ひねもす雑記
2003年10月21日〜31日


▲2003年10月21日:火:敗者インタビュー
▲2003年10月22日:水:勝利者インタビュー
▲2003年10月23日:木:ふがふが
▲2003年10月24日:金:チャンバラ
▲2003年10月25日:土:君はノー
▲2003年10月26日:日:プロにおまかせ!
▲2003年10月27日:月:ペーパーレス時代:筆記用具レス時代
▲2003年10月28日:火:再び
▲2003年10月29日:水:さんざんB級便パチ先生
▲2003年10月30日:木:中国はぁと日本
▲2003年10月30日:金:アイヤーッ
  2003年10月21日(火)敗者インタビュー
    世の中をよく「勝ち組」「負け組」とに分けたがる人がいるけれど、自分はその辺には元々関係ないというか興味がなかった。
    あえて言えば、子供の頃からそんなに裕福だったワケでもなく、物心つく前に父親を亡くした事で色々な目にあったりして、自分的には「他の人と最初から同じ土俵にはいない」的な気分があった。なんか知らず知らずにそれに目覚め、さらに3月生まれだった事もあり小学校時代までクラスで一番小さかったので、常に「同じ戦い方をしても勝てない」と感じていたのかもしれない。
    勉強や運動なんかではなく、ギター弾いたりや絵を描くことで他人との差別化を図っていた。そんな事もあって、他人と「勝つ」という基準自体がズレてしまった為に、その「勝ち組」「負け組」と言う部分に興味がなくなってしまったのかもしれない。
    そんなこんなを言いつつも、自分的に負の部分でコンプレックスを多く抱えていたんですが、そのコンプレックスを売り物にするのは美意識が許さなかったので、何食わぬ顔で踏ん張っていたような部分があった。
    今思うと「負け」というのを絶対認めたくないために、別の価値観を見いだして、それに向かって進んでいたのかもしれない。凄く面倒な人生なのだ。
    その結果、いままでに、音楽で何か賞を取ったとか、サイトで名が知られたとか、って局面もあったけれど、それが自分の中で最終目的ではなくなっていたので、あまり達成感を感じなくなって今に至っている。
    でも、結果として目立ってしまったわけで、それに対して「突出した」と言う部分で、やっかむ人が出てくるので凄く面倒。
    よくありがちな「何でもいいから目立ちたい・有名になりたい」って部分の人が、やっかんでくるのかもしれないんですが、こっち的にはそんなに自分がそれで得をしているワケでもないので、対応に苦慮しちゃうんですよ。
    今回の「単行本を出した」って部分も、他人から見たら目立った事なのかもしれませんが、今の段階では自分的に勝ち負けを決めるのなら「負けちゃった」的な感じなので、やっかみメールをもらっても困ってしまうわけですね。
    現時点で、そこそこ売れている的な扱いをされている「知泉」ですが、売り上げで言ったら、最初言われていた初版部数にまで達していない状態なので…
    ちなみに、元祖とは「それを創った人(創始者)」を言い、本家は「初めてそれを作って売った店や家を指し」本家と元祖を兼ねている場合は本舗という言葉を使います。
  2003年10月22日(水)勝利者インタビュー
    トリビアの泉、本日の関東での視聴率はなんとか20%をキープしましたが、もともと低かった関西ではついに14%だったそうです。
    というのも、その裏側で日本シリーズが行われていて、しかも2試合連続で阪神が負け「いったいどうなるのか?」状態の第3戦。さらに、かなりシーソーゲーム的に白熱した試合だったらしく、7時台から見ていた人の多くがチャンネルはそのままに見続けた結果らしい。
    それでも関東20%関西14%は凄いんじゃないかな?
     関東関西名古屋
    トリビアの泉20.1%14.3%16.1%
    日本シリーズ23.2%38.7%24.4%

    逆に言うと関西で日本シリーズの視聴率が38.7%って思ったより低い感じがしちゃうのだ。
    で、トリビアの泉はそれを完璧に意識したと言われている大阪ネタ「通天閣」なんかをぶつけてきた辺り、余裕なのかもしれない。
    で、野球中継をしていたテレビ朝日が今、抗議でとんでもない事になっているらしい。

