ひねもす雑記
2004年01月01日〜10日


▲2004年01月01日:木:新年っぽくなくおめでとう
▲2004年01月02日:金:モンゴル嘘800
▲2004年01月03日:土:正月番組
▲2004年01月04日:日:人気者は辛いよ
▲2004年01月05日:月:スリッパ卓球
▲2004年01月06日:火:特筆すべき事は無し
▲2004年01月07日:水:1段階クリア
▲2004年01月08日:木:ノルマの映画
▲2004年01月09日:金:ダメな日々
▲2004年01月10日:土:手痛い停滞って言いたい
  2004年01月01日(木)新年っぽくなくおめでとう
    あけましておめでとうございます。
    昨年中は色々とありがとうございます。今年も多数の指導ご鞭撻よろしくお願いします。
    なんて事を書いていますが、現時点でぼろぼろです。
    なんやかんやで忙しいワケで、もー大変なんすから。
    去年は色々自分にとって新しい事や、思いも寄らない展開がありましたが、それを今年につなげてワッセワッセと道を切り開いて行こうと思っているであります。
    なんつーか「打ち上げ花火」とか「ロウソクは燃え尽きる瞬間が一番激しく燃える」とか「有終の美」とか「惜しい人を亡くした」とか「振替って見ればアイツもあれで良いところあったよな」とか「想い出は美化されるからねぇ」とか言われないように頑張ります。えぇ頑張りますとも、何を言われようとも「まだやってんのか?」とか言われても「憎まれっ子世にはばかる」とか言われても「ヘタの横好き」とか言われても「馬鹿は死ななきゃ直らない」とか言われても、えぇ生きてみますとも、もう十分い生きますとも。
    今年も思う存分ひねくれまくって生きますとも。

    新年と言っても去年から続いている仕事を自宅でわっせわっせと片づけている状態。とりあえず2月発行予定の「知泉2」が全何ページになるのか解らない状態ですが、とりあえず前回と同じように200ページ分のまとまった雑学と短い雑学を編集している。
    ま、1000円以内に納めたいってワケなんですが、ハッキリ言って他のトリビア関連本より密度が高いっすよ。
    だって他の本とかは、本家の体裁を真似して1ページに「○○○は○○○である」と大きい文字で書いて、次のページで解説と言う状態でしょ?でもって1冊170ページぐらいなんだもんなぁ。
    つまり85項目ぐらい雑学を考えれば1冊にまとめられるって寸法さ。

    それに比べてこっちは1ページの上で見出し。下で解説と補足というか別の雑学ネタと、1ページに3〜6本の雑学を詰め込んでいる状態。
    しかも大きな項目があるのが200ページ。それに解説無しの短い雑学が10ページほど。
    1100円で高いとか言うヤツ出てこい!
    とか、正月早々頭がプスプス煙を噴いている状態です。

    [2004.01.01-今日の雑学]
    独身男性は既婚男性より3倍も発狂しやすい。

  2004年01月02日(金)モンゴル嘘800
    しかし、去年は自分が巻き込まれてしまった状態のトリビアの泉関連本のブームでした。普通以上に敏感になっていたので、かなり大量にその手の本を見かけてしまいましたが、徐々に「むむむ?」と思う物も多くなっていった気がします。
    芸能ネタとかに限定している本はいいんですが、一般雑学を扱うトリビア本を読んでいると「これってメルマガで発表したネタばかり…」という状態。

    そんな事ばかり言っていると「こいつ電波だ」と思われちゃうかもしれないんですが、マジにそう感じていたっす。
    これまで20年近く雑学本をコレクションしてきましたが、自分のサイトに書いてある雑学とネタがかぶるのは1冊の本の中でそれほど多くなかったんですよ。それほど雑学ってのは、きりがないほど種類があるわけでして。
    だから自分も新たな雑学本を見つけると購入して新しい雑学を仕入れていたんですが…。

    12月頃に購入した雑学本の中の2冊ほどが、どう考えても「これ書いた人メルマガ知泉を読んでいるよなぁ」という状態。
    例えば「モンゴルでは生後1カ月以内に名前が付けられないと名無しと言う名前が付けられる」と言う雑学があるんですが、そこの補足がメルマガで書いた事や、サイトにある事と文面は違っても内容はほぼ同じ。
    ま、その雑学も元ネタあるので、偶然かなとも思うのですが、モンゴルとは関係ない名前の雑学で 「日本の女の子の名前に多い「亜」という文字は中国などではよくない意味なので、中国人は何故こんな文字を使うのか不思議に思うらしい」という物も補足として載っている。
    う〜む、なんか知泉のメルマガとサイトからの情報がかなり多く引用されている感じが…

