ひねもす雑記
2003年09月01日〜10日


▲2003年09月01日:月:メルマガ創刊4周年
▲2003年09月02日:火:熱い夏を過ぎると
▲2003年09月03日:水:驚天動地の幸運
▲2003年09月04日:木:商品のない店
▲2003年09月05日:金:ベーコンと100万枚
▲2003年09月06日:土:携帯電話
▲2003年09月07日:日:3カ月前
▲2003年09月08日:月:冷やしたルマンド(1)
▲2003年09月09日:火:冷やしたルマンド(2)
▲2003年09月00日:水:少年犯罪
  2003年09月01日(月)メルマガ創刊4周年
    「ザ・ミッシェルガン・エレファント」いきなり解散!
    っつーことは、マジに先日のタトゥーいきなり帰っちゃった事件の際に2曲歌ったMステを見逃したのは痛いなぁ。
    たぶん生の番組に出て歌ったのは、あれが最初で最後って事になるのか?。
    いきなり解散かよぉ、うむハード系でありつつメロディアスで好きなバンドだったんだけど。
    そんなショックを受けながら始まった9月であった。
    (追記:9月5日に再びMステに出演した)


    [イラスト:杉山愛(この直後ショートカットになった)]
    杉山愛 30日のアクセス数が26000人超えでしたが、翌日31日は12000人に留まり「やはり夏休みの宿題大作戦だったのか…」と思ったのですが、9月1日のアクセスが再び20000人超えでした。
    いったい何の数字なのだこれはまったく。このサイトをオープンして3年掛けて「ついに100万人突破」なんて言ってたのから、それからたった2年後になんでしょうね、この勢いは。
    ハッキリいって、そこまでの許容量ないっすよ。サイトが重いったらありゃしない。
    アクセスも大変だけど、誕生日データなんかの修正&追加なんかも、ネット上でやっているので表示されるのが非常に遅い。
    ま、10年ほど昔のパソコン通信よりは早いんですけれどね。(文字が表示されるのがスクロールでだったんだけど、そのスクロール状態でも文字が読めるほどの早さ)

    とりあえずメルマガ創刊4周年です。
    ついでに本日めでたく、読者数が9000人を突破しました。というかね、4年間やって来たけれど、今年の3月始めまで読者数5000人ぐらいだったんであります。
    それでも自分的には「やるじゃん」とか思っていたんだけど、なんでしょうかね、この半年間の怒濤の増加状態は。
    やはりトリビア効果なんでしょうか? う〜む、なんか「自分の狙っている物はトリビアの泉とは微妙に違うんだけどなぁ」などと感じつつ、この波に乗らない手はないって思う自分もいる。
    今までは基本的に、あまのじゃくというか、世間に対して「こなくそ!」と背を向ける傾向があったので、流行るとそこから1歩ずれた場所に移動しちゃう私でしたが(だから大成しないんだって)、今回はどっぷり浸かっています。
    ま、しょせんブームですから。問題はブームが去った後の身の振り方かもしれませんなぁ。

    これまで、テレビ界が作ってきたブームってヤツは終わった瞬間に「そんなのまだやっているの?恥ずかしい」と言う状態になっていましたからねぇ。
    ダンスブーム、バンドブーム、アカペラブーム、その他もろもろ。
    ま、トリビアの泉によるブームが過ぎても、雑学は追求し続けているとは思うんですが。

  2003年09月02日(火)熱い夏を過ぎると
    マシュー南が全世界デビュー!
    藤井隆によく似ているマシュー南が、ソフィア・コッポラ監督作品に出演しているらしい。今回ベネチア映画祭に出展されている作品だと言うが、凄いっす。
    作品自体、日本が舞台のもので、日本のテレビ番組の司会をしているタレントのマシュー南、と言う役らしい。藤井隆ではなく「マシュー南」が出演しているのだ。
    北野たけし「座頭市」とか、浅野忠信なんかより、こっちを注目するのだ。
    (その後、このニュースはどこでも聞くことがなかったし、藤井自体も言わないので、本当なのかちょっと心配)

