知泉的:語源&由来辞典
グルジア(Gruziya)→ジョージア(Georgia)
・ソビエト連邦共和国のひとつで、1991年に独立した。
・2015年4月までグルジアと呼ばれていたが現在はジョージアとなった。

【語源】
前10世紀頃にコルヒ人が住む土地として「コルヒダ」と称したギリシア植民地だった。前3世紀頃に「イベリア国」が建国され、その東部地域を「グルズ(Gruz)」と呼び始めた。その語義は不明。
ロシアがこの地を占拠してソビエト連邦に組み込んだ時に、その周辺を「グルジア」と命名。
1989年にソ連が崩壊し、1991年に「グルジア」が独立した。
その後「グルジア」はロシア語の読み方だという批判が国内からわき上がり、それを英語読みした「ジョージア」に改名。
日本は貿易商などは早くからジョージアと呼んでいたが、2015年4月に日本政府がジョージアと呼ぶ事に決定した。

【memo】
■ビートルズ「Back in the U.S.S.R」の中ではアメリカ国内のジョージアと同名のソビエト連邦のジョージアが引っかけで語られてる。
アメリカのジョージア州を歌った「我が心のジョージア(Georgia's always on my mind.)」という歌詞がそのまま出てくるが、ここではソビエト連邦のジョージア(グルジヤ)を意味している。
日本語訳では「モスクワの女に”我が心のジョージア”を歌いたくなる」と訳されることが多いけど、実際には「モスクワの女に”オレのふるさとはグルジアだぜ”って歌ってやるんだ」という意味になる。 ■スペルから見ると(Gruziya)グルジヤだが、日本では発音しやすいグルジアとしていることが多い。

あああ
  

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【関連項目】







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