ひねもす雑記
2002年08月11日〜20日


▲2002年08月11日:日:人生が二度あれば
▲2002年08月12日:月:誘拐事件発生!
▲2002年08月13日:火:やっと気がついた
▲2002年08月14日:水:夏休みです
▲2002年08月15日:木:夏休みです・2
▲2002年08月16日:金:夏休みです・3
▲2002年08月17日:土:25TH・24時間TV
▲2002年08月18日:日:裸にエプロン
▲2002年08月19日:月:だって地球は丸いんだもん
▲2002年08月20日:火:あんまり早いと嫌われるぞ



  2002年08月11日(日)人生が二度あれば
    [イラスト:2代目なっちゃん・三浦透子]
    2代目なっちゃん・三浦透子 まずお断りをして置かなければいけないのですが、本文とイラストはほとんど関係ありません。ただ「書きたい」だけです。
    ★2代目なっちゃん:三浦透子
    1996年10月20日:北海道札幌市生まれ
    小便小僧たちが出演している『DAKARA』のCMは、これまで会話だけで成り立っていたが、なぜかいきなりパフィーの曲が「♪ヤワなハートが痺れる〜心地よい針の刺激♪」と流れて、小僧たちが踊っている。
    しかし、この曲「彫り物(TATTOO)」を彫る時のことを歌っているんですが、いいのですか?サントリーさん。

    しかし「海って・・・やばいでしょ、これ(プニっ)」「ジュンくん海中止〜、山!」「ざけんな、山は暑ぃじゃん」「即ふられる〜」と言うことで、この週末は海に行って来たのだ。
    基礎体力の低下に悩む私だが、それ以上に肌が弱い私にとって、夏の日差しギラギラの状況は、好ましくない環境なのだ。
    が、夏と言えば海、海と言えば水着ギャル、と言う事で健康な男児なら、海に行かなくちゃいけないのだ!そうなのだ、これでいいのだ!国会で青島幸男が決めたのだ!と言うことで、海に行って来た。
    友人がその海沿いの町に住んでいるので、土曜日にお泊まりで出かけてきた。

    [イラスト:元ちとせ]
    元ちとせ 1日目は別に問題なかったのだが、2日目も同じように泳いだり、日に焼いたりをしていたが、海から戻ってきた時にいきなり「頭ふらふら、息ぜぇぜぇ、言語ろれろれ」になってしまった。
    体力は無いが泳ぐ事は別に苦にならない私だが、どうやら二日続けてと言うのが悪かったらしい。
    前日の疲れが抜けず、さらに日に焼けて体力を消耗し、さらにあんまり寝付けずに夜明け近くに目覚めてしまった事などが重なって、肉体虚弱児になってしまったのだ。
    午後は海に入らずに日影で痴呆老人のようにヘラヘラしながら海を見ていた。

    [イラスト:天体観測の健太-山崎樹範]
    山崎樹範*健太 で、今回ちょっと衝撃的な事実が発覚したのだ。
    集まったのが高校時代の友人たちだったので、当然その頃の話が中心になるのだが、なんと「杉村を好きだと思っていた女子が複数人存在していた」と言う事実が判明した。
    高校時代は1〜2年はギター部(軽音楽部)で日々ギターを掻き鳴らして、3年では進学の関係もあって美術部に入ったのだが、後輩が「杉村先輩ってどういう人?」と興味を持っていたらしいのだ。
    が、それを質問された某氏が「ヤツは別の高校に好きな人がいて、声掛けても絶対無理だよ」などと答え、結局その子と某氏がつき合ったりしていたらしいのだ。
    それらしきウワサをかつて聞いた事もあったが、マジにそんな事が裏で行われていたとは。
    しかも、1人ではなく複数人。
    確かに別の高校に好きだなぁと思う相手がいたのは事実だが「遠くの親戚より近くの他人」と言うか、もしそんな気持が解っていたのなら話の展開は大きく違っていたハズなのだ。

