知泉的:語源&由来辞典
粗探し(あらさがし)
・人などの悪い所をことさら見つけ出し指摘すること。

【語源&由来】
「雑な部分を見つけることから「荒探し」と思われがちで、漢字表記も「粗探し」なのだが、これは当て字。
ここでいう「あら」とは魚の骨周辺にこびりついている肉を意味している。
骨周辺の肉が離れてしまった状態を「あら骨」といい、それの略語が「あら」。
それが転じて「旨味の残っていない状態=残り物」ということから「欠点:落ち度」などの意味になり、そこをワザワザ探し出すことを「あら探し」と呼ぶようになった。

【メモ】
江戸川柳に『女同士どこかしら あらを見出し合ひ』とある。
女性は同性の長所を褒めることより欠点を探し出すことが多いことからの川柳。

あああ
  



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【関連項目】







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