ひねもす雑記 |
2002年11月11日(月)引っ越しほぼ完了 |
[イラスト:ちゃら〜ん♪林家こん平]
今までの所からのサイト移転がほぼ終了かな?と言う状態ですが、実際問題としてまだまだ細かい仕事が残っている。表面には見えない物なのでほとんど利用者には関係ないので、ぼちぼち行かせてもらいます。 で本来ならば過去のサイトの総てのページに『サイト移転しました』とだけ書いた状態にして、あとは向こうサイトの契約が切れるまでその状態にしておけばよし、となる。 んですが、現時点ではそうもいかない状態なのです。 このサイトの場合、誕生日データあるいは雑学データに訪れる人のほとんどが玄関を通らずに、全文検索で直接目的のページへとやって来ると言うパターンだったりします。 つまり、現在、そこにある誕生日データや雑学の本文を全部消して『移転しました』と言う状態にしちゃうとマズイ問題があるのです。 とりあえずしばらくの間は過去のログが検索サイトに残っているので、全文検索でその空になったサイトにやってくる人がいるんですが、1か月に一度ぐらいの全文検索更新で「まったく本文がないページ」として登録されてしまうのです。 つまり、新しい「elrosa.com」が全文検索ロボットに自動的に登録されない状態で、元のデータを消してしまうと訪れる人が、どどーんと少なくなってしまうのです。 別に少なくてもあんまし関係ないんですが、そんなワケで色々考えています。 |
2002年11月12日(火)死に至る病 |
[イラスト:笑点司会者・三遊亭円楽]
私は朝髪の毛を洗う人なのですが、その為に毎朝出勤時には、家を出る1時間以上前に起きて準備を始めたりする。面倒くさいと思いつつ、それが生活のペースに組み込まれているので、朝髪の毛を洗わないと一日中な〜んか気分が良くない。 と言うことでその日も朝恒例の一連の作業をしていたのです。 で、濡れた髪の毛をタオルで拭き取ってブラシを… と言う所で左のおでこ、髪の毛の付け根になにやら痛みが走った。 なんだ?と鏡を覗き込んでみると、髪の毛の境界線あたりに何やら赤いブツブツが出来てオデキ状になっている。そこが痛さのポイントでもあった。 最初はオデキか… この年になるとニキビとは言わないよな… ぐらいに軽く見ていた。 が、会社に行った所、数日休んでいた人が久々に出社してきて、とんでもない事を言うのだ。 「実はさ、帯状疱疹(たいじょうほうしん)って病気にかかっちゃって、いきなり毛の生え際にオデキみたいな物がボツボツと出来たかと思ったら、それがムチャクチャ痒くてさたまらないわけ。でもって、最初はただのオデキだと思っていたら右から左までオデキが拡がっちゃって、痒いやら、痛いやらで病院に行ったら、帯状疱疹だって診断されちゃったワケ。」 うむむ、帯状疱疹って、以前我が家の母親もかかったことがあって、確かにその時も発見が遅かったりすると死に至る事もあるとか言っていたな・・・・。 「でもって、自宅で4日間も安静にしていなくちゃいけなくてさ、参ったよ。でもマジに悪化すると1か月2か月隔離されたような状態になったりするらしいよ」 うむむむむむ、今朝発見したオデキはもしかしたら・・・・確かに痒く、僅かに痛い。これが初期段階なのかも知れない。どうすればいいのだ? 帰宅して母親に聞いた処「確かに最初は痒い程度でただのオデキだと思っていたけどね、本当は胸とかに出来て、そのオデキがぐるっと一周回ったら死ぬとか、オデキが膿んでグズグズになって痛いとか聞くけどね」などと言うのだ、確かに現在の自分の症状はまさに「オデキかと」と言う状態。 とりあえず、母親が以前なった時に病院から貰った塗り薬が残っていたので(もう数年前のものだが)そのオデキ部分に塗っておいた。 なんだか、気分的に滅入ってしまいます。 ps. これを書いてから3日後ですが、オデキは無事完治へ向かっているのでは?と言う状況。 実際の処、頭のボツボツが帯状疱疹で母親から貰った薬が効いて直っているのか、元々ただのオデキだったのか、真相は永遠に闇の中なのだ。 |
