ひねもす雑記
2004年09月01日〜10日


▲2004年09月01日:水:浅間山噴火
▲2004年09月02日:木:岡村&宇多田
▲2004年09月03日:金:中学生
▲2004年09月04日:土:ほか
▲2004年09月05日:日:地震
▲2004年09月06日:月:DQN、女はIQ
▲2004年09月07日:火:適当な内容
▲2004年09月08日:水:Utadaと輸入盤
▲2004年09月09日:木:復刻版
▲2004年09月10日:金:夏は終わらない
  2004年09月01日(水)浅間山噴火
    防災の日、9月1日に浅間山が噴火。
    去年辺りから予兆はあったんですがいきなりって感じ。
    富士山を抱える東海地方に住んでいる私としては、他人事じゃないっす。

    記録に残るもっとも古い浅間山の噴火は685(白鳳13)年の物。
    1108(天仁)年の噴火も大きかったが、もっとも被害が大きかったとされているのは1783(天明3)年の大噴火。浅間山のふもと軽井沢では火山弾が降り注いで50軒が焼失した。降り積もった火山灰や石などは1.4mにも達し、死者1377人、倒壊家屋1265戸を記録している。
    昭和に入ってからも大きな噴火は4度。1928(昭和3)年、1935(昭和10)年、1965(昭和40)年、1973(昭和48)年。

    1973年に起こった噴火では小規模ながら火砕流が3回発生している。
    その後30年近く小康状態が続いていたが、2002年6月頃から活動が活発化しはじめ、2003年2月と4月に微噴火が起こっていた。

    1783年の大噴火による火山灰は数年間日本の天候に悪影響を与え大飢饉となっている。
    この飢饉で日本で90万人以上が餓死などをしたとされ、各地で暴動が起き、政治的には老中・田沼意次の失脚する要因になったと言われています。
    実はその火山灰がヨーロッパにまで飛び、フランス周辺に悪影響を与えたと言う学説もある。
    その飢饉が民衆の不満を爆発させ、フランス革命へ結びついたといわれています。

    気象庁は火山の噴火状況を6段階に分けていて、今まで浅間山のレベルは2だったのがレベル3へと引き上げられた。
    レベル0:長期間火山活動の兆候がない
    レベル1:静穏な火山活動
    レベル2:やや活発な火山活動
    レベル3:小〜中規模噴火活動等
    レベル4:中〜大規模噴火活動等
    レベル5:完全な噴火活動状態

    ちなみに単行本にも書いたんですが、現在火山の表現が昔と変わっています。(気象庁による)
    1.過去約2,000年以内に噴火したことが明らかな火山
    2.噴気活動の活発な火山 を「活火山」と呼び、それ以外を「死火山」と呼びます。

    なんか雑記でもなんでもなく、雑学しか書いていないような気が…


    [2004.09.01-今日の雑学]テーマ『火山』
    世界には約800の火山があるとされているが、日本にはその10分の一を超える86個ある。
    日本で起こった火山活動の古い記録に約6,300年前に起こった鹿児島の南にある硫黄島&竹島の大噴火がある(喜界カルデラ噴火)。実際に起こった記録は当然残っていないが、その地層から舞い上がった火山灰は東北でも確認されている。
    その火山の影響で当時の九州地区に住んでいた縄文人が太平洋を南下したり、関東方面へ広がったと言う学説も存在している。
    屋久島には縄文時代から現存している「屋久杉」があるとして有名だが、実際には喜界カルデラ噴火の影響で島全体が壊滅状態になり、それ以降に育った杉しかないという研究報告もある。(今までは樹齢7200年と言われていたが、せいぜい2500年ほど。それでも凄いんだけど)
  2004年09月02日(木)岡村&宇多田
    岡村ちゃん(岡村靖幸)のひっさびさのニューアルバムが出た。去年から少しづつ復活をしていたんだけど、遂にです。

    もっとも岡村ちゃんとか言ってもやはり興味をそそられるのはごく一部の人だと思うけれど、そのごく一部の人が熱狂していたのもバブル末期の狂乱の時代で、あの頃に「和製プリンス」なんて嫌な呼ばれ方をしつつ、マニアに好まれていた岡村ちゃんが景気が底をついて、さらに地下に潜り込んだ現代に復活でやんす。
    感想は「相変わらず」という感じである意味安心、ある意味失望って感じで、どっちかと言うと「大好き」「どぉなっちゃってんだよ」みたいなポップよりの曲が少なくなってしまったのが残念。

