ひねもす雑記
2004年04月11日〜20日


▲2004年04月11日:日:駄目な時は何をやってもダメ
▲2004年04月12日:月:短くする
▲2004年04月13日:火:前哨戦
▲2004年04月14日:水:結局
▲2004年04月15日:木:まだ続く
▲2004年04月16日:金:横山光輝死去
▲2004年04月17日:土:エロい人
▲2004年04月18日:日:まる子&サザエ
▲2004年04月19日:月:雑学訂正:タバスコ
▲2004年04月20日:火:嫌われ者でやんす
  2004年04月11日(日)駄目な時は何をやってもダメ
    よく家電製品が1つ壊れると連鎖的に壊れ始めると言うことがある。
    あるいは「新しく買い換えようかなぁ」などと言い出すと、お払い箱になってしまうと察知したのか、それまでなんとか踏ん張っていた機械がいきなり故障してしまうと言うこともある。
    まさしく今の私がそれなのだ。

    1月〜2月までの「よっしゃ!2冊目の本を出すぞ!」と言う尋常じゃない勢いの時期がありまして、はっきり言って文章を書くために全勢力を遣い果たし、しかし昼間は真面目なサラリーマンとしてそれなりに仕事をして、通常比の2倍濃度のあるワーキングをしておりました。睡眠なんて二の次だったのだ。
    で、それが終わり本の発行を待つだけの2月後半、どっしゃ〜んと気が抜けてしまいました。
    それまで通りに作業をしようとしても気が乗らない、というかたぶん普通通りに作業はしているのですが「高揚感が感じられない」って事で何か達成感がない。
    そして精神的な部分で軽い失速状態になってしまったのだ。メルマガ作成も滞りがち。

    そんな所にテレビで知泉からのネタを連発する上田氏を何度も目撃、メールでの報告も多数。本なんか出してしまったらそれは読者の物なんだけれど、それで商売するってのはどーかね?と少し納得行かない状態。
    トホホな精神状態。

    そんな気のゆるみからか、見事に先週風邪を引いてしまったワケです。まさにトホホ精神力の連鎖反応。
    かなり激しくノドが痛み、セキが止まらないってのがすでに1週間以上続いている。熱は基本的にそんなに高く無いのだが、セキが連続して出始めると体温が上昇してはぁはぁぜぇぜぇとなっている。完璧に半病人というか、75%病人ぐらいの状態。
    気が抜けている上に、作業をしていても集中力が出ない。

    そんな弱り目に祟り目に追い打ちをかけるように、この雑記を記録したテキストが何故か「不正保存により開くことが出来ません」という事になってしまった。
    雑記は鬱状態の時の方が内容濃くガシガシ書けていたりするので、この3月21日〜4月10日の20日分が消えたのは精神的にかなりショックだったのだ。
    特に、いかりや長介氏の死去から、それに対する井筒監督の暴言などの話。イラク人質事件。その他色々濃ゆい話を書いた事が消えてしまったのだ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ
    そんな私であります。現在も風邪ひき中。

    [2004.04.11-今日の雑学]
    風邪薬のパッケージには「風邪を治す」とは一切書いてない。ただ「風邪の諸症状の緩和」となっている。実は現時点で風邪を薬で確実に治す方法はない。

    「インフルエンザ」はその原因が邪悪な星の影響だと考えられていた。そのために「影響=インフルエンス」と命名された。

  2004年04月12日(月)短くする
    14日、いつもは金曜日の深夜に東京を中心とし極ローカルな地域だけで月に1回だけ放送されている「うんちく王」が7時〜9時と言う時間帯に放送される。
    実は私はは昔から雑学が好きで(って書かなくてもみんな知っているか)、本来は楽しみにしているんだろうけれど、なんか憂鬱な気分になってしまう。

    と言うのも、3月20日の雑記でも書いたように、その出演者の上田氏が語るうんちくの多くが自分が編集した本からの引用が異常に多いと言う事なのだ。
    「雑学なんて著作権ないんだよ」と言う声があるのは当然判っていますし、自分もそう思っています。
    しかしね、たとえ自分が書いた本じゃなくても、どっかにある別の人がまとめた物を文章や文体を含め丸暗記して話すってのはどうかなぁと思ってしまうのであります。

    特に前回などは「コーラック」関係のうんちくは1ページにまとめた物をそのまま4連続で言い切ったてのは「何も考えず、丸暗記」と言う本当に「楽しむ為の勉強」ではなく「受験のための勉強」に近い本末転倒な部分を感じちゃうのだ。
    とりあえず言葉を扱う職業なんだから、自分の言葉を使わなくちゃとも思ったりするのだ。

    上田氏関連の掲示板で、やはり「知泉に書いてあるのを…」という指摘も多数あるみたいなんですが、それに対して「あの番組はうんちくの内容は関係ないの、時間内に言い切るという話術を競う番組なの」てな事も何度も書かれていました。
    うんちくの内容は関係ない? なにそれ? 番組の根本的な部分を否定しちゃっているんじゃない?
    確かに話術というのは、長く芸人をしていただけあってこなれています。それとラジオなんかやっている関係からか、時間配分と言うのも身に付いていると思います。
    だからこそ、自分で文章を短くまとめるというワザも欲しいと思ってしまうんです。

