ひねもす雑記 |
2002年08月21日(水)秋の気配 |
♪あなたのお名前なんてぇの?♪てな訳で、残暑と言ったらこの人ザンショって事で、トニー谷を書いたのですが、いきなり月〜火曜日に太平洋側を通過していった台風の影響なのか、秋の気配が漂っています。 8月初旬から、後半になったらトニー谷を描くぞ!と思っていたのですが、私の計画はいつも中途半端で終わってしまうのであります。 しかし、改めてトニー谷のCDにあった写真を見ると記憶していた顔と若干違っていた。たぶんこれは「トニー谷=イヤミのモデル」と言う擦り込みから、出っ歯で目がきつくて・・・と完璧に勘違いをしていたらしいです。 とりあえず、似顔絵の方はイメージを少し混ぜて若干イヤミ風味にしています。 [イラスト:朝倉いずみ(観月ありさ)] 8月中期の雑記は時間的にも余裕のある時に書いたので、似顔絵も1日3個平均でしたが、ここからはそれほど大量にはアップできないとおもいますので、ご了承下さいませ。 などと言いつつ、今日も全部で4枚も似顔絵を描いていたりしますが。 本日の本文とまったく関係ないシリーズは『ナースのお仕事4』から3人です。 [イラスト:高杉先生(藤木直人)] ところで相変わらずエロ系出逢い系のDMとかが多いんですが、先日来たメールには『朝まで から騒ぎ、女子校生からOL、人妻まで〜』みたいな物があった。 この手のヤツは、その時流行っている物を無節操に取り込む事が昔から定番ですが… 電波少年の「アポ無し取材」が流行った頃には「女の子との出逢いが満載、即アポOK」とか書いてあって、即アポって・・・・アポイントメントの意味を全然理解していないらしい。 その他では、「ねるとん」って言葉は番組終了からかなり経っているが未だに使われているし、最近では「ラブワゴン」だとか「ガチンコ」だとか、あの手のDMを考える人の発想はストレートで単純です。 [イラスト:尾崎婦長(松下由樹)] いわゆるスナック系(場末ホスト系ホステス系)の会話を聞いていると、まさにその状態で、その場その場で流行っている事をただ言うだけで盛り上がったりするんで、たぶんそれと同じ思考回路なんだろうなぁ。 で、前述のDMでの問題点は「朝までから騒ぎ」なんですが、当然さんまのやっている『恋のから騒ぎ』から来ているんだろうし、あんな風に複数の女の子がワイワイやっていますよ、と言いたいんじゃないかって気もするんだが…。 でも普通に「朝までから騒ぎ」といったら「朝までなんとかしようと努力をしたけれど、何の成果も残せない、トホホ」としか取れないんですが。 ◆GEORGIA 明日のヒトコト:今日はまじめに 94種類目発見。 |
2002年08月22日(木)へたくそな絵・1 |
(杉村的現代語訳:色ンな話が世間で語り伝えられているけど、どうも事実そのままってのはそれほどインパクトないんだよねぇ、だから多くのウワサ話ってのは嘘で出来ているんだ。) 吉田兼好は鎌倉時代にすでに2ちゃんねるを予言をしていたらしい。 [イラストは東野英心] 全文検索をしていたら、またしてもこのサイトが2ちゃんねるで話題になっていたのを発見してしまった。どの板でなのかは深くチェックしなかったので現時点では解らないけれど「このサイトの作者、日記で自己満足してりゃいいのにへたくそな絵までアップし始めやがった」と言うことらしい。 うーむ「へたくそ過ぎて泣けてくる」らしい。 いや、時々描いた絵に対して「お、なかなか」と自己満足する事もありますが、確かにまだまだだと実感していますので、日々切磋琢磨しなきゃイカンとは思っております。 しかし、どうもこの話題は盛り上がらずに、その最初の文章のみで、誰も反応せず、数個先に1つ反論レスがあるだけで終わっていた。 「これがヘタだと感じる君は神だ」と。 絵なんてのは、ある種、答えなんてどこにもないので「下手か上手か」は観る人に委ねられる物だと思っているので、最初の「へた」と言う意見も容認しなきゃいけないと思っている。