ひねもす雑記
2004年06月01日〜10日


▲2004年06月01日〜04日:入院中によりお休み
▲2004年06月05日:土:権利と義務
▲2004年06月06日:日:微妙にトリビア再ブーム?
▲2004年06月07日:月:くるまっ!くるまっ!くるまっ!
▲2004年06月08日:火:飲み薬ミイラ
▲2004年06月09日:水:元気な女子
▲2004年06月00日:木:井の頭の花子さん
  2004年06月01日〜04日 休み
    といいつつ。
    これまでの生活の中で「忙しいので後で見よう」と録画しっぱなしになっているテレビ番組がたくさんある。
    DVD時代になってからは楽で便利なのでその録画ペースに拍車がかかっている気もするが、録画して見ていないってのはビデオ時代、しかも20年近く前から続いている。

    きっと過去のビデオをひっくり返せば、一部の人にはお宝となるようなビデオも山のようにあると思う。たとえばもう10年近く昔に明石家さんまがやっていた「さんまのなんでもダービー」という番組がある。あの変ぼうした天地真理がぶくぶくになって登場し笑われるスタンスでレースなんかに参加していた番組。
    あの番組を今見返すと、番組途中でパネラーにいろいろな景品を渡したりフリップを渡すアシスタントの女の子として歌手デビュー前の華原朋美(別の芸名時代)がいたり、音楽系番組では小学生ぐらいのV6などジャニーズの面々がいたり、とにかく発見は多々ある。

    で、今入院している訳ですが、ビデオと違ってDVDは何枚も持ち込める(それ以前にこうやってノートパソコンとしてDVDを見ることが出来る機械を持ち込めるってのが凄いんですが)ので、それらや買ったけれど見ていない映画ソフトなんかも多数持ち込んだ。
    入院後半になると検査もほとんどなく、毎日が食事と運動だけで、運動も食後の1時間という状態なのですごく暇。
    と言うことでDVD視聴の時間はたっぷりあるのだ。

    が、ここで判明した事がある。
    何もしないで、純粋にテレビを見始めると、私はすぐに寝てしまうのだ。
    睡眠時間は足りている。足りているどころか、睡眠時間多すぎ状態。
    体も運動はしていると言ってもそんなに疲れているわけでもない。
    が、テレビを純粋に見始めると、みごとに最初の20分以内で寝てしまうのだ。
    テレビ録画物も、映画も。
    どうやら私は真剣にテレビを見ることに適していないらしく、基本的に受け身ではなく、何の作業をしていないと退屈してしまう体になっているらしい。どうりで、どんな重要な会議でも自分が発言しない時は眠くなってしまうのだな。
    てなわけで、今日(4日)の昼に退院しました。
    半月に渡る入院。今年の24分の1を病院で過ごしてしまったのだ。

    [2004.06.00-今日の雑学]テーマ『病院関連』
    80年代、イギリスの病院に入院していた少年が「お見舞い絵葉書をもらった数で世界一になってギネスに載りたい」と言った言葉がひょんな事から世界中に広まってしまい、3千万通を超えるカードが少年の退院後も届けられてしまった。この病院の業務までも著しく阻害した記録は「悪質ないたずら」と言うことでギネス記録からはハズされた。
  2004年06月05日(土)権利と義務
    ☆「将来的にも、パソコンのメモリは640キロバイトもあれば十分だろう」1981年ビル・ゲイツ談
    入院している間に、ネットの掲示板で体型のことをあーだこーだ書かれたという事で小学生女子が殺人事件を犯した。
    この手の事件が起こると何も考えず自分の言葉を持っていないワイドショーのコメンテーターとか言う他人の不幸を金儲けのネタにしている人々がマニュアル通りに「ネット社会の」とか「ゲーム感覚で」とか言い出すんだろうなぁ。