    それでも、相変わらずを貫き通す「解る人には解る音楽」というのは素敵なのだ。
    しかし、初回限定スペシャルパッケージ版を購入してしまったんだけど、これ表面にケバケバがあってなんかイヤンな気分。ついでにこのケバケバがボロボロはがれるのでイヤンな感じ。そして多分、数年後にブックオフなどに並んだ時、すごくこのケバケバが黒ずんで汚らしくなっている予感。

    アメリカデビューに先駆けて宇多田ヒカルのアメリカ版デビューアルバムが来週発売される。 で、それに先駆けてプロモーションビデオが発表されたんだけど、思いっきりジャパニーズを意識したようなメイクで、ちょっとがっかり。
    ま、今回はいつもプロモを作っている旦那は関係なく、アメリカのクリップ監督が作ったらしいので、よりジャパニーズをオリエンタルなイメージを全面に出してしまったんだろうなぁ。しかしあのメイクってのは誰でもあんなイメージになってしまうのだなぁ。

    曲の方は、良くも悪くもポップ。日本語で唄っていない為に日本語における宇多田の特異な言葉の選択、言葉の句切り方という部分が無いので評価は難しいんですが、向こうの評論家にはおおむね好評らしい。(あくまでもそういわれているらしいという情報)

    この数年、パフィーやドリカムがアメリカでデビューした時は「わざわざ日本人がやる必要がない音楽」とか「ビートルズの悪質なコピー」とか散々言われていたのが報道されていたので、宇多田はどうなんすかね?
    子供の頃から日本とかアメリカとか意識しないで成長してきたので、変な思い入れとか無いのである意味期待出来るっす。

    [2004.09.02-今日の雑学]テーマ『アメリカデビュー』
    宇多田ヒカルのアメリカデビューというと、実際には日本デビュー前に「Cubic U」の名前で子供時代にデビューしている。
    デビュー当時宇多田のパクリだと騒がれていた倉木麻衣もアメリカデビューしている。
    と騒がれていたが、実際にはどうも宇多田の二番煎じを狙って日本デビューの数ヶ月前に話題作りとしてやったらしい。
    しかもそのアメリカデビューとは、CDショップには一切CDが並ばない「通信販売のみ」のデビューで、現地の音楽関係者ですらまったく知らない場所でのデビューだったらしい。
  2004年09月03日(金)中学生
    またしても10月から金八先生のシリーズが始まるらしい。
    ハッキシ言って私はドラマなんつーものをまともに見る事がほとんどなく、この金八先生シリーズもほとんど見ていない。もしかすると物まねの金八の方が見ているかも知れない。
    で、どっかのサイトにあった雑学で

    ☆金八先生はもともと「金曜の八時に放送していたので金八」

    と言うのを書かれていて、「あぁ昭和は遠くに成りにけり」と思ったのだ。
    どのシリーズか分からないけれど、時間帯が9時に移行した時に雑誌でなんやかんや書いてあったのを覚えている。で、今回の新シリーズなんだけれど、実は放送時間が10時〜11時になるらしい。

    で、雑誌にその理由として書かれていたのを読んでうぬぬと思ってしまったのが「メイン視聴者である中学生高校生が一番見やすい時間帯に移った」との事。
    つまり、いまや中学生高校生は学校から帰ってきて、夕飯食べて、その後塾に行くのが定番になってしまい、帰宅してぼんやり時間を過ごす事ができるのが10時台って事らしいのだ。
    なんか自分の時代とは隔世の感があるなぁ。
    自分の頃は自室にTVなんて当然ない時代で、さらに中学時代、10時台のテレビって「大人の時間」みたいな感じで、かなりコッソリ見た印象がある。(昔はゴールデンタイムって7〜9時台を指す言葉だったのが、今は9〜10時台らしい)
    仲井戸麗市(チャボ)と土屋公平(蘭丸)のユニット「麗蘭」の新作が13年(ぐらい)ぶりに発表。
    なんつーか、ガキ向けのロックでは出せない味っすね。

    しかし「SOSが鳴っている」ってアルバムタイトルはどうっすかね。などと雑学者の私は思ってしまうワケで。
    実際にすでにモールス信号ってもの自体、これだけデジタル通信が発達して世界のどこにいても衛星回線を使って画像まで送れる世の中では、緊急信号に使われていないので「SOS」ってモノ自体が過去の言葉になっちゃっているワケで。
    ま、いいか。

