ひねもす雑記
2003年08月11日〜20日


▲2003年08月11日:月:本を出します!
▲2003年08月12日:火:フラッシュ!
▲2003年08月13日:水:カム土下座〜
▲2003年08月14日:木:おもいっきりトリビア
▲2003年08月15日:金:CMの女王
▲2003年08月16日:土:2代目は切れやすい
▲2003年08月17日:日:冷夏に猛暑に大停電
▲2003年08月18日:月:メルマガ「知泉」500号
▲2003年08月19日:火:薄っぺらい知識なのだ
▲2003年08月20日:水:引用師

※諸事情で8月末頃まで似顔絵は休止しますです。
  2003年08月11日(月) 本を出します!
    この1カ月以上、隠れてコソコソやっていましたが、だんだん形になってきたのでもう言ってしまいますが、現在「本」を出版するためにガシガシ作業を続けています。
    ハッキリ言って『トリビアの泉』人気に乗っかった形ではあるのですが、このサイトに書いてある「豆知泉」を再編集して解説を付けてと言う本です。
    まだ現時点ではタイトル的な物は未定なんですが、かなり密度の濃いおもしろい本になるハズです。
    で、原稿自体は約200ページ分を書いたんですが、後はイラストを仕上げるだけとなっています。
    普通雑学本のイラストは本文とは関係ない専門の人がやるんだろうけれど、この本は自分&その友達がやるという完璧に「俺の本だぜ」的な展開でいきます。
    ま、色々まだ問題があったりして、乗り越えなければいけない山がいくつもあるんですけどね。

  2003年08月12日(火) フラッシュ!
    兵庫県宝塚署の交番で「自転車を盗まれちゃった」と被害を届けにきた女性を椅子に座らせて、そのスカートの中を写真撮影したって事で、警察官が捕まった。
    なぜ盗撮しているかって気が付いたかと言うと「フラッシュが光ったから」

    おい・・・・・盗撮自体どーしょーもねえなぁと思うが、よりによってフラッシュかよ。
    暗視カメラとか赤外線カメラとか高感度カメラとか色々手段はあったじゃないか、もっと頭を使えよぉバカだなオレだったら… って問題じゃなく「やっぱり馬鹿な事を考えるヤツの思考能力はそこ止まり」ってことだ。

    とか言いつつ、先日東京に行った時、本当に久々に電車に乗ったのだが「最近の女子高生のミニスカートの無防備さは凄いなぁ」と痛感しちゃったのだ。
    べつにムラムラとか来ないし、どうせスカートの下はスパッツやら履いているに違いないっつー事は判っているので生パンツが拝めないので撮影なんてしないが(いやそう言う問題でもないと思うが)、確かにエロエロ親父は辛抱たまらん状態になってしまうんだろうなぁ
    その時自分は小型のデジカメを持っていて、久々の電車って事で資料写真的に風景の写真を撮りたかったのだが、そんなこんながあって電車内でカメラを取り出す勇気がなかった。
    そう言う意味ではカメラ付携帯ってのは便利だよなぁ

  2003年08月13日(水)カム土下座〜
    ぼーっとテレビを見ていると、「これで胸の谷間もバッチリ、肩ひもも無いのでスッキリキレイに見えます」と言う『ハリウッドブラ』と言うヤツの通販CMをやっていた。
    ゴムみたいな素材で出来たパットを直接胸に張り付ける物で「これなら男性の目も釘付け」とか言っていたのだが、もし男性がその気になってしまったらどうすんだろうね。
    勢い余ってホテルに行って、服を脱がした瞬間にハリウッドブラ。「乳首な〜〜〜〜いッ!」
    かなりビックリするぞあれは。

    撮影中に観覧客に車が突っ込んで複数のけが人を出したって事で、石原プロモーション社長・渡哲也が記者会見。
    なんか思いっきり沈痛な表情で、それが逆に芝居がかっているような印象を受けてしまいましたが、その会見中マイクに聞こえるか聞こえないかの声で隣の小林専務に「(被害者に)土下座をした事は言ってもいいんでしょうか?」などと聞いていた。
    あれはどう考えてもマイクに入るってのを計算していたとしか思えないなぁ。
    なんか、男気を見せたとか、プライドを捨ててまで謝ったとか、でもそこまで誠心誠意謝ったと言う事は発表しない方が男らしい、と考えている事をかいま見せる、と言う設定だったのかと思ってしまった。
    実際の会見では「出来る限り誠意ある対応をしています」程度に納めたんだけど、なんか「土下座を話してもいいか?」なんて打ち合わせは、会見場に出る前にした方がいいのでは… とも思った。

