【語源&由来】
「カストリ」とは酒を取ったしぼり粕をもう一度蒸留したアルコールで「カスを絞り取った酒」という意味で、アルコール度数が足りない所を工業用のメチルアルコールを混ぜるなどした粗悪な酒。
運が悪いと失明したり命を落とすこともあった。
とにかくアルコールだったら何でもいいと考えられ度数も高かったので、三合程度飲めば飲みつぶれるようなものだった。
物資が不足した時代だが、出版が自由化されたことでろくに考えもなくどぎつい内容の雑誌が多く、資金的な問題もあって3号まで発行して潰れるような出版社がほとんどだったことから「三号でつぶれる」を引っかけ、カストリ雑誌と呼ばれた。
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