    試合が白熱してしまったせいで、試合中にCMを挟む事が出来なかったので、試合が終わった直後からその時間で消化しなければいけないCMを連投に次ぐ連投だったそうで、星野監督の勝利者インタビューなんかも途中でブチ切って、やっと画面が甲子園に戻ってきたかと思うと、30秒ほどで再びCM、そんな状態が延々と続いたらしい。
    でもって、テレビ局には750本以上の抗議電話(新聞によって500本〜1000本と差がある)だそうで。基本的に野球に全然興味ないんだけれど、やはり最後の総括としてインタビューを聞きたいんだろうなぁ。
  2003年10月23日(木)ふがふが
    有栖川を名乗って逮捕された事件ですが、あの結婚式に呼ばれた有名人が石田純一・羽柴秀吉(三上誠三)・京子スペクター(デイブの嫁)、そしてエスパー伊東って、その人選はなんだったんでしょうか?
    もしかしたら、すべて「本物ではない」という意味だったのかと。

    そもそも、有栖川家が大正時代(昭和初期かもしれない、とりあえず戦前)に途絶えた皇族の家系だってことを誰も知らなかったって事が、どうなんでしょうかね?
    (後の話では京子スペクターは招待された時に怪しいと感じて調べてそのことを知ったので、皇室関係者にこの事を問い合わせ、調査潜入として列席したらしい)
    で、逮捕直前のインタビューで途絶えたハズという事を聞かれて「高松宮から途絶えてしまった有栖川を未来に継続するために」と頼まれたとか発言していたんだけど、有栖川という名前自体は途絶えているんですが、有栖川宮の娘の家系は続いているんですけどね… なんで血が続いているのに、赤の他人が名前を継がなければいけないんだろうか。
    嘘で名乗る程度なら、もうちょっと調べればいいのに。
    ※注:有栖川の先祖を祀る祭祀などについては高松宮家が執り行うということになっている。
    中曽根くんが小泉純一郎に「引退してくれ」と言われて、憤慨するの巻。
    以前から言っていた「議員73歳定年」を実施すべく、小泉純一郎が中曽根康弘の所へ出向き「出馬をしないでくれ」と要請、というか命令したらしい。
    同じように引退を言われた宮沢くんは「あぁしょうがないね」と快諾したのだが、中曽根くんは「総理大臣経験者の私になんと失礼な事を言い出すのだあいつは」と、怒り心頭らしい。
    しかし、客観的に見て中曽根くんってもう言語不明瞭で口元ゆるゆるで、しゃべるたびにフガフガしちゃってんだもんなぁ。もう静かに落ち着いてよって感じ。

    結局「国民の生活をより良くするため」と言う意味で政治をやっているのなら、次世代の政治家を育てるという作業のほうが重要だと思うわけですよ。超高齢になっても政治家にしがみついているのは、政治のためではなく、自分の地位のためでしかないのは誰の目にも明確なんだから。
    もっとも、それを許してしまう有権者もダメなんだけれど、今は「比例代表者」と言う形で、党に入った点数で自動的に党内での偉い順に当選するような仕組みになっているので、あんな将来のない爺さんが政治家でふんぞり返ってしまうのが、困りものなんだよね。
    すごくやる気のある若手政治家がいたとしても比例代表の順位でずっと後になっちゃったら、その時点でやる気が失せるよなあ、たぶん。いくら選挙運動頑張っても、そのがんばりをまずジジイ政治家に取られてしまうワケだし。
    最近は特に「何の為の政治」というのが全然見えて来ない。

    なんせ、今回の解散だって、その後の選挙の為に各立候補者に1000万円とかの資金が配当されるって、この不況の時代に太っ腹だなぁ。それって税金でまかなわれているんだけどね。
    たとえば田中マキコが無所属で立候補するって話になって、自民党が、かつての越山会が、とか大騒ぎになったりしているけれど、今の所、田中マキコは「何をやりたい」と言う表明はいっさいしていない。
    (他の政治家も同じだけど)
    ほとんどの政治家が今を批判する「マイナスに対してのマイナス意見」しか言えていない状態なのだ。
    何をしたいんだ?奴らは。
  2003年10月24日(金)チャンバラ
    仕事で「ボーイズラブ」な小説の編集をやった。
    解りやすく言えばホモ小説なんですが、とりあえず出てくるのは全員ジャニーズ系を思わせるような美少年ばかりで、その美少年同士が「オマエが好きだ!」「いや俺はあいつが好きだから…」など三角関係というか、四角関係と言うか、五角関係と言うか、もーどいつもこいつも世の中間違っちょる!状態。
    あぁ精神的にどろどろだ。仕事とはいえ、その手の小説を読むと、ヘビーですな。
    この手のを喜んで読む婦女子の気持ちが分からないっす。

