ひねもす雑記
2002年11月01日〜10日


▲2002年11月01日:金:書を買い家に帰れ!
▲2002年11月02日:土:買ってしまった(1)
▲2002年11月03日:日:買ってしまった(2)
▲2002年11月04日:月:私は仕事をしているのに(1)
▲2002年11月05日:火:私は仕事をしているのに(2)
▲2002年11月06日:水:肖像権
▲2002年11月07日:木:アニメ声
▲2002年11月08日:金:世界の…
▲2002年11月09日:土:イバラギコマチ
▲2002年11月10日:日:アメリカン



  2002年11月01日(金)書を買い家に帰れ!
    [イラスト:森三中]
    森三中 いや〜〜〜ぁ、まいっちゃったネ、こりゃお父さん一本とられちゃったよ、あっはっははは…。
    と意味もなく大笑いをしたくなってしまいますが、今年もあと2か月。いつの間にか11月突入っすよ。 天高く馬肥ゆる秋とか言いつつ、暑い→寒いと言う季節の間の風情ってモノが全然無い状態で激しく冬に突入していく今日この頃ですが、みなさんお変わりは有りませんでしょうか?
    私は、なんやら忙しすぎて思わず現実逃避をしています。

    ちょっと買い物に出かけた時に作っている暇なんて微塵もないハズなのにプラモデルなんかを購入しちゃうワケであります。そんなこんなで買っても全然手つかずの10年以上昔のプラモデルも我が家には沢山あったりします。まるで「まっさらのレア物っす」と喜ぶマニアみたいな状態です。
    さらに現実逃避としてまたしても本を大量に購入する悪癖が出ています。
    以前この雑記でも購入した本のタイトルを羅列していた時もありますが、自分でも改めてその冊数に驚き恐くなってしまったので記載するのを辞めてしまった過去もありますが、なんやらまたしても大量に購入している気配…。

    これは現実逃避&ストレス発散なんだなぁと思うわけですが、実に不健全に精神が内面に向かってしまう私を見事に表しているのですな。
    青年よ書を捨て町へ出よ!(BY.寺山修司)見る前に翔べ!(BY.大江健三郎)などと言う言葉だけは知っているが、実践派ではない机上派としてジワジワとストレスを貯めながら生きていくのだ。
    「書を買い家に帰れ!」だとか「君子危うきに近寄らず(BY.孟子)」だとか「明日出来る事を今日するな(BY.ユダヤの格言)」だとか「出る杭は打たれる(BY.伊呂波歌留多)」だとか「日曜日は家にいて(BY.山下久美子)」だとか、人生の最期の日まで無駄なアイドリング状態を続けていくのであった。



  2002年11月02日(土)買ってしまった(1)
    [イラスト:高野志穂(リベンジ版)]
    高野志穂 9月頃の雑誌にパナソニックから10万円にほぼ近い値段(定価は13万だと思った)で、HD8G内蔵・DVDレコーダーが発売されるって広告を読んでから、ずっと「欲しい」と思っていたんだけど、ちょっとした入金があったので、ついつい衝動的に購入してしまった。
    もしかしたら前日に書いた消費による現実逃避の一環なのかも知れないけれど。

    色々な店での値段が解る『価格.com』では9万円を切る値段が量販店の一般的価格になっているが、この静岡東部ではそこまでの値下げは見込めず、新聞に入ってくる折り込み広告を見る限りでは10万円を超えたあたりが一般的なのか?となっていた。
    そこで立ち寄った店で9万円台の値段が付けられていたら買ってしまうでしょ?手元に自由になる金があれば。
    と言うことで、この困窮する日本経済を立て直すキッカケになれば!と私は身銭を切って、そのDVDレコーダーを購入したのであった。あくまでも消費を上向きにしたいという、グローバルな視野に立っての消費行動なのだ。
    で、さっそく色々いじり倒しているのだが、なんだか色々な事に使えるみたいで、全部の機能を覚え込むとか使い込むってのは、難しそうな状態。

    しかし、今までビデオテープにTV番組(主に音楽番組ですが)を録画していた時と比べると格段に画質に差が出て「おぉぉぉ」と言う状態。
    ビデオテープの場合、どんなに綺麗に録画出来たとしてもやはり画質の劣化と言うのは見て取れるのだが、DVDにデジタル記録するってのはかなり凄いっす。

