知泉的:語源&由来辞典
鮎(あゆ)
・キュウリウオ目アユ科(サケ目アユ科)の淡水魚。
・秋に川で生まれた稚魚は海へ下り、春に川を遡上してくる。

【語源&由来】
(1)秋に川上で多く産卵され海へ下っていく姿から「こぼれ落ちる/滴り落ちる」という意味「零る(あゆる)」に由来するとされる。
この説を否定する意見もあり、アユという言葉に上手に説がハマっただけとも言われる。
(2)動きが早いことからアイヌの言葉で「矢」を意味する「アイ(ay)」が転じたものという説。

【漢字】
『鮎』という漢字の由来は2つある。
(1)神功皇后がアユを釣って征韓の戦いを占ったことから考案されたという説。
(2)アユは縄張り意識が強いために「占領する魚」「独占する魚」の意味で考案されたという説。
ただし「鮎」という漢字は中国ではナマズを「粘りつく(占る)」魚という意味で使っている。これに関して、鮎という漢字が日本に伝えられた時に誤用でアユの意味になったという説と、偶然国字として日本で作られたという説がある。
それ以外に、キュウリのような香りがあるために「香魚」と書かれる場合、一年魚のために「年魚」とも書かれることもある。

あああ
  



あああ
【関連項目】







前のページに戻るトップページへ