ひねもす雑記
2005年11月11日〜20日


▲2005年11月11日:金:転落市場
▲2005年11月12日:土:雑記が追いつかない
▲2005年11月13日:日:裸のロリーズ
▲2005年11月14日:月:中島らも
▲2005年11月15日:火:鳥と蜘蛛と嘘
▲2005年11月16日:水:子連れ運転手
▲2005年11月17日:木:どろろ?
▲2005年11月18日:金:ネットに戸は立てられない
▲2005年11月19日:土:トーク芸人
▲2005年11月20日:日:それは失礼
  2005年11月11日(金)転落市場
    楽天の社長・ミッキータニがえらく評判悪いっす。
    ま、自分的にはここの処、ちゃんとニュースを追える状況でなかったので、どういうタイミングで話が転がっていったのか、イマイチ把握出来ていないんですが。

    でも「大きな勝負に出るけど結局いつも負けている堀江ライブドア」に対して、「裏工作で何かバックにでかい物いる三木谷楽天」ってあんまり応援したい要素がないヤツなのだ。とにかく三木谷は笑いどころが無い、かなり完全悪的キャラなので、見てて辛い。
    去年の夏以前から三木谷に関してはあんまりいい話は聞かない。

    夏にホークスが売りに出ると噂された時には「今時、野球も無いでしょ、それ以前に昔から自分は野球は興味ない」と蹴ったクセに、堀江が球団を新たに作りたいと申し出た途端に財界や西武などに手をまわし横取りしたような状態。
    しかも最初は「大坂か長野に作りたい」とその地方自治体の知事に会いにいっていたのに、堀江が「仙台に作りたい」と計画を公表した翌日、さっそく仙台へ出かけ「実は仙台周辺に作りたいと前々から計画していたですよ」と昨日までの話は無かったかのようなコウモリぶり。
    どう考えても、あれは堀江の邪魔をして横取りすることが目的だったとしか思えないっす。

    で、蓋を開けてみればとんでもなく最下位を突っ走る球団、開幕してから1カ月ちょっとの5月末にはすでに「なんか野球チームの経営も飽きちゃった」みたいな事を延べていたそうで。
    で、創設したばっかりで色々な設備面やゴタゴタで大変で、チームのカラーも出来上がっていない状況で必死にチームを育てようとしていた田尾監督も「あんた優勝できないじゃん」とあっさりとクビにしちゃうって…。読売のナベツネよりダメな経営者だな。
    新設の球団の様子は少なくとも2・3年見なくちゃダメって気がするのだが。(経過よりその場その場の儲けにしか興味がないんだろうけど)

    今回の対TBSの件も、なんか堀江の二番煎じ、というか堀江の失敗を学習して「俺ならこうやって成功するぜ」的な感じがちらついてイヤンですな。
    どうもこの人には、金儲けや乗っ取る事は大好きだけど、その先の経営は興味ないみたいでやんす。

    ま、それが見事にも株価に影響して、現在、楽天の株は下がる一方。
    ついでに楽天の顧客データを勝手に持ち出し悪用していた元幹部社員も逮捕されているし、ダメじゃん。
  2005年11月12日(土)雑記が追いつかない
    日々簡単なメモをして、後で徐々に文章を書いて雑記をまとめているんですが、なかなか精神統一が出来ず、長文を書くことが困難な日々。

    ある程度までまとまった処で更新しようと思って居るんですが「あと5日分を書けば」と言うところまで来ておいて、気が付いたらそこから1週間経過。みたいな状態が続いている。
    書いている内容がすっかり古くなってしまうのだ。
    今さら、選挙の後に岡田代表がとか書かれてもどうせいっちゅ〜んじゃいて感じ。

    ま、この雑記はまだ何十年も続けていきたいと思っているので、現時点で中途半端に古いネタでも10年後20年後に読んだときに「こんな事あったのか」と振り返る事が出来るネタって事でいいか。