    しかし、なんだよダンディ坂野のメジャーデビューCD「ゲッツだぜ!」って。あからさまに「売れるワケないけれど、とりあえず旬だから出しておこうか」状態。
    といっても、どんな企画でも、どんな曲でも売れるとは思わないけれど。ダンディ。

    「ウォーターボーイズ」
    夏っぽくなかった夏の中で、いかにも「夏!」と言う作品で、しかもガムシャラなバカバカしさで、毎回じゃないけれど、今期、比較的良く見ていたドラマ。
    いよいよ物語は佳境へと突入で、メンバーも一気に増えいよいよ実現!と言うところに最大のピンチ「プールが取り壊される?」と言う、とんでもない状態にどう立ち向かうのか?っつー感じなのだ。
    物語の中で、最初はシンクロ開催に反対していた大人達や周囲の人間が徐々に協力的になっていく状態が描かれていたのだが、最初から最後まで布施明扮する教頭先生が大反対をし続けていた。
    異常なほどにシンクロを開催させる事に反対をし、ことごとく希望の芽をつみ取ろうとし続けている、実に解りやすい「徹底的な悪役」なのだ。
    個人的には「最後の最後まで理不尽な大人というキャラで居続けて欲しい」と思っていた。
    実際の世の中ってのは、そんな風に理屈では図りきれないほど「理解しがたい」人種に溢れていて、そんな連中が上から押さえつけようとしたり、意味不明の邪魔をするのだ。それは学生時代だけじゃなく、社会人になってからも。
    ところが、今回いきなりセリフの中で「君たちが人生を誤った方向に進んで欲しくないからだ」と言った後にポツリと「私のように」などと言い出すのだ。確かにそれまでの物語途中にもなんとなく、考え込むような表情がカットインされていたが。
    で、結局今までシンクロのメンバーが必至に開催に向けて突っ走っているのを邪魔しつづけた理由が語られる。
    教頭は高校時代ブラスバンド部に所属していて、その部を全国大会準優勝まで導いた実績があり、高校卒業後もブラスバンドに全ての日々を注いでいたという。
    そしてある日、ブラスバンドばかりやっていた生活から、ふと我に返った時に「俺は他の生活をすべて犠牲にしてここまで来てしまった。そのために自分には他の選択肢が全然残っていない」と言う事に愕然としてしまったと言うのだ。
    そんな馬鹿げた、若い時の一途な思いこみでその先に続く道の可能性を潰して欲しくなかったというのだ。自分のような間違いを犯して欲しくないために、ちゃんと大人が進むべき方向をシッカリ教えてあげなければいけないと。
    それを象徴するかのように、映画版ウォーターボーイズで活躍した先輩(このドラマは映画の3年後と言う設定)が結局シンクロばかりに熱中して大学受験に失敗し未だに浪人生をやっている。
    う〜む、と考え込んでしまいましたね。
    確かに馬鹿げた理由でシンクロ公演を邪魔していたんだなぁと思うんだけど、なんか自分的には凄く痛かった。
    自分も高校時代からずっと20代を過ぎても、延々と馬鹿げた夢を見続けているような人間で、とにかくずっと何かに集中していた。
    でも時々、上手く行かない時、ふと我に返って「俺って普通の人なら経験しているような事を随分とパスしてここまで来てしまったんじゃないか?」と愕然としちゃう時もあった。
    気弱になっている時なんかは「あのとき、あそこで…」とか進路を見誤ったのでは?と、鬱鬱状態になってしまうのだ。
    そう言う意味では教頭先生の言うことも解らないでもない。いわゆる、ある程度年齢を重ねて、ある程度自分の限界が解ってしまったような状態ではそう感じてしまうのかもしれない。
    もっとも、高校時代にはそんな考えも理解出来なかったんだと思うし、自分なんかの天の邪鬼的性格では押さえ込まれれば込まれるほど、そっちに向かってしまうんだろうけれど。
    自分は負け組だとか勝ち組だとかっての解らないが、未だに「あそこでああしていれば」と思うことも少ないのだ。
  2003年09月03日(水)驚天動地の幸運
    雑誌を読んでいると、否応なしに飛び込んでくるのが、巻末なんかにある「金運上昇ペンダント」などいう開運グッズの広告。そこには「このペンダントをつけたとたんに人生が180度変わってしまいました」的な脅威の効能が書かれている。

