ひねもす雑記
2005年04月11日〜20日


▲2005年04月11日:月:ひとつとせぇ一人娘と…
▲2005年04月12日:火:笑いは世につれ
▲2005年04月13日:水:神の視線
▲2005年04月14日:木:マイコン刑事
▲2005年04月15日:金:勃つ年!
▲2005年04月16日:土:浅い知識・深い知識
▲2005年04月17日:日:中国は萌え〜
▲2005年04月18日:月:HEY HEY HEY
▲2005年04月19日:火:1984
▲2005年04月20日:水:1985
  2005年04月11日(月)ひとつとせぇ一人娘と…
    動物好きな人に悪いヤツはいない BY.綱吉。

    [指紋]
    いつかは起こるんじゃないかと思っていた事件が発生。
    マレーシアの首都クアラルンプールで起こった自動車強盗事件で、ベンツに乗っていた男性がギャングに身ぐるみはがされ車を奪われた。って所まではありがちな事件だったんだけど、そのベンツのドアに指紋認証システムが採用されていて、それを知ったギャングがその男性の指を切断して…
    この先も、その指紋認証などのシステムではありえる事件だよなぁ。

    [i-Pod必須]
    以前イギリスの学校でi-Podを学生に配布し、それでテキストやテスト、あるいはレポート提出もネット経由でのシステム化を実現したと言う事を書いた。去年の夏頃だったと思うけど。
    で、ついにそれが日本の大学でも行われ始めた。その学校はなんと「明治鍼灸大学」。って鍼灸師の勉強をする専門の大学があるとは知らなかったんですが、実に渋い学校から始まりました。
    いわゆる教材となる資料などを印刷するより遙かにコスト面でメリットがあり、内容の更新作業も簡単に行えるとの事で、i-Pod shuffleが学生全員に入学と同時に配布されたという。
    shuffleって事はつまり、画面はパソコンで見なさいって事で、最初はUSBメモリーでの資料配付を考えていたんだけど、ちょっと予算追加するだけで音声データも聞くことが出来るi-Podにしたとのこと。

    で、私的に一番関心あるのは、そのshuffleと共に学生に配布されたデータの中に、人体200以上のツボの名前を中国名と共に覚えるために作られた「経穴数え歌」と言う曲もあるということなのだ。
    ムチャクチャ聞きたいぞ「経穴数え歌」
    もしかしたらトリビアネタに成りそうだねぇ「経穴数え歌」
  2005年04月12日(火)笑いは世につれ
    ある程度長く生きていて、それなりに人生経験を経た身として、時々慎まなくてはいけないなぁと思うことがある。
    それは「最近の○○○はどうもダメだね。昔はもっと良かったよ」的な現状否定。
    この魔法のような呪文を年を経るごとに使いたがる人間は多い。特に若者が熱中している現在流行している物を否定的に語る場合に、かなり気軽に上に立ったような物言いで批判出来たつもりになれるのだ。

    たとえば現在の若手お笑いブームに関して、プロの評論家が雑誌などで、あるいは素人がネットの掲示板でどこかで示し合わせて来たかのように「最近の若手お笑いってレベル低くなったね」と語る。その色々を見ていると「80年代初頭のTHE MANZAIに始まったお笑いブームの時はとんでもなく面白くて、腹抱えて笑ったもんだよ、それに比べて今の若手は全員ツブが小さいって言うかさ」などと、過去を引き合いに出したりもする。
    でもそれはただ単に自分の感性が若くちょっとした事でも笑えたし、気楽な人生を歩んでいた学生時代だったりしたからじゃないかと思うのだ。ハッキリ言って、その80年代のお笑いブームなんてのも勢いに乗らされて時代の空気で笑っていたような物だから。

    なんせ、その80年代お笑いブームの時に演芸評論家は口を揃えたように「今の笑いはレベルが低い、昔のシャボン玉ホリデーの時代は…」と語っていた。
    それをリアルタイムで渦中にいた自分なんかは「ケッじじいが昔を正当化してらぁ」と思いつつ「でも今の笑いってのも一過性で、すぐに飽きられる物だろうな」と感じて馬鹿にしている部分もあったし、評論家に流されたワケでもないけど「昔の笑いのほうが凄かったかも知れない」とか複雑な気持ちで考えていた。