  2005年11月13日(日)裸のロリーズ
    愛媛県のスポーツ少年団バスケットチームの監督が小学6年女子にわいせつ行為をしていたとの事で逮捕された。
    なんでも8月に小学6年女子を学校の放送室に連れ込んでズボンとパンツを脱がせてわいせつ行為を働いたってことなんだけど、それが発覚したのが、バスケットボールの指導と称して8人の小学生女子が裸でランニングされられるなどの体罰を受けたと言うことで、心的外傷後ストレス障害(いわゆるPTSD)って事で診断されたためらしい。

    この裸ランニングが問題になった後、監督を辞任していたんだけど、事情を警察が調べはじめたために、最初に書いた「放送室に連れ込み…」という事が表面化してきたって事なのだ。
    しかし、体罰として裸でランニングねえ。確かにそんな事されちゃ「もう二度とこんな事は嫌だから頑張らなくちゃ」とか思うかも… って思わないよ。別に義務でも無いんだから、自分だったら「もう嫌っす、もう辞めちゃうっす」とチームを脱退しちゃうのだ。

    年齢は47歳って事で、そう考えるとその人の学生時代の体育の教育方針は「どこから斬っても体罰」「根性こそが全て」「努力すれば何でも成し遂げる事が出来る」「負けたヤツは死ね」みたいな根性論バリバリの世界だったとは思うんだけど。
    でも、放送室の件を聞くと体罰じゃなく「趣味」だと思うけどね。

    実は自分の通っていた小学校でもかつてニュースになった体罰教師がいた。
    自分はもう卒業して高校に通っていた頃で、その先生とは全然面識はないんだけど、授業で忘れ物したんだか、宿題をやってこなかったんだか、そんな児童が罰として1時間下半身すっぽんぽんで授業を受けさせられた。て事が、体罰を受けた児童が親に泣きながら訴えた事で発覚(たしか小2年生だかの担任)。
    逮捕までいったかどうかは知らないけれど、新聞やTVのニュースネタになったぐらいだから懲戒免職は免れないと思う。

    ふと思い出したけど、昔読んだ忍者ものの小説で、女忍者(くの一)が「精神を研ぎ澄ますために一糸まとわぬ姿で特訓」という、なんやらエロ設定の物があったんだけど(作者忘れた)、まさかそれを実践したとか…。
  2005年11月14日(月)中島らも
    中島らも「ロッキンフォーエヴァー」
    詩集&LIVE DVDのセット物なんすけど、いやぁ中島さんたら音楽はテクではなくやはり「味」ですな。

    白夜書房から出たんだけど、この手の物は出た時に買っておかないともう二度と手には入らないかもしれないのだ。とりあえず、中島らもに関しては去年亡くなって、その後追悼&便乗「中島らもフェア」って感じが各出版社にあって、単行本の権利を持っている出版社は再発か、文庫化って状態でかなり色々な物が出版された。
    基本的に自分はエッセイストとしての中島らもが好きで、小説は「まあまあ」ぐらいで、音楽や演劇など方面は「さっぱり」な状態でした。

    ま、こうやって3800円なりのセットを購入した事によって、遺族に何らかの印税が入って生活の足しになればと思っています。
    ま、DVDも17曲入り(本編59分、得点映像40分)で詩集はハードカバー&箱入りなんで値段的にはムチャ安いんですが。

    中島らもはエッセイストとしては、月刊宝島に連載されていた「啓蒙かまぼこ通信」時代からのお付き合いなんですが、音楽もジワジワといいですなぁ 毎日聞きたいタイプの音楽ではないすけど。
    中島らもの超初期映像としては手塚眞の「星くず兄弟の伝説(1985)」があります。
    その主役・戸川京子は自殺してしまい(2002.7.18死去)、中に出てくるギャング・景山民夫は火災で焼死(自殺という説もある・1998.1.26死去)、さらにギャングを演じていたのが中島らもで、自宅階段より転落で死去(2004.7.26死去)。ギャング三人組で残り一人は高田文夫なので、気を付けるように。