ずっと絵や音楽を作ってきたので、誉められた事も、貶された事も山のようにあるんで、感想ってのはどんな形でも嬉しかったりするのだ。 例えば湯村輝彦と言うポップイラストレーターがいる。 湯村の絵は世間一般的に見たらデッサンは狂っているし、色もカラートーン(あるいは印刷指定)だし、美術の教科書的に言ったら「へたくそ」な部類にはいると思うが、あの全体的な構図の取り方やデフォルメのハズし具合、あるいは色の配置などはポップアートとしてありだと思う。 1980年代の初頭、湯村の絵がオロナミンCの広告に使われたり、矢野顕子のアルバムジャケットに使われたりしていてアート界・広告界などで「へたうまイラストレーション」ともてはやされた時期がある そして案の定、フォロワーというか、類似イラストレーターが増殖したことがある。 確かに湯村を称した「へたうま」と言うジャンルの絵には違いないのだが、そのポップ具合が全然出来ていなくて「ただ下手風味に書いた絵」、あるいは「純粋に下手な絵」で終わっていた。 まったくもー、1つのアイディアが流行ると、思いっきりパクった状態で出てくるのって恥ずかしくないのかね?と思ったが、そこで改めて湯村輝彦の計算された(あるいは直感的な)センスってものを思い知らされた。 だから一概に絵を下手でかたづけるのは難しいと思ったりする。 [イラストはパブロ・ピカソ] ピカソだって、あの絵を絵画として見ると後期の物はキツイけれど「ポップアート」として観た場合、色の組み合わせなんて「いい感じ」と思ったりする。 あの辺は「色のバランスを楽しむアート」と言う状態なので、絵画を愛でる感覚とは違う感性が必要だと思うし、感想は好き嫌いというか「好き」と「理解できない」の二極化する物だと思う。 ポップアートの巨人アンディ・ウォーホールなんかの場合も、絵画的な発想ではなく「色の組み合わせを楽しむ」と言う種類の物だと思う。 有名な作品として「モンロー」とか「毛沢東」とかあるけれど、シルクスクリーンで何種類かの色パターンの絵を作り、無限に増殖する色違い作品と言う状態になっていると言う段階で、そこに書かれているモンローや毛沢東と言う人物は人物としての意味は希薄になり、その絵柄はすでに記号でしかなくなっていて、色の組み合わせ・掛け合わせが主役になっているのだ。 キャンベルスープ缶だって、あれを純粋に一個の絵としてみたら・・・と思ってしまう。 [↓続く] |
2002年08月23日(金)へたくそな絵・2 |
キース・へリングの絵なんかも「子供の落書きでしょ」「誰でもかけるじゃん、あんなの」で片づけられてしまいそうだけど、それはポップアートの1つの特徴「ポップアートは発明である」と言う状態で、あれを「アート」として発表した事が評価に値するものだし、その作品群はまぎれもなくキース・ヘリングという作家の個性であると思う。 こんな単純な「誰でも描ける」と言う作品なので、一時期はまったく同じ線で書くイラストレーターすら存在していた。 あるいはリキテンシュタインみたいに、もともと小さく書かれた絵などをただ単純にでかいキャンバスに描き写すと言う物だって「行動としてのポップアート」「発明としてのポップアート」だったりする。 新聞にあるドットの粗い顔写真をそのままのドットで人間の背丈ほどのキャンバスに描き写すとか、小さな漫画のコマをスクリーントーンの柄を含めただ大きなキャンバスに描き写すと言う作品があったりするけれど、これも「と言う行動」がアートなのだ。 [しりあがり寿] 漫画家なんかでも(これは難しい問題だけど)作風や物語などの全体的な方向性から、しりあがり寿なんかは「ポップアート的領域」を目指している漫画だと思う。確かに「手抜きの下手な絵」と言う側面も有り続けるけど、小林よしのりの「東大一直線」を書いていた頃の無自覚な「下手さ」とは全然違うと思ったりもする。 漫画家の中で個人的に「下手だなぁ」と思うのは、劇画系の凄く書き込みをしているのにただ汚らしいだけで薄っぺらい感じがする絵。書き込めば書き込むほど絵ってのは重厚そうに見えるんだけど、より少ない線で深い絵を描ける人こそ上手だと思っているので(あくまでも個人的見解)、単純な線ですべてを表現できる人ほど好きだったりする。 