    うんちく王の初期の頃も何度か見ていますが、確か最初の頃は上田氏の喋り方は他の出演者と同じような感じだったハズ。30秒とかの制限時間の中でなんとかうんちくを判らせるようにまとめていた感じで。
    確かに自分が知泉を編集するときに、色々な雑学をいかに短く、もっとも少ない単語で説明するか?と言う部分に頭をひねっている。
    メルマガでは「メルマガの2行でおさまる雑学」というくくりで始めました(今は少しゆるくして3行以内)。これがまた大変な作業。

    確かに自分が書いたと言っている知泉も元ネタは存在します。それは「参考文献」として揚げた700冊以上の雑学本、そしてそれ以外のもっと多い普通の本から何ですが、雑学本を読むと判るように、1つの雑学を普通はエッセイ的要素や実例などを紹介しつつ、約1ページ(原稿用紙1〜4枚)で書いています。
    それの中から「面白い」と自分が思った物を、さっき言った「3行」で言い切るように文章をまとめるワケです。当然、数字などの細かい情報をワザを抜く事もあったりするんですが、その文章の中でいかに効率よく意味を伝えられるかという事に頭を捻るのであります。
    とりあえずそこの部分は自分のオリジナルだと思っている。
    あと、色々な本から雑学を集め、それを関連づけた項目で何本かにまとめると言う作業もオリジナルの部分であると思っている。
    中には「文句言うのならオマエも番組に出てみりゃいい、上田氏みたいにできっこないんだから」などと思う方もいると思いますが(現にメールではそんな事を書いていた物もあった)、基本的に方向性が違うからねぇ。
    じゃ、上田氏は知泉と同じような雑学本を書ける?(スタッフワークではなくてね)と言うことを言い出すような物だと思うんですが…。ついでに興味あって、上田氏が海砂利水魚時代に出した本を立ち読みしたんですが、あんまり文章を書くのは得意じゃないような気もしました。

    時間制限ないのなら延々と雑学を述べる事も出来るかも知れません。
    が、以前書いたように「人前で自慢げに雑学を述べるヤツは格好悪い」と言う気持ちもあるんで、あんましねぇ。(テレビで番組として雑学を言っている人を見るのは嫌いではないけど)


    [2004.04.12-今日の雑学](雑記と関係ない雑学)
    架空という文字の「架」は橋などを架けるという意味。つまり「空に橋を架ける」事は出来ないので、この言葉は現実的でない事を意味するようになった。

    現在は「座薬」と書くのが一般的だが本来は「坐薬」。どっちも座ると言う意味があるが、実は「坐薬」の方が正しい。この「坐」と言う文字には「穴に潜り込ませる」という意味があるから。

  2004年04月13日(火)前哨戦
    と言うことで「うんちく王」の番組宣伝をかねて、月曜日深夜にテレビ朝日で放送している雨上がり決死隊の「アメトーク」に上田氏となぎら健壱氏が出ていた。
    で、番組宣伝と言うこともあって蘊蓄を連発していたんだけれど、それがもう…

    ☆背広ですけどね、明治時代の人がイギリスに…(不掲載)
    江戸時代の人って歩くときに手と足、同じほうを出して歩いていた。(知泉1-21)
    走る時急げないから両腕を上げて走っていたんです。(知泉1-21)
    飛脚の人って急がなければいけないでしょ、飛脚の人は手を(胸の前で)グルグル回していたんですよ。(知泉1-21)
    イルカはほ乳類ですから時にはおぼれ死ぬイルカもいるワケです。(知泉2-125)
    ☆イルカは右目で眠りながら泳ぎ、次に左目で眠り、を交互に(記載なし)
    鬼は牛のツノと虎のパンツを履いていますが、いわゆる鬼門ってのが北東の方角なんですが、干支に振り分けられた丑寅だったので「牛のツノと虎のパンツ」なんです(知泉2-134)
    その逆にいる動物が鬼の天敵で、猿鳥犬なんです。(知泉2-134)
    おじいさん、警察に過去に犯罪を犯して保存されている指紋は75歳になった人の物は廃棄される。75歳になった時点で犯行を犯すことはないだろうと言うことです。(知泉2-71)
    金玉、ほとんどの人が実は左の金玉の方が下に下がっています。(知泉2-12)
    実はこれまだ医学的には解明されていません。(知泉2-12)
    よってズボンも左側の部分の方が太く作ってあります。(知泉2-106)
    ☆ちなみに世界三大美女のクレオパトラ、男性の股間を…(不掲載)

    13個しゃべった内の10個が単行本知泉に掲載されている雑学。しかも発言した言葉が本に書いた文面とほぼ同じ。
    右手右足を同時に出して歩くスタイルは「なんば歩き」と言うんですが、それの3連発はモロ単行本の同じページに掲載されている関連雑学をそのままワンセットで覚えた状態。
    しかし司会の宮迫氏に「それマジっすか、ありえない」と突っ込まれ、上田氏は「いや、俺だって見たことないけどさ、色々調べたらそうなんだって」と発言し、横にいたなぎら氏に同意を求めた。色々調べたとは思えない。
    そりゃ突っ込まれた時に知泉に記載されている以上の裏打ちされた物がないんだから、誤魔化すしかないよなぁ。
    なぎら氏は「右足右手を同時に出すってのは合理的で、登山の時なんかはそれで歩くと疲れないんだよ」とフォローを入れていた。

