ひねもす雑記
2004年07月11日〜20日


▲2004年07月11日:日:ローテク・ロマンティカ
▲2004年07月12日:月:Drive My Car
▲2004年07月13日:火:持ち込み禁止
▲2004年07月14日:水:髪の毛
▲2004年07月15日:木:放浪ウサギはどこまでも
▲2004年07月16日:金:ほんじょ
▲2004年07月17日:土:名前をつけてやる
▲2004年07月18日:日:サンワリ君
▲2004年07月19日:月:省略
▲2004年07月20日:火:100歳まで続く
2004年07月11日(日)ローテク・ロマンティカ
    こんにちわ「雑な人」杉村です。

    今日は朝6時から堤防の草刈りなんていう地域活動をやって帰ってきた。しかも3時間。ハッキシ言って、ドロドロに疲れている。
    だから今日行われている選挙なんてどーでもいいのだ、なんせ殆ど毎日会社に朝から夜まで籠もりっぱなしなので、どんな人が立候補しているのかすら知らない。
    世間的には「誰がなっても世の中変わらないよ」という事になってしまうんでしょうが、それでもせっかく持っている選挙権はちゃんと使わなくちゃいけないのだ。
    とりあえず20歳になってから今まで、風邪を引いてボロボロだった時と、イベントを主宰してしまったために、数週間前から走り回っていて不在者投票すら出来なかった時の2回以外は全部出かけている。普段そんなに政治的な事は考えていないけど。
    選挙行かないって事は「どんな法案が決まってもいいっすよ、文句言わないっすよ」という意思表示だと思うので、とりあえず出かける。
    どうせ今回も投票率は60%を切るんだろうけど。ついでに言うと、選挙管理委員会のほうもどーせそんな物と踏んでいるので、投票用紙は100%用意していない。
    でもって、投票に行ってその後は母親の買い物の運転手として動く。帰ってきたのが昼時で、今日は色々やろうと考えていたがもうなんか体力が無くなってしまいすべてパス。
    やはりカロリー取らなさすぎかも知れない。連日雨でウォーキングもしていないのだが体重が徐々に落ちている。
    で、今の問題は6月末に落ちた雷で愛用のMacが急逝して、その復旧作業関連。実はメールが送受信出来ないのだ。
    とりあえずメールに関してのパスワードやらはすべて手元にあるのだが、何故か全然ダメ。
    すでに10日過ぎてしまっているのだが、平日は何やかんや忙しくて何も手に付かず、結局週末作業になってしまう。
    なぜメールが使えないのか不明。
    ハッキシ言って、パソコンなんつーものを個人で使い始めてすでに20年近く経過している様な、端から見たらヘビーユーザーな私ですが、たぶんそこいらの中学生以下の知識しか持っていない。
    あくまでもパソコンは道具なのだと割り切っているので、内部については全然。こうやってちょっとでもつまずくとお手上げ状態なのだ。まったくもってパソコンを駆使しながら、やっている事はローテクの手動作業がほとんど。実際、パソコンでガシガシ出来る作業なんて面白くないんだけどね。
    生まれた時からテレビを見ているけど、冷蔵庫を使っているけれど、故障した時に直せるか?って感じで、私にとってはパソコンなんてのは家電なのだ。
    なんて自慢げに言う事じゃないけど、困った状態になって早10日。
    ま、メールなんかなくても死にはしない、と投げやりに思ったりもする困った自分である。

    P.S.
    それから数日後、会社から帰ってきてちょっといじってみたら何故かいきなり接続出来た。どこをどうしたから繋がったのか不明。それ以前に何故繋がらなかったのかも不明。
    う〜む、やはりコンピュータは不思議に溢れている。
    と言うわけで、メーラーに入っていた情報もすべて失ってしまったので、友人のメールアドレスも不明でやんす。これを読んでいる友人達、私にメールを下さいませ。