2002年11月13日(水)金が掛かる毛髪 |
[イラスト:真打ち昇格・林家いっ平]
前述の雑記で毎朝髪の毛を洗っていると言う事を書いたんですが、どうやら世間ではそんなに毎日一生懸命頭を洗わないと言う噂がある。女性ならともかく、男では特に。しかし私が髪の毛を毎日洗うと言うのには深い理由があるのです。 と言うのも話は遙かかなた高校時代にまで遡ります。 中学時代は時代錯誤な学校の命令で全員丸坊主と言う状態だったのですが、それも高校になって解禁!となったときに、校則で許される限りの長さにしていたわけです。 と言っても当時の校則はかなり厳しく、今みたいにどーみても髪の毛染めているジャンと言うのが許されるような風潮はなく、ちょっとでも茶色に見えるようならば「黒く染めてこい!」いや、これ地毛なんで元々こんな色なんで…「黒く染めてこい!」と言う有無をも言わせない状態。 友人Y君などはかなり激しい天然パーマだったのですが当然先生の目に付き「ストレートパーマかけてこい!」等という、「おいおいパーマかけてもいいのかよ。確かパーマや脱色なんかを禁止する理由ってのに『高校生は勉強が本分なので、髪の毛を加工したりする事に気を向けずにいろ!』ってのがあったんじゃないか?カールをしているのを伸ばしたり、茶色なのを染めるってのは、根本的な理由がズレているんじゃないのか?」と言う状態だったのです。 だから自分の長髪といっても、せいぜいたかが知れているビートルズのポールマッカートニー程度の長さで、今にしてみれば「長髪じゃないじゃん」と言う状態。 でも丸坊主からの多大なる出世ということで自分では満足していた。 で、ある夏、授業でプールがあった時、後ろから友人に「杉村って髪の毛薄くない?」などと言われてしまったのだ。 そりゃ思春期真っ只中の高校生としてはその様なことを指摘されるのは「オマエの弁当いつもタクワン臭いよな」とか「オマエ牛乳飲むときいつも白目になっているよな」などと指摘されるぐらいに恥ずかしい事だったのだ。 『がーん』と思った杉村は遺伝的な問題はしょうがないとしても「ハゲる原因のひとつに頭皮を不潔にすることがある」と言う部分はクリアしようと心に決め、その日からとにかく毎日頭を洗うと言う事を心掛けるようになった。 東京での生活は銭湯通いだったのだが、銭湯へ行けない時でも、流し台で頭だけは洗っていた。 その間も、シャンプーをあれこれ替えて様子をみたり、リンスを替えたり、はたまたコンディショナーを使ってみたり、へアマニュキアはどーだ?トリートメントはいかがですか?と、とにかく髪の毛をいたわり洗い続けてきた。 その為なのかとりあえず現時点ではハゲると言う事もなく(髪の毛のボリュームがなくなったと言う感じはするが)、ゆっくりと白髪方面に向かっているような状態なのだ。 しかし、今までの地味な努力を考えると、随分と髪の毛に金掛けて来たのではないか?と言う状態なのだ。 ローマは一日にして成らず。 |
2002年11月14日(木)カッパは実在する! |
[イラスト:紅白歌合戦にもスピルバーグ映画にも出た山田隆夫]
