ひねもす雑記
2004年12月21日〜31日


▲2004年12月21日:火:雑誌
▲2004年12月22日:水:引退後
▲2004年12月23日:木:ソロ活動
▲2004年12月24日:金:韓流
▲2004年12月25日:土:謹慎期間の雑誌表紙
▲2004年12月26日:日:環境問題
▲2004年12月27日:月:シリーズ
▲2004年12月28日:火:真夜中
▲2004年12月29日:水:休
▲2004年12月30日:木:メス犬走る
▲2004年12月30日:金:怠惰は続くよどこまでも
  2004年12月21日(火)雑誌
    今まで雑誌なんかの部数ってのは自己申告の部分が多かった為に、多大なる水増しがされていたんだけど、それが日本雑誌協会が実際の「印刷部数」を公表する方向に動いている。
    一部の雑誌なんかは新聞雑誌部数公査機構の「社団法人日本ABC協会」に加盟していて、それによってデータの公表がされていたんだけど、なぜ正確な数値が必要かというと、いわゆる雑誌広告の広告主が「で、広告載っけたけど、どれだけ売れている雑誌なの?」という事を知る手段として必要だったワケっす。
    逆を言うと、加盟していない雑誌の場合は「うちは10万部売れているっすから、やっぱしカラー1面広告はこれだけ頂かないとね」などと金をふっかける事が出来たのでやんす。
    で、今回発表されちゃった実際の発売部数で自己申告13万部だった某テニス雑誌(おそらく「テ○スジャーナル」)の実印刷部数1万8000部だと判明。おいおい10倍も水増しかよ。
    これは結構キツイ話だよなぁ

  2004年12月22日(水)引退後
    元プロ野球選手が借金苦で強盗殺人。

    確かに野球選手なんかはトップの方になると、高校卒業した時点でいきなり契約金何千万円とかって世界で通常に就職した人の10年20年分を1年間で手にするワケで、そりゃ一般人の生活とは比べようがない浮世離れした所に行っちゃうんだろうなぁ(全員とは思わないけど)
    で、選手生活ってのが10年、長くて20年って所な訳で、高校時代から「将来は絶対プロに行く」と有望視されている人なんか、勉強より野球みたいな日々で、そんな人が30代半ばでまったく野球から離れた仕事を始めるってのは、そうとうキツイ物があると思う。
    会社的に見たら何も出来ない人、何も知らない人扱いなんじゃないかと思うのだ。(かなり偏見あり)

    そんな中で色々あって借金を背負って、その貸し借りを巡って相手を殺してしまったというのは野球界がゴタゴタしているのをさらに上乗せするような嫌なニュース。
    中途半端に「野球やって金儲けして」みたいな人は「だったら確実なサラリーマンを最初からやっていたほうがマシ」とか思ってしまうんじゃないかと。
    1億円を軽く超えるような選手はほんの一握りだし。

    しかし以前も野球界を去った後に将来を悲観して自殺してしまった選手がいたけれど、それら選手を見ていると年俸が3000万円とかだったりするわけで、それを10年以上続けていたのに、辞めた途端に生活苦で…って貯蓄をしていなかったのかとか思ってしまうのだ。
    色々派手に使わなくちゃいけない部分もあるだろうけど、30代半ばで引退した時点ですでに一般人が一生の間に稼げる金額は稼いでいるんじゃないかと思うんだが。
    なかなか難しい話なのだ。

  2004年12月23日(木)ソロ活動
    アイドル系バンドZONEのボーカルがソロデビューで楽器も持たずに踊りながら歌っていた。 ありゃりゃとは思うけど、そんな物なんでしょうかね。
    確かに楽器を持っているといっても、初期の曲では曲中に全然楽器を弾かずにぶら下げたまま踊っていたし、ドラムが踊りながら前に出てきてもドラムの音が鳴っていたり、両手を上に上げて客に手拍子を強要している時もギターは鳴っていたし、その辺はどうでもいいと思っているのかもしれないけれど、ソロでダンスして歌うってのはどうよ?
    と思っていたけれど、ファンの間では好評らしい。
    でもソロで出てきたのをテレビで見たときに「こんな人ZONEにいたっけ?」ってぐらいに普通の人だった。グループでいるからこそ認識できるってのは、MAXのメンバーとかとも通ずる処あるっす。
    確か、デビュー前に北海道でバンドの練習と共にダンスなんかも練習していたらしいけど(時代的に沖縄アクターズスクール全盛期)、なんか曲の平凡さと言い、凄く安っぽい感じ。

    p.s.(2005.2追記)
    結局、これは年明けに表明された解散への前振りだったわけっすね。

  2004年12月24日(金)韓流
    韓国ブームの事を「韓流」と言うが、読みは「かんりゅう」ではなく「はんりゅう」。
    実はこの「はんりゅう」というのは、10年ほど前、台湾や香港で起こった韓国ブームの時に中国圏内で出来た呼び方。つまり中国語。
    韓国で「韓流」という文字は「はるりゅう」と読む方が正しい。

