知泉的:語源&由来辞典
ゾウ(象)
・哺乳綱ゾウ目ゾウ科の総称。 ・陸生哺乳類の中で最大の生物。

【語源&由来】
中国名の「象(ゾウ/ザウ/ショウ)」に由来。
古名では「象(きさ)」というが、これは牙に木目の筋があったことから木目という意味の「[木雲](きさ)」と呼ばれていた。(正倉院の時代に象牙のみが渡来している)
地名として吉野に喜佐谷があるが、古くは「[木雲]谷」」。※[木雲]で1文字。
それとは別に中国では古く『象』という漢字が考案されています。この『象』という漢字はゾウの体型が元になって出来た象形文字。
そしてゾウはとにかく体が大きくて目立つことから、『象』という漢字は姿や形という意味合いがついた。
中国での『象』の読みはザウ・ショウで、漢字としては日本でも「ゾウ・ショウ」と読まれていた。
江戸時代、動物のゾウに関しては『象(さき)』という呼び方も多く見られるが、明治時代以降に「ゾウ」という読み方が一般的になっていく。

【メモ】
☆象が日本に来たという話では江戸時代、徳川吉宗に謁見した象は有名。
しかしそれ以前に室町4代将軍の足利義持の時代に献上品として来日した記録がある。
しかし、エサが大変だったので、将軍が見た後、各地をたらい回しにされ、最終的に朝鮮半島に渡った。
☆他には戦国時代に中国・明からキリシタン大名・大友宗麟に献上されたり、フィリピンから豊臣秀吉へ献上されたり、ベトナムから徳川家康に贈られた記録が残されています。

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【関連項目】







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