ひねもす雑記
2004年07月21日〜31日


▲2004年07月21日:水:いつの間にか増版
▲2004年07月22日:木:直リン
▲2004年07月23日:金:掲示板嵐(1)
▲2004年07月24日:土:掲示板嵐(2)
▲2004年07月25日:日:学ぶ日々(1)
▲2004年07月26日:月:学ぶ日々(2)
▲2004年07月27日:火:未完は未完で
▲2004年07月28日:水:誕生日と雨ざらし
▲2004年07月29日:木:車リニューアル(1)
▲2004年07月30日:金:車リニューアル(2)
▲2004年07月31日:土:車リニューアル(3)
  2004年07月21日(水) いつの間にか増版
    本屋に行ったら「知泉」「知泉2」が並んで売っていた。
    これは地元の本屋では凄く珍しい事なんですが、この本屋、知泉2を以前20冊以上ど〜んと入荷して完売したと言う実績があるのだ。
    再入荷してくれてありがとう!

    と思ってパラパラと立ち読みしてみると、なんと「知泉1」の方が8刷、「知泉2」の方が再刷になっていた。
    「知泉2」は1がそこそこ好評だったために、二見書房としても大冒険の部数でど〜んと初版を刷ったんだけど、いつの間にかそれが完売していたんすね。
    ・・・って、作者の元にそんな話なかったっす。再刷が何部なのかも知らないっす。

    それまでの担当者が辞めてしまった後は全然音沙汰無しで、どのくらい売れているとか、その辺の話は全然無いので状況はつかめないんですが、3月初旬に出して約3ヶ月であの部数がはけたってのは思った以上に凄い事なのかもしれない。自画自賛。
    といいつつ、自分的には次の展開を色々と模索している最中なので、そこで喜んだまま止まっているワケにはいかないのだ。

    [2004.07.21-今日の雑学]テーマ『出版』
    ドイツの哲学者・ニーチェが出した本はそのほとんどが自費出版で、1冊につき10部売れるのがやっとだった。
    コペルニクスの書いた科学史的に貴重な本は最初全然話題にならず、1543年に初版が発行されたが、第2版は23年後、第3版は第2版から51年後。
    どうやら第3版の出版は、ガリレオが唱えた《地動説》が話題になった為に、出版社が「今裁判で話題になっている本」と言うことで急遽便乗で再版したものらしい。
    「ファーブル昆虫記」は母国フランスでは初版1919年の出版から、70年後の1989年まで再版されなかった。フランス人は犬より小さいものは興味がないと言われている。
    詩人・宮沢賢治が生前に唯一出版した詩集「春と修羅」の費用は親が出した。
  2004年07月22日(木)直リン
    白骨温泉が白くするために入浴剤を混入していた事が問題になっている。
    で、その余波で「草津温泉ハップ」51年も前から発売されている入浴剤が製造中止だそうです。
    でも、その件に関して「今更?」なんですが。だってかなり昔に
    ☆乳白色の入浴剤で有名な、登別カルルス温泉は実際には無色透明。
    みたいな雑学を書いているし、温泉の色とかに関しては一般的に知られていないかも知れないけれど、ちょっとした観光ガイドとか解説本なんかには当然の事として書かれているんじゃないの?
    温泉の中には温度が低いので沸かし直しをしている処も結構あるし。

    去年1年間の自殺数は34427人だそうで、そのうち成人男性はなんど24329人。
    う〜む、これって交通事故より多いよね。
    そういえば単行本にも書いたけれど、某アイドルが自殺した歳は未成年者の自殺数がものすごく多くなったように感じられたけれど、実は戦後最低記録だったと言うヤツに関して。
    あれは真似をしてビルの上から飛び降りる自殺が例年より多かったから目立ったみたいです。つまり通常の自殺ってのはだいたい自宅などで首つりが多く、結局家庭内で内密に処理し(警察には知らせるけど)葬式もひっそりと行う物がほとんどで、近所の人ですら「最近見かけないわね」みたいな状態になるケースが多いらしい。
    で、噂ではあのアイドル自殺の後は、マジに自殺を考えていた人の中に「今自殺したらミーハーな便乗後追い自殺と勘違いされる」と考え思いとどまった人も多々いたらしい。