    P.S.2
    H本さん(←イニシャルにしたらイヤンな感じ)、6月初旬に退院おめでとうメールを貰ったのに返事しなくてご免なさい。

    [2004.07.11-今日の雑学]テーマ『色々』
    「フィーリングカップル5対5」の電飾テーブルを作ったのは、俳優・演出家の白井晃の父親。(現在「新撰組!」では清河八郎役)
    漫画家いしかわじゅんはアシスタント募集にやってきた女性が余りにもかわいいので「きっとアシスタントにしたら手を出してしまう」と不採用にした事がある。その女性とは後に「あたしンち」でブレイクした漫画家けらえいこ。
    ※そこで手を出していたら、松本明子主演でドラマ化された「たたかうお嫁さま」も存在しなかったと言うことで。
2004年07月12日(月)Drive My Car
    色々自分の本体を含めて大リニューアル作戦実施中なんですが、そういう時に限って、さらに加速してリニューアルが進んでしまうらしい。
    我が家の庭にずっとずっと、私の生まれる前からある、物置というか、農機具小屋(昔、農家だったので)みたいな二階建ての古い建物がある。
    そこがかなり老朽化して、去年の秋の台風でちょっと柱が傾いてしまっていた。とりあえず応急処置はしてあるのだが「そろそろだよね」という話も出ていた。
    そこをいきなり壊すと言う事になった。
    壊すと言ってもただで壊せるワケでないし、壊した後もその廃材をどうするか?って問題があるので業者に頼むことになった。といいつつ知り合いの知り合いって事でそれなりに格安作業になった。
    で、そういう時に限って、さらに加速してリニューアルが進んでしまうらしい。
    もう10年を経過した愛車がここの所かなり調子悪く、ウカカカカカカカッと不気味な笑い声をたてたり、色々無理して走ってますぜという信号を出している。
    確かに、毎日通勤で往復2時間を11年以上って感じなのでそりゃガタも来るさって状態なのだ。
    う〜む、と考えても、私のような片田舎に住んでいる物としては車が無くては何も出来ないので、こっちの方も早急にどうにかしなくてはいけないって問題になってしまった。
    まさか「今だったらサービスいいんじゃないか?」って事で三菱って言うのもちょっとギャンブル性あり過ぎるよなぁ。ヘタしたら数年後に部品が壊れてた時にメーカーが存在していないなんて可能性も…(存在していると思うけどさ)
    今まで3台続けて日産車だったんだけど、それは親戚の叔父さんが務めていたという義理の部分もあったわけで、その叔父さんもすでに定年退職しちゃったので、今度はどこにしようか?などと考えているワケですが。

    [2004.07.12-今日の雑学]テーマ『リニューアル→煙草』
    最近マイルドセブンのパッケージがリニューアルされたが、マイルドセブンの味付けにはココアが使われている。そのココアは森永がタバコ専用の物を製造している。
    煙草の新製品は頻繁に出されるが、実際には中身がほとんど同じものがある。というのも煙草のCMは新発売から3年間だけ許可されているので、名前だけのリニューアルで新発売となる。
    タバコの注意書き「健康のために吸いすぎに注意しましょう」の表示が始めて書かれた銘柄は「チェリー」と「ミニスター」
2004年07月13日(火)持ち込み禁止
    イギリスの国防総省だかが建物内にi Podの持ち込みを禁止するとかで内部でブーイングが起こっている。
    と言うのも、基本的に音楽を聴く為のツールなんだけど、USBでパソコンに接続すれば簡易HDになってしまうワケで、しかもその容量は最大40G、そこらのパソコン程度なら中身をそっくりコピーしちゃう事も出来る。テキストベースなら百科事典なんかも楽々入る。(昔、棒打ちテキストで文庫本3冊ぐらいがフロッピーに入ったので、文庫本10万冊ぐらいのテキストなら入る計算)一生読み切れない程の文章を収める事が可能なのだ。
    そんなのが片手で隠せるサイズに治まってしまうってのは、凄いテクノロジーの進化なのだ。(CDだって1000枚ぐらい入ってしまうんだから)

    アマゾンでi podの40Gを購入した人の感想なんかを読んでいると「自分の20年間分の音楽の歴史を持ち歩く」みたいな事を書いてあって、まさにその通りだなぁと思いつつ、自分の音楽歴の無節操さにうんざりしている今日このごろ。
    まだ自分の音楽史は10年分もデータ化出来ていない。
    アナログ盤の作業はいつの話なのか。