    [2004.09.03-今日の雑学]テーマ『SOS』
    モールスの遭難信号「SOS」は「Save Our Ship」の略。というのはデマで、単に慌てている時でも間違わずに打ちやすいアルファベットを並べた物。(・・・=S/−−−=O)
    SOSを実際に初めて発信したのは、かの「タイタニック」。
    SOS信号は「SOS・SOS・SOS…」と打たれるワケではない。「・・・−−−・・・−−−・・・−−−」と打たれるので正しくは「SOSOSOSOSOS…」(古い漫画ではよく「SOS・SOS・SOS…」って書かれているけれど)
  2004年09月04日(土)その他
    月刊テレビ情報誌「TVタロー」の番組欄で徹子の部屋の部分、ゲストの名前を書くスペースが5文字しか無いのは解るんだけど『三倉茉奈ほか(ほかは小さい字で1文字分のスペースに収まっている)』ってのは無いだろ、「三倉茉奈ほか」って…。
    「茉奈佳奈」とか「マナカナ」とか「三倉姉妹」とか書きようはあったと思うのだが。


    [2004.09.04-今日の雑学]テーマ『双子』
    あんまり知られていない芸能界の双子・早坂好惠。男と女の双子で血液型も違うらしい。
    まったく違う双子としては、父親の違う黒人と白人の双子という例がある。ごくごく短時間の間に二人と関係を持った場合にありえるらしい。(いわゆる3Pとか)
    猫の子供の場合、数匹生まれて全部父親が違う場合もある。猫の場合ペニスが先に入り込んだ精子を掻き出すような形状になっている。(さらにペニスにトゲがあり、その刺激で雌猫は排卵が促進される。その痛みが例の発情期のウギャウギャ〜という叫び声になる)
  2004年09月05日(日)地震
    夜、そして夜中に地震があった。かなり長い間ぐらりぐらりと揺れていたので「こりゃ遠いな」と思ったんだけど(子供の頃から群発地震で鍛えてある伊豆の人なので)、結構大きく揺れていたので震源地が和歌山だとは思わなかった。自分のいる地域では震度3。

    しかしその際、地震速報を伝えるテレビ朝日で初めての物を見た。
    普通どんなニュース番組でもCMの時は何事も無かったかのように普通にCMを流すんだけど、深夜に起こった地震の直後、色々なCMが流れている間も画面右下に日本地図が出ていて、和歌山を中心にした海岸線に色が付いて点滅して「津波警報・津波注意報」というテロップが出ていた。
    CMは何が起こってもちゃんと放送すると言うのが基本姿勢だと思っていたので、ちょっとビックリした。そのテロップのせいでCM内に表示されている文字などがちゃんと読めない状態になっていた。

    しかし1日に浅間山が噴火したのに続いて和歌山で震度5の地震。
    なんか嫌な連鎖が起こっているような感じなのだ。以前も東北、北海道で年末にかなり大きな地震が続いていた時(マンションなんかが壊れたりしていた)、少し小康状態になったかなという年明け、いきなり阪神地域で大地震が起こった。

    それ異常に嫌な感じなのが、ここ10年ぐらい日本各地であいかわらず地震が起こっているけれど「近々東海地域に大地震が」「富士山がそろそろ爆発」なんか言われているワリに東海地域で大きな地震が全然ないのだ。
    子供の頃から地震って結構当たり前にあったし、伊豆群発地震なんてのも何度も経験しているのに、ここ10年ぐらいはあんまり話も聞かない。凄く不安と言えば不安。

    伊豆群発地震も70年代終わりぐらいから数年ごとに起こっていて、その震源地が伊豆沖から毎回徐々に伊豆に近づいていて「次は伊豆半島で」「毎回順調に富士山に近づいている」とか言われていたのに、いきなりパッタリと群発地震が起こらなくなっている。
    なんか不気味なのだ。