    でも、ハッキリ言って80年代に面白かったと感じた笑いを現代にそのまんま持ってきても、イマイチ笑えないと思う。
    笑いってのは凄く時代に左右される物で、今だから今ある物が面白いんだと思う。
    時代で語るのはイマイチ難しいっすね。
  2005年04月13日(水)神の視線
    [チューボーですよ]
    日付とかメモしていないビデオをチェック。出ている女性の眉毛が一様に太いので1990年頃の物だとおもうんだけど、その中で、堺正章夫妻が出ている化粧品(資生堂モイストウォーター)のCMを見つけた。
    一緒に画面に出てくるシーンはなく、奥さんが化粧をしていて、その間マチャアキが料理をしているという内容。「堺さんの所には毎日のように大量の食材が送られて来て」とかそっち方面の不満をぶつけ離婚した事を考えるとなかなか感慨深いCMなのだ。
    そういえば、この夫婦の仲人で結婚した薬丸裕英&石川秀美がお歳暮シーズンに油だかを持って訪問するCMもあった。
    つくづく食い物関係に縁がある夫婦だったのだなぁ

    [その未来に続く道]
    そんなこんなで約20年に渡る過去の歴史をビデオという文明の利器でほとんどリアルタイムで再見しているワケですが、ある意味これは神の視線なんだろうなと思ったりする。
    つまり、ビデオの中で一生懸命にその時代を生きている人はそれぞれに起こる未来の事は知らないわけで、その結果を知っている今見ていると「あぁこの二人、こんなに仲良くやっているけど、この後裁判沙汰になるんだよなぁ」とか。
    音楽番組中心に見ていて、岡田有希子が歌っているの見て「この時まさか2年後にはこの世から居なくなるなんて誰も知らないんだよなぁ」とか思ったりする。
    なぜか録画されていた芸能一家出演のクイズ番組の中で当時歯みがきのCMで有名だった俳優の江原真二郎一家が出演していた。たぶんそれが1985年頃の番組なので、まさかそこに出ている長男が5年後に交通事故で亡くなるとはとか、なんか人生ってのははかない物なんだとしみじみと思ってしまうのだ。
    デビューしていきなり快進撃のチェッカーズが楽しそうにワイワイやっているけど、まさかそれから20年後、みっともない仲違いをするとか思っていないだろうな。

    [ニャホ]
    トリビアの泉が3週間ぶりに放送。
    といいつ途中まで見て後はDVD録画してある。
    で、前回に引き続いてガーナのサッカー協会会長ニャホニャホタモクロー氏絡みのネタで「氏の家の門柱には「ニャホハウス」と書かれている」という物。
    いやはや面白いなぁと思うけれど、何かで紹介されていない限り、ほとんどの人はその門柱にそんな表札があるなんて知らないよなぁ、これはどうみても名前ネタで取材に行ったスタッフがその門柱を見て「これでもう1本ネタになるよね」と思いついてしまった物だろうなぁ
    と思っていたら、八島氏がぽろっと「今回のロケでは、『ニャホハウスを取材する予定は全くなかった』のですが、ニャホ氏の計らいにより、取材させて頂きました」と発言。誰も気づくことなく話は進んでいたんですが、そもそも視聴者のハガキが来ていて、前回と一緒の取材だったら当然最初から取材目的でいったんだと思うんだけど…。
    ま、いいか。
  2005年04月14日(木)マイコン刑事
    [刑事命名]
    以前、2月15日の雑学で石原良純のマイコン刑事に関して
    ドラマ「太陽にほえろ!」で石原良純はマイコン刑事というニックネームだったが、愛用のマシンは三菱Multi16-II。(1983年12月発売)1984年から登場しているが、もちろん番組スポンサーが三菱。
    マイコンとは「マイクロ・コンピュータ」の略で、すでに当時は古い名称になっていたが、脚本家がその辺を解っていなかったらしい。
    と書いたのですが、先日、過去の映像を流す番組で「太陽にほえろ!」での命名場面が出てきました。
    それではボス石原裕次郎に「おまえは今日からマイコンだ」と強引に名前を付けられた時に良純が「もうその言い方は古いっすよ」と抗議をして「それで充分だ」みたいな状態で決定させられていた。
    つまり、あの段階ですでに「マイコン」という名称は古いという事は脚本家にも解っていたみたいです。