    他の雑学も自分が以前メルマガで描いた物ばかり(解説部分で新しい情報も多々あるんですが、基本になる見出し部分の笑える意外な雑学が…)
    う〜むと思ってしまうのが、今自分が本を出すために書いている物と思いっきりバッティングしてしまうという事なのだ。
    ま、テレビで放送されて一気に何10万人が見るのとは違うので、いいかぁと思って原稿をそのまま書いてしまったりするんですが…。

    [2004.01.02-今日の雑学]
    インドの歴史にあるムガール帝国のムガールとはアラビア語でモンゴルのこと。(その本のモンゴルでは… には載っていない雑学)
  2004年01月03日(土)  
    今年の正月は本当に「正月番組」ってヤツを見ていないなぁ。
    とりあえず元旦の「トリビアの泉SP」と今日BS朝日で放送している「ベストヒットUSA」ぐらい。
    ま、ベストヒットUSAが正月番組かどうかは不明ですが、過去のビデオを一挙5時間放送というスペシャル具合。まだ40歳前後だった小林克也が出ていたり、マドンナのデビュー当時のインタビューが「あたしは大ミュージシャンなのよ」的にいきなり売れて天狗になったt.A.T.u状態だったり、なかなか面白い。
    今年の正月はテレビを見ていないワケではなく、ずっと過去のビデオをDVD化していたのでそっちを見ていた。もう気分はすっかり昭和末期なのだ。世の中の流れに着いていけない状態。
    って、毎年正月番組はほとんど見なくなっているんだけど。
    ※「トリビアの泉・明けましてムダ知識SP」の視聴率が関東19.1%、関西19.9%だそうで。たぶんこの数字を見て「トリビアも20%を切ったから落ちたなぁ」と声高々に言う人も多いんだろうなぁ。でも裏の番組も全部元旦のスペシャル番組だったと言う事を考えると凄いことなんじゃないかと。
    しかし、関西の方が微妙ながら視聴率いいわけで、実は野球シーズンが終わってからは関西の方が高視聴率なのだ。
    ついでに関西はやはり「新春!プロ野球オールスター場外乱闘3派閥バトル日本一はどこなんだスペシャル」と言う番組が視聴率22.1%を記録して6位に入っている(紅白が第1・2部を別々にして1位2位を取っている)その番組関東では50位にも入っていない。
    フレンドパークの「阪神タイガース登場」は関西では22.6%で5位、関東では15.8%で28位。

    [2004.01.03-今日の雑学]
    火が燃えている場面は視聴率が上がる。そのためにドラマの冒頭によく使われるらしい。と言いつつ今期始まった消防士の話は視聴率が…
  2004年01月04日(日)人気者は辛いよ
    クマノミが濫獲が原因で生態系が崩れて危険な状態になりつつあると言うウワサ。
    例の「ファインディング・ニモ」ってCGアニメで主人公になっている魚ですけどね、あのアニメを見て子供達が「欲しいー欲しいー買ってぇ買ってぇ」と言うことでとにかく今、大人気で売れているらしい。
    でもって業者も業者じゃない人もワッセワッセと捕まえて大量に取引されていると言うのだ。
    あの映画は逆だよね、捕まったクマノミが自然に帰るって話だよね。見ていないので詳しくは知らないけど。
    アメリカなんかじゃ、飼っていた熱帯魚をトイレとか排水溝へ流して逃がしてあげる心優しい子供が沢山いて問題になっているらしいれど。

    [2004.01.04-今日の雑学]
    クマノミは大きなメス1匹に小さなオスが数匹くっついて行動している。で、メスが死ぬと残ったオスの中の一番大きなヤツがメスに性転換する。魚などにありがちな話ですが。
  2004年01月05日(月)スリッパ卓球
    夜「笑っていいとも」の新年会だとか、新番組対抗ゲーム大会みたいなのをやっていた。
    昔はドラマは4月〜9月と10月〜3月の長丁場だったので、春秋に特番をやればよかったのに、いまは年4回なので大変っすね。
    しかし、スリッパで卓球ですか… 見るわけでもなくテレビを付けっぱなしにして作業をしていたら、その単調に盛り上がった番組の音で眠くなってしまった。
    しかし、キムタクはあいかわらず「俺キムタク」と言うスタンスで生きていますね。
    なんか見ていて「大変な人生だな」とか思ってしまった。
    なんか発言するたびに「俺キムタク、今面白い事言ったんだから笑えよ」とか「俺キムタク、なんで俺がこんな事するの?キムタクなのに」みたいな、オーラを感じてしまうのだ。
    個人的にカッコいいとか、面白いとか思わないので、なんか他の人との空気感・温度感の違いに違和感を感じるのだ。