    [イラスト:オダギリジョー]
    オダギリジョー しかし、ふと考えると、もしそこで「俺って結構モテるんじゃねえの?」などと思っていたら、絵を描くことや、音楽をやることに対して、生活を犠牲にするようなめり込み方はしなかったんじゃないか?と思ってしまうのだ。
    だって、女の子とイチャイチャしている方が楽しいし、それなりに充実感はあるからねぇ。
    とすると、その後の自分の中心になっている物を築けなかったのではないか? 今のような興味の発散の仕方をしていなかったのではないか? 当然、こんなサイトをこんな風に創り上げて居なかったのではないか? とか考えてしまう。
    そう言う意味で言うと「俺は高校時代あんまし女の子とイチャイチャした想い出ないぞ!」と言う事は、結果的に悪いことではなかったのかも知れない。
    きっとそうなのだ、そうに違いないのだ、そう思わないと自分が可哀想じゃないか。まったくもー!とほほ・・・。


  2002年08月12日(月)誘拐事件発生!
    [イラスト:竹中平蔵・経済企画庁長官]
    竹中平蔵・経済企画庁長官 最近は不条理とも思えるような誘拐殺人事件が多発している。
    人の命を本当に軽いと思うどころか、無意味なものとして扱うような殺人事件が多発している。
    近所の三島で起きた女子大生焼死殺人事件も事件から半年近くたって、先日やっと犯人が逮捕されたのですが、その殺人に到る状況の「何故?」が理解不明だったりして、やるせない気持ちが倍増されてしまうのだ。

    そんな中、警察に緊急電話が入った。
    それは「町はずれで嫌がる子供を無理矢理車に押し込めて発進していった車を見ました」と言う内容だったのだ。
    昨今の凶悪事件続発の状況と、事件が解決したあとに起こる警察の初動捜査のミスへの非難を考えてか、その警察の動きは激しく迅速だったらしい。
    現場周辺はいきなり非常警戒地域に指定され、目撃情報に相応する不審車両の洗い出しが始まり、その旨がニュース速報として流された。
    これほど迅速に警察が動くとは・・・と言う状況だったのだが、その事件はいきなり、思っても見なかった方向で解決した。

    [イラスト:宮路和明(元)厚生労働大臣]
    宮路和明厚生労働大臣 そのニュースをみた、とある男性が「あの・・・ニュースで言っていた車と犯人の男性ですが、あれって自分の事じゃないっすか?」と、警察に電話をしてきたのだ。
    「あの事件が起こったとされる場所にその時間、確かにいました。そして愚図る自分の娘を怒りながら無理矢理くるまに乗っけて出かけたんですが・・・」
    つまり、最初の目撃情報ってのが早合点だったのだ。
    しかしこんなオチでよかった。そんでもって、警察もこの先、同様の事件が起こったときに同じような早さで動いて欲しいですな。

    ちなみに「身代金目的の誘拐事件」と言うのが起こるたびに「馬鹿だなぁ」と思ってしまう。
    戦後これまで何度も誘拐事件が起こった(神隠し的に突然居なくなってしまう事件は別)が、その事件のほぼ100%で犯人が逮捕されたりしている。
    身代金を受け取って逃げ延びた例は1件もない。(グリコ森永事件はどうなのかは不明)
    基本的にそんな犯罪を犯そうって考える事じたいが馬鹿なんだけど、冷静にその犯罪の特徴を考えれば成功しないって事が解ると思うんだけど。
    誘拐身代金事件ってヤツは、最終的な犯罪の目的「金を受け取る」と言うものがあるために、結局、警察官が大挙して待ちかまえている中にノコノコ出かけていかなければいけないワケのだ。当然、そこから逃げ出せるワケがない。ルパン三世じゃあるまいし。



  2002年08月13日(火)やっと気がついた
    [イラスト:マシュー(藤井隆)]
    マシュー:藤井隆 こうやって雑記と称して文章を書いているのに、まったく関係していないイラストを描いていますが、個人的には楽しい。
    まさにマイブームって状態なのだが、ふと気がついた事がある。
    自分は高校時代に漫画を書き始め、美術学校に進学し、一時期漫画家のアシスタントなんかも経験した事がある。
    自画自賛だが、ある程度の絵は描けると思っていたが、ある時にパタリと書かなくなった。