    で、私がもし七曲署に新人刑事として赴任した場合はいきなり「オマエは今日からメルマガ刑事だ」とか「オマエは今日から雑学刑事だ」とか言われちゃうんでしょうか?
    あるいは「オマエは今日から偏頭痛刑事だ」とか「オマエは今日からアナログレコードをMP3に変換刑事だ」とか「オマエは今日からβビデオ刑事だ」とか「オマエは今日からいつも誤植が酷い刑事だ」とか「オマエは今日から雑記更新滞ったまま3カ月刑事だ」とか…

    直後のP.S.
    日曜日にちょっと見た古いビデオに、1984/07/01に録画した日曜日、テレ朝の昼間の番組(もしかしたら歌謡びんびんハウス)で、芸能人をコンピュータ占星術で占うというコーナーが録画されていた。
    そのコーナーの名前が『スタードッキリ・マイコン占星術』。
    つまり1984年夏の段階ではさほどダサイ言葉ではなかった? なんか時代的な情報が混乱している。
  2005年04月15日(金)勃つ年!
    あぁ「新声優ドラえもん」見逃した。
    というか、放送時間に家に帰る事は不可能なので録画しなくちゃいけないんだけど、そんな事全然考えていなかった。きっとこの先もすっとそのまんまだと思うので、自分の中では永遠に大山ドラだと思う。

    [感激屋さん]
    13日が西城秀樹が50歳の誕生日だったそうで、相変わらずインタビューでは「秀樹感激!」とコメントしていた。というかやらされていた。
    ま、西城秀樹に関してはさほど興味はないんですが、ついにカウントダウン10年かぁと思ってしまいます。
    自分の予想としては、10年後の同じ記者会見で絶対に「秀樹カンレキ〜ッ」と言っているでしょう。

    もっとも西城秀樹に関しては昔から年令詐称疑惑がある。ベストテンに一度、高校時代の同級生ってのが出てきたんですが、確か当時25歳ぐらいだったハズなのにやけにオッサンばかりでビックリした事がある。
    ま、西城秀樹の本名が木本龍雄ってのを考えると「辰年」辺り生まれなのかなと。(西城秀樹は1955年生まれだけど、1952年が辰年)でもカールスモーキー石井の本名が石井竜也だけど、その生まれ年1959年前後に辰年はないので、まったく関係なくても竜はつけるか。
    誕生日データで検索すると、1964年がなぜか「辰」を付けている人が多い。1976年は異様に「竜」の人が多い。他の辰年はさほどでもないけど。(いやぁ本当に便利なデータベースだ)

    1964
    鐘下辰男(演出)杉辰也(ボクシング)鏡田辰也(アナウンサー)入船亭扇辰(落語)石原辰義(スケート)西脇辰弥(作曲)東海辰弥(アメフト)鶴見辰吾(俳優)飯野竜彦(音楽)村上竜司(空手)宮下竜広(お笑い)岡竜也(俳優)松谷竜二郎(野球)奥野竜三(馬術)水上竜士(俳優)田中龍也(音楽)久留龍子(タレント)立花龍司(野球)立花龍司(野球)石末龍治(サッカー)

    1976
    富平辰文(格闘)西岡竜一朗(俳優)石山竜市(歌手)岩木山竜太(相撲)田畑竜介(アナウンサー)伊東竜二(プロレス)遠藤竜志(野球)辻竜太郎(野球)横山竜二(野球)久保竜彦(サッカー)小関竜也(野球)春山竜尚(相撲)加藤竜人(野球)中村竜(俳優)宿輪竜一(タレント)小関竜也(野球)春山竜尚(相撲)加藤竜人(野球)中村竜(歌手)高濱竜郎(相撲)平山竜太郎(格闘)金開山龍(相撲.本名松山龍水)川田龍平(HIV訴訟原告)幸龍敬(格闘)上山龍紀(格闘)福山龍太郎(野球)千代大海龍二(相撲)川村龍俊(お笑い)櫻田龍太良(俳優)金城龍彦(野球)佐藤龍文(アナウンサー)広田龍馬(馬術)後藤龍治(キックボクシング)河端龍(野球)