    以前は毎日イラスト描いて日々サイト容量を浪費していたこのサイトですが、最近はそれらのブームも自分の中で去って(結局気分屋なので色々なマイブームが立ち上がり消えていくワケです)今はこうやって毎日文章を書いたりする程度でデータ量はそんなに極端に増えていない。
    で、画像ファイルが存在している処の場合、画像直リンというヤツがあるワケです。つまりこういうページの上に画像が張ってある場合、その画像はファイル名で保存されていて、サイト上のこの場所に○○○というファイル名でここに表示となっているんですが、そのファイル名で呼び出せば文章関係なく画像だけをチェック出来るという状態。

    で、いわゆる無料サイトって場所を借りて画像ファイルを収納している人もいる。
    が、無料サイトというのは広告を上部に表示したり、別ウインドで広告を表示して、その広告収入でサイトスペースを無料提供しているワケです。
    だから画像に直接リンクされてしまうと広告は関係なくなっちゃうワケですね。
    つまり、Aというサーバーでサイトを運営している人が、画像をおく容量が足りなくなったので、無料サイトのBを借りて画像をそっちに収蔵し、AからBにある画像だけを引っ張ってくると言う事も多々あるらしい。しかしそうなるとBにある広告は表示される事無く、無料貸し出しの本来の目的が達成されなくなるのだ。

    そこでBもアクセス解析で画像だけに以上に直リンがあって、本来の広告表示がほとんどされていないサイトをチェックし、規約違反ということで削除する事も多々あるみたいなのだ。
    が、ここで問題なのは、そのBで普通にサイトを運営していて画像なんかも載っけていたサイトだとしても、たとえば某巨大掲示板で「この画像どうよ」とおもしろ画像ということで画像への直リンを張られてしまった場合、その画像だけに異常にアクセスが集中し、結果としてサイト側のチェックしている「画像へのアクセスが異常に多いのに、広告表示が極端に少ないサイト」となってしまう事もあるのだ。
    難しいねぇ。

    [2004.07.22-今日の雑学]テーマ『自殺』
    自殺者が出た家を売買する際には「心理的瑕疵」と書かなければいけない。
    WHOのまとめによると、世界で最も自殺率が低いのはメキシコで10万人に3.4人の割合。逆に最も高いのはロシアで10万人当たり34.0人という、10倍。
  2004年07月23日(金)掲示板嵐(1)
    掲示板がとんでもない事になっていた。
    以前より何度も何度も「訃報」の報告をしてくれる某氏がなんだか暴走して訳のわからない状態になっていた。

    ここの誕生日関連のデータは必死に更新している訳ではなく、あくまでも日々余裕のある時に…という状態で更新をしているので、人が亡くなったたびに「○○○さんが亡くなりました。データの更新御願いします」「なぜ更新しないのですか」と連日書き込まれても困ってしまうのだ。 そう焦らずのんびりいきましょう。
    と思っていたんですが…。

    その早急な更新の催促は掲示板だけじゃなく、メールでも毎日だったんですが、ある意味ちょっとうんざり。ありがたいという状態ではあるんですが、メールを開くたびに「○○さんが亡くなりました」で、更新しないと翌日にも「なぜ更新しないのですか」と来るので。
    その掲示板の状態に関して他の利用者も「なんでそこまで人の命日にこだわるんだ?」と文句が出始め「死んだ情報ばかりで掲示板のムードが暗くなっている」と書いている人も出てきた。

    さらに困ったことに、すでに直したデータもあるのにそれをチェックしていないらしく「更新御願いします」と何度も書いている。
    その暴走がどんどんエスカレートして、掲示板で文句を言う人を挑発するかのように何度も何度も…。

    そして最悪な事に私の名前をかたった文章が書き込まれてしまった。
    >管理人の杉村です。私は○○○○○さんの言うとおり
    >本業の「エルローザばら園」が忙しいので
    >しばらく更新を休みますのでご了承ください。
    >それから、上記のように、なるべく優しい気持ちで書き込んでください。

    ま、この文章だけ見ても昔から雑記を読んだりしてくれる方々にはウソだってのが解ると思うんですが、私の本業は「エルローザばら園」じゃない。
    なぜこんな人の名前を使った書き込みをするかなぁ。
    で、その書き込みにやはり反応した人がいて「管理人の本職はバラ園じゃないんだが」とツッコミを入れ、さらにそれ以前にこの掲示板上で私がバラ園をやっていると勘違いした書き込みを指摘する物もあった。その勘違いしていた人ってのが上記のウソ管理人の書き込みに名前が出てきた○○○○○さん。