    だから「かんりゅう」と読んで、韓国マニな人に「あれはハンリュウって読むんだよ、そんな事も知らないの?」とか言われた時は「韓国語読みではハルリュウって読むんだよ、本当に韓国好きならそう読むべきじゃないの?」と言い返して険悪なムードになってくださいませ。

  2004年12月25日(土)謹慎期間の雑誌表紙
    明石家さんまが毎年やっているクリスマス音楽番組、その出演者でスタジオに松浦亜弥と後藤真希が登場したけれど歌ビデオでは藤本美貴が参加して3人で昭和の名曲メドレーを歌っていた。
    これなんかも元々は安倍なつみ込みで「後浦なつみ」として出演する予定だったんだろうなぁと思ってしまう。スタジオゲストの時は2人でもなんとかなるけれど、歌は3人で歌うように選曲されてパートも割り振られていたんだと思う。

    で、収録は2週間ぐらい前だと思うので、急遽モーニング娘。の中からソロ活動も経験済みで使えるという選択なのか不明ですが藤本美貴がそのパートを担当って感じですかね。
    あと、紅白歌合戦の方のグループ名表記は「松浦亜弥&後藤真希」らしい。
    で、あんまり知らなかったんだけど「後浦なつみ」でリリースした曲は完璧に安倍なつみメインの曲だったので、紅白では歌えないって事らしい。

    そう言えば、もう印刷が間に合わなかったのか複数の雑誌の正月号表紙に安倍なつみが登場している。なかなか風情があるのだ。まさかテレビのように「この表紙は○月○日に撮影しました」みたいな注釈を入れるワケにもいかないし。

  2004年12月26日(日)環境問題
    雑学本のデータベース化をずっと地道にやっている。(それ以外にもCDのMP3化と、ビデオのDVD化も同時進行中)
    その中で何度か出てくるのが「日本人が使っている割り箸は年間で1000億膳分で、それらがほとんどリサイクされずに消却されている。その木材で家を建てると1万軒の家が建つ」というもの。
    これはちょっと嘘くさい話で、どうもこれはリサイクを推進している社会グループが導き出した数字らしいので、かなり自分たちに都合いい数字になっている可能性が高いのだ。

    なんせ日本人の人口は2004年2月の発表で12,767万人だそうで、これらの人がすべて(赤ちゃんも含めて)割り箸を三食使ったとしても、単純化するために人口を1億3万で計算して(×3食×365日=)年間1423億5000万食って事になるっす。
    つまり日本人の3分の2が常用的に割り箸を使っている計算になります。
    で、リサイクル団体がマジックとして使っているのが「その割り箸を建材にしたら」みたいな状態で書かれているんですが、実際に割り箸に使われているのは家の材料にならない間伐材や人工林や、普通に建材を作ったあとの残り木材で作られている。あまりに建材としては使えない素材なのだ。

    実際には森を育て居るために木を間引いて、下草にまで光を与える役目を果たしているので間伐は絶対的に行われる物で、それまでは何も使えない細いため廃棄していたものに活路を見出したのだ。つまり木の生長のために必要な作業で、その後の無駄を防いだという事なのだ。
    この手の自然派の推進者は自分の主張することの意味を通すために、過激な方向に行くときもあるんだけど、この数字はちょっと割り箸を悪者にするために方向付けした感があります。
    つまり、割り箸を使わない事になるとそれらの必然的に出てくる廃材を何も使用しない状態で廃棄しなくてはいけなくなるって事なのだ(紙にするって手もあるけど)

    ○○が住んでいる処に▽△を入れた処、ほとんどが死んでしまったという実験も時々「?」という物が無いわけでもない。その環境にない物質を混ぜたら拒否反応が出るわけで、たとえば「金魚が住んでいる水槽に海水を入れたら死んでしまった」となったら「海水はすべての生き物にとって毒なのか?」ということでもあるのだ。
  2004年12月27日(月)シリーズ
    「踊る大捜査線」シリーズが2本映画になって、2本目の「レインボーブリッジを閉鎖するんだかしないんだか」が日本映画の実写で最高入場者数を記録したとかで、続いて脇役だったユースケサンタマリアが主役の「交渉人 真下正義」とかが公開されて、今度はもうひとりの脇役・柳葉敏郎が主役の「容疑者 室井慎次」 が製作されるらしい。
    なんか最初のシリーズを見るチャンス無かった私は、その次のも見ていないし、そんな関係で映画も2本とも見るキッカケが無く今に至っているので、かなり疎外感あり。

    同じように「北の国から」も最初のシリーズ見ていないし、その後のスペシャルも見るキッカケなかったので、結局最後まで縄跳びに入りきれなかった。

    同じように「スターウォーズ」もSF好きなくせに最初に見るキッカケをハズしてしまい、今に至るまで他のSFを見ても「スターウォーズ」だけはちゃんと見たことがない。
    やっぱ見るのなら最初からと思うんで。