『カッパ報道は嘘だった』昔から河童伝説で有名な遠野で河童騒動が持ち上がった。 目撃者も複数居たために地域総出の大騒ぎになって、懸賞金までかけて捕獲大作戦に出たってのが、実は日本テレビ「電波少年に毛が生えた」で仕掛けた物だったと判明した。 って・・・これがニュースのトップで紹介されたんですが、もっと他のニュースのほうが大事だろ?と思ったりする。結局、もう北朝鮮の拉致問題は飽きちゃったんですか? 事の発端は「電波少年」の企画でお笑い芸人がカッパのカッコをして川べりに佇んだりしていたために多くの人に目撃され、最後はスポーツ新聞に写真を送付して掲載されたことで、大騒ぎになったと言うことらしい。 それを受けて、発見された遠野では「カッパを生け捕りにした人には懸賞金○○○万円」とか掲げ、さらにフジテレビあたりもニュースでこの話題を大々的に取り上げていたらしい。 今回この嘘が発覚した後、ニュースで大きく取り上げたのは日本テレビとフジテレビだけだったらしいのだが、どうやらフジテレビの方ではこの「カッパ発見」を受けて、特番とか(あるいは何かの番組でロケ)を企画していたのでは?とも言われている。 もともとこの手のUMA(未確認生物)の特番自体、どう考えても実在しないだろ?と言うものを延々と引っぱって番組をでっち上げるのが常のTV局なんだから、実際にいなくても「それでも存在する!」とか言い張って番組作ればいいのに…。 でも冷静に考えて、江戸時代からその存在が噂されつつ、誰も捕獲していない、その死体も骨も発見されてないって生物が、そんな人家に近い場所にぼけーっと棲息しているとは考えられないでしょ。 もし実在しているとしても、1個体が江戸時代から単独で生き続けているなんて事は絶対にありえない話なので、とうぜん複数体、いわゆる群としてカッパが棲息していなければいけない。 その懸賞金に関しても町側は「絶対そんなのいるワケねえじゃん」と言う前提で、村おこし町おこしの意味でマスコミ向けに発信したネタのハズ。マジに存在していると思いこんでいたとしたら、逆に困った処だなぁって感じなのだ。 しかし今回、昔から「河童伝説」で有名な遠野で大騒ぎしていたんだけど、遠野の河童伝説に出てくる河童って「赤い河童」じゃなかったっけ? 電波の準備した河童がおきまりのミドリ色なんだから、地元の人「あれは伝説の河童じゃない」と指摘して欲しかったなぁ。 でも、この手のUMAに関してはマジに盲目的に信じちゃっている人も多くいるので面倒臭いんですけど、たとえば最初の写真撮影者が「あれは嘘でした」と言ったのに「いや実在している」とネッシーを探し続ける人もいまだに大勢いたり、いまだに「ツチノコはいる!」とかマニアな人がいる。 かのUMAの大御所「ネッシー」なんかは、最初に報道されて大騒ぎになったキッカケの写真は、その撮影者が(確か遺言で)「あれは嘘だった」と50年近く経って白状して、世界中が半世紀に渡ってダマされ続けていた!と大騒ぎになった事もあった。 しかし、その告白がされた後でも「いんや、ネッシーは絶対にいるべ、そうに違いねーずら」と多くの人々が未だに信じて、ネス湖湖畔を彷徨いていると言う。だからフジテレビも「いんや、河童は絶対にいるべ、そうに違いねーずら」と特番作ればいいのに。 しかし日本テレビってずっと昔も「天才たけしの元気が出るテレビ」で川崎徹が『カッパ発見』とかってやって、その村の村長みたいな人も巻き込んで放送していた様な気がする。 で、大仏魂(だいぶっこん)ってのは実在していなかったんですか? |
2002年11月15日(金)嵐の金曜日(BY.ハウンドドッグ) |
[イラスト:ダイノジ]
