ひねもす雑記
2005年08月01日〜10日


▲2005年08月01日:月:本屋の現在と未来(1)
▲2005年08月02日:火:本屋の現在と未来(2)
▲2005年08月03日:水:秘密主義者
▲2005年08月04日:木:個人情報保護法の誤法
▲2005年08月05日:金:運動な人
▲2005年08月06日:土:TOKYO CITY は汗だらけ
▲2005年08月07日:日:暑さにダウン
▲2005年08月08日:月:セブンイレブンの皿
▲2005年08月09日:火:シール万引き
▲2005年08月00日:水:個人情報を書いてください
  2005年08月01日(月)本屋の現在と未来(1)
    いまや出版販売は大型チェーン店&コンビニ&ネットショップが主流を占めている。
    すでに5年ほど前に、チェーン店の中でもっとも本を売り上げているのは「セブンイレブン」という衝撃的ニュースが発表されている。
    つまり、日本中の本の売上の最も大きな%がセブンイレブンと言う事なのだ。たぶん他のコンビニチェーンもそれに追随していると思う。

    でもコンビニの本って、窓際の雑誌コーナーと少しの漫画本と少しの文庫本ぐらしか置かれていないのに何故?と思ってしまいますが、この出版不況と呼ばれている日本で売れている本の大部分が週刊誌と爆発的ヒットを記録している数種類の漫画単行本であります。
    つまり、コンビニは常にPOS管理(全国のチェーン店をネットワーク化してどの地域でどの本が売れたとか、もっとも売れた→まったく売れないまでを集計するシステム)によって「絶対的に売れる本」しか置かないようになっている。それゆえに、24時間体制で通勤通学途中に立ち寄るコンビニでその日発売の雑誌や新刊がおいてあるコンビニがとにかく有利になるのだ。
    結局、出版流通の一番美味しい部分、上澄みだけをコンビニがさらってしまうという事なのだ。

    コンビニの場合、その手の売れ線の本だけでも誰も文句は言わない。そう言う物だと誰もが思っているし、基本的に本の専門店じゃないから。
    しかし普通の書店の場合、ちょっとマイナーな本でも置かなくてはいけない。なければ客は当然「ちぇ無いのかよ」と思ってしまうわけで。
    もっとも今では「無い場合はネットショップもあるしねぇ」と言うのが現状となりつつある。ネットショップの売り上げというのがどのくらいか、あまり把握は出来ないけれどそこそこ行っていると思う。

  2005年08月02日(火)本屋の現在と未来(2)
    普通の書店に関して言えば大型チェーン店が勝ち組となっている、全国規模で行けばレンタルCD・DVDなどとの連携で大きく店舗数を増やしたTSUTAYAとか。
    で、今一番厳しいのは古くから町の片隅にある個人運営の書店なのだ。
    本来、書店の中でもっとも大きな売上を見込めていたハズの雑誌はコンビニに持っていかれている。あとは細々と時々出るヒット単行本などに期待して… と思っていても、ヒットして重版が掛かったりすると、その多くが大型チェーン店に優先的に回される。

    というのも大型チェーン店はそのヒット作が出た出版社の別の単行本も「そっちも置いてやるから、例の○○○○を優先的にね」と根回しをしちゃったりするのだ。どの書店も今一番頭を悩ませているのが、出版社が数年前に比べてとんでもなく増えていて、出版点数がとんでもなく増えていると言うこと。つまり、本屋の店頭に並べる事ができる本の種類は限られてしまうのだ。だからそこ確実に売れる本を置きたいと店は思う。
    それに対して出版社は発売した本は全種類置いて欲しいと願う。
    そのせめぎ合いがあるのだ。
    で、大型チェーン店の場合、そのどっかの店舗に「マニアックな本を入荷してやるかさら」と約束が出来る。そのために「あの本を置いてくれるなら品薄になっているヒット作を優先的に」と約束が出てくるのだ。