    しかし、ゲームや漫画で影響をうけて殺人事件を犯すなんてのは今に始まった物じゃなくて、明治時代にだって、更にさかのぼれば江戸時代にだって、小説や芝居を見て犯罪を犯す馬鹿は存在していた。
    引きこもり・オタクだって明治時代にも昭和初期にもちゃんと存在していたし、本を読むことにしか自分の興味を向けることが出来ない奴は存在していた。
    コメンテーターとか言う連中はいわゆる「自分が正義」だとか「自分の世代がまとも」だとか自負しちゃっているので始末に負えないんですけどね。

    最近思うのは、子供に関してはあまりにもちっちゃい頃から権利だとか人権だとかを主張させすぎているって部分に疑問を感じている。
    しょせん子供はなんだかんだ言っても短絡的な思考しか持てないし、権利の裏に義務が付いて回るなんて事はとうてい理解できないので、安易に権利を与えると権利の主張ばかりになるんだと思っている。

    そりゃ、人格って物は未熟ながら存在しているんだけど、それをコントロール出来ないうちは、まだ大人がちゃんと抑制してやらなきゃいかんと思う。それを押しつけだと感じるのはお門違いで、押しつけられているって事を感じ始め、そこから脱却したいとか、押しつけられないように早く大人になりたいって思う事が、ちゃんとした独立した成長だと思うのだ。
    結局、子供というのは自我だけは立派だが、結局の所、他者への依存で自我が成り立っているものだと思うのだ。つまり「自分が世界の中心」だと思っている状態。自分の意見が通らないと、だだこねてみたり、すねてみたり、自分が悪いとは思いも寄らない。あくまでもこの意見も紋切り型の分かりやすいケースでしかないけど。

    今みたいに子供の頃からすべての権利が当たり前のようにあって、それが当然だと思って育ったような状態では、大人になるチャンスを逃してしまうし、いつまでも子供でいいんだと(自分は大人のつもりでも)思ってしまうんじゃないかと思うのだ。

    なんて、いい年こいて「クリエイティブとはなんぞや」なんて事を人生のメインテーマにしている奴が言う事じゃないんだけど。

    [2004.06.00-今日の雑学]テーマ『ビル・ゲイツ』
    ビルゲイツの父上の名前はビルゲイツJr.、あのビル・ゲイツの本名はウィリアム・ヘンリー・ゲイツIII世
    ビル・ゲイツはブラインドタッチが出来ないどころか、人差し指でゆっくりキーボードを打つという噂がある。
    ビル・ゲイツは1秒あたりおよそ7万円も稼ぐ、2分ほど働くと一般的サラリーマンの年収以上を稼ぎ出すことになる。
  2004年06月06日(日)微妙にトリビア再ブーム?
    もう世間一般では「トリビアの泉」なんてのは過去のブームになっているんだと思っていた。それは出版業界も同じで、かつては店の一番目立つ所に置かれていたのがあっという間に隅っこに追いやられ、現在は本当に流行っているかどうか不明の「韓国ドラマ」が特集されていたりする。
    が、この6月に入ってなぜか示し合わせたかのように何冊もの明らかにトリビアの泉を意識した本が出版された。

    ○エロ知恵(竹書房)2004年6月3日\933
      サイズ・本文レイアウトがトリビア本と同じ。
      ここは以前に「エロビアの泉」も出している。
    ○裏ワザの泉(三才ブックス)2004年6月1日\933
      サイズ・表紙デザイン・本文レイアウトがトリビア本と同じ。
      この出版社は非合法系裏技本でお馴染みのアンダーな所。
    ○北朝鮮トリビア(飛鳥新社)2004年6月24日\952
      本文レイアウトがトリビア本と同じ。
      ここは10年前に「磯野家の秘密」ででかくなった所っす。
    ○ザ・歴史トリビア(廣済堂出版)2004年6月5日\1200
      タイトルだけの便乗で、内容は比較的ありきたりな歴史雑学本。

    ついでに
    ○雑学力検定テスト(PHP)2004年6月28日\850
    ○うんちく王になろう(幻冬舎)2004年5月15日\1400
    なんてのが、トリビア以降の雑学本的な感じ(それ以外にオーソドックスな雑学本も多数出版されていますが)で、雑学ブームが落ち着いたと言いつつ、なんだかこの6月に合わせてまとめてドンッてな感じっす。