    実は表面上は解らなくても、管理人設定でどの文章がどのIP(どのプロバイダで繋いでいるかっていう住所みたいな物)かってのが解るんですが、最悪な事にニセ管理人を気取っていた人と○○○○○さんが同じIP。
    で、それまでチェックしていなかったんですが、この○○○○○さんは他の名前でも色々書き込んでいる。
    たとえば「××さんの命日を更新してください」と書いた直後、別の人の名前で「ホントだ、なんで更新していないんですか?」さらに別の名前で「更新しないんですか?」と盛り上がっているかのように煽っている。
    さらに○○○○○さんの名前をかたって「杉村、こんなサイト辞めろ」とか書いていた文章があったんだけど、それは見事に○○○○○さんが書き込んだものだと判明。あららら。

    [2004.07.23-今日の雑学]テーマ『訃報』
    アメリカの開拓時代、いわゆる西部劇に描かれる1850年代から約30年。カウボーイ達の最も多かった死因は「あぶみに足が絡まったまま馬に引きずられて」というもの。
    女帝・称徳天皇の死因は、寵愛する道鏡の巨根でも物足りず、山芋を男根の形に削り使用していたところ、途中から折れて抜けなくなって、局部がかぶれて腫れ上がったため死んだという説がある。
  2004年07月24日(土)掲示板嵐(2)
    そんでもって「この掲示板に管理人が書き込むってのはあんまりないよ」と言う趣旨の書き込みが他の利用者からあったんだけど、さらに「同じような誕生日サイト・▽▽▽さんの処も同じような感じだよ」と書いてあったんですが、その後でいきなりニセ管理人が
    >エルローザの誕生日データベースは、8月1日をもちまして
    >「▽▽▽」と合併することになりました。新しいアドレスは
    > http://www.xx.xxx.xx.jp/xxxxxx/ です。
    >8月以降も「新生・▽▽▽」をご愛顧ください。
    と、そこのサイトの名前を持ちだした。

    で、やはり他の書き込みで「雑記の方も10日から更新がストップしていますので、管理人さん忙しいんじゃないですか?」と書いた物があった直後から「このサイト全体が更新されていません。雑記も10日からストップしています。管理人さんに何があったのでしょうか?」という書き込みを始めた。

    さすがに管理人の名前をかたった書き込みをしたって事で、アクセス禁止設定をしたんですが、どうも複数IPを持っているようで、設定を破って書き込みをしている。今ではイザとなったらネットカフェもあるんで、止めようもないんですけどね。

    で、不思議な事に、これらの書き込みを削除してアクセス禁止設定をした直後から、掲示板にかなり頻繁に1日6個以上、業者の広告書き込みが始まった。凄いジャストなタイミング。
    しかもそれに関して○○○○○さんは連日メールで「掲示板に業者の広告が書き込まれています。削除願います」と…。

    今でも毎日、掲示板に書き込み&業者の広告&メールがある。
    で、こっちの広告に関してはIPではなく書き込む内容の制限を設けた。つまり広告業者が頻繁に使う単語「直リン」「即アポ」「無料」などなどの単語を「不適切擁護」として書き込めないようにしたのだ。
    それ以前から「死ね」とか「氏ね」とかも書けないように設定してある。
    この設定が出来る掲示板はこの技は有効だと思いますよ。実際の広告業者が書こうとしても書けない掲示板ってことで、先方の巡回リストからハズされる可能性も高いので。

    掲示板のワード規制で思い出したけれど、以前某氏からメールで教えて貰ったんだけれど、某所にあきらかに知泉で発表した雑学を大量にコピぺしているサイトがあったんだそうで、そこの掲示板にイヤミの様な書き込みをしようとしたところ「知泉」とか「ちせん」とかのワードが「不適切ワード」として登録されてあって書き込め無かったらしい。 と言いつつ、そのサイトは現在すでに存在していないけど。(前にも書いたけど、志が低いと言うか根本的な目的意識とかが無いサイトは自然とすぐ終わっちゃうっす)
    [2004.07.24-今日の雑学]テーマ『NGワード』
    いわゆる放送禁止と呼ばれる単語は、あくまでも放送局が独自のガイドラインで決めているだけの物で、それを言っても法的な処分は一切ない。音楽の放送禁止も同様。
    考古学者の中には「万古焼が発生した頃の発音では『ま○こやき』と言っていたはず」と唱える人もいる。しかし本当だとしてもあまり大っぴらにはしにくい。
    「ま○こ」と英語のmotherは同語源(サンスクリット語)らしい。ついでにオカマの語源もサンスクリット語のカーマ(カルマ)。
    「御をつけて呼べぬは曾我の御前なり」と言う川柳で詠われているのは、仇討ちで有名な曾我兄弟の母親「万公」御前のこと。
  2004年07月25日(日)学ぶ日々(1)
    実は先日ネットで読んだことがずっと気になっていた。
    少し前に杉村批判スレッドが2ちゃんで立った時に(なぜか数日で消滅したけど)書かれていた文章が意味不明で、頭を悩ませていたのだ。