てな事を長々と書いていますが、自分の絵に関しては、絵画でもアートでもなく、まだただの「落書き」の領域を出ていないと思うので、ここで書いた事はまだ当てはまらないんですけどね。 ただ、絵は「上手い」ってのが最終ゴールではないし、誰もが「凄い」と思う絵も存在しないので、「へたくそ!」と言われたって挫けないやい!、へこたれないやい!、と自分を激しく叱咤激励するのだ。 どう頑張っても、各個人に於ける「生理的に受け付けない絵」ってのは存在するので、「嫌い!」と言う意見も耳に挟みながら「好き!」と言う意見を大事にしていきたいと思うのであります。 (と言いつつ、雑記に書いてある絵の内容に関しての感想はまだ無かったりするので、どのように思われているのかは不明… って事は上記の「へたくそな絵」ってのが一番最初の感想なのか?) で、最初の「へたくそ」と書いてあった2ちゃん掲示板を改めて読んでみたんだけど、スレの趣旨は「テキストサイトをやっているヤツらは何も取り柄のないクセに自意識過剰のバカチン」と言う物だった。 あんまり賛同者もいなくて盛り上がっていなかったんだけど(途中から全然趣旨と関係ない話になっていたし、まったりしていたし)、結局「テキストサイトなんて作っているヤツはオタク」と言う事らしい。 おいおい、匿名だからといって言いたい事言ってくれるじゃないか。 いいか、あえて言わせてもらうけれどな「個人でサイトを作っている段階でオタクなんだよ」 と、サイト運営に時間を取られる時「あぁこんな物無ければ自由なのに」などと思う私もいたりするし そんなこんなで、涼しくなってくると文章が長くなってくるし 1日分の文章のつもりで、気が付いたら2日分の長文書いているし 2ちゃんねるに書き込むのは面倒なのでここで反論かいているし ここはテキストだけで50Mもあるから見事にテキストサイトだし でもイラストがある段階で、テキストサイトじゃないし |
2002年08月24日(土)国会で青島幸男が決めたのだ |
最近、このサイトは1日に約1万人のアクセスがある。オープンしたての頃は1か月で「1万人突破!」なんて騒いでいたので、とんでもない飛躍なのだ。 と言いつつオープンした1998年頃はインターネット人口も今の比じゃなかったし、なんせ「全文検索」なんて物はまだ試作みたいな段階だったのだ。だからヤフーに登録しないとダメだとか、色々面倒臭い事が多かった。 実は1998年にオープンした段階から文章が大量にあるサイトで、その下地はすでに数年前から作られていて、それを一挙公開したのが1998年だったりするのです。 メインは自分の創作物を発表する場と考えていたんですが、結果として人々の評価の対称になっているのは登録誕生日人数約5万人と言う「誕生日サイト」だったり、「雑学サイト」だったりするみたいです。 で、実はそれがとんでもない展開になってしまったのです。 先日とあるメールが届きまして、「国立国会図書館が電子図書館をオープンするにつきまして、ネット内にある有用なデータベースをリンクで繋ぎ大きな辞書網としようと計画しております。つきましては「誕生日データベース」「雑学データベース」へのリンクを承諾してください」と言うものだったのだ。 つまり、こんな個人が伊豆の片田舎で地味に作っているサイトが国会図書館に登録されちゃうと言う事なのだ。 「おいおい増長しちゃうぞ」てな感じなのだ。 もしかして、先日データベースから「AV女優」などの、お子様にはあまり好ましくない項目を削除したのも、効果があったのか? でも、だんだんと自分個人で責任を負いかねる状態になりつつあるなぁ。と感じている。 しかし、この誕生日データ&雑学データがいくら有名になってもそれが商売にならないってのがトホホ人生なのでありますが。 ついでに、今度の火曜日発売「週刊アスキー」でもこのサイトが紹介されるらしい。 [イラスト:赤塚不二夫] タイトルの『国会で青島幸男が決めたのだ』というのは、70年代に青島幸男が国会議員になった頃(都知事じゃなくてね)赤塚不二夫が「天才バカボン」の中で、事ある毎に描いていたセリフなのだ。これでいいのだ。賛成の反対なのだ。 こういう解説を入れないと、マジに「それって本当なんですか?」などとメールを貰ってしまう可能性もあるから、無粋だと思うがワザワザ書いておくのだ。 って、昔、パソ通時代に本当にそのようなレスを返された事があるための予防措置なのです。 ◆GEORGIA 明日のヒトコト:嫌な日も自分を磨く研磨剤 96種類目発見。しかも文章長い |