    前日のネットの掲示板でと言うもので直接話すのとネット上に書かれた物とではやはり人によって捉え方が全然違うので怖いと思う事も多々ある。
    たとえば、自分がこの雑記で例の蘊蓄話を何度か書いてきたんですが、それに関してどんな感想を持たれるのか?ってのは興味あって、時々 Google全文検索とかするんだけれど、その捉えられかたがマチマチで面白いなぁと思ったりする。
    「知泉の作者がかなり怒りまくって○○を攻撃している」とか「○○に対して悪意剥き出して揚げ足を取るような」とか「○○が大嫌いだと言うのが解って」とか書いている物もあるし、さらに「知泉の作者の性格の悪さが」とか書かれてもいる。
    で逆に「知泉の作者は温厚な人らしく、盗作事件も冷静に受けとめて」とか「あくまでも著作権に関しては寛大な対処で、○○に関してそれを訴えるなどとは考えず」とか、本当にまったく正反対を受け止め方で書いている人もいる。

    この差はいったいなんだろうか?ただ単に読解力の問題なんじゃなくて、やはりこの事件に対してどっちの側に立って眺めているのか?ってので大きく変わるんじゃないのかなぁと思う。
    自分は基本的に怒り心頭でもないけど、文章でキツく書くのは昔からなので、そのレトリックスタイルを知らないで初めて読んだ人は「この人、怒っている」と感じちゃうのかなぁと、自分の文章力のなさにも少し反省。

    たとえば、直接話す場合なんかはその人の立ち振る舞いが前提にあったり、知り合いや有名人の場合はバックボーンも見えるので、キツい言葉でも「でも愛を感じるんだよね」とかの受け止め方が出来たりするんだと思う。
    が、まっさらなの状態で文章だけだと「ばかやろう」と書いた物に愛があるかなんては全然判らない。
    自分の場合、文章の中に(笑)とか入れるのは嫌いだし、それは文章で感情を伝えるという部分からの逃げだと感じるので使わない。当然、顔文字も使わない。
    ま、使えば竹中尚人の懐かしのネタ「笑いながら怒る人」も簡単に出来るんだけどね。
    『ばかやろー(笑)ふざけんじゃねえぞ(笑)』
    ただまだまだ文章を勉強しなくちゃイカンなぁと痛感するのみです。

    いい年をこいた私ですら文章だけで感情を伝えるのに苦慮しているんだから、小学生が文章だけで会話していれば感情の行き違いも発生して問題も起こるってことだろうね。
    さらにネットだけのつきあいじゃなく、その電源を切った後の、リアルでもつき合っているんだから。
    書いた本人はその書いたリアルの時間の中でそう思ってそのまま書いてすっかり忘れている事もある。一人になって悶々と考えるといつも以上に悶々と感情的になってしまう場合もある。
    よく「手紙を夜に書いた場合、すぐ投函せずに翌朝もう一度読み直してみましょう」なんて言われていますが、ネットの掲示板及びメールではそれがされないで、その瞬間の感情を垂れ流してしまう事もある。
    そしてそれを文字として読まされた相手はずっと記憶してしまうのだ。なんせ、何度も読み返す事が出来るので。
    自分の所にも今回の物についてだけでなく、誕生日データなんかでの間違い指摘なんかが時々来るのですが、その数個の間違いを見つけた事でいきなり「間違いばかりを垂れ流すな、この程度も知らないようなヤツが自慢げにサイトなんか運営してんじゃねえよ」みたいな「なんでそんなに感情的なの?」みたいなメールがある。
    それ辺りは「運営者をうんざりさせる」ってのが当初からの目的なのかもしれないけれど、たぶん実生活では、実際に他人と接した時に(しかも面識なし)そんな口調で物を言わないんじゃないかって状態。
    そこまできつくなくても、かなり高圧的に感じてしまうような間違い指摘メールは多い。「なんでこんな事も知らないんですか?」とか、かなりマニアックな情報を(たぶんその人の生活圏内では常識なんだろうけれど)当たり前の事として指摘ではなく、ほぼ命令口調で「直せ」と書いてくる人もいる。
    文章は難しいと、書けば書くほど感じてしまうのだ。