    そんなこんなもあって、この10月で通勤途上にあった書店が閉店となる。
    本などはほとんどが返品利くのでいいのだが、文房具関係は買い取りなので「文具半額セール」となっている。寂しさを覚えつつ、大量のミリペン(イラスト書くときに使用する細いフェルトペン)を購入する私がいる。
  2005年08月03日(水)秘密主義者
    会社なんかで発行される「社内報」というのは実際あんまり読んでいません。
    どうせ中身は社長が偉そうに長々と訓辞を述べたりして、しかも最後にオチもつけずに話を終わらせたりしている。なんだよ、何かラストにあると思って長い文章読んだのにさ。
    他はどっかの営業所で誰々がなんとか賞を受賞したとか。あとは、社員の誰かが結婚したとか、子供が産まれたとか。四月になると新入社員の一覧が掲載されて・・
    と言うことで、どうも最近この社内報の扱いが会社によって変わってきているらしい。

    結婚したとか子供が出来たとかのコーナーが無くなり、新入社員も顔と名前と配属予定部署の名前ぐらいで誕生日とか出身学校とかが書かれなくなって・・・・
    これらが全部「個人情報保護法」の影響らしい。「会社で仕事をするのに誕生日を公開する必要はありません」とか「プライバシーに関わる結婚や出産も公表したくありません」と言うことなのだ。
    なるほどなるほど、そこまで徹底して動き始めましたか。
    実はその個人情報保護法を大きく勘違いしている所も出始めている。
    (つづく)
  2005年08月04日(木)個人情報保護法の誤法
    いわゆる個人の情報を第三者に公開する事はダメですよって事で、例えば病院に問い合わせがあって「そちらに入院している○○○さんの容態は?」という事は教える事が出来ない(昔は結構普通に教えていたらしい)。
    そう言う前提があって、今年春の尼崎の列車事故の際、複数の病院へと大量の人が運び込まれたけれど、そんな状態でも「入院患者の名前と容態は公表することできません」みたいな態度をとっていた病院があって、担ぎ込まれた患者が何処にいったのはよく解らなくて、家族は右往左往した事もあったらしい。
    その場合の公表は個人情報ではなく報道の範疇だろと思うんだけど、役所的な杓子定規な対応の中では「だってマニュアルで決められているんだもん」の世界で展開している人もいるんだろうなぁ。

    あとニュース番組でこの事故にあった人の名前ってあまり連呼しなかったような気がしませんか?阪神大震災の時は1時間ぐらい掛けて延々と名前を列記して、死亡が確認された方、病院へ搬送された方、無事行方が判明した方、名前を延々と読み上げていた。
    ハッキリ言って、誰が遭遇したか解らないような事故の場合は、被害者の名前などはちゃんとお知らせするべきだと思う。
    確かに、以前どっかのホテル火災に遭遇したおかげで不倫旅行中だったのが発覚してしまったような人もいますが、報道の原則は「状況を伝える事」だと思うっす。個人情報保護法はそう言う時に出てくる物ではないハズ。

    今からちょうど20年前の日航機が墜落した事件の時、NHKで名前を読み上げている最中に日航本社からの緊急記者会見の生放送が飛び込んできて、アナウンサーが「今、中継が入ってきましたので」と読み上げを中断した所、すぐ横にいた木村太郎が「記者会見の生中継は他の曲でもやっているから、今は全員の名前を読み上げなさい」と中継に行くのを停止したと言う事もある。
    報道ってのはそう言う物だと思うのだ。
    って、このサイトの古今東西の著名人誕生日情報は個人情報保護法に抵触している可能性大だよなぁ
  2005年08月05日(金)運動な人
    どうも根っからの文系人間なのか、スポーツと名の付く物にあまり興味がない。
    それでも、ただ歩くとか、ただ泳ぐとか、そっち方面は嫌いではない。結局、勝ち負けを争うような部分の人間の根元に流れ続けている浅ましさが全面に出てくるような物が嫌いなのだ。
    だから体育会系の人間があんまり好きではなかったのだなぁと今さらながら思ったりもする、オマエら勝ち負けにこだわりすぎ。

  2005年08月06日(土)TOKYO CITY は汗だらけ
    ということで炎天下、東京へ行ってきました。
    昔は東海道線の鈍行を使って約3時間近くかけて東京へ向かっていましたが、今は「おらおら金に糸目は付けねえぜ(でも自由席)」とばかりに新幹線に乗って快適な約1時間であります。って金の問題ではなく基本的に「体力が無い」って事が新幹線を選択した理由です。
    昔は3時間の車中「車窓の旅」を実感する事無く、ひたすら本を読みふけって気が付くと東京駅、ちきしょう話がいいところだったのに!と東京駅のホームで改札へ向かわず本の続きをむさぼり読んでいた事もあった。
    いまやそれも遠い昔の話「短時間でたどり着ける方がいいじゃん」という結論に達したのであります。

