知泉的:語源&由来辞典
せんろっぽん(千六本)
・大根やにんじんの切り方で、細く千切りにしたもの。

【語源&由来】
中国語で細かく刻むことを言う「繊蘿蔔(せんろふ)」が変化したものと考えられている。
「蘿蔔(ろふ)」とは大根の意味で、繊維のように細長く刻んだものが「繊蘿蔔」とよばれるものだった。
それが日本に入って来たあとで、言葉の印象から「千六本」へと変化したもの。

【メモ】
江戸時代前期、1650年に俳人・安原貞室がまとめた方言集『片言(かたこと)』の中では大根について書かれた部分で「ほそくきざみてうじたるを繊蘿蔔(せんろふ)と申すを、せろつぽんと云ふはいかが」と、繊蘿蔔を千六本と言うのはいかがなものかと批判的に書いている。

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【関連項目】





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