ひねもす雑記
2005年01月11日〜20日


▲2005年01月11日:火:小森和子死去
▲2005年01月12日:水:ただのメモ
▲2005年01月13日:木:マスコミへの介入
▲2005年01月14日:金:負け犬の逆襲
▲2005年01月15日:土:負け犬の語源
▲2005年01月16日:日:長髪禁止
▲2005年01月17日:月:渡辺満里奈という生き方
▲2005年01月18日:火:デジタル化
▲2005年01月19日:水:いかん
▲2005年01月20日:木:過ぎた?
  2005年01月11日(火)小森和子死去
    映画評論家の小森和子氏が8日死去、享年95。
    もうバラエティ番組には1990年以降はほとんど出ていなかったと思うけれど、最後にTVで見かけたのは1998年に淀川長治氏が亡くなった時にちらっと見かけたのが最後。
    と言ってもその時ですら「懐かしいなぁまだ生きていたのか」と感じたのと、その映像が車いすでほとんど表情もなくぼけーっとしている状態だったので「ボケてしまったのか?」と思ったのを覚えている。
    当時は88歳とかだったので、それも考えられるけれど、小森のおばちゃまが映画評論家を始めたキッカケが淀川長治氏が編集長をしていた雑誌からなので、本当に戦後昭和史を生き抜いたって事なのだなぁ

    今回、小森のおばちゃまの訃報で駆けつけた片岡鶴太郎がインタビューに答えているのを見て「あぁ時代が終わっていくんだな」と感慨深くなったのだ。
    鶴太郎は80年代初期は物まね芸人として出ていたんだけど、今あのタイプの物まね芸人として出てきたら、アッという間に消えてしまうだろうなぁ、人気は瞬間的にあっても1年ぐらいで使い捨てられるような。
    でも代表的な真似だった「たこ八郎」が海水浴中に飲酒による水死、「浦辺粂子」が自宅でコンロの火がいつも来ていたフワフワした袖に燃え移っての火傷による死、という不幸な亡くなり方だったので辛い物があったけど、今回の小森和子に関しては「大往生」という感じもあるので、ご苦労様でしたと言う感じなのだ。
  2005年01月12日(水)ただのメモ
    パペットマペットのウシ君とカエル君は面白いのに真ん中の人は全然面白くないのでリストラされるかもしれない。
    などとぼけーっと意味不明の事を考えている永遠のティーンエイジドリーマーの私です。

    問題行動が多いイギリスの皇室の末っ子ヘンリー王子がナチスの服を着てパーティに出たって事で、かなり非難を浴びている。そりゃそうでしょ。
    ということで、アウシュビッツに行って、シンドラーのリストを見るようにとの命令が出されたらしい。

    てなわけで、色々とありますが、適当な事を書いて日記を流している私がいる。
  2005年01月13日(木)マスコミへの介入
    NHKの番組に関して中川・安部が圧力を掛けたという報道がされている。
    その真偽のほどは一平民が知り得る限りではないので、どっちが正しい事を言っているのかは不明。
    でもなんか問題なのは、それ以外のマスコミの対応がほとんど「マスコミへの政治の介入が」という論調で、いわゆる昔から言われる「ペンは剣よりも強し」みたいな事を言っている。
    結局、すでにマスコミ的には「政治が介入した」という前提で報道しているという事なのだ。
    でもそれをちょっと疑った意識で見ていると、あの編集された番組は従軍慰安婦とかの問題にふれた内容なので、政治的介入ではなく、右翼的介入が怖くて直前に編集しなおした可能性もあるんじゃないかと思ってしまうのだ。
    現時点の報道が結果として正しい事になのかは不明だが、なんかどの番組も「マスコミ側」から今回の事件を見ている状態で「マスコミに介入する悪を許さじ」という方向性だけしか見えないのだ。
    へたすりゃただのミスリードの可能性だってある。
    いわゆる推理小説なんかで、意図的に「こいつが犯人」という方向性を見せて間違った方に導く方法。マスコミが先導して社会的に「こいつが犯人」という気分になってしまう手法はこれまで多くあったので、視聴者もまっさらな気持ちで見なくちゃいけないって事なのだ。

  2005年01月14日(金)負け犬の逆襲
    本田美奈子.が急性白血病で入院だそうで・・・たしか去年「あと字画が1つ多ければ良い」ってことで名前の末尾に「.」を入れたハズなのに。
    「字画をあと1つ増やすと人生が大きく変わるので」と去年暮れにテレビで言っていたけれど、こんな事になるとは。