かの悪名高い『週刊金曜日』がまたまたやってくれました。報道とかペンは剣よりも強しと言う正義の名を借りた、一方的な言論による暴力(と感じてしまう事が多い)雑誌なんですが、拉致被害者が北朝鮮に残してきた家族によるインタビューを勝手に取り付けて、それを発売前に被害者の家に押しつけて帰ってきた。 そのインタビューの中では、北朝鮮に居る元米軍兵士の夫と二人の子供が口を揃えて「帰ってきて欲しい」と訴えている。 その背景には当然、インタビュー前には北朝鮮の中心部とコンタクトを取ったと言う経緯もあるワケで、そこで話をされている内容は当然の事ながら北朝鮮によってコントロールされているのは誰が考えてもそうだと思う。 現在、帰国している5人だって当初は北朝鮮によって押しつけられていた事を話していた。 死亡したと言われている横田めぐみさんに関して、最初は「80年代の最初に逢った事がある。でもお互いに韓国語を話していたので、彼女が日本人だったとは知らなかった」と言っていたハズなのに、最近の話では「誰もいない処では彼女と日本語で会話をしていた」と言うことになっている。 その横田めぐみさんの子供だと言う女の子もインタビューでは「おじいさんおばあさんが北朝鮮に来てくれる事を願っています」とばかり言い続けている。 でも一番最初の小泉首相が会談をした段階では「北朝鮮軍部の急進的な連中が勝手に起こした拉致」だったと言っていたんじゃないっけ?だったら、北朝鮮の中心部が「あの家族は北朝鮮に所属している人々なので帰ってくるべき」と言うっておかしな話だと思うんですが。 泥棒した物が見つかったら、当然それは元の持ち主に返すってのが筋だと思うんですが、北朝鮮に所有権みたいな物はまったくないハズ。 それに軍中心部が政府にはまったく内緒で拉致してきた日本人が、政府の重要な仕事をしているって、戸籍みたいな物はどうなってんでしょうかね? そんなこんなで『週刊金曜日』ですが、かつてもこの雑誌は『買ってはいけない』と言うムックを発売して大きな問題になった事がある。あれも読めば読むほど馬鹿な本で、こいつらはただ単に大企業が嫌いでそれを困らせてやろうと考えているだけなんじゃないか?って感じだった。 つまり、ある種の社会の隅っこに追いやられた(と錯覚している)言論人とかってのがすぐに短絡的に「大企業=金儲けしている=悪」と考えてしまい、意味なく排斥運動を起こし始めたりするパターン。 まったく子供ちゃんなんだから困っちゃうよ。 ※ただこの『買ってはいけない』が予想以上に大騒ぎにならなかったのは、本来大騒ぎするハズのワイドショーでほとんど取り上げる事が出来なかったから。なんせ、その本ではありとあらゆる大企業の商品を名指しでこけ下ろしていたので、「TV局的にはスポンサーの悪口を書いてある本を紹介するワケにはいない」と言う状態だったのだ。 勝手に「巨悪を暴くのが私達の使命」と言う考えから「大きい物(企業など)はすべて悪」と思いこんでしまったり、「世間一般で虐げられている人はすべて弱者(=正しい)なので、そっちの味方をする」とか、自分が弱者だって事を自覚しているから「権力大嫌い!」と大きな物にケンカふっかけるのがカッコいいと思っているんじゃないか?と言うイメージしか湧かないのだ。 知っている人でもその手のが何人かいたけど。(反権力だから共産党は正しいみたいな事を言っている、基本的理念を持たない革命家気取りまで知り合いにいました。と言いつつ何千年経っても革命を起こすために腰を上げるような人じゃなかったけど。) とにかく今回の『週刊金曜日』の行動は彼らの目指す「言論の自由」とは逆に、言論が規制されている場所からのコントロールされた言論を流布するだけの、とんでもない行動だったんじゃないかな? p.s. その昔『週刊金曜日』が出して話題になった「買ってはいけない」を改めて読むと、『自動車は交通事故を起こして人が死ぬ事もあるので、自動車を販売・運転してはいけない』って感じにまで行き着きそうで、現在の文明や文化を根元的に否定しているような感じがしてしまう。 |
2002年11月16日(土)温泉でのんびり |
[イラスト:出川哲郎]