    でも、作家や音楽家は死去しても、いつまでも死を感じさせず、作り出した作品と共に永遠にそこに漂って生き続けているような気がする。
    世の中に作品というD.N.Aを残して、未来永劫、その遺伝子が次世代のクリエイターに引き継がれながら続いていくのだなぁと、まさか数年後に自分が死ぬとは思っていない中島らものLIVE映像を見ながら考えてしまうのだ。

    P.S.
    コネを最大限に使い大好きな本上まなみとトークショーで逢い、その場で即興詩を書き、それにメロディをつけた「HONJO」という曲も収録されている。
    かなり恥ずかしいぐらいのラブソングだが、そのトークショーの1週間後に本上が結婚してしまい「バカヤロー」とつぶやきながら歌う中島らもは可愛い。
  2005年11月15日(火)鳥と蜘蛛と嘘
    鳥インフルエンザが万延する恐怖が中国を襲っている!と日本では報道されているんだけど、ニュースでは鳥料理専門店で美味しそうに食べている中国人がインタビューされていた。
    「今、騒がれている鳥インフルエンザ、怖くないんですか?」「えぇ大丈夫でしょ、だってこの店は政府が合格点を出した鳥が使われているんだから」と平然と答える中国の方々。
    その店内は大盛況だったのだが、中国の人ってある意味純朴で「政府がOK」なので疑わずガツガツなんですな。
    ま、その純朴さが政府に利用され思想教育を・・・・って逆に思想教育されているから純朴なのか。

    スパイダーマンがついにDVD発売!
    って「スパイダーマンのDVDなんて普通に出てるじゃん」とか思っている人は甘い。
    70年代に日本で制作された特撮番組の「スパイダーマン」なのだ。ちゃんとアメリカのマーベルから権利を買って特撮ヒーロー物として制作したもの。
    同時進行のコミック版は池上遼一がやっている(これが実に暗い、ずっと主人公が悩んでいるだけの漫画で、ヒーロー物としての清々しさ皆無)。
    で、この日本版(東映)スパイダーマンは自分も見たことないんだけど、前々から「とんでもない作品」という噂は聞いていた。

    日本のその手の物として毎週新しい悪が出てきてそれを倒すという繰り返しになるんですが、人間と同じサイズの敵では迫力が出ないってことで怪獣サイズの敵が出てきます。
    じゃスパイダーマンが巨大化するのか?というと、マーベルとの契約か何かでそこまでの仕様変更は出来なかったそうで、当時マジンガーZとかが流行っていたので、スパイダーマンが巨大ロボットを操縦して敵を倒すという、クモ人間の必要性ないじゃんという物らしいです。
    ちなみに、最近の戦隊物なんかも最後は巨大ロボットを操縦して… というパターンが多いですが、それの元祖がスパイダーマンらしいです。

    ヤフーそっくりのサイトを制作し、そこでデタラメなニュースを発信していた男が逮捕された。
    事件自体は1カ月前の10月18日に起こったんだけど、ヤフーのアイコンなどを全部流用してそっくりページを造り、そこに共同通信の記事として「中国軍 沖縄に侵攻:アメリカ国防総省は18日未明、中国から沖縄に中国軍が侵攻したことを発表した」などと、シャレにならないニセ記事を掲載していたという。
    これがヤフーに報告され「ニュースサイトの信用を損ねる行為」&「著作権法違反」ってことで警視庁へ告訴した物なのだ。

    犯人は長崎市浜口町の無職(30)でインターネットの掲示板に書き込みをして、それに反応して書き込みがあるのがうれしかった。人の注目をひきたいという幼稚な動機で反省している。共同通信やヤフーには全く恨みはない」と毎日新聞に答えている。
    犯人特定は即座に行われ数日後にその30歳男性が自宅のパソコンから配信したことが判明している。未だに、ネットは匿名なので誰が何をやったか解らないとでも考えていたんでしょうかね?