    で、杉田かおるが入籍していた。
    去年いっぱいは「負け犬」ってキャラ全開でバラエティ番組に出づっぱりだったのだが、実は水面下でその話が進んでいたのだなぁ
    でも正月以降に出た番組で「昨日彼氏と別れた」みたいな話もしていたハズなんだが

    しかし「負け犬のリベンジ」みたいな事をテレビでちょっとやっていたんだけど、キリコの結婚から始まって「結婚できない」というキャラで売っていた人の突然の結婚があり、杉田かおるは残り物に福があるというか、日産コンツェルンの御曹司とか言われと、そこで何気なく「皇族のあの方」の写真まで並べるのはどうかと思うぞ。確かに「結婚しねえんじゃないの?」みたいな目で見られてはいたけど。
  2005年01月15日(土)負け犬の語源
    「負け犬」って事なんですが、実はその件が少し自分に関わってきた。
    というのも先週、某日曜昼の生番組スタッフから「○○について教えてくれませんか?」という問い合わせがあったんですが、そのスタッフさんから今週も問い合わせがあった。
    それは「負け犬って言葉の語源とか言われ始めたキッカケを知りませんか?」という物だった。 前回の質問に関しては調べても不明だったんですが、今回のことに関しては調べる以前に知っていたので、電話で即応した。
    で、その後文章をまとめてメールを送信した。
    そんなこんなで最近テレビ局からの問い合わせなんかが頻繁にある。
    そっち方面ではなんか知らないけれど有名なのかも知れない。

    [今日の雑学]
    以前NHK朝連「てるてる家族」で春子・夏子・秋子・冬子という姉妹があったが、杉田かおるが8歳の頃に出演した「雑居時代」というドラマで同じような物があった。春子(富士真奈美)・夏代(大原麗子)・秋枝(川口晶)・冬子(山口いづみ)、そして末娘5女の杉田かおるの役名は阿万里(あまり)。いくらなんでもそりゃあんまりだ。
    ちなみに富士真奈美1938年生まれ、大原麗子1946年生まれ、川口晶不明、山口いづみ1954年生まれ、杉田かおる1964年生まれ、長女と5女の年齢差27歳。
  2005年01月16日(日)長髪禁止
    北朝鮮で長髪禁止という案が出されており、男性はもっとも長くして5センチだそうです。(老人は7センチだかまで可)
    その長髪禁止の理由は「長髪は髪の毛が脳から酸素を奪い馬鹿になる」と言う事らしい。
    って・・・その説を唱えた人が馬鹿なのでは?って感じなのだが。
    髪の毛は生えた瞬間に養分を与えられるが、それ以降は体から養分は支給されない。この説を唱えた人は樹木みたいに髪の毛の先まで常に養分が運ばれていると思っているのか。

    だから、恐怖の為に一夜にして髪の毛が真っ白になるって事はない。
    あるとしたら、髪の毛を作る毛母細胞が恐怖の為に機能しなくなり、髪の毛が抜け落ちるってことぐらい。

    その程度の事も知らない国に核兵器を作らせちゃダメだよ。

  2005年01月17日(月)渡辺満里奈という生き方
    渡辺満里奈は凄いね
    嫌いではないし、むしろ歌手としての渡辺満里奈の下手さ加減は好きなんですが、この人のスタンスの取り方の絶妙さは他のタレントも見習うべきですよ。
    本当に0.5歩ぐらい先を歩いている感覚で、サブカルチャー的に突出してついて行けない程ではなく、反感も買わない場所に着地している。

    例えば雑誌『LEE』12月号の「渡辺満里奈の観なきゃシネナビ」辺りに書いている「スティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイなどモータウン音楽のレコードを買いあさっていた時期があるくらい、大好きなんです。」というフレーズに天才的な技を見て取れます。
    これまでの発言の中では「ユニコーン」に始まり「渋谷系」とか「ネオアコ」とか「フェアグランド・アトラクション」とか「はっぴいえんど」とか語ってきたことありましたが、どの時期にモータウンが入っていたのか不明です。(フェアグランドは自身のアルバム曲にマジそっくりな物もありますが)
    もうね、中途半端に誰でも分かる「それって今いいよね」のレベルを微妙に先取りしている感はあります。一時期は「おしゃれ系流行物を追い掛けていくとそこにはすでに満里奈がいる」という状態ではありました。まさにおしゃれ関係。