    しかし、この事故の損害は「西部警察2003」が秋からレギュラーで始まるハズだった物の中止ってだけで50億円だとか言われているけれど、それ以上の物なんだろうなぁ
    秋に放映予定だったスペシャル番組の放映も難しい状態になっているし、近々放送予定だった「内村プロデュース」って番組で館ひろし&新人刑事俳優軍団 対 内Pレギュラーのゲーム合戦と言う企画がすでに撮影されていて、TVガイドなんかでも紹介されていたが、これも放送出来ないんだろうナァ状態。
    テレビ朝日は10月からのゴールデン(多分この秋の目玉番組だからムチャクチャいい時間帯を確保していたんだろうな)がポッカリと穴が開いてしまったワケで、あと1カ月半でゴールデンに相応しい番組を準備できるのか…。

    さらにでかいのが、石原軍団がずっとレギュラー出演している損保のCMも「事故った人間がCMをやるってのも…」ということで、打ち切りらしい。
    なんせ損保の現在放映していたCMは、車の前を石原軍団が横切り「事故との出会いは突然です。今日出会ったのは事故ではなくCMでしたが」みたいな事を言っていたからねぇ「今日は、CMじゃなくリアルな事故に遭ってしまいましたね」じゃ…
    それでなくても、以前から石原プロは多大な借金を抱えているとか言われ、所属俳優がイメージと違ったCMにまで出て必死に次回作の資金を稼ぐと言う手法を取っていたのに…
    たぶん今回の「西武警察2003」は起死回生の一発だったと思うんだけど。
    マジに石原プロがやばい状態っす。

    ついでに石原慎太郎が「東京の都心でもカーチェイスなど映画撮影を出来るようにして、観光的な復興を」と言う企画もダメになっちゃうんじゃないの? というか、どう考えても石原プロダクションのための法案って気もするんだけど

    雑学本のイラスト関係で「オナペッツ」の画像を捜す。
    とりあえず、テレ東でやっている「最高ブギウギナイト」って番組にこの2カ月ぐらいの間に出演していて、その時のビデオが残っているハズなのだが、どの回に出演したのか判らない。
    この半年、ガンガン録画しっ放しでインデックスとか全然書いていないので、もうグチャグチャ。

  2003年08月14日(木)おもいっきりトリビア
    昼間、テレビをつけたら再放送ドラマの中で田代まさしを発見。
    懐かしいねぇって感じ。2度目の事件はもう1年以上前だっけ?たしか、宴会シーズンで、暮れと新年あたりの録画済み番組が放送出来なくなって損害賠償とか言っていた気がするので、もう1年半以上前か・・・・。
    そう言えば「TIME」の表紙のネット投票で、オサマ・ヴィン・ラディンより上位に行った記憶があるので、2001年の話ですな。

    東京のK氏より「トリビアがらみの本で茜新社『へぇ〜!!!おもいっきりトリビア』ってのを見かけた」と言う報告。
    早速、本屋へ出かけてみたが静岡の本屋では発見できず。
    しかし、それとは別にトリビア人気に便乗した本を2冊発見。

    「身近な人にへぇ〜と言わせる意外な話1000」と言う文庫本。これは多分、トリビアとは関係なく作り始めて、出版する時にたまたまトリビアが人気になっていたのでタイトルだけ便乗しちゃえという感じみたいです。
    内容は、過去にあった雑学本のダイジェストと何故か途中から古今東西の著名人の名言なども、それらを羅列してとりあえず1000項目作りましたって感じの「何を目的に?」と言う感じの本。
    なんせ
    「ファミレスの利益率」利益率がもっとも低いのはステーキ
    「ファミレスのコーヒー」原価は40円程度。何杯おかわりされても痛くはない。
    これだけで2項目ですから…