    [イラスト:ミスチル
    ミスチル 正確に言えば書かなくなったのではなく、書けなくなってしまったのだ。
    その理由は、漫画のストーリーが思いつかないと言う事が最大の理由だったように、今振り返ると感じたりしている。
    基本的に自分の中で「訴えるべきモノがない」と言う状態で、思い悩むうちに漫画を書くことから遠ざかってしまったのだ。
    同時期に音楽をやっていて、それなりのコンテストなどに入賞したりで、生活の中心は音楽になってしまった。もちろんキモチの中では「漫画も書きたい」と言う後ろ髪を引かれる部分もあったのだが。


    [イラスト:中島美嘉]
    中島美嘉 で、今回こうやってイラストを描き始め、最初は文章に関した物として考えていたんだけど、まったく関係ない絵を描くのが楽しくてしょうがなくなってしまった。
    結局、漫画を書いていたときも「絵を描くのが好きでしょうがない」と言う部分だったのだなぁと今さらながら思ったりもするのだ。
    なんつーか、自分は理屈をこねて文章を書いていることが多いが、基本的な部分で理屈じゃなく感覚的に「行ったれ」状態でワシワシ行くのが好きなのだ。
    今さらながら解ったような気がする。



  2002年08月14日(水)夏休みです
    『価値ある資格、取るならアビバ』
    とCMでやっているが、ガッツ石松に取れる資格がどれだけ価値があるのかは不明
    今日の日記はこれで終わりです。マジにお盆って、何も考えないのでネタが思い浮かばないのでゴメンね。

    正名僕蔵 [ショムニより人事部]
    伊藤俊人の直前の死によって、急遽メンバー入りをした正名僕蔵はどうなんでしょうか?
    伊藤俊人と言う、後ろに引っ込んでも目立つ特異なキャラの後ガマと言う難しい場所にポンと入り込んでしまった、居心地の悪さを感じます。
    正名僕蔵って役者もそんなに前に出るキャラではないんで、難しいっすね。
    とりあえず、人事部の部屋の中で甘いモノを食べていると言う印象だけはあります。


    戸田菜穂 [ショムニより秘書課]
    ファイナルと言うことで、これまでのシリーズと微妙に変わった設定の一つに秘書課の杉田美園(戸田菜穂)のキャラが行き遅れ気味で焦っている女となった。
    秘書課の後輩3人もことあるごとに「焦ってますね」「もう崖っぷちですね」「あぁは、なりたくないですね」などと陰口をささやいていたりする。
    確かにショムニ全体を見ても、同じメンバーで1998年・2000年、そして2002年とやっている内に最年少の京野ことみが23歳となって、戸田菜穂も28歳になっていた。
    他のメンバーもなんか「お疲れ気味」と感じてしまうのだ。


    浜崎あゆみ [浜崎あゆみ]
    とりあえず、メジャーな人の似顔絵も押さえて置こうと言うことで。
    あんまし、浜崎あゆみって興味無いんだけど、歌手としてミュージックステーションに初出演した時はビックリした。
    なんせ、舌ったらずに「あゆはね〜〜」とヘラヘラしゃべっていたのだ。あたかも、直前に失速した華原朋美の真似のように…。
    それ以前にBSの音楽番組に何度も出てきていた浜崎あゆみは、山口百恵→中森明菜系の低音を活かした曲調で、しゃべりも低音でボソボソ愛想も無かった。
    メジャーデビューしたとたんに、あの変身って… と言うイメージがいまだにつきまとっている。


  2002年08月15日(木)夏休みです・2
    高野志穂 [NHK朝の連続TV小説「さくら」高野志穂]
    なんか失敗した感じで、似てねえと・・・・
    下書きの時は似ていると思ったんだけど、スキャンして色を付けたら、な〜んか違ってしまった。
    本物はもっと面長だよなぁと言いつつ、実際に番組を見たことが無く、雑誌の写真しか参考資料が無かった状態だったっす。
    よく見ると、ドラマの中でお母さんを演じている太田裕美の若い頃に似ているような気がする。