    DVDのメディアも一般的には録画1回きりのDVD-Rで120分400円ぐらいに(5枚組2000円計算)なってしまうのだが、ケース無しのマイナーメーカーで良しとするのなら10枚組1800円なんてのもあるので120分180円なんて状態で収まってしまうのだ。(50枚で8000円もあり、それなら1枚160円)
    これならば、編集関係無しでガシガシ記録しても惜しくない。今までだって、ビデオテープに番組をCMまで含めてガシガシ記録して、その後編集もせず、重ね撮りもせずにいたので、ガシガシ行けそうな感じです。

    ビデオテープの場合、安いヤツは10本1000円程度まであるけれど一般的に1500円程度だと考えたら、ちょっとグレードの高いヤツを買っているような感じなのだ。
    DVDの安い製品だからグレードは低いのかも知れないけれど、それでもビデオ録画よりは充分が質がいいので、グレードは上がっていると言うことになる。
    さらに私のようにガシガシ大量に行く人にとっては「場所をとらない」と言うのも激しくメリットなのだ。


  2002年11月03日(日)買ってしまった(2)
    [イラスト:カントリー娘。(あさみ)]
    カントリー娘。(あさみ) もっとも「ちょっと」と考えてしまう部分もあって、基本的にHDやDVDにアクセスする時間が(1秒2秒だと思うけれど)ちょっとモタつくって感じ。でもβテープを使っていた時(もう10年以上前ですが)を考えるとそれも問題なしかも知れない。

    他のDVDレコーダーなどは全然知らないので比較する事も出来ないけれど、個人的にはよい買い物をしたと思っている。
    内蔵HDで20時間ほど記録できるので、かなり心強いと思うんですが、もっともいいのは「頭出しをしなくてすむ事ですかね。

    私の場合、最近ビデオの使い方として「似顔絵を描きたいと思った人の画像を記録しておく」と言う物がかなり大きいんですが、これに関しては便利この上ないです。
    たとえばニュースやバラエティを見ていて「この人は!」と思った瞬間録画しようと思っても、ビデオの場合「今入っているヤツは上から録画していいのか?」と躊躇してしまったりするワケで、一度再生確認してみてから録画したりしていた。もちろん、再生などしている間にその書きたいと思った人物が画面から消えている場合もある。
    それが何も考えずにエイヤァ!と録画出来るってのは、激しいメリットだと思う。


    [イラスト:カントリー娘。(里田まい)]
    カントリー娘。(里田まい) ただ問題があるとしたら「パソコンと繋いで作業が出来ない」って事ですかね。
    録画したモノにタイトルを入れる事も出来るが、リモコンを使って画面の50音表で… ってのは激しく操作性が悪い。大昔の初期ドラクエなんかの「復活の呪文」を入力している時のような面倒臭さ(さらに漢字変換が笑ってしまうほどダメ)昔ビデオにあったタッチペンのほうが早いって感じ。
    さらに、いまやパソコンでビデオ編集をするのが当たり前の時代なのでそれを直接DVDに焼けるってのも考えてくれたらよかったのに。
    てな感じです。

    とりあえずDVDの画像を直接パソコンに取り込んで、その中で編集作業をするっていうのは間にコンバーターを入れたらなんとか可能になったんですが、それでもちと面倒な感じもある。
    今の時代、やっぱりパソコンとの連動なども考えて作って欲しいと思っちゃうのであります。
    せめて、キーボードを繋ぐことが出来るってぐらいは欲しかったかな。



  2002年11月04日(月)私は仕事をしているのに(1)
    [イラスト:藤本美貴]
    藤本美貴 今日は月曜日だが11月3日文化の日の振り替え休日。
    何も予定が無く、ボーっとTVを見つつ、昨日購入したDVDレコーダーをいじっていた。
    で、一般生活を営んでいるサラリーマンとしては、こういう日にしかワイドショー的なモノをみる機会はないのだが、なんだか頭が悪くなりそうなぼんやりとした番組ばかりだと思い知らされる。
    マジにこんな番組を毎日見ている人がいるんですか?それ以上に毎日こんな番組を作っている人が各局にいるって凄い。
    そして、このような休日にしかワイドショーを見ない人としては「またですか?」と言うものにブチ当たる。