    そこには「杉村は雑記の中で知識をどんどん吸収するのが楽しくて日々勉強して新しい知識を覚えているとか書いているくせに、その数日後には最近まったテレビなんか見なくなったとか矛盾した事を書いている」みたいな内容だった(ログ残していないので記憶で書いていますが)。
    これが意味不明だった。

    で、ふと思ったのがこれを書いた人って「知識=テレビでの知識」だと思っているんじゃないかって事。そんな気がする。
    確かに、トリビア関係のスレッドを読んでいても、番組で放送された内容に関して必ずといっていいほど「あれって以前○○○って番組でやっていたよ。トリビアってパクりが酷いな」みたいな事が書き込まれる。
    それ見ていつも思うのが、指摘はかならず他のTV番組なんだよなぁ、って事。他の雑学を書く掲示板とかでも「テレビで見たんですけど」とか「それってこの間○○でやっていた」のオンパレード。

    どうやら一部の人の間には「知識=書籍」という意識は抜け落ちているのかも知れない。もっとも雑学のパクリを書籍で指摘し始めるとキリが無いし無意味だって事に落ち着いてしまうんだけどね。
    とりあえず自分がここで書いたりメルマガで書いている雑学のほとんどが色々な書籍からで、テレビでやっていたと言う物は乗せたとしても書籍で裏が取れた物に限っています。

    あと最近ではネットに書いてあったという事だけで、雑学を語る人も多いみたいっす。自分のサイトを含め「まずネットに書いてある事は言葉半分に疑ってかかれ」というのが必要っす。かといって書籍がすべて正しいか?というと疑問ではあるんですけどね(自分の著作含む)

    [2004.07.25-今日の雑学]テーマ『テレビ的な話』
    関西の「探偵!ナイトスクープ」の「ナイト」は「夜(night)」ではなく「騎士(knight)」。
    ソ連のクーデター事件を最初に速報したのは日本テレビ。
  2004年07月26日(月)学ぶ日々(2)
    で、自分が雑学をこうして発表していてパクり問題に絡んだ時になんども言われたのが「お前もそこらの雑学本から適当にパクっているんだろ」みたいな事。確かにトップページに700冊を超える所有雑学文庫本の名前を羅列してありますが、基本的にあれはデータベース的な扱いで雑学の裏取りおよび複数の本を当たることによって内容の確認をする、という意味があります。

    実は一部の本に書かれている雑学の見出しなどをファイルメーカーでデータベース管理してあって、特定の項目で調べたい時に即座にどの本に載っているかが判明できるようなシステムを構築しつつあります。
    で、最近の雑学文庫本なんかも多くデータベース化しているんですが、その作業をやっていると面白い事に気づく。
    1つの単行本にそれまで聞いたことのない面白い雑学が記載されている。長いこと雑学に振れてきたので大抵の雑学は「どっかで聞いたことある」状態なんですが、それでも初耳で面白い物もある。すると、それから数ヶ月後に出版された複数の雑学本に同じ趣向の雑学が載る。見事にそれの繰り返しになっているのを、大量に雑学本を扱っている中で感じている。

    さらにデータベース化している最中に「この本に載っている項目って、他の○○ってのに載っているのと異常にかぶっているな」というのも気づいたりする。
    しかも、そこで書かれている雑学の内容が明らかにその本の引き延ばしだよなぁ
    などと思って奥付を見るとどっちもほとんど同じ時期に出版されていて、真似できるようなタイミングではなかったりするので「凄い偶然っては存在するのかもしれない」とか「これがシンクロニシティってヤツなのか」などと考えたりするのだ。
    が、その後別の雑学本をデータベース化始めるとそこでも異常にかぶりが…。で日付を見ると、さっきの2冊より半年ほど早い。つまりさっきの2冊がこの本を底本(と言うと聞こえがいいが)にしているので、異常にそっくりの内容が多かったのだなぁ。つまり双子ということになるのだ。