    あ、ついでに某所で「知泉の作者は上○氏が大嫌いで文句ばかり喧嘩腰で書いている。さらにトリビアの泉も大嫌いみたいだ」みたいな事を書いている方もいましたが、別にトリビア嫌いじゃないっすよ。雑学を扱うって事で、あの展開のさせかたは斬新だし凄いと思うっす。
    雑学なんてのはテレビ的に言うとクイズ番組とかにするしか出来ず、その結論で終わってしまう所をさらに一歩踏み込んで見せる姿勢は感動的だと思う。

    [2004.06.06-今日の雑学]テーマ『軽井沢』
    軽井沢に最初に別荘を建てたのは「アレクサンダー・クロフト・ショー」というキリスト教宣教師。決して「カール伊沢」ではない。
    軽井沢の地名は冬場になると沢などが枯れてしまうので「涸れ井沢」と言うもの。
  2004年06月07日(月)くるまっ!くるまっ!くるまっ!
    昨日の夜テレビを見ていたら俳優の窪塚洋介がマンション9階から飛び降りたというニュースがあった。
    う〜む以前からそのエキセントリックな発言が注目されていて、一部ではクスリをキメてんだろうなと言われ続けていたんですが、さらにその噂は加速しそうなのだ。
    もっとも本当にクスリをやっていたら、病院での血液検査でかなり過去の物まで検出されちゃうだろうけど。

    TBSの「東京フレンドパーク」で面白い事が行われたらしい。
    最後のダーツの所で大当たりは「パジェロ」視聴者には「パジェロミニ」なんだけれど、そこで紹介がされずにダーツのシーンになったという。
    ついでに画面の後ろにパジェロが映ったシーンではいきなり「この番組は平成16年4月26日に収録したものです。」というテロップが出た。
    これは現時点で思いっきりダメダメ状態になっている三菱パジェロを全面に押し出す事が出来ない(たぶんCMなども自主規制中?)ので、収録しちゃったけれど放送はさて困ったって事なんでしょうね。

    さらにスタッフが頭を悩ませてしまったのが、ダーツの時に客席が声を揃えて「パッジェロッ!パッジェロッ!パッジェロッ!」と叫ぶシーン。今ここで連呼されても、クレームを付けるために顧客が集団で叫んでいる状態にしか聞こえないので…。
    番組スタッフ、やってくれましたよ。音声だけ差し替えて観客が口々に「クッルッマ!クッルッマ!クッルッマ!」と叫んでいる。おいおい、宮崎駿が怒るぞ「この世の中に車なんて名前の車はない、描く時はその車種のが何年式かまで把握して描かなくてはいかん!クッルッマ!とは何事だ!」と。

    しかし画面に映る客の口元がその連呼と合っていなくて、どう考えても「あ・え・お」の開き方なのだ。車の「う・う・あ」とは違う。
    「や・め・ろ」とか「は・げ・ろ」とかだったらジャストフィットだったのに。
    現時点で「パジェロ」という言葉は放送禁止みたいです。

    しかし、三菱のコルトの広告
    まじめ
    まじめ
    まじめ
    コルト

    ってのは、どういう物ですかね?

    [2004.06.00-今日の雑学]テーマ『三菱』
    刺身マグロの流通量の約3割は三菱商事が扱っている。
    イギリスではパジェロを『SHOGUN:将軍』という製品名で販売している。
  2004年06月08日(火)飲み薬ミイラ
    雑学者をやっていて「ミイラ」の項目になると頻繁に見かける物として
    ☆ミイラは17世紀以降、万病に効く「特効薬」として日本に輸入されていた。ヨーロッパでも、大昔からミイラを飲み薬として服用していた。
    と言う物がある。