    基本的に自分はそんなの信じないし、そんなのを信じている人間がこの世の中にはごく少数しかいないと思いたいんですが、こうも昔からずっと延々と広告が載せられ続けているってことは、それなりに需要があって商売になっているんでしょうかねぇ。
    しかし、その手の広告では「想像以上のハッピーを手に入れた」と言う人々が笑顔で写真に収まっているが、どうも何故こうも揃って顔つきや醸し出すムードが「貧相」なんだろうか。

    ま、それまで貧相な生活をしてきたから染みついているのかも知れないが、中には「それ以前の自分はどうしようもない生活をしていて」などと言う写真の処では、どっかのガード下みたいな薄暗い処で寝袋で寝ている写真まであって「そこまで酷い生活を演出するか?」と言うものまであった。
    その後はおきまりのように、宝くじが当たって、競馬も万馬券、当然彼女(彼氏)が出来て、ウハウハって写真が続いて居るんですが、なんかどの写真もセンスないなぁ状態。あからさまな欲望を何も考えずに写真にしただけって感じ。(しかし幸運のイメージがギャンブルによる金儲け→車・家・性欲ってのも短絡的)

    しかも出来た彼女や彼氏ってのが、いかにもホステス・ホスト系の趣味の悪そうなケバイ人で、この開運系グッズ商売をやっている人の描く「ゴージャスさ」の質がよく解ります。
    でも「宝くじで3億円が当たりました」というヤツなんですが、ダメっぷりが半端じゃない女性の出ている広告で「生まれて初めて彼氏も出来ました」と言う写真が…。
    その写真に収まっている彼氏ってのが、どうみても悪質なホストって感じで、その女性と一緒に札束を持って微笑んでいるのは「金目当て」としか思えないんですが。
    なんだかなぁと思う今日この頃であった。
  2003年09月04日(木)商品のない店
    先日から携帯電話のバッテリーの調子が悪く、充電したつもりでも充電されていない事もあるので困った状態だった。
    なんせ、充電器にセットしておいて、出かけようとそこから携帯電話を持ち上げた途端に「ピーッピーッ」とバッテリー切れの警告音が鳴り響くという「なんじゃそりゃ」状態。
    本体がダメなのか、バッテリーチャージの機械の方がダメなのか不明だが、もう購入してから5年。買い換え時は既に2年前に通り過ぎている状態なのだ。

    で、先日、友人M氏とそのショップに出かけたのだが、いまやデジカメ付きは当たり前なんですなぁ。あのデジカメ機能(&動画)さえ付いていなければ、もっと薄型に設計出来るんじゃないの?って思うんだが、その辺の付加価値が当然となっている現状では、無ければ売れないんだろうなぁ。
    ということで、その場で決めるのも難しいので(普段から携帯電話に興味がないので、どんな機種がいいとか考えていなかったので、よけいに即決できない状態)いくつかをイジってカタログを貰って帰ってきた。
    そして、後日改めてと言うことで昨日の会社帰りに立ち寄ったのだ。

    で、決めてきた機種を少し店頭でイジってからカウンターでカタログを指さしながら「これに機種変更ってことで」と告げた。
    が、店員は「えっとですね、この機種は現在切らしておりまして、取り寄せと言うことになります」などと言い出すのであった。で「じゃ取り寄せだとどのくらい掛かりますか?」などと聞くと、しばらくコンピュータをいじったあと「えっとですね、取り寄せでもいつ入るか解りません」などと言うのだ。 なんじゃそりゃ?
    う〜むと思い、しかたがないと他に展示してある物のなかから「第二候補」として決めてきた機種を「じゃこれでは」と示すと、再び「すいません、あいにくとこの機種は現在切らしておりまして」などと言い出すのだ。しかもやはり「いつ入荷出来るか不明です」
    で、第三候補もあったので、それを聞いてみると「あいにくと…」