    他にもフォローするなら
    「同じ側の手足を出すって事は、着物を着ている場合に意味がある。体の中心がひねられないので(逆側の手足を出すと腰部分でひねりが入る)、着崩れがないので江戸時代は便利だった」とか
    「陸上短距離の末續慎吾選手は右手右足を同時に出して走る、なんば走りの研究をしていて、実際に競技会でそれで走り優勝した事もある」などなど、もっと雑学としては繋がるし、雑学としての裏打ちになる知識は山のようにある。
    ハッキリ言って、知泉の単行本、あの本を書くために倍以上の雑学を準備して半分を削っている。つまり、裏もあるし、厳選もしているってことなのだ。

    ちなみに、最後のクレオパトラの話はテレビで言いにくかったんだと思いますが「フェ○の名手だった」と言うウワサがあるってヤツですね。これも近年になってエロ雑誌が言い出して、それが何故かインターネットに広まった雑学で、信憑性は少ないっすけどね。
    なんか言い出した瞬間にキーワードを言うんですが、その時に「アレか」と先回り出来ちゃうっす。

    パクリがどーこーじゃなく、芸人として著しく格好悪い仕事を続けているよなぁ。
    雨上がりの二人は蘊蓄のたびに「マジぃぃなんでそんな事知ってんのぉ?」と大騒ぎして、会場も「凄い」の連発。この状態は話術って事じゃなく、あくまでも雑学の内容にビックリしていた感じっす。
    果たしてそれで驚かれたり賞賛されるのって嬉しい?

    テレビでやっていた雑学を翌日さも昔から知っているかのように学校で語る友人って、格好悪かったけれどなぁ。

    [2004.04.13-今日の雑学]
    なぎら憲壱著『日本フォーク私的大全』から
    かつて吉田拓郎・井上陽水と言うフォークの二大スターはテレビに出なかった。当時のファンはそれをポリシーがあると絶賛したが、実は吉田拓郎はテレビに出ようとして局に行った時に大御所歌手とケンカしたので。その歌手と顔を合わせるかも知れないのでもうテレビ局に行きたくないと言ったのがキッカケ。
    井上陽水は「自分の容姿が悪い」と言う理由でテレビに出たくないと語っていた。
    なぎら定番雑学ですが
    日本のシングル盤売り上げ記録を持っている『およげ!たいやきくん』は童謡扱いなので物品税の対象にならず免税だった。(童謡のレコードは情操教育用具とみなされる)
    さらに『およげ!たいやきくん/子門真人』、B面『いっぽんでもニンジン/なぎら健壱』は共に吹き込み料が5万円の買い取りで、どれだけ売れても印税は支払う必要なく、発売元のポニー・キャニオン丸儲けだった。

    「およげ!たいやきくん」はチャート1位を延々と続けていた。実はその時、延々と2位を続けていたのは太田裕美の「木綿のハンカチーフ」。あれだけヒットして現在も残っている曲だが、とうとう1位になれなかった。

  2004年04月14日(水)結局
    なんかもうガッカリ
    というか「相変わらず」なんだけど、上田氏が知泉に掲載ネタ満載で優勝でした。2月末に発売された本を丸暗記する事を少なくとも日本語では「蘊蓄」とは言わない。
    もう、ここに上田氏がしゃべった中から知泉掲載ネタを書き上げるってのは、ほとんど「知泉って本を買わなくてもかなりの量の文章を読めるよね」状態。
    作者自ら本の内容をサイトで公開中!って…

    ま、今まで売れた知泉の発行部数なんかより大量の人がテレビで見たワケなので、もうある意味「そんなの誰でも知っている常識じゃん」なんだけどね。
    いまや「知泉」で読んだ雑学を自慢げに「●●って●●なんだぜ」と言うと「それってこないだ上田が言っていたじゃん」と言われてしまう確率がかなり高い状態。

    高速道路が発明された時それに耐えきれる車はありませんでした。(知泉2-104)
    ラスベガスのホテルの窓というのは開け閉め出来ません。なぜならですね、ギャンブルで大負けに負けて途方に暮れて自殺をする人がいるから自殺を阻止する為に窓を開けられないようになっているんですね。(知泉1-10)
    この街自体、人口に対する教会の数が非常に多いんですね。それは何故かというと、もちろんギャンブルで負けた人を救うために、お祈りが出来てそれで救わせようというために多いんです。(知泉1-10)
    ちなみにホテルにはお爺さんがいて何気ない顔で近づいてきてお酒をおごるという仕事をしている人もいます。(知泉1-10)
    チロルチョコ、あれ10円から20円に値上がりました。あれは大きくなったから値上がりをしたワケではないんです。バーコードを入れるサイズが10円の時には無かった。バーコードを入れるためには20円のサイズにするしか無かったという後付けなんです。(知泉2-156)
    日本のお金で一番安い1円玉。あれは作るのにコストが2円掛かります。(知泉1-6)
    そして道ばたで1円玉を見つけて拾おうとする人、あれ拾わない方がいいです。カロリーにすると3円分ほど消費するそうです。(知泉1-6)
    割り箸というのは実はライバルの嫌がらせによって発明された物なんです。江戸時代とあるウナギ屋さんがありまして、すぐ近所にライバルのうなぎ屋さんがありました。こっちのうなぎ屋さんは客が大盛況でしたが、こちらは嫌がらせのために「アソコの箸は汚い」という噂を立てました。そこで箸が汚くないと言うことを証明するために割り箸を考え出しました。(知泉2-114)
    三島由紀夫さんはある時体を鍛えていました。そして強くなろうということでボクシングジムへ通い始めました。そして初日にスパーリングをやらせてもらったんですけれど、その日のスパーリングパートナーにパンチを一発も入れることが出来なかったんです。それ以来、そのライバルにパンチを入れよう入れようと言うのが目標になったそうです。ちなみにそのスパーリングパートナーとは石原慎太郎さんです。(知泉1-4)

