知泉的:語源&由来辞典
楽屋(がくや)
・劇場など出演者が準備したり休憩する小部屋。控え室。

【語源&由来】
本体は、雅楽で楽人が演奏する所で「樂之屋(がくのや)」といったもの。
平安時代末期に書かれた『年中行事絵巻』などでは、現在のオペラなどのオーケストラボックスのように区切られた場所が与えられて、そこで演奏している姿が描かれている。
そこは演奏するだけでなく、舞人が装束を着替えたり休憩する場所としても使われ、略称として「楽屋」と呼ばれていた。
それが室町時代などの能楽では舞台上で演奏もするようになり、楽屋の用途が着替えたりをするだけになり、現在のような控え室へと変化していった。

【メモ】
芸人が仲間内の話題で笑いを取ることを「楽屋落ち」と呼ぶ。
本来は芸のない人がやるものとして馬鹿にされていたが、現在は仲間内の話題だけの芸人も成り立っている。

あああ
  



あああ
【関連項目】







前のページに戻るトップページへ