    その手のワイドショーに出ている人が「今日は基本的には振り替え休日でお休みで、ゆっくりと番組を見ている人も多いわけですが、そんな日なのに私たちはこうやっていつも通りに仕事をしているワケで…」「休みたいっすね」みたいな会話が、テンプレート化されているのか?と思えるほど当たり前に出てくる。

    あのね・・・確かに振り替え休日で休んでいますが、そのワンパターンの愚痴を毎回休みのたびに聞かされてるの飽き飽きしているんですが。
    ワイドショー出演者にとっては年に200日ほど番組をやっている中で、たったの数回しか言わないネタなのかもしれませんが、一般サラリーマンは年に数回しか見ないワイドショーで毎回のように言われているわけですよ。



  2002年11月05日(火)私は仕事をしているのに(2)
    [イラスト:上戸彩]
    上戸彩 しかし最近はハッピーマンデーだとかで、古来よりあった祝日(と言っても戦後の話だけど)を月曜日に持っていこう!と言うことで、3連休が増えていますがみんなどんな風に過ごしているんでしょうか?
    今の学生は「土曜日曜の2連休は当たり前」で育っているのでいいんですが、世の中は数年前までは休みは日曜日だけ!みたいな状態だったのにいきなり「不況なのでなるべく仕事時間を減らして、土曜日は休み」なんて状態になった会社も多いわけでして、そんなご時世お父さんたちはどうやって連休という時間を潰そうかと四苦八苦しているワケであります。

    昨今の住宅事情の中、自分の部屋も持てないお父さんは普段寝に変えるだけのような家の中には身の置き場が無くて、ごろごろしてても「まったくもージャマ!」などと言われてしまうワケでありまして、もうしょうがないので少ないお小遣いを握りしめてパチンコ屋に出かけちゃうワケですな。
    そこはもう、抜けるような天気のいい日だってのに、駐車場なんか、かなり台数を停められるはずなのにギッシリで、同じような時間を持てあましちゃったお父さん達であふれかえっているわけです。
    あぁここだったら精神的な安住が出来るぞとか思っちゃうわけであります。

    が、運命は残酷な事に最近のパチンコは電動でガンガン打ち出しちゃって、お父さんのお小遣い程度ではあっという間に終了しちゃったりするのであります。
    と言うわけで、その後のお父さんの身の置き所に付いての話は明日の小沢昭一的こころだぁ!
    ちゃんちゃちゃ、ちゃららりら〜♪(お囃子:故・山本直純)

    ウソです、続きません。


  2002年11月06日(水)肖像権
    [イラスト:(天才柳沢教授の生活)松本幸四郎]
    松本幸四郎 似顔絵を描く人選ってのは、たまたまTVを見ていて「!」と思った人を発作的にと言う場合や、同じように雑誌を見ていて「!」と言う場合もある。
    時々、雑記の本文に出てきた人を書くこともあるんだけど、その場合、似顔絵の元になる写真を探すことから始まったりする。
    探すと言っても今の時代、ネット検索でそれなりに写真を見つける事が出来るのでかなり便利なのだ。 特に「Google」の中にある『イメージ』ってヤツは写真の周囲に書かれている文字で写真を探してくれる。


    [イラスト:(天才柳沢教授の生活:妻)松原智恵子]
    松原智恵子 もちろんトンチンカンな事も多く、まったく関係ない写真が引っかかることも多い。たとえばこの雑記のように写真と本文がまったく関係ない場合、文章の方で勝手に連想して検索されるのだ。それでもなんとか使えるので重宝している。

    その中で検索をしてもなかなか検索されにくい人々もいる。それはジャニーズ事務所の面々。
    あんだけ人気があって、あんだけ露出しているのに何故か?と言うと、かなりジャニーズ系は肖像権にうるさい事務所らしく、個人でメンバーの応援サイトを開いていてそこで写真などを掲載していると、すぐ警告メールが届けられるらしいのだ。
    もちろん細かいチェックを事務所がしているワケもなく、ジャニーズマニア(通称ジャニヲタ)さん達の横ネットワークで逐一報告され忠告され続けているらしい。

    今日見つけてしまったのが、香取慎吾が出演していたキリンビールのCMサイトでさえ、その写真を掲載しないって思想が貫かれていると言うこと。
    キリンビールCM情報


