知泉的:語源&由来辞典
阿漕(あこぎ)
・悪質で強引なさま。

【語源】
三重県津市『阿漕ヶ浦(あこぎがうら)』に由来。かつてこの海域は伊勢神宮に供える魚の漁場だったために一般には禁猟区だったが、密漁が行われていたことから作られた語。伝説では「阿漕の平次」と呼ばれる人物だとされる。

【memo】
■平安時代の類題和歌集『古今和歌六帖』に「逢うことを阿漕の島に引く鯛(網)のたび重ならば人も知りなむ」と書かれ、さらに鎌倉時代『源平衰退記』では「度重なること」の意味として「阿漕」が使われている。

あああ
  



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【関連項目】







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