    ここでのフレーズを検証すると「スティービー・ワンダー」という誰でも分かる方向を出しておいてもうひとりが「マーヴィン・ゲイ」を出してくる辺りに技を感じます。いわゆるモータウンで「フィル・スペクター(今犯罪者なのでパス?)」とか「ジャクソン5」とか「ロネッツ」「シュープリームス」とかではないってのも、微妙な通好みの演出として旨いです。
    さらに「モータウン音楽」ってフレーズが造語っぽいんですが「モータウンレーベル」とか「モータウンサウンド」はたまた「フィルのウォールオブサウンド」などと言わないあたりのハードルを読者向けに低くしている感のバランス感覚が凄いです。モータウン音楽という分かりやすいフレーズに翻訳してくる感じが。

    でも微妙に読者にすり寄っているように見せて「レコードを買いあさっていた」という部分で「モータウンのCDを」ではない通好みの部分を見せつけています。つまり本格嗜好でもあるという意思表示。凄いバランス感覚で、読者と共通点を提示しつつ、他者との差別化を明確にするこのスタンスは一朝一夕で出来るものじゃありません。
    下手なタレントは、一歩先に行こうとして遥か宇宙の彼方にまで行ってしまうケースあります。で、渡辺満里奈の凄さは「それどっぷり」じゃない余裕を見せているおかげで、時代が変化しても違和感なく次のサブカル系ブームの現場に登場出来ることなのだ。
  2005年01月18日(火)デジタル化
    なんか雑記をもうかな〜り更新していない状態ですが、日々なにやらやることはある。
    で、ずっといじっていなかったが手持ちCDをiTunesでデジタル化運動を再開 って「CDはすでにデジタルじゃん」というツッコミは無し。

    いわゆるiPodで聴くためにMP3にしているわけですが、自宅でほぼ死蔵されていた大量のCDが日の目を見ているって事で、マジに「あぁ買ったかも知れない」というCDも多々ある。中には「買ったままでビニールも破っていないじゃん」みたいな物すらある。
    もう10年以上もそのまま。いわゆるバブル期の末期にバンドブームの頃に「とりあえず」みたいな状態で買った物を「無垢のレア物でっせ」状態で開けて聴いてみる。
    う〜む。どうなんだろうなぁなぜ買ってしまったんだろうか「有機生命体(ってバンド)」とか。
    とりあえず現時点でMP3化済みは14433曲、これを連続演奏すると40日と7時間22分。容量は52GB。あと残りアルバムは100枚程度なのでラストが見えてきた。
    と言いつつ、シングルCDも数百枚。それが終わったら、CD以上に枚数の多いアナログレコード&カセットテープのみの貴重音源とかが待っている。
    井上陽水のカセットブックとかってCD化されていないんだよね?

    あと、自分の恥ずかしいオリジナル曲の音源も大量にあるので、この際、CDに記録して置くかとか思うわけで、あと1年以上かかるなぁ。
    ついでにビデオのDVD化も全然進まず。まだこっちも何100本あるのか不明。
    こんな作業が終わる事には、もっとコンパクトで音質画質がいい記録方法が一般的になっているなんてことないよね。

    P.S.やっぱしβのハイファイビデオデッキを早急に探さなくてはとか思うのであった。
  2005年01月19日(水)いかん
    気が付くと自分の部屋が図書館のような状態になっている。
    もっとシンプルにしなくてはいけないと思うのだ、基本的に何もない様な部屋が好みなのだがとにかく物が多すぎる。
    はっきり言って現時点では「図書館のよう」を通り越して「図書館の倉庫」みたいな状態なのだ。
    いかんいかんと思いつつ、色々やらなくちゃいけない事も多いし、実はこの状態が一番把握しやすい状態なのだ。
  2005年01月20日(木)過ぎた?
    去年はヒステリックなまで「韓流」をテレビも雑誌も叫んでいたけれど、なんか気が付いてみれば年明け以降、それらの声がほとんど聞かれないような状況。
    それなりに安定した人気は維持しているんだろうけれど、周囲にそれらにハマっている人がいないので、なんかいきなり終息したっぽく感じる。
    なんだかんだ言って昔から流行なんかは正月を間にあるとクールダウンしてしまう傾向が強いのだ。



     


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