    ま、ここで自分を引き合いに出すと「またかよ」みたいな事を言われるかも知れないけれど、最近出た某雑学本はちょっと…と思ってしまった。
    実は自分のメルマガで雑学とは言えない程度の薄い雑学(と言うか勝手に思いこみで書いたネタ)まで収録されていたのだ。

    たとえば「トリックの上田教授の決めセリフ「ベストを尽くしたか?」は元アメリカ大統領カーターの著作が元ネタ」とか、他にもかなり似ている物があってちょっと笑った。
    カーターのネタは実際にはその後に続けたネタを書きたいが為に勝手に想像ででっち上げた雑学(とまでいかない話)で、誰もそんな事いっていない。
    他にもエッセイで「雑学の答えは複数ある諸説の中から面白い物を」と言うことでメルマガでミリオネアで問題になったマヨネーズの語源を複数説紹介して書いたんだけど、その話も(文面や細かい表現を変えてあるけれど)ほとんどそのまま掲載されている。
    「がきデカの二人のヒロイン、ジュンちゃんとモモちゃん、ひとりは山口百恵だけど、もう一人は桜田淳子ではなく風吹ジュン」とか「普通今更ネタにしないぞ」みたいなメルマガで半年ほど前に書いたネタが…。
    ま、そんな物だとは思うけどね。

    ちなみに最初の話題だけど「色々本を読んで勉強する」ってのは、いわゆる雑学が羅列して書いてある雑学本を読むことは基本的に勉強だとか思わないっす。
    ここでいっているのは、専門家などが色々な話について研究してちゃんと書いた本の事で、それらを読んでその中から自分が面白いと感じた情報をインプットして書き出したのが雑学だと思っている。
    最近読んだ本は
    「幕末名医の食養学:医学博士・日本綜合医学会長・沼田勇」
    「日本の歴代総理大臣がわかる本:岩見隆夫」
    「続駅名で読む江戸:大石学」
    「東京遷都その後:高野澄」
    などなど、どうやら今は近代史に興味があるらしい。その時々によって科学物だったり、宇宙物だったり、国語物だったり、まとめて同傾向の書籍を読んでいる。

    [2004.07.26-今日の雑学]テーマ『上記の本より』
    明治天皇は肉が大嫌いだったが、肉食を勧める為に普段から食事に肉料理が出される事に不満を持っていた。
    世田谷区にある駅『明大前』の最初の駅名は『火薬庫前』。大正2年に開業された時、ここに陸軍の火薬庫があった為。その後『松原』と改名し、昭和10年に現在の『明大前』になった。
  2004年07月27日(火)未完は未完で
    作家の中島らも氏が亡くなった。
    16日に酔っぱらって階段から転落し、脳挫傷と外傷性脳内血腫が原因での死去。
    なんか、らしくないような、らしいような死因ですが、先日読んだ本上まなみの文庫本で解説(というか一方的な本上まなみへのラブレター)を書いていて、そこでは極度な鬱病にかかり、薬漬けの日々を送っていたのだがひょんな事から回復して、その時になぜか本棚にあった本上まなみの本を読み感動し、早速事務所に連絡し「彼女の本や資料を集めろ」と命令し、エッセイや写真集や映画ビデオなどを取り寄せ「これは逢わなくてはいけない」と、コネを使って公開対談イベントにセッティングし、そこで愛の歌を作りプレゼントした。などと言う、オレは復活したぞ!という趣旨の事を書いていた直後(5月に書いた文章)だったので、なんか今現在中島らもという人物が存在しないという事に実感がわかないっす。

    らも氏はもう20年近く前に雑誌「宝島」で『啓蒙かまぼこ新聞』などを書いていた時からエッセイや小説を読んでいたんですが(ついに舞台は見ることなかった)、ある種共感する部分も多く感性を刺激される作家の一人でした。
    たぶん自分の現在にも何らかの形で影響を与えてくれていると思うのです。
    ご冥福をお祈り致します。今までご苦労さまでした。

    色々部屋を片づけて居るときに、何気なく手塚治虫の単行本を手に取り、気が付いた時には1時間経過していたりする。
    とりあえず自分の中ではリアルタイムで存在していた作家であるんだけれど、あまりにもリアルタイムで手塚治虫という作家の作家性という部分を深く考えた事がなかった。というか、読み始めるとただの読者になって一気にラストまで読み込んでしまうので、作家性とか云々を深く考える余裕すら与えてもらえないのだ。