    とりあえずこの日に話した蘊蓄の中から単行本知泉にすでに書かれている雑学をピックアップしたんですが、何故か上田氏の喋った残りの蘊蓄も、このサイトの雑学ページにほとんど掲載されている。
    ま、雑学なんて限りある物だからね、なんて意見もありそうなんですが、なぜか他の出演者の語った蘊蓄は本ともサイトともかぶりは全然ないんですが。
    ついでにラスベガスの3連発は、やはり知泉の同じページにまとめた物
    をそのまんましゃべっている。どう考えても「偶然」とは言えないっすよね、ここまで来ちゃうと。
    某掲示板では「あれは蘊蓄の内容は関係ない。一番大事なのは話術だ。知泉から持って来ようが関係ない」と書かれていたんですが、たとえばテレビ番組「トリビアの泉」の本が現在5冊出ていますが、あそこに記載しているネタを全部記憶して蘊蓄王で連発しても話術さえ凄ければ優勝出来るんですかね?
    やはり「え? そうなの? 知らなかった」と言う驚きがかなり勝敗に関係していると思うので、やはり「驚く事ができる雑学本」をそのまんま覚えるってのは、ある意味違うんじゃないかなぁと思ってしまう。
    つまり、一般的に別に大きく宣伝されているワケでもない単行本に書かれている雑学なんて「誰も知らないからゴッソリやっても大丈夫」って事なんでしょうかね。とりあえずトリビアの泉なんかでやった雑学は(先に知泉に掲載されている物も多々ある)まだ発言していないよね。
    なにはともあれ、上田氏は「知識を覚える楽しみ」はあんまり知らないんじゃないかと思ったりします。
    それまでも受験勉強としての記憶は凄かったんだろうけれどね。早稲田入学出来たって事は(でももっと大事なのは卒業だと思ったりするんですけれどね)。

    他のレギュラー陣はあいからわず自分の個性で勝負している。
    伊集院氏のマニアックな雑学の裏部分をつつくような細かさ。
    松尾氏の的確なデータに裏打ちされた緻密さと、山の手関西人(神戸出身)特有の他人を値踏みするような冷静さ。
    なぎら氏の江戸的なべらんめえないい加減さと生活に密着した人間くささ。
    どれもしっかりと長年かけて培ってきた感じで語るネタが浅くても楽しめる。
    いつも参加している山田五郎氏が参加しなかったのは、やはりゴールデンと言うことであまりにもマニアック過ぎて一般視聴者の理解の範疇を超えているって事なのか?それとも、すぐ他の出演者のうんちくの間違いを指摘してしまう点が敬遠されたのか?
    他の出演者のうんちくは、本当にマジに知泉の本にもサイトにも被らないんだけどなぁ。

    逆に言うと、上田氏の話術を差し引いたうんちく部分では「知泉の集めている雑学はレベル高い」って事の証明になるのかなぁ
    って誰もそんな事言ってくれないので自分から言ってしまいますが。

    [2004.04.14-今日の雑学]
    早稲田大学アメフト部の愛称は《ビッグベアーズ》。これは創始者の大隈(大熊)重信の駄洒落から。

    日本野球で始めて行われたバントの記録は明治38年7月の早稲田大学野球部。実はその年に早稲田大学野球部はアメリカへ遠征をしており、そこで学んだ戦法。しかし観客は「早稲田はアメリカに行ってから大きな当たりが少なくなった」と評した。

    第二次世界大戦終了後初の早稲田大学の試験では、受験者の点数があまりに低かったので、試験の問題で合否が決められず、作文の善し悪しで合否が決定した。
  2004年04月15日(木)まだ続く
    昨日の「うんちく王」の視聴率、あの時間帯ですが8.5%程度で裏番組の「いい旅・夢気分(テレビ東京)視聴率9%」という地味な番組にも完璧に負けていたそうで。
    それでもこれまで発行された部数より多くの人が見ている計算なんだけれどね。
    ついでに、瞬間的かもしれませんがアマゾンドットコムで「うんちくブック」の順位が急上昇。

    この分で「うんちくブック2」も出るんでしょうかね。そうしたら、去年の秋以降の番組でのうんちくが掲載されるワケです。
    つまり、知泉に乗っている雑学と同じ蘊蓄が大量にその本には記載されるということになります。知泉の1ページで紹介した複数の雑学が、同じようにまとめて掲載。
    あぁ状態ですなぁ。

    で、今日も帰ってきた時テレビで「ジョーシキの穴」と言う爆笑問題が出ている番組に上田氏が出ていた。で、さっそく「割り箸ってさ、環境破壊だとかって言うけれど、年間消費される割り箸の量って、大きなオフィスビルから出る1日分の紙ゴミの量と同じぐらいなんだぜ」と知泉に記載されているうんちくを語っていました。(知泉2巻-P114)
    いや御免、あのデータ古かったかも知れないんだ。今オフィスビルなんかもゴミ消費にうるさいので、かなり量減っているらしいんだよね。