    とかなんとか書いていたら、7日に朝、東海地方で震度3。

    [2004.09.05-今日の雑学]テーマ『地震』
    アナウンサーは「大地震」を「だいじしん」とは読まずに必ず「おおじしん」と発音する。ちょっと変な気がするが日本語としてはこちらが正しい。
    キジは足の「ヘスベルト体」という感覚細胞で人間より数秒早く地震を感知できる。
    バンドブーム「タテノリ」全盛時代、ファンたちのジャンプが原因で、クラブチッタ川崎の近くの地震計が震度1を記録したことがある。
  2004年09月06日(月)男はDQN、女はIQ
    精神年齢とは一般的に精神的な若さなどを意味して「年齢より考え方が若い」悪い言われ方では「年齢より考え方が幼稚」という使われ方をしているが、本来は「mental age」と呼ばれている心理学用語で「一定の年齢における知能の平均点」を意味している。

    つまり実際の年齢に対して、個人の知能がどの位の高さかを測定する指数が「知能指数:IQ(intelligence quotient)」なのだ。
    つまり「頭の回転が良いか悪いか」という意味でしかなく、精神と言っているけれど抽象的な精神的若さを意味する言葉ではない。

    この知能指数というのは結局8歳の子供が10歳レベルの知能を持っていた場合(実年齢÷精神年齢×100)で知能指数125と算出される。
    で、誤解されやすいのが一回の知能試験で出た数字がその人間に一生付いて廻るかのような事を言っている人もいるけれど、それは大きな間違いなのだ。

    つまり8歳の時に10歳のレベルで知能指数125と言われた子は、それをキープする為には12歳の時には15歳レベルの知能を持っていないといけない。

    子供時代の成長速度は個人差が大きいので一瞬だけでも知能指数が高くなってしまう可能性を秘めているのだ。いわゆる5歳で神童、10歳で天才、20歳過ぎればただの人という状態も当たり前の事。
    確かに12歳の時に15歳のレベルの知能があったとしても、その人の知能の上限が15歳だって可能性も無いわけではない。つまり12歳の時には知能指数125、15歳の時には知能指数は100、18歳の時には知能指数80と言う事だってある。

    しかし、教育の現場でこの知能指数というのが計測される事があるが(最近はどうか知らないけど)、大人になってからそんなテストを受ける事はほとんどない。その為に「小学校の頃に知能テストで高い指数を出した」という事が一生自慢になっているような人もいる。
    遅咲きの人だって存在するし、知能の高さは環境と経験に基づくので、社会に出てから「これじゃいかん」と思って勉強した人は飛躍的に高くなる事もある。


    [2004.09.06-今日の雑学]テーマ『IQ』
    「巨乳女性はIQが低い」というのはアーウィン・O・ストラスマン博士の説。しかしそれは博士の偏見で統計学的にも科学的にも根拠が無い。
    子供部屋を黄色にすると知能指数が高い子供が育つという説がある。
    学生時代におこなったりするIQ検査。この検査でIQが高いのに成績が良くない生徒を先生は要チェックする。この手の生徒は少し指導に力を入れると、簡単に成績が良くなるので。
    筒井康隆の幼少期のIQは、金田一少年の180をも上回る185。
    初代仮面ライダーはIQ300と言う設定だが頭脳プレイで闘っている印象はほとんどない。
  2004年09月07日(火)適当な内容
    結婚式の時、仲人という制度があるんですが最近の結婚式場調べで仲人をたてた結婚はすでに4.6%まで減少しているらしい。
    それが首都圏だとすでに1%程度になっているという。

    すっかり忘れていたけれど、ドラえもんの野比のび太くんは今年の8月7日で40歳になりやした。
    とりあえず他の出演者
    1964年04月00日 出木杉英才(ひでとし)
    1964年05月00日 源静香(後に野比静香)
    1964年06月15日 ジャイアン・郷田剛
    1965年02月00日 骨川スネ夫
    2112年09月03日 ドラえもん
    2114年12月02日 ドラミちゃん

    [2004.09.07-今日の雑学]テーマ『裏ドラえもん』
    ドラえもん単行本を読んでも出てこない雑学
    のび太の祖父の名前は「のびる」。この名前は漫画の中には出てこないが、作者の逝去する8日前に発売された「最新ドラえもんひみつ百科」の中で明かされている物なので、とりあえず作者のチェックがあったデータと考えられている。
    日本テレビ版の初代ドラえもんの声は富田耕生氏。一般的には「交通事故で降板した」とされているが、本人は「そういう噂も出ていますが、事実はウヤムヤな方がいいでしょう」と発言している。
    実は富田耕生氏、当時「ドラえもん」の裏番組で高視聴率だった「マジンガーZ」の悪役ドクターヘルを演じている。その関係で下ろされたというのが真実らしい。
    日本テレビ版のドラえもんの最終回は、未来に帰るドラえもんが、のび太が自転車に乗れるようになったのを見届けてから別れを告げるという物。
  2004年09月08日(水)Utadaと輸入盤
    宇多田ヒカルのアメリカデビュー盤が日本で先行発売
    この日本先行発売ってのはプロモーションの関係とか、世間の反応を見るという目的もあったんだろうけれど、実際には輸入盤対策らしい。