    しかしこうやって手塚治虫が死去してから、早14年が経過し改めて考えて見ると「手塚治虫って作家なんだなあ」という事なのだ。
    ま、作家というのは他の漫画家もそうなんだけれど、最近、石森章太郎や永井豪の作品などが別の作家によってリメイクされているのを見て、手塚漫画は物語の組み立てがしっかりしすぎているのでリメイクで新たに崩して構築しなおす部分が少なすぎるのでは?とか思ってしまうのだ。

    現在、浦沢直樹が「鉄腕アトム」の1エピソードをふくらませてビックコミックで連載をしているんだけれど、あそこまで徹底的に崩していかないと、手塚を超えるリメイクってのは難しいかもしれない(まだ連載もそんなに進んでいないので超える事ができるかは不明ですが)
    あと永井豪がなぜか「手塚治虫マガジン」で『魔神ガロン』のリメイクをしているけれど、思いっきり永井豪のダメさ加減爆発で評価に値しないかと思う。(逆の意味で徹底的に崩しているけど)

    手塚には漫画界に良くも悪くも色々な物を残したけれど、やはりそれは作品の質と量が桁外れに大きすぎるんだと思う。作家性で考えると完成されすぎていて、対峙して引き合いに出せるのがドフトエスキーとかトルストイとかゲーテって感じになってしまうのかも知れない(それら作家の作品を手塚も好きだったみたいだし)。

    今、石ノ森プロが新作として「HOTEL」や元々原作ありの「銭形平次」なんかを発表し続けている。もしかしたら『サイボーグ009』の完結編なんかも書こうと思えば書けるのではとか思う(あの作品自体そんな深いテーマの漫画ではないと思うので)
    同じように藤子F不二雄「ドラえもん」の新作は何事も無かったかのように書き続けられている。
    でもさすがに手塚治虫の未完作品『火の鳥』には誰も手を出せないだろうなと思ってしまうのだ。しりあがり寿が以前「真夜中の弥次さん喜多さん」の1編として書いた事あったけれど、あれはギャグだし…。

    とにかく自分は手塚治虫をリアルタイムで読んでいたというのは次世代にとって大いなる自慢なのだ。

    [2004.07.27-今日の雑学]テーマ『中島らも』
    中島らもが去年、大麻所持で逮捕され保釈中に入院する事になった。その病名は「躁病」。
    中島らもは少年時代漫画家を目指して雑誌投稿を続けていた。参考書は石森章太郎著「マンガ家入門」。
    中島らもが泥酔した時に自分で大爆笑をしてしまうネタを思いつき、それを忘れないようにとメモをした。翌朝そのメモを見るとたったヒトコト「冷蔵庫」と書いてあった。その大爆笑ネタは永遠の謎となった。
    中島らもに関する逸話はすべて自筆のエッセイより出ているので、作り話の可能性のほうが高い。
  2004年07月28日(水)誕生日と雨ざらし
    色々大変な事になっている誕生日ですが、なかなか作業が出来ない状態なんですが、またしても関係資料として『女性CMタレント名鑑:平和出版』なんつー物を購入してしまった。
    なんか本棚を見てみると、手をつけていない資料関係が大量にあるっす。

    で、ぺらぺら見てて気が付いた事なんだけれど、韓国タレントのユンソナっすけど、このサイト上では1976年10月15日となっているんだけど、この本では1976年11月17日となっている。
    うぬ?と思って昔の本を見てみると、ユンソナが日本デビューした当時の資料は10月15日で、最近の本は11月17日になっている。
    もしかして年齢詐称?と思ったが、同じ歳でたった1ヶ月ほど誕生日を動かす事にどれだけ意味があるかって事なのだ。

    調べてみると、最初の誕生日1976年10月15日ってのは旧暦で、新暦では11月17日という事らしい。韓国って、旧暦で動いていて、誕生日なんかも旧暦表示なんですかね?