    そういえば週末に「チューボーですよ」にくりぃむしちゅーがゲスト出演していたけれど、その日の料理が「ピザ」だと聞いた時に「あれを言うのかな?」と思ったんですが、予想通りでした。
    「え〜ピザって言うとタバスコが付き物なんですけれど、実は世界広しといえどもピザにタバスコをかけるのは日本人だけなんです」
    ほとんど本に記載されている文面通り。(知泉1巻-P50)話術なんてあんまり関係ないよなあ。

    メールで4月9日にも短めにウンチク王やっていたらしい。報告では「アリクイは絶滅しないために調節して食べている」など、やはり知泉(知泉2巻-P49)からが多々あったとの事。
    3月20日の蘊蓄王を見直したら、オープニングの雑談の中で上田氏がポツリと「松ぼっくりのボックリって金玉って意味なんですよ」と発言していた。(知泉2巻-P170)こんな細かい一言まで知泉が…。
    うんちく王なんかでは瞬発力が必要だけど、こんな番組の時は前もって料理も判っているんだから完璧に本をパラパラめくって「じゃ今日はこれで」と準備しているんだろうなぁ
    1巻は去年の9月頃から必死に読み込んで、2巻は3月から読み込んで…、だったらほとんど記憶出来てほとんどのネタを自分の言葉のように繰り出せるよなぁ。
    自分でも自分の出した本はあんまり再読していないんだけど、たぶん現在世界で一番「知泉」を読み込んでいるのは上田氏かと思います。
    某掲示板なんかを見ると「上田さんは知泉なんかに頼らなくても」みたいな事を書いてあったんですが、確かに暗記力なんかは凄いんですが、知泉を読む以前の知識量はどんな者だったのかが全然見えないっす。

    「オマエもウンチク王出てみれば上田の凄さが判るよ」という非難するメール(非難じゃなく嫌がらせみたいな状態だけど)も多々あるんだけど、話術で勝負していないし、その上あの番組のルール「かつて出た蘊蓄は不可」ってのに私のネタはかなり引っかかってしまう可能性があります。
    ある意味、本に書いた雑学はすでに使われてしまったかも知れないので禁じ手みたいな状態になっています。
    あぁなんか風邪が全然良くならないで延々夜中もセキ込み続けているので、肉体的にも精神的にもどんどん墜ちている感じ。


    [2004.04.15-今日の雑学]
    調味料のタバスコを日本に持ち込んだのはアントニオ猪木。と言う雑学は定番だが、タバスコが一般人に知られるようになったのは、アントニオ猪木が権利を手放した後。
    タバスコは、USAのブランド名、あの赤くて辛いやつは、英語での一般名称はペッパーソース。
    グアムはタバスコの消費量世界一
  2004年04月16日(金)横山光輝死去
    風邪のせいで眠りが深くない、夜明けにせき込んで起きてしまった。なんかすっかり老人みたいな日常なのだ。
    で、ぼーっとTVを付けると横山光輝死去とのニュース。数年前から寝たきりだとか、体調を崩しているとか色々なウワサだけが入ってきていましたが(今も連載はどっかでやっていたハズ)遂にか…
    と思っていたら、直接の死因は寝煙草による火事だそうです。

    なんかこの1か月、いかりや長介氏から始まって、太陽にほえろの長さん下川辰平氏、芦屋雁之助はんなどなど、昭和時代から、自分が子供時代から、物心ついた時から当たり前のようにTVの中にいた人々がこの世を去っていく。

    自分にとっての最大限に大きな喪失感は、1980年のジョンレノンと、1989年の手塚治虫の死だったんだけど、こうやって自分の精神的な部分に影響してきた作品を作り上げてくれた人々の死ってのは、なんか自分の中にある細胞がジリジリと消滅していくような鈍い痛みを感じる。

    特に横山光輝という漫画家は、その作品中に他の漫画家と違って自画像とか独り言みたいな物は一切出てこない。つまり作家のエゴを全然表面に出して来ない。少年漫画を書いていた人のなかでは極めて希な存在だったと思う。ある意味職人。
    その肖像写真を何度かみた事もあるけれど、元銀行員だということもあるのか凄く真面目そうで漫画家って感じじゃないのだ。そのまんま司馬遼太郎とかと並んで作家みたいな風情(そういえば、釣りキチ三平の矢口高雄氏も元銀行員らしく見た目も絵も真面目ですな)。
    凄く作家性の高い漫画家だったのだ。
    それが別の意味では登場人物の内面まで深く追求せず、物語のダイナミズムばかりを追求するようにも見えてしまったのかも知れないけれど。(つまりキャラ優先で漫画を読む人にとっては面白くないかも知れない)

    とにかく横山光輝氏のご冥福をお祈り致します。
    現在も、今さらながら横山版の「三国志」を読んでいる最中です。

    そういえば、先月ですが元漫画家の「うしおそうじ」さんも無くなりました。
    漫画家としては怪傑ライオン丸とかが代表で、後に特撮プロダクション「Pプロ」を創業した方です。
    ついでに編曲家の鷲巣詩郎さんのお父さんです。

    [2004.04.16-今日の雑学]
    横山光輝氏のヒット作「魔法使いサリー」は1966年7月に雑誌「りぼん」で連載がスタートした。実はその年の2月からTVでアメリカのコメディ「奥様は魔女」が放送されていてそれから影響を受けた。
    他にも風太郎忍法帖がヒットすると「伊賀の影丸」、超古代ブームになると「バビル2世」、スーパーマンが受けていると「レッドマスク」、そして「鉄人28号」はフランケンシュタインの映画を見て書き始めた。