2002年08月25日(日)似顔絵は難しい |
こうやって、雑記に意味なく日々似顔絵を描いていたりする。 基本的には「なるべく少ない線で」と考えつつ描いている。と言うのも、線を多くすればどんどん写実的になって似ていくのは当然なのだ。つまり写真に近づけようと思えばいくらでも似せて描ける。 けれど、それって面白くないっす。 だから、できるだけ少ない線でを心掛けている。だから「鼻がない」ってのも意図的な作風ではあったりします。 できる事なら、髪形と輪郭だけですましてもいいと思ったりする。 [イラスト:覗き魔の市原悦子] てな事で、掲示板の方で「通りすがりの老人さっ!。」さんが絵に関しての感想が書いてくれました。 絵の評価とは難しいものですが、今日笑点を見ていましたら、歌丸さんがいて、おもわず吹き出しました。「もう少しがんばるよ〜っ、がんばるよ〜・・・。」と聞こえてくる様な気がしました。 最近の作品を子供に見せたところ、「あっ、ナースの偉い人っ!!。」 松下さんの似顔絵を見て、指さして笑っていました。 似顔絵は、瞬間芸と同じで見た時の瞬時の感覚なのでやっぱり評価は難しいね!。 との事で、確かに似顔絵ってのは、ある種の一発芸的要素が大きくて、パッと見た時に客の心を掴めるかどうかってのは大きなポイントだと思う。 自分の絵はそんなにクセがあるワケでないので、実に不利な戦いかもしれない。 一発勝負で行けない場合はジックリ見る事になってしまうので、その結果「似ていないじゃん」と言う方向になってしまう。実は似顔絵の多くは写真と比べると「似ていない」と言う物だったりする。 その場合には写実的にやった方が有利なのだが、それじゃ似顔絵としては面白くない。 と言う難しいバランスなのだ。 [イラスト:悪意を持って書いたベッキー] ここで絵を発表し始めてから、2か月ほど経ちますが「絵」に関しての感想は今までまったくなく(絵があると読みやすい等と言う感想はありましたが)、前述の2ちゃんねるでの「へたくそ」が第1号でした。が、あれは直接に貰った感想ではないので却下。 実は「通りすがりの老人さっ!。」さんが掲示板に書き込んでくれた感想が第一号ではなく、それの少し前にメールで似顔絵に付いての意見を貰ったのです。 その内容と言うのが、そこに描かれている俳優の顔に関して 「○○さんはもっとカッコイイぞ、○○さんは鼻筋がスッとしているのに何んで鼻が描かれていないんだ?オマエは○○さんを馬鹿にしているのか?オマエも学歴が低く女にもてないので僻んでいるんだろ。○○さんがあまりにも素敵なので…」 的なキツイ内容でした。 かなりトホホなんですが、前述で「好きも嫌いも、意見は真摯に受け止めなければいけない」と宣言しているので、ちゃんと受け止める事にしたいんですが、いかがな物でしょうか? とりあえず他人の容姿を観て僻んだり蔑んだりって感情はないです。 が、なるべく少ない線でと言うことを目指すと、スッキリした鼻ってのは削除してしまう対称になっちゃうんです。 ダンゴだったり、ワシ鼻だったり、その人を印象づけている重要な要素になっている場合は書き込むんですが… その辺は了承してくださいませ。 なんか難しいなぁ。 ◆GEORGIA 明日のヒトコト:慌てずに今日も一息ジョージアで 97種類目発見。またも文章長い |
2002年08月26日(月)110週目 |