    アメリカでCDを出すって事は、結局輸入盤として日本で売っている物より割安で店に並ぶということで、しかも輸入盤が売れるって事は宇多田サイドでは儲けだとしても、日本のメーカーの儲けが一切ないって事なのだ。一生懸命日本サイドでテレビCMとかで宣伝するのは日本のメーカーなので「宣伝しても売れるのは輸入盤」だと、チト厳しい。
    そんなこんなで約1ヶ月ほど早い日本逆輸入デビューなのだ。

    さすがに発音がムチャクチャいい。
    数年前に雑誌の企画で「日本人アーティストの英語力」みたいな物があって、英語で歌っている物をネイティブな英語圏の人が聞いて評価すると言う物があった。
    そこに出てきたアーティストはことごとく笑い物にされ、東大出身の小沢健二に至っては「英語なんだか全然判らない」という評価だけでなく歌詞に関しても「小学生の作文でももっと上手な表現する、まず文法がでたらめ」みたいな評価だった。

    その時、審査員が満場一致で大絶賛していたのは、槇原敬之だった。
    マッキーは当時ちょうど全編英語のアルバムを出したんだけど、その発音や言葉の表現力が完璧だそうで、そのままアメリカで発売しても問題ないと言われていた(その全編英語のアルバムは日本でしか発売しなかったハズ)
    そんなこんなで宇多田は大丈夫だと思う。

    輸入盤に関しては今年の6月、実は「音楽CDの輸入盤を禁止することができる著作権法改正」が法案として国会を通過してしまった。確かにメーカーは洋楽の扱いに苦慮しているみたいだけど、こうして輸入盤はなかなか手に入りにくくなるのかもしれない。
    アーティストによっては、アメリカ盤でしかリリースしない作品もあるんだよなぁ
    [2004.09.08-今日の雑学]テーマ『翻訳』
    宇多田ヒカルのアメリカデビュー盤は本人が英語詩も書いている。しかしCDに収録されている、それの対訳の日本語詩は翻訳家に頼んでいる。
    アイルランドの作家ジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズウェイク』は駄洒落の羅列で翻訳不能と言われていた。しかも日本語を理解していたので「洋服屋さん:yofukuyasan」という単語が出てくるが、この言葉は「you, fuck you son!」という言葉と引っかけてあった。
  2004年09月09日(木)復刻版
    最近、ジュースとかお菓子とかで「発売当初のデザインと味で復刻版」とかって色々あるワケで、それなりに「お、懐かしいじゃん」みたいに購入しちゃう人もいるんだろうなぁ。
    最近のお菓子とかカップラーメンなんかは、とんでもない勢いで新製品が出て消えて出て消えてを繰り返しているけれど、「新発売」って事で店に出ればそれなりに売れて、研究開発費がそれなりにペイ出来るらしいので、内容の変化はほとんど関係ない状態でパッケージと名前を変えているパターンもあるらしい。

    しかし、お菓子とかが新発売から徐々に変化していった裏には「購入者の意見を取り入れてよりよくなった結果」という物があるワケで、それがオリジナルとかクラシックと称して出ているのはある意味、消費者のニーズに対して逆行しているんじゃないかって思ってしまうのだ。

    某サイダーなんかも「新発売当時のデザイン&味を再現」とか謳った商品を出していたが、どうやら世間一般の評価は「なんか異常に甘くて全部飲めずに捨てた」みたいな状態だったらしい(某ジュース愛好者の集う掲示板での評価)。
    確かに昔より今の方が甘味に関しては薄味が好まれているので、昔ながらの味はキツイかも知れないのだ。

    で、そんな「復刻版」の流れの中で絶対に理解不能な商品がある。
    それは「ごきぶりホイホイ復刻版」どうやら、新発売当初のデザインや粘着材などを忠実に再現したらしい。
    この復刻版は数年前から毎年夏に出てくるので、復刻版といえども固定客が存在しているのかも知れない(っつーかごきぶりホイホイの固定客って、ごきぶり駆除が出来ていないって事だよなぁ)。