  2004年04月17日(土)エロい人
    12日に早稲田大学教授で経済評論家の植草一秀氏(43歳)がのぞきで逮捕された。
    色々な番組で経済などについて語り、その口調容姿などから人気も高かった。本職でも日本有数の経済評論家と目されており、噂では竹中平蔵の後がまで内閣入りの最有力候補だとも言われていた。

    そんな人がのぞきで逮捕。
    しかもJR品川駅のエスカレーターに乗っている女子中学生(15歳って書いてあるからそうですよね)のスカートの中を覗こうと名詞サイズの手鏡を持って… と言う所を現行犯で逮捕されたらしい。
    逮捕したのは神奈川県警の鉄道警察隊なんだけれど、何故そんなプロが現行犯で逮捕したかと言うと、植草氏は逮捕の1時間ほど前から横浜駅内の書店などでウロウロし、ミニスカートの女性の後ろを付け回していたということで、不審人物ということで通報されずっと鉄道警察隊が追跡していたらしい。
    そんな事に気づいていなかった植草氏は遂に手鏡を使ったのぞきを開始してしまったと言うことなのだ。

    逮捕された直後は「すいません」と謝っていたらしいが、翌日からは「そんな事はしていない、鏡を手に持っていたのはのぞきの為ではない」と否定をしているらしい。
    でもね、この植草氏、昔も同じような事件を起こして罰金刑になっているんだよねぇ。かの田代まさしの時と同じように、この手の性的犯罪は再犯の確率が異常に高いらしい。性癖ってのは直せないらしいので。

    現在のレギュラーは「とくダネ!(フジ)」「ワールド・ビジネス・サテライト(テレ東)」「ウェーク・アップ(読売テレビ)」の3本、それ以外にもゲストコメンテーターとして出演予定がギッシリだったらしい。
    次期、経済財政政策担当大臣の座もダメだろうな

    そんな中、今関あきよし監督(44歳)が12歳の女子中学生とホテルに行き買春を2度していたとして逮捕された。(余罪が沢山あるらしい)
    今関あきよし監督っつーと「アイコ十六歳」で有名っす。他はいまいちヒット作は… 状態ですが、女子中高学生なんかを描いた作品が多いので、本当に女子中学生が大好きなんですね。

    出逢い系サイトで「有名芸能人に会いたいと思いませんか?」みたいな内容で書き込んでそのような事に及んでいたらしい。果たして有名芸能人ってのが今関あきよし監督の事なのか、それ以外の俳優女優なんかの事だったのか不明なのだが。

    犯罪として最低の事件だが笑ってしまったのは、今関よしあき監督はその女子中学生とホテルに行ってエロエロ行為をしたんだけど、その時ついでにビデオ撮影もしていたらしい。
    さすがプロ!
    きっと刑を終えて出てきた後は、そっち業界からの依頼が殺到するかもしれないのだ。

    [2004.04.17-今日の雑学]
    中国語・広東語で、売春婦は「鶏」とかくが、売春夫は「鴨」とかく。

    世界一短いエスカレーターはたった83.4cmしかない。川崎市の岡田屋モアーズ内にあるもので日立製。

    エスカレーターで右側を空ける習慣があるのは世界でも東京だけ。関西やヨーロッパでは左側を空けるのが常識。

    1階から6階まではエレベーターの待ち時間を考えるとエスカレーターが早いが、7〜9階まではエレベーターの到着するタイミング、混み具合から同じぐらい。10階以上なら、エレベーターの方が早い。(あくまでも平均的な時間で)

  2004年04月18日(日)まる子&サザエ
    データクラッシュ事件の反省から、なるべく雑記を貯めないでアップしようと考えている。
    と言ってもやはり平日はキツイんだけどね。

    夕方テレビを付けたら自分の好きなタイプのギターのリフが流れていた。おぉ!と思ってみると画面ではアニメが… で聞いていると忌野清志郎が歌いはじめた。
    それはアニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディング曲だった。ってそう言えばずっと昔に何かで清志郎が(ラブジェット名義だっけ?)エンディングを歌うって記者会見をしていたような気がする。
    で今回、初めて見て聞いた。
    そんな風にいろんな事をゴチャゴチャ知っている私ですが、凄く一部の人には当たり前以前の事を全然知らないでやんす。

    ミディペットと言うことでサザエさん一家がCMに出ている
    しかしタイコさん「イクラと二人でちょうど飲みきりサイズでいいのよ」とか言っているのだが、幼稚園にも上がっていない幼児と二人で一リットルサイズ(あるいは900ml)の飲料は多すぎないか?
    しかしサザエさんのキャラはこれまでNTTの宣伝などにも登場している。
    確かにすでに国民的に人気のキャラだし、タレントなどと違って嫌いと言う人も少ないし、スキャンダルを起こす可能性も無いので、CM業界としては積極的に起用したいと考えているらしい。
    サザエさんの人気は未来永劫に続きそうな状態だし。
    で、出演料が中堅の芸能人より高いらしい。