やっと涼しくなったなぁと気を緩めた瞬間に、またしても夏がぶり返して、蒸し蒸ししている。 あぁだるい。 こういうダルイ日は体力を消耗しないように、あんまりテンションの高くない曲を聴いて大人しくしていようと思う。 と言うことでYMOが一度再結成した時に出したアルバム『テクノドン』が目に付いたのでステレオにかけたのだが、よけいに憂鬱な気分になってしまった。テンション低すぎだっての。 テンションが高いと言うと中島みゆきって人がいますが、以前真夜中まで仕事をしてヘロヘロ状態で自宅へ車を走らせている最中、ラジオからいきなり「は〜ぁいみゆきさんです、おこんばんわぁでございま〜〜ぁす」と例の脳天直撃な声が流れ、発作的に「死にたい」と思ってしまった事があります。 とりあえず死なずに今も生きていますが。 で、中島みゆきのシングル『地上の星』が発売以来、110週連続100位以内チャートインで新記録だそうで、凄いっす。(約2年1か月) [イラスト:杉良太郎] かのNHKの名作番組に使われている曲だとしても、こんなにコンスタントに延々と売れ続けるって凄い。(でも総売上は50数万枚らしいけど) でもって、サイトの「この日の出来事」と言う所に記録を達成した日付にメモをした。そして発売日にも・・・と思った所で、ビックリする事実が判明した。 なんと『地上の星』をリリースした2000年7月19日ってのは《2000円札発行/42年ぶりの新額面紙幣》と言う日だったのだ。 なんかもう懐かしい・・・というか、この2年ぐらいの間、その2000円札って2度ぐらいしか直接手に取った事ないような気がする。 そんな110週前から売れ続けている曲。 とりあえずオリコンチャートでは連続ではなく(何度か100位以下に消えて復活した)チャート100位以内に入っていた最長記録は杉良太郎のすきま風「143週」らしい。(約2年10か月) と言うワケで来年の3月頃までチャートインし続けるのだ! ◆GEORGIA 明日のヒトコト:もういやや明日の自分に応援歌 98種類目発見。やはり文章長い |
2002年08月27日(火)週刊アスキー |
先週の火曜日、週刊アスキーの編集をしている方からメールが届けられた。 「27日発売号の新着Webでサイトを紹介させてください」と言う物だったのが、発売から1週間前って段階でそんなお願いメールってアリなのだろうか… と、最初は「これは嘘じゃないか?」と考えた。 雑誌の、特にカラーページの編集はそんなにせっぱ詰まった状態で準備するものではないだろ? と言うことなのだ。 それに毎号、週刊アスキーは読んでいるが「新着Web」のコーナーは基本的に企業や学習的なサイトを紹介するもので、私のトンチキなサイトが紹介されるような場所ではない。 [イラスト:泉麻人] やはり、これは新手のDM商法なのでは? ここで「了解します」などとメールを送信した途端「ご契約有難う御座います。開運秘宝壺を早速郵送させていただきます、お支払いは月末クレジット返済で月々5万円の24回払いでいいですか?」などと言う返事が届けられ、よ〜く見ると『週干リ・アヌキー』だったりするって事も考えられるのだ。 そしてドキドキ、ビクビクしながら1週間を過ごし、本日会社に行く途中でコンビニに立ち寄りそこでいつものように「週刊アスキー」を手に取り、こわごわとページを開いた。 [イラスト:唐沢なをき・唐沢俊一] 新手のDM業者に騙されたワケではなく、そこにはシッカリと、想像以上に大きく『オススメ個人サイト』と言うことで紹介されていたのだ。 しかも「誕生日サイト」でも「雑学サイト」って言う紹介ではなく、総合的なゴッタ煮的サイトとしてちゃんと紹介されていたりする。このサイトを説明する時、いつもカテゴリーで困ってしまうのだけれど、かなりシッカリと紹介されているので、感激しちゃいました。 1つ間違いなのは「ヒット数70万オーバーのサイト」ではなく、100万を越えてカウンターがリセットされちゃった状態だったりします。 ついでに言えば現在また0から再スタートしているので現在のアクセス数はカウンターの数字に200万を加えた物だったりします。(と言ってもあんまりカウンターの数字には意味がないと思うので、どーでもいいのですが) ちなみに今日の似顔絵は週刊アスキーに連載をしている人の似顔絵ですが、漫画家の場合あまり写真を公表しないので、数少ない資料(しかも写真が小さい)で書いています。 つまり、かなり似ていない可能性もありますが、御了承下さいませ。 ◆GEORGIA 明日のヒトコト:ウケは狙わない |