    もちろん、辰年じゃなくてもその字を使う人は多いっすけど、この二つの年はなんか異常に多い。
    って、西城秀樹の話と関係なくなってしまった。
  2005年04月16日(土)浅い知識・深い知識
    普段、生意気にもブラインドタッチなんて状態でキーボードは見ないで入力しているんですが、メルマガの為に「フライパン」と入力しようとして最初の「フ」がhuではなくその1個づつ横のjiを打ってしまった。
    そのおかげで画面に出た単語が「地雷パン」

    [軽薄な日本の私] しょせん雑学本なんて、軽薄な物っすよ。
    なんせ、トリビアが流行るちょっと前の雑学本には「あなたの何んでだろ〜ぉを解消!」とか書かれていて、その後は自分の単行本もそうだったんですが「へぇ〜」と「ムダ知識」とそのまんま「トリビア」という単語が必ずのように書かれていた。
    で、最近見かけたのは「モヤモヤをスッキリ!」と。これは見事に『IQサプリ』の用語パクリですな。

    本棚には現在1000冊近い雑学がらみの本があるんですが、それらのタイトルを見ていると、それぞれの時代が透けて見えて来ます。
    でも自分が本を出してみて解ったのが「作者にはタイトルを決める発言権はほとんどない、すべては出版社のセンスに委ねるしかない」ってこと。
    もっとも知泉って本の作者は初めて出す本のくせに、提示されたタイトルに思いっきり難色を示して「それがダメなら辞めてもいい」ぐらいの強気に出て強引にタイトルを替えさせたって経緯がある。
    まったくもぉワガママなんだから。

    でも最初のタイトルには「知泉」の文字がなかったし、「元祖へぇ○○連発」というだけだったから、それで出さなくて良かったと今でも思っている。だって元祖と謳っているのもダサいし、へぇもダサいし、○○連発もダサいし、自分的には「それギャグでしょ?」的で、最初に提示された時はドッキリカメラかと思ってしまった。

    そんなこんなの話もすでに昔話なので、次の展開をしなくちゃいけないんだろうなぁ。
    これを読んでいる出版社の方、激しくいい仕事しまっせ(ってこんな雑記は読んでいないか)。マジに、次の展開を色々と考えている今日この頃。
    とりあえず、現在は6月末から7月頭にサイト上での新展開の為に何か準備しなくちゃと考え中。と言いつつ、ほとんどがシステム関係の大坪さんに任せてちゃっているんですが。(内容の正式アナウンスはもう少しハッキリしてから書きます)

    [みるみるわからない] 「文系の人でも読んでたのしい・相対性理論がみるみるわかる本」を読み始めたんだけど、みるみるわからなくなっていく。昔パラパラ読んで理解していたハズの部分も間違っていたりして、マジにみるみるわからなくなっている。
    結局、この手の本ってのは元々相対性理論を理解している人が「じゃ解りやすく書いてやるか」と書き始めるパターンなんだと思う。

    つまり「わからない人」がどうして解らないのかが解らないような専門家が書いているので、どこが突破口になって解るようになるのかが解らないのではないかと。そもそも相対性理論を理解出来たからって「マジっすか?それって面白い!」とはならないだろうから、ハナっから理数系のおもしろさを理解出来ない人には、理解できても面白いとか思えないだろうなぁ
    「ほらこの数式の完成度の高さ、実に美しい解決方法だよねぇ」とか言われても。
  2005年04月17日(日)中国は萌え〜
    [Power to the peple] なんやかんやで「反日」ということで中国では大規模なデモが起こっている。
    なんだか「中国が勝手に盛り上がっている」って感じで、日本では「あぁ面倒臭いことやってら」状態。あれに対して「なぬくそ!こっちこそ反中国じゃい!」と怒ってしまうのは、本当に極々少数みたいで(相変わらずネット内掲示板では気分だけで息巻いている連中は多いんだろうけど)、なんかこの極端な温度差ってのはどういう物なんでしょうかね。
    でも、この手のファッショな行動ってのは「自然派生的」と思われていても、実際には数名の中心人物が居て、それを大きく煽る行動を起こしているってのはありがちなパターン。