    ホモ系の話だが、たぶん本物のそっち趣味の人は読まないんじゃないかって感じの、美しすぎる話なのだ。
    実際は、けっこう厳しいものがあるぞ、男同士ってのはね。チャンバラなんて昔から言いますが、美しいってのとは逆に、なんか哀愁が漂ってしまいます。
    以前、なにかの拍子でそっち方面のモロなサイトに迷い込んでしまい、ある種の怖い物見たさで中をうろついたことがあるけれど(モロだったので、外国にあるサイトだと思うけど)、そこそこカッコ良さそうな人々がスッポンポンで出演していたけれど、ちょっと… 「あたたたっ」と見ているだけでも、精神的に重い物があった。

    ま、根本的なことを言ってしまうと、男にしろ、女にしろ、すっぽんぽんだとか、エロな行動だとかって、客観的に見ると、情けなくてみっともない姿なのだ。

    ちなみに赤塚不二夫とタモリは70年代に酒場で飲んでいる時に「ところでホモってのは本当に気持ちいいのか?」という話になって、実行する事になったという。
    二人でラブホテルに入って、すっぽんぽんでベッドに入り…
    という所までで恥ずかしくて、勇気が出ずに、結局お互いに手を握る事もできないまま朝を迎えてしまったと言う。
  2003年10月25日(土)君はノー
    公文式のCMでビートルズの「ハローグッバイ」のカバー曲が使われているんですが、いいんでしょうか?
    あの曲の歌詞って全編「僕がハローと言うと君はグッバイという、僕がイエスと言えば君はノーと言う」という状態で、最初から最後まで自分の思い通りにいかない状態を唄っているんですが…。
    ちなみに公文式・・・・・創立者の名前が「公文公:くもん-とおる」です。

    日本テレビのディレクターが視聴率調査会社ビデオリサーチと契約している家庭を割り出し、その家庭に「番組見てね」と商品券やらなんやらを手渡していたらしい。
    確か視聴率調査って東京は300家庭だけで行われているって話なので、1家庭が協力してくれるだけで0.3%アップ。たった30家庭に頼むだけで視聴率10%、そして60家庭程度でトリビア並の視聴率になっちゃう訳です。60件にたった1万円あげて週に1時間程度チャンネルを合わせて貰う、元手60万円程度だけで20%の視聴率を獲得出来ちゃうのだ。

    そうすればスポンサーだってもっと金出してくれるし、大手が付くし、その視聴率が話題になれば本当に見てくれる客も付くし、話題の番組ならゲストだって大物をブッキング出来るようになるし、トリビアみたいに関連本も出せるし、話題に乗った人がさほど考えずに本を買ってくれるし(トリビアの本も3冊で180万部って、普通に考えたらあり得ない話だと思う)、その番組を作った自分の地位も上がってもっと待遇のいい大きな番組に抜擢される事だってありえる。
    たった60件を掌握するだけで(と言いつつ、確か視聴率の機械を設置している家庭は1年か2年で変わるらしいけれど)凄い利益を得ることができるのだ。後の利益を考えたら、1家庭に10万円とか1カ月に1万円でも充分モトを取れるハズ。

    ま、根本となる番組が面白くなかったら、浮動票の視聴者はそっぽ向くけれどね。
    ついでに言えばこの視聴率調査って、設置するとビデオリサーチ社から謝礼金を受ける事が出来るけれど、逆に守秘義務も契約条項に入っていてバラしたり今回のように視聴率捜査に荷担したときは契約違反で罰金とかじゃなかったっけ?だとすると、ディレクターに頼まれた家庭も「頼まれたけれど金など受け取っていません」と言うんじゃないか?