    報道ステーションで40代後半の独身男が10年以上に渡り下着ドロを続けていたというニュースをやっていた。
    その手の報道のパターンの、警察かどっかの体育館みたいな処にずら〜〜と並べられた大量の下着の映像が映っていたんですが、そのニュースが凄く痛かったのは、その後母親という人が(画面では話をしている腕しか写らなかったけれど)か細い声で「本当にどうしてこんな事をしてしまったのか…、普段はやさしいいい子なんですけれど…」などとインタビューに答えていた。
    おいおい、そんなのまで流すなよぉとなんか切なくなってしまった。
    そんなこんなで自分もあわてて部屋にある大量の物を処分しなくてはと思っているのだ(などと書くと真顔で信じる人もいるのでネタ的なギャグも難しいっす)。
    でも、こんなニュースがあった翌日、明らかに部屋を親がチェックした様子があったりすると痛いっすけど。
    しかし、それ以前に「下着集めて楽しい?」ってのが昔からこの手の事件に関して思うことなのだ。

    先日、庭にあった物置を壊したという話を書いたんだけど、そこに車庫を造ろうとかって話も持ち上がっているのだが、毎日会社から帰ってきて何気なくその跡地を見ると、花壇になりつつあるような気がする。
    で、車庫を考えたんだけど、ふと考えてみると「車庫なんていらないか?」とか思ってしまうのだ。
    なんせ、私は普段サラリーマンをやっていて朝7時頃に家を出て、日中は野ざらし(しかも道の向こう側に松林そして海)がある会社の駐車場に止めている。下もならしてあるがコンクリを打っている訳でもない。そんな場所に定時で6時、残業で7時8時まで置いていて、自宅に戻るのが8時過ぎ。
    ハッキリ言って1日の半分以上が屋根なんか無い場所に晒していると言うことになるのだ。
    夜間だけ大事に車庫に入れてどーなる?って事なのだ。

    [2004.07.28-今日の雑学]テーマ『下着』
    トリビアでもやっていた「女性がパンツをはくようになったのはデパート火災のせい」「羞恥心が原因で飛び降りる事が出来ず死んだ」と言うのは都市伝説。当時、大手の新聞などではそんな事は書いておらず、三流のゴシップ新聞のみがエロ含みのネタとして書いた記事。
    実際に日本女性がパンツをはき始めたのは、戦時統制でモンペが国民服に指定されてから。
    1928(昭和3)年『3・15事件』の際、検挙した中のズロース着用女性党員を「女のくせにズロースをはきやがって」と罵り、拷問をくわえたという記録がある。
  2004年07月29日(木)車リニューアル(1)
    先日から車の調子が徹底的に悪い。
    もう11年もほぼ毎日、通勤片道約1時間を乗り続けていた車なのでその疲労困憊度も並々ならぬ状態だってのは誰が見ても明らかなんだけど、ここ1ヶ月がもう日に日に調子が悪くなっていくのが解る。

    エンジンをかけた時に、すここここここ〜〜と間の抜けた音がして、その後はエンジンベルトがきしむきゅるるるるる〜〜〜しゅこんしゅこんしゅこしゅこしゅしゅしゅしゅ…と続く。
    数メートル走った頃にはその音が治まるんだけど、赤信号で止まったり、渋滞でのろのろしているとまたきゅる…きゅる…きゅきゅきゅきゅるるるるると音がし始める。
    以前なんかは、赤信号で止まっている時にその音がしはじめたんだけど、その瞬間前に止まっていた車の運転手がいきなり飛び出してきて…、どうやら自分の車の異常音だと思ったらしく、後方の車が立てている音だと判明して再び車に乗り込んだなんて事もあった。

    走っている最中は何ら問題はないんですが(坂道でのパワーが弱くなった感はするけど)さすがにやばい気がしている。
    この音を立てている大元はエンジンルームなんだけど、実はすでに数年前に一度分解して完全洗浄してもらったことがある。結局その時も完璧に洗浄できなかったみたいで、それが今また再発してしまったらしい。
    ま、去年の段階で10年目って事で買い換えを決意していたので「ついに来ましたか」という程度なんだけれど。

    なぜ去年買い換えをしなかったか?というと、去年の末で10年目だったのですが、そこで買い換えをすると「やはり本を出して大儲けしたんだな」みたいな感じで取られるのもどーかなぁという、自意識過剰から買い控えてしまったのだ。
    実際、それで生活できるほど儲かっている訳じゃないし。
    てなことで先日からどんな車にしようかと考えている。
  2004年07月30日(金)車リニューアル(2)
    実は最初に免許を取得してから車は3台買い換えていて、それぞれがそれなりに乗りつぶす状態でここまで来ているんですが、全て日産車。というのも親戚のオジサンが日産に勤めていたという関係上、しかも自分は車にそんなに興味がないので「快適に走る車だったら何でもいいっすよ」的なメーカーへの思い入れもなかった。

