知泉的:語源&由来辞典
駅伝(えきでん)
・長距離を走るリレー競技。
・正月に開催される「箱根駅伝」が有名。

【語源&由来】
1917年(大正6年)に日本初の駅伝「東京奠都(てんと)五十年奉祝東海道五十三次駅伝競走」が読売新聞の主宰で開催された時に考案された。
考案したのは神宮皇學館の武田千代三郎。
江戸時代、東海道五十三次で行われた伝馬制がもととなっている。
当時は街道の宿場ごとに「駅馬」が用意されており、武士などの公用以外に飛脚の代わりに荷物などの運搬にも使われた。
この駅馬制度をヒントに「駅伝」という単語が考案されたと言われている。

【memo】
■大正6年「東京奠都(てんと)五十年奉祝東海道五十三次駅伝競走」は、東軍・西軍の2チーム・各23人が京都・三条大橋から東京・不忍池までの508kmを真夜中も休憩無しに3日かけて走破する駅伝。その時の記録は45時間34分で、東軍が優勝。
■優勝した東軍のアンカー金栗四三(かなぐり・しそう)はその後、日本人初のオリンピック・マラソンランナーとなっており、3年後「箱根駅伝」を提案した人物。
■現在箱根駅伝最優秀選手には「金栗四三賞」が与えられている。

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【関連項目】
★箱根
★東海道





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