知泉的:語源&由来辞典
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ギザギザ
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・ノコギリの歯のような形状、模様が続いてる様。漢字で書くと刻々。
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【語源&由来】
「刻む(キザ-む)」を重ねた言葉。
江戸時代・享保四年(1719年)に近松門左衛門が書いた浄瑠璃『傾城酒呑童子』に例が見られることから、江戸時代中期には定着していたと思われる。
この時代は「きざきざ」と呼び、細かく切り刻んだ状態を指していたが、次第に切り刻むための道具の形状などを指すようになり、明治期に濁音化して「ギザギザ」となった。
夏目漱石『虞美人草』の中にも「ギザギザ」の用例がある。
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【メモ】
別の説では、明治期に硬貨を作る際に縁に刻みを入れる時に該当する言葉が無かったために、布を縫い縮めたヒダを表す英語「ギャザー(gather)」から、硬貨の縁をギャザと呼ぶようになって、そこからギザギザという言葉が誕生したと言われている。
しかしこの説は信憑性がないので(それ以前に日本語の刻刻が存在していた)、雑学本などで考案されたガセネタだと考えられている。
あああ |
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【関連項目】
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