    う〜〜〜〜む、このショップ(Jの専門店)に展示されている携帯電話はいっぱいあるように見えて、色違いも多く並んでいるので実際には8種類しかないのだが、その内の3種類が「品切れで次回入荷予定日不明」ってどういう事よ?
    その3種類に関して、色も言わない前から品切れって事は、完璧にないって事ッスよね。
    そんな状態なのに、ディスプレイにはちゃんとその品切れ商品まで展示してあるのは、ダメ度が高すぎる。
    もしかしたら品切れ商品をディスプレイから外すと、実は商品選択肢は2・3種類しかないって事はないよね?
    結局、なにもせずに帰ってきたのであった。
  2003年09月05日(金)ベーコンと100万枚
    シュワルツェネガーが演説会で生卵をぶつけられたニュースがあったけれど、その後の講演で「ベーコンも投げて寄こせ」とギャグで返した。
    実は、このニュースが速報で届いた時どっかの番組では「ベーコンを投げるぞ」と訳していた。
    最初にそのニュースを聞いた時に意味が少し分からなかったんだけど、そう言うことでしたか。

    今年の最初に「音楽モノではない演芸CDとして異例のヒット」と騒がれていた、綾小路きみまろのCDが9月最初の段階で98万枚を突破で、100万枚まで秒読みだそうで。
    いやぁ地味に売れているんですなぁ。
    「笑っていいとも」にレギュラー出演しているらしいんですが、サラリーマンとして番組をまったく見る事がないので、自分的には綾小路きみまろは数ヶ月見かけていない状態ですけど、やはり基本は地方廻りなんでしょうか?
    たぶん客前でやり続けてきた演芸人としては、テレビのレギュラーが増えるのより、客が多く入っていると言う方が誇りなのかもしれないなぁ。
  2003年09月06日(土)携帯電話
    結局、ケータイ電話を買った。(機種変更)
    松本人志じゃないけど「話せりゃいいやん」と思いつつ、その通話も好きじゃないのでほとんどしないしなぁと言う私でありまして、毎月基本料金で終わっているような状態。
    電話番号知ってる人も、かなりごく少数って状態だし。
    しかし、今の携帯電話って凄いねどうも。

    機種変更って事で、以前からJフォンを使っていたが、現在は「ボーダフォン」と名称変更になっているのだ。
    つまり以前のはJ(日本)電話だったのが世界で使えるようになったためらしい。
    ってボーダーって「障壁・境界線」という意味じゃないのか?世界に広げるのなら「ボーダーレスフォン」じゃないとマズイような気がするんですが。

  2003年09月07日(日)3カ月前
    というわけで、メルマガ創刊4周年&単行本「知泉」発行記念の懸賞をやっているんですが、色々ですなぁ。
    項目に記入してくれと書いているのに「欲しい欲しい欲しい絶対欲しい!」みたいなことしか書いていない人とか、1つのメールアドレスで何通も名前を変えて応募する人とか。
    そのなかで「6月の似顔絵展の時」と書いてくれた人もいたんですが、自分でちょっとビックリしちゃいました。
    似顔絵展って、たった3カ月前の話だったんだよなぁ、と言うこと。

    自分の中ではもう遥か過去の話で、ヘタすりゃ1年ぐらい前の話のようなつもりになっていた。この2カ月があまりにも集中しての怒濤の日々だったので。
    とにかく、今年は今までの中で一番忙しい日々かも知れない。と言いつつ、この2カ月のほとんどが家に閉じこもっての執筆作業(と言うか入力作業)だったので、他人との接点がほとんどない引き籠もり状態だったんですけどね。
    で、8月後半は原稿書きから解放されたんですが、なんだかんだで細かい作業に追われ、今やっとボケッとしている。と言いつつ、貧乏性なので、誰にも知られない部分で色々作業をやっている。