2002年08月28日(水)卑怯なズラし方 |
こうやって、別に誰に頼まれたワケでもないし、現時点では「似顔絵サイト」と名乗っているワケではないけれど、日々似顔絵を描いている。 1日に4つとかってのは書きすぎではないか?とも思うが、思い立った瞬間に書いているので、こんな感じになっている。 自分で書き始めると「ネット上で似顔絵ってのは?」と興味を持って、それらしきサイトを覗いたりもする。 絵画と違って似顔絵の場合、とりあえず「似ているか、どうか」と言う一つの到達点・判断基準ってのが存在しているんだけど、それらサイトを見て「おお!」と思ったり「おお?」と思ったりする。 その感じ方も千差万別だと思う。 [イラスト:リンリンランラン] それらの中で作品に自分で感想を「今回の作品はイマイチ」とか「満足できる仕上がりに」などと書いている人もいるんだけど、それは基本的に第三者に委ねられる物だから… と思いつつ見ると、その作者が満足している作品が「おお?」で「イマイチ」と言っている作品が「おお!」だったりする事もある。 だから難しいのだ。 人が他人を客観的に評価する場合、全員が同じ感想を持つわけではない。Aと言う人物を見た場合「鼻がでかいな」と感じる人と「目が澄んでいて綺麗」と感じる人と「意地悪そうだ」と感じる人と「自己主張ハッキリしていそう」と感じる人がいると思う。 つまり、各人が各人の印象をインプットしているから、似顔絵を見たときにその芸能人なりの(その人が感じている)特徴が強調されていないと「似ていない」と感じてしまうのだ。 [イラスト:浜美枝] で、似顔絵サイトを見ていると掲載されている絵の多くが今流行っている芸能人が中心になっている。それは当然の事だけど、3年ぐらいやっているところだと、すでに懐かしいと言う人も書かれていて、それなりの時間の経過を感じさせてくれる。 しかし、今TVにガンガン出ている人の場合、当然の事ながら各人がかなり千差万別な印象を抱えているので、当たりはずれが出てしまう。 そこで、卑怯な私としてはいきなり今回のような「ヘドバとダビデ」「リンリンランラン」「浜美枝」と言う変化球(ほとんど暴投)を出したりする。 ハッキリ言って、これらの人々に深く思い入れを持っている人は現時点では少ないと思うので、評価しにくいと思うのだ。ほとんど物まね番組で「プラターズ」とか「スタイリスティックス」を出してくるビジーフォーに近い卑怯具合なのだ。あれも、まさかの御本人さん登場になると「似てないじゃん」と感じる事も多々ある。 先日、バラ園に遊びに行った時に常務と「どの辺の似顔絵を持ってくれば意表を突いているかね?」と言う話題になって、今回の人選などが出てきた。(もっと卑怯な人の名前が多く出たが、あまりにも意表を突きすぎて参考にする写真すら見つけることが出来ず) リアルタイムで知っている人も記憶がとぎれがちになっている様な人選(浜美枝さんは今も現役だと思うけど、今回はボンドガール以前の清純派時代の似顔絵)で、自分さえリアルタイムじゃなかったりするんだけど。 とりあえず、卑怯な私は今日も生きている。 ◆GEORGIA 明日のヒトコト:ウケは狙わない 二日連続で同じヒトコト、肝に銘じよと言う事なのか。 |
2002年08月29日(木)夏をあきらめて |
