知泉的:語源&由来辞典
象牙の塔(ぞうげのとう)
・学者などが現実離れした態度で過ごす研究室などの閉鎖した社会を意味する。

【語源&由来】
フランス語「タワージヴォアール(tour d'ivoire)」の訳語。
19世紀、フランスの評論家サント・ブーブが、ロマン派の詩人ビニーの芸術至上主義を標榜する現実逃避的な創作態度を批判した言葉。
日本には、厨川白村(くりやがわはくそん)が1920年(大正九年)に出版した著書『象牙の塔を出て』でこの言葉が紹介されて、一般に広まった。
その言葉は芸術だけでなく、学者などの閉鎖した社会や、独自ルールで凝り固まった企業などをも意味する言葉となった。

【メモ】


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【関連項目】







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