    [日本の後追い] 日本にもかつて、60年代安保、70年代安保ってのがありまして、あの時代は闇雲に「アメリカ中心の考え方許さじ!」と若い連中を中心に運動が盛り上がって、国会へデモ行進したり、新宿駅前でメッセージソングをがなり立てるアジテーション活動が盛んになっていた。
    アメリカへ佐藤栄作首相が行く事さえ阻止しようというデモがあったり。
    自分なんかは、そんな政治の季節を過ぎた時代に物心ついたので「昔の話」っすけど、結局、そこでデモに参加した多くの若者が大いなる理想を掲げていたって感じではなく「なんか盛り上がっているから」という状態で参加していたのも事実。
    その政治の季節が過ぎた途端に多くの人が「もうそれって古いじゃん」的に、まったく関係ない状態になっていったと聞いている。(今、50歳前後がその時代の人?)

    その日本での学生運動は、あっという間に求心力を失い、中心的に活動していたグループ内でも亀裂が起こり、それを引き締めるという理由で粛正というメンバー内で殺戮があったり、浅間山荘みたいな事件が起こり、ハイジャックで国外逃亡などの崩壊への道を歩んだ。
    浅間山荘とかその辺も自分の年令では実感の伴わない過去の話(TVで見たハズだけど、その意味は解らなかったと思う)っす。

    [イベントとしてのデモ活動] 結局、今の報道見ていると「中国全土で!」とか「国民の多くが!」みたいな感じになっちゃっているけど、日本の10倍以上の人口で、しかもその人口のほとんどが大都市に集中しているって事で、あそこで1万人デモが行われたと言っても、国民の%でいったら微々たる物では?
    さらに暇を持て余したり、単純な理想に燃えたり、簡単な扇動に乗っかってしまう大学生ってのは世界で一番多い国ですから、学生が中心になったサークルなら簡単に何千人規模のデモが引き起こせるハズ。
    参加者も思想ではなく、場の盛上りでの高揚感でテンション上がっていたりするケースも多いんだろうなあ、一種のイベントとして参加してストレス発散の場となるような状態。さらに学生あたりの世間が狭い層にとって「自分がいる中国サイコー!」というまさに中華思想が強いだろうし。

    さらに時代背景として、今中国ってのはまさに日本が安保で大騒ぎしていた時代と同じような状態。
    今でも中国政府の統制はあるはずだけど、ほとんど民主化され自由思想がまかり通り(ネット社会が拍車を掛け)過去の洗脳も関係ない大学生が多くなった状態で、経済的にもまさに高度経済成長のど真ん中、さらに3年後にオリンピックを控えて建設関係の需要もウナギ登り。本当に東京オリンピックを数年後に控えていた60年安保の時代をそのまま持ち込んだような状態。
    そこで、さらに国威を奮い立たせる要因として日本を徹底的に悪と見なす事により、その国粋的な盛り上がりのシンボルとする事が出来る図式なのかも知れない。(中国政府もデモを容認しているような部分てのは)

    [いつまで戦後処理] 戦争の謝罪をしていないとか言っているけれど、過去に何度もその事で一般的な形の謝罪はあって、毎年かなりの公的資金が中国に送られているってのを、どうも中国国家は学生などに教えてはいないんじゃないかな。中国にある国際空港なんかのいくつかは、ほとんど日本が資金を出して作っていたりするんだけど。
    その辺のとんでもない金額の援助があって今の中国の成長があるってことを理解していないんだろうなぁと思ったりする。
    世界中での戦争における戦後処理と比較しても日本はかなりちゃんとやっていると思うし、戦後60年経ってこんなに叩かれる筋合いの事はしていないと思うんだけど。
    確かに戦争は悲しい悲劇だけど、今の状態では相互理解をしようという姿勢ではないんじゃないかな。とにかく謝れという状態では。
    中国大使館に抗議したトンチキもいたけど、その中の1項目「ダライラマに中国は謝罪すべき」というのは、確かにそうだよなぁと思ったりもする。そっちの方はどうよって。
    自分的にはもう「前の世代の話はもういいからさ、今と未来の話しようぜ」って感じ。
    政治的には色々複雑なんだろうけど。