    [2004.01.05-今日の雑学]
    現在のスリッパは日本で誕生した履き物。室内で靴を脱ぐ習慣の日本人と、脱ぐ習慣の無い西洋人が共存する為に考え出された室内専用靴。最初はクツを履いたままスリッパを履く仕組みになっていた。
    スリッパの語源は「すべる」という意味のスリップ。足を滑り込ませて履くことができるので。
  2004年01月06日(火)特筆すべき事は無し
    仕事始め。 それ以外に取り立てて書くべき事無し。 しかし根っからのサラリーマンらしく、正月休みより、会社から帰って来てから作業するほうが原稿書きがはかどる。
    [2004.01.06-今日の雑学]
    ルイ16世は自分の結婚式当日も日記に「特筆すべき事は無し」と書いていたが、自分の死刑が決まった日の日記にも「特筆すべき事は無し」と書いてある。特筆すべき事として書いてある日記は「今日は狩りでウサギを捕まえた」「新しいカギの構造を思いついた」など。
    雑記より雑学の方が長いってどーゆー事なんすかね。
  2004年01月07日(水)1段階クリア
    単行本「知泉」増刷決定、ついに6刷りです。で、やっと最初に「初刷はこれくらい」と言っていた部数に到達しました。なんかやっと1段階クリアと言う感じなのだ。
    もう売り上げ的には緩やかになりつつあるのかもしれないけれど、アマゾンの方での売り上げもまだ悪い状態ではないので、まだゆっくりと続いていくのかもしれない。

    ついでに言えば、清水町にある「すみや」の棚に平積みで並んでいるのを発見!自分の生活圏内で売っているのを見るのは、去年の9月20日頃以来なのだ(発売して1週間以内に消えてそれ以来どこでも見かけなかった)。あぁなんかやっと「本を出したのだ」という実感。
    これで「知泉2」の初刷り部数が多ければ、相乗効果として「知泉」も再びと言う状態をねらえる可能性ありなのだ。
    2月まで雑学ブームが続けばの話ですが。

    11月の終わりに「トリビアの泉3」が出ていた段階でテレビでは「総計190万部突破」と言っていたのだが、12月に「4」が出てそれから1カ月、元旦のSPでは「4冊の総計210万部」とか言っていたので、もしかして急激に単行本の売り上げが失速しているのか?」などと思ったりもする。
    ま、雑学ってのは今が異常なブームってだけで、普段からコンスタントに売れるジャンルではあるんですけれどね。

    しかし、本を出すと「印税が」みたいな事を言う人もいるんですが、ハッキリ言って「思ったほど儲からない商売」と言う状態です。普通の大企業に勤めている人の方が何倍も儲かっているよな程度で、未だに税金もあるので怖くて1円も使っておりません。(最初の方に発行した分の印税が入ってきているけれど)
    というか、自分が根っからの貧乏性で金を使えない人間だってのを痛感したっす。

    とりあえずいつもの年より懐が暖かいのだ!と、年末の買い出しに行ったときも「こんな時だからこそ、値段の高い豚の角煮でもどーんと買うかな」と思っていたのですが、いざ売り場に出かけると手が出せない… 結局他の買い物を含めて(お飾り等々も)総買い物金額が1万円を超えた段階で気分がどど〜んと重く「あぁ凄ぇ散財してらぁ」とテンション下がってしまいました。

    で、自分の部屋のテレビも買い換えよう買い換えようと3年ほど前から言っていて(以前金が貯まった時は母親の意向で無理矢理ソファーを買わされた)今度こそ!と思って電機屋に出かけた時も、5万円程度のテレビでさえ「あぁぁぁぁ」とめまいを感じて何も買えずに帰ってきたのです。

    とりあえず今は「千円を超える本でもなんとか買える」程度の出世状態です。

    [2004.01.07-今日の雑学]
    漫画家・鳥山明はDr.スランプが大ヒットして印税が大量に入ったが、どうして良いかわからずに冷蔵庫の中に大金を保存していた。 と言う噂がある。(冷静に考えれば銀行って物があるんだからウソ臭いネタですが)
  2004年01月08日(木)ノルマの映画
    アコムの小野真弓って、笑っていない素の顔だとオバさん臭いっすね。
    某出版社が出した某小説が映画になりまして、それの映画チケットを関連会社がそれぞれ大きなノルマとして「買うように」との指令が出されております。
    ま、昔からよくある事で、最近は極端な事はなくなったみたいですが、バブル期なんかは記録的なチケット販売状況!前売りの日本記録か!これを見に行かないと話題に着いていけないぞ!などと大げさなあおり文句に騙されて映画館に行くと、ガラガラなんて事もありました。