    [2004.04.18-今日の雑学]テーマ「CM」
    喜劇俳優・三木のり平氏の代表作「桃屋」のCMナレーションは死後も新作が作られている。実は声がそっくりな息子の三木のり一氏が継いでいる。
    山下達郎は1976年「いちじく浣腸」のCMソングを作曲し歌った。もちろん手抜き無しの多重録音コーラス付きで。
    『ちゃっきり節』は静岡鉄道のCMソングとして北原白秋が作詞したもの。
    鉄道会社のCMソングとしてもっと古いのは「フニクリフニクラ」1880頃にナポリの近くのベスビオス山に出来た登山列車のために作られた。♪行こう行こう火の山へ♪と歌い嗣がれているが、その登山列車は現在はもう無い。
  2004年04月19日(月)雑学訂正:タバスコ
    15日の雑学部分で上田氏が発言した「タバスコを日本に持ち込んだのはアントニオ猪木」と言う言葉を受けて、補足雑学を入れたのですが、ちょっと前から疑問に思っていた事があって調べてみた。
    以前何かの食品関係の本を読んでいた時にタバスコについて「昭和20年に初めて日本へ持ち込まれた」と書いてあったのを頭の片隅に記憶していたからなのだ。

    で、巷でよく「タバスコを日本に持ち込んだのはアントニオ猪木」と言う雑学を聞くので(上田氏によるものは2回ほど聞いた)あぁそうなのね。ぐらいに思っていた。
    でも昭和20年に初めてってことだと、アントニオ猪木氏は昭和18(1943)年に生まれている。いくら早熟だと言っても2歳は無理だろ。

    ということで猪木氏の略歴を調べてみると、昭和18(1943)年、横浜市鶴見区で生まれ、昭和32(1957)年に一家でブラジルに渡っている。この時14歳。力道山が海外遠征でブラジルに立ち寄ったのが昭和35(1960)年、そこで猪木を見て天性の才能を見出し一緒に帰国、猪木少年16歳の時なのだ。
    デビュー戦も1960年の9月相手は大木金太郎。同日ジャイアント馬場もデビュー。

    で、タバスコの持ち込みは?
    少なくとも猪木がブラジルから日本に戻って来たのは昭和35(1960)年の事で、その時16歳なのだ。その時ですら、プロレスで一旗揚げてやろう!と思うのと同時に「タバスコで儲けるぞ!」と考えていたとしたら凄い商魂の持ち主なのだ。闘魂じゃなく。

    ここで、この雑学が大きく作られたデマの可能性があるんですが「ブラジルから帰国した猪木がタバスコを持ち込んだ」というのは「へぇ」と思う部分も多いんですが、ブラジルかぁと納得する部分もあります。
    でもね根本的な部分で多くの人が間違えているけれど「タバスコはアメリカ生まれの商品」なのだ。

    19世紀アメリカの南北戦争終了後にルイジアナ州のエドムンド・マキレニー(Edmund McIlhenny)が作り出した激辛ペッパーソースで、タバスコというのもマキレニー社の登録商標でした。
    で「タバスコ」ってのは辛い料理と言うイメージで勝手にメキシコにある州名をそのまま付けた物(この辺がメキシコやブラジルという連想になるのかも知れないけど)。その為に「ただの地域の名前を付けた商品名は登録商標としてはふさわしくない」として登録を取り消された。
    その後、マキレニー社はずっと商標論争を続け、1920年代にやっと「タバスコソース」というのは登録商標である」と言う結論を勝ち取っている。

    話は元に戻りますが、昭和20年、アントニオ猪木は2歳だし、日本へ持ち込むにもまだブラジルに渡っていないし、そもそもアメリカの製品だし、と言うことなのだ。
    それでもネット検索すると情報が混乱しているのか、とあるサイトには『昭和20年にアントニオ猪木が経営していたアントンフーズが輸入を開始する』とか書いてある。無理無理。

    [2004.04.19-今日の雑学]テーマ「アントニオ猪木関連」
    タバスコの雑学は書いてしまったし、辛いに付いても本に書いているし…
    アントニオ猪木は、自分のアゴについて医者に相談したことがあるらしい。
    アントニオ猪木はデビュー時「死神酋長」というリングネームをつけられそうになった。ジャイアント馬場は「フランケン馬場」というのをつけられそうになった。
    ブラジルの国旗に描かれている星空は、1889年11月15日午後8時30分のリオデジャネイロの空に輝いていた物。
  2004年04月20日(火)嫌われ者でやんす
    かきフライをスーパーで見つけてつい購入。しかし食べる段階になって激しく後悔。
    作り置きのかきフライはやはり不味いっす。冷えていても、暖め直しても。
    かきフライなんて凄く簡単だから食べたかったら生かきを購入すりゃよかった。と今激しく後悔。

    というわけで風邪が全然抜けない。熱なんかは無いんだけど、ノドの調子が最悪。もうゴホゴホ言い始めてから2週間以上が経過している。確か先々週の月曜日にノドが変だと感じたから、すでに16日目、半月も経過しているのだ。
    クシャミが出始めると止まらなくなり、その都度体力が消耗していく…。
    その間、食欲も減退、集中力も減退、なんかダルダルのグタグタの日々を過ごしております。

    ま、そんな時でも抗議というか嫌がらせというか、なんだかなぁと言うメールが多々。
    ウィルス系メールとかはもう毎日100通以上来ていますが、ここ2・3日でまた倍増状態。夜帰って来てからメールチェックすると一気に200通とか300通。これはサイト運営者はもうしょうがない状態なのかなぁ(他のサイトの日記では毎日1000通とか桁違いな事が書かれていた)。
    中にはあきらかにウィルスじゃない無言メールもなにやらも混じっていますが。いやはや嫌われちゃったなぁって感じ。負の人気者はつらいや。