    [イラスト:(天才柳沢教授の生活:次女)川原亜矢子]
    川原亜矢子 ここでは数作前からのキリンビールのCMのムービーを見ることができて、数年前の役所広司が登場した作品や中山美穂が中華街でエビを食べ口の周囲に泡で出来た白いヒゲを付けているのまで見ることが出来る。
    が、そのシリーズにかなり登場していた香取慎吾の部分だけは『肖像権の関係上、映像はご覧いただけません。』と言うことで、ムービーはおろか、その様子のちっちゃな写真さえ掲載されていない。

    すげー厳しいと思ったりする部分もあるし、ここまで徹底してタレントの肖像権を守り通す事務所ってのに逆に徹底管理方法にプロフェッショナルを感じたりもする。
    うーむ、と思いつつ、ジャニーズ系の絵を描くために普段からTV画像を保管したり、過去の雑誌などをひっくり返したりするのだ。


  2002年11月07日(木)アニメ声
    [イラスト:(ダウンタウンガキの使いのキャラ)コンバンガヤマダ]
    コンバンガヤマダ いわゆるアニメ声と称される女性のしゃべり方がある。
    一部のマニア層には大絶賛のしゃべり方で「おぉぉぉ萌え〜〜〜〜ッ」などと言われているらしい。
    が、私は生理的にその手のしゃべり方が受け付けない人なのであります。
    たぶん血液の中にアニメ声分解酵素が全く含まれていないと思われ、その手のしゃべり方をする女がTVに出ているだけで、血糖値が上昇しアドレナリンが分泌し脳内ではドーパミンが異常発生しちゃって、秒殺でTVリモコンを手に取りチャンネルを思わず放送大学に切り替え、質量保存の法則に関しての講義を聴いちゃったりするワケです。

    そのぐらいに嫌いなのだ(どのくらいか全然説明出来ていないかもしれないけど)。
    その手のしゃべり方をする人は「これが地声」と主張するらしいが、どう考えてもノドの一部を微妙に駆使してか細い、高い、芯のない発声しているとしか思えないのだな。あんなしゃべり方でずっと生きて来たとは思えない。

    絶対に、外用と内用では使い分けているに違いないのだ。そう言う「人前でコビ売ってんじゃねぇ!」と言う意味も含めて、あの手のしゃべり方は精神衛生上良くないと思っている。
    なんせあの林家パー子ですら、普段の打ち合わせの時は低い声で「じゃここで出ていってぺーさんを盛り上げればいいワケですね」などと冷静に出のタイミングなどを確認しているのだ。
    さらに収録が終わったあとには、こっそりと他の人に聞こえないような低い小さな声で「あそこでトチるってのはどういう事よ、お客さんのつかみが弱かったじゃないの」などとぺーにダメ出しをするというのだ。

    と言う意味も含めて、アニメ声でチャラチャラしている女は信用がおけないし、そのコビコビ光線を乱れ撃っている状態ってのはどーも好きになれないのだ。
    先日も本屋の文庫本コーナーでぼーっとしているときに、横から「俺たち今風カップルで〜す」と言う状態の高校生がやってきた。

    男は意味なく脱力した状態で歩き、髪の毛は無造作ヘアと言う(実は一生懸命セットしている…あるいは寝ぐせのまま…いやもしかしたら凄いテクニックかも…でも風に吹かれたまま固まった様な…う〜む)スタイルで、女はほとんどスカートの意味を為さないような短いスカート(しかし中にスパッツとか短パン履いている)で髪の毛は校則で決められているかのようにみんなと同じ茶色のサラサラ、眉毛はオリジナルが連想出来ないほど上手に書き込んである。
    ま、そんな感じの「今」を体現しているカップルが文庫本コーナーにやってきた。
    で「たまには本でも読もうかな」などと男が言うと、それに反応して「うわ〜ケイ君って読書家なんだぁ」と、どう聞いても腹筋は全然活用せずノドだけを絞り出して声を創り上げているようなアニメ声で女が答えたのだ。
    「なんつってな、読まねぇよ、ンな、かったりー事っすかよ」と男「んもぉぉケイ君ったらお茶目ぇ」などと、会話が噛み合っているのか噛み合っていないのか現代文法のなかでは把握が出来ない事を述べて文庫本コーナーを通り過ぎていくのだ。

    「だよねぇ、あたし焦っちゃったケイ君ってそんな暗い部分もあるのかと思って」「ば〜かオレだって本ぐらい読むっつーの」「えーぇぇぇ?でもぉケイ君はギター弾いている時の方がカッコいいよぉぉ」 などと、さらに日本語は難しいなぁと思えるような会話をしながら遠ざかっていくのであった。
    とにかくアニメ声でしゃべっている女は胡散臭すぎるので、オレの近くに寄るなぁぁぁぁ!