    今回の東京行きは、あいかわらずのメンバー(単行本「知泉」でイラストを描いている4人)との、理由無き夏宴会なのだ。
    ここ2年の間に何度も本の打ち合わせやらで東京に出かけているが、その時はその都度、武蔵野駅前のビジネスホテルにメンバー大集結して大騒ぎしていたのだが、今回はメンバーの1人(仮名)H本氏(エッチボン氏ではなくエイチモト氏でやんす)が1軒屋を借りたと言うことでそこに集まる事になったのだ。
    H本氏曰く「クーラー無くて暑いよ」と言うのだが、暑ければ脱げばいいそれが男の夏だ!漢の醍醐味なのだ!ドキッ裸の男だらけの夏宴会!と言うことになった。

    まずTVのインタビューでお馴染み、酔っぱらいサラリーマンの集合場所で有名な駅前に噴水がある某所でリンジと待ち合わせ。
    駅前では何故かでかい将棋を指しているオッサン達のパラダイスでした。自分も時間さえあれば参加したかったが(中学の時に将棋部参加経験&囲碁部の部長経験あり)それも許されずリンジと落ち合い、H本氏の住む街へ向かった。
    実はこの時点で私は日中の熱にやられてかなりキツイ状態になっていた。というのも、ここ数ヶ月ほど、仕事がかなりヘビーな状態で体力が落ち込んでいた上、日々クーラーの利いた部屋に(仕事場なので強制的に)いたせいで体が夏向きになっていなかったのだ。
  2005年08月07日(日)暑さにダウン
    (前日の続き、といいつつ内容は前日の話)
    西武新宿線の沿線にあるその駅で降り、駅前にある喫茶店で待ち合わせをしたのだが、入るなり私は「かき氷!」などとクールダウンをする為の準備を始めるのであった。で、リンジと言えばまだ太陽が頭上にあるのに「ビール!」などと叫んだりしている。
    ここでH本氏、さらにアラタ氏と落ち合う。残りのヒデキは仕事の関係で遅くなるとの事。

    さてどこで盛り上がろうか?という途中にあった「居酒屋サラリーマン」というナイスな名前の店にも心引かれたが、ここは無難な所へ。
    その後はここには書けないようなグダグダの内容で、仕事を片づけてヒデキも到着し、さらにグダグダになり、私は完全に疲れや腰痛や肩こりや偏頭痛が一気に襲いかかってきてダウンして…
    そんなこんなで「もっと体力を付けなさい」あるいは「真夏の行動は控えなさい」と言う教訓を教わりました。

    P.S.
    H本氏の家はクーラーなくても思ったより涼しかった印象。
    東京の日中の温度が異常に暑すぎるので、その差かもしれない。帰り、三島駅で降りた瞬間かなり涼しく感じた(実際は暑いんですが)。





    P.S.2
    どうもこの日、西武球場で毎年恒例の、そして今年が最後の渡辺美里LIVEがあったみたいなんですが、ぜんぜん気が付かなかった。
    さらに当日、渋谷では新しいアップルストアがオープンしていたらしいけど、そんな人混みに出かける体力はないっす(行きたい気持ちはあったけど)。月曜日のワイドショーを見たら、そのアップルストアでデフテックのインストアLIVEがあったみたいで、凄い事になっていたらしい。行かなくて正解だったかも。
  2005年08月08日(月)セブンイレブンの皿
    セブンイレブンでパンやお弁当に付いている点数シールを集めると皿などが貰えるキャンペーンをやっている。
    去年まではハイジだったりフランダースの犬だったりと、往年のアニメ名作劇場のキャラがプリントされた物だった。
    でも、サンプルとして置かれている皿を見ると、どうにもこうにもアニメの絵をさらにヘタにしてさらにヘタな彩色したような趣味の悪い物で「欲しい」とは思わないような物だった。(マニアの人ごめん)たしか何枚か貰えるハズの点数が集まったんだけど、交換しないで終わってしまった。