    その記事は10月18日午後4時26分〜19日午後1時13分の19時間ネット上にあり、6万6884件のアクセスがあったらしい。
    ま、いきなりネット上にポツンと登場したアドレスにいきなりそんな人数が訪れるハズがないので、2ちゃんねる辺りに「とんでもない事件が起こったぞ!戦争が始まった」などとここへ引導する書き込みがあり、騒ぎが広まったんだと思う。もちろん、最初の騒ぎを起こす書き込みは本人でしょうが。

    この逮捕劇に対して一部では「パロディという表現手段を押さえ込む悪質な逮捕」と考えている人もいるみたいですが、基本的にパロディとは「パロディをやっている」という閲覧者の認識がなければ成り立たない物。上記の場合は、偽造でしかない。
    もう5年ぐらい前、Yahooがネット検索で大きくなった時に「嘘ニュースを流す」パロディサイトがすでに誕生していた。
    でもそのサイトに使われているアイコンなどはすべてイマイチ違う物になっていて、タイトルもよく見ると「Yahoo」ではなく「Ahooo」だった。

    パロディは基本的に相手を笑わせてナンボだと思うのだ(社会的批判も有りですが)
  2005年11月16日(水)子連れ運転手
    東武鉄道の運転手が運転室に長男(3)を入れたまま1駅区間を走ったとして先日から問題になっていた。
    春に起こった電車事故や色々なことが絡み「こりゃイカン」との鉄道会社側の判断で15日にその運転手は懲戒解雇となったらしい。

    事情は普通電車を運転中、途中駅から彼の妻が長男(3)と長女(2)を連れて乗り込んできた。
    パパが運転しているので当然のように先頭車両に乗ってパパの仕事ぶりを… というのはありがちな風景だったんだけど、長男が運転席のドアを叩いていたのでそれを注意しようとドアを開けた所中に入り込んでしまい、連れ出そうとしたら泣いてしゃがみ込んでしまった。それで仕方が無く次の駅までそのままで走った。との事。

    今回の懲戒免職に関して「厳しすぎる」とか「長男が将来事情を知ったら傷つく」など多くの電話やメールが鉄道会社に寄せられたらしい。(約2000件)
    確かに厳しいとは思うけれど、それが社則って物で定められているのならしょうがない事。それをここまでいいじゃん、こっからダメと線を引くことは出来ないのだから、社則に照らし合わせて… というのは至極まっとうな結論だとは思う。
    これはその運転席に子供がいても事故が起こらなかったから「厳しすぎる」と意見を言えているワケで、もし子供を運転席に入れていた事によって何等かの事故が起こったらどうすんの?

    もっとも今回「厳しすぎる」と抗議をした人は、もし何かが起こったら、やはり真っ先に抗議をするタイプの人なんだと思うけど。
    ニュース見ていきなり抗議電話しちゃうって段階でかなり激情型の「直接関係ない話にも深く関わっていくタイプ」の人だと思うので。
    もちろん、抗議電話の中には労組がらみの物も多々あるんだと思うけど。
  2005年11月17日(木) どろろ?
    手塚治虫の名作漫画「どろろ」がついに実写化!
    ま、障害を持って生まれた百鬼丸をどのように現代では描けるかってのは大きな課題だと思うけれど、百鬼丸役の「妻夫木聡」は良いとして、どろろ役に「柴咲コウ」って?
    どう頑張ってみても全然違う話になりそうな予感。

    ま、ここのところ名作漫画と呼ばれている古典漫画が次々と実写映画化され、その制作発表→メイキング→公開まで、ワイドショーでも取り上げる話題になって、公開後は誰も口にしなくなるというパターンが続いているので、どうでしょうかね。
    キャシャーンとか、デビルマン辺りは、製作段階で大騒ぎ、公開された直後は「あれは無いだろ」との声が多数聴かれ、その後はいつのまにか上映期間終了。
    先日公開されたハズの鉄人28号あたりになると、悪評すら聞こえて来ない。あまりの静かさに「公開中止になった?」って感じもしちゃうのだ。