    しかし、昔から漫画などを趣味で書いているとかって事が知れるとその手の女が近寄ってくるのであった。
    ウザッ!

  2002年11月08日(金)世界の… 


    [イラスト:内田康夫(推理小説家シリーズ)]
    内田康夫 ダウンタウンDXに三船美佳が出ていた。
    女優として仕事をしているらしいが、あんまりドラマを見ないのでその力量は知らないが、今回のダウンタウンDXに出ているのを見て色々考えてしまった。
    もちろん三船美佳ってのは世界の三船敏郎の娘で、さらにTHE虎舞竜のボーカル・高橋ジョージと20才以上離れた結婚をした(しかも16才になってすぐ)と言うことで有名なあの人です。

    かなりキツイ性格だと言うのは聞いていたんですが、これの少し前に『踊るさんま御殿』に出た時にかなりビックリした。
    と言うのも、明石家さんまに向かってズケズケ物を言って、必要以上に捲し立てて、あたかもさんまにケンカを売っているような状態で、あのさんまですら絡みにくそうな感じだった。
    たぶんあの番組だけ見たら「やっぱし小さい頃から三船敏郎の娘って事でチヤホヤされて来たんだろうな。見事にわがままな世間知らずの嫌な女に成長してるよ」と言う感想を持ったと思う。

    が、今回のダウンタウンDXを見ている限りではそんな感じもあまりなく、普通にしゃべったり、ギャグを飛ばしていた。(気が強そうなのは隠しきれていなかったが)
    これを見る限りでは「世界の三船の娘だけど、あっけらかんサバサバしてて好感度高いじゃん」的な感じも受けてしまうかもしれない。
    この二つの番組における差はなんだろう?と考えたのだが、もしかしたら番組のホストの扱い方が全然違ったからではないか?と言う感じなのだ。

    [イラスト:西村京太郎(推理小説家シリーズ)]
    西村京太郎 と言っても、さんまの方が待遇悪かったと言うワケではなく、逆にさんまは一生懸命「世界の三船と言ったらもう私ら世代では雲の上の存在で、そのお嬢さんとこうやって一緒にお仕事できるなんて、感激ですよ〜〜」などと、機嫌の悪そうな(顔つきがキツいので何もしていないと怒っているように見える)三船美佳をヨイショするかのように持ち上げていた。
    しかしダウンタウンの方は「世界の三船つったってねぇ」などと、三船敏郎ですらそこらにいるオッサン扱いだった。

    実はこの父親の扱いってのが、三船美佳の態度の違いなんじゃないか?と思ってしまったのだ。
    親の偉さを見事に利用して上手に芸能界に入り込む人には問題ないだろうけど、気の強そうな三船美佳ってのは、小さい頃からどう頑張っても周囲から「三船敏郎の娘」と言う扱いばかりをされてきて、それに反抗心を持っていたんじゃないのか?と感じてしまったのだ。
    結果として芸能界に入ったってのは父親の威光だったんだろうけれど、もうウンザリしているんじゃないかなぁ?

    どんなに自分が頑張っても「三船敏郎の娘」と言うのが付いて回るってのは、プライドの高そうな彼女は耐えきれない事なのかもしれない。
    だから、三船敏郎の事をただのオッサン扱いしてくれるダウンタウンの番組では機嫌が良く、必要以上にヨイショするさんまの番組では荒れまくっていたのではないか?などと考えたりするのだ。

    関係ない話にそれてしまうが…
    しかし、ダウンタウンDXに大御所と呼ばれる俳優がよく出るが、その時の状況を見て人間性がよく判ってしまう。
    たとえば、高橋英樹とか中尾彬とかはダウンタウンが呼び捨てで「ヒデキ!」とか「アキラ!」とか呼んでも、それなりに絡んでくれるのだが、例えば杉良太郎とか小林旭みたいな種類の大御所の場合は根本的にギャグを理解出来ないので、最初から最後までチヤホヤ持ち上げていないとダメと言う状態。
    たぶん何度も番組に出ても、最後までどんな状況でもダウンタウンが呼び捨てにする事は無いと思うし、ツッコムこともないと思う。