なんだか夏が完璧にぶり返して来ている。日中最高気温が33度とか言っている。 体力低下を嘆いている私としては「早く秋が来ないか?」と言うのが日々の願いとなっているのだが、確かどっかのTV局では6月頃「今年は夏が短く8月後半は秋の気配が」などと言っていたのを思い出したりする。 確かに数日だけ秋の気配だったが、その後のこれはいったい何だよ!プンスカ!天気予報と野球の解説ほどいい加減で誰でもできそうな物はなのだ。 [イラスト:松井秀喜] 「そうですね、彼はここのトコロ調子を落としていますからね、それはバッターボックスに入る前から見て取れますよ、ほらあの構えは調子の悪い証拠で、あれじゃ・・・・」カキンッ「大きいですね、これは・・・入りましたね、彼もスランプ脱出を図ってバッティングフォームを改造したのが吉と出たようですね」 まったくもー!責任者出てこい! と暑さにふやけながら日々を過ごしている。 基本的にクーラーは付けたくないのだが、寝る前に部屋の湿度を下げない事には・・・と思い、軽くクーラーをかけて、お休みタイマーにして寝る。 が、クーラーをかけるって事は窓を閉め切っていると言うことなので、クーラーが切れた瞬間から湿度地獄が始まり、結局夜明けを待たずに目が覚めてしまったりするのだ。 夏の暑さ+睡眠不足でフニャフニャになっている。 [イラスト:三都主/サントス] そう言えば、雑記を復活した当初はただのイラストだったのが、何故か似顔絵をガシガシ描くことになって、現時点でいきなり100人を突破しています。 1日に3〜4人の似顔絵を描いていれば、3か月ぐらいで簡単にその数字になると思うんだけど、なんつーかがんばりすぎ。いわゆるワーカホリックって感じなのかもしれない。 そうやってこのサイトは延々と運営されてきたのではありますが。 200人ぐらいになる頃には名前で似顔絵を検索できるようにしようかと思う(たぶん年末) ◆GEORGIA 明日のヒトコト:理屈ばかりだね ごもっとも |
2002年08月30日(金)あぁ〜〜ああああ、あ〜ぁ |
「オーストラリアに行きたいかぁ!」 と言うわけで、TVを付けたら高校生クイズ大会をやっていた。 以前は各地の精鋭が東京に集まって、そのクイズ力を競うって番組だったハズなのだが、いつの間にかオーストラリアを目指し、さらにその地でその地にまつわるクイズを解いて最終地点で頂点を決める、と言う往年の『アメリカ横断ウルトラクイズ』の縮小版みたいな状態になっていた。 そうかそうだったのか・・・と思いつつ、TVを見ていたらウツラウツラとして気が付いた時には番組は終わっていた。 どの高校が勝ったのは不明だが、そんなの知った所で何の徳にもならないのでどーでも良いのだ。 それより、今呆然としている事がある。 [イラスト:黒板蛍(中嶋朋子)] 実はその裏番組として『北の国から:総集編(後編)』をやっていたのだ。それを見逃してしまったのは、痛いなぁと思っていたりするのだ。 なぜかと言うと、実は自分はこの『北の国から』と言う番組を1度も見たことがないのだ。チャンネルを替える途中で遭遇した事はあったかも知れないが、最初のシリーズからその後の特番も一切見たことがない。 なんせ一番最初のシリーズが放映されていた時、私はTVの無い生活を送っていたので、学校で話題になっていようとも見ることが出来なかったのだ。 で、最初のシリーズを見ていないので、話の全容は見えず(ま、北に引っ越した家族の物語というのは知っていたけど)興味も惹かれる事がなかった為に、これまで私の生活に入り込む余地がなかったのであります。 [イラスト:黒板純(吉岡秀隆)] が、9月に放送される「北の国からスペシャル」のサブタイトルが『遺言』と言うことで、このシリーズの最終話になると言うことらしい。とりあえず見てみようかなと思ったりする。 山田洋二の「男はつらいよ」と言う超ロングシリーズの最終話も見事だったんだけど、この手の長く永遠に続いてもおかしくない物語をどのような形で納得させて終わりに持ち込むのか?ってのに興味がある。 ついでに言えば「男はつらいよ」でも純役の吉岡秀隆が「光男」としての成長記録物語になっていた。 と言うことで、その番組の前に二週に渡って20年のダイジェスト版を流すと言うのだ。これを見ておけば大丈夫だ。 と言うことで先週の前編は見たのだが、今回、後編を見逃してしまったのだ。 [イラスト:黒板五郎(田中邦衛)] とりあえず来週の完結編とされる話は見ようと思っているのだが、結局の所この話を要約すると 「わがままな親に連れられて辺境で成長した子供は世渡りがヘタになって、さぁ大変」 と言うことで良いんでしょうか? しかし、このドラマを見たのがキッカケで「北海道っていいよな」と出かけ、その結果住み着いてしまった友人もいたが(現在は戻ってきている)、それと同じ人がかなりいると言う、ある意味「人生を良い意味でも悪い意味でも狂わせてしまう影響力持ったドラマ」なのだろうな。 同じ頃に始まった「ふぞろいの林檎」なんかも未だにダラダラと続いたり、現時点では「白線流し」なんかも続いているんだけど、これらも完結とさせるのは大変だと思う。なんせドラマで有りながら主人公達はいまだに困惑しながら生き続けているのだ。 たぶん、この「北の国から」が完結しても、登場人物たちは相変わらずドタバタしながら生き続けて行くに違いない。 |
2002年08月31日(土)鶴見川のタマちゃん |
[イラストは本文に関係なく芥川龍之介] 相変わらずだが「ファイト一発!」のCM。 なぜ今にも壊れそうな橋を、わざわざ二人で同時に渡るのだ?そして案の定ってことで橋を壊す。 で、頑張った後にリポDを飲んで「ファイト一発!」って、ファイトが終わった後に飲んでも意味ないぞ。 しかし日本は平和なのだ。アメリカでは同時多発テロから1周年が近づいてきて、かなりきな臭い状態ですが、日本は全然緊迫していない。 なんせ話題の中心に多摩川から消えて、お隣の鶴見川に出現したアザラシのタマちゃんが来るって辺りが、ほのぼの、のほほんなのだ。 ま、経済的にどうしようもない閉塞感があるのを逃避するために、そんな話題を自棄になってやっているとも考えられますが。 しかし、夏休みってことで暇な人々が河川に大集合して「タマちゃ〜〜ん」などと声を送ったりして、そこに当然のようにアイス売り、饅頭売り、グッズ売りなどが登場し、なんだか良く解らない状態なのだ。 [イラストは本文に関係なく寺田寅彦] アイス売りのオヤジは、つい先日まで多摩川で別にそれらしいパッケージもない普通のアイスを「多摩川名物タマちゃんアイス」と称して売っていたオヤジなのだが、いきなり「鶴見川名物タマちゃんアイス」と言うことで出没している。 ヌイグルミを売っているオヤジは「50個仕入れたけど、4日で完売して、もうウハウハっすよ」みたいな事を喜色満面で答えていたが、1個500円のぬいぐるみを4日で完売で2万5千円って… 1日6250円の儲け、しかもヌイグルミの仕入れ値段を考えたら、1日何時間いたのか解らないけれど、全然儲かっていないような気もするんですが。 しかし、鶴見川は日本ワースト3にもはいる水質が悪い川らしいので、タマちゃんも大変なのだ。 で、あの鶴見川がある場所って江戸時代は「生麦村」と呼ばれていた所っすね。(今も駅名や地域の名前で残っています) [イラストは本文に関係なく井上靖] ちょうど140年前の8月21日にあの事件が起こった場所です。 開国直前の横浜で、西洋人なども地域限定で上陸していた時代でしたが、薩摩藩藩主・島津久光の大名行列がここに差し掛かった時に「大名行列の前を横切ってはいけない」と言う決まり事を知らなかったイギリス人4人が「なんじゃ?」とその行列の前に出てしまったのです。 それに怒った薩摩藩士が有無を言わさず斬りつけ、その内の一人を殺害してしまったのです。これが事件の起こった場所から「生麦事件」と呼ばれています。 それに怒ったイギリス側が損害賠償&謝罪を要求したのですが薩摩藩は「大名行列を横切ったほうが悪いんじゃい」と無視を続け、その結果、翌年7月イギリス艦隊七隻が鹿児島湾に砲撃し、薩摩藩も砲台を設置し応戦すると言う「薩英戦争」が起こってしまったのです。 てな事を、タマちゃん報道を見て思ったわけです。 ◆GEORGIA 明日のヒトコト:靴をみがく ついに99個目 |
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