    結局、その程度しか出来ないディレクターが作った番組なんて面白くないんだろうな。
    って、今回の報道でそのディレクターの作っている番組名は公表していないんだけどさ、たぶん公表したら興味本位の視聴者がみんな見ると思うので、ある意味思惑通りになると思うのだ。

    さらに別の事件が発覚したのでは、テレビ朝日のバラエティ番組がその自社サイトで「視聴率測定の器械を持っている方の参加をお待ちしております。豪華景品を用意しています」みたいな事を書いてあったらしい。
    サイト制作担当者が「あまり視聴率がよくない番組なので、ギャグのつもりで書いた」とのことで、今のところ視聴率調査の機械を設置した人からの応募は無かったそうです。
  2003年10月26日(日)プロにおまかせ!
    トリビア人気で雑学を扱う掲示板ってのも多いんですが、それらをブラブラと見ていると、そのサイトや掲示板に集う人々の年齢、というか精神年齢に色々あって面白いっす。
    年齢が高いか低いかがよく判るのは、1つ雑学が書かれた後のレス。
    精神年齢の低い掲示板はすぐ「そんなの誰でも知っている」などの罵倒する傾向に陥る。それに比べて精神年齢の高い掲示板では知っているような雑学があっても、決して煽るような書き込みはせずに、その薄いと思われる雑学に補足雑学を書き加えるって事なのだ。
    そう言う風になりたいものだよねえ。

    桃屋のCMの声が三木のり平の息子の小林のり一(三木のり一)じゃなくなっている?
    歌舞伎役者のシチュエーションのヤツを今日初めて見たんだけど、声が違う。
    まだ放送中のカップルがローラーコースターに乗っている物は小林のり一が声を当てているんだけど。
    フジカラーのCMを見てなんかトホホな気分
    相変わらず、樹木希林&岸本加代子&田中麗奈&ガクトという、豪華なんだか寄せ集めなんだか不明のメンバーで展開しています(CMコンセプトが絞り込めていないってのが、もう末期っぽいですが)
    今回放送されているのが、飛行機に乗っているシーンから始まり「もし飛行機に乗ったとして運転は自分ではしませんよね、運転はプロのパイロットにまかせましょう」といい、その次の瞬間、写真屋にデジカメ写真のプリントアウトをたのむガクトが映し出されて「写真もプロに」「綺麗だ」と…
    もう数年前から、デジカメが主流になって、その結果自宅のプリンタで印刷ってのが当たり前になってしまったのでなんか必死なんだと思う。
    それ以前にプリントアウトしないで、写真はモニターで見る物と割り切っている人も多いと思うし、写真は焼き増しじゃなくコピーしたデータを受け渡すってのも多くなってきたんじゃないって事で。
    数年前から、写真屋さんはプリント方面が落ち込んできて、カメラの販売自体がカメラ屋ではなくコンピュータショップがメインになってしまったとか聞いていたし、近場に沢山あったプリント専門ショップがことごとく潰れている。

    ここ2年ぐらいフジカラーのCMではデジカメ写真のプリントの事をやっているけれど、果たしてどれくらい需要があるんだかって状態。
    そこそこのプリンターでかなり綺麗な写真がプリントアウト出来るし。

    しかし、「飛行機の運転はプロ以外はやらないでしょ?だから写真もプロに」ってCMは、どうなんでしょうかね。
  2003年10月27日(月)ペーパーレス時代:筆記用具レス時代
    昔から色々と細かい物を収集してきた杉村ですが、最近収集しているものは「領収書」です。
    ということで、何をするにしても領収書を受け取ったりしているわけですが、私の場合ほとんどの領収書が「書籍」になる事が判明しました。
    とりあえず「参考文献」と言うことで何とかなりますかね?実際に雑学本が多いので参考文献ではあるんですが。

    店によっては領収書には「ブンコ」ぐらいしか書いてないところがあるんですが、店によっては書名がちゃんと表記されちゃったりするんで「名探偵コナン(実際にはもう読んでいないけれど惰性で買い続けている&甥が来た時に読む)」なんてのを買ったのもバレバレなんですが、これは「雑学としてコナンが今まで逮捕した人数を調べるために」なんて言い訳は可ですか?