    [とりあえず] とりあえず「日本は都合のよい歴史を作り上げた教科書を使用している」とか言っていますが、日本の教科書は中国みたいに国定教科書じゃなく、教育の現場で自由に選択出来る事、その「日本に都合のいい」と言われる教科書は実際にほとんど使われていないってことも、たぶんデモをしている人々は知らないんだろうなぁ。
    それ以前に中国の全学生共通の教科書では「天安門事件」「ベトナム侵攻」「チベット自治区での弾圧」とかには一切触れていないらしい。

    [オリンピック] 北京オリンピックに関してはこの状態が3年も続くとは思わないけれど、選手達はハラハラしているんだろうなあ。
    モスクワの時は1980年7月19日に開催された大会に日本を含めアメリカなどが不参加した理由はその年1月のアフガン侵攻が原因で、日本が不参加を発表したのがオリンピック開催の2ヶ月を切った5月25日。その前からアメリカが不参加を決定していたので、そうなる事は予想されていたのだが、かなりギリギリになっての決断だったみたいっす。
    なんせそのおかげでその発表から僅か1週間ぐらい後の6月5日に発売された西城秀樹の「俺達の時代」はモスクワオリンピックの応援歌だった。この曲の詩はその趣旨で一般公募された物だったので、今さら後には引けなかったんだろうなぁと思ったりする。
    それまで西城秀樹の曲はコンスタントに20〜30万売れていたけど、この曲はあんまり宣伝に力を入れなかったのか11万しか売れなかった。
    と、政治的な問題もとりあえず自分の得意分野のネタにしてまとめて終わるのだ。
  2005年04月18日(月)HEY HEY HEY
    今、普通の時間に普通に放送している音楽番組というとタモリの「MUSIC STATION」と、ダウンタウンの「HEY HEY HEY」の二つしか無いワケですが(石橋&中居がやっているのは番組名とは裏腹に音楽番組じゃないっすから)、どうやら今週から音楽番組は1つだけになってしまったみたいです。
    と言うのも、今、タイマー録画したHEY HEY HEYを見て愕然としております。

    番組オープニングもがらりと変わり、客を入れた状態ではなく普通のスタジオセットで左側にダウンタウンが座り、右側に数人のゲストが座って色々なトークをする番組になっている。
    そのゲストってのが、あべ静江(53)増田恵子(47)大場久美子(45)石野真子(44)南野陽子(37)浅香唯(35)西村知美(34)という、往年のアイドルがずらりと。
    かなりキツイ人も、まだなんとかキープしている人も居るわけですが、アイドル時代の困ったファンの話とか、色々を楽しくお話して…、まったく歌無しで1時間。完全に歌番組撤退ですか?

    ま、今週だけだよなぁと思っていたら、来週のゲストは、郷ひろみ・哀川翔・榊原郁恵・林家ペー&パー子・ヒロシ・山田まりや・YOUだそうで、ハッキリ言ってこの番組は「HEY HEY HEY」じゃなく「ダウンタウンDX」とか「ジャンク・スポーツ芸能版」ですよ。
    ま、歌ったりするとセットやバンドや音調整が必要だし、客入れするとスタッフ的にも大変だからねぇ。
    このままだったらたぶん、私はこの番組を見ない事になるでしょう。とりあえず第1回目からほとんど録画して記録しているけど、もう終わりっすね。残念。

    確かに音楽系番組は視聴率が悪いそうで、かつて何かで見た瞬間視聴率ではHEY HEY HEYのゲストとのトークではぐっと上がり、そのゲストが歌い始めるとグッと下がり、またトークになるとグッと上がり・・・・という状態だった。
    その結果なんだろうけど、今までのHEY HEY HEYより、MUSIC STATIONより、「うたばん」の方が視聴率が良いらしい。だからネットなんかの書き込みを読むと「音楽番組の中で一番視聴率を稼いでいるのは」という事になってしまうらしい。そのせいで、HEY HEY HEYなんかも年に数回「未公開トークだけのスペシャル」とかを放送するのだろうなぁ。
    紅白歌合戦が視聴率を取れないってのもよく解るよ。紅白も歌わないでトーク番組にすりゃ高視聴率になるでしょう。
    そんな意味で最後の牙城「MUSIC STATION」だけには頑張ってもらいたい。しかもあれは生番組だし。