東京から友人O氏がバイクでやって来た。数週間前に「じゃ11月16日は予定がないからバイクで遊びに行くよ」と言う話になっていたのだが、ここ数日いきなり季候が秋をスキップして冬になってしまったので、大丈夫か?等と心配しつつ待っていたのだが、やはりこの時期のバイクでの箱根越えはキツイ物があったらしい。 とりあえず紅葉は最高潮で見頃だったらしいが、寒さ&行楽渋滞の箱根を通過してたどり着いたO氏は凍えて涙目になっていた。 O氏の来伊豆、最大の目的は「温泉」って事だったのだが、実は伊豆の玄関口「函南(かんなみ)」にこの10月新しい温泉リゾート地が出来たって事で早速出かけたのだ。 3時間700円と言うことなのだが、こうやって時間を区切るのってどういう物でしょうかね?遊び方は人それぞれで3時間じゃのんびり出来ないぞーと思う人も多いのではないか?などと思ったりもするが、客の回転率を考えたらそう言う考え方になるのかなぁ。 ここは男湯と女湯の間に温水プールもあるということで、これならカップルで来た人も楽しめるのだな、よしよし、などと思って、友人O氏にも「来るなら水着を用意した方が色々楽しめると思うよ」などと声を掛けておいた。 が・・・・・・イメージしていた温水プールとは果てしなく違っていて、メインが歩くプール、いわゆるリハビリや体を鍛える為にひたすら水の中を歩く為に出来ているプールで、その周囲には『遊泳禁止』などと書かれているのだ。 そんなのプールじゃねぇぇぇぇぇ!と心の中で叫んでいたのだが、そこへいきなり係員がやってきて「えっと、帽子は持っていますか?」などと聞くのだ。 いわゆるこの手のプールでは当然なのだが、どう考えても泳がないプールで帽子は必要ねえんじゃないか?と思ったのだが、ここで事を荒立てて「今後一切出入り禁止」になっても困るので従順に従い、100円レンタルの帽子を借りることになった。 だが、泳げないプールでは納得も行くはずなく、しばらくグルグル回ったが「俺たちは寿司じゃねえ!」と、結局温泉へと移動した。 これがちゃんとしたプールだったら「彼女と一緒に来ても楽しめるスパリゾート」てな感じだったのだろうが、このプールはどうみても「リハビリ系」と言う状態だった。 温泉はそこそこ広く、屋根付きの露天風呂もあり(屋根付きなので正しくは露天では無く「窓が開けっぴろげの風呂」なのではないかという疑問もあるが)充分満足・満喫できる物だった。 静岡東部の伊豆周辺に住んでいながら、温泉に入るのなんて年に1・2度と言う感じなので、凄く幸せな気分。 とりあえず現実逃避が出来るのだ。 |
2002年11月17日(日)温泉の素 |
[イラスト:ラーメンズ]
(前日の続き)しかし問題としては、昨今の全国的に騒がれている温泉に於ける「レジオネラ菌」の猛繁殖に対して神経質になっているのだと思うが、温泉の中に塩素っつーんですか?プールの消毒薬みたいなものを混ぜているらしく、イオウの臭いは殆どしなかった。 この温泉における「イオウの臭い」ってのは重要で、「匂い(におい)」ではなく「臭い(におい)」なのだが、やはり欲しい。 箱根あたりに行くと、どこからともなく漂ってくるんだけど、それによって「あぁ箱根だぁ観光地だぁ」と言う気分になったりする。箱根なんて実際には自分の住んでいる処から、そーんなに離れているワケじゃないんだけど、距離感を激しく感じ、リラックスするぞーッ的な気分を盛り上げる重要な要素だと思うわけですな。 今回入った温泉はなんか「温泉」と言うより「巨大風呂」的なイメージになってしまう恐れがある。 あれなら、自宅でツムラとかから出ている「温泉の素」を入れた方が、はるかに温泉っぽい気分になれるかもしれない。 ま、あくまでも気分だけなのですが。 そう言えば、その入浴剤の「全国温泉巡りシリーズ」みたいなヤツのCMで、お父さんがその入浴剤を入れたお風呂に入ると、いきなりバックの風景がいかにも!