    もう1冊が松尾貴志(元キッチュ)の『犬も猫舌』と言う本。
    タイトルはシンプルですがサブタイトルが「学校では教えることがない知識(笑)」と言うもので、さらに帯には『へ〜、ほ〜、マジで!? ビックリ知識100連発!』とありました。
    やはり全てのキーワードは「へぇ〜」か…
    しかし内容はかなり急場こしらえという感じは否めない。
    すでにトリビアの泉で放映されちゃったネタが重複しているのはしょうがない。
    「コーヒーを飲ませるとクモは錯乱状態になりデタラメな巣を作る」「考える人は実は考えていない」など、実はトリビア放送前からこれら雑学は雑学本で定番ネタだったので。
    でもそれ以外は結構いいかげん。タイトルだけで「へぇ」と言わせるようなネタじゃなくなっていたり痛い部分は多い。
    「チワワはもともと食用犬だった」みたいなタイトルは「へえ」度は高いと思いますが、これもそこそこ有名な話だとは思うけれど、もっとひどいのは「現金をげんなまというのは、江戸時代の大阪商人の間で、給料を「生(なま)」と言ったことから来ている」とか「指切りには約束を破ると針千本だけでなく指を切られ、1万回も殴られるという恐ろしい意味がある」とか「デバガメの語源は、明治時代にのぞきをした植木職人の池田亀太郎が出っ歯だったからである」とか、普通の雑学本だってもっと短い文章でタイトルを書ききっていると思うような物が満載。(しかも、それらの雑学って結構雑学本で出尽くした話だよなぁ)
    解説も普通の文庫本並に書いてあるので、最近のトリビアの泉なんかで流行っている「一言で言い切れる雑学」と言う快感部分とは別問題になっている。
    あとは「トローチの真ん中に穴が開いているのは窒息しないためである」という、それって常識じゃないの?と言う物まで… それだったら同じ理由として「ボールペンのキャップの先に空気穴があるのは」とか「こんにゃくグミがハート型に変わったのは」とかの方がネタ的に成立するような気もする(それでもゆるいけれど)
    ついでに「イカは、足でセックスする」と言う項目には「タコはすべての足が同じ機能なのに…」と書いてあるんだけど、タコもイカも同じように1本がペニスなんですけどね。
    さらに「NEWSと言う言葉はNORTH,EAST,WEST,South(北東西南)の頭文字を取ってできた」と言うおいおいマジにその説を信じちゃっている人が未だにいたの?と言う物まで。
    これは日本の英語教育の中で考え出されたウソです。
    もちろんニュースってのは新しい情報と言う意味で「NEW」の名詞的変化なんすけどね。
    あくまでも松尾貴史監修って事になっているので書いたワケじゃないんで、このユルさなんだろうなぁ

    とにかく、この先、トリビア絡みの本がガンガン出てくる予感。
  2003年08月15日(金)CMの女王
    現在CM女王というと22社契約の菊川怜なんだけど、この半年の「CMのべ放映時間」で1位は10社契約の田中麗奈だそうです。
    そう言えば菊川怜も頻繁に見ることは見るけれど、田中麗奈の比ではないって気がする。連ドラにもバラエティにも出ていない、CMと映画だけに仕事を絞っている田中麗奈だけど、頻繁に顔を見ている。
    一番見るのがレオパレスのCMで、ついでにサントリーモルツでは原田泰造&アニマル浜口と歌を歌っているし、さらに季節に関係なくフジカラーのCMに写真屋で岸本先輩と一緒に出ているし、堂々人生や、目薬や、アロエヨーグルトや、歯磨きや、なんか一日に何度も見かけている気がする。

    これって、菊川怜の場合「CMの女王」と言う目標の為にそ〜んなに大手でもない仕事もガンガン引き受けた為の結果なんだろうなぁ。
    22社も契約しているって言っても、菊川怜のCMですぐ思い出せるのって少ないような…
    この契約本数を増やすのに必死になって逆に「安っぽい」と言う印象が植え付けられてしまった気がするんだけどどうなんでしょうか?
    それに比べて田中麗奈の場合は比較的、誰でも知っている大企業に絞り込んでいる感じ。
    だから放映本数も段違いだし、それなりに煮詰めて金掛けたCMが多かったり、10社程度なのでその会社の顔としても機能しているような気がする。ついでに企業が大きいので安っぽい感じにはならないと思うし。