    ちなみに、「どろろ」て漫画は他の漫画家にすぐ対抗心を燃やしてしまう手塚治虫が「白土三平の時代劇がヒットしている?」と言うことで、それに対抗して書き始めた作品。
    ということを踏まえて読み返すと、どろろってサスケにキャラ被っているんだよねぇ。

    手塚は「パイオニア」とか言われているけど、実際の所、映画で流行った物をいち早く作品に取り入れて… という、インスパイヤの達人でもある。
    初期は、思いっきり「メトロポリス」とか映画のまんまのタイトルで人造人間が登場する漫画とか書いてました(内容はオリジナルに近いですが)。その為に、ディズニー映画バンビを見て感動し、子鹿が主役の「バンビ」とか書いて、その後再版できない状態の漫画もいくつか存在します。(去年、ディズニーとの和解でかなり高い値段で再版された)

    ちなみに「どろろ」とは手塚の子供時代の友人が舌たらずで「どろぼう」と言えず「どろろ」と発音していた事から「どろぼう」の意味。
  2005年11月18日(金)ネットに戸は立てられない
    最近、ニュースを騒がせている「化学マニアの女子高生が母親に毒物を飲ませ続け、観察日記を付けていた」という例の奴。

    あれの事件は、静岡県伊豆の国市(いずのくにし)で起こったんだけれど、この「伊豆の国市」って名前、凄く聞き慣れない地名だと思う。とりあえず「伊豆」という単語が入っているので、あの辺りなんだろうなと分かる人もいるでしょうが、自分的にもすぐ近くなんだけどピンと来ない。
    というのも、この市は近年の市町村合併で誕生したごくごく歴史の浅い名前だからです。

    でもなんか「伊豆の国市」って名前は収まりが悪いよなぁと感じます。もっと伊豆を強調するのならストレートにやればいいのに、なぜこんな変な名前になったのかと言うと、実はすでに「伊豆市」があるからなのです。それも近年の市町村合併で出来た新しい市の名前として。
    最近の市町村合併によって、伊豆の中に細かく存在していた町村が2つの大きな市として生まれ変わる事になったのですが、どっちの地域も「わしらの所に伊豆の名称を使いたい」と譲らずに、先に市町村合併が決まっていた地域が「伊豆市」と付けてしまったワケです。
    で、後発となった地域も引き下がる事が出来ず、かなり変な「伊豆の国市」という地名を考案して付けてしまったのです。
    「北伊豆市・南伊豆市」じゃ、ダメだったんですかね。(伊豆の国市の方が北)

    で、昔なら地名が細かかったので今回みたいな事件が起こると「あの辺」と即座に分かるんですが、伊豆の国市では範囲が広すぎて、近くの事件でも遠く感じてしまう。

    てな事を考えていたら、高校1年生ということで、知人の娘(高校1年)の同級生が「同じ中学だったよ」と情報が流れてきて、さらに別の時に我が家の母親のいとこがふと立ち寄った時に「あぁあれね、あの子は○○○の○○さんち子だよ、薬を販売しちゃったのは○○薬局だね」などと、情報ダダ漏れ。
    地域の事件ってそんな物なんですね。犯罪を犯した少年が社会復帰しようとしても、元の場所に戻れないってのはよく分かりますな。

    それとは別に、中学辺りの卒業アルバムの写真&名前などがネット上にはもう流れているらしい。別にそれを追いかけようとは全然思わないけれど、今やマジに隠蔽ってのは出来なくなってしまったんですな。
    元同級生の中に1人でもそんな奴がいれば、あっという間に…