と言う山あいの温泉地の風景に変わるという物があるのだが、その時画面の右下に「あくまでもイメージ映像です」などと書かれたりする。 一般的な感覚を持った人ならば「そりゃ当然ですがな」と思うんだろうけれど、今や日本も激しく裁判国家になりつつあるので「あの商品を使ったけれど、あのCMみたいに風景は変わらなかったぞ!」などとイチャモンを付ける人がいないとも限らないって事でしょうかね? でも、子供向けのおもちゃCMの「実際には空は飛びません」とはワケが違うのだ。 そう言えば例の北朝鮮の公報活動に荷担している『週刊金曜日』が以前出した「買ってはいけない」の中でもこの手の温泉系入浴剤を叩いていた。 そのパッケージに「肩こり・リューマチ・腰痛・冷え性などに効能あり」などと書かれている事に関し、『実際に確実に直るという確証もないまま、この様な効能を書くというのは薬事法に違反している』と叩いていた。 うーむ、でもそれは元々ほぼ同じ成分で構成されている各地の温泉にも書かれている事で、その温泉も確実に100%症状を完治させる事が出来ないけれど「と言う症状の人に効能があるはず」と言うことで掲げられている物だと思うのだ。 もし入浴剤を訴えるのなら、それ以前に日本各地へ出かけ温泉地を指導しなさいって事なのだ。 |
2002年11月18日(月)自己弁護 |
[イラスト:石ノ森章太郎]
現在11月18日です。で、ネットに記載してある雑記を見ると、最終日付が10月27日になっています。 みごとに20日ほど更新をしていないと言うことになっています。参りました。 とりあえず最近、サイト移転も一段落ついたので、その報告も兼ねてメルマガをコンスタントに発行していますが、それに反してこの怠惰な状態。 ま、基本的に「杉村はひとりしかいない」と言うことであります。 つまり、あっちが活発だと、こっちが停滞するという状態なのです。 一時期、自分の作業量限界も顧みず、ぅぉらららららららら〜〜〜〜っ!とメルマガを書き散らしていた事もありますが、その作業量の多さに一部では「杉村」と言うのは個人名ではなく、グループの名称ではないか?と言う噂もあったらしいです。 ま、今改めてその当時に書いたメルマガなんかを見ると、確かに密度と量が半端じゃないので「なんだろね、このヒトァ」てな具合に感心するのと同時に呆れてしまったりします。 今、あれと同じ状況で物を作れと言われても絶対に無理だと思いますな。 根本的に自分の性格を分析してみると激しくムラの多いヤツで、一つの事に熱中すると後先考えずに行ったれ!と突っ走ってしまう処がある。が、体力的な原因なのかその集中力がプツリと前触れもなく切れてしまうのです。 が、そこで休息をとって再び仕切り直しをすればいいのに、休憩も取らずに今度は別の方向にうがーっと走り出してしまうのだ。 他人から見ればいつも何ンか集中してやっていて、持続力あるねぇと思われているみたいなのだが、実際にはあれこれ手を出して、結局ヤリ散らかして後かたづけも出来ない状態だったりするのだ。 で、色々迷走している最中に過去に散らかしたままにしてあった物を見て、突然続きをやったりする事もあるので、長〜い目でみたらずっとやっている様に見えるのかも知れない。 誕生日データもインターネット以前から数えれば10年以上集め続けているのかもしれないけれど、まったく半年以上も何も更新しない事もあったりする。 インターネットで公開したあとでも、たぶん2000年末から2001年前半と言う、世紀をまたいだ頃はかなり何も手を付けていなかったかも知れない。(サイト自体の更新をほとんどしなかったので、杉村は死んだと言う噂も流れていたし) 基本的に、精神的なアップダウンが激しくて、怒濤の下降線を描いていた時期だったのだと思う。 そんなこんなで、だらだら続けていく間には「もう何もやりたくない」と思う時期もあったり、怒濤のがぶり寄りの時期もあるって事で、長い目で見てやってくださいませ。 などと自己弁護だけはしっかりとするのであった。 |