    たぶんこの雑記の前に書いてあることが関係しているんだと思いますけど、面倒臭い人が多いねどうも。
    「大人げない」とか、「著作権なんて無い」とか書いている方もいますが、自分に降りかかった事を書いているワケだし、事実を書いているワケだし、他人がとやかく言うべき問題じゃないと思うんですが。
    ついでにべつだん著作権を主張はしてないっす。ただ「話術は凄いが、根本的な部分で芸人としては格好悪いなぁ」と言うことなのだ。

    私は昔から芸能人の人格に対しての思い入れは全然ないので、あくまでも仕事が芸人のすべてだと思うので、その芸事に対しての向き合い方がどうかって事が重要なんだと考えています。
    ってこれは人によって全然違うから、いくら書いても判らない人には永遠に判らないと思う(てな事を書くとまた叩かれたり嫌がらせ増えるんだろうなぁ)
    性格が非常に悪いと言われている歌手でも歌が良ければ全然問題ない。

    昔バンド系の雑誌で「○○ってバンドのボーカル○○君は凄くいい人です。だからみんなも応援してね」みたいなのが書かれていて、ちょっとほほえましいなと思いつつ笑ってしまった。あと「ホコ天でライブが終わった後○○さんは一緒にゴミ拾いもしたんですよ」などと書いている物もあった。
    どんないい人だって音楽性がダメなら音楽家としちゃダメでしょ。

    その芸人の裏の事情なんて知ったこっちゃない。芸人として芸で勝負しているんなら、芸がすべてだと自分は思っている。
    その姿勢が、自分的な感覚では「ちょっと安易だな」と思っただけ。それがたまたま自分の書いた本にある事を連発でしゃべっているので気が付いてしまったワケで、その事をこうやって雑記として書いている。
    本の作者として「酷いな」と思う部分と、芸人を見て「酷いな」と思う部分は微妙に立場は違うのかも知れない。

    ついでにこっちは不特定多数・匿名掲示板の様な部分ではなく、逃げも隠れもしない自分の意見として言っているので、匿名や捨てメールで意見を言われても痛くも痒くもないっす(と言いつつブルーになってしまうけれど)。
    「彼はうんちくだけじゃない」というメールや掲示板での書き込みもあるんですが、そうですね。自分も雑学だけじゃないっすから。
    でも、深夜にある複数の番組やラジオなんかを積極的にチェックしているワケでもなく、普通に生活してて、雑学が好きなので虎之門「蘊蓄王」を見たり、普通に時々バラエティを見る程度の人間からしてみると「出てくるたびに蘊蓄を喋る」と言うキャラ以外にあんまり他の芸人と区別がつかない様な仕事をしているんで、認知としては「蘊蓄の人」です。CMにもそれで出ているし。

    あと「僻んでんじゃねえよ」と言う意見もメールで寄せられたのですが、それってどういう物っすかね。
    価値観が違うというか…。時々色々な場面で感じることなんだけれど「テレビに出ている人が一番偉い」とでも言いたげな人が多いよね。
    昔、音楽をやっていた時もそれは痛いほど感じていた。別にそれと音楽の価値は全然別物だし、売れている物が正しいワケじゃない。
    ま、売れていると言うのは一種の尺度にはなるけれど、あくまでも音楽や芸は好き嫌いの問題だから。

    で、僻んでいるかどうかって…、別にあんな風に売れたいとか有名になりたいとかって思わないから、根本的に僻むとか僻まないのレベルはどこにも無いっす。
    ただ雑学本に羅列している物を、文体までほぼ同じに羅列しているままに覚えて喋るというのは「芸人としては格好悪い」と思うだけ。好きなタイプの芸人じゃない。

    だれだって嫌いな芸人とかいると思うんですが、自分の場合は今まで好き嫌い以前に興味の範囲外だった芸人だったのが、ひょんな事から興味を引かざるを得なくなって「あぁ嫌いだなこいつ」と思ってしまったのでそう書いているだけっすよ。
    芸能人だけじゃなく作家とか歌手とか色々に関しての好き嫌いなんて、この雑記では大昔から延々と書いているし。

    そりゃ的外れな嫌い方をしている事もあるかもしれないけれど、誰でも見ることが出来る場所だとしても自分が運営しているサイトの雑記だもん。
    不特定多数の誰が書いたか判らない掲示板で「知泉うざい」とか書いていたり、捨てメールで「死ね」とか送ってくる人よりは腹を据えているよん。

    どう? すごく大人げないでしょ。

    [2004.04.20-今日の雑学]テーマ「くしゃみ」
    くしゃみを連続でした回数での占い(と言うのかな?)「1に誉められ、2に憎まれ、3に惚れられ、4風邪をひく」
    平安時代、くしゃみは邪鬼の仕業と考えられており、それを祓うため「くッさめェ」と呪文を唱えたことが語源。ちなみに「くッさめェ」とは「糞喰らえ」と言う意味。
    欧米などでクシャミをした直後に「God bless you(神のお恵みを)」と唱える。これはペストが流行した6世紀にグレゴリウス大教皇が使った言葉が起源。
    でっかいクシャミをして、肋骨が折れたという報告がある。
    逆にクシャミを我慢しすぎると、頭や首にある血管が破裂して死ぬ場合もある。


     


ひねもす雑記