    そんでもって、実は前回からの11年の間にそのオジサンは定年退職をして日産とも関係なくなっていた訳で「さて今回はどこの車にしようか」と考えるのだ。と言う所で、イトコの子供がトヨタに就職したと言うことを去年聞いていたので、早速出かけて車を選ぶ事にした。まずは現物を見てから考えよう。

    とりあえずネットでトヨタが現在どんな車を出しているのかをチェックし、値段のグレードや、自分の条件に合う物をチョイスしたんだけど、基本的に通勤の足というのがメインの使用法で日々距離もあるので燃費と使い勝手のよい物というのは第一条件。さらに最近多いボックスタイプ、バンみたいな物はあんまり好きじゃない。どっちかということコンパクトカーみたいな方が好み。ミニクーパーみたいなサイズでもOK(パワーさえあれば)とか考えていた。
    で、無難な処でカローラはどうよ?と思っていたのだ。
    まったくもって無難な国民車だけど、そんなに車で事故主張したい訳じゃないし。

    で、トヨタの店で車を見ようと考えたのだが、実は普段全然車に興味がないのでカーディラーがどこにあるのか即座に思い出せないという事実に直面した。
    本屋やCDショップの場所なら、自分の生活圏内のどんな細い路地にある処も把握出来ているのだが、ここまで自分が興味ない物に興味ないかって事に愕然としてしまうのだ。とりあえず、適当に走っていればあるだろう。と思って走るのだが、そんな時に限ってトヨタ以外のカーディラーだけは目に入る。

    でやっと見つけて入ったトヨタ店なのだが、入り口に取り扱い車種がたくさん羅列してあるのを見たがカローラが無い…。うぬぬ、と思って中に入るのだがやはり無い。で判明したのはトヨタといってもトヨタとかトヨタビスタとか色々あって、その中でトヨタ車でも扱っている扱っていないというのがあるのが判明。たぶん車好きな人、というか普通の人はそんな事常識なんだろうけれど、全然解っていなかったのだ。

    そうかそうかと思って友人から「確かトヨタビスタはあそこにあったような気がする」などと言われ、別の日にそっち方面へ出かけて見た。が、言われた周辺に「トヨタビスタ」という看板が見あたらない、うぬぬぬぬと思いつつその日は諦めて近くの「BOOK OFF」に立ち寄り帰ってきた。

    [2004.07.31-今日の雑学]テーマ『サンダーバード』
    当初は30分番組として制作されたが1時間番組に枠が拡大され、急遽1時間用に撮り増しがされた。そのため時間かせぎとして基地から各号発射するところがじっくりと克明に描かれることとなり、あの人気シーンが定着した。
  2004年07月31日(土)車リニューアル(3)
    で、翌日判明したのが「トヨタビスタ」は現在「Metz(メッツ)」という名前になっているんですな。そういえばあの周辺にそんな名前の店があったような気がする。が、自分の頭の中は「ビスタビスタビスタビスタ」とお線香を買いに出かけた定吉のようになっていたので、その辺の余裕がなかったのだ。うぬぬ。

    と思っていた処で親戚より電話でそのイトコの息子が勤めているのは同じトヨタでも「トヨペット」だと言うことが判明した。うぬぬ第三のトヨタ店の出現なのだ。
    トヨタでもそんなに細分化され、それぞれが扱う車種が違うという事をこの歳になって勉強したのだ。きっと現在これを読んでいる多くの人に「ダメじゃんこいつ」と思われているに違いないが、知らない物は知らないのだ、しゃーない。

    で、そんなこんなで先日昼間、自宅の方へ希望するグレードのカタログを届けてくれたので、日曜にトヨペットに立ち寄って実際にそれらの車を見てみる。
    でもって、サイズのわりに丈夫に出来ているし、デザインもそれなりゴツく女性的ではないフォルムをしている(かといって最近多い四角いタイプのも好きじゃない)と言うことで「ist」ってヤツに決定したのだ。

    その後、ネットで評判やらなにやらをチェックすると、若干の不満の声もあるけれど、おおむね好評な車種みたいで、間違いないよなと思ったりするのだ。
    てな訳で、8月の中旬から車までリニューアルしちゃうのであります。それまで現行の車が踏ん張ってくれるのを願う。

    [2004.07.31-今日の雑学]テーマ『新車』
    芳香剤の中には「新車の香り」という物も存在する。おろしたてのレザーや布、プラスティックの混じり合った匂いらしい。

     


ひねもす雑記