    そー言えば、どっか海外の大学なんかじゃ入学と同時に全員にi-Pod配布で、課題なんかのテキストをネット経由で配布。それをi-Podでコピーして、提出も… なんて処も出てきたみたいっす。 日本での現状はどうか不明ですが、海外じゃi-Podってのは結構標準になっているんですかね。
    [2004.07.13-今日の雑学]テーマ『10年』
    中島みゆきの曲が5年ほどチャートに入り続けているが(今も?)かつてクィーンの「Greatest Hits I」は527週、丸10年以上にわたってイギリスのチャート100位以内に居座り続けた。
    コルクは1本の木から10年に一度づつしか採取できない。
2004年07月14日(水)髪の毛
    トリビアの泉が野球中継で50分遅れでスタート。今日はその時間に自宅にいたのでタイマー録画から手動に切り替えて録画出来た。以前は何度か野球の為にダメだった。
    しかしその前の時間帯にテレ朝でやっていた「マシューズヒットTV」ですが、どうもオープニングの所でマシューが出て来た時にテロップで『マシュー(藤井隆)』と出ていたらしい。
    おいおい、ダメじゃん。誰でも知っているけれど知らないフリをして架空のマシューを楽しむ番組なのに。ちっちゃなお子さんの夢を壊すようなコトしちゃダメだって。
    ついでに本編では、番組途中経過「これまでの正解数」を表示するテロップで、本上まなみの苗字が「本庄」になっていた。確かにワープロなんかでも「ほんじょう」で「本上」には変換しないのが殆どなんだけど、ダメじゃん、テレ朝。

    そういえば優勝したのは中尾彬だったんですが、レポーターをやっていた元おニャン子生稲晃子は中尾彬の遠い親戚らしいっす。
    あんまりこの二人には興味無いんだけど、とりあえず雑学ネタの一つとしてインプット。
    生稲晃子の雑学って「ローソンのからあげ君の初代イメージガールは生稲晃子」ぐらいな物しかしらない。ちなみに二代目からあげ君イメージガールは存在しない。

    今時、女性が髪の毛をバッサリ切った時に「失恋でもしたんじゃないか」みたいな事を言う人がいることに驚いたなり。
    確かもう20年ほど前、1980年代の初頭の段階で「今時…」みたいな事を言われていたので、これはもうオッサンの伝統芸の一種なんだろうな。マクドナルドにはミミズの肉が使われているみたいな「ほんの僅かでも脳味噌を動かせば分かる嘘」を真面目に信じてしまう人がいるように。

    髪の毛と言えば、自分が20歳前後の頃に「髪の毛を伸ばしているオッサンって薄汚いな」と思っていた。いわゆる美術系の学校に行っていたのでそういう先生も多々いたんだけれど、なんか「芸術家っぽい」と言う以前に「汚らしい」と感じていた。
    別段長髪を否定するワケでなく、自分も長かったんだけど、それが今になると何故汚く見えていたのかがよく分かる。
    年齢と共に髪の毛の質が低下していくのだ。
    自分の場合は、たぶん遺伝の(お婆さんが天然パーマ)関係でこの数年ウェーブが思いっきり出てきている。さらに髪の毛の質が著しく悪くなってきていて、毎日シャンプーはしているのだが濡れたままにして自然乾燥なんかさせたらどっちに髪がはねるか解らない。そしてブラッシングなんかしないでそのままにしておくと、いわゆる蛭子能収みたいな状態になってしまう可能性大なのだ。
    昔、オッサンを見て「きったねえ髪の毛だなあ、ちったぁ手入れしろよ」とか思っていたんですが、若い時以上に手入れをしないと綺麗さをキープ出来ないのかもしれない。
    よく50過ぎたような芸術家の人が汚い長い髪の毛をしていて「うわぁ」と思うんだけど、やはりアイデンティティとして髪の毛を切る事は出来ないんすかね。大昔は長髪=社会への反発だった訳で。