    本数を増やして安い仕事もこなす事が正解なのか、本数を絞って大きな仕事だけにするって事が正解なのかは判らないけれど、本人及び事務所の考え方がよく見えてきますなぁ。

    しかし、石原慎太郎。文章書き出身なのに言葉に無神経で凄いね。
    以前の発言「第三国人」もおいおいだったが、今回は「支那人」かよ。
    日本が中国を戦中植民地にしていた時代の名称だね。中国の英語表記「China」を無理矢理ローマ字読みして「シナ」。
    まったく関係ない部分で波を起こして本題がすり替わるという手法のような気がしちゃうのだ。
    まったくもー慎太郎ちゃんったら。
    ついでの雑学
    英語で言う「China」はその名前を欧州人が考案した時代、中国の名前が『秦:chin』だった事からであります。

  2003年08月16日(土)2代目は切れやすい
    この1週間ずっと続いていた、本のイラスト描きが終了。というか、今日郵便局で投函しないと、編集部へ月曜日に届かないので、無理矢理終了させた状態。
    でも、ひとまずここの所ずっと続いていた原稿書き作業が一段落付いた状態。
    おかげで、緊張の糸が切れたのか、夜いつの間にか寝てしまい起きたら翌朝午前10時を過ぎていた。12時間近く眠ったことになる。でもまだ体はだるいけれど。

    先日、色々会話をしていた時に「そうかぁ」と思ってしまった事。
    最初は「最近のお姉ちゃん達のスタイル凄いの多いよね。俺等が若い時代とは同じ人種とは思えない」みたいな話がでた時に、以前読んだ医学系本に書いてあった「いわゆる小さい頃から乳製品や肉などを食べてきた為と言われているが、その前の世代もそのように言われて必至に牛乳や肉などを食していたがそれ程の効果が出なかった」と書かれていた。
    その答は「そのような西洋式の食事を小さい頃から食べて育った親から生まれた子供の世代で、やっと最初に言われていた効果がハッキリ出た」と言うことらしい。
    つまり、一生懸命努力してもその資質が備わっていない場合はさほどの効果が得られないと言うこと。戦後の昭和30年代以降の食生活が西洋並になった世代が親になってと言うことなのだ。
    そうかそうかと納得して、その話をした。

    で、その後ふと思ったんだけど「キレやすい子供」とかってのも実は親の世代の資質が受け継がれて増幅されたものなんじゃないかと思ったりする。
    実際、自分たちが子供の頃は「体に悪い食べ物」ってのはアッチコッチに普通にあったワケで、今や禁止されている合成着色料とか、日本人の体質には合わないと言われる脂肪分が多く塩分が多く糖分が多い食事ってヤツを好んで食べてきたような部分がある。いわゆる「子供が短気になりやすい」と言われるジャンクフードを親も食べて成長してきたのだ。
    今、キレやすいとか言われている中学生辺りの親はなんと言っても、子供の頃は「無気力世代」とか「オタク世代」とか言われていたような、第二次世界大戦後の無闇な繁栄が生み出した、あだ花のような世代なのだ。
    そんな資質を遺伝子情報の中に組み込んだ子供達だから、ある意味「キレて当然」みたいな所なんだろうなぁ。

  2003年08月17日(日)冷夏に猛暑に大停電
    普通の焼きそばを食べるときに、すき焼きみたいに溶いた卵をくぐらせながら食べるとソフトな味わいで美味しいです。
    ついでに炭水化物ばっかりに偏りがちな焼きそば食事の栄養バランスも良くするので、結構最近オススメの食べ方。

    えっとですね、今は真夏のど真ん中、8月17日であります。
    通常ならば、暑さでだらだらになってランニング&短パン姿でぐだぐだになって、遠くから聞こえるTVの高校野球の音を聞きながら、半分死んだように昼寝をしたりするワケです。
    ところがですよ。なんでしょうかこの寒さは。長袖着ていても大丈夫状態。
    とりあえず8月の頭に物置から引っ張り出してきた扇風機も活躍せず、同じくドラえもんのかき氷マッシーンも全然活躍しておりません。
    というか、ここ数日土砂降り&しとしと雨が降り続いていて「梅雨?」という感じであります。近所の川沿いの低地にある家の車などは我が家の近くにある空き地などに大避難して「いつ床上浸水になっても大丈夫」的な警戒をしている。
    高校野球も雨で順延順延の毎日。
    夏前に恐れていた「今年の夏は電力が…」なんてのは杞憂に終わりましたな。

