤芳郎やら田原俊彦やら松田聖子(初期)など、どうも今じゃない人選ばっかりなので反省をして。

    カルロス・ゴーン TVでカルロス・ゴーン(日産)を見た。
    業績不振だった日産に乗り込み、思い切った(思い切りすぎた)人員削除や工場閉鎖を敢行したので、そのまま「日産ももう駄目かなぁ」と思っていたのに、現在いきなり業績が好転しているらしい。
    日本人的ではないやり方とか、色々批判はありますが、結局、こうやって結果を出しちゃった人には何も言えないよなぁ状態。
    しかし、ゴーンの怖ろしい所はその戦略的強引な手腕ではなく、その顔面だと思う。
    あの顔ににらまれたら、誰だって及び腰になってしまうよなぁ



  2002年08月07日(水)美人は難しい
    aiko こうやって似顔絵を描いていますが、以前にも書いたように女性の絵が苦手なので、自然と男の絵ばかり書いてしまう。
    男臭さムンムンなのだ。足首・太股・男の世界なのだ(もう過去形で誰も覚えていないネタか)
    と言うことで「いかん、いかん、自ら火中の栗を拾うと言う意味を込め、女性の絵も書かなくてはいけない」と奮起してみた。
    と言うことで歌手の「aiko」。
    国分太一との関係は現在どうなっているか知りませんが、のっぺりした顔ながら、なかなか特徴の多い顔だったりします。
    こりゃ簡単だと思いながら書き始めたんですが、実に微妙なバランスで難しい。
    もっと漫画ぽく書けると思うんだけど。

    仲間由紀恵と阿部寛 で、もうひとりは映画版「トリック」が公開直前の仲間由紀恵(&阿部寛)
    思いっきり正統派美人女優さんですが、たぶん美人と言うことを全面に出していたら、今のようなブレイクはしなかったと思います。
    金曜日のニュースステーションの後のドラマ枠(関東地区)で放送されていた「トリック」で、コミカルな役を演じ(しかもペチャパイ)みごとにブレイク。その後は「ごくせん」などにも主演し着実に仕事をこなしている。
    しかし「トリック」も主演の仲間由紀恵と阿部寛って言う、美人と二枚目のモデル顔コンビがシリアスな演技をしていたら、激しくイヤミで非現実的な物になっていただろうなぁ。
    って、「トリック」は逆に思いっきりコメディにして、それはそれで非現実的作品だったのですが。
    でもこうやって似顔絵らしきものを書いたのですが、いわゆる卑怯な似顔絵という物になってしまいました。
    よくミーハー音楽雑誌の読者コーナーにある似顔絵みたいに「髪型を変えただけで、中身はみんな同じ。しかもかわいく書いただけで似ていない」と言うパターンの絵になっていたりします。
    たとえば「W-inds.」とか「嵐」とかの似顔絵にありそうな感じで(例えに出してすいませんが)、バンドの似顔絵の場合もありますが「どう見ても厳ついオッサンばかりだろ」と言うバンドでも、髪形と輪郭だけ似せて、顔は可愛いと言う状態。
    でも、美人ってのはある意味、無個性なので難しいっす。

    あ、最初に書いた「aikoの顔は書きやすい」と言う文章に深い意味はありませんので、ご了承下さいませ。

  2002年08月08日(木)三遊亭とん楽さんいらっしゃいませ
    三遊亭とん楽 リンク掲示板に落語家の「三遊亭とん楽」さんが自らのサイトを紹介してくれました。
    三遊亭とん楽のページ
    もちろん、誕生日データにとん楽さんの情報も書かれている事がキッカケで書き込んでくれたわけですが、さっそくリンク先におじゃまして来ました。
    で、こうやって1・2枚の写真しか情報がない状態で似顔絵を描くってのはかなり冒険でもあるのですが、そこにあった写真を元に似顔絵作成をしました。
    写真数枚だけだと、立体的に把握できていないと言う理由と、その写真が似ていないと言う可能性もあったりしますので、失礼な似顔絵になってしまう可能性もあります。しかもご本人さんに見られる可能性も大なので、少しびくびくしております。

    てなワケで最近は、日記に記載する似顔絵とは関係ない、思いっきり趣味の似顔絵なんかも描いてストックしているのですが、その中から落語家さんの似顔絵を羅列します。


    三遊亭楽太郎 [三遊亭楽太郎]
    たしか『ひょうきん族』とかの時代には「S&Bのマラソン選手・瀬古のそっくりさん」と言うのを何度もネタにしていました(落語家としてすでに有名でしたが)。
    で、最近の『笑点』などでは「温和な笑顔と裏腹に、実際は腹黒い」と言うネタでお馴染みです。
    個人的には「いい人」と思うんですが、そう思わせてしまうって部分が、狡猾な腹黒さの成せるワザなのでしょうか。