    高野志穂 と言うことで、今朝始めて番組を見て動いている姿をチェックして書き直しました。
    写真で見ると各パーツがハッキリ見えすぎるのと、映される方も意識したり、撮影する方もベストショットを選んだりして、もっとも状態がよい顔が使われたりするので、上記のようなムードになってしまいました。
    が、実際に見ると、実にシンプルな顔をしておりました。


    阿川佐和子&檀ふみ [阿川佐和子&檀ふみ]
    ふたりは「健康エコナ!」と言うことで、一緒にCMに出ていますが、このふたりって、どうなんでしょうか?
    お互いの父親は作家で(阿川弘之・檀一雄)、共に慶應義塾大学を卒業しているし(文学部・経済学部)、そしてお互い浮いた噂のひとつもなく、48歳の今に至る…。
    ずっと独身で男ッ気が無く(ついでに化粧なんかもあんまりしていない)、ふたりで旅行に出かけたりって事で、世間的に言ったら「二人はもしかしたら○○なんじゃ?」てな想像をしてしまうんですが、とりあえず業界ではその辺の話はタブーなんでしょうか?
    噂ではかの「今いくよ・くるよ」もお互い独身で、同じマンションに住んでいるので○○と噂されていますが。
    でも同じ独身でも、仲のいい独身男ふたりが50歳近くまで、いつも一緒で行動をして、時々旅行をして…、だったらかなりキツイよなぁ。




  2002年08月16日(金)夏休みです・3
    三嶋大社の夏祭りに行って来たのだが、大社内には恒例のお化け屋敷が設置されていた。
    で、たぶん怖がる子供を呼び込む為なのか「恐くないよ、恐くないよ」などと呼び込みをしていた。
    それってお化け屋敷として正しい呼び込みなのか? と言うことで、今日の似顔絵は恐怖シリーズ。

    稲川淳二 [稲川淳二]
    以前、山下達郎と松任谷由実が俳句で冬の季語になったとニュースで騒がれた事があった。
    それと同じように、もう稲川淳二と言う名前は夏の季語になってもいいのではないか?
    自分の場合、この人を始めて知ったのは確か70年代中期にタモリのオールナイトニッポンの二部でだと思う。
    なんだか解らないけど、雑多な番組でそれなりに面白かった(当時はまだ怪談話はなかった)。で、ついでにその番組に毎回二人のオカマが乱入するのも面白かったが、その二人の名前は「おすぎとピーコ」
    たぶん、稲川もおすぎ&ピーコもTVには出ていなかった頃だと思うが、それから数年後、始めてTVで見た時はショックだった。


    つのだじろう [つのだじろう]
    夏の怪談シリーズと言うことで、恐怖漫画家のつのだじろう氏。
    「恐怖新聞」「うしろの百太郎」などで有名だが、個人的に言えば、それ以前のギャグ漫画時代も嫌いではない。「泣くな10円」「その他くん」「花のピュンピュン丸」など。
    あと、かなり早い時期に「5五の龍」と言う将棋漫画も書いていた。
    でもやっぱり「恐怖新聞」は子供心に恐かったなぁ


    楳図かずお [楳図かずお]
    恐怖漫画と言えばやはりこの人、物心付いた時から『へび女』やら『おろち』やらの作品が周囲にあったので、かなり深層心理的な部分にまでこの人の恐ろしさは染みこんでいる。
    最近では『漂流教室』が新たな解釈でドラマ化されていたが、別の側面として『まことちゃん』などのコメディ漫画も(その内容は充分にホラーですが)あったり、一時期は自らロックバンドを率いて全国ツアーを敢行していた。今思うと週刊漫画連載をしながら、どうやって?と言う気もするが。
    しかし、漫画の印象を裏切るハイテンションな明るい本人ってのは、ある意味恐ろしいのだ、グワシッ!