    基本的に「本を書くため」と言うことなんですが、どこまでが諸経費として通用するのかって所ですね。
    DVDの機械(これは残念ながら去年の暮れに買ったので今回関係ない)とかDVDのディスクなんかは「テレビを録画してそこで行われることを記録し、本に生かそうと思って」なんてのは有りなんでしょうか。
    「その結果、アニメのサザエさんで1年間に放送される150話(50週×3話)の中で食事シーンは73回出てくるのですが、オカズが3品以上になったのはたった1回しか無いということが判明しました」などと言えば許されるんでしょうか?
    って、この雑学は本で読んだ物なんだけどね。

    そんなワケで普段は実につつましやかな生活をしているので領収書も本当に「本」「CD」がメインになっているワケです。他に使い道ないってのも寂しい生活なんですけど。
    で、先日、東京へ本のイラストを描いてくれた友人たちにその代金を支払いに行った際、食費代も落ちるかどうか不明ですが領収書をもらうことにした。
    その居酒屋はハイテク完備で(ってそんな大げさな物ではないっすけど)各テーブルにタッチパネル式の機械があって、各自が思いつくままに注文をして、それを厨房で受けて料理が運ばれてくると言うシステムになっていた。
    実はこのタッチパネル式ってのが結構クセ物だと思うわけで、何気にピッピッと注文していると「どれだけ注文したか何か実感がない」と言う状態で、かなりの量をいつの間にか注文しているのだ。なんか通販で要りもしない物を勢いで買ってしまう状況に似ているかもしれない。

    ま、そんなこんなで最後の支払いの段階でレジで「領収書下さい、名前は杉村で」と言ったところ店員がいきなり慌てふためいた状態になったのだ。
    とりあえず領収書はプリントアウトできるようなシステムになっているらしいのだが、その宛名書きだけは直接書き入れるという状態だったのだが、レジの店員はゴソゴソとカウンター内の引き出しをあけたりしていた。で、通りかかった別の店員に「あの、ボールペン持っていない?」などと聞くのだ。
    その声をかけられた店員も「えっ?無いよ」などと言ってあわてて別の場所にいる他の店員に聞きに行った。
    で、数分後、手にボールペンを持って戻ってきた店員がハァハァ息を切らせながら「これでよろしいですか?」などと領収書を手渡すのであった。
    思いっきり「すべては機械に任せる」というシステムのために、筆記用具が全然ないってのは・・・
  2003年10月28日(火)再び
    いつの間にか例のタトゥーが再来日して(12月のコンサートの宣伝)お騒がせ状態を再び巻き起こしている。
    どこぞの学園祭に飛び入り参加して、そこでキスコンテストをやって、音響の悪いその大学の講堂で1曲歌って帰っていったそうです。

    さらに日本テレビの夕方の番組「バンキシャ!」で小泉&管が話をしているときに、いきなり乱入して番組をただの芸能番組にして帰っていった。その時、小泉に握手をする時も片手にはビデオカメラを持って回していた。(大学祭の時も)
    確か、色々な所で撮影したビデオは後々にプロモーションビデオに使うとか以前言っていたが、まさか承諾無しに小泉ちゃんとかの画像も使うって事なのですか?

    前回ミュージックステーションに出ていきなり帰った時は「私たちらしくない番組だったので」「私たちが特別扱いされていなかったので」などと言っていたが、結局この人たちは「音楽的」な部分は二の次なんですな。
    その場を引っかき回して、その場の主役になることが目的って事だというのがよく解りました。
    しかし基本的には唄がメイン活動だと思うけれど、一般的にはあの曲しか知られていないってのはどういうことなんすかね?
    しかも、あの曲は最初ロシアで発売され、それを聞いたトレバーホーンが気に入って、再プロデュースして英語バージョンを作ったために売れ始めたという物なんですが、オリジナルのロシア語バージョンを聞くと「激しくショボい」「唄が今以上にヘタ」「ノリが全然ない」と言う状態。
    つまりなんだかんだ言って、売れたのは二人のせいでもなく、あの馬鹿マネージャのイワンでもなく、トレバーホーンの力って事じゃん。
    (トレバーホーンというと「ラジオスターの悲劇」でお馴染みの才能溢れるプロデューサー)
    しかし来日の際の空港でカメラマンと私設ボディガードで「撮らせろ」「ダメだ」で小競り合いがあったらしい。でも、小競り合いをしてヒートアップをしていたのはカメラマンとかの報道陣だけらしく、前回のようにファンの人々はほとんどいなかっらたしい。
    いやぁ飽きやすいからね、日本人は。
    「来日の情報が漏れていなかったために、空港のファンは少なかった」みたいなことをワイドショーとかで言っていたそうなんだけれど、実際の事を言えば12月に開催する東京ドーム公演のチケットが未だに大量に余っているらしいのだ。
    ま、飽きやすい上に馬鹿げたマスコミ対応で反感を持つ人も多くなっちゃったし「派手なことをやれば目立つ」程度に考えていたマネージャーの甘さが、こんなツケになってきていると言う訳なのだ。
    ※11月10日の追加、東京ドームで2回ライブするらしいけれど、最低でも5万人入らなければ赤字らしいが、現時点でチケットは2万枚しか売れていないと言う噂。
    B'zの松本孝弘が過去の邦楽をカバーして色々な歌手に歌わせるという企画が続いていますが、それのアルバムが発売されるそうで
    「勝手にしやがれ」稲葉浩志 (オリジナル:沢田研二)
    「異邦人」ZARD(オリジナル:久保田早紀)
    「イミテイション・ゴールド」倉木麻衣(オリジナル:山口百恵)
    「私は風」中村由利(オリジナル:カルメンマキ&OZ)
    「雨の街を」松田明子(オリジナル:荒井由実)
    などなどですが、テレビでこれを紹介する時に愛内里菜が歌う「涙の太陽」を『安西マリアさんの曲をカバー』などと言っていましたが、本当のオリジナルはエミー・ジャクソン(もっと正しくはエミー・ジャクソン&スマッシュメン)ですね、安西マリアが歌ったのもカバーっす。