    それに比べてヨーロッパは連日の大熱波だそうです。
    かのマダムタッソーの蝋人形館なんかも、展示してある蝋人形が溶けはじめて大騒ぎらしい。

    で、今度はニューヨーク周辺からカナダにかけて南米のすごい広い地域で大停電。
    もう世界中大混乱であります。これが4年ほど早めに起こっていたら、例の人々が鬼の首を取ったかのような勢いで「ノストラダムスの大予言が今現実の物として」と騒いでいたんじゃないかなぁ。
    1999年の7の月からちょうど4年。
    この停電に関してクリントン前大統領夫人ナンシーが「ブッシュが悪い」と声明文を出したそうだ。
    ブッシュを責めるのなら、その前のクリントンだって同じ罪と言う気もするが。
    っつーか、この大停電の時にクリントンがまた馬鹿げたセクハラ事件を起こさないかちゃんと捕まえて置きなさい。
    なんせ以前も起こったニューヨーク大停電の時は、10カ月後いきなりベビーラッシュになったという、「電気がつかなくて暗いんじゃする事はひとつしかない」と言う短絡的にスバラシイ人々の行為が多かったみたいですので。
    そうか!その手があったか、と少子化を憂いている森君やらは「停電にしちゃえばいいんだ」なんてアイディを出さないこと。

    しかし、アメリカの電力事情って結構一極集中だったんですな。
    これじゃ「戦争が起こって情報網が分断された時のために」と配備されたインターネットって、全然役に立たないんじゃないの? そのネットを動かす為の電力が供給されないんじゃ。
  2003年08月18日(月)メルマガ「知泉」500号
    暑くない夏だが、季節物って事で稲川淳二の本が大量にならんでいますが、その中で見かけた雑誌形式の本「ほんとうにこわい・嫁姑」
    おいおい・・・・怪談シーズンに紛れて、それ以上にリアルに怖い本じゃないっすか。

    雑学をずっと扱っていると、面倒臭い人になってしまう。
    先日も料理関係のテレビを見ていて「卵料理が自慢の店」と言うのを紹介していたんだけど、その店の料理人が卵にこだわっていて、毎朝契約している養鶏農家へ出かけ産み立ての卵を受け取って来ると言う事を説明していた。
    レポーターは「新鮮な卵で」と言っていたんだけど、卵って「産んでから1週間ぐらいの物の方が中の炭酸ガスが抜けて安定するので味がまろやかになって美味しい」じゃないっけ?
    など、細かいツッコミをしたくなってしまうのであった。
    友達にはしたくないヤツだな。

    メルマガ「知泉」がぼーっと500号突破。
    ま、だらだら続けていても号数は積み重なっていくわけで、偉いのかなんなのかは不明ですが、とりあえず頑張ったねと言うことなのだ。
    450号ぐらいの時には「そうかあと50で快挙だな」などと意気込んでいた部分もあったんですが、その間に似顔絵展があり、現在は「雑学本」の出版と言う、リアルに大きな出来事や目標がどかんどかんと連発しているので、あんまし凄いことなのかは実感できなくなっています。
    500号って事ならば、日刊メルマガだったら1年半で到達できちゃう数字なので、数字的な物はあんまし関係ないかなぁと思ったりもする。
    それより、あと2週間、9月1日で「創刊4周年」ってことなので、その段階で【雑学本:知泉】発行決定!みたいな発表をして、ついでに久々に「記念懸賞:豆豆知泉」と言うのもやろうかと思っています。
    いやはや、500号か・・・・。
    しかし4年以上続いてるメルマガってどれくらいあるんでしょうかね?まぐまぐ自体がまだ5年目って所なので「知泉」も大御所になるんでしょうか。
    とりあえず10年ぐらいできれば、自分的には凄い事かもしれない。

  2003年08月19日(火)薄っぺらい知識なのだ
    6月の後半の雑記で「半年間自分の事が出来なかったので」と言う趣旨の事を書いていた。
    でもって、似顔絵展の準備のために部屋の中が色々な物で乱雑になってしまったので、それの片づけから始めるのだみたいな事を書いていた。
    実は、その直後から「本を作る」と言う作業に突入してしまったので、部屋の中は似顔絵展で使ったいろいろな道具がそのままになって、さらに雑学を再検証するための大量の資料本などが上に積み重なった状態になっている。
    ハッキリ言ってゴミ屋敷直前なのだ。それなりに整理されているとは思うのだが、知らない人がみたら驚愕の部屋であります。自分史上もっとも部屋が汚れている状態かもしれない。
    とりあえず、この部屋の色々な物は地層のように上に雑学系、その下に似顔絵系の資料が山積している。これをなんとかしなくちゃいけないと思っている。
    が、今年になって初めて「何もしない日」が訪れたので「何もする気にならない」と言う状態で、大量の本が散らばったまんなかでボケーッとしている。
    何もしないといいつつ、それなりに似顔絵を描いていた時、雑学を調べていた時、サイト上のあれをこーしたほうがと考える部分も多く、それらに着手しているのではあります。

