【語源&由来】
鯉(こい)の古名は「こひ」で、語源は諸説あり特定されていない。
(1)口許に小さな髭があるので「小髭(こひげ)」
(2)エサを欲する時の貪欲な姿から「乞ひ(こひ)」
(3)雌雄相恋して離れないことから「恋(こひ)」
(4)味が良く人がそれを求め「恋い慕う(こひしたう)」
(5)姿形が小さいことから「小平(こひら)」
(6)姿が美しいことから「甲美(こび)」
(7)身が肥えていることから「肥え(こえ)」
(8)他の魚に勝る味「越え(こえ)」
他によく語られるエピソードもある。
(9)景行天皇が美濃国に行幸をした際に、弟媛(とえ)という美女に一目惚れをしたが、彼女はそれに靡かずに竹林に隠れてしまった。
景行天皇は様々な策を巡らせたが一向に姿を現さない。そこで、池に立派な鯉を放って泳がせた処、その鯉を見ようと姿を現したので、景行天皇はそれを逃さず捕まえたという(拉致?)。
そこで恋を取り持ったので「鯉」と呼ばれるようになった、という伝説。
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