    しかし、倉木麻衣の「イミテイション・ゴールド」を先日ラジオで全部聴いたんですが、なんか倉木麻衣の歌い方がいつもと違っていて、なんか山口百恵の真似っぽい歌唱法になっていた。つまり倉木麻衣という人は小手先的に器用なのでは?と思ってしまうわけです。
    つまり、プロデューサーの意図した歌い方が或る程度自由に出来てしまうということで、それは表現能力に優れているということなんだけれど、逆に言うとどうとでもなるのでプロデューサーに左右されてしまうという両刃の剣なのですな。

    山口百恵というと、鬼束ちひろがCMで「いい日旅立ち」をカバーしていますが、やはり鬼束は歌唱法にちゃんとした個性があるので山口百恵色を払拭して自分の物になっている感がある。と言ってもCMで30秒程度しか聞いていないけれど。

    という中、宮路真緒の「秋桜:こすもす」はどうよ? って事ですな。ポップジャムとかで歌っているのを見たけれど、カラオケで歌っているって感じでしかないっす。
  2003年10月29日(水)さんざんB級便パチ先生
    というわけで「エロビアの泉(竹書房)」ですけれど。 かのヌード写真集で大きくなった「竹書房」から発売されておりまして、中身は全部エロネタばかり。
    10月の最初の頃に本屋で見かけて、それから何度も何度も本屋で見かけるので「くそーぉ知泉より大量に出ているんだろうなぁ」と思っていたんですが、どうやら実際には「本屋に入ったけれど売れないので何度も見かける」という感じみたいです。
    近所の本屋に最初4冊ほど入ったんですが、それから3週間ぐらいしても全然減っていないような感じ。
    先日、東京に出かけた時についつい気の迷いで購入してしまいました。というか、近所の本屋では恥ずかしくて購入できなかったってのが結構大きな要因だったりするんですけどね。
    で、そこで語られているエロなトリビアは…「確かに全編無駄な知識」看板に偽りありません。ある意味いさぎいいです。
    いわゆるトリビアの本が売れているという裏にある「手軽に読み切る事が出来る」という意味では正解の方向なんだろうなぁ。とあるサイトの日記では各種トリビア本をレビューしていて、このエロビアの泉も評価高かったんですが「知泉は内容が重すぎるので却下」などと書かれていて、ちょっとショボン状態。
    ま、色々な見方があるのはしょうがないっすけどね。
    というわけで「トリビアの温泉(コアマガジン)」ですけれど。
    これは芸能ネタに絞り込んだ物で、あとがきで唐沢俊一氏が書いています。
    コアマガジンってのは芸能ゴシップ雑誌「BUBUKA」を出している所で、そんな所だったら一般ルールにはない芸能裏情報も入ってくるだろうし、元々色々な芸能事務所からクレームが来ているので、クレームがありそうな危険ネタでも可能ってのは強みですなぁ。 しかし、現時点できりがないほど大量に「トリビアの泉」の単行本の体裁をまねした便乗本がでています。「知泉」が出た9月には全然だったのに。
    逆に言うと単行本「知泉」ってのはトリビア本便乗ブームのタイミングハズしちゃったという事なのかもしれないっす。
    で、以下にあるトリビア便乗本なんですが、全部購入しちゃってます。まったくもってトリビアマニアですなぁ・・・てワケじゃなく、それ以前の20年間に渡って元々雑学本マニアなので、自宅に1000冊以上の雑学本があり(600冊までデータベースにしたけど)、そのコレクションの中に新たにトリビア便乗本が加わった程度なんですが、これも数年後には「あったあった、そんな馬鹿なブーム」とか言われるようになっているんでしょうなぁ。