    季節はザンショ残暑といいつつ、徐々に風が秋っぽくなってきたわけで、ふと部屋を見渡して「!」と思ってしまったのが「この部屋、冬バージョンのままだ」と言うこと。
    自分の部屋は冬はホットカーペットを引いて、夏はスノコみたいな竹で出来たマットを敷くと言うのが通年なのだが、今現在カーペットのまま。
    いまさらスノコを引いてもしょうがないよなぁ状態なのだが、これは本来模様替えをするハズの5月から6月は精神的にも肉体的にもヘビーな状態で、それが終わった瞬間に単行本制作に突入したので… なのだ。
    ふぅ
    と一息ついている間もなく、こんどは本が発売されるってことで、色々動き回らなくてはいけないのだ。
    基本的に「売れる」ってのは目標なんだけど、その先にある目標は「印税でウッシッシ」ではなくて「知泉2」を出せるかどうか?という部分なのだ。

    昔から「いつか本を出してみたい」というのは活字中毒者としての目標だった。その「本を出す」ってのも、いわゆる自費出版と言う物ではなく、あくまでもメジャー出版社から望まれた形での出版と言うのが目標だったので、パソコン通信で6年、インターネットで5年、文章を書いたり、色々調べたりしていたので簡単な道のりではなかったけれど、なんとかクリア出来た事になる。
    で、ここがゴールじゃなく、やっぱり次の目標を立てなくちゃいけないのだ。

    さて「知泉2」を出すことが出来るか?
    ここまで来ちゃうともう、自分はどうする事も出来ないので、沢山売れて、読書感想も山のように来て、ということを祈るしかないのだ。
  2003年09月08日(月)冷やしたルマンド(1)
    セブンイレブンに立ち寄るたびに気になっているのが「石原裕次郎・7回忌記念焼酎&日本酒セット」なのだ。
    別に石原裕次郎には全然興味無いし、アルコールも飲めないのでそっち方面にも全然興味ないのだが、これが、たぶん8月中旬ぐらいに店頭に置かれてから、いままでその山が全然減っていないと言うことに興味ある。
    確かに、一部年代にとっては永遠のヒーローかもしれないが、その名前が付けられた酒に7800円だかの金額を出す人がどれだけいるかって事なのだ。
    この数年、缶コーヒーのCMだとか色々な媒体に石原裕次郎が登場しているのだが、ハッキリ言ってそんなに盛り上がっていないんじゃないの?状態。
    これを仕掛けているのは当然、石原プロモーションなんだろうけれど、あの事故で多大な負債を抱えた上、この売れない「7回忌セット」ってのはどうなんでしょうかね?
    でも、石原プロモーションの中で一番の稼ぎ頭は今でも石原裕次郎かも知れない。

    売れていない商品と言えばブルボンが出した「コミックごのみ」と言う商品。
    お菓子にしてはちょっと大きめな箱に80年代にヒットした少年ジャンプの漫画のイラストが入っているモノなのだが、この箱の中にはそのパッケージに書かれた漫画の名場面集が編集された漫画本(約60ページ)が納められているらしい。で、値段は250円。
    これがある日、セブンイレブンにどどーんと場所をとりながら登場し、そのまま減る様子もなく1週間と言う状態なのだ。
    その往年のジャンプ作品のラインナップは
    キャプテン翼・高橋陽一
    銀牙-流れ屋銀・高橋よしひろ
    キン肉マン・ゆでたまご
    魁!!男塾・宮下あきら
    聖闘士星矢・車田正美
    天地を喰らう・本宮ひろし
    ハイスクール奇面組・新沢基栄
    ブラックエンジェルズ・平松伸二
    と言う、個人的には1つもピクリと来るモノがないと言う素晴らしき世界。
    しかし、それら漫画が好きな人はすでに単行本持っているだろうから、編集盤を出されてもなぁ状態なのかもしれない。
    で、ブルボンは見事に失敗をしているのが、これらに興味があって買う人もいると思うが、中に何が入っているか解っているので、繰り返し買う人はいないということなのだ。
    ま、食玩のように大量に購入して大量に重複が出るってのより、良心的なのかもしれないけれど、リピーターを生み出さない商品ってダメでしょ。
    ブルボンはずっとそれを繰り返している。
    今年の前半にグリコに先駆けて懐かしシングルCD入りお菓子を出したんだけど、それが良心的に中に何が入っているのかが解る状態だった。つまり10種類出ているって事は10個買ったらもう買う必要性がないと言うか買うと勿体ないと言う事なのだ。
    それに比べてグリコと来たら…。
  2003年09月09日(火)冷やしたルマンド(2)
    刷り上がった本が届く。
    いやぁ凄いねぇ、本当に本になっちゃったんだねぇ。
    最初のメールから今のいままで、延々と大がかりなドッキリカメラって事はないよね。と周囲を見渡すが、それらしき人はいない。