    [2004.07.14-今日の雑学]テーマ『髪の毛』
    髪の本数は毛の色によって決まる。金髪は14万本、黒髪は10万本、赤毛は9万本が平均値
    髪の毛は午後より午前中のほうがよく伸びる。そして恋愛に燃えているときには、ホルモンの関係で髪がよく伸びるらしい。
    白髪を紫色に染めているおばあちゃんが時々いる。あれのキッカケは昔の白髪染めの質が悪くてすぐ脱色してしまったのだが、なぜか紫色の色素だけが残ってしまい、それがいつしかファッションとなったもの。
2004年07月15日(木)放浪ウサギはどこまでも
    この1カ月以上に渡って、心を入れ替えて運動をしているわけですが、それの弊害がちょっと出てきている感がある。
    疲れがたまりつつあるのはしょうがない部分なんだけど、この7月に入って、さらに今日東海地方が梅雨明け宣言しちゃった事で判明している事なんだけど、やたらと汗をかく。
    つまり体が活性化しちゃっているので、新陳代謝の一貫として汗をやたらとかくのだ。
    てな事を書くと「暑苦しい」みたいな感じに思われてしまうかも知れないけれど、いわゆるジットリした汗ではなく、スポーツの時のサラサラ系の汗(だと自分は思っている)
    なんか今までこんなに汗をかかなかったので、どうしちゃったんだと思っている。

    帰宅すると、庭にあったでかい物置が消滅していた。
    先日から中にある物などを運び出したりはしていたんだけど、いきなり解体して廃材もごっそり持ち出して、ただの荒れ地になっていた。
    自分が生まれた時から庭の一角にでかく存在していた物が無くなるってのは、なにやら寂しさも感じるけど、今の自分の「大リニューアル計画実施中」にふさわしい出来事なのだ。
    しかし今まで物置の片隅で寝泊まりをしていたと思われるウサギはどこへ行くのだ?

    [2004.07.15-今日の雑学]テーマ『汗2』
    「セーター」は「汗をかかせる物」という意味が原語。実際、英語で書くと明らかなように sweat-er.
    F1レーサーはどんなに汗まみれでいてもレーシングスーツのまま表彰台に上がらなくてはいけない
    女優などが使う汗をかかない方法「きつめのブラジャーをする」というもの。これは交差性発汗を利用したもので、胸を締め付けそちらに発汗を集中させると顔に汗が出ないという物。
2004年07月16日(金)ほんじょ
    本上まなみの「ほんじょの虫干。」を読む。
    解説で中島らもも書いていたんだけど、文章で空気感を伝えるのが上手な人だなと感心。物事のディテールを使い古された表現ではなく、自分の中から自然と発生される言葉で他人に伝えるというのは、そう簡単に出来る事ではない。
    時々挟み込まれる短歌に関しては何とも言えないのですが(短歌、キライじゃないですが奥が深すぎて論ずる事出来ないっす)文章上手と感じる。
    上手いって言葉に色々な反応はあると思うけれど、たとえば歌手で上手いって言うのは判りやすく「声量がある」って事になっちゃうんだけど、自分の場合は「表現力がある」事が上手い歌手の条件なので、これぞとばかりに声量を自慢する歌手は上手いとか思えない。
    そういう意味で、本上さんの文章は自分の認識の中で「上手い文章」だと思う。
    本上さんは自分の中で「好き」ファイルの中に入っている人ですが、別に写真集持っているワケでもないし、ドラマを見たこともほとんど無いし(「眠りの森」と「乱歩R」をチラッと程度か?)、そう熱狂的じゃないんだけど、良い空気を感じて、テレビでちょっと見かけると嬉しい気分になる。
    あと本の中にあった写真に関しては「メガネっ子萌え」か?

    ふと思うんだけど、すでにネットで「データが重い」と言うのは意味をなさない言葉になりつつあるのかなぁ(回線が重いのは意味あるけど)
    って、色々な環境の人がいるので、無理に重いデータなんかアップしないけど。
    今から7年前はここは本当にテキストだけのサイトで、どっかのサイトで「とにかく軽いサイト」と言う事で選ばれた事がある。たぶん、今もデータ的な物だけみたら激しく軽いサイトなんだろうなぁ ただアクセス数が多すぎるのでちょっと時間で重い事がある。
    サイト運営者ですら「誕生日データの編集したいけど、重すぎて断念」状態。