    が、これがどうも眉唾物らしいのだ。
    ミイラって言葉は元々戦国時代に宣教師が持ち込んだ言葉で、アラビア語の「モル」、さらに古くはセム語が起源だとされている。
    で、そのアラビア語のモル(morr)そして日本に入って来たときのポルトガル語のミーラ(mirra)なんですが、これは日本で言うところのミイラを指す言葉ではなく、保存遺体を作るときに使用する薬剤の名前だそうで、アラビア方面に生えるカンラン科植物の樹脂から精製する物だそうです。
    これを中国の漢語では没薬(もつやく)と呼ぶんですが、ここで使う「没」と言う言葉自体がmirraの音訳なんだそうです。

    つまり日本に入ってきた「ミイラ」と呼ばれる物が飲み薬として服用されていたってのは、死体のミイラではなく、その樹脂から出来たミイラだったみたいなのです。
    「南蛮人が16世紀の終わり事からエジプトの秘薬としてミイラを輸入してきた」との記述が後に書かれた事典にあるんですが、エジプトの欲の皮が突っ張った商人だったとしても、さすがに死体を細かくすりつぶして薬として販売はしないんじゃないかって事なのだ。
    ところが、日本では当初からその樹脂で作った薬を「特殊な方法で死体を薬にした物」として、ありがたがって服用していたらしい。当時の文献では庶民にまで行き渡るほど大流行していて元禄時には「最近のミイラは偽物が多くてしょうがねえな」などと書かれている。

    これは単純に日本人だけが勘違いしていたらしく、中国の明代(織田信長の頃)に書かれた医学書『本草網目-ほんぞうこうもく-』の中にはちゃんと「木の樹脂から作る薬」と薬効も書かれている。
    だからこそ、中国でミイラに漢字を当てたときに「木乃伊」という物にしたのだ。
    英語で日本で言うところの死体のミイラはマミー(mummy)っす。映画のハムナプトラの原題もこんな感じでしたな。

    [2004.06.00-今日の雑学]テーマ『ことわざ』
    ことわざ「ミイラ取りがミイラになる」は日本で作られた物。英語圏で同じようなことわざとしては「羊の毛を取りにいって坊主になって帰ってくる(Go for wool and come home horn)」と言う少し間抜けな物になる。
    ことわざ「エビでタイを釣る」という意味でヨーロッパでは「イワシでクジラを取れ」という。
    ことわざ「果報は寝て待て」は「慌てず待っていれば良い知らせが来る」みたいな使われ方をしているが、どうやら元は「果報は練って待て」らしい。つまり「練って」とは鍛錬・学習・努力をしていれば「そのうち良いことが訪れる」と言う意味。やはり努力や成長なしに美味しい話は無いって事なのだ。
  2004年06月09日(水)元気な女子
    井上喜一防災担当相が佐世保の女子児童の事件について4日に閣議後の会見で
    「しかも(加害児童は)女ですからな。女の子だからね。これは従来の考え方をある意味で覆すことになる。男がなんか無茶をやって、ということはあったかも分からんけど、女の子(の事件)は初めてじゃないですか。今まであったかね。最近は男、女の差がなくなってきたんだね。まあ、元気な女性が多くなってきたということですかな、総じて、どこの社会も。」と発言したらしい。

    この人はマンションの9階辺りから落っこちて頭でも打った直後にインタビューに答えたんでしょうか?かなりトンチキ度が高い意見なんですが。
    去年、例の早稲田の和田サン率いるスーフリの連中が泥酔レイプ事件を起こした直後に「近頃の若い連中にも元気なのがいるって事で安心した」みたいな発言をした馬鹿政治家もいるけれど、今回のも同じような物だなぁ。

    女子児童が殺人事件を犯した事について「最近は女性の方が元気だから、殺人事件も女性がリードしている」という意見なワケですよね。
    その後に、前言撤回して謝罪したけれど「言い間違え」じゃなく「実際にそう思っているから発言した」んだよね、今回も、以前のレイプ事件の時も。発言を撤回したって、その人は頭の中では「そう思っている」って事なんでしょ。

