【語源】
スペインというのは英語式の国名で、正式国名1978年の憲法で定められておらず「エスパーニャ:Espana」「レイノ・デ・エスパーニャ:Reino de Espa?a」「エスタード・エスパニョール:Estado espanol」の3種類が一般的に使われている。
対外的には「エスパーニャ」が使われることが多く、江戸時代の日本では「イスパニア」と呼ばれていた。
(1)「エスパーニャ(Espana)」はフェニキア語で「ハイラックスの島」を意味する(i-shaphanim)に由来する説。ハイラックスはイワダヌキ目の動物で見た目がウサギのような小型の生き物。
(2)カルタゴ人が海岸地方に植民地を作った時、ウサギが多かったことから「兎:スパン(Szpan)」の国と呼んだことからという説。紀元前後にこの地方で使用された硬貨にはウサギが描かれているものが多い。
(3)バスク語で岸を意味する「エスパナ(ezpana)」に由来する説。
(4)古代ギリシア人が「西の国:ヘスペリア(Hesperia)」と呼んだという説。
など諸説あり定説がないが、雑学的にわかりやすい「ウサギの国」が一般的に有名。
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