    バブル期の金余り時代には企業で「万単位」でチケットを購入したなんて話がありましたからね。それを社員に対し売るのではなく「ご自由にお持ち帰り下さい」みたいな状態で…。
    ま、その作られたヒットに騙されて映画館に足を運ぶ人も多かったんだろうけれど、その映画館に行く前に中古チケットセンターに立ち寄ると半額以下で投げ売りされていたりして。
    あぁバブリーな時代。

    それと違って今は、映画に客が入らないので仕事を回している下の会社に「チケット買わなけりゃ次の仕事回さないよ」的な脅しで売り、下の会社側もそれを買い取る余裕がないので社員に「この部署はノルマ○○枚!」などと押しつけているのだ。
    あぁバブリーな時代とは全然違うなぁ。

    [2004.01.08-今日の雑学]
    以前も前売り券が馬鹿売れで凄く収益が上がった映画があったが、映画館は閑古鳥が鳴いていると言う不思議な現象が起こった。これもバブル期の話。
  2004年01月09日(金)ダメな日々
    以前録画したDVDを整理していたんだけど、「元ちとせ」のライブもあったんだけどそこにメモとして書いてあったのが『元はじめ』
    ダメじゃん俺。
    くりーむしちゅー上田が、細木数子が今年を占うという番組に出ていたが、出てくるなり「では占いの蘊蓄を」としゃべり始めた。
    「ルネッサンス期の教会はオカルトや占いを罪悪視していた。しかし実はローマ法王の戴冠式はこっそりと占星術で日取りを決めた。 そうです。」
    一部では「上田晋也のネタって全部知泉で見たことがある」と言われているんですが(ま、自分もそう感じているんですが)、今回の蘊蓄もたしかに単行本「知泉」にも載っている物でした。
    う〜む。

    ついでにメールで教えて貰った情報によると、1月1日に出ていた演芸番組では途中でいきなり「そもそも元旦元旦と言いますけれど、この言葉は1月1日の午前中だけを意味する言葉でして、この字の中にある「旦」と言う字、これはまさしく水平線から出てくる太陽を意味しているのです」とやはり単行本「知泉」に書かれているネタをそのまま言っていたそうです。
    なるほど。

    追記:2004.1.25
    23日(金)にやった「うんちく王」ではやはり「ダンディと言う言葉、元々はファッションにばかり気を取られているマヌケを意味していた言葉です」と言うのをやっていた。
    他のうんちく王出演者の話すネタは単行本とのかぶりはほとんど無いんですが、上田氏のネタは激しくかぶりが多いっす。
    それはそれで「面白いネタ」と評価をされているわけで、嬉しいっていえば嬉しいんですけどね。

    [2004.01.09-今日の雑学]
    占い「高島易」の創始者《高島嘉右衛門》は実業家でもあり、横浜に膨大な土地を所有していた。その土地が現在の横浜市高島町。
  2004年01月10日(土)手痛い停滞って言いたい
    頭がぷすぷすしています。
    [知泉2]の文章を書いているんですが、なかなか…
    それなりに面白いネタと文章を書いているつもりなんですが、どんな面白いネタでも1つのネタの関連ネタで1ページを構成するってのはなかなか大変っす。全編を脈略のない短い雑学だけで構成するってのはダメですか?
    ま、それなら大量にあるのでもっと濃い本になるとは思うのですが。

    実は最初に「サイトの雑学を見ました。本を出しませんか?」と言う話があった時、そんな感じで辞書のように項目に対して短い雑学をどどーんと書き連ねる、辞書形式だと思っていたわけです。
    ま、結果として前回のように1ページに1つのテーマを持たせてまとめるほうが読む方は1ページづつ読み進める事ができると言う利点があるわけですな。

    いつかは、マジに普通の辞書並のボリュームで「雑学大全」を出したとは思っています。なるべく文章をコンパクトに詰めて、なるべく多くのネタを詰め込んだ物を。
    などと遠い未来の事を考える前に、目の前にある仕事をかたづけるのだ。
    この成人式を含んだ三連休は原稿書きの日々なのだ。

    [2004.01.10-今日の雑学]
    胃の発する音で運勢を占う「胃占い」という占いがある。 (占い業界何でもあり)
    かつて話題になったエレクトーン占い。あのおじいさんはインタビューで「エレクトーン弾かなくても占えるよ。なぜ弾くかって?そりゃ目立つからさ」と平然と答えていた。


     


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