    そろそろ「ロード・オブ・ザ・リング」でも見ようかな。3本なのでなんとかなりそうだし。
  2004年12月28日(火)真夜中
    真夜中にお腹がすいて、ホワイトアスパラガスの缶詰を食べたりする。(何も付けず)
    ヘルシーなのか、体に悪いのか全然分からない年の瀬なのだ。

  2004年12月29日(水)  
    忙中閑無し
  2004年12月30日(木)メス犬走る
    杉田かおるが「ザベストテン」に出演。
    そこで最近のバラエティでの開き直った活躍に触れ「今年は負け犬ってキーワードで注目されました」みたいな事を言ったあと「でも新聞で負け犬って書こうとして間違って『杉田かおる雌犬23年』って書かれてしました」と笑えるネタを提供していた。
    あぁ開き直った物は強いなあと思いつつ、実は新聞のラテ欄には「雌犬」とは書かれておらず「杉田雌伏23年」と書かれていた。
    「雌犬(メスイヌ)」ではなく「雌伏(しふく)」っす。
    [岩波国語辞典第六版]]によると「将来に活躍の日を期しながら、他の下に屈従すること」を言うワケで… 「歌手として売れなかった杉田かおるがついに23年目にしてベストテンに登場!」という意味で書いてあったんだろうけど…。

    ネタ的には南野陽子が「今年デビュー20周年ということで写真集を出したら、今年はまだ19年だった」という物。うむ、たしか週刊プレイボーイでも今さら感と年齢の割にキープしている感の入り交じったビキニ姿とか背中ヌードとか披露していましたが、19周年っすか。
    確かに、同時代のおニャン子クラブの中で最年少グループに属していた筈の渡辺満里奈ですら35歳っすからね。時代は激しく経過している。

    あとCCBの関口がなんか不審人物っぽくなっている。確かにあの時代から見ると、ハゲ&デブという2重苦を背負っているけれどなんかまともにカメラ目線が出来ないみたいな状態。帽子を目深にかぶりちょっとうつむき加減でシドロモドロに話をする。全盛期はバリバリにカメラ目線で自分の理想を語ったり、音楽雑誌に小説を発表したりして、まだ売れている段階でいきなり脱退→ソロ宣言をして「やり手」ぽかったんだけど。
    しかし歌っているときのバックにおっぱいってのは80年代っぽい演出、よくこの神経質な時代にあのセットを作れたなあと感心。

    で、今「ザ・ベストテン」という終了から15年記念のムックが出ていて番組中でも後ろの席に座った人々が読んでいたけれど(なぜか番組中での宣伝はなし)、これに関しては「うぬぬ」という感じなのでやんす。
    実は誰にも知られないようにコッソリと過去のビデオなどをチェックしていて「ザ・ベストテン ランキング一覧表」を作っていたワケで、なんか今発表しても「まるまる本を写したでしょ?」みたいな感じになっちゃうのでどうしようか状態(買ってしまいましたし)。
    とかなんとか言ってとりあえず、その本を読んで抜けていた部分を補完してネット上にアップ。 ただのデータ書き写しってだけじゃなく、他へのインタラクティブになっているので勘弁して。
  2004年12月31日(金)怠惰は続くよどこまでも
    なんだかんだで忙しい2004年も終わりです。
    今年は単行本「知泉2」の編集作業を去年末から続けた状態で正月無し状態で始まったワケで、その後も色々ありました。
    本当に色々。

    精神的にも肉体的にもヘビーな時期がありましたが、それもいつか自分の身になるでしょうって事で、それなりに達観してるじゃん自分。てな感じです。
    まぁネットを7年もやっていて、それなりに注目されたり、ネット上データに関するトラブルがあったり、意味不明に叩かれたり、普通の人が経験しないような事を延々と見ていれば達観もするだろうって事なのだ。

    別の意味では、ちょっとの事でも動かなくなったために「なぜすぐ答えないのですか?」みたいな状態でもあるんですが、現在のネットやメールでのアップToデイト、つまり質問したらすぐ答えるのが礼儀みたいな状態も「どうか?」と思っちゃうのだ。
    それはこのサイトだけのルールって事で他では通用しないのかもしれないけれど、以前に書いたようにネットでの問い合わせに関して色々調べたりする事もあり、もっとも反応が遅かった例では質問メールに返信したのが半年後みたいな物もあったりします(たぶん問い合わせた人は忘れているか、問題は解決していると思うけど)。

    そんなこんなで、この「知泉」というサイト&メルマガは読んでくれている人々がいて成り立っています。今年はずっとメルマガ発行しなかったのに解除しないでいたみなさま、ありがとうございます。
    来年も怠惰は変わらないと思うので長い目で見守ってやってくださいませ。

    P.S.
    と言いつつ、この文章をネットへ更新するのが2月中旬になるとはこの時点では作者すら知らなかったのである。


     


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