    前日からの続き。
    それ以外にもブルボンは大きなミスをおかしたことがある。
    3年ほど前だったか、素人の女の子が歌っているCDをパッケージして、それを購入した人に投票してもらい、グランプリを取った子を歌手デビューさせると言うもの。
    1つのCDに2人分入っていて、たしか6種類とか出ていたハズ。これもパッケージに写真があったので重複して買うことはなかったんだけど、それ以降が大きなミスだったのだ。
    最終的に3人が選ばれてグループとして、ブルボンの新しいお菓子と同じ名前を付けてそのCMソングを歌ってデビューしたのだ。
    しかし、誰もそのグループ見たことないでしょ?よっぽどなディープなアイドルマニア以外は(自分もCMでちらっと見た&聞いただけ)。
    それは当然のことで、特定のお菓子メーカーがバックアップして、そのメーカーの商品名をグループ名にした歌手が出ることができる番組なんて、ほとんど無いッスよ。
    例えばHEYHEYHEYあたりだと明治製菓なんかがスポンサーに入っているワケで、そこにブルボンの宣伝ばりばりのグループが出るってのでは…。
    と言うことで、1度もテレビで見ることなく終わってしまいました。
    ブルボンはなんかいつもダメっぽい戦略で空回りしているんだよなぁ

    ちなみにブルボンのルマンドは冷やして食べるのがベターです。
  2003年09月10日(水)少年犯罪
    以前書いた日記(7月12日)が途中で終わっていたので、それのちゃんとした文を書きます。
    この時は少年犯罪がキーワードで書いていたんですが

    で「最近は少年犯罪が急増」と言うニュース報道があっちこっちで乱れ飛んでいますが、実は…
    犯罪学の検証によると、報道のマジックが見事に使われていて「急激に大増加した」を強調する状態になっているそうです。
    普通その手の報道では10年前の平成初期からの棒グラフが提示され、年々上向きになっていく線を追いかけて「とんでもない事になっています」などと言うのだが、実際の事を言えばその平成初期ってのが少年犯罪が逆に異常なほど少ない時代だったのです。

    ま、昭和から平成に移行したあの当時はバブルの最盛期だったと言うこともあり「金に困った」と言う犯罪はほとんどなく、仕事にあぶれている人もほとんどなく「就職しなくてもいいじゃん」「フリーターの方が金になるし、自由だし」みたいな状態で、ある種、少年たちにとっては犯罪を犯す理由もほとんど見つからないような時代で、あったとしたら男女関係のもつれとイジメぐらいだったのかもしれない。イジメと言っても今のように鬱屈したストレスを発散するためのイジメは少なかったと思う。
    逆にバブルがはじけた後の現在ってのは、過去のバブル期の「金が湯水のように使えていた時代」ってのの幻想が根強く残っていて「金さえあれば」的な状態なのかもしれない。バブル期を経験する前の時代は金が無いってのは結構当たり前の話だったので。

    で、現在が「少年犯罪が異常に多い」とマスコミ的に大騒ぎするんですが、実際の事を言えば件数的には1980年代と同じということらしいのだ。
    つまり1980年から10年かけて少年犯罪が減少し、10年かけて元に戻っているという事で、そんなに大きく騒ぐ話ではないのかもしれない。