    しかし、徐々にアクセス数を減らす作戦実施中(減らすのが目的じゃないけど)。というのも、サイト内の「豆知泉」コーナーを現在全部削除して再編集をしている最中。つまりそこへのアクセスは徐々に無くなるハズなので(googleのキャッシュから完全に消えるのはいつ頃なんだろうか)。
    確かにより多くの人に楽しんで欲しいと思っているけど、最初の頃みたいに「とにかく宣伝して有名になりたい」みたいな野望はもうある程度達成しているし、どうでもいいって状態で、1日1万アクセスされてもなぁと思う部分も無いわけでもない。
    ま、適当にやって、適当に読んで貰えればいいか。と言う気楽なスタンスに変わっている。

    極端な事を言えば「ほとんど内容をいじらなくても、それなりに読まれ続けていくでしょ、更新するのがサイトのすべてじゃないよ」などと思ったりもするのだ。(雑記は別で、更新しなくちゃ意味ないけど)
    だから「しばし休止」となっているサイト上の豆知泉がリニューアル公開されるのは、1年後かも知れない。その頃はトリビアの泉も終わっているんじゃないか(終わっていなくても、今よりさらに普通の番組になっているだろうし)とか考えている。
    ブームが終わった後で再スタートって感じのほうがこのサイトらしくていいっす。
    それまでも、流行と関係なくやっていたサイトだしねぇ。

    [2004.07.16-今日の雑学]テーマ『メガネ』
    めがねめがね… というギャグがおなじみだった横山やすしのメガネは基本的にだてめがね。実はコンタクトをしていて、その上にイメージ作りでだてめがねを掛けていた。
    国産のめがねフレームのうち、90%が福井県鯖江市とその周辺で作られている。
    スーパーマン・クラークケントが掛けていためがねのレンズは、地球に来たときの宇宙船の窓ガラスで出来ている。
2004年07月17日(土)名前をつけてやる
    青山ブックセンター倒産!(営業停止)美術系の本が充実している処だったんですが。あと深夜から明け方5時まで営業していたので、始発待ちやお水の人にも人気あったのに。

    地域の広報の最後のページに今月生まれたお子さんの名前が羅列してあるんですが、なんか最近の名前は凄く普通に読める名前が多い。
    それが当たり前なんだけれど、この数年「ノイローゼか?」と思ってしまうような名前、絶対に読めない名前、教えられても絶対読めない名前、それ以前に人間の名前として認識できないような名前のオンパレードだった。それは過去の雑記にも書いてあるんだけれど、最近はそれがすっかり落ち着いてきている。
    これも、最近親になった人が少し前の異常な状態を客観的に「ダメじゃん」と思ってみていたんだろうなぁ。

    歴史ってのはいつでも、少し前の流行を醒めて見ている次の世代によって書き換えられていく物で、ガングロ&ヤマンバメイクで悪趣味の極みまで至った直後、それを醒めた目で見ていた次世代がいきなり「これからはナチュラルメイク」みたいなブームに乗っかる。
    自分の世代なんかでいったら、70年代のせこく情念どっぷりの四畳半フォークの時代&長髪が若者の特権だった時代を醒めて見ていて、いきなり無機質無感情なテクノ&短髪テクノカットの時代に突入しちゃったのを経験している。
    明らかにそこで世代の変化があった。
    流行ってのは情報の振幅によって起こる物だけど、子供の名前にまでそれが来るってのはある種考え物。なんせその親達の身勝手なその瞬間の流行だけでつけられた名前を死ぬまで、約80年とか引きずって行かなくてはいけないワケなのだ。
    きっと死ぬまで「で、これはなんて読むんですか?」とか聞かれ続ける人生なんだろうなぁ。

    名前ってのは凄く重要な要素で、かつてビクターのディレクターをしていた飯田久彦氏に言われた事があるんだけど「印象的なのは必要だが、誰でも理解出来る、誰にも心地よいと言う部分の方が重要。曲のタイトルは当たり前の言葉を組み合わせて斬新な物にするというのが技術だと思う」という事。
    自分もサイトを作り始めた時に凄く考え込んでしまって、当時はまだ英語タイトルのサイトが多かったので純和風に「ひねもす本舗」という名前を考え出し、さらにコーナー名は『知泉』とつけた。
    当時は反対意見も多かったけれど、今となってみれば正解だったような気もする。
    ネットの場合は「検索にひっかかりやすい」というのも重要なファクターで、時々「?」と思ってしまうのがデビューしたばかりの歌手で「taro」とか「JIRO」とか、名前をそのまんまアルファベット表記しただけの人が多々いる。
    これらってネット検索には激しく引っかかりにくいっす。つまり今の時代におけるネーミングの重要性に気づいていないって気がする。やっぱ、気になったアーティストだったら情報チェックしてもっとCD聞くとかライブに出かけるとかしたいっすよ。でも検索出来ないんじゃ。