    この背景には今回のライブドアとの争いがあるんじゃないかと、思ったりもする。
    株価操作やらでフジテレビ側は何100億円とか使ったと言われているし、今日発表になった「ライブドア所有のニッポン放送株を全部フジテレビが買い取る」という事から、今以上にテレビの制作費が削られるんじゃないかと思う。
    そんな状態の中、金ばかりかかって視聴率が取れない音楽番組なんてやってられないって事なのかも知れない。

  2005年04月19日(火)1984
    Google検索
    欧陽菲菲→7910件
    欧陽韮韮→1550件

    βビデオのチェック、やっと1984年12月25日まで進んだ。
    で、なぜか歌番組のビデオだったハズなのに後半に「笑っていいとも」が録画されていた。日付が判明したのはテレフォンのゲストが西川きよしで、翌日が千昌夫だったので(千昌夫はこの1回しが出場していない)。
    クリスマスの放送なんだけど、まったくクリスマスっぽくない内容で、普段どおりの放送が淡々とすすんでいた。レギュラーの人数が今みたいに多くないのを抜かせば、今とほとんど同じテイストってのが凄い。これが長年続いている理由か。

    で、この回「なるほどだ日本」という外国人が日本の風習などを答えるコーナーをやっていた。とりあえず冬休みなので子供が回答者(普段はケント・デリカットやデイブ・スペクターがレギュラー)なんだけど、そこで始めてテレビに出ますと言っている来日1年目「リサ・スティッグマイヤー(13)」が出ていた。うむ、可愛いっす。

    その後の「がんばれペット君」というコーナーでは反省ザルの次郎君が出ていた。
    初代反省猿の次郎くんは平成元年に死去しているので、このビデオのは初代って事なのだ(2代目は2003年11月死去、現在の3代目は今年3月に襲名披露)
    ちなみに、いいとも青年隊も初代。

    パスタイムのCMで先日亡くなった小森のおばちゃまを発見したり、アクロンのCMでも東八郎を発見したり、いいともの後の「ごきげんよう」でも清川虹子が出ていたり、時の流れを感じるのであった。

    そういえば、先週いきなりモーニング娘。の矢口真里が脱退したけれど、その脱退コメントの中で「22歳にもなったのでアイドル仕事は」みたいな部分があった。
    自分的にはあんまりよく知らないけど「22歳だったのか」という状態。
    かつて内Pで「MUSIC STATION」放送直後スペシャルでモーニング娘。を呼んでクイズやった時。
    モーニング娘。の写真を出して「さて彼女たちのグループ名は?」と言う物に、矢口真里がミムラの答え「パリンコ」というのに「なっつかし〜」と発言。
    さらに「Mステでタモリさんに始めてあった時の印象は?」に「イグアナをやらないかなぁ」と言う答えが出た時に他のメンバーがキョトンとしているのに、矢口真里だけがキャハハハと笑っていた。
    タモリでイグアナってので笑える人って何歳?「パリンコ」で懐かしいってのは80年代初頭の「パリン子学園No.1」の事っすかね。
    どちらもすでに22年以上前の話。うむ。
  2005年04月20日(水)1985
    1985年のビデオを見た(って最近こればっかりだが)。
    でも基本的に音楽番組ばっかりなんだけど、あの当時は本当に音楽を追いかけていたのだなぁと思ったのが、先日よりトリビアの泉でネタ的に使われている「ニャホニャホタマクロー」の歌のオリジナル「ラジャラジャマハラジャ」までちゃんと録画してあった。
    戸川純が歌っていると言うことで、普段見なかったNHKの「みんなのうた」までチェックしてのだなぁ。ついでに谷山浩子の「恋するニワトリ」も録画してあった。

    ちなみに戸川純が夜のヒットスタジオに出たのは1984.2「玉姫様」と1984.6「レーダーマン」の2回だけらしいけれど、両方ともちゃんと録画してあるあたり、真面目に音楽チェックしているなぁと自分に感心した。

    あと、歴史的というとラッツ&スターのメンバーが「今まで貧乏をしていて結婚式も挙げられなかった」ということで各人の奥さんにウェディングドレスを着せて夜のヒットスタジオに出演させた回が出てきた。
    メインボーカル4人の前に4人のウェディングドレスの女性。あとはバックのドラムの所にも。
    当然、田代まさしの前にも奥さんが神妙な顔して座っているワケで、なかなかこの先の人生を考えると複雑っす。



     


ひねもす雑記