    実は、このサイトの運営を開始した時に、それまで読むだけだった雑学を自分なりにまとめた状態にしようと考えてデータベースを作りはじめていた。
    つまり「消しゴム」と言う項目について何か雑学がないか?と思った時に【二見書房:○●○の謎(P53)】【青春文庫:▽△▽の秘密(P121)】【ワニ文庫:■□■の起源(P45)】に記載されている。と言うのが即座に解るような、蔵書インデックスを作り始めていたのだ。
    なんせ、現時点で文庫サイズの雑学的本だけで300〜400冊ぐらいあるのでは?と言う状況なので、確かどっかで読んだぞ!と思っても即座にその答えに到達できないのだ。
    スチール製の本棚2つにギッシリ雑学文庫が詰め込まれ、さらにはみ出している状況なのであります。しかも現時点でガシガシ増殖し続けている。

    そんな中、某地方テレビ局から「こんぺいとうについての記述をサイトで読みました、その件について教えて欲しいことがあるのですが」とメールを貰った。
    基本的に私は、雑学を薄く浅く表面だけ知っている程度の人間なので、深い話は出来ないっすよ。と思いつつ、そこに連絡を入れた。
    その番組のディレクター氏は「サイト上に江戸時代こんぺいとうの角が36個が最上級だとして、それを数える役人がいたと書かれているのですが、その件についてもっと詳しい事を教えてください」との話だった。
    たぶん、サイトに乗っている事が自分の読んだ本でも書かれていた全てだと思うんだけどなぁ、もっと詳しく書いてあったら、それなりの事も書いてあるハズだから。
    とりあえずその様に先方に伝えたのですが、そのディレクター氏は「こんぺいとうを作っている方や研究している方にも尋ねたのですが、それ以上の答がなかったので」などと言うのだ。
    専門家が解らない事、素人に解るワケないじゃん。
    とりあえず、こんぺいとうについて直接じゃないけれど自分が知っている部分の話をする。
    こんぺいとうの角が何故36で最上級なのか?と言うのは、古事記の中に「天地四方を以て六合としこれを國(くに)と読む」と言う言葉があって、そこで6と言う数字が昔から日本では世界の全てを表す数字とされている。いわゆる「天・地・東・西・南・北」と言う6個の方向で「限りない宇宙空間」を意味しているので、古来より日本を統治してきた天皇家では神聖なる数字としていた。
    そこで金平糖の角数は均一ではないけれど、丁寧に作った物は36辺りの数になる事が多かったので、6の倍数(6が6個)で『天地六合(てんちろくごう)思想』にピッタリ合った物が神聖な物とされるようになったワケです。
    役職の成り立ちはよく解らないけれど、36を有り難がるってのはここから来ているワケです。
    といっても、実は最近販売されている大量生産品の金平糖はそこまで多くの角が存在せず、玉の大きさとは関係なく17〜24個ぐらいが多いそうです。
    なんて、今まで生きてきた中で無用だった蘊蓄王的な知識を披露してしまう私がここにいたりする。
    と言ってもさ、テレビ局に電話したのはこっちで電話代掛かっているし、その件について謝礼も何にもないんですけどね。

    で、その電話ついでにその事を文章にまとめてメールを送っておいた(親切だなぁ)。
    そしてそれに関しての返信が来たんですが「もっと詳しい事教えてください。その件について書かれている文献が有ったら教えてください。是非それが書かれている文献が何なのか調べてください。」
    …私は部下でも、家来でも、公共施設でもないんでもないんですけど。

    ※いわゆる雑誌なんかで事件が起きたときに、作家やコメンテーターがそれについてヒトコト言っているのも突然の電話での取材らしく、コメント料などもない場合が多いらしい(他に仕事があるかもしれないのでむげに断れないとの事)。