    ちなみに戦後すぐの頃は少年犯罪はとにかく多かったが、安定経済に移行した後だけで見てみると昭和30年代中期がもっとも未成年犯罪が多かった時代だとされているのです。その数も現在の3倍ほど。
    つまり世代別に見てみると、現在60歳前後の人々が青年期に一番犯罪を犯していたと言うことになっちゃいますな。

    いわゆる援助交際なんかの少女売春も「最近の子は乱れている」とか言っていますが、実際に補導件数で言えばやはり昭和30年代末ぐらいがもっとも多かったそうです。(赤線が廃止された後の10年間なので、それ以前はある種公認だった部分もあるのってのも理由かもしれませんが)

    確かに最近の犯罪は凶悪で短絡的という印象も受けてしまいますが、それは子供に大人と同じ権利を与えている現在のひずみでもあると思うし、ネットや携帯電話の普及で、以前は出会うことの無かった世代の違う人々との接触もあるので、ある意味しょうがないって感じもしちゃいますな。
    つまり、この場合は「少年犯罪」とかが問題じゃなく、少年少女に接触を持つ大人の方に犯罪の責任があるワケで。

    ついでにマスコミが昔と違って1つ目立つ犯罪が起こると事細かく説明しちゃうってのが関係してしまうかもしれません。昔も猟奇的な殺人事件や謎に包まれた犯罪が多かったんですが、あんまり報道されないで終わっていた。
    その手の犯罪を大々的にテレビで扱い始めたのが、かの「ウィークエンダー」だと思うのですが、結構あの番組で出てきた犯罪は「マジでそんな事件あったの?」と言う感じだったハズ。
    ※ちなみにこの番組で有名になったのは泉ピン子。当時はまだ無名のタレントで自他共に「ブスなレポーター」と名乗っていました。

    今や、すべての朝の番組がウィークエンダーなので、1つ事件が起こるとその背後関係を含め当事者や犯人の生活すべてが大々的に公表されちゃうことになっているんですな。
    で、その番組を見て模倣犯罪が多数出現する。馬鹿な大人も多いけれど、意味無く思い詰めちゃう少年が同じように模倣を始めるケースも多々ある。

    例の神戸須磨区の酒鬼薔薇事件の後もいきなり同様の犯罪を起こそうと未遂事件が起こったりした。酒鬼薔薇事件と同じように謎のメッセージを残したテルクハノル事件とか。
    もっとも酒鬼薔薇事件のメッセージ自体は幼女連続殺人犯人・宮崎が今田勇子名義で被害者に送りつけたメッセージの模倣的な感じもあるけれど。

    大阪池田小学校事件の直後も各地で小学校・幼稚園周辺で細かい事件が起こった。
    中には幼稚園に刃物を持った女が… と大騒ぎした事件の真相が保母さん(保育士さん)の狂言だったなどと言う物もあったけれど、とにかくテレビで大々的に報道する事が次の犯罪を誘発しているのは間違いないと思うのだ。

    もう20年近く昔の話になってしまうけれど、アイドル歌手がビルから発作的に飛び降り自殺しちゃった後も、少女の飛び降り自殺事件が大量発生して毎日のように報道されていた。
    けれど、実際の事を言えばあの年の未成年自殺は戦後もっとも少なかった。 と言う事実はマスコミは何もふれようとしない。
    確かに、一般的な自殺は自宅などでの首吊りなどがメインで、事件そのものは身内だけで片づけてしまい周囲にはほとんど知られずに終わるケースが多いのに、あの年は模倣でビルからの飛び降りという派手なパフォーマンスがらみだったので報道されやすかったと言うのもあるんですが。

    とにかく少年犯罪&事件なんかは、特に人格不安定な時期の子供にとっちゃ「俺も」的な刺激になってしまうんだと思う。
    結局の所、「二度とこのような事件が起こってほしくない」と最後にしめるテレビに取っちゃ、事件は無くては成らない物だし視聴率アップの要因で、結果として続く事件を誘発する引き金になっているのを少しは自覚しなくちゃね。


     


ひねもす雑記