    桂歌丸 [桂歌丸]
    笑点オリジナルメンバーとして最長レギュラー記録を更新し続けています。
    70年代はキザな小円遊さんとの言い争いが番組の最大の見せ場としてありましたが、その小円遊さんが急死してからすでに20年。
    歌丸さんは日々枯れていい味わいになっております。


    桂枝雀 [桂枝雀]
    すっとぼけた味と、何やら哲学的な側面があった好きな落語家でした。
    いきなりの自殺と言う結末はショックでしたが、やはり頭が良すぎるって言うのも、善し悪しと言う感じですかね。
    以前FM-NHKで放映されたステレオ落語というのは実に実験的で面白かったです。


    柳家小三治 [柳家小三治]
    小三治師匠の場合は、本業もさる事ながらエッセイの『まくら』シリーズが好きだったりします。確かに落語の冒頭部分のまくらはエッセイなんだよなぁと思いつつ、話の展開にニヤニヤして読んでしまいます。
    それと注意書きに「黙読でも私がおしゃべりしているのと同じ速度で読んでください」とあるのも落語家って感じです。自分も文章を書くときに、リズムとか速度を考えて書かなければ…。




  2002年08月09日(金)セコムしてますか?
    長島茂雄巨人軍名誉監督の自宅に強盗が入ったらしい。
    長島茂雄氏は二階にいて、その強盗にはお手伝いさん(確かこの言葉は一部TV局では放送禁止だったような気がするけど)が対応したらしい。
    で、強盗はナイフを持って「長島三奈にあわせろ!」と言ったらしいのだが、在宅中ではなかったらしく、そのまま逃走し、その後通報を受けて警備・捜索を始めた警察の手によって犯人は逮捕された。
    長島茂雄は相変わらず論点のボケたインタビューを受けて「私でよかったらサインでもしてあげたんですけどね」などと言っていた。

    長島三奈・長嶋三奈 ちなみに、ニュースでは「警報装置は切ってあった」と言っていたが、当然それは『セコム』だと思うのだが、あのCMでは窓ガラスを割って入ってきたボールにも反応していたけれど、そもそもスイッチを切ってあったら意味ないよなぁ・・・って、普通自宅に居るときは切るか。
    しかし、そのナイフ男は長島三奈のファンらしいが、なんか中途半端にマニアックだなぁ、よりによって長島三奈と言う選択肢は。(深い意味はありませんが)
    でも、ファンでもなく長島三奈にぜんぜん興味がない私だが、この時期は毎年、高校野球の取材をしているってのを知っているので、昼間から自宅でぼけーっとしていないと思うぞ。
    ファンだったら、今日はどこそこの学校で取材をしているハズだとか、その辺のチェックをしなくちゃ。
    って、犯罪を奨励してどうする。


  2002年08月10日(土)ピカソ・ピカソ・五劫の擦り切り…
    さてはて、難しい問題が立ち上がってしまった。
    実は掲示板で「知泉の中にピカソのフルネームがあったんですが、同時に豆知泉として書かれているフルネームが微妙に違っています。どちらが本当なのでしょうか?」と言うものがあった。
    実はこのピカソのフルネームってのは、昔から雑学ネタとして取り上げられる事が多いのですが、その都度に微妙に違った名前で書かれている。
    その微妙な違いってのも「Trinidad」をトリニダードと読むか、トニダッドと読むかの差から、まるっきり違った名前が出てくるものもあります。
    で、ネット検索してみたのですが、さすがに雑学ネタの定番として沢山出てきました。
    とりあえず文字数の多い順から検討していきます。

    Aタイプ[200文字・22センテンス]
    http://www.ytv.co.jp/magazine/zoom/b_numks/2002/zoom020524.html
    http://www.denen.org/nikki/n200203.html
    http://www.ne.jp/asahi/rover/sfx/nikki/fjn0202.htm
    パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・フアン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・シプリアーノ・クリスピン・クリスピニアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダッド・ルイス・イ・ピカソ
    ※これはどうやら朝日新聞に記載されたモノらしいです。

    Bタイプ[199文字・22センテンス]
    http://www.geocities.co.jp/HiTeens/8272/mametisiki7.html
    パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピニャーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダット・ルイス・イ・ブランスコ・ピカソ

    これはセンテンスが22でAタイプと同じなのですがレメディオス以降が違っています。
    Aの「シプリアーノ」がありません。その替わりに「ルイス・イ」の後に「ブランスコ」が入っています。