    さらに若手のお笑いタレントが必死にくだらない事をやって笑いを取っているのに、その種の大御所はピクリともせず「何くだらない事やってんだ?」的な態度しかとれなかったりする。
    で、その種の大御所が面白いネタだと言うことで披露するエピソードは決まって「オレはこんなに凄いんだぞ」と言う自慢だったりするんで、さらにゲッソリ(一晩で何百万使ったとか、道ばたにあった高級外車をキャッシュで買ったとか)。
    だから、その人のドラマって面白くないんだ…と納得したりする。(同じような絶対正義の主人公が出てくる時代劇だとしても、なんか人間味が無いんですよ。その種の大御所のドラマには)



  2002年11月09日(土)イバラギコマチ
    [イラスト:美空ひばりの義息子・加藤和也]
    加藤和也 母親の買い物に運転手&荷物運びとして駆り出された。
    駿東郡(すんとうぐん)清水町(しみずちょう)にある卸売り団地内の『食遊市場』と言うところでの買い物なのだが、いわゆる郊外型大型食料量販店ってヤツなので、車があるという前提の買い物スタイルなのだ。

    で、そこで色々買い物をして、最後に今年の新米を購入するって事になったワケですが、最近は多量に出回って値段も安定してきた「秋田小町」を買うことにした。
    ハッキリ言ってグルメではないので、どの米がどーのこーのというのは全然無いんだけど、結局はブランドイメージってやつで「秋田小町」とか「ひとめぼれ」とかを選択してしまう、いわゆる騙しやすい消費者なのだ。

    何かの調査では、米のトップブランド「コシヒカリ」なんかは実際に生産されている量の3倍ぐらいの量が「コシヒカリ」として出荷されていると聞いたことがある。
    基本的にはブレンド米って事で水増ししちゃったりするんだろうけど、一般的な消費者は色々な米を食べ比べているワケでもないので、それがコシヒカリです!と言われてしまったら「そうなのか!」と納得して食べるしかないのであります。
    で、頭の中で「コシヒカリ」と思いこんで食べると、見事なほどに美味しく感じてしまうから、困っちゃうワケですな。
    いわゆる催眠術効果として『偽薬効果(プラシーボ)』ってヤツが存在しているから、それはそれで幸せなのだ。

    で、店頭に10k単位で袋詰めされている「秋田小町」があったので、レジへ行って「あそこにある秋田小町を2袋ください」と言って、金を払おうとした。
    とレジにいた女性店員が店先に立っている男性店員に向かって「茨城小町、二袋!」などと叫ぶのだ。
    え?茨城小町・・・・?もしかして自分が言った名前を聞き間違ったのか?と慌てて「あの・・・秋田小町なんスけど」と訂正をしたのだが、店員は慌てず騒がず「はい」とだけ答えるのだ。
    うぬぬ、と思いつつレシートをチェックし、さらに店頭で母親の持つカートに積み込まれた2つの米袋をチェックしたのだが、そこにはちゃんと「秋田小町」が・・・・。

    その様子を察して店員が「あ、これ茨城産の秋田小町なんですよ」などと言いだし、とりあえず話は収まった。
    うーむ・・・・、確かに「秋田小町」の「秋田」は産地ではなく品種に付けられた名前なので秋田産でなくても問題ないのだが、いきなり「茨城小町」って店員内だけで通じるような符丁を出させてもなぁ。
    なんか釈然としない私であった。


  2002年11月10日(日)アメリカン
    [イラスト:宇野千代]
    宇野千代 薄いです。
    実際、雑記の内容が今までなら1日分としてどーんと書いていた物を二日分に分けて書いていたりして、かな〜り水増しをして日付調節をしております。
    これは動かし難い事実なのでありまして、ま、そんな事も長い人生の間にはあるさなどと思ってしまうワケであります。

    なんだかんだで、ネット上の仕事や、実社会での仕事や、本職の仕事や、細々とした仕事をこなしているので、さすがに怒濤の乱れ書きって状態に持ち込むのは大変なのであります。
    それでも去年の夏から今年の春までいきなり休んだって事を考えたら真面目にやっているのではないか?と自画自賛。自己弁護。

    そんなワケでだらだら行きます。
    そして今日は何も書くことがありません。
    以上。


     


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