2002年11月19日(火)めくれ! |
[イラスト:赤川次郎(推理小説家シリーズ)]
以前は毎日、雑記の最後にその日に買った缶コーヒー「ジョージア」に付いているシールのヒトコトを記載していた。基本的に単純なヒトコトだったんだけど、その数がかなりたくさんあり、コレクター魂に火がついてしまったのだ。そんなこんなで集めた『ジョージア・明日へのヒトコト』なんてページもある。 で、今年の秋からそのヒトコトが川柳状態に変化した。 そのいや〜な感じは以前も書いたのだが、ジョージアを毎朝購入する習慣は未だに続いていて、イヤだと思いつつ毎日シールをめくって、それを更に『ジョージア・明日への川柳』などと言うページにまとめて、現在なんと52種類も集まってしまった。 その文面は朝から「説教臭い事言ってんじゃねーよ」的な物とか「なに、ほのぼの路線に持ち込もうとしてんだよ」的な物まで多岐に渡っていた。 が、今日出たヤツはどう捉えていいのだろうか?と考え込んでしまったのだ。 『仕事前 シールめくって 元気出し』 てなヤツなんですが、この明日への川柳の変な部分に気がつきましたか? 私は、ここに書いてある文章で元気づけられるような事は全然無いんですが、それでも中には毎日「何か良いこと書いてあるかな?」などと言う感じで、ある種のおみくじ的な状態でめくっている人もいると思うんです。 で、何が変か?と言うと、この川柳は「さて何が出るかな?」と今日の指針を問うためにシールをめくったのに「元気を出すためにシールをめくろう」と言う趣旨の言葉が書かれていると言う状態なのだ。 つまり人生に行き詰まって占い師に「私はこの先どうしたらいいのでしょうか?」と聞いた処「占い師に行き先を尋ねなさい」などと言われたような状態。 それを読んだ人は「すでにシールめくっているっちゅーねん、どないせぃっちゅーのや!」と激しくニセモノ関西弁でツッコムしかない状態になってしまうのだ。 で、何をどうしたいのだジョージア? |
2002年11月20日(水)名前を聞かなくなった物 |
[イラスト:江沢民(コウタクミン)]
いつの間にか名前を聞かなくなった物【モノつくり大学】 数年前に出来た職人なんかを大量に養成するための学習機関なんだけど、結局それが出来るために裏で政治的な大きな金が動いていたとか何とかで、そっちのほうがクローズアップされて、な〜んか「ものつくり大学」という間が抜けた名称と反比例するようなダーティなイメージになってしまった。 しかし、当時思ったんだけど、結局昔ながらの職人的な「土コネ3年、ロクロ6年」みたいな滅私奉公有無を言わせぬ修業時代ってのは現代の若者に嫌われるので、手っ取り早く1〜2年で技術が習得できて、しかも頭ごなしに叱りつける恐い親方も存在しない環境を作ったって事でしょ? それって「なんかダメだよなぁ」と思ってしまう。 実際自分なんかも、そんな職人的な厳しい世界に入ったら初日の夜に荷物をまとめて逃げ出してしまう程、筋金入りの軟弱人間だけど、その反面「やっぱ厳しい世界で鍛え上げられた職人は違うよな」と言う、無条件の尊敬はあったりする。 しかし、その手の見本となるような職人の師匠につかなかった職人ってはの、どうなんだろう? 結局「職人」と言う歴史がこのまま滅んでいくのは避けたいと考えた政府による勇み足で、それによって職人世界に於ける根本的なルールを崩壊に導いてしまうかもしれない、と言う愚行だったのでは? で、今もあるんですよね?ものつくり大学。 [イラスト:胡錦濤(コキントウ)]