    Cタイプ[194文字・21センテンス]
    http://www7.ocn.ne.jp/~akiste/tsukkomi.html
    http://www.wink.ac/~melt/etc.6.htm
    http://poteto.itits.co.jp/b.asp?S=ROMANKEIBA
    http://www1.wisnet.ne.jp/~tech/news_log/h0011a_log.html
    http://www2.wbs.ne.jp/~ginsiro/gat0008.htm
    http://www06.u-page.so-net.ne.jp/qd5/shingo-s/knights/knowledge.html
    パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・バラ・ホアン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダート・ルイス・ブランスコ・ピカソ

    このCタイプはかなり多くのサイトで取り上げられていたモノで、Bの「ブランスコ」が採用されています。がその前に入っている「イ」が抜けています。

    Dタイプ[191文字・21センテンス]
    http://www6.ocn.ne.jp/~cores/notes2.html
    http://www4.ocn.ne.jp/~benkei/zatu.htm
    http://www.aa.cyberhome.ne.jp/~acephale/jargon2/200203b.html
    http://karen.iris.ne.jp/~hideto/today/pastlogs.html
    http://www16.u-page.so-net.ne.jp/ra3/mokkun/zatsugaku.htm
    http://homepage2.nifty.com/d-arama/chishiki/bun-reki.htm
    http://www.easter.ne.jp/con/yomimono/yomimono2/riaru2.html
    http://www.ne.jp/asahi/so/so/kikaku/tisiki/651-700.html
    パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピニァーノ・デ・ラ・センテシマ・トリニダット・ルイス・・ピカソ

    このDタイプがネット上ではもっとも多く、今度は「ブランスコ」が消えて「イ」が入っています。その為にセンテンス数はCと同じになっています。

    Eタイプ[184文字・20センテンス]
    http://wwwa.kamon.ne.jp/~shigeru/memo.html
    http://www2.saganet.ne.jp/chame/synchro/2000/031202.htm
    パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウロ・ホアン・ネポセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・シプリアノ・デ・ラ・サンティッシマ・トリニダット・ルイス・イ・ピカソ

    ここではDまであった「クリスピン・クリスピニァーノ」が消えて「シプリアノ」に変わっています。
    それ以外に「センテシマ」が「サンティッシマ」になっているのは日本語表記での不統一なので問題外の部分です。

    Fタイプ[125文字・17センテンス]
    http://www.melma.com/mag/43/m00059343/a00000007.html
    http://homepage1.nifty.com/shinono/zatsu/zatsu1_6.htm
    http://www.ht-net21.ne.jp/~tomokazu/log/log9906.html
    http://isweb41.infoseek.co.jp/diary/daslicht/other.html
    http://www.matino-akari.com/linksyu/log/news/00040.html
    パブロ・ディエゴ・ホセ・フランチスコ・ド・ポール・ジャン・ネボムチェーノ・クリスバン・クリスピアノ・ド・ラ・ンチシュ・トリニダット・ルイス・イ・ピカソ

    このFタイプがネット上で見かけたピカソのフルネームの中でもっとも短いタイプのモノですが、それなりに多く支持されていました。
    が、他のタイプと比べてみるとかなり特異性があるタイプです。他のは前半はみんな同じだったのですが、このタイプは「デ」ではなく「ド」だし「パウロ」が「ポール」になっています。
    この辺りはスペイン語とドイツ語とか英語読みの差って感じですので、たぶんコレは実際の現地名ではなくアメリカなどに渡った後での名前かもしれません。

    実はこのサイトの「知泉」に書かれていた二つのフルネームはEタイプとFタイプだったのです。
    だから「A〜D」と比べると短い。
    では本当の答えは… と言っても、文献を調べてもやや曖昧だったりして、本当の答えがどれだ!と特定できない状態なのです。
    唯一ピカソの名前の英語表記が書かれている文献によりますと《Pablo Diego Jose Francisco de Paulo Joan Nepomuleno Maria de los Remedios Cipriano Santisima Trinidad Ruiz y Picasso.》となっていまして、これをカタカナ表記した場合は『パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・シプリアノ・デ・ラ・サンティッシマ・ トリニダット・ルイス・イ・ピカソ』で、Eタイプになります。
    そもそも、ルイス(Ruiz)は父親の名前、ピカソ(Picasso)は母親の名前です。
    それ以外に伯父、祖父、代父(洗礼の付添人)、代母の名前を並べ、さらに旧約聖書に出てくる守護聖人名を並べたのがピカソの名前です。
    どれが誰の名前なのかは不明ですが、とりあえず現時点で英語表記が有るという強みでEタイプが正式名称なのではないかなぁ… と言う感じだったりします。

    こればっかりは、とうの本人すら知らなかった(忘れる以前に覚える気がなかった)らしいので、何とも言えないんですが…。


     


ひねもす雑記