    以前の「磯野家の謎」に始まった謎本ブームと同じように、ブックオフの片隅で大量に出回っているような状態で。
    とりあえず左から
    トリビアNEWS(バカだねぇの本):ぶんか社
     基本的にトリビアを取り違えていて「笑える事件簿」を記載。
    芸能人トリビア:晋遊舎
     これも芸能ネタだけど、内容は薄い。
    へぇ〜!!!おもいっきりトリビア:茜新社
     8月に出た便乗本1号、しかし内容は果てしなく薄い。
    へぇ〜!!!2どうぶつトリビア:茜新社
     第2弾だがトリビア本というより「わくわく動物ランド」
     読者投稿で次を作るとか1に書いてあったが違うみたいです。
    エロビアの泉:セントラル出版社
     タイトルが先述と同じだが内容はトリビア的ではないエロ雑学。
     たぶん関係無く作っていた本を流行っているからと便乗しただけっぽい。
    先に紹介したのは
    エロビアの泉(あへぇの本):竹書房
    トリビアの温泉:素晴らしき芸能ムダ知識:コアマガジン
  2003年10月30日(木)中国はぁと日本
    以前、韓国人や在日の方々が日本の芸能界を牛耳っているということを非難するような事を、2ちゃんねるなどで必死に書いている人がいるけれど「結局、韓国人の方が芸能事では優秀だということを宣伝しているだけ」と書いた。
    先日もとある掲示板で「○○○って女優は清純派の役ばっかりやっているけれど、本当はひどい女で男遊びも激しくて…」などと延々と書かれている物を読んだ。それに賛同するような書き込みも多々あったんだけれど(掲示板の場合は一人芝居も多いにありえるけれど)それを読んで、「つまり本当はエロ姉ちゃんだけど、ドラマの中で清純派を演じているって事は、演技が上手って事を言いたいの?女優として優れているの?」と思ってしまった。

    中国の大学で日本人留学生が中国人を侮辱するパフォーマンスを行い、反日感情が高まり大規模なデモが起こっているらしい。
    大学祭のステージに三人の男子日本人が上半身裸でブラジャーをつけ、下半身の部分に紙コップをつけた姿で登場。そして裸の背中に『これが中国人だ』と書かれていたというもので、それを最初に聞いたときは「なんじゃそりゃ?」と思った。
    確かに中国人を馬鹿にしているんだけど、その前にギャグにもなっていないし、中国人を馬鹿にしている人も笑えないようなパフォーマンスなのだ。
    最初の報道でそのように言われていたんだけど、どうやらこの報道は誇張されたデマだったらしい。

    実際のものは、スタイルは3人の男子留学生が上半身裸&赤いブラジャーを着けて登場、下半身には紙コップを… という所は同じなんだけれど、体へのペイントがちょっと違っていた。
    真ん中の人物は背中にハートマークが書かれていて、左右の人物はそれぞれ「中国」「日本」と書かれていたらしい。
    つまり彼ら三人は中国人を馬鹿にする目的ではなく、日本と中国はお互いに恋愛をしているような親しい間柄なのだということをパフォーマンスとして表現したかったのではないかってことなのだ。
    そのパフォーマンスの方法があまりにもセンス無く、品格無く、意味不明だったことが問題で、日本の大学生のコンパ芸みたいな「意味不明に騒げば勝ち」とか「芸がなければ脱いじゃえ」的な、馬鹿になって浮かれている事が大盛り上がりになるって考えが、中国ではただの「気が狂ったとしか思えないような品の無い行動」にしか思えなかったのだと思う。そっちの方が正しい感覚だと思うんだけど。