    とにかく「普通で、検索にも引っかかりやすい」という難しい課題をクリア出来なくちゃいけないのだ。

    [2004.07.17-今日の雑学]テーマ『名前』
    人名に数字を用いるのは日本、中国、朝鮮というアジア系の特徴で西洋人からはかなり変に見えるらしい。
    團伊玖磨先生は「團」が「団」、「磨」が「麿」と表記してある手紙は読みもせず捨てていた。
    アメリカ人の名前で最も多いのは「スミス」で約200万人。次いで「ジョンソン(90万人)」「ウィリアムズ(75万人)」
2004年07月18日(日)サンワリ君
    昨日、漫画家の鈴木義司氏が亡くなった。死去する2週間前の7月2日まで読売新聞夕刊で「サンワリ君」を連載していたそうで、物を作る人としては死の直前まで創作活動を続けていたってのは理想だよなぁと思ったりする。
    「サンワリ君」に関しては激しく微妙な漫画なんですが、オチをいくら考えても見つからないという、ある意味シュールな時も多々あった漫画でやんした。
    手塚治虫なんかも死の直前まで、病院のベッドの上でまで書き続けていた人だったんだけど、最後は線もヘロヘロになっていたので、ある意味「そんな手塚は見たくない」という処まで行ってしまった感はある。
    海外ではスヌーピー(漫画の正式タイトルは「ピーナッツ」です)のチャールズ・シュルツ氏も死去する数日前に「連載を終わりにします、さようなら」と挨拶をして亡くなった。これの場合はシュルツ氏は新聞連載を1ヶ月近く先の分まで書いていたと言われているので(あんまり世界情勢とか事件を扱った作品じゃないので)、連載中止のしばらく前から伏せっていたんだと思うけど、本当に最後の最後まで自らを絞り出すかのように読者を楽しませてくれる作家たちには感謝することばかりでやんす。
    で、生臭い話ですが、チャールズ・シュルツ氏が亡くなったのは2000年の2月と、すでに4年も前なのですが、それでもシュルツ氏は長者番付に登場する(正確には遺族なんだけど)。その金額日本円にして35億円、アメリカの経済誌フォーブスによると死者の長者番付の中では2位(1位はプレスリーの44億円)だそうで、凄いっす。
    シュルツ氏の家族関係はどうなっているか不明ですが、遺族間で利権を求めて争いなんか無いことを祈ります。ピカソなんか数度の離婚&隠し子で遺産問題はグチャグチャだったらしいので。
    ちなみに3位は「指輪物語:Lord of the Rings」の作者J.R.R.トルーキンの24億円。

    [2004.07.18-今日の雑学]テーマ『鈴木義司』
    鈴木義司氏の「サンワリ君」は読売新聞夕刊に連載されていたが、1度だけ同紙朝刊に連載されていた植田まさし氏の「コボちゃん」がゲスト出演した事がある。(鈴木義司氏の病気休載からの復帰作にお祝いで登場)

    ついでにサンワリ君連載8000回とコボちゃん連載4000回が重なった時にも合作マンガを発表している。(これは4コマ漫画ではなく1コマで一緒にサッカーをやっている絵)
    サンワリ君にはゴブちゃんと言う弟がいるらしい(ハッキリした設定が無い)これは植田まさし氏のコボちゃんに引っかけていると言う噂。
    さらにナナちゃんという妹もいるらしく、「三割くん・五分ちゃん・七」と言う兄妹となる。
2004年07月19日(月)省略
    なんと言いましょうか、ネット上で雑学系をやっている人も多いっすけど「もしかしてチミの情報源はネットとテレビだけ?」みたいな人は多い。
    で、ネットで拾った雑学を自分のサイトで展開させるのは別にいいっすよ。細かい雑学一個一個には著作権みたいな物は無いから(でも文章に関しては存在するけどね)。
    とある処で見た雑学
    ☆トマトケチャップはトマトの処理に困ってカゴメが作った物。
    みたいなのがあった。これじゃ知らない人が見たら、トマトケチャップを発明したのが日本のメーカーみたいっす。
    たぶん大元のネタはこんなのだと思うけど
    ☆国産初のトマトケチャップは、西洋野菜を栽培する業者が毎回売れ残るトマトの処理に困って製造したもの。ちなみにその業者とは現在の「カゴメ」。(豆0825)
    自分の場合も、雑学の文章は出来るだけ簡潔明瞭というのを考えているので、無駄な部分は一切排除している。と言っても最低限の情報だけは押さえて誤解のないように考えているのだ。
    文章を短くするのって大変なんすよ。