    山咲トオル [山咲トオル]
    その楳図かずおを尊敬するホラー漫画家が山咲トオル。
    一般的にはバラエティに出ているオカマキャラの人なんだけど、この人の漫画は時々週刊プレイボーイに掲載されていたので、先に漫画家として認知していた。
    ホラー漫画と言っても内蔵が飛び出してもギャグ漫画として完結するような作風で「恐怖のずんどこホラー」と形容されていたりする。
    しかし今回似顔絵を描こうとしたんだけど、おかまキャラの割に精悍な顔つきで、なんか難しかったです。

    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:友達に電話を
            92種類目発見。


  2002年08月17日(土)25TH・24時間TV
    西村知美 [西村知美]
    今年で25回目のNTV「24時間テレビ」なんですが、毎年疑問に思うのは「なぜマラソン?」と言う事なのだ。たしか間寛平が走ったってのが最初だったと思うけれど、それから毎年恒例でTOKIOだとか、ダチョウ倶楽部だとか、赤井英和だとか、にしきのあきらだとか、研ナオコだとかが走っていたが、今年は何故か西村知美。
    去年の研ナオコもマラソンとは全然結びつかない人選だったが、西村知美ってのも…。
    西村知美と言うと現役アイドル時代に、山口県に住んでいた実姉がファンに誘拐されるという事件がありました。
    たしか「知美に逢わせろ」って事で姉を車に押し込んで東京に向かったのですが、広島あたりで逮捕されたって事で解決したハズ。
    その事件が解決した後、コメントで西村知美は全然動揺する風でもなく「ルパン三世がいたらすぐに助けて貰えたのに」と、かな〜りポイントのずれた事を言っていたような気がする。

    しかし24時間テレビも25年目って事で「四半世紀」も続いている。
    色々問題点もあるんだろうけれど、福祉的な面などで良い行いだとは思う。
    でもハッキリ言って「民間がこのような事をやらなければいけない程、国による福祉事業が充実していないって事」なんだろうね。
    たぶん、北欧なんかの国ではハナから「みんなの募金で…」なんて事は考える必要もないんじゃないかな?(詳しい事情をしらないので、無責任な発言かもしれないけれど)
    今や、福祉以前に自分たちが老人になった時に年金が受けられるかどうかさえも解らない現状なので、どうすりゃいいのさ?って感じなのだ。
    確か「24時間TV」の2回目ぐらいのパーソナリティに「ピンクレディ」が選ばれていたと思ったけれど、その時のキャッチテーマが「地球に愛が溢れれば、愛と言う言葉はいらなくなる」みたいな物だったと思う。
    なんだか四半世紀前より今の方が声高々に「愛」を叫ばなければいけない時代になっているような気がするのだ。

    しかし、努力とか、達成感ってのは別に悪い事じゃないけれど、番組的に、まず最初に「泣かせる」とか「感動する」ってコンセプトで作られている感じがしちゃって、凄く醒めてしまう。
    そんな中で少し「こいつは凄いヤツかも知れない」と思ったのが西村知美の旦那・西尾拓実。
    今回の24時間ってあんまり観なかったんだけど、最後のシーンだけは何故か観てしまった。
    そこでは、やはり武道館では大合唱がまきおこり、出演者の拍手と涙の中、時間ピッタリに西村知美がゴールを決め、出演者はここぞとばかりに泣きながら「よくやったよくやった」と大感動で盛り上がっていた。
    毎年思うんだけど、もうラストは集団ヒステリー状態で「何故チャリティ番組でマラソンが最後の〆なの?」と言う疑問を挟む人が誰もいないって事に、首をひねっていたのだ。
    その中、番組的には最大に盛り上げ、感動のシーンを創り上げるべき存在の旦那だけが、冷静に「頑張ったね」と表情も崩さずに言い放っていた。
    西尾拓実自体は基本的に「自分はもう芸能人ではない」と言うスタンスで(TVに出る事が嫌そうな感じもする)いるんだけど、この冷静さは逆に拍手物だった。
    この冷静さが、芸能界に惨めにしがみつくワケじゃなく、ささっと引退を決めて、調理師の資格も取得して堅実なレストラン経営をしている男のなせるワザなんだろうなぁ。