    とりあえず、データベースを地味に作るのであった。
    それ以外に、誕生日データも未掲載なのが大量にあるんですけどね。
  2003年08月20日(水) 引用師
    「爆笑おすピー問題」で田原俊彦が出ていたそうだけれど(実は見ていない)そこで熱狂的だった爆笑田中が興奮して田原の昔の話を事細かく喋っていたらしい。
    で、その細かい処まで説明している田中に向かって田原が「気持ち悪い」と言ったらしいのだ。そりゃファンもいなくなるって。
    ついでに「野村ヨッちゃんは芸能界にむいて無かったんだよ」と相変わらず発言していたそうで。この言葉はずっと前に、田原が売れていた時にも聞いたことあるんだけど「だからコイツはダメなんだよな」と思っていた。
    以前、田原の発言と同時期に近藤マッチもヨッちゃんについて発言していたんだけど「ヨッちゃんは勉強熱心で、ギターの才能はすごいよね」的な事を発言していた。この差なんだろうなぁ、田原と近藤の違いは。
    未だにヨッちゃんより上にいて見下すような発言が出来るってのは、自分の足元見ていないと言うか。 ハッキリ言ってヨッちゃんの方がテレビで頻繁に見かけるし(田原みたいに年に数回バラエティトーク番組に出るってのじゃなく、ちゃんと音楽番組)たぶん収入だって段違いにあると思う。
    田原俊彦、自分の置かれている立場を理解していないのか、それとも自分はカッコつけてイバリ散らしているのはキャラだと思って演じ続けているのか。

    「トリビアの泉」ですが、先週の放送で『高校野球では…』と言う予告があって、友人との会話で「たぶん「敗者復活戦」か「米騒動で中止」のどっちかじゃないか?」と話していた。
    で、敗者復活戦ネタが実際の放送だったんだけど、結局この番組最後に「来週の予告トリビア」というのを毎回やるっていうのは、こういう広がり方を想定した物だったんだろうなと思う。
    この手の雑学番組があると、当然「こんなの昔から知っているよ」と言う見下した意見が出るワケですが、そこで予告を見せることによってあーでもないこーでもないと言う意見が、番組外で出るわけです。
    つまり、こうやって「○○じゃねえの?」的な事を言っているのが、見事に番組のツボなんだって事なのだ。
    次週への興味の引っ張り方としては優秀な作戦なのだなぁ。

    以前の誕生日サイト事件の時から思っていた事がある。
    インターネットってのは調べ物に凄く便利なんだけど、それだけで完結して「調べた」と思いこんでいる人が多くないか?って事。
    ネット上にある雑学にしても、なにやらにしても、かなり多くの物が「どっかのサイトにあったものを引用しただけ」って感じがする。
    トリビア的な雑学はもう収拾がつかないほど、引用→引用→引用の数珠繋ぎで、最初の頃は「定番雑学」をこのサイトも羅列していた感が多かった。(雑学本自体が定番雑学の使い回しなんですけどね)
    で、定番もすぐに底をついてしまうので、図書館に行って面白いネタを仕込んでそれをサイト上、メルマガ上で発表する。と、1年後にはそれまでネット上に無かったその雑学があっちでもこっちでも見ることになり、ネット上では「そんなの知っているよ」的な定番雑学になっていく。
    某サイトで「疑問を提示」→「利用者が答を書き込む」と言う物があるんだけど、そこに書かれる答と称する物はすべて「このサイトにこう書いてありました」と言う物だったりするのだ。
    「○●書房の○○○と言う本にはこう書いてありました」などという、文献に当たったという物がほとんど無い。
    完全なるコピー&ペーストも問題あるが、そのネット上の書き込みを独自の判断で文章を書き直して… と言うのは、いわゆる伝言ゲームみたいなもので、微妙に形を変えることもある。でもって書き込む方は「間違えていてもオレが悪いんじゃないもん、元ネタになっているサイトが悪いんだもん」的な立場で逃げてしまえるのだ(掲示板の書き込みは基本的に署名入りでも匿名みたいな物で、責任能力に乏しいんですけどね)。
    自分も最近は調べ物というと、Googleで検索して「完結」なんて感じになりつつあるので、もっとちゃんと裏を取っていかなくてはいけないと思うのだ。



     


ひねもす雑記