    ほかの事件でも、事件を起こした人物の写真ってことで犯人はすでに30歳ぐらいなのになぜかワイドショーでは高校時代のアルバムからの写真しか出てこない。ってのも結局、TV局にそれを提供するヤツが存在するからなんだろうなぁ(とうぜん無償ではないと思うし)。
    個人のスナップ写真だと「誰が提供した」ってのがバレやすいし。

  2005年11月19日(土)トーク芸人
    以前お笑い関係のWeb文章を読んでいた時「ネタはそこそこ面白いのにトークが面白くない芸人はクズ」みたいな事が書かれていた。

    ま、今の風潮のライトなトーク番組が主流のTVではそういう事になってしまうんだろうなぁ。 お笑い番組と冠をつけているのに、その実態はワサワサと有象無象タレントを集めて、ワイワイ楽しく無秩序な雑談をしているだけの番組が多い。多いって事はそれが視聴者には評判いいって事なんだろうし、結局そういう番組で目立つことが出来る人が「面白い」とか思われるんだと思う。
    それはそれでいいけど、しっかりと構築した芸を「芸」として見せてくれる芸人が個人的には好きだし「THE 芸人」って感じなのだ。

    トークといえば、各局でトーク番組を持っている明石家さんまが視聴率とか露出度ではトップなんだと思うけれど、個人的には「なんかそ〜んなに突出して面白いってワケではないなぁ」と思ってしまうわけで。
    さんまに関しては「何も無い所からあれだけの話題を引き出すのは凄い」という評価があるんだけど、自分は典型的なA型なのかもしれないけれど「準備無しでトークに挑む」ってのが時々「そりゃないでしょ」と思う時がある。
    (つづく)
  2005年11月20日(日)それは失礼
    今まで一番「そりゃないでしょ」と思ったのが、さんまのまんまに八千草薫が出演した際の会話。

    さんまが「失礼でっけど、八千草さんって結婚は?」と聞いた時に、え?と思ったのだ。そこまで出演者の事を知らずに番組に挑んでいるのか… と。てぇ事は八千草薫の旦那があの人で、みたいなのも知らないって事なのだなぁと思った。が、そんなのは序の口だとその直後に知らされたのだ。
    八千草「ええ、しておりますが」
    さんま「八千草さんの旦那さんってどんな方なんですか」
    八千草「谷口千吉と申します」
    さんま「何やってる人なんですか?」
    と、この段階で愕然としちゃいましたがな。八千草薫が結婚しているとか、相手の名前を知らないどころか、谷口千吉のこと自体をまったく知らないって…。

    確かに谷口千吉は60年代で映画監督としての仕事を最後(正しくは1971年に万博の公式記録映画を撮影編集監督している)にしてるけど、日本映画の歴史の中では有名な監督だと思うんですが。
    その時点でもさんまは「凄く失礼な事を言っている」というのにも全然気づいてなくて「映画監督をしておりました」との答えに「へぇそんなんや」で話は広がりをみせずに終わり。

    前もって相手のことを準備として勉強しておくとトークの新鮮みが無くなって面白くなくなるとか考えている人もいるらしいんだけど、それぐらいは最低限のことだと思うのだ。
    有名なスポーツ選手とかをゲストに呼んで「失礼でっけど、アンタ何をやっている人?」とか聴いてしまうのと大差ないと思ってしまう。

    逆に有名作家などの中にはインタビュー前に自分の著作の内容や公式に発表している諸々をインタビューアが知識として仕入れていないと、いきなり「そんな事も知らないのか!」と怒り出す場合もあるらしい。

    ま、片山さつきの場合みたいに、インタビュアーがTV用に視聴者に向けて初歩的な質問をした時「そんな基本的な事も知らないの?私が誰だと思っているのよ、なんで私がそんな初歩的な問題に答えなくちゃいけないのよ、もうちょっと勉強してから来てよ」みたいな事を言ったりする人もいますが。
    あれはテレビを見ている人に、その道のプロが解りやすく説明してくれるんじゃないかと質問したんだと思うんだけど。


     


ひねもす雑記