【パラパラ】最初は80年代初期の「竹の子族」から発生した、手先の動きと単純な足ステップだけで出来るダンス。 そこで掛かっているユーロビート(最後は曲までパラパラとかジャンル分けされていたような気もするけれど)で、単純に言えば1小節の中でバスドラが4分音符で均等に4回ドンドンドンドンと鳴り、ハイハットは16 or 32分音符でリズムを刻み、それにオケヒをさらにサンプリングした物で大まかなメロディをなぞったような、実に安直な物だった。 ま、ユーロビートも突き詰めて行けば凄く深い物なのかも知れないけれど、根本的には凄く単純な構造。それ故にダンス音楽として安易に使用できたんだと思う。 そのパラパラと言う幼稚な名称が誕生したのが、バブル末期の90年代初頭(昭和期にすでにあったかも知れない)で、バブルの終焉とともに姿を消し、90年代末にSMAP×SMAPでキムタクがギャグとして「いまさらパラパラもないよな」と言うコンセプトで始めた処、なぜか受けてしまい再流行した。 と言う経緯がある。 バブリーな時代に乗り遅れた世代のコギャル(この言葉も手垢が付いた古い言葉ですが)が「カッチョイー」と飛び乗った形なんだけど、これって基本的に「単純だから」と言う部分が大きいと思う。 竹の子族の段階で「輪になってみんな同じダンスをする」と言うコンセプトがあるけれど、その当時「フォークダンスの現代版」みたいな事を書いている新聞もあった。しかし個人的には「幼稚園のお遊戯」としか思えなかった。 それはパラパラに進化しても同じで、結局は、決められた振り付けを延々と繰り返すと言う状態で、あれはダンスのセンスはまったく必要がない、段取りを機械的に繰り返す反復運動なのだ。 ブーム最高潮の時は「東京ドームで1万人パラパラ」みたいな物も催され、そのニュース映像はまさしく「北朝鮮のマスゲーム」だった。いわゆる金日成(キムイルソン)が提唱した『全体主義:主体(チュチェ)思想』そのものって感じ。 ほんと、あそこで熱心に踊っていた人々は北朝鮮みたいな国家では優秀な国民になれると思う。 主体(チュチェ)思想というのは1970年に行われた金日成国家主席の演説では「勤労人民大衆の自主性の実現をめざす革命の学説」とされている。つまり何をするにも個人のバラバラな考え方ではなく、国民がそれぞれ参加して同じ方向を向いて行動する事「一人は全体のために。全体は一人のために行動する」と言うことを指しているわけ。それを解りやすい形に表したのが、一人一人が行動して全体が協力し合い大きなうねりを作るマスゲームだったんだけど、それと根っこは同じような物だと思う。本当に流されているワケでなく、あのダンスを踊るのが好きだったら今でも踊っているハズなのだ しかし基本的にはダンスではなく、段取りを繰り返す体操だったってのは、この前の再流行パラパラ末期に、ニュースなどで「幼稚園のお遊戯で」とか、はたまた「老人ホームで体操の一部として」などと報道されていたのを見ても、ダンスではなく、体操だって事を物語っていると思うのだ。 あの段階で「もうブームは終わったな」とは思っていたが、最終的にブームにとどめを刺したのは、えなりかずきがCMでパラパラを踊った段階だと思うのだ。 と言いつつ、三流歌謡曲(いわゆるグラビア系のお姉ちゃん達がグループで出すような曲)では、いまだに音楽的にも振りつけ的にも重宝されている。 ここ半年でいきなり名前を聞かなくなった物には「早食い選手」って物があったりしますが。 |
2002年11月11日〜20日に書いた似顔絵 |
※三遊亭円楽 ※林家いっ平 ※山田隆夫 ※ダイノジ ※出川哲郎 ※ラーメンズ ※石ノ森章太郎 ※赤川次郎 ※江沢民 ※胡錦濤 |
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