    まったく、気楽な商売だなぁ政治家って。

    しかし、インターネットとか本や漫画を悪役にするのは凄く意見としては簡単だけど、それでも小学生って事を考えたらインターネットを自由にやらせるというのはある種の問題を抱えているとは思う。
    子供が運営していると思われるような掲示板などに入り込むと、思いっきり2ちゃんねる用語の連発だったり、バーチャルな場での罵倒しあいとか、自己顕示欲爆発だったり、そりゃもうルール無用のジャングルなのだ。
    ハッキリ言って、子供にインターネットを思う存分使わせるってのは、公道で無免許の子供が自動車を運転しているような物なのかも知れないと思ってしまう。まずは人対人の基本的なルールを把握して、権利には義務が付きまとうって事も理解した上で行わなくちゃとか思ってしまうのだ。
    基本的な事を言ったら自分は「ネットでは身元を隠せる」と言う意味でハンドルを使うのも好きじゃなかったりするのだ。(ハンドルってのが別の意味で利点があるのは解っていますが)

    そんでもって、今回の事件に関して言えば、加害者の親が子供がネットで何をやっていたかとかを全然把握出来ていなかったらしい。
    親はたぶん年齢的に言えば40歳前後って感じだと思うので、ネットとかコンピュータに関しては微妙に詳しくない世代かも知れないけれど、ちょっと子供のパソコンのブックマークをチェックするぐらいはやってもいいんじゃないかと思う。
    子供のプライバシーとか以前に、ネットでは大人の犯罪にも巻き込まれる可能性は大なので、保護者としては当然やるべき義務だと思っちゃうのだ。
    子供にもプライバシーはあるが、まだ親の保護下にいる存在で、親はその進み方をよい方向に誘導する義務があると思う。
    と言いつつ難しい問題なんだけどね。
  2004年06月10日(木)井の頭の花子さん
    先日、テレビ東京「アド街ック天国」で吉祥寺をやっていた。
    一時期住んでいた(ちょっと外れた所だけど)こともあるし、やはり東京へ出かけた時も立ち寄りがちで、最近の単行本のイラスト打ち合わせは隣駅の三鷹だったりするので、臭い言い方で「俺の第二の故郷」みたいな感じで興味深く見ていた。

    そうかそうか、ハモニカ横町は進化しているのか、風俗系の雑居地域は今はおしゃれなテナントショップが並んでいるのか。とか思いつつ見ていた。
    ゲストのウエンツが地元らしく、色々詳しい話をしていて、その中でポロッと「ラーメンでは一圓が」とか言って、少し嬉しかったりするのだ。なんせ、自分の場合、一圓吉祥寺店がオープンした日を知っているのだ。

    東京に引っ越して、まだ学校の入学式も始まっていない3月の終わりか4月の初旬、どこに行く宛もなくボケーッと朝ラジオを聴いていたら(TVは持って無かったので)「今日、吉祥寺に一圓というラーメン店がオープンします。オープン記念で先着50名様(数字は不確か)はラーメン1杯10円で食べる事が出来ます」などと言い出したのだ。
    で、時間はタップリあって金は全然ないって事で、さっそく出かけて確かオープン8人目の客としてラーメンを食べた事がある。その後も何度も立ち寄ってラーメンを食べたのだ。

    などと過去に思いを馳せながら番組を見ていると、井の頭動物公園の話題が出てきて「象の花子は来園50周年」などと言う話になり、激動の50年史を紹介していた。
    今はすっかり老象になって、歯も1本しか残っておらずエサはすべて飼育員がすりつぶしたペースト状にしているらしい(と言いつつ、確か象はもともと歯が4本ぐらいしか無いんだけど)。
    で、哀しい過去として花子が人を踏みつぶしてしまい世間から非難されたと言う話題にも触れていた。が、その話題は触れただけで通り過ぎてしまったのだ。

    ま、通り過ぎるしかない話題なんですけどね。なんせ、その踏みつぶされた人ってのが真夜中にわざわざ忍び込んできた人で、その目的が「象の花子を獣姦する」って事だったんだから、やはりテレビのアットホーム系番組では紹介できないよなぁ。


     


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