    [2004.07.19-今日の雑学]テーマ『ケチャップ』
    英語のケチャップの語源は、中国語(アモイ地方の方言)の魚の塩漬けを意味する言葉。
    カゴメ株式会社の創業日は創業者が蒔いたトマトが最初に発芽した日。
    ケチャップにトマトを使うようになったのは1820年以降。それ以前はトマトには毒があると思われていた。
    トマトケチャップに砂糖を入れて味を調節する事は最初に行ったのはハインツ。それに対して当時「甘いケチャップなど悪趣味の極み」「反自然的」「人類に対する挑戦」とか言われた。
2004年07月20日(火)100歳まで続く
    で、なんでサンダーバードに「V6」?
    サンダーバード大好きな層とV6のファン層って重ならないじゃん、とか思っていたけれど実写の方はイギリスのイケメン俳優(うわぁ自分で書いたけれど嫌な言葉だなイケメンって)が勢揃いなので、その線か。しかも日本版主題歌だかイメージソングだかを歌って、しかもカップリングがそれぞれ違う6枚同時発売。みたいなコスい商売してますな。
    とかなんとか書いているんだけど、実際の事を言うと自分はサンダーバードとかにほとんど興味がない。
    確かに子供の頃にTVを見て、プラモデルを作った記憶があるんだけれど、それでおしまい。全然今に引きずっていないのだ。今更見たいともあんまし思わない。
    逆に子供の頃面白かった物を大人になって再度みたいってのがほとんどない。たぶん、大人の視線で見てしまって楽しかった記憶が薄れてしまうような気もする。
    当時好きだった物の研究サイトなんかを作っている人は逆に「凄ぇ」と思ってしまうけれど。
    で、ネットなんかでその手の「懐かし話」はよく出てきて盛り上がっているんだけど、ほとんどその手の話題に乗ることが出来ないのだ。
    ほとんど思い入れが無いので覚えていないってのが現実。
    こうやって、ネットでわっせわっせと文章やらなにやらやっていて、しかも漫画をかつて書いていたとか、って状態なので、きっと世間一般では「この人オタク道まっしぐらなんだろうな」とか思われているに違いなのだが、実際には世間一般のそっち方面に関しては全然興味無いっす。
    アニメもちゃんと見ていたのは小学校ぐらいで(しかも熱心じゃないし)、怪獣物もほとんど見ていない、ゴジラ映画なんかもちゃんと見たのは初代ゴジラぐらいじゃないかなって感じ。
    だからそっち方面の知り合いもまったくいないのだ。
    で、ふと振り返ってみて普通の人がそっちにハマっていた時に何をやっていたか?と思い出すと、やっぱり「本を読んでいた」
    『三つ子の魂百まで』
    なのだ。
    でも自分もTVっ子だという自覚があったハズなのだが、周囲の人がテレビ特撮とかにハマって居るときに何を見ていたか?と考えてみると「音楽番組」と「バラエティ」だったのだ。
    たぶん、ヒーロー物と音楽番組が表裏でやっていたら小学校時代も音楽番組をチョイスしていたハズなのだ。
    『雀百まで踊り忘れず』
    なのだ。

    [2004.07.20-今日の雑学]テーマ『すずめ』
    すずめの原産地はアフリカ。実は、農業の伝来と共に生息域を広げていき、日本にも渡来して住み着いたもの。
    すずめは世界に約140種いる。そのうち日本にいるのは2種 類だけ。
    スズメの「スズ」は小さい、「メ」は鳥を意味している。


   


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