    そこで中国人大学生たちは最初「日本人留学生の品位を欠く行動は非難されるべき事だ」と騒ぎ始めたんだけど、もともと反日感情を持つ人がいまだに多くいる中国でこの騒ぎをさらに盛り上がるように「日本人留学生が裸のパフォーマンスを行い、その背中に『これが中国人だ』と我等を侮辱する言葉が書かれていた」というデマにして流したのだという。
    その捏造されたデマを克明に書かれたビラが大量に作られ構内にまき散らされ、大学生の間で大騒ぎになってデモ行進へと発展したという。

    これはどっちにも問題あると思う事件なので、どっちが悪いって問題じゃないよなあ。
    基本的に宴会とか酒を飲む場で、意味不明に盛り上がって馬鹿騒ぎするってのに対して「笑えないよなぁ」と思っているクチで、自分が20代だった頃から一般的になってきた「イッキ!イッキ!」みたいな場が苦手で、そこでその他大勢になって盛り上がらないと「面白くない人」と言われる傾向も好きじゃなかったので、この3人の留学生がとったパフォーマンスも全然面白くないと思う。
    きっと日本で学祭とか宴会の場で、男三人が上半身裸&ブラジャーで出てきて意味不明の踊りを踊っていたらつまらないまでも、それなりに盛り上がったんじゃないかと(明治時代から酒の場で裸踊りってのは付き物なので伝統芸かもしれない)。

    しかし、中国は儒教の国で、さらに大学に通う人々は「自分はエリートだ」と自負している知識層なので、この手の笑いは「ただの下品なヤツ」と思われちゃうじゃないか?
    まったくなぁ状態。

  2003年10月30日(金)アイヤーッ
    そんな中国に対して石原慎太郎くんがあいからわずの発言。
    中国では人間を載っけたロケットを飛ばしたって事で、アイヤーッとかいって大喜びしているけれど、そんな時代遅れで、今時宇宙に人間を乗っけて飛ばしているなんて意識が古すぎる。日本だってその気になれば1年も掛けずに友人ロケットぐらい飛ばせるよ。やはりレベル低いね。
    みたいな発言をしていた。

    あのねぇ、日本の宇宙開発事業団は衛星ロケットさえうまく飛ばせないっすよ。しかも成層圏に行くとか行かないの問題じゃなく、へたすりゃペットボトルロケットより飛ばない上空で旋回して落ちてきたってのが1年もしない前のお話なんですけどね。
    この発言を聞くだけでも、石原慎太郎と言う人は無条件に中国や韓国を自分たちより目下の存在だと位置づけているのがよく解る。
    日本がやっていない事を中国がやってしまった時に、意味不明の自尊心で皮肉を言うって… ほとんどトリビアの泉で微妙に自分が知っていた雑学が紹介された直後に「あんなトリビア誰で知っているよ、あんなのへぇへぇ言っている奴、レベル低いね」とか自尊心と皮肉で他人を見下す発言をする、いわゆる厨房と同じですな、石原くん。

    ※厨房とは2ちゃんねる用語で、子供じみた馬鹿な書き込みをする相手を指す言葉で「厨房=中坊=中学生の坊主」と言う意味。同系列で「消防=小坊」という表現もある。一般的に中学生みたいな発言と言うことで書かれるが、本当の中学生の場合は「リア厨=リアルな中学生」と言う。
    ※この手の用語は書き留めておかないと数年後には意味不明になりかねないのでメモとして。とりあえずこの雑記はまだまだ書き続ける予定なので。

    ※実は雑記以前に書いた「現代用語の基礎的ではない知識」の項目に『アムラー』と言うものがあったんですが、最初に書いた1994年当時はまだ一般的に言われていない言葉で解説が必要だったので、わざわ意味を説明して書き込んだのです。(来年で10周年か…凄いな自分)
    で、それから数年後に読み返した時に「この言葉をわざわざ解説しているって恥ずかしいよな」と言うことで、その旨を書き込んだ「当時は説明が必要だったが、今の時点で解説しているのは田舎の爺ちゃん相手に話をしているみたいで恥ずかしい」的なことを。
    それから時代を経て、2003年の現在、「アムラー」と言う言葉がすでに過去形になってしまったので、ふたたび説明が必要な言葉になりつつある。今の中学生、ヘタすりゃ高校生辺りには理解出来ない言葉かもしれないっす。
    時代は変わる。ライカローリングストーン。風に吹かれて。ブルーにこんがらがっしゃ〜ん。


     


ひねもす雑記