知泉的:語源&由来辞典
こんにゃく(蒟蒻)
・サトイモ科の多年草。球茎を使ってつくる加工品も。

【語源&由来】
奈良時代に薬用植物として中国から伝来し、もともと漢語で蒟蒻と書かれていたものがそのまま伝えられた。
古くは「コニャク」と呼ばれていたらしく、平安時代の本草書『本草和名』では「古爾也久(こにやく)」、同じく平安時代に書かれた『和名抄』では「古迩夜久(こにやく)」となっている。
鎌倉・室町時代あたりで「こんにゃく」の名に変化した物と考えられている。

【メモ】
『本草和名』にある記述が、日本に於けるコンニャクの最も古い文献とされ「其の根は白く、灰汁をもって煮れば、すなわち凝成す」と、根から現在も食べられているぷるんぷるんしたコンニャクの作り方が記されている。
コンニャクの学名は「アモルフォルス・コンヤク」といって「変わった形の陰茎」という意味。日本では花が咲く前に球根を収穫してしまうため、ほとんど見ることができないコンニャクの花の事を意味している。

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【関連項目】





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