    今年はいきなりスヌーピーで、しかも絵皿といってもあまり絵が邪魔じゃないようなデザインで「今年は点数集めるかな」と思ったりしている。
    ※ハイジの使用権をセブンイレブンが手放したらしく、現在ファミリーマートでハイジの絵皿とかをグッズにしている。

  2005年08月09日(火)シール万引き
    で、今年は去年と少し交換のシステムが違う
    去年までは7〜9月の3か月間、同じシールが商品に貼られていて、それを集めてカウンターに持っていくと、7月の絵皿、8月の絵皿、9月の絵皿に交換してくれるという物だった。
    が、今年はシール自体に「7月」とか「8月」と書かれている。
    7月と8月の中間の1週間は「7〜8月共通」、8月と9月の中間の1週間は「8〜9月共通」と書かれたシールが貼られるらしい。
    で、7月のシールでは7月の絵皿しか交換出来ず、8月のシールでは8月のスープ皿しか交換出来ず、9月のシールでは9月のコップしか交換出来ない、と言うシステムになったのだ。
    これは推測してみると、去年までは3か月に渡って溜めたシールを最終交換期日ギリギリに店に持ち込んで交換希望した人が多いんだと思う。

    それ故に去年までは「当店在庫の絵皿は修了しました。ポイントを集めた方には引換券を配布します」という事で「引換券と交換できる絵皿は10月末日に入荷予定です」みたいな断り書きが貼られていた。
    つまり、セブンイレブン側としては、商品引き替えが圧倒的に9月に集中して、9月の絵皿が他の月と比べてダントツに多い。って事になったんだと思う(コーヒーなんかの懸賞もラストの抽選日がダントツに多いらしい)。
    それを回避する為に、3か月連続だけど1か月ごとに区切るという作戦に出たのだと思う。なるほどなるほど。

    しかし本来は安く感じさせるための値段設定なんだろうけれど、シールを集めることにベクトルが向かっていると395円という「あと5円で400円で4点シール」の商品に3点が貼ってあると「ケチ」と思ってしまうのだ。

    近所のセブンイレブンでは、シール万引きが多発しているみたいなのだ。パンの袋に付いているシール部分を見ると、すでにシールが剥がされていたりする。ぬぬぬ!
  2005年08月10日(水)個人情報を書いてください
    相変わらず、DMがガンガン送付されてくる。
    メルマガやってて、サイト運営していると、この手のDM、あるいはウィルス系はどうしようもない話なのかもしれない。毎日100通を超えるメールがやってくる、その中で重要なのは1通2通ていど。
    だから私宛のメールのタイトルに英文を使ったり、タイトル書き忘れたりしていると読み落とす可能性大です。
    で、今日来たサギ系DMも頭を抱えてしまう物だった。

    ><これは、自動返信システムによるメールです。>
    >◎◎◎◎◎◎◎◎◎事務所です。
    >お問い合わせありがとうございます。
    >さて、お送りいただいたメールに、
    >住所・氏名・電話番号は記載されていますか?
    >記載の無いものには、お答えできません。
    >今一度、お確かめ下さい。
    >回答送付まで今しばらくお待ちください。

    つまり、いきなり身に覚えの無い所から「あんたの個人情報を書き込んで送って下さい」とのメールが来たと言うことになる。
    これに慌てて「そうか住所・氏名・電話番号を書くのか!」と返信するヤツはいないだろうな。そもそも、本文部分の問い合わせに何を書くのか解らないから。

    多くあるのは女性名で「先日あなたの名前を出会い系掲示板で見かけました、ちょっと興味を持ってメールしました」みたいな物。
    これだって、その人に思い当たる節がなければ反応しないだろうなぁとは思う。もしかしたら「これって間違いメールとちゃう?なんか美味しそうな話だから、そいつになりすましてメールしたろかな」みたいに乗ってしまう人もいるのかなぁ。
    世の中はリビドーの赴くままに生きている人も多いみたいなので。

    ま、私の場合はどっかの誰かが悪意を持って、その手の掲示板に名前やメルアドを書き込むってケースも無いわけでも無いけど。フルネームは本の著者名でバレているし、メルアドも公開している状態なので。



     


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