    しかし、そのごきぶりホイホイのCMでは「ゴキブリが好きな香りを出す誘引材を」とか「ごきぶりの足の油分を完璧に拭き取る足ふきマットが」とか大々的に宣伝しているのだ。
    つまり、長い年月を掛けて「いかに効率よくごきぶりを捕まえる事が出来るか?」という研究をした結果が今の商品なわけで、それをまったく無視した状態の商品も発売するってのはどういうものなんでしょうかね。

    食べ物の場合は「懐かしい〜こんなに甘かったっけ?」みたいな、不味いながらも思い出に浸れるという部分が存在しているのだが、ごきぶりホイホイ復刻版に関しては意図が不明なのだ。 本来の利用者であるごきぶり自体も「懐かしいね」なんて思うはずないし。


    [2004.09.09-今日の雑学]テーマ『ゴキブリ』
    日本で発売されている「ゴキブリほいほい」は日本に住んでいるゴキブリ専用に開発されたもので、海外に持って行ってもあまりゴキブリは掛からない。
    チャバネゴキブリをフランスでは「ドイツゴキブリ」ドイツでは「ロシアゴキブリ」と呼ぶ。
    ゴキブリは江戸時代は「ゴキカブリ」などとよばれていたが(地方によってはアブラムシ)、明治17年発行の岩川友太郎著「生物学語彙」で「ゴキブリ」と記載され、さらにそれが明治22年発行の飯島魁著「中等教育動物学教科書」や松村松年著「日本昆虫学」等に引用され、日本全土に定着してしまった。(これはトリビアでやっていたけど)
    ゴキブリの正式名「ゴキカブリ」は漢字では「五器噛」。御器という「蓋付きのお椀をかじる虫」という意味。
    地方によっては「コガネムシ」とも呼んでおり、童謡のコガネムシの正体はゴキブリだという説もある。
  2004年09月10日(金)夏は終わらない
    ついにビーチボーイズの幻の名作(と言うか誰も聞いていないので名作かどうかは不明なんだけど)の『スマイル』がリリースされるらしい。

    このアルバムは70年代中期の段階ですでに「幻」とされていて未完成のままだということで、永遠に発表されない物だと言われていたので、とんでもない事件なのだ(マニアにだけの話ですが)。
    特にビーチボーイズが単純なポップミュージックから複雑な方向に進んだアルバム「ペットサウンド」やシングル「グッドバイブレーション」の時代に作られはじめたのだから、期待しちゃうのはしょうがないのだ。

    とは言いつつ、すでに制作がストップしてから30年以上経っているので、今の時代には「今更」感もあるかもしれないけれど。

    [2004.09.10-今日の雑学]テーマ『ビーチボーイズ』
    ビーチボーイズは元々「ペンドルトーンズ」と言う名前で活動をしていた。もちろんこの名前でデビューしたつもりだったが、デビュー曲をレコード店で手に取り、自分たちが「ビーチボーイズ」というバンド名になったのを知った。
    ペンドルトーンというのは当時サーファーに流行っていたシャツのチェックの事。バンド名はレコード会社が「どうせサーファー用の音楽なんだから、もっと判りやすい方がいいだろ」という勝手な判断で決めた。
    ビーチボーイズのほとんどの曲を作っているブライアン・ウィルソンは泳げない。それどころか、海は大嫌い、夏は大嫌い、アウトドアは大嫌いという人間。
    ブライアンは1966年に発売されたビートルズのアルバム「ラバーソウル」を自分たちへの挑戦状だと感じ、そこからスタジオにこもり(他のメンバーがツアーをしている最中)名作「ペットサウンズ」を作った。
    その「ペットサウンズ」を聴いたビートルズが今度はショックを受け、ライブ活動を停止してアルバム「SGTペパーズロンリーハーツクラブ」を作り上げた。
    実はそのアルバム「SGT〜」が発売された時、ブライアンは次のアルバム「スマイル」の制作に取りかかっていたが、ビートルズの新作を聴いてショックを受けそのままスタジオに数ヶ月に渡り閉じこもってしまう。その結果、ノイローゼになったブライアン、そして金がかかりすぎると言う理由でレコード会社は制作中止を申し出て、未完のまま今に至る。

     


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