  2002年08月18日(日)裸にエプロン
    ソニンソニン
    なんつーか、昔からギャグ的に「裸にエプロンって萌える〜」などと言われていましたが(明石家さんま発言が有名ですが、それ以前からあった)まさかマジにやってしまうとは…。
    しかも色気とは無縁そうな人が。
    これまでのEE JUMPにかなりケチが付いた状態でのソロデビューって事で、話題性はあるんですが、どうもそれだけって感じ。
    曲と裸エプロンの相関関係が全然ないってのが、ただの話題作りって感じにしか見えないのが、いかがな物ですか?
    裸エプロンが話題になっているけれど、もしそれが無かったらシングル「カレーライスの女」って、全然印象に残らない曲なんだよね。もしかして、売れてもそれは「ジャケ買い」なのか?
    って、つんく♂の作る曲って最近メリハリ無いような気がする。他曲からの引用は容認するとしても、どの曲もなんか記憶に引っかかるメロディが無い。
    だんだん、かつての「どの曲も同じ」と言われ崩壊した小室帝国を思い起こさせる。
    しかし、とりあえず「裸にエプロン」の元祖はムーミンのママだぞ。


    W-inds.W-inds.
    数年前にダ・パンプが売れた時に「ついにジャニーズの牙城を切り崩した」と騒がれましたが、再び沖縄のアクターズスクール周辺から出てきた男の子グループが売れている。
    と言っても、その売り方のノウハウはジャニーズと違って甘いせいなのか、どうしてもダ・パンプの二番煎じと言うイメージが拭い切れない。
    やはり、なんだかんだ言われてもジャニーズはデビュー時からコンセプトを掲げて登場させているので、キャラが立っていると思う。(メンバーの選び方、キャラの配分も上手)そう言う意味で「もう少し頑張りましょう」なのだ。




  2002年08月19日(月)だって地球は丸いんだもん
    フォーリーブス1970フォーリーブス1970]
    今年の最初頃、雑誌に「フォーリーブス再結成、ツアー決定」みたいな事が書かれ、ワイドショーでも一瞬取り上げられた。
    が、それ以降どうなったのか不明だったが、どうやらツアーの日程はすべて消化したらしい(春に発行された雑誌を読み返して、ツアースケジュールが判明した)。
    ある年代にとってはビッグニュースのハズだが、全然話題に上らなかったのは、やはりジャニーズの報道管制の為なんでしょうか?
    いわゆる「○○○の事を取り上げた局・雑誌にはジャニーズ関係タレントを出演させませんので」と言う状態で、恐怖政治的に情報をコントロールするって事が、あったんでしょうかね?
    フォーリーブス関連では10年ほど前に、北公次が『光GENJIへ』と言うタイトルで、事務所の暗部を暴露した本を数冊発行して、それなりに売れていたハズなのだが、ジャニーズ事務所の圧力で、そんな本の存在はTVなどでは無いことにされ、ブックランキングなどにも一切登場しなかった事があった。(書店系の雑誌ランキングには載っていた)
    それ以外でも、田原俊彦のAV女優とのお泊まり事件、V6森田の暴行疑惑事件・SMAP中居の中絶疑惑事件などなど、写真週刊誌なんかでは話題になっているハズなのに、ワイドショーでは全然触れられない事件ってのも多かったりする。


    フォーリーブス2002 [フォーリーブス2002]
    あるいは、事務所を抜けた人に対しての圧力ってのも時々囁かれる。
    20年ほど前に郷ひろみが移籍した時は、約1年ほど活動が滞った(確かそれをキッカケにアメリカ留学したんじゃなかったけ?)とか、SMAP森がオートレーサーになった時も「ジャニーズを脱退した人間の事を報道すべからず」的な報道管制がひかれたと囁かれていた。
    そんなこんなで、1960年代末にデビューして1970年代末に解散したフォーリーブス。
    メンバーのおりも政夫だけは1992年までジャニーズに在籍して、水泳大会・運動会なんかの司会をしていた。(80年代末頃から薬丸がその地位にスライドしていたけれど)
    で、再結成コンサートはどうだったんでしょうか?すでに50歳〜40歳ぐらいになったファンも盛り上がったんでしょうか?そしてフォーリーブスと言えば「バク転」なんですが、そのノルマは果たせたんでしょうか?
    あと、30年後SMAPはこうなっているんでしょうか?(2030年頃の雑記をお楽しみに)

    ◆GEORGIA 明日のヒトコト:口に出してみる
            93種類目発見。


  2002年08月20日(火)あんまり早いと嫌われるぞ
    島崎藤村 [イラストは島崎藤村
    大量に似顔絵を書いていますが、実はそんなに日々ドップリやっているワケではない。
    と言うのも、どうやら昔から絵を描くのが異様に速いらしいのだ。
    基本的な所で「深く考えていない」と言うのが速い要因なのだが、なんだか短い時間で集中して一気に書き上げると言う状態で、先日も朝起きてボケーッとTVを見ながら1時間半ほどの間に6人の似顔絵のペン入れまでを終了していた。(その後、スキャナで取り込んで色を塗ってってのも6人程度なら1時間も掛からない)
    その中には後で見て「で、これ誰?」と言うのも時々含まれているが、そんな状態なのだ。
    と言うか、ジックリ時間を掛けてジックリ書くと、だんだん似ていない状態になってしまうと言う欠点があったりするので、思いついたら一気に書き上げる!と言うのが、秘訣だったりする。


    森鴎外 [イラストは森鴎外
    絵を描くのが早いってのは小学校の時からだと記憶している。
    自分の通っていた小学校はあの時代にしては放送設備がかなり整っている学校で、全クラスにTVモニターがあって、昼休みなどは放送室から番組を作って放映していた。
    その番組で、毎日「我がクラスのチャンピオン!」と言うコーナーがあって、各クラスの中から特技のある子が出てきて逆立ちがどーのとか、縄跳びがこーの、とかをやっていた。
    で、4年の時に何故か自分のクラスの時に友人Aが「僕はウルトラマンに出てくる怪獣の絵を誰よりも早く描ける!」と言うもので出演する事になった。


    菊池寛 [イラストは菊池寛]
    そして「いかに早いかを比較する」と言う名目で、友人Aの推薦として僕が選ばれてしまったのだ。
    その段階で「マズイ」と思っていた。
    どうしようかどうしようか、と思いつつ本番が始まり、目の前にある怪獣の写真を見て二人同時に書き始めたのだが、とりあえず友人Aに恥をかかせないようにとなるべくゆっくりと書きだした。で、ほとんど書き上げた時にチラと横を覗き込んだのだが・・・・友人はまだ怪獣の顔を必死に書いていた。
    「マズイ」と感じた自分は、怪獣に陰を付けて時間をやり過ごすことにしたのだが・・・・「まだかよ」・・・さらに怪獣の足元の風景を書いて・・・「まだなのかよ」・・・・怪獣の表面の凸凹まで細かく書き込んで・・・


    若山牧水 [イラストは若山牧水
    と言う所で友人が「出来ました!」とその絵をカメラに向けてオープンしたのです。
    その絵は、顔だけリアルで体は貧弱と言う状態の、あんまし誉められるような絵ではなかった。
    司会の6年生が「さすが自慢するだけあって早いですね」などと言っていたのだが、次の瞬間こっちに「挑戦者の杉村君の絵はどうですか?」などとマイクを向けるのだ。
    「あ、な・・・・なんとか描けました」
    「じゃ、カメラに向けて出来上がった絵を見せてください」


    石川啄木 [イラストは石川啄木
    まずい・・・と思ったが、ここで見せないワケにはいかない。おずおずと自分の絵をカメラに向けた。
    モニターに映ったのは、細部だけでなく風景までしっかり描かれた怪獣の絵。
    黙りこくる司会者、愕然とする友人A、困り果てた杉村・・・・と言うところで放送の時間が終わりを告げた。
    そして、それからしばらく